天羅万象掛け合い:激走編 LOG 008

天羅万象掛け合い:激走編の1999年01月18日から1999年05月05日までのログです。


99年05月05日:14時00分09秒
再度順位の訂正 / tomy
今気付いたけどウィンドメアがピットインしてる〜〜(汗)。
するて〜と、現在のトップは桂だな。で、晶は…。
Karmaさ〜ん、晶が何位で出るのか、おせ〜て(爆)


…順位は全車ピットインした後の方が良かったな(^^;
99年05月05日:12時07分30秒
訂正 / tomy
そのとおりです。Mayさん(^^;>
どうやらカット&ペーストしながら順位を入れ換えていた時に、桂とアンジェリカがすり替わったようです。僕が一番混乱していたらしい(自爆)。
以下の様に訂正します。

 1st  A Kaduki    Kutsumi Racing   (香月 晶)
 2nd  K Rikudou   Namisaki Formula   (六堂 桂)
 3rd  F Justice    F.E.I.R.S.     (フェイト・ジャスティス)
 4th  R Allenstein  Tenra Racing    (レオンハルト・アーレンシュタイン)
 5th  A shefield   Rangley Racing Sports (アンジェリカ・シェフィールド)
 6th  R Macbird   Tenra Racing     (ロジャー・マクバード)
 7th  F Nightmare   Namisaki Formula   (フレア・ナイトメア)
 8th? R Ron     Sue-Ron      (ロバート・龍)
  :    :      :
  :    :      :
 20th K Nagisawa   Hayate Formula    (凪澤 翔)
 21th K Ayagaki    Speed Team Sunray  (綾垣 花憐)
99年04月28日:23時20分00秒
Re:現在の順位 / May
あれれ・・・
現在の順位は、前から晶、桂、フェイト、皇帝、アンジェリカ、ロジャー・・・となっていて、
翔がアンジェリカの後ろ、花憐はロジャーに抜かれたところとだと私は認識しているのですが?
99年04月28日:19時48分57秒
現在の順位 / tomy
 1st  A Kaduki    Kutsumi Racing   (香月 晶)
 2nd  A shefield   Rangley Racing Sports (アンジェリカ・シェフィールド)
 3rd  F Justice    F.E.I.R.S.     (フェイト・ジャスティス)
 4th  R Allenstein  Tenra Racing    (レオンハルト・アーレンシュタイン)
 5th  K Rikudou   Namisaki Formula   (六堂 桂)
 6th  R Macbird   Tenra Racing     (ロジャー・マクバード)
 7th  F Nightmare   Namisaki Formula   (フレア・ナイトメア)
 8th? R Ron     Sue-Ron      (ロバート・龍)
  :    :     :
  :    :    :
 20th K Nagisawa   Hayate Formula    (凪澤 翔)
 21th K Ayagaki    Speed Team Sunray  (綾垣 花憐)
 
 retired … 3

tomy:順位が入れ替わって混乱してきましたので、原時点でのレース順位をまとめてみました。
翔と花憐が2週遅れなため、実際には晶、アンジェリカ、フェイト、皇帝、桂、翔、花憐、ロジャー、フレア、ロバートの順に並んでいます。
99年04月28日:11時14分48秒
狂犬ロジャー / tomy
ケルベロスの目前でセイレーンがまるでスピンしたかのように車体を(コースから見て)横向きにし、………タイヤを滑べらせながら逆バンクへ突入する。

「へっ、ドリフトかよ、本気になってくれて嬉しいぜ」
トライジェットのGと振動によって右腕に激痛を感じながらも、ロジャーは笑みを浮かべながらケルベロスを操る。

「…だが、まだまだっ!」
わずかにセイレーンのインにできた隙間にケルベロスの頭をねじ込む。

「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっっっ!!!」
叫びながらトライジェットを限界まで吹かせる。

じりじりとアウトに外れてゆくセイレーン。少しずつ縮まってゆく2台の差。

そして……………逆バンクの殺那の攻防を制したのはケルベロスだった。

tomy:こんなところでいかかでしょうか?>Forestaさん
99年04月17日:00時19分49秒
花憐 / Foresta

 これから一体どうしよう?

パワー最優先のチャージ・モードに切り替えたとはいえ、相手は名門中の名門天羅レーシングと、
世界一のスピード狂と言われるロジャー・マクバード。
まともにやり合ってどうにかなるような生やさしい相手ではない。

 ホームストレートでブーストでも掛けられたら、こっちには打つ手がない。
 スリップストリーム、せめてあるとしたらそれだけ?
 シケインの突っ込みまでに、カーマイン・レイのテールに食らいつけば。
 けど、その前に……

マシンを右いっぱいに振り、一気にインの縁石の、さらに縁ぎりぎりまで攻め込む。
ピットから通信が入る。「抑えろ」と。

 言われるまでもない。そう、抑えないといけない。
 それと、相手からスリップを取られないよう引き離す。
 インフィールドなら、トップが相手でも或いは!

慣れない走行ラインのため、ライン取りはお世辞にも綺麗ではないが、
全開のダウンフォースと新しいタイヤで挙動を強引にねじ伏せていく。
ミラーで相手を確認すると、先ほどまでいたところにケルベロスがいない。
「引き離した?」そう思った瞬間、視界の右隅に何かを捉える。

「トライジェット!?」

ミラーからそちらへと視線を向けると、そこにはマルチブーストを駆使しアウトから仕掛けてくる、
いや、既に自分と並んでいるケルベロス。
セイレーンは接触を避けるため、コーナー出口でのラインをイン側へと修正する。
だが挙動を乱したケルベロスは、開いた真横ではなく再びセイレーンの後方へ。両者の差はほとんどない。

 助かった? いや、助かってない!

目の前のオーバーブリッジの向こうに続くのは逆バンクの270度ターン。
頼りのグリップを奪われるセイレーンと、グリップに頼らないトライジェットターンを持つケルベロス。
そしてほとんどない2台の差。

 もうダメだ。勝ち目ない……でも?

そう諦めかけた花憐の頭に、あるプランが浮かぶ。
ずっと以前に少しだけやっていた、でもそれからずっとやったことのない走法。
幸い、アウトも開いている。

 気は進まない。成功確率もきっと低い。けど、ここで……
 このまま黙って負けたくない!

「逆バンク、フェイントモーションからドリフト! 姿勢制御サポートを!」


#……でも、アウトにじりじり外れていきますんで、
#ロジャーさん、おもいっきし花憐を負かしてやってください。(^^)

#え、フレアさんのお相手私ですか?
#いやー身に余る光栄です。(ToT)<って、泣くなよ(笑)

99年04月16日:03時18分52秒
狂犬ロジャー / tomy
「へっ、その気になりゃあ、ちゃんと戦えるじゃねぇか」
ケルベロスに後ろをつつかれてスピードを上げたセイレーンを見て、ロジャーがつぶやく。

「だが、そんなんで俺から逃げられると思ったら大間違いだぜ」
獲物の思わぬ手応えに喜んでいるかのように嬉しそうに言いながら、ロジャーは意識をセイレーン(とカーマイン・レイ)に集中する。ピットから出てきたスターゲイザーの事は黙殺した。スターゲイザーのピットストップで生まれた10数秒の差がたった半周で埋められることはさすがに考えられなかったから。

そして逆バンク手前の(第3?)コーナー、ロジャーはついに暴挙に出る。
「ここだっ! トライジェットターン!!」
左手一本でマニュアルでトライジェットターンを行なうロジャー。ハンドルとコンソールの両方への片手での入力、それも入力のタイミングがほんの一瞬でもずれれば大事故になりうる。さらに痛む右腕にかかるGは、さらなる負担をもたらすであろうに。

…………

「…ちっ、コンマ数ミリ秒ずれたか」
タイミングがずれ瞬間マシンが浮きかけ、ロジャーは悪態をついた。
実のところ転倒しなかったのが不思議なくらいなのだが。

「どぉでぇ、面白れぇかよ、ビースト。だがまだまだだ。これからもっと面白くなるぜ。なんせ、本命はあの逆バンクなんだからな」
ぶつけた右腕の骨がきしむ痛みに冷汗を流しながらも、笑みを浮かべてマシンに話しかけるロジャー。

「怖ぇからって、びびって震えてるだけじゃ怖さは増すばかりなんだぜ、悔しかったら反撃してみやがれ。」
そして逆バンクが近付く。
「いっくぜ〜、………トライジェットターーーーーーーン!」

ロジャーの雄叫びとともに、ケルベロスは逆バンクに突入していった。

tomy:書き込みが遅くなってごめんなさい。
ロジャーは手動トライジェットターンに、ここぞとばかりに気合いを注ぎ込んでおります(笑)
この後気絶するのが美しいかも(爆) コースでか、ピットインしてからは別として。
てなわけで、悪いけどフレアの遊び相手は花憐さんにお任せする予定です(核爆)がんばってね〜(笑)
99年04月14日:11時44分18秒
嵐の前の静けさ / Karma
 「さてと、そろそろ動かないとまずそうですね。」
 誰に聞こえるともなしに芦屋博士がつぶやく。
 「晶、聞こえますね。そろそろピットインして下さい。」
 
 マイクを取ってコース上のウィンドメアに指示を出すとすぐに振り向いてピットクルーに指示を出す。
 「そろそろ、本気でいくとしましょう。30秒以内に作業を済ませられますね?」
 「20秒で済ませます!」
 クルーの動きがとたんに機敏になる。
 
 
 ウィンドメアがピットに入る。
 クルーが作業を迅速に済ませる。
 
 25秒後
 
 ウィンドメアが咆哮をあげてコースに帰って行く。
 
 「晶、そろそろはじめましょう。ハルピュイアのスイッチを入れて下さい。我々の力を彼らに見せてあげましょう。」
 「了解した。」
 
 
#つー訳で、そろそろ復帰。
#これからたまに瞬間高速起動に入ります(笑)
#血ぃ吐きそうになるけど(爆)
99年04月14日:00時18分08秒
STSピット / Foresta

コース上を映すモニターには、極端に立てたウイングでマシンを抑え込み、
強引にインを占めて走るセイレーン。
本来は直線の不利を見越し、タイムを落としてでも消耗とピットインを抑えるはずだった。
野上はモニターを見ながら、手元のインカムをたぐり寄せる。

「花憐、チームオーダーだ」

今の走りは作戦とかけ離れ過ぎだ、監督はペースを落とさせる。誰もがそう思ったが……

「『猛犬注意』次のコントロールラインまで抑えたら、休暇でもなんでもくれてやる」

仰天するピットクルー。驚きのあまり飲み物を絡めてせき込む輩に、とばっちりで噴水を食らう奴。
いきなり方針を変え、しかも結果に関係ない相手を全力で抑えろというのだから無理もない。

逆バンクに向けて立ち上がるセイレーン。
加速、そして減速の鋭さは軽量マシン・セイレーン自慢の武器だ。
(勿論加速した先の伸びのなさはいうまでもないが)
だがそれでも、後ろには依然としてケルベロスがピタリとつけている。
野上はモニターを凝視し、唾を飲む。

 さすが天羅レーシング……ブースターしょっても立ち上がりはうち以上か。
 どうする花憐? 武器の一つがもう負けてる。
 怖がりながら走ってちゃ噛み殺されるぞ。さぁお前の限界を見せてみ……

そこに、繋がったままの回線から、花憐の声が聞こえてきた。

『逆バンク、フェイントモーションからドリフト! 姿勢制御サポートを!』

一旦ノーズをアウトに振り、勢いをつけてドリフトに入るセイレーン。
一応形にはなっているが、その旋回ラインはじわじわと外へ膨らんでいく。


#あぁっ、ロジャーのみならずフレアまで!? ……なんて期待通りな(爆)
#でも今日はこれだけで勘弁を……
#もー好きなように踏んで蹴ってやってくださいな。(^^;
99年04月13日:18時01分24秒
復活、それとも・・・? / りる
「姐さん、整備完了っす!!」
「おっしゃ、行けフレア!事故っても骨は拾わんで!!」

ピットクルーに送り出され、再び真紅の機体がコースに踊り出る。
『前方に2台』
コースに復帰するなり、SSAIが言って寄越す。全く愛想の欠片もない奴。
「分かってる・・・行くよ」
あたしは短く答えると、目一杯スロットルを踏み込んだ。

前方にいた2台が眼前に迫る。さあて、どう料理してやろうか・・・
そんな事を思っていると、眼前の1台が急にインに寄り出す。これで丁度2台に完全にコースを塞がれる形になった。
・・・馬鹿な奴らだ。今のあたしに喧嘩を売るとは・・・
こいつらには・・・ちょっと痛い目を見てもらうかなぁ(邪笑)
あたしはにやりと笑うと、さっきインを潰してくれた馬鹿な奴に急速接近する。
『このままのコースだとあと6秒で接触』
分かってる。あんな奴と接触事故やらかしてリタイアするほど暇じゃない。

「・・・跳ぶよ」
あたしはハンドルをコーナー右側の縁石に向ける。
「マルチはちゃんと動くかい?」
『全機稼動可能』
「OK!!」
その瞬間、右側の縁石に高速で突っ込んだ真紅の機体が宙に舞う。
さながら、不死鳥の様に。
「このあたしに機体名すら覚えて貰えない奴が・・・」
地面が近い。勘だけを頼りにエアロ・エフェクト・ファンを起動させる。
「あたしに喧嘩を売ろう何ざ・・・」
着地。急激なGがあたしと機体に掛かる、が、そんなものは最早気にも留めない。

「百万年早い!!!」



「ありゃ、故意やな」
先程スターゲイザーと無謀にも張り合っていた2台のマシンが、お互い接触し合ってクラッシュしたのをモニターで見ながら、リデルは呟いた。
スターゲイザーが着地した瞬間、フレアはマルチブーストの一基をインを塞いでいた機体に向けたのだ。
たまたま姿勢制御のためにブーストを掛けなければいけない方向にその機体が居た・・・確かに傍目にはそう見える。
だがフレアを良く知っている人間にとって、あのような『空中で姿勢制御を行いながら、相手をブーストで弾き飛ばすのに丁度良い位置に着地する』という芸当を「故意で」行える、 いわば獣並みの反射神経と運動性、そして野生の勘の様なものを持っているのは周知の事実である。
「ふう・・・ま、あいつの事やから、相手は殆んど無傷なんやろうけど・・・」
そう言いながら、リデルはため息を吐く。
「おやっさん、胃薬の在庫はまだあったかいな・・・?」


『前方にケルベロスとセイレーン、カーマイン・レイを確認』
SSAIは淡々と言うが、フレアはそれを聞いてにやりと口を歪める。
「待たせたなぁロジャー・・・今、相手になってやるよ!!」
そして、再びスターゲイザーが加速を始める。
激戦(バトル)開始まで、あと僅か・・・・


#フレア復活・・・と言うより暴走か?・・・いや、多分これがいつものフレアでしょう(はた迷惑な話だ)
#と言う訳で、ロジャー、話を振ってくれたのに3週間近く待たせてすまん。
#可哀想なのは花憐さん。さっきフレアは邪魔する2台を屠って(笑)来たわけですし・・・どう思われるかな?多分花憐さんもフレアの悪名は知ってると思うけど・・・(苦笑)

#追記:結局、私は広島に留まることが決定しましたので、今年1年は今まで通り書き込みが出来そうです。
99年04月13日:00時23分12秒
エリーシャの舞 / May
『ピッピッ・・・後方、カーマイン・レイ、ブースト接近中』
ヘアピンを抜けた後に続く短いストレートで、カーマイン・レイがブーストで迫ってくる。
 
(・・・今からブーストは・・・無理ね。
 この速度差では並ばれるわ・・・まあ、いいわ。)
 
「エリーシャ、エアスラスト、レディー」
そして、イン側にカーマイン・レイ、アウト側にエリーシャと並んで緩いコーナーに入る。
 
『左舷、RRCエアスラスト、コーナリング修正』
緩く、60度程度しか旋回しないコーナーであるため、エアスラストの助けでラインを無視しながらも、
通常のコーナリング速度に近い速度でコーナーを回る。ラインをとったカーマインレイはエリーシャより
わずかに前に出る。
 
「・・・翔くん。私の走り方を見せて上げるわね。」
前方のカーマイン・レイを見ながらそう呟く。
「エアスラスト、チャージ。
 それからウィングのコントロールをこちらに回して。あれをやるわ。」
『・・・了解』
そして、減速するどころか、加速して次のコーナーに進入する。
カーマイン・レイを右後方からオーバーテイクするがその速度のせいで、外側へと振られる。
 
その瞬間、
「6番(左後方)エアスラスト!」
同時に、フロントをインに向け、ウィングを調整して、ダウンフォースを減らす。
結果として、リアがアウト側へと振られ、マシンは進行方向に対して直角に向き、路面を滑るようにコーナーへと進入する。
 
「エリーシャ、姿勢制御」
エアスラストにより小刻みにマシンの向きを変える。
マシンの向きを変えながら滑るようにコーナーをドリフトしていくと、
コーナーの2/3の位置でマシンの向きとコーナー出口の向きとが一致する。
 
(・・・今ね)
「右舷、インパクト。」
コーナー進入時にチャージした圧縮空気を一気に噴射して、一瞬だが通常よりも大きい推力をコーナー外向きへ噴射する。
その結果、一瞬だがアウトへとマシンを滑らせていた力が消え、そのタイミングでダウンフォースを最大にすることにより、
タイヤはグリップを回復する。
 
そしてマシンは大きく白煙を上げながらもコーナーを立ち上がった。
カーマイン・レイを後方に残して・・・
 
(タイヤの消耗が大きいから多用は出来ないけど、こういう走り方もあるのよ・・・)
 
#場所はヘアピンの後の緩い右コーナーと左コーナーの所です。
#後方に残してと言っても、そんなに離している訳じゃないです。比喩表現とでも思ってください(笑)
99年04月07日:01時07分18秒
駆ける翔(ベタ) / ぺぇ
迫る後続、思うように上がらないパワー。
やきもきするチームスタッフとはうらはらに、意外と翔は冷静だった。

ピーキーすぎる試作型カーマイン・レイがパワーダウンしたことで逆に相性があったのか、
それもと度重なるクラッシュで度胸がついたのか。
とにかく、トップスピードは落ちたものの、一周のラップタイムは確実に上がっていた。

そして先行するギガント、カイゼルシュトルム、エリーシャとの差もさほど開いていない。
もっとも、その三台はバトルをしているためにタイムが遅くなっているのも手伝ってのことだ。

「なんとなくわかったよ、お前の乗り方が。」

チラリと後ろの二台に目をやる。

「ま、あれこれ考えたって僕の実力じゃどうしようもない。一番早い走りをするしかないか。」

ヘアピンを抜けるカーマイン・レイ。

「エリーシャとの差を一気に縮める!! ブースト・オン!!」

『ブーストポッド作動。エンジン臨界点までカウントスタート!!』

ヘアピン直後の短いストレートをブースト加速で走り抜けるカーマイン・レイ。
前方をいくエリーシャとの差を一気につめる。
そしてその後を猛然と追い上げてくるセイレーンとケルベロス。

「インを押さえる!! カウント!!」

『3.2.1.ブースト・カット!!』

「押さえられるか!?」



#とりあえず、花梨さんとは対照的にマイペースでいきますね。
#ゆるいコーナーなのでお手柔らかにね。お二人さん(^^

99年04月06日:01時39分14秒
花憐:逃げる。何がなんでも / Foresta

 プレッシャーを掛けてもなかなかペースを上げてこない。
 おそらく何らかの理由でパワーが……

S字、左180度とカーマイン・レイの立ち上がりを観察して、花憐はそう確信した。
次はヘアピンの挙動、そう考えてその前の左で軽く煽ろうとした瞬間、警報が鳴る。

『警告 ブルーフラッグ 5号車ロジャー・マクバード』

先ほど接触事故を起こしたうちの1台、狂犬ロジャーの接近。
それを聞いて、花憐の右足が反射的に引かれる。不自然なほどのスローダウン。
ケルベロスとの差があっという間に詰まり、ヘアピン手前でラインを外すセイレーン。
が、譲って安心したのもつかの間

『警告 5号車接近』

なぜかケルベロスもセイレーンの真後ろに、ラインを外して来ていたのだ。

 偶然、同じラインからオーバーテイクしようと?
 でもなんだか嫌な予感がする……

とにかくこうなっては仕方ない。無理矢理レコードラインに戻ってヘアピンを回り、
再びスローダウンしながら道を譲る。
だがしかし、コクピットに再び同じ警告が鳴り響く。

「偶然じゃない! やだぁ……あの人キレてるうっ!!」

再加速しながら悲鳴を上げる花憐。
まあ、キレてるってのはある意味で間違いではない。
だが花憐の認識は実際とはちょっとずれていた。

 『しかえしにぶつけられる』

「マシン制御をチャージモードに変更!」
『マシン制御 エンデュアよりチャージ・モードへ移行
 タイヤ及びガスが予定周回数までもたない可能性……』
「今は逃げるしか!!」

これも、鳴かぬなら鳴かせてやろう、というやつだろうか。
それまで静かに走っていたセイレーンが、突如猛然とコーナーを攻め始めた……


#火の手が上がりつつあるようなのでこちらにも飛び火を……(^^;
#というわけで必死で逃げにかかります。

#実はこの度引っ越しまして……やっと復帰しました。
#今月はテレホなしですハイ。(T_T)

99年03月29日:14時27分53秒
獲物を狙う狂犬 / tomy
「フレアの野郎、せっかくドンパチ始めようって時にピットインしやがって」
すでにレースは14周目に突入しようとしている。ケルベロスの燃料はあとせいぜい1周分だ。そしてピットインしたところでチームのサポートはない。これが事実上ケルベロスにとって最後の周だと言っても過言ではない。

「しゃあねえ。ちっとばかし物足んねぇが、あいつらに遊んでもらうか」
前方のセイレーンとカーマイン・レイに目をやるロジャー。

「俺の前に出たこと後悔すんなよな」
獲物を狙う野獣の笑みを浮かべながらロジャーはつぶやいた。

tomy:てなわけで花憐ちゃんと翔君は気をつけましょう(笑)
99年03月26日:04時02分09秒
アンジェリカ / May

「カーマイン・レイ、ピットアウト。本機の後方15m」
 
「そう・・・」
(よかった・・・マシンのダメージはともかく
翔くんの方には怪我は無かったようね)
 
クラッシュしたカーマイン・レイを見たとき、思わず弟の事故を思い出してしまい動揺したアンジェリカだったが、
ピットアウトしてきたカーマイン・レイを見て落ち着きを取り戻す。
 
「それじゃあ、そろそろ一度仕掛けてみましょうか・・・エアスラスト、 チャージ」
そして、アクセルを余分に踏み込みカイゼルシュトルムに接近する。

(翔くん、ついてこれるならついてきなさい・・・)
 
 
#久しぶりの書き込みですぅ〜
99年03月26日:01時21分29秒
花憐:槍でつつく&キャンセル状態(?) / Foresta
グゥァァァァァァァ――ン!

若干の不協和音が混じったエンジン音が響き渡る。
ケルベロス、蒼雷はもちろんとうの昔に通過している。

「これが……最後の1台」

つぶやいて視線を正面に戻し、ステアリングをギュッと握りしめる。
クルーのみんなは、作業を終えたときそのままで自分を待っている。

「みんな……勝手なことしてごめんなさい。
 でも、私のせいだし、こんなの……」

グゥォン…ゥオンッ!ゥゥゥゥゥアアアアア……
一旦スロットルをあおり発進の意志表示をした後、その場の空気から逃れるかのように
ゆっくりと発進。カーマインレイの後に続いて1コーナーに飛び込んでいく。が、

「? スピードが乗ってない!?」

1コーナーまでの加速で、カーマイン・レイとの距離が必要以上に詰まっていく。
予想外の事態でラインをアウト側へ修正、
急な機動にブレークしそうになる冷えたタイヤをなだめすかし、
アウトぎりぎりまで膨らみながらも1コーナーを何とかクリア。

 あのマシン何かおかしい。どこかに損傷がまだ?

再びカーマイン・レイの後ろに収まり、インを伺うそぶりを見せつつS字に突入。
ピットイン中の翔の罪悪感など知らず(苦笑)、
その後もことある毎にラインを左右に振り、仕掛ける気配をちらつかせる。

「どこまで走れるのか、ちょっと、見せてもらいましょう」


#この周はカーマイン・レイの状態を見るだけで、まだ抜く気はないです。
#抜けそうな場合でも思わずブレーキ踏んでそうだし。
#勢い余って図らずも抜いてしまう、ってことは
#もしかしたらあるかもしれませんけれど……

99年03月25日:23時44分23秒
二周遅れからの反撃開始 / ぺぇ

「あのマシン、リタイヤなのか・・・?」

ピットインした翔は未だピットアウトしようとしないセイレーンを見、軽い罪悪感を覚えていた。

「タイヤ・OK!!」
「ガス・OK!!」
「フロントウィングもう少しだ!!」
損したのはフロントウィングだけだと思われていたが、
さらに深刻な事態がカーマイン・レイを襲っていた。

「だめだ、エアロ・エフェクトファンは両方とも使い物にならない!!」
「やむを得ん、ハッチだけしめとけ!!」

ケルベロス、蒼雷との接触を回避した際のオーバーロードが原因で破損していたのだ。

「いいか、翔。よく聞けよ。」

超龍寺炎がエアロ・エフェクトファンのハッチを閉めながら言う。

「エアロ・エフェクトファンは左右ともダメだ。
11番、13番シリンダーも死んでいる。エンジン出力、ブースト共に20%パワーダウン。
前日、今日と無茶な曲芸走行をしでかしたんだ、きっとシャーシーにもガタがきてるに違いねぇ。
しかもトップとは2周遅れだ。どうする? まだ走るか?」

「走る!! レースはチェッカーを受けるまで終わらないんだ。だから走る!!」

間髪を入れず答える翔。

「・・・いい返事だ。」

ニヤリとする超龍寺炎とスタッフ一同。

「行け!! カーマイン・レイ!!」

そしてカーマイン・レイはコースへと復帰し、
ストレートを駆け抜けてきたギガント、カイゼルシュトルム、エリーシャの後方につく。

「前の三台になんとかついていく。そして一つでも順位を上げる。いくぞ、レイ!!」

『了解』


#さあ、玄人の走りってやつを見せてやってね。
#まあ、ついていくのは難しいかな。
#今後の展開としては、花梨さんが復活すれば、
#花梨さんとのバトルがメインになるかな?
#アルさんは・・・きっとSpeedTeam Sunrayに抗議に行ってるに違いない(笑)
#もちろん今回は監督公認で。
99年03月24日:13時32分26秒
点火(イグニッション) / りる
「・・・・・・・・・」
フレアは、終始無言でサーキットを走っていた。
正確なライン取り。車体に無理をかけない走り。そして、先頭集団と大きく放された自分。

・・・何かが違う・・・

時折頭に響く鈍い痛みを丁重に無視しながら、フレアは漠然と考えていた。
と、その時、

『第一コーナーでアクシデント。一位のケルベロスと二位の蒼雷が、カーマイン・レイと接触。
 現在、一位、九津見のウィンドメア。二位七御崎のエアリアル。ケルベロスと蒼雷はそれぞれ7位、8位に転落した模様』
主人の不機嫌を察してか、SSAIは必要事項だけを簡潔に述べる。
だが、その一言はフレアを現実に引き戻すには十分だった。
「ちっ、今は突っ込まない方がいいか・・・」
そう、愚痴をこぼしているとき、

・・・ぐるるるるるるる・・・
「何だぁ!?」
不意に、耳元で獣の唸り声が聞こえる。
「獣・・・そうか、奴が来るのか!」
後方から急速接近するケルベロス。今までの走りとは明らかに違う異質な走り。しかし、速い。
フレアは何を思ったのか、ピットにいるリデルに呟く。
「・・・・・・リデル」
『なんや?』
「今からピットに入る。『例のモノ』用意しといて・・・」
『10周か・・・ま、フレアにしては持った方やな』
スピーカーの向うでため息をつきながら、リデルはOKを出す。

『来るで!タイヤ交換は速攻で終わらすぞ!』
入ってくるスターゲイザーを見ながら、リデルの激が飛ぶ。そして、その手には1本のドリンク剤が握られていた。

『赤マムシ』



#久しぶりの書き込み。皆様、長らくご迷惑をお掛けしました。
#紅蓮の悪夢、10周走ってやっと火がつきました。ロジャー、ありがとう(笑)
#しかし「赤マムシ」はやっぱドーピングになるのかなぁ・・・ばれなきゃいいか(爆)

#私、しばらく(1、2ヶ月位)ぱそに触れそうにありません。なるべく現在のロジャーとの掛け合いは片付けておきたいなぁ・・・
99年03月14日:13時14分50秒
橘 まゆ / tomy
「・・・まゆ、お前だったのか・・?」

「…えっ?」
何のこと?とまゆか聞き返す前に翔が続けて言った。

「なんとか大丈夫だ。みんなに伝えてくれ、すぐピットに戻るって。
フロントウィングとタイヤ交換だ。」

「う、うん。わかった。あんまり心配させないでよね」
まゆはインカムを口元から離すと、長官に呼びかける。

「長官、かけるがすぐにピットインするそうです。フロントウィングとタイヤの交換の準備をお願いします」

「そうか。ありがとう、まゆくん。
では、総員、準備にかかれっ〜!!!」

「「「了解!」」」

長官の号令の下、全員があわただしく動き出した。
99年03月13日:15時48分59秒
六堂 桂 / 御影


『前方でセイレーン、カーマイン・レイによる接触事故発生。コース上に障害物存在の可能性大』
「…障害物有無の確認を大至急行ってください」
『了解』
 思わぬところでチャンスが巡ってきたものだ。ここでウィンドメアのラインが乱れれば付け入る隙もあるだろう。
 皇帝と対決するまで、桂はおのれの手の内をあまりさらしたくなかった。
『障害物の存在を確認。並びに、第一コーナーにおいて接触事故発生。カーマイン・レイ、ケルベロス、蒼雷、それぞれコースアウト。イエローフラッグを確認』
「フラッグにかかる前にウィンドメアに並びます。障害物の位置とウィンドメアの動きを表示してください」
 視界のすみに表示されるエアリアルとウィンドメア、障害物のそれぞれの位置関係を把握すると、ある一点に狙いをつける。
 その位置にマシンが到達すると、桂はおもむろにイン側(つまり右側)にフェイントを掛け、すぐにアウト側にマシンの向きを修正し、障害物をパスした。
 桂が狙っていた位置。それは、ウィンドメアが障害物を躱すためにラインを変えようとする位置であった。
 ラインを変えようとした瞬間にこちらが右から抜こうとすれば、ウィンドメアもこちらをブロックしようと進路を右へと変えるえるだろう。
 そこでこちらがすかさず左へ方向を変えれば、位置関係や速度からすると障害物とぶつかろうとしない限りは左へ方向を変えることは出来ないと踏んだのだ。
 はたして、その試みはうまくいった。
 第一コーナーを抜けたとき、エアリアルとウィンドメアはほぼ横一線に並んでいた。
99年03月10日:18時07分52秒
駆け続ける狂犬 / tomy
「へっ、エリート君はピットインか」
蒼雷のピットインを見てロジャーがつぶやく。

「丁度いい。一番戦ってて楽しい奴が前に居んのに坊っちゃんの相手までしてらんねぇからな。…なぁ、フレア
前方に見えるスターゲイザーに目をやり、アクセルを目一杯踏みしめる。

「手負いの獣は怖ぇえんだぜ」
99年03月07日:00時52分51秒
駆け抜ける雷光 / Dr.李
 「動きが不審だな。」
 ロジャーの走りを見て、龍がつぶやく。
 「ケガしたんならすなおに引っ込めよな、ケガ人相手に全力出すのは気が引けるんだが。」
 顔はそう言ってない。
 「まぁ、レースはレース。悪いが行かせてもらうぜ。」
 そういうと、勢い良くアクセルを踏みこんだ。
 
 「こちら龍。ピットインします。」
 「こちらピット。了解。」
 
 最後の直線をややセーブして走り、ピットに飛びこむ。
 目の端に、セイレーンが止まってるのが見えないでもなかったが、こっちも必死だ。
 「お願いします。」
 「任せときな!」
 姉御の指示を待つまでもなく、燃料を入れ、タイヤを交換し、先程のデータをもとに変えられる部品はすべて帰る。
 「頑丈なマシンでよかったな、ロイ?」
 「全くです。」
 ジャスト25秒、驚異的な速度で修理を終えると蒼雷は再び戦場へと飛んでいった。
 
99年03月05日:00時31分06秒
花憐 / Foresta
『イエローフラッグ 接触 後方20m
 5号車ロジャー・マクバード、32号車ロバート・ロン、6号車カケル・ナギサワ』
「そんな? まさか……監督、監督!
 後ろのトラブルは?」

自分のせいで?
自分のミスのせいでトップを巻き込み、こんな事態を?
声にそんな動揺がはっきりと現れている。

『花憐、こちら野上。
 ただの接触事故だ。サーキットではよくあるこったョ』
「でも監督……」
『アトのことぁ後で考えろ、今はレースに集中するんだ』

問答無用で言葉を遮る。だが花憐も引き下がらない。

「でも!」
『この周でもう一度ピットに入れ。タイヤとウイングを替える。』

ピット側から一方的に通信が中断される。
いいから黙って戻ってこい。そう言わんばかりに。


数十秒後、セイレーンは無事にピットへと戻ってきた。
タイヤ交換、リヤウイング交換。時間を掛けた修理の後にようやくジャッキアップを解除され、

そして……そのまま動かない。

動揺し、再びマシンにとりつこうとするスタッフ。だが、野上が仕草でそれを制する。
硬直するスタッフ、そして硬直したままのマシン。
重苦しい時間が過ぎていく。


#まだ暇とは言い難いんですが、とりあえず復帰。
#お約束的ですが、セイレーンは3台が脇を通過するまでこのまま固まってます。

99年03月01日:23時17分34秒
野獣とくれば・・・・ / ぺぇ
誰の目にも、カーマイン・レイと蒼雷・ケルベロスがクラッシュしたかのように映った。
カーマイン・レイが宙を舞い、そしてサンドトラップに爆煙があがる。
だれもが大惨事を頭に描いていた。
煙が晴れたサンドトラップに現れるのは、無残にも大破したフォーミュラーマシン・・・
だがしかし、煙が晴れて姿を現したのは、
残った右フロントウィングを失った以外は大した損傷も無いカーマイン・レイの姿だった。

コックピットでは、混濁した意識の中で翔は必死に状況を確認しようとしていた。

”・・・・何が起こったのかわからない・・・”

気付いたときには、蒼雷・ケルベロスは目の前だった。
もう間に合わないと思った。
しかし、自分は無事でいる。

「・・レイ・・・お前がやったのか・・・?」

軽く頭を振りながら、SSAIレイに問い掛ける翔。
なかなか意識がはっきりしない。

『私ではない。ドライバーかスタッフの許可が無ければマシンを操る権利は私には無い。』

「それは・・・そうだけど・・・しかし・・・」

まったく説明がつかなかった。

わかってるのは、再び宙に逃げた、ということだ。

展開されたブーストポッドとエフェクトファンが物語っている。
右フロントウィングはその際、蒼雷・ケルベロスのどちらかに持って行かれたのだろう。

そして・・・・少女の声・・・

「確か、激突する瞬間・・・危ないって・・・女の子の声が・・・」

『そのような記録は、ログには無い。気のせいではないのか?』

「しかし・・・」

その時だった。

「かっ、かける! 無事っ? 怪我してないっ? 大丈夫なの!?」

「・・・まゆ、お前だったのか・・?」

考えてみれば、この狭いコックピットには自分とレイしかいないのだ。

「なんとか大丈夫だ。みんなに伝えてくれ、すぐピットに戻るって。
フロントウィングとタイヤ交換だ。」

翔からまゆちゃんへ。


#忘れてるでしょうが、かなり昔に複線はってます。
#キーワードはレイとくればフォ○○でしょうか?
#ケルベロスとはかぶっちゃうかもしれませんね。
#申し訳無いッス(T_T
99年03月01日:21時30分10秒
狂犬ロジャー / tomy
(ちっ、右腕の感覚がねぇ。打ったか、それともヒビでも入ったか)
「相棒、ケルベロスの状態は?」
…SSAIは応えない。
「おい、どうした?」
パネルを見たところでは、マシンには何の障害も見受けられない。それにロジャーは憶えていた、ケルベロスが衝突直前に行なった曲芸のような危険回避を。コースアウトはしたものの、あれで致命的損傷を被ったとは思えない。

…ぐるるるるるるる

かすかに獣のうめき声のようなものが聞こえる。そして、ついさっきまでとは異質の雰囲気が感じられる。
「…そういうことか。お前が本物のビーストってわけだな」

「どっちにしてもおれと一緒に走ってもらうぜ」
そう言いながらマシンを再スタートさせようとするロジャー。だが、ケルベロスのエンジンはかかろうとしない。…マシンが走るのを拒否しているかのように。

その時、美咲から連絡が入る。

「ロジャー、もういいわね。リタイアなさい」
「美咲さん、知ってやがったな、こいつのこと」
「気付いたのね」
「あぁ。今まで俺をサポートしていたのはダミーだな」
「そうね」
「疑問は色々あるが、レースが終ってからにすらぁ」
ロジャーの言葉はまだレースが終っていないことを告げていた。
「何台に抜かれたと思ってるの? 約束どおり、今日は天羅レーシングのサポートは一切ないわよ。無駄だからリタイアなさい」
「…ダメだ。こいつは走ることにびびっちまった。このままだと二度と走れなくなる。それに…、俺もまだ走り足りねぇ」
「まちなさ…」ぷちっ
通信をオフにするロジャー。

「ビースト、ちゃんと見てろよ」
ロジャーはSSAIのサポートをオフにすると、マニュアルでケルベロスを起動させた。
「走りの面白さを教えてやらぁ。いっくぜぇぇっ!」

片腕で天羅フォーミュラマシンをマニュアルで走らせる。人はそれを自殺行為と呼ぶ。
99年03月01日:20時44分20秒
橘 まゆ / tomy
「な、な、な、何言ってんだよ、まゆ!!」
インカムの向うから妙に焦った声が届く。

「…その焦り方が怪しい」
小声で突っ込むと、レース中だということを思いだし言い直す。

「とにかく、レース中なんだからぼーっとしてちゃ駄目だよ。わかった?」
いつもぼーっとしてミスを起こすのは自分だということは忘れて翔に釘を刺す まゆ。

………その十数分後、カーマイン・レイはピットアウトしてきたセイレーンに接触し、そして……

「第一コーナーでアクシデントォォオ!!!
一位のケルベロスと二位の蒼雷が、カーマインレイと接触ぅぅ!!
順位が入れ代わります。
一位、九津見のウィンドメア。二位七御崎のエアリアル。ケルベロスと蒼雷はそれぞれ・・・7位、8位に転落だぁ!」

「かっ、かける! 無事っ? 怪我してないっ? 大丈夫なの!?」
動転してインカムに叫ぶまゆ。…しかし、いつまでインカムを握っていたのだ君は(爆)

まゆから、かけるへ
99年02月28日:01時54分10秒
激突!!! / Dr.李
 「突っ込み合戦なら、望むところさ!」
 バンクから全開でホームストレートを突っ切っている。
 「いくぜ、蒼雷!」
 
 アウトコースいっぱいから、なるべくインを狙う。
 「誰か事故ったか!?」
 右のほうをかすめる何かのパーツ。
 「右フロントローに接触。」
 「被害は?」
 「軽微。車高制御装置に異常ですが、このコースでは必要ありません。」
 「上等、このまま突っ込め!」
 「了解。」
 
 強引にケルベロスのインをこじ開ける。
 「うんなろぉぉぉ、曲がりやがれぇぇぇぇぇ!!!!」
 ロバート龍の剛腕が、蒼雷のリアを流しながらもむりやりケルベロスに並ぶ。
 「こっからなら対等以上だ、行くぞシーサンメ・・・なにぃぃぃ!!!」
 
 目の前には第一コーナーを曲がりかけているカーマイン・レイがいた。
 「やべぇぇぇ、間にあわねぇ!」
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
 四龍ピット
 
 「蒼雷、カーマインレイおよびケルベロスと接触。第一コーナー出口にて、コースアウト。シーサンメイマシンナビゲーションにより、損害を確認中。」
 主任の声が響く。
 「総員、第一種体制。冷却剤、消火剤、準備急いで。」
 姉御が指示を出す。
 「・・・こんなところじゃ終わらないだろう、ロバート龍?」
 部長が一言つぶやいた。
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 
 「第一コーナーでアクシデントォォオ!!!
 一位のケルベロスと二位の蒼雷が、カーマインレイと接触ぅぅ!!
 順位が入れ代わります。
 一位、九津見のウィンドメア。二位七御崎のエアリアル。ケルベロスと蒼雷はそれぞれ・・・7位、8位に転落だぁ!」
 
 「畜生、やっちまった。もう出し惜しみはなしだ、全開で行くぜ!」
 「ピットから連絡、この周でピットインを。」
 「くぅ・・・やむえねぇ。」
 
 
99年02月26日:00時24分24秒
カーマイン・レイ / ぺぇ
接触、というより踏みつけられた、といった方が正しかった。
左フロントウィングが存在していた付近にはセイレーンのブラックマークがくっきりと残っていた。

不幸中の幸いかセイレーンとの衝突回避の際、急減速した事が功を奏したのか、
ギリギリの所でコントロールを失わずにすんでいる。

『カケル、カナードだ。』

「そうか、こいつはGPX01の試験機だったんだ!!」

フロントウィング上後部を構成する可変軽合金が変形し、小さなウィングを形成する。
それにより若干ながらもダウンフォースを獲得し、
なおかつ本来の目的である直進安定性・整流効果によって
体制を立て直すカーマイン・レイ。

「本来はアレ用なんだがな・・・」
『残念だが、この試験機には搭載されていない。』
「わかってるって、しかし助かったよ。」

安堵する翔。

だが体制を立て直しながら1コーナーに入るカーマイン・レイのサイドミラーに、
急接近するケルベロスと蒼雷の姿が映る。



#煮るなり焼くなり、ほっておくなり好きにしてね。>TOMYさん&ドク
#セイレーンに続いてピットに入ってもいいしね。

#用語解説
#ブラックマーク:タイヤの跡
#カナード:ファイヤーバ○キリーなど、VF19シリーズの機首付近についている小さな翼。
#もちろん、そんなもので本来の性能は回復していません。
#あくまで応急処置です。
#なんでついてるかはヒミツ☆
99年02月25日:19時55分48秒
激突5秒前 / tomy
「ちぃっっっ!」
何かが飛んでくるのを感じたロジャーは即座にハンドルを切る。
ホームストレートに転がるカーマイン・レイのフロントウィングをぎりぎりでかわすケルベロス。
だがそのせいでインにスペースを作ってしまう。

「来るかぁっ!?」

ロジャー・マクバード

tomy:というわけで、激突は第一コーナーにしましょう。
ちなみにインをつく場合は、ちゃんとフロントウィングを喰らってね(爆)>ドクター
99年02月21日:04時07分10秒
STSピット:衝突 / Foresta
セイレーンの後ろで土煙が上がり、車体がその中に隠れる。
コンクリートウォールとの間のわずかなグリーンゾーンに左後輪が乗ったのだ。
飛び散る火花。破砕音。土煙から飛び出し、宙を舞う破片。

「ダメ、だったか……」

総立ちになっていたピットクルーの誰かが呻いた。
煙と破砕音だけが、1コーナーに向かって突き進んでいく。
その中がどうなっているか、見当をつけるなという方が無理な話だ。

 終わった。

みんな、無言でそれぞれの持ち場に戻っていく。
重い沈黙の後片づけを始めようとしたその時、周りと同じく持ち場に戻った一人が沈黙を破った。

「か、監督! テレメーターがまだ動いています!」
『なにィ!それ本当か!?』

スタッフ全員が同時に同じことを叫ぶ。

「んなこと、言ったってよぉ……」

モニターに皆の視線が集まる。1コーナーの入り口まで煙が続いている。
煙の収まったところでは、延々と壁に傷が……

 ついていない。
 途中で傷が消えている。

「まさか!?」

土煙から黒い塊が飛び出した。
それはカーマイン・レイの鼻先をかすめて1コーナーをクリアしていく。

『監督、聞こえますか? リアウイングを根こそぎ持っていかれました。
 サスペンションは範囲を使い切りますが、トリム補正だけでなんとか行けます。
 用意が出来次第ピットインさせてください!』

『なんて奴だ』

全員の本音の一言だった。


#だからテスト中なのに何やってんだってばさ。
#22日以降もいろいろ大変そうです。(T_T)

99年02月21日:04時01分24秒
花憐:衝突 / Foresta
「早く。少しでも取りもどし……」

 逸る花憐……だがあわてて飛び込んだストレートには、とんでもない事態が待っていた。

『警告 後方接近 6号車カケル・ナギサワ』
「しまった、焦りすぎて!回避……」
『速度差過大 回避不能』
「不能ッたって!くそっ、たしかに加速しても間に合わない。」

記憶の中に沈めたはずの、嫌な記憶がまた暴れ出す。
一旦正面に戻した進路を再び左へ修正。
HUD下端の「6」の表示が、右に移りながら無情に拡大されていく。
どうすることもできないまま、右端で表示が赤に。

 ドムッ!

車体に衝撃が走る。
右リアから突き飛ばされ、マシンはスピン状態に。

「キャァァァッ!!
 イヤ……イヤ、イヤァ!」

泣き叫ぶ花憐。
全身をこわばらせ……これが1コーナーで、比較的安全なサンドトラップに突っ込んだのならば、
彼女のレースはここで終わっていただろう。
ただ、幸か不幸かここはホームストレート。無機質な声が彼女を無理矢理現実に引き戻した。

『警告 左コンクリート 衝突コース』
「!」

 このままだと、壁に……コンクリートにぶつかるって? あの時みたいに!?

「冗談じゃない! TCカット、デフロック!
 ダウンフォース80の100固定、HUDベクトル表示オンリー!」

 冗談じゃない。冗談じゃないよ……

横に流れる世界と、最低限に絞られたHUD表示を凝視する花憐。
その目は完全に据わってしまっている。

『了解 ただし立て直しの見込みは……』
「あんなのもうゴメンなのよっ!!」

タイミングを見計らい全開カウンターをあて、スロットルを吹かす。
スピンからは脱出するが、進行方向が変わらない。

『回避不能 左リアより衝突 衝撃に備えてください』

警告を無視して最適なスロットル量を探り続ける。ミリ単位、いや、それ以下の精度で。
そして、激しい振動が車体を襲った。

99年02月17日:23時43分43秒
カーマイン・レイ / ぺぇ
『後方よりカーナッバー5、ケルベロス接近。』

「!? もう周回遅れか!?」

コントロールラインを通過したカーマイン・レイの
サイドミラーに、最終コーナーを抜けたケルベロスが姿を現す。

一瞬、気をとられる翔。
しかし、それが致命的なミスを生む。

『カケル!! 前方セイレーン、ピットアウト!!』

「なにっ!?」

突如カーマイン・レイの目前に現れるセイレーン。
次の瞬間には回避運動に入るカーマイン・レイ。
しかし間に合わず、セイレーンの右リアタイヤと
カーマイン・レイの左フロントウィングが接触する。

ガキィン!!

軽い衝撃、そして左フロントウィングが宙を舞う!!

姿勢を大きく崩しながらも、セイレーンに続いて1コーナーへ入るカーマイン・レイ。
しかし、フロント側ダウンフォースを失ったその走りは不安定極まりない。


#と、いうことで再度トラブル発生(^^
#ホームストレートにはフロントウィングが転がってるし、
#周回遅れは先行車をパスさせなければならないですが、
#ちょっと苦労してもらいましょうかねぇ(ニヤリ)
#1コーナーの後はタイトみたいですからねぇ・・ヘヘ・・・
99年02月17日:20時41分38秒
ライトニングドラゴン / Dr.李
 「おいおい・・本気だした瞬間にそれかよ・・。」
 にやりと笑う。
 「SABS全開、シーサンメイ、マシンナビゲーション展開だ。」
 「了解。」
 みるみる離される蒼雷とケルベロスの差。
 「シケイン抜けて仕掛けるぞ、それまではSABSと根性でカバーだ!」
 「非論理的命令です。」
 「是も非もねぇ、行くっつたら行くんだ!」
 
 「キレたな。」
 「あぁ、全く。」
 金&孫がつぶやく。
 「ピットインは忙しくなりそうだねぇ。ほら、さっさと準備しな。」
 姉御が楽しそうに笑う。
 「全く、しょうがねぇ奴だ。」
 主任が苦笑する。
 「四龍の名にかけて、10秒たたずに送り出せ。」
 部長が言い放つ。
 「もちろんです、そのための私らですから。」
 姉御が答える。
 
 「シケイン抜けます。」
 「SABSフル作動、ブースターマキシマム!」
 「オールグリーン、命令受諾。作動します。」
 「ライトニングカタパルト!」
 「了解。」
 
 左右八門の小型のブースターから勢いよく爆発が上がる。
 蒼雷の四門のブースターがまばゆい光を放ちはじめる。
 その光は轟音と閃光を放ち、一直線に伸びはじめた。
 
 開きかけていた差を、徐々に埋めはじめる。
 
99年02月17日:01時53分23秒
狂犬ロジャー / tomy
「…やっとこさ動きだしたか」
蒼雷の動きを確認してロジャーが嬉しそうにつぶやく。
「単に普通に走ってるだけじゃあ、最終からのストレートで追い抜かれそうだぜ。こうなりゃ“あれ”しかねぇな」

………

一方天羅ピット

美咲「…あの考え無し! 本戦でも昨日のをやるつもりね」
監督「…まさか、あの連続ブーストをですか!? あれは続けると機体が加熱しますし、燃料補給も3回でも足りるかどうかわからない走り方です。止めた方が良いのでは?」
美咲「今日はロジャーの好きに走らせると明言したのよ。それに止めても聞くような奴じゃないわ。
 ……ロジャーがピットインするまでに、冷却剤をあるだけ用意しておきなさい!」
監督「はいっ」
駆け出す監督を見ながら、美咲はぷるぷると拳を震わせていた。

………

「なぁ、相棒。昨日の“あれ”を続けながら15週目にピットインすることは可能か?」
SSAI「邪魔するマシンがなくレコードラインを走り続ければ、という前提の元でなら62%の可能があります。実際には周回遅れになるマシン次第です」
「…道を素直に譲ってくれればってことか。面白れぇ、やったらぁ。
 トライジェットハウリングッ!」
連続ブースト走行を始めるロジャー。その前方には最下位のカーマイン・レイが近付いていた…。
99年02月16日:10時40分23秒
嵐の前の静けさ(?) / May

「コントロールライン通過、13周目に入ります。」

HMDを確認する。
 カイゼルシュトルム:0.154s/7.53m
オープニングラップからここまで、殆どその差に変化はない。
さらに言えば、ギガントとカイゼルシュトルムの差も似たようなものだった。
3台はその位置関係を保ちながら、前方との距離を着実に削りつつあった。
 
「コンディションはどう?エリーシャ」
「燃料、タイヤ、共に予定より多少の余裕があります。」
「そろそろギガントが前のエアリアルを捕らえる頃ね。
 ・・・もうしばらくこのまま行きましょう。」
99年02月15日:20時34分06秒
天羅フォーミュラの展開について、ぺぇさんとドクターに提案 / tomy
ロジャーがロバートと翔を巻き込んで接触事故を起こしていいですか?(爆)
復帰できるけど順位が5〜10台に抜かれる程度の事故なんですが(笑)
99年02月15日:11時10分44秒
六堂 桂 / 御影

「…駄目か」
 あれから隙がある度にウィンドメアを抜こうと試みてみたものの、依然として抜き去ることができずにいた。
 コーナーで距離を詰めても直線で引き離される。これではまるでイタチごっこだ。
 後ろのギガント、皇帝も不気味な沈黙を守っている。仕掛けてくるとすればそろそろ、これ以上ここにとどまっているのは意味がない。
(直線で抜くのは不可能…となれば、やはりヘアピン……)
「次のヘアピンで仕掛けます。今までのウィンドメアの通過ラインを表示してください」
『了解』
 視界の角に今までウィドメアが通ったヘアピンのラインが表示される。
「では、勝負といきましょうか」
 アクセルを踏み込み、エアリアルはウィンドメアへと接近していった。
99年02月14日:23時01分13秒
餓狼と雷竜 / Dr.李
 「10周・・・か。」
 昨日のタイヤをそのままはき続けている蒼雷のリヤグリップが流れ出す。
 異常なほどの高出力ユニット、ミッドシップとはいえかかる負担は小さいものではない。
 「昨日の最終のタイムアタックがやや響いているか?」
 この程度ならまだいける。
 ケルベロスにはなされないよう、じりじりとプレッシャーを与える。
 もっとも、どの程度有効かはわからないが・・・。
 「いまだにこっちはライトニングカタパルトを使ってないぜ。
 もっとも、そのせいで少し離されてはいるがな。」
 後ろにはウインドメア。
 「そろそろ、ピットインを考えるか・・・。」
 
 (四龍ピット)
 「予定なら15周目だね。」
 姉御が確認する。
 「まぁ、少し繰り上げる必要はあるかもしれないが。」
 主任がデータを処理する。
 「シーサンメイは頑張ってるよ。」
 
 「そろそろこちらとらピットインだ、行かせてもらうぜ
!」
 アクセルを強く踏みこむと、目の前の魔狼を食らうべく、蒼雷は加速しはじめた。
99年02月12日:22時50分44秒
痴話喧嘩(?)、レディー・ゴー!! / ぺぇ
「ど〜せ、アンジェリカさん綺麗だったなぁとか、そんなこと考えてたんでしょ?」

くるん

カーマイン・レイがコース上で一回転する。
しかし、コースアウトすることも止まることも無く、
そのまま何事も無かったかのように走りつづけるカーマイン・レイ

しかし、当のパイロットは・・・

「な、な、な、何言ってんだよ、まゆ!!」

むきになって言い返す翔。

翔よりまゆちゃんへ。


#ま、彼くらいの年齢なら当然でしょうかね。
#かえって墓穴を掘っているというか(笑)
#時間軸があうまで待つつもりだったんですけど、
#動いてないので書きこみました。
#この後、先頭グループに追い抜かれるつもりなので、
#花梨さんもうちょっと待っててね♪
99年02月12日:01時25分51秒
花憐:復帰−後方未確認 / Foresta
『花憐、やはりタイヤがダメだ。この周で戻ってこい。
 ただしろくに暖めてないから、替えたあとはくれぐれも気をつけろ。』
「了解。」

 余計なタイヤ交換が1回か。
 苦しいなあ……どこまで落とされる?
 どのみちここじゃ、上をねらうのは無理なんだけど……

バックストレートを離れ、ピットロードへと入るセイレーン。
十分すぎるほどに車速を落とし、ゆっくりと、きれいに白線枠の中に。
前後からジャッキアップされ、タイヤ交換が開始される。

 1秒・2秒・3秒……あれ?

突如、右フロントにいるスタッフの動きがあわただしくなる。
無理もない。言ってみれば彼らも花憐と同じなのだ。

 そう、みんな初めてなんだ。わかってる。
 わかってるけど……
 9秒・10秒・11秒……くっそぉ。

目の前に掲げられた[BRAKE]のサインが恨めしい。
長い長い数秒間が終わり、ようやくサインがどけられる。

 ……やっと出られる!早く!!

はやる気持ちをスロットルに叩きつけ、HUDで順位をチェック。
後ろにはもう、1台しかいない。
狭いピットレーンを抜け、ホームストレートへと再び飛び出していく。


#花憐は順位以外の状況チェックを忘れています。
#ですから、波風を立てようと思えば立てられます。(^^;

#壱、ピット出口で、出会い頭にカーマイン・レイとニアミス。
#弐、カーマイン・レイの前(後ろ)の十分離れたところに無事に出る。
#追加で参、トップグループの直前に出て追い立てられる。

#……3パターン考えてみましたが、どれがいいでしょう?(^^;
#何もなければおとなしくカケルの後ろに出ましょうか。

#周回数と順位はあえてはっきりさせませんでしたが、
#基本的には15周前後のつもりで書いてます。

#テストに突入(22日まで)するので、花憐&野上監督は
#適宜使って進めてくださっても結構です。
#使いでがあればですけど……

99年02月10日:23時37分14秒
STSピット:トラブル発生 / Foresta
「抜けないな……」

15位のマシンの後ろに収まったままのセイレーンをモニターで見ながら、監督・野上がつぶやく。
マシンの性格が違うため、得意のコーナーでは付け入る隙が確実に存在している。
それなのに、セイレーンは牽制するそぶりすらも見せようとしない。

「いや、抜きたくない、か……やっぱり病気がでてるな。
 序盤のうちはそれでもいいが……」
「監督。」

エンジニアの一人が声をかけてきた。
口調からすると、あまり良い知らせではなさそうだが……

「どうした?」
「左フロントの空気圧低下が止まりません。
 やはり1コーナーで、何か拾ったんでしょう。
 早めに一度入れた方がいいかと。」
「何周持つ?」
「あと7周……いや、5周。」

モニターに目を戻す。やはり状況に変化はない。

「準備しろ。この周で入れる。」
「この周ですか?もう逆バンクを……」
「前に引っかかってる。このまま引っ張っても意味がない。」
「りょ、了解。
 タイヤ交換ッ。この周だ、急げ!


#っつーわけでピットは突如大混乱……

99年02月01日:13時45分42秒
アンジェリカ / May
ギガントがエアスラスター全開で、カイゼルシュトルムは片輪を浮かせてエリーシャをオーバーテイクする。

(2人とも・・・無茶をするのね)
ピッピッ
電子音と共にギガントのエアスラスターの余波で揺れるマシンをRRCが立て直す。
(・・・まあ、いいわ。こちらはここで無理をする気は無いし、
 あの2人についていけば、その内に前に追いつけるでしょう・・・)
 
「エリーシャ、ギガントの情報をカット、かわりにこちらの情報とカイゼルシュトルムとの相対情報を表示して頂戴。」
HMDからギガントの走行データがカットされ、かわりにエリーシャのデータがワイヤーフレームで表示され、
相対情報が数字で表示される。

「・・・逃がさないから」

そう言うと彼女はカイゼルシュトルムからつかず離れずの位置を占位し周回を始めた・・・
 
#ひとまず、この後は前方で何か起きるか、10周を越えるあたりまでこのままカイゼルシュトルムにぴったりとついていきます。
99年01月31日:23時57分05秒
四龍ピット / Dr.李
 「皇帝とその影か。」
 部長がつぶやく。
 「あがってきたねぇ。それにしても、あのスターゲイザーの動き、何だろうねぇ?」
 姉御がモニターで確認しつつ、首を傾げる。
 「二日酔いでしょう。昨日かなり飲まれていたようですし。」
 翠蘭が苦笑しつつ答える。
 「レーサーが?二日酔い?」
 主任があきれ顔で尋ね返す。
 「信じられないな、七御先では体調のコントロールをなんだと思ってるんだ。」
 「まぁ、チームそれぞれでしょう。もっとも、普通のレースだと二日酔いと言うだけで失格の可能性もありますけど。」
 苦笑しつつ、言葉を続ける。
 
 「とはいえ、次はそう簡単にもいかないだろ、七御先の桂とウィンドメアだ。
 あっさり抜かれるようなタマとも思えないねぇ。」
 「確かにな。」
 部長がうなずく。
 過去のデータからすればであるが。
 「蒼雷の方はどうだ?」
 「現在5週目。
 タイムは安定してます。
 一位との差は、現在0.85秒。
 最後の直線で縮めれるタイムです。」
 「ならいい、安定していれば勝機は生まれる。」
99年01月30日:10時39分56秒
皇帝 / tomy
「ふっ、無茶をする」
皇帝はフェイトがやろうとしていることに苦笑しながら、S字に突入する。

「…ここだ」
S字の出口が見えたところで皇帝はそうつぶやくと、エリーシャに仕掛けた。
カイゼルシュトルムの片輪を浮かせ、カーブを利用してエリーシャのインに頭をもぐり込ませる。昨日のスターゲイザー程派手ではないが、それで十分だった。

その直後2台の正面をギガントがほぼ直角に突入し、爆風とタイヤのきしむ音を響かせながら軌道修正する。
イン(コースの右側)を取ったカイゼルシュトルムにとってはただの一瞬の通過、だがアウト(コースの左側)になってしまったエリーシャは走行ラインをギガントの軌道修正ラインに奪われてしまう。
エリーシャが必要とする0コンマ何秒の立て直し時間は、皇帝にとってオーバーテイクするに十分過ぎる時間だった。

実況:「お〜っと、またも順位が入れ替わったようです。
6位カイゼルシュトルムと7位ギガントが5位エリーシャにアタック!
結果、5位ギガント、6位カイゼルシュトルム、7位エリーシャとなった模様」

99年01月25日:12時47分09秒
アンジェリカ:S字コーナーその2 / May

ピッピッ
電子音と共に、HMD上に後方の2台とコースを俯瞰図で表したワイヤーフレームのうち、
ギガントに横向きの力を表す矢と”AirThrust”の字、そして修正された予測線図が描かれる。

(・・・ブロック?それとも回避?・・・)
私は一瞬考えを巡らす。
(・・・ここは回避ね)

「エリーシャ、チャージそのまま、エアスラスト」
そして、エアスラストの助けを借りて、わずかにラインをずらし、S字の2番目のコーナーへと進入する。

#ひとまず、まだ無理をする気はないということで・・・
99年01月25日:10時13分23秒
六堂 桂 / 御影


「あれ?」
 後方をチェックしているモニターの中に映っているマシンは4台。エリーシャ、カイゼルシュトルム、ギガント、そしてスターゲイザーの順に並んでいる。
「……予想以上に二日酔いが酷いようですね。」
 桂としてはフレアが皇帝に食い付くものとばかり思っていたのだが、昨日の深酒のツケはそれを彼女に許してはくれないようだ。
 順調にコースを回りつつ、桂は前方のウィンドメアに迫っていた。
 後ろには皇帝が迫ってきている。このあたりでウィンドメアを躱しておく必要があるかもしれない。
「さて…何処で仕掛けますかね……」
 エリーシャの後ろ。カイゼルシュトルムの動向に気を配りつつも、桂はウィンドメアを抜くためのプランを考えていた。
99年01月25日:10時13分21秒
六堂 桂 / 御影


「あれ?」
 後方をチェックしているモニターの中に映っているマシンは4台。エリーシャ、カイゼルシュトルム、ギガント、そしてスターゲイザーの順に並んでいる。
「……予想以上に二日酔いが酷いようですね。」
 桂としてはフレアが皇帝に食い付くものとばかり思っていたのだが、昨日の深酒のツケはそれを彼女に許してはくれないようだ。
 順調にコースを回りつつ、桂は前方のウィンドメアに迫っていた。
 後ろには皇帝が迫ってきている。このあたりでウィンドメアを躱しておく必要があるかもしれない。
「さて…何処で仕掛けますかね……」
 エリーシャの後ろ。カイゼルシュトルムの動向に気を配りつつも、桂はウィンドメアを抜くためのプランを考えていた。
99年01月24日:02時01分32秒
花憐:10ラップ終了 / Foresta
セイレーンがコーナーを抜けてバックストレートへと入る。
花憐の目の前には既に捕捉済みのマシンが1台。

「よしっ。」

クォォォォォォォォッ!

右足を踏み込む。
インフィールドでのペースダウンで抑圧されていたエンジンが、ここぞとばかりに咆吼をあげる。
タービン音が、少し遅れて盛り上がってくる。

...feeeeeee...inieeeeeee...inieeeee..inieeeeeeee...

4,5,6とシフトアップ。
わずかに右に振り、相手を誘って左から仕掛ける。バンクを一気に駆け上がる。

eeeeee..inieeeeeee.inieeeeeeeeeeeee.........

コントロールラインへ向けてのダウンヒルで、7,8。
かわした。この先1コーナーまではエンジン任せだ。

「6周目から1台づつ、このパターンで来てる。
 15位にあがって10周目を終える。順調に……!?」

後方で閃光、そして爆音。

『後方急接近 接敵点 コントロールライン−2』
「ブースト加速か……くぅ、ダメ。」

戦意を喪失したセイレーンは早々と減速。
爆炎がその横をあっさりと抜き返していく。
1'34"550。
セイレーンは16位で10度目のコントロールラインを通過した。


#周回遅れが出だすのは早くても20周より先だろう……
#となると当分することなさそうなので、とりあえず10周目まで先取りです。
#用事ができたらプレイバックして書こう。(^^;

#狂兵さん、お帰りなさいです。
#失礼ながら、もう会えないかと思っておりました。(マジで……)
#よろしくお願いいたします。
#なお、コース図、予選結果などが 天羅万象座談会激走編資料にありますので、
#よかったらどーぞ。

99年01月21日:16時58分18秒
フレア・ナイトメア / りる

「あっはっは、駄ぁ目だこりゃ」
    −フレア・ナイトメア、スタート直後の台詞−

スターゲイザーは、レース開始直後から中堅グループに混じって疾走していた。
はっきり言って、これは中堅所にいるドライバーにとってはひたすら迷惑な話だろう。
なにせ、自分達のすぐ側に不発弾を抱えて走っている様なものだからだ。
おそらく、彼らは皆こう思っていたことだろう・・・

    −早く何処かいけ!俺達のすぐ側で爆発するんじゃない!−

一方、その不発弾当人は・・・

「うぁ〜、頭いて・・・」
二日酔いで苦しんでおられた。

「まったく、こんな状態で何をしろっての・・・」
先ほどはエリーシャにカーブで抜かれ、更にカイゼルシュトルムにもすぐに抜かれてしまった。
普段のフレアならば、ここでキレていたところだが・・・
「ま、今日のところはやむなしとしよう・・・」
割と、いや、かなり冷静だった。
その走り方も、いつもの強引な走りでは無く、マシンに対する負担(引いては自分に対する負担)を極力押さえた走り方である。
この方が、実際レースでは理にかなっている・・・のだが、いかんせん、実践しているのがあのフレアである。周囲の困惑も一際だろう。
「おや?おっちゃんが来たか」
見ると後方からギガントがオーバースピードで突っ込んでくる。
普通では考えられない、無茶な走り。だからこそ、フレアは彼が何がしたいのかが分かっていた。しかし、フレアは敢えて何もしなかった。
「ま、今は何にもしないどこ。注意一秒、怪我一生・・・っと」



#こんな走りを暫く繰り返します。昨日の状況を知らない人間は大いに困惑してください(笑)
#ただ、彼女の事ですから、いつ導火線に火がつくかはわかりませんが・・・
99年01月21日:11時24分26秒
隠された道。 / 夜光
  コーナーに進入するにはマシンの速度が速すぎる。これではどう慣性を殺した所
 でもS字を抜けることはできない。致命的なミス?
  もしフェイト以外の人間がやったのならそう思われたろう。だが、あのしたたかな皇
 帝の影がこの程度の失敗などするだろうか?
  何か計算がある。それも絶対の自信と信頼に裏打ちされた何かが。
 
 予測確認。  RUN? Y/N
 
  周囲の状況をモニターしていたはずの画面の一つにそんんあ表示が現れる。
  フェイトの手は迷わずキーを叩いていた。
  
  Y
 
  SSAI用ではない電子頭脳が計算結果をはじき出す。その結果に連動してSSAI
 もいくつかの結果を出力。
  セーフティが解除され『あらかじめ』設定されていたスイッチの配線が切り替わる。
 「よけるか、うけるか、とめるか」
  その口元に不適な笑みが浮かぶ。
 「コースが許さなくてもマシンが許せば通せるもんだ」
  側面のエアスラスターが一斉に強烈な風を生む。マシンがそれに耐えられるわけ
 もなく反対側に流れる。これがマシントラブルやミスならば立ち直りに尋常ではない
 テクニックか時間が必要とされるだろう。だがはじめから計算されていたなら?
  カーブの中に隠されている数少ない直線を無理にでもみつけるために計算されて
 いたものなら?
  そのラインに障害はない。
 「稼げるところで....稼がないとな」
  その口元に浮かぶ笑みは確かに彼のもの。
 
 「親父さん。無茶しますね」
  ピットのまだ年若いクルーが口を開く。
 「今回は...今回だけはポールをとるつもりなんだろう」
  壮年のクルー。その視線はマシンから片時たりとも離れはしない。
 「でも、あの走りもそうそうできないわ。体に負担がかかるのはもちろんだけど。こんな
 状況が理想的にそろうなんてことは少ないもの」
  衛生モニターからのフィードバックによるデータを眺めながら九重はため息をついた。
 「ごめんね....」
  その言葉は口元をふるわせただけで誰の耳にもとどかなかった。
 
99年01月21日:00時39分53秒
アンジェリカ:S字コーナー進入 / May

(速い・・・つけられた?)
加速の時間の差からサブブーストを使用してもカイゼルシュトルムに追いつかれる。
そしてその後ろからフェイトのマシンが接近してくる。しかも、コーナーに進入するにしてはオーバースピードで。

(・・・何かやる気かしら?)
FEIRSのマシンには、エアキャノンが搭載されている。注意しなければならない。
(ならば、私も・・・いや、まだオープニングラップ。いまは・・・まだ、ね)
(でも、相手の出方にもよるけど・・・)

「エアスラスト、チャージ。それからエアブレーキ、いい?」
「プログラムコントロール、マニュアルオーバーライド共に問題有りません。」
 
「じゃあ、動態予測プログラム起動」
HMD(HeadMountDisplay)に2台のデータがワイヤーフレームで表示される。
現在の走行データ、そして推測される一瞬先の予測データがベクトルの矢印と数字の羅列で表示される。
 
そして、2台を警戒しつつ、S字コーナーへと進入していく。
 
「さて、どう出るのかしら?お二人さん・・・」
 
#ひとまず何かをする気なら受けて立ちます。
#ただ、無理をしてまでブロックするとかは・・・多分しません。
99年01月19日:14時01分56秒
ラフ or クリーン ? / 夜光
  皇帝とエリーシャのわずかな攻防。皇帝のマシンが先にでた分
 フェイトのマシンも前にでる。
  アンジェリカの僅かな隙をついてインを奪った皇帝とは逆にラ
 インを再びとりなおしたアンジェリカの一瞬の静止の瞬間をねら
 って仕掛ける。
 「様子見はしない。つぶれない覚悟をしろ」
  まるで事故がおきるならば起きろと言うライン取り。
 「エリーシャと次のカーブを利用。軌道算出」
  フェイトの両手がハンドルを離れしつらえられたキーボード上
 を踊る。
  カーブの中ではあってはならない加速が行われる。
  彼のひとみが今見つめるのは皇帝の背。
  そして、ポール。
 
99年01月19日:03時13分45秒
データチェック:異常無し。 / Karma
 
 『6、258、エアリアル。』
 ウィンドメアの内部にSSAIの無機質な声が響く。
 「了解。ピットに連絡。データ回収のためのリンク求む。」
 「こちらピット。リンクします。3・・・2・・・1・・・マーク」
 その瞬間から、ウィンドメアとピットの間で膨大なデータのやりとりが開始される。
 周囲のマシンのデータをできるだけ多く回収し、それを元にシステムの微調整をする。
 無論、それだけが目的ではないが・・・・・・・・・・
 
 
 「ウィンドメアとのリンク終了しました。データの回収と調整に入ります。」
 一方、こちらは九津見のピット。
 「判りました。モニタリングを開始してください。あと、レースの状況が変わり次第連絡を。」
 「了解しました。」
 スタッフに指示を出すと、芦屋博士は自分の携帯を使って、いずこかに連絡を取る。
 (・・・・・・成功体があるとよいのですがねぇ・・・・・・・・)
 
 

#やっぱ、悪人です、俺は(爆)
#もう開き直ります(核爆)
99年01月19日:00時25分13秒
皇帝は立て直す時間は与えない / tomy
「…遅い」
スターゲイザーをかわそうとエリーシャがエアスラストを使った一瞬の隙、その間に皇帝は既に次の行動を起こしていた。
カイゼルシュトルムは、エリーシャが乱れたことによってできたラインに入り込み、スターゲイザーを剃刀一枚の余裕もないインからかわすと、エリーシャに迫る。
サブブーストで引き離そうとするエリーシャ。だが、エリーシャが立て直しをしている間に既に加速を始めていたカイゼルシュトルムを引き離すことはできず、徐々に差をつめられる。そして2台の目の前にS次カーブが近付いていた。

「ブーストに頼るだけではダメなのだよ」

tomy:え〜、皇帝は相手の隙を見逃しませんので、立て直してからでは遅いです。
99年01月18日:23時12分26秒
アンジェリカ:オープニングラップ / May

前方のスターゲイザーがわずかに出遅れる。
(え?・・・)
スターゲイザーの動きに一瞬躊躇する。その隙をついて右後方のエアリアルが前に出てしまうがどうしようもない。
私はハンドルを大きく切ってスターゲイザーをかわす。
エリーシャは極低速域での機動性に難があるため、その動きは多少鈍い。
(くっ・・・エリーシャは極低速域が苦手だというのに・・・)
 
「エリーシャ、RRCオン。」
イメージしていたラインからかなりずれてしまったが、RRC(RamairReactionControl)のエアスラストで無理矢理姿勢を制御してコーナーを曲がる。
 
(スタート早々予定外の行動ね・・・でも、行くしかない・・・)
 
かわしたスターゲイザーとスタートダッシュで一気に近づいてきたカイゼルシュトルムを警戒しつつ、第1コーナーを立ち上がる。
(もう少し速度が稼げれば・・・)
「サブブースト、オン・・・」
 
 
#と言うわけで・・・私も逃げますぅ〜(笑)
#フレアさん頑張ってね
99年01月18日:10時14分15秒
六堂 桂 / 御影


 グリーンシグナルの点灯と同時に、私はアクセルを全開にしてウィンドメアの後方についた。
 流石に予選で見せた走りは伊達ではない。予想以上のスピードでスタートを果たしたウィンドメアは、順位はそのままにケルベロスや蒼雷の後ろをついていく。
 スターゲイザーの走りも予想通りだった。
 つまり……スタートでもたついたのである。恐らく昨日の深酒がたたったのだろう。
 とはいえ、深刻な遅れではない。彼女ならすぐに取り戻せる程度の遅れだった。
 私にとって重要なのはスターゲイザーの遅れではなく、その遅れに巻き込まれたエリーシャだった。
「アンさんには申し訳ありませんが、暫くの間、フレアさんとお二人で皇帝のお相手をお願いしますよ」
 スターゲイザーを利用してエリーシャを押さえ込むと、後方を確認する。
 予想通りだった。
 皇帝は最高のタイミングでスタートを果たすと我々の後ろにピッタリとついてきていた。
「さて、お二人方。どうしますか?」
 私は後ろの二人に皇帝の相手をまかせるように加速し、皇帝の動きを観察することにした。
 彼のテクニックを全て頭にたたき込むために。


#と、いうわけで、桂は皇帝から逃げます(爆)
#さて、皇帝はあの二人をどうやって躱すのでしょうか。
#アンさん、フレアさん、頑張ってくださいね。
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