TRPG.NET > シナリオ > 千字 > 1999年 >
PCたちは旅の途中に小さな村に立ち寄っている。その夜はびゅうびゅう鳴る 風の音と、遠くから聞こえてくる獣の鳴き声でなかなか眠れない。
そんな中、村人達が冒険の依頼に来る。村の赤ん坊が一人病気で高熱を出し ているのだが、医者は山を一つ越えた村にしかいない。しかも今夜はこの地方 では魔物の出る夜とされており、危険な山道を超えようとするものは誰もいな い。そこで、PCたちに赤ん坊を医者のところまで連れていって欲しいと頼む。
湿った強風に吹かれ、遠くからの獣の鳴き声を聞きながら、PCたちは夜の道 を進む。山道に近い所で兵隊が関所を作って道を封鎖しており、明日になるま で誰一人通さないぞと主張する。
山道も道のりの半分に到達したとき、ぼつぼつと雨が降り始め、すぐに豪雨 となる。しばらく行くと無人の山小屋が見つかる。同時に魔物の群に包囲され ている事に気が付く。
魔物の群を突破して先へ進むと、後もう少しの所で道が土砂崩れで埋まって 1メートルぐらい土が盛り上がっている。超えることは可能だがその間無防備 になり、その間にも魔物は襲ってくる。
山道を過ぎたところでやはりB と同じように兵隊が関所を作っており、朝日 が昇るまで関所はあけないと主張する。それをこえて村へ到着。医者をたたき 起こして赤ん坊を診せてシナリオ終了。
移動その他により費やされる最短時間。交渉や戦闘や作戦会議に 費やしている時間は含まない。
A-B | 30分 |
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B-C | 2時間 |
C-D | 2時間 |
D-E | 1時間 |
最初は0。2時間ごとに1段階上がる。PCの行動、状況によって上下する。
1-3 | 危険が迫ると泣く。激しく動かすと嘔吐する。 |
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4-6 | 更に熱が上昇して、息も絶え絶えで泣く元気もない。力が出ない。 |
7 | 死ぬ。 |
獣の群。一体一体はさほど強くないが、非常に数が多い。3匹グループで役割 分担をして獲物を包囲して襲う。グループごとに20-30分おきに攻撃して、獲物 のいらつき、恐怖、消耗をさそう。夜中活動し、朝日が昇る頃には帰っていく。
魔物は血の匂いのする(傷ついている)獲物や、恐怖に怯え泣いている獲物を 優先的に襲う。
また、村長の家には魔物の嫌う魔法の粉がある。(一回分のみ)