TRPG.NET > シナリオ > 千字 > 2001年 >
世間が世界的宗教の教祖誕生より千年の節目に騒がれる中、例年通り祭を執 り行おうとしている村に、祭りの様式を改めるろ、と主張する宣教師が来訪し、 PCたちは村と宣教師の仲裁を頼まれる。
来訪した宣教師が、千年紀の節目を祝して村の祭も新しい形式にするように、 と迫っている。村は賛否両論に分かれて紛糾しており、このままでは祭りを執 り行えない。
賛成派は、宣教師の提唱する派手な祭の方が好ましいから、というのが率直 な理由。
反対派は、保守的な者が多いが、祭で奉っている土地神を怒らせたくない、 というのが理由。
宣教師は強硬で、持論を下げることはなく、祭が例年通りに行われる、とい う結末は有り得ない。
宣教師は、新千年紀の訪れに合わせて、宗教的結界を広げるという密命を帯 びている。宣教師の提唱する祭は、この結界を張るための手段である。
しかし、実はこの土地には土地神が実在しており、宣教師の言い分を素直に 通して祭の様式を勝手に変え、彼女の不興を買うことになれば、この界隈は災 害に見舞われることになり、セッションは失敗となる。
PCが考えるだろう解決手段として下記のものがある。
上に上げた方法のそれぞれの障害としては、以下のようなものを用意できる。
今後もこの地で、祭が穏便に行われ続ける結末をむかえるのが最良。
途中、後々に何らかの禍根をのこすような事件が起こった場合、このパート でその解決を行うと良いだろう。
宣教師の役は、宗教関係者のPCに行わせても良いでしょう。