千字シナリオ:迷子のトナカイ
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- 題名
- 迷子のトナカイ
- 作成者
- 銅大
概要
ロマノフ社の作成した新型の多脚戦闘メカ(インセクター)『タランダス』(トナカイ)を運搬中のコンボイがバンデットの襲撃を受け、タランダスは行方不明になった。実はタランダスには実験用のB級AIが搭載されていて、攻撃を受けたため勝手に起動して逃げてしまったのである。
この情報を入手したのは2人のハンター・ブローカーだった。行方不明になった企業の新兵器を無傷で入手すれば大金を得られると踏んだ2人は、それぞれが別々のハンター・チームに仕事を依頼した。1つはPCのチーム。もう1つは赤髭(バルバロッサ)という名前のチームだった。
展開
シナリオは3つのパートで構成される。
パート1)情報収集
このパートで、PCは幾つかの情報を得られる。
- 捜索すべき対象はロマノフ社の新型インセクターである。(名前、武装、搭載AIなど)
- 自分たちの他に、行方不明になったインセクターを探しているハンター・チームがいる。(バルバロッサの構成、能力、武装など)
- インセクターは輸送途中にバンデットの襲撃を受け、企業側は、既にインセクターが失われていると考えている。(襲撃地点、バンデットの構成、周辺の衛星監視情報など)
パート2)捜索
このパートで、PCは荒野においてタランダスの足跡を追うことになる。
- 近隣のタウンで聞き込みを行う。(目撃情報、距離と方角、移動速度など)
- バンデットの偵察部隊を捕らえる/襲撃を受ける。(戦闘、あるいは交渉の発生。目撃情報を得られる可能性も)
- もう一つのハンター・チームとの遭遇。(戦闘、あるいは妨害の発生。逆にこちらから妨害を仕掛けることもできる)
- 天災、あるいはミュータントとの遭遇。(戦闘、あるいは行動の遅延の発生など)
タランダスを発見することができれば、パート2は終了である。PCのチームが手間取るようなことがあれば、バルバロッサ・チームが先にタランダスを捕獲する可能性もある。
パート3)捕獲
このパートで、PCはタランダスの捕獲を行う。
- 捕獲作戦の計画立案。
- 捕獲作戦の実行。(罠や内部への侵入、通信機能をオンにすることでのハッキングなど)
- バルバロッサ・チームによる捕獲の妨害/PCチームによる捕獲の妨害
- 捕獲後の運搬、ブローカーへの引き渡し(バンデットやバルバロッサ・チームあるいはタランダスが無事である事を知ったロマノフ社による妨害の発生など)
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