千字シナリオ:苛政猛於虎

作者
SOW
題名
苛政猛於虎(苛政は虎よりも猛し)
主題
村を襲うゴブリンの撃退

全体の軸

PCが訪れた辺境の村は村人が自ら武装してゴブリンと対決している村です。PCにはこの村人達と襲い来るゴブリン集団(150〜200体)を撃退してもらいます。

村は30〜50世帯程度の規模で、1世帯で2人ずつくらい戦闘要員を出します。PCが親玉を倒すなどして活躍すれば、村の人々は非常に歓待してくれます。また、仮にPCが倒された場合でも即死でなければ必ず助かります。村人は親切に看護してくれるでしょう。

ゴブリン撃退後、あるいはその最中にPCに以下のようなロマンスがあっても面白いでしょう。

PCの条件と動機

旅の冒険者でなければなりません。また、村に寄ったのは旅の途中の偶然からです。

村人の歓待を受けていると狩人が村長にゴブリンの襲撃を知らせます。もちろん村人はPCに加勢を頼むでしょうし、PCがこれを断る事は考えられません。仮にPLが断った場合は村人に軽蔑される事になるでしょう。

初期状況

PCが村に来ると喜んで迎えてくれます。 この村は辺境にあり、亜人(世界観によっては妖魔)の勢力圏に接近していて、旅人は稀にしか訪れません。話題に飢えていますし、この危険な辺境を旅する者に敬意を持っています。

村には、鍛冶屋、酒屋があり、宗教者、狩人、魔術師などの特殊技術者がいます。宿屋はありませんから、酒屋が家に泊めてくれます。

解決すべき課題と悩みどころ

シナリオとしては単純で、この村を襲うゴブリンを撃退すれば良いです。村 人は駆け出しの冒険者程度の戦闘力を持っています。PCに親玉クラスをぶつけ れば戦闘も緊迫感が出るでしょう。PCの勝敗に関わらず、ゴブリンの襲撃は撃 退できます。

PCはあるいはこの様な危険な土地ではなくてより安全な土地に住んだ方が良 いと助言するかもしれませんが、村長をはじめ、村人は笑って、「ここには無 理難題を吹っかける領主も税を取立てる役人もいない。他所には行けないね」 といいます。

障害と制約

村には薬や工芸品のような製造に特別な技術を要する品物は余分にはありま せん。とりあえず、交易の都合上、貨幣は使用できますが、明らかに現物の方 が価値があります。

PCがここで購入できる物は村で生産できる物だけで、酒屋で売っています。 他の物は村にとって稀少な品物になるので購入を断られるでしょう。

製作者の感想

うーん、千字に収めるのがキツイ。設定を詳述できないところが難しいトコですねぇ。もし、このシナリオ使いたい方で、も少し設定を見たい方はトンネルズ&トロールズ雑談所に「もっと詳しく教えろ」とカキコしていただくか、SOWまでメールください。


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