千字シナリオ:正義の名のもとに

作者
spud(spud@trpg.net)
題名
正義の名のもとに
対象分野
ファンタジー汎用。脊髄反射で殴るような人には向きません。「これはこういう奴だから」という人にも向きません(^^;
主題
「正義」
全体の軸
調査、襲撃または防衛。秩序の回復。
PCの条件と動機
いわゆる冒険者や騎士、傭兵、保安官など。ある程度実力があって有名なほうが望ましい。金、名誉、正義感(神の正義でも法の正義でも)。無法者ではないこと。

初期状況

内乱が続くなか、一時休戦で解雇された傭兵達による犯罪が広い範囲で急増している。無頼の傭兵どもには、人間もいればゴブリンもいる。PCは雇われたり主人の要請によって彼らによる略奪行為に対処することを求められる。

解決すべき課題と悩みどころ

障害と制約

解決方法

参加メンバーの好みによる。GMはプレイヤーの方向性やPCの立場から必要になると思われるデータを準備すること。

可能性として以下のようなものが考えられる。すべて駆逐する。上に金を出させて懐柔する。お互いに争わせて勢力を縮小させる。PCが間引きして恐怖感を煽り残りの奴等は他に移ってもらう。戦争を引き起こして少なくとも荒廃が局地的なものになるようにする。

全員雇ってどこかに攻め入るとか自分が支配者になるとか(笑)。

※彼らの立場を考えれば単に理性に訴えた説得はおそらく望みが薄いだろう。

解決方法の見つけかた

例えば、各個撃破を狙うなら彼らの根城を調査する必要があるだろう。金で解決するならその金をどこかで見つけてこなくてはならない。争いを起こすなら情報操作が必要になるだろう。PCの行動指針を明確にして事に当たらないと何も解決できないまま悲惨な飢饉に突入することになるだろう。プレイヤー諸氏の素晴らしいアイディアに期待。

参考資料

河出文庫「中世ヨーロッパ」

現代教養文庫 修道士カドフェルシリーズ「氷の中の処女」


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