TRPG.NET > シナリオ > 千字 > 2001年 >
年末、本家から、本家の人間が病死してしまったため、PCを養子に迎えたい という申し出がある。伝統や格式を重視する家系で、PCがそれを知る頃には親 戚により全てを決められた後だった。受けるにしろ断るにしろ、本家に行かな ければいけない。
及びそれにつきそう(不自然でない程度の)親しい人物。
このPCは代々山奥の名家に仕えてきた。そのことに関してどのような感情を 持っていても構わない。しかし当面山奥の村では他に仕事も無いし、親戚など のしがらみもある。地元の地理や伝承に詳しい。
及びそれにつきそう(不自然でない程度の)親しい人物。
田舎の駅。分家のPCを従者のPCと執事が迎えに行く。面通し。地理と家の簡 単な説明。
館。館の人間と面通し。館の人々は基本的に善良であるが、閉鎖的。年配の 者は伝統を守ることに固執している。PCと同世代で外の世界に憧れる人間もい るが、しがらみとぼっちゃんじょうちゃん育ちで行動力がない。
館を調査。館に近い所に社を発見する。社は名家の守護神である神木を祭っ てある(宮司や巫女も一族から出ている)というが、PCが実際にその樹を見ると (普段人は近寄らない)、ぼろぼろでしかも嫌な気配がする。
館の図書館、聞きこみや地元知識により、神木が樹齢千年に達すること、代々 神木が名家を守ってきたこと、老いて力を失った神木は魔物の力を蓄える苗床 となることがあるなどのことが分かる。
夜悪夢を見る。
社でPCを名家の一員として迎え入れる儀式をしようとするが、そこに魔物が 乱入してパニックとなる。館に逃げ込むことになるが、更に大雪が降り、電話 線が切断されるなど山奥で孤立状態になる。館の人々はこの事態に混乱してパ ニックになる。PCはなんとかしてそれを収めなければいけない。
PCが人々をまとめる様子を見て、執事が突然神木の下に通じる地下道があり、 そこを通って神木の根を倒せば魔物は去って行くと言い出す。 (この執事はい つだって突然で、それ以前のシーンでも突然現れてPCに情報を与えたり突っ込 みを入れたりする。お助けキャラ)
館の地下から神木の根に至るダンジョンを攻略。何らかの方法で神木の根を 傷つけると、一緒に来ていた執事が苦しむ。彼こそが名家の人間を見守り続け ていた神木の霊であり、既に力の多くは失っており、魔物の苗床となってしまっ たのだという。心残りは残された名家の人々があまりにも頼りないことだが、 PCが来てくれたのでもう安心だと言う。
エンディング。