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Date: Sun, 5 Nov 2000 00:27:31 +0900
From: "Takuma Izumi" <urtc@geocities.co.jp>
Subject: [trpg-xml:00206] サンプルシナリオ第 2 弾
To: <trpg-xml@trpg.net>
Message-Id: <000901c04673$c1b19d00$590c7ed3@a051371661>
X-Mail-Count: 00206
伊泉＠学祭休みスタートです。
休みだけれども掛け持ち部員はあちこちの準備に忙しいのです。
新たなサンプルシナリオ「雨上がり」をアップしてみました。
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5985/essay/cleared_up.txt
名前から分かるとおりTRPG.NETさんの「千字シナリオ」から
寺田大典氏の作品「雨上がり」をいただきました。
「あれ、前のサンプルダンジョンはどしたの？」とつっこまれる前に
理由を3つ。
1.ダンジョンシナリオは退屈だ
初心者マスターにとって「部屋とモンスターだけ」という構造が
（お、Dungeon&Dragonsってことだね）扱いやすいということは
それだけ単純であるということです。当然XML的には同じ構文が
繰り返されるわけで、具体的には「部屋とモンスターだけ」のタグに
なってしまうわけですね。で、手直ししようとすると退屈で（笑）。
「つまりシナリオDTDを作成するに当たって参考になるのは
いろいろなファクタ（要素）がでてくるシティ・アドベンチャーの方だな」
と気がついたのは「雨上がり」をマークアップし終えてからでした（苦笑）。
2.原案があることをDCで表記したい
シナリオの書誌学的情報はDoblinCoreで記述してみようということで、
そういった情報が豊富な方がいろいろ勉強にもなると考えました。
「原作が既に公表されており、それに手を加えたということを表す」
のをDCでやってみました。
3.シナリオ作成者である寺田氏を引きずり出そう（笑）
ご本人から感想をいただけたら感激モノです。
ちなみに今回のマークアップでは<分岐条件>を使ってみました。
正直、分岐をうまく表すことができないのが大変で、かなり悩みましたが、
とにかく分岐がないシナリオはTRPGのシナリオでなくなってしまいます（笑）。
がんばってつくってやっとできたのが一本道シナリオしか表せない
「吟遊詩人マスター用ツール」では泣きたくなっちゃいますよね。
分岐条件自体はなんだかプログラム言語のif文のようになってしまいました。
これが一番無難？
この分岐条件をうまく汎用化できればダンジョン内での部屋間の移動の
表現にも使えるのではと思うのですが。部屋の二つの扉はまさに
分岐ですよね。全部リンクタグをつかえばいいんですけど、もっと
スマートにしてみたかったので。
全然話違っちゃいますけど、実は昔、
「ダンジョンとシナリオを同じエンジンで自動生成できないか」
と考えていた時期があります（中坊の頃）。
シナリオとはダンジョンで、シーンはフロアを表し、
各々のイベントは部屋に当たるとすれば、
よくできたダンジョン生成エンジンはそのままシナリオ生成エンジンとして
使えるのではないかと思ったわけです（そのプログラムは誰がつくるか
まではちっとも考えていなかった）。
現在では「さすがにそれは汎化しすぎだろう」とは思いますが、
たまに頭の隅でちらつくことがあります（<条件分岐>と部屋間移動とかね）。
ま、ダンジョンのタグを拡大してシーンやイベントのタグにフィードバックしてみる
とか、
逆にダンジョンをシナリオのスケールダウンしたものと考えて
シナリオタグを再帰的に呼び出してダンジョンを記述するなんて方法も、
面白いアプローチかなぁと思う今日この頃です。
いいかげんシナリオDTDを記述してみたいのですが
構文をなかなか勉強しないのでできません＜ダメ人間
Relaxにも心揺れるし。XML Schemaまで待とうかとも
思ってるし（それは気が長すぎ）。
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May the Dice be with you.
ダイスがあなたとともにありますように。
IZUMI Takuma 伊泉卓馬
http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5985/
mailto:urtc@geocities.co.jp