TRPG.NET > シナリオ > 千字 > 2000年 >
時はクリスマス。男性PCの一人に家族または恋人があり、彼女が今晩催す クリスマスパーティーには、PC全員が参加することになっている。
準備のためには家にいられると邪魔だという事で、追い出されたPCたちは とある慈善団体の活動に参加するで、隙をつぶすことにした。
★マスターはPCの奥さん(または恋人)を演じ、パーティーの開催から慈善団体 への参加まで、クリスマス当日になしくずし的に決定してしまいましょう。
慈善団体の催しというのは、サンタクロースに扮した参加者が、家々を回っ てプレゼントを配るという物だった。既に第一陣は着替えて出発しており、PC は第二陣として、予定では後回しになっていた地区を回ることした。そしてサ ンタの扮装をしようとして、更衣室で変死体を発見する。
死体は新しく、人間業とは思えない手段で殺されていた。慈善団体の責任者 の証言から、先ほど出発したうちの一人だと判明する。ところが、サンタの扮 装をした人間の数は減ってはいなかったという証言も同時に出る。
PCは、サンタ役を殺して擦り変わった魔物を見つけ出すために、急いでサン タたちの追跡を行うことになる。慈善団体の団員の名簿と、彼らの担当区域の 情報は、事務員に問い合わせることで資料をもらうことが出来る。問題の事務 員は事件にことさらショックを受けている様子を見せたあと、PCたちに興味を 持ったのか、いろいろと聞き出そうとする。彼との会話を終えた後、PC達はサ ンタ達の追跡を開始する。
★サンタに化けた魔物を発見して対処するまでの行動を、PC達が参加を約束し ているパーティーが始まるまでに完了するよう、せっついてあげて下さい。
魔物をどうにか出来たことを慈善団体の責任者に伝えると、いくらかの報酬 といっしょに、おみやげに好適なプレゼントをいくつか渡してくれる。それを 持って、パーティー会場に急いだPCは、そこが何者かに襲撃されているのを発 見する。
犯人は慈善団体の事務員であった。彼は召喚した魔物を利用してある計画を 実行しようとしたのだが、事件の発覚が予想以上に早かったために失敗を確信 し、PC達に逆恨みをして後先考えない行動に走ったのであった。
★彼との戦闘でこのシナリオは終わりますが、パーティーの主催者である女性 の安否は、私の知るところではありません。