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Date: Sat, 27 Nov 1999 04:26:58 +0900
From: 梶田晃一 <kajita@trpg.net>
Subject: [trpg-xml:00147] シーンの考え方
To: trpg-xml@trpg.net (送る用)
Message-Id: <199911261922.EAA29432@ns.trpg.net>
X-Mail-Count: 00147
梶田です。
今晩は、だいぶ日がたってしまいました。
まずは、シナリオの話。
> 今は技術論よりもシナリオの構造についての話を進めませんか?
>
> > ・シーンって言っている物は何か?
> > ・シーンを使わずに、シナリオを書くことは出きるのか?
> > ・シーン同士はどの様に絡み合っているのか?
> >
> >
> > って話もあるでしょうね。
>
> うん、こういう話。XML とは関係なく、市販シナリオやネット上で公開されている
> シナリオの構造や、普段 GM をする時にどういった構造でシナリオを作っているかを
> どんどん話し合っていけば良いんじゃないかなぁ。
では、こういう話はどうでしょうか?
近頃(というか会社に入ってからは特に)、仕事の解析方法や仕事で使われる
図表の書き方などがシナリオ作成に役に立つのではと思っています。
例えば、上のシーンがらみの話ですと
・連関図法
"原因"から"結果"に向けて矢印を引く。その原因の原因から原因に矢印を引き・・・
例:
【ゴブリンが以前の居住区を追われる】→ 【ゴブリンが村を襲う】→ 【冒険者達が・・・】
↑
【山際に新しい開拓者が村を作る】
・ガンチャート
日程や作業の進みを管理す為の線票
例:セッションの進み具合の予定表
2時 3時 4時 5時 6時
遭遇1.秘密の依頼 ──→
遭遇2.バーセクの町 ──→
遭遇3.下町のアイドル ──→
休憩 →
遭遇4.ケーアへ ──→
(これらの呼び方は色々在ると思います)
ほかにも、数多くのやり方が在ると思います。
この様なものがどれだけ役に立つかは、使い方しだいだと思いますが
「気づき」を引き出してくれると感じています。
ここまでだとあまりシーンの話らしくありませんが
> > ・シーン同士はどの様に絡み合っているのか?
などは最初の "連関図法" で考えると、
「何か原因シーンがあって、結果シーンというように流れている」
次の "ガンチャート" で考えると
「シーンが一定時間立てば順に流れている」
と見ることが出きると思います。
(例として同じ物を用意できていない為分かりづらいかもしれません)
こんな感じで、言葉(語句・文章)だけでシーンを表現し分析するよりも
図表を使用したほうが考えやすいと思いました。
(その為の勉強や、図表の作成、管理が面倒でもありますが)
> どうやら XSLT と XPath が 11/16 に正式に勧告となったようです。
>
> http://www.w3.org/TR/xslt
> http://www.w3.org/TR/xpath
>
> これで仕様変更に悩まされる事無く XSLT ファイルを作成できます(^^ゞ。と、いう
> わけで心置きなく翻訳作業をしてください。>梶田さん(笑)
花本さんも椙村さんもきっついよ。
xsltならINFOTERIAからドラフト時代の和訳が在りましたから、
何とかなるかもしれませんがそれも年明けぐらいからですかね。
それにしても正式勧告は嬉しいものですね。
月に1歩足を踏み出したって感じです。
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梶田晃一(KZ → KAH)
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