天羅万象掛け合い:激走編 LOG 005
天羅万象掛け合い:激走編の1998年07月29日から1998年08月15日までのログです。
98年08月15日:00時34分40秒
凪澤翔 / ぺぇ
シャワ−を浴びて、ピットへと帰ってくる翔。
「あれ? まだまゆは帰ってきてないの?」
「そうなのよ。どこまで行ったのかしら・・・」
困ったわねぇ、とオペレ−タ−宇津木。
「僕、探してきます。すぐ戻ります!!」
そう行って再びピットから出て行く。
しばらくして、無事にまゆを発見する翔。
「やっと見つけた。ピットでみんな待ってるぞ。
さあ、ピットに帰ろう。」
#翔からまゆちゃんへ。
98年08月13日:16時11分40秒
アル&利奈 / RWAK
ハヤテグランプリのピットの様子は明るかった。
不安だらけでスタートした予選も何とか通過でき、なによりこれから食事を奢ってもらえるのだ。
思ったよりハイペースで、しかし手抜きなどなく作業が進んでいく。
ある程度まで作業が進んだときに、アルと利奈は互いの携帯より電話をかける・
他ピットのメンバーで、今日迷惑をかけた人間を食事に誘うためだ。
アルは四龍へ、利奈は七御先へ電話をかける。
ふと、利奈はあることに気がついた。フレアを誘わなければ、彼女はとても荒れるに違いない。
それに、彼女自身の自覚がないとはいえ、フレアに迷惑をかけたことにも変わりない。
アルは翠蘭と華月を、利奈はフレア、リデル、桂をそれぞれ誘った・・・
アル&利奈より、翠蘭・華月・フレア・リデル・桂の5名へ
98年08月12日:11時38分49秒
六堂 桂 / 御影
「ホイ、お疲れさん。」
マシンから降り、ヘルメットを脱いだ桂に向けて、親父っさんはそう声をかけてタオルを渡した。
「予選六位だ。良くやったな、桂。」
「まだまだですよ。もう少し、タイムは縮められたはずですから・・・。」
そう言う桂の表情は、言葉とは裏腹に晴れ晴れとしていた。
タイムこそ余り伸びなかったが、翔やアンジェリカと一緒に走ったことの方が、桂には重要だった。
「そう言えば、フレアさんは何処に行ったんですか?先に戻っているはずですけど。」
「あいつなら裏のテントにいるよ。予選の間「ZERO」で走ってたらしくてな。くたばりかけてるよ。」
「そうですか・・・。」
それを聞いた桂はピット裏のテントに向かう。
特に理由などはなかったが、すこし、フレアの様子が気になったのだ。
テントにはフレアと、そしてリデルがいた。
「フレアさん、お疲れ様です。体の方は大丈夫ですか?」
六堂 桂からフレアへ
#ここ数日の間、学校の休みや私用が重なりなかなか書き込むことができませんでした。
#そのせいで皆さんにもご迷惑をかけてしまいました。
#どうもすいません。
#また、8月の15日から17日も少し書き込めそうにありません。
#この間、必要でしたら桂は自由に動かしてやってください。
98年08月12日:11時25分21秒
速さの代償 / りる
スターゲイザーが、タイムアタックを終え、ピットインする。
だが、その運転は何処か力なさげに見える。
「そりゃ、あんだけ【全開】で走っとったらいやでもこうなるわな・・・」
長年付き合ってきたリデルは、フレアがどうなっているのか一目で分かった。
心持ち早足でスターゲイザーに近づく。
「フレア、生きとる?」
「・・・・・・何とか・・・」
フレアの生死(爆)を確かめた後、リデルは嘆息した。
「ZEROの領域」・・・それは、神業的な走りを可能とする代わりに、極度に体力と精神力を消耗する諸刃の剣。
現にフレアは今、精神的、肉体的にも激しく衰弱している。
【領域】を発動させ続けていれば、いつかは自滅するかも知れない。
だがフレアは、自分が使っているのがそんなものと知りつつ、それでも敢えて使って走っている。
それが己れに課せられた使命の様に。
「1分30秒46・・・・・・まあそこそこのタイムやないの。最後のタイムアタックはギリギリ規定時間に間にあわんかったけどな。」
「・・・・・・ダメだよ。」
「あん?」
「ロジャーに勝てなかった。」
そのセリフを聞いて、リデルはくすっと笑う。
「ま、その借りは本戦で返しゃいいやろ。今はきっちり休んどった方がええ。」
「・・・・・・今はその意見に同感・・・」
ふらつきながらピット脇のリデルのテントに戻るフレアを支えながら、リデルは思う。
(今のスターゲイザーやと、フレアのキャパシティについていけん。早う例の【あれ】も完成させんとな・・・)
#RWAKさん・・・例の計画、発動します?(爆)
#いや、利奈が来てくれれば疲れなんぞ一発で吹っ飛びますから、フレアは(笑)
98年08月12日:08時37分19秒
スターティング・グリッド / Foresta
ポール・ポジション
(5)ロジャー・マクバード
天羅レーシング ケルベロス
1’29”58?
2
ロバート・龍
四龍 蒼雷
1’30”12?
3
香月 晶
久津見レーシング ウィンドメア
1’30”???
4
アンジェリカ・シェフィールド
ラングレーRS エリーシャ
1’31”176
5
六堂 桂
七御先フォーミュラ エアリアル
1’31”179
6
(1)レオンハルト・アーレンシュタイン
天羅レーシング カイゼルシュトルム
1’31”18?
・
・
・
・
12
(6)凪澤 翔
ハヤテグランプリ カーマイン・レイ
1’33”825
こんなものですかね。
具体的に数値が出ているチームだけ並べてみました。
……疲れました。
98年08月12日:01時11分33秒
ハヤテグランプリ・ピット / ぺぇ
「みんなには本当に迷惑をかけたな。
・・・・・・そうだ、このあたりでおいしい料理屋を知っているから私が案内するよ。」
その言葉にわっと湧き上がるハヤテピット内。
すでに尾ひれがついて、アルさんのおごりであるという話に進展しているのはいうまでもない(^^
「それじゃ、僕もシャワ−浴びて着替えてきますね。」
そう言って翔はヘルメットを脇に抱え、ピットを出て行く。
98年08月11日:15時13分15秒
アンジェリカ / May
「タイムアタック終了まで、3、2、1、終了しました。」
レコードライン通過とほぼ同時に、予選終了を告げるエリーシャの報告が入る。
「わかりました・・・」
この2周、私はエリーシャを操ってエアリアルにアタックを掛け続けた。
結局抜くことはできなかったが、データ収集と何より私にとってバトルの練習になった。
「データは取れましたか?」
「はい。問題ありません。」
(桂さん、ありがとうございますね。おかげでいい練習になりました。)
「この周回で、ピットに戻ります。」
「了解。」
(・・・ふぅ、これで予選が終わりましたね。
・・・見ていてくれたかしら・・・ルーク・・・私の一番大事な・・・そして・・・・・・)
#どなたか予選の確定順位をまとめてもらえませんか?
#結構混乱していてよく分からないんですが・・・
98年08月09日:22時05分56秒
帰還。そして提案。 / RWAK
結局アルと利奈がピットに帰り着いたのは予選終了後だった。
見れば、カーマイン・レイがピットに到着し翔がマシンから降りてくるところ。
「すいません、ご迷惑をおかけしました。
・・・・・すぐ手伝うよ。」
言うが早いか、アルはグローブをはめてカーマイン・レイの整備にはいる。
「すいません。本当に心配かけちゃって・・・・・」
利奈は宇都木オペレータをはじめとするピットクルーにひっきりなしに謝っている。
と、整備をしていたアルが手を止めた。
「みんなには本当に迷惑をかけたな。
・・・・・・・そうだ、このあたりでおいしい料理屋を知っているから私が案内するよ。」
アルから、ハヤテピットクルーのメンバーへ。
98年08月09日:01時41分13秒
四龍 / Dr.李
「あれからまた,タイムを縮めたか。」
あきれ顔で主任がつぶやく。
「まぁ,私が言うのもなんだけど,直線だけは底抜けだからね。」
姉御が言う。
「予想通りだ。」
部長がつぶやく。
「そうでなくては,わざわざF3000から引っ張ってこない。」
「ふぅ,及ばなかったか。」
ピットに戻る。
「無茶しやがって。」
「すいません。」
「まぁ,いいや。ゆっくり休め。」
「はい。」
「予選終了しました。」
オペレーターのひとりが報告する。
「うむ,撤退作業にかかれ。」
「「「「了解!」」」」
98年08月09日:01時13分06秒
予選終了 / ぺぇ
「僕だって、負けていられない!!」
第1コ−ナ−を抜けた時点で開いた差を、
加速して縮めていくカ−マ−ン・レイ。
だがその時、ピットから通信が入る。
「だめよ、翔君。間もなく予選終了、無理をせずにピットへ帰ってきて。」
オペレ−タ−宇津木である。
『予選終了まで・・・3・2・1・終了。』
レイのカウントダウン終了とともに、予選終了を告げるフラッグが振られる。
「しかし愛美さん・・・」
「予選で全てが決まってしまうわけではないわ。
予選確定順位12位。立派よ。」
『レ−スは今日の予選だけではない。
明日の決勝、そしてあと15戦控えているのだ。
目先の結果に目を奪われるな。
16戦全てを戦い、ト−タルで結果を出せば問題ない。
そして君は初めてにしてはよくやった。』
「・・・・わかった。ピットに戻ろう。」
カ−マイン・レイはスピ−ドを落とし、ゆっくりとコ−スを回る。
そして最終コ−ナ−に差し掛かった時点でピットロ−ドへ入り、ピットへ戻っていった。
#ということで、カ−マイン・レイ以降のマシンのアタックは無効になります。
#カ−マイン・レイはタイムアタック最後のマシンですが、
#チ−ムの指示によりコ−スを回りきらずに、ピットへ戻りました。
#よって最終のタイムアタックはカ−マイン・レイの直前を走っていた
#エリ−シャ&エアリアルになりますね。
98年08月08日:18時38分39秒
フレア・ナイトメア / りる
ケルベロスはタイムアタックを終えた後、すぐに天羅のピットに戻っていった。
途中のアクシデントのため、彼のタイムは大した事はないだろう、フレアはそう考えていた。だが、
『ケルベロスのタイムは1分29秒58。コースレコードだ。』
そんな考えは、スターゲイザーのセリフでぶっ飛んでしまった。
「何だってぇ!?1分29!?」
『正確には、1分29秒58、だ。』
もはやスターゲイザーの言葉など耳に入っていない。
(ロジャーがポール、ロジャーが29秒台、ロジャーがコースレコード・・・・・・)
徐々に目が座ってくる。
『フレア。おい、フレア。』
「・・・・・・・・・・」
彼女の目に写っているのは、幾台ものマシンが疾走するサーキットではなく、勝ち誇った目で自分を見ているロジャーの姿だった。
(おぉのぉれぇ〜!ロジャーぁぁぁ!!)
そして、フレアは遂に・・・
「1分29秒《57》だ!あの馬鹿に目にもの見せてやる!!」
・・・・・・キレた。
#本気で彼女なら出しかねん。29秒《57》。
#誰も邪魔しなかったらね(笑)
#次の書き込みは12日になる模様。(都合により変更あり)
98年08月07日:12時48分54秒
六堂 桂 / 御影
第2コーナー、そしてそれに続くヘアピンとエリーシャはこちらを抜こうと何度となく仕掛けてきた。
いちおう、レコードラインは押さえているのでコーナーで抜かれることはそう滅多にないはずだが、やはり直線では新型のマシンと旧形のマシンという決定的な差が露になる。
しかし、それ以前に桂は何か引っ掛かるものを感じていた。
(・・・モニター越しとはいえ、ピットで見たアンジェさんの走りはこんなモノではなかったはずですが・・・
マシントラブルというわけでもないでしょうし・・・やはり、試されていると考えるのが妥当でしょうか・・・。)
「ケルベロスのタイム、出ました。」
エアリアルの報告で、桂は一旦考えを打ち切った。
「タイムはいくらですか?」
「1分29秒58です。」
「・・・は?」
思わす間の抜けた声を出してしまう。
「1分29秒58です。」
もう一度言うエアリアル。
予想していたとはいえ、29秒台を出してくるとは思わなかった。
(少し、甘く見ていましたね・・・。)
今更ながらにロジャーという男の大きさを思い知らされた気がする。
「負けてはいられませんね。次の周で最後のタイムアタックに入ります。」
「了解しました。
警告。カーマイン・レイ、加速。注意せよ。」
(さて、来ましたね。では、行きましょうか。凪澤さん。)
98年08月06日:22時44分23秒
Dragon Cry / Dr.李
「暫定トップ入れ替わったぞ,ロイ」
主任,トーマスブライアンが通信を入れる。
「だが2位で充分だ。無理をするな。」
「トップから落とされたか・・・。」
通信を聞きながら,眼を細める。
瞳の奥で何かが燃えているようだ。
”闘気”
そう呼ばれることもあるだろう。
「「時間から見て・・・これが最後か・・・。」」
その通信を聞いて,トーマス・ブライアンは天を仰いだ。
「My God!!!」
「どうしたい?」
姉御が聞く。
「あいつやる気だ。」
「レース馬鹿・・・。」
部長がつぶやく。
「それもよかろう。チームの為だけではなく,自分の誇りにかけて走るのも。」
腕を組み巌のようにそこに立つ。
「即戦是勇・・・。」
にやりと笑う。
「いくぜ,シーサンメイ!」
「了解。」
バックストレートを加速する。
「フルバーニア!」
「了解,4連バーニア準備よし。
ライトニングカタパルト作動します。」
「雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄雄ぉぉぉぉぉ!」
Gに耐えながら,最終コーナーに飛び込む。
60度のバンクからさらに加速。メインストレートを突っ切る。
「今の俺を邪魔するなぁ!!!」
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
でも結局1分30秒12くらいかな?
だって蒼雷曲がれないもの(爆)
98年08月06日:21時28分45秒
橘 まゆ / tomy
利奈を探し始めてから30分近くが経過していた。そろそろ予選も終了する時間だ。
「ふぇ〜、見つからないよぉ。んもぉ、どこ行っちゃったんだろ?」
さすがに疲れて弱音を吐く まゆ。
まゆは桂とアルの話しを聞かずに出て行ったので、利奈の居場所、九津見についての情報が決定的に不足していた。そのため手当たり次第に利奈の事を聞きまわり、闇雲に探していた。レース中に聞き込むのはかなり迷惑な事だったが。
偶然レースを終えた『あの』皇帝に遭遇し、彼にも聞いた(ある意味すごい)。無論「知らん。」の一言で片付けられたが。そもそも先ほどまでレースをしていた皇帝が、その最中に行方不明になった少女のことを知るはずがない(笑)。
結果、手に入った情報のほとんどは意味のないものばかりだった。一応九津見で見かけたという話しも聞いたことは聞いたので、九津見を訪ねたりもしたが「もうお帰りになりました。」と受付の人に言われ、特に疑う理由もなかったので、すごすごと退散したりした(爆)。
ちなみにこの間ピットと連絡は取れていない。携帯電話など連絡できるものは、慌てていたためピットに忘れてきたのだ。わざわざ取りにいくのも情けなかったし、時間がもったいない気がしたのでそのままにしていた。
「う〜ん、一旦ピットに戻ろうかな?案外もう帰ってるかも知れないし。」
tomy:特に接触がなければ、まゆ はこのままピットに帰らせます。それにしても まゆって、もしかすると利奈ちゃんより無防備(というか間抜けというか)かも(苦笑)
98年08月06日:17時21分44秒
フレア・ナイトメア / りる
「さあって、ここらで一気に・・・」
フレアがロジャーをオーバーテイクしようとした瞬間、フレアの脳裏に閃くものがあった。
−ここで前に出ると、体勢を崩したケルベロスに潰される?−
フレアは自分の勘を信じ、スターゲイザーを減速、警戒する。
そしてその瞬間、突風に煽られたケルベロスの車体が浮き上がる。
「いけないっ!あのままじゃ体勢が立て直せずにクラッシュしちまう!」
前方のケルベロスを見て、フレアはそう感じた。
ロジャーの焦りが伝わってくる。間に合わない!
だが、フレアの予想は外れた。
『ケルベロス』自身が片輪走行をやってのけたのだ。
「・・・・・・さすがにここまでは予測できなかったね。まさかロジャーよりマシンが先に反応するなんて。」
驚きを隠し切れない顔でフレアは呟く。が、すぐにそれは笑みに取って代わった。
「こういう思いもかけないアクシデントがあるからだろうね、『天羅』が面白いのは!」
ケルベロスがピットに戻っていくのを見届けると、フレアはスターゲイザーを再加速する。
凪澤 翔。彼のマシン、カーマイン・レイに追い付くために。
#最近は、本編より「一行掲示板」の方が激走編のストーリーが進んでいる。
#何故だ?
98年08月06日:06時19分59秒
アンジェリカ / May
(ふぅ、抜けませんね・・・)
私は第2コーナーからヘアピンへとかけてエアリアルにアタックをかけるが、
レコードラインを正確に、かつ高速に走るエアリアルをどうしても抜く事ができない。
(やはり、私の腕と、RRC、エアブレーキ両系統を使わないエリーシャでは、
桂さんのエアリアルは抜けませんか・・・まぁ、仕方ありませんね・・・)
「エリーシャ、データはサンプリングできていて?」
私はエアリアルからわずかに離れながらエリーシャに尋ねた。
アンジェリカより六堂 桂、凪澤 翔へ
98年08月06日:00時06分33秒
《ビースト》の目覚め / tomy
モンスーン気候の地域で季節の変わり目に吹く突風。日本では春一番と呼ばれるそれがコースに吹きつけたのは、ちょうどロジャーがヘアピンを曲がりきろうとした瞬間だった。
「おわっ。」
ケルベロスの車体が浮き上がる。規約違反ととられぬよう、《ビースト》は即座にトライジェットをカットする。ケルベロスは一瞬浮遊した後、バランスを欠いたまま地面に向かい落下する。
「くっ」
即座に体勢を立て直そうとするロジャー。だが操作が間に合いそうにない。後方からはスターゲイザーが近付いている。
(くそっ、間に合わねぇ)
そのままバランスを欠いたケルベロスの機体はバウンドして、後方から接近するスターゲイザーに激突する…かに思われた。
…だが、
片輪が地面に接したその瞬間に、ケルベロスのエアロエフェクトファンが作動し、機体の姿勢を片輪走行の状態で安定させる。そしてケルベロスはそのままトライジェットを再び噴射させ、コーナーを曲がりきる。…ロジャーのイメージそのままに。
「なにっ!?」
一番驚いたのはロジャー自身だ。だがそれも一瞬。
「立て直しにかかった時間は0.09秒。まだポール奪取は十分可能です。」
《ビースト》の報告に、ロジャーは再び意識をレースに集中させる。
「うっし、こうなったら遅れた分を取り戻すために、残りはトライジェット全開で行くぜ。おめぇも最後まで耐えろよ!」
その言葉どおり、ケルベロスはトライジェットを噴射させ続けたままコントロールラインを通過する。
実況「おおっと、どうやら暫定トップが入れ替わった模様です。ゼッケン5番マクバード、記録は…、1分29秒58!コースレコードです!」
……………
「なぁ、相棒。お前予知能力でもあるのか?」
タイムアタックを終えたケルベロス。その中でロジャーは先ほど感じた疑問を口にする。あの時ケルベロスの反応が自分の操作より一瞬早かった様に、ロジャーには確かに感じられた。
「どういう意味ですか?」
逆に聞き返す《ビースト》。
「いや、いいや。気にすんな。そんなことより俺は美咲さんの雷を心配しなくちゃならないしな。」
ロジャーはそう話しを切り上げるとピットを目指した。
…むろんロジャーがピットに戻った時、再び美咲の雷が落ちたのは言うまでもない。
ロジャー・マクバード
tomy:《ビースト》の謎は…、とりあえず、ヒ・ミ・ツ☆(バレバレという噂もあるが)
98年08月05日:08時20分18秒
凪澤翔 / ぺぇ
「あんなギリギリの状態で曲がりきるなんて・・・」
『第2コ−ナ−接近。』
「僕だって、負けていられない!!」
第1コ−ナ−を抜けた時点で開いた差を、
加速して縮めていくカ−マ−ン・レイ。
98年08月05日:04時00分02秒
エアウルフ向け?技術情報 / Foresta
某月某日 朝○新聞朝刊 経済面
太陽自動車工業(株)は、可変合金Tメタルの特性を改良・応用したトランス
ミッション「HTM−トランスミッション」を開発したと発表した。
これはギヤの材質に、靭性・耐摩耗性を強化したハイパーTメタルを用い、ギ
ヤを変形させることでこれまで多数使用されていたギヤを共用し、ミッションを
軽量化したもの。太陽自工の弁によれば、従来品に比べ現段階で既に2割以上の
軽量化を果たしているという。ただし市販化するにはハイパーTメタルの価格が
高価であり、当分はモータースポーツの分野で応用される見通しだ。
なお、規則上T−メタルが使用可能なのはTFGPXのみであるが、太陽自工
ワークスであるSTS(SpeedTeamSunray)は成績不振から昨年いっぱいで撤退し
ており、既存チームへの供給という形に落ち着く見込み。
同時に太陽自工は、TFGPXレベル(時速400〜600km/h)の極限状態
で使用可能なASC(アクティブ・スタビリティ・コントロール)の開発も発表
した。
同紙コラム
アクティブ・スタビリティ・コントロール
オーバーステア(曲がりすぎ)時にはアウト、アンダーステア(外に膨らむ)
時にはイン側のブレーキを強めに利かせるなど、左右のブレーキ圧をコントロー
ルすることにより、コーナーリングを補助するシステムのこと。既に実用化され
ているが、例えばトヨタではVSC、三菱ではASCなど、各社で名称は異なる。
またブレーキ圧ではなく駆動力の配分をコントロールする、AYC(アクティ
ブ・ヨー・コントロール)というものもある。これは既にF1で用いられている
(らしい)。
とりあえずこんなもの考えてみました。
どうでしょうか、エアウルフの皆様。
98年08月04日:21時19分57秒
ライトニングドラゴン / Dr.李
「フレア・ナイトメアが仕掛けたか・・・だが。」
冷静に分析する。
「あの勘の良さは時として欠点にもなるな。型がないと言うことは,ロスもでかいと言うことだ,現に今のコース取りはさっきと違う。
野獣は野獣でも猫科だ,チーターかパンサーってところだな。
その点,同じ野獣でもロジャーの方は犬科だな。
しかも,餓狼だ。」
好き勝手言う。
「フェイト・ジャスティスか。ほんとに怖いのはあんたと皇帝だよ。」
逆バンクをぎりぎりのコントロールで抜けた後の短いストレートで加速。
SABシステムと言われる超短距離専用ブースターで,コーナーの遅れを挽回する。
「基本に忠実・・・。それが一番大事で,そしてそれを守りつづけれる人間ってのは強いのさ。」
現にいままでコーナーで抜けれそうなほど隙はない。
「だが,いつかは抜かれる。それはそんなに遠くない。あんたと皇帝の差だ。」
何かを掴んだようだ。
「勝つ姿勢・・・か。」
98年08月04日:00時20分24秒
アンジェリカ / May
第1コーナーでエアリアルが仕掛けてくる。
私はエリーシャを操って、エアリアルをブロックしようとする。
「警告。エアリアルと接近しすぎです。接触の恐れあり。」
「問題ないわ。まだ数cmは距離があります・・・」
私はエリーシャの警告に対して平然とそう答える
しかし、エアリアルは私がブロックしたラインのさらに外側を抜けていく。
(・・・ふぅ、さすがにRRCもエアブレーキも無しでは、あの桂さんとエアリアルを抑えるのは無理ですか。)
結局第1コーナーを先に立ちあがったのはエアリアルだった。
(まぁ気を取り直して次は私が攻めるとしましょう・・・)
私はエリーシャを操り、逆に第2コーナーに向かってエアリアルを追いかける。
アンジェリカより六堂 桂と凪澤 翔へ
#一応エアリアルを抜こうとしていますが、RRCやエアブレーキを使わない普通の走りでは多分抜けないでしょう。
98年08月03日:23時45分32秒
アル&利奈 / RWAK
「どうもすいませんでした。」
二人で翠蘭と花月を見送る。
「さて、ピットに帰ったらゆっくり事情を聞かせてもらうからな。」
「・・・・・・はい。」
そしてピットに向かって歩き出す。
98年08月03日:21時59分39秒
四龍エキスパート / Dr.李
「いえいえ、お役に立てて幸いですわ。」
翠蘭が答える。
華月も電話しながらにっこりほほえむ。
「それでは、私たちは仕事がありますのでこれで失礼いたします。」
そういって場を去る。
98年08月03日:15時33分55秒
新キャラ / SHIN1
名前:神薙司(かんなぎ・つかさ)
年齢:26歳
性別:男
身長:175cm
○背景
神薙フォーミュラのオーナー。
世界でも有数のシェアを誇る優良自動車メーカー神薙の総帥の次男。
性格は気さくで温和。
長男が社長職を継いださいに、神薙フォーミュラを設立。初めは気ままな次男坊の粋狂と社内の重役会で
一笑に付されたが、二年連続の総合三位という結果に対し、会社は慌てて大幅の予算を投入する。
このことで司の社内での立場は大きく上昇した。
98年08月03日:13時16分53秒
六堂 桂 / 御影
「警告。第一コーナー接近。現在の速度ではエリーシャとの接触、もしくはコースアウトの可能性あり。」
確かにそうだ。
前方にいるエリーシャとの距離は非常識なほどに近く、1メートル程も離れていない。
この状態でコーナーに入れば、まず、接触は避けられないだろう。
普通のドライバーならば。
エリーシャが、第一コーナーを曲がるためにスピードを落とした。
(来た・・・!)
桂は最低限必要な量だけステアリングを切り、減速したエリーシャの左側方を擦めるようにして通り、並ぶ。
エアリアルがエリーシャの横に出たとき、二台の間には、ほんの数センチの隙間しかなかった。
そしてエアリアルは、誰の目にも明らかなオーバースピードで第一コーナーに突っ込んでいく。
「エアリアル、合図と同時にエアロエフェクトファン起動。」
「了解。」
エアリアルの返事を聞き終わらないうちに、桂は思い切りブレーキを踏み付け、ステアリングを右に切りつつギアを落とし、スロットルペダルを軽く踏む。
体に凄まじいGがかかる。
コーナリングフォースに挫けたタイヤが滑り、車体が進行方向とは違う方向、コーナー出口に向く。
「ファン起動、フルダウンフォース。」
桂の言葉と同時に起動したエアロエフェクトファンが、車体を路面に押し付ける。
タイヤグリップが回復するのと、桂がスロットルペダルを思い切り踏み込むのとは同時だった。
リアを派手に振りながららコーナーを抜けたとき、エアリアルは完全にエリーシャを抜いていた。
(ありゃりゃ、つい本気になってしまいましたね・・・。凪澤さんには、まだ早かったかな・・・?)
ちらりと残り時間に目をやると、残りは3分42秒。
あと二周がせいぜいだろう。
(もう少し、時間があれば良いのに・・・。)
そんなことを考えているとき、その通信は入ってきた。
「ピットより通信。」
「桂、利奈ちゃんは無事に見つかったで。」
「本当ですか?それは良かった・・・。」
リデルの言葉に、桂はほっと胸をなで下ろした。
どうやら、最悪の事態だけは避けられたようだ。
六堂 桂からアンジェさん、凪澤さんへ
98年08月03日:11時24分00秒
ベース イズ ベース / 夜光
眼前でスターゲイザーもブースターをふかす。どうやら、遊び相手をしてくれるようだ。
「のりがいいから好きだぜ。フレアちゃん」
加速に伴うGの口の端を少し歪めながら、それでもやはり楽しそうな顔は変わらない。
レースを楽しむ心それこそが彼にとっては重要なことの一つなのだ。勝利するよりも、最
後まで走りきり。レースを楽しみ尽くすこと。そのことのほうが彼にとっては重要なのだ。
視界の端に後方に蒼雷の姿がちらりと映る。
「相棒。。あいつの動きどうおもう?」
それは答えの解っている問い。期待している答えがほしいための問いかけ。
「今までの経験からいけば、様子見ってところかな?だが、公式データから予測したところ
じゃ....試されてるな」
その声音は人に近い感情を感じさせる。長年つれそい、その学習量は他のSSAIなどの
比ではない。
「俺は基本に忠実なだけだぜ。.....見てもあまり面白くねぇと思うぜ」
その口元に楽しげな微笑が浮かぶ。
「相棒。"角"の用意をしといてくれるか?」
先ほどまでその瞳に輝いていた悪戯っぽい光が姿を消す。
「了解。相棒」
SSAIの音声からも先ほどまでの掛け合いじみた声音は感じられない。
「俺の目の前で事故なんかみせてくれるなよ.......」
ONI装備特殊ボディ用装備"角"。
それはエアカノンを数機同時操作することによる空気の壁を作り出す装置。
本来の用途はマシン同士の接触および、コースとの接触を回避するために備
えられたものだ。
「俺は信じる。幸運の女神の微笑みをな」
楽しげな笑みが不敵な笑みに変わる。そして、マシンは『万一』に備えて
軌道を変える。
98年08月03日:11時05分16秒
リデル / りる
「こちらハヤテグランプリ。リデルさんをお願いします。
・・・オペレ−タ−宇津木です。利奈さん、無事に発見されました。
六堂桂さんにも伝言お願いします。」
宇津木オペレーターの言葉を聞いて、リデルは一気に力が抜けた。
「よ、良かった、何とか間に合った・・・・・・」
間に合った、とは当然フレアのことである。
「あ、どうもご迷惑をお掛けしてすいませんでした。桂にもそのことは伝えておきますので。」
彼女にしては珍しく、標準語で喋っている。それだけ感謝の念が強い、という事の現れだろう。
「宇津木さん、もしこちらが手伝うような事が起こったら遠慮無く言ってください。
私たちにできることであれば喜んでお手伝いさせて頂きますから。それでは失礼します。」
「やーれやれ、何とかこっちは片付いたか。」
リデルはふう、とため息をつく。
「にしても、師匠ん所も何かまた企んどるようやなぁ、相変わらず・・・。」
余り人の事は言えんと思うぞ、リデルよ。
「ん?誰か何か言うた?」
・・・・・・
「・・・幻聴か?疲れでもたまっとるんやろか。」
ぶつぶつ言いつつインカムを取り、スイッチを入れる。
「桂、利奈ちゃんは無事に見つかったで。」
リデルより六堂 桂へ
#どうやらフレアの暴走はしばらくお預けの様である(笑)
#Forestaさん、全16戦分のコース図、作って頂けるんですか?
#私はForestaさんがレイアウトを担当するのには賛成ですけれども。
98年08月02日:23時49分55秒
業務連絡 / Foresta
まずはじめに。
みなさん、私のつたないコース図なんぞを快く受け入れてくださってありがとうございます。(^^;
では本題。
コース図をアップしていたアドレスを変更し、コースの情報を追加しました。
何かのお役に立てば幸いです。
http://ha2.seikyou.ne.jp/home/Takayuki.Hino/tfgpx/
から辿ってください。
よろしくお願いします。
それから……
コース全長はやっぱし短いですか。(^^;
5,6km……そうですね。そんなものでしょう。レース時間はF1と同じ2時間くらいあるでしょうし。
ところで、マジで私がコースレイアウトを担当してよろしいのでしょうか。
ただ、過去ログを見ていたら、「年間16戦」という具体的な数値が上がってたんだよなぁ……
う〜みゅ。
98年08月02日:23時17分05秒
アル&利奈 / RWAK
「何でここに?」
「ここで何をしてたんだ!?」
お互いに顔を見合わせてしまうアルと、利奈。
お互い、相手の状況を察するにはさほど時間はかからなかった。
『ぷっ!』
「くすくすくす・・・・」
「あはははははは・・・・」
簡単なことだった。アルはただ利奈を捜してここまで来ただけだし、利奈は何かの用事でここまで来ただけ。
大騒ぎするほどのことは何もなかったのだ。
「・・・・詳しい話はピットに戻りながら聞こうか。」
アルは翠蘭と華月の方へ向きなおる。
「・・・本当にすいませんでした。
この人たちはわざわざおまえを捜すのを手伝ったくれたんだ。
ほら、利奈もお礼を言う。」
「ご迷惑をおかけしました。ごめんなさぁい。」
98年08月02日:07時20分17秒
アンジェリカ / May
「後方より、エアリエル、カーマイン・レイ接近。」
私はこの周回、考え事をしながら走っていたため、エリーシャに警告されるまで、2台の接近に気づかなかった。
(でも、桂さんどうしたのかしら?あの走り方・・・)
「後方の2台だけどどう思う? エリーシャ。」
「・・・データ不足。しかし、エアリアルがカーマイン・レイを先導していると推測されます。」
「・・・・・・なるほどね。つまり、凪澤君のレッスンというわけですか・・・。」
(という事は先ほどのフレアさんも・・・。桂さんといい、フレアさんといい・・・
まあ、いいわ。そういう事なら、私も自分の練習を兼ねて付き合ってあげましょう・・・)
「次周、RRC、エアブレーキ両系統カット。」
「どういうつもりです?」
「やっぱり練習は基本が大事だと思うの・・・」
私は軽く笑みを浮かべてそう言う。そして、今度は真顔に戻ってこう続ける。
「後方のエアリエルを仮想敵に見立てて、ブロックラインの演習を行ないます。」
「なるほど・・・了解しました。本機及びエアリアル、カーマイン・レイの走行データのサンプリングを開始します。」
「お願いね・・・」
私はそう言って、エアリアルの動きに集中しつつ第1コーナーへと正確なラインで飛び込んで行く・・・
アンジェリカより六堂 桂、凪澤 翔へ
98年08月02日:00時38分26秒
オペレ−タ−宇津木 / ぺぇ
「了解しました。ご協力、感謝します。」
「OH、利奈無事に見つかったのか? これで一安心ね〜」
四龍とオペレ−タ−宇津木の会話が耳に入ったのか、喜ぶハヤテクル−。
その頃、超龍寺兄弟は・・・
「もたもたしてる場合じゃないぞ!!」
「お前の欠点はすぐに熱くなることだ。もう少し冷静にだな・・・」
まだサ−キットを駆けずり回っていた。
「こちらハヤテグランプリ。リデルさんをお願いします。
・・・オペレ−タ−宇津木です。利奈さん、無事に発見されました。
六堂桂さんにも伝言お願いします。」
オペレ−タ宇津木よりリデルさんへ。
98年08月02日:00時22分50秒
凪澤翔 / ぺぇ
『カケル、エアリアルがエリーシャに仕掛ける。』
「予選なのに!?」
エリ−シャ、エアリアル、カ−マイン・レイの3台がテール・トゥ・ノ−ズでストレ−トを駆け抜けていく。
そして第1コ−ナ−が目前に迫る。
”どう仕掛けるんですか、桂さん!!”
98年08月01日:23時34分39秒
四龍エキスパート / Dr.李
「こちら華月。ターゲットの無事を確認。感動の対面を実行中。」
「こちら四龍ピット、了解。ハヤテグランプリに回線回します。」
電話番の青年が回線をハヤテグランプリピット内内線に切り替える。
「こちら四龍。迷子のアリスの無事を確認。応答願います。」
98年08月01日:14時04分21秒
狂犬ロジャー / tomy
「かぁ〜あいつも馬鹿だねぇ。俺についてくるなんざ。」
後方から加速するスターゲイザーのドライバーをそう評するロジャー。
「潰れても知らねぇぜ。俺は明日(本戦)のことなんて考えられねぇ大馬鹿なんだからよ。」
ケルベロスはブーストを使用したままトライジェットターンで第1コーナーと第2コーナーを抜ける。
「ヘアピンカーブ接近。トライジェットターンによるスリップの可能性は46%。またスリップした場合、後方のスターゲイザーに接触する可能性があります。」
SSAI《ビースト》が報告する。
「そんだけありゃぁ十分だ。あいつも良くやるこったから、失敗しても文句を言われる筋合いはねえしな。」
「協会を通じて抗議が来ると思いますが。」
「それに対処するのは美咲さんの仕事だぜ。それにたまには七御先も抗議する側にまわってみるのもいいだろうよ。」
冗談ともつかない台詞を口にするロジャー。
「さぁって、一か八かやってやらぁ。トライジェットターン!」
そしてケルベロスはブースト加速のままヘアピンに突っ込んだ。
ロジャー・マクバード
tomy:すみません。都合により、次の書き込みは4日以降になります。
98年08月01日:13時16分16秒
六堂 桂 / 御影
「カーマイン・レイ、左後方3メートル、速度差03。」
エアリアルの報告を聞いた桂は、上機嫌だった。
思っていた以上に翔は才能がある。
今も自分の走りにピッタリとくっついてきている。
(そうそう、その調子ですよ。)
エンジンを全開にしてバンクを抜け、ストレートに入った瞬間、エアロモードにチェンジし、ブーストをかける。
後ろのカーマイン・レイもまるで予想していたようにブーストを開始し、こちらのスリップストリームに入ってきた。
「エリーシャ、右前方10メートル。注意せよ。」
後ろのカーマイン・レイに気を取られ、前を走っているエリーシャとの距離を詰めすぎてしまった。
だが、ある意味これは幸運なことだ。
上手くいけば、翔にオーバーテイクも見せることができるかも知れない。
そして彼なら、1度見れば自分のものにすることができるだろう。
「失礼します、アンジェさん。」
桂はそうつぶやくと、エリーシャに急接近を始めた。
第三者から見れば、エアリアルがエリーシャに追突しようとしているように見えるだろう。
桂は目の前のエリーシャに全神経を集中し、その動きを見極める・・・。
六堂 桂から凪澤さん、アンジェさんへ
98年08月01日:11時40分43秒
フレア・ナイトメア / りる
「前門の狂犬、後門の鬼と龍、ってなとこか?」
丁度ケルベロスとONI、蒼雷に挟まれた形になっている現状をフレアはそう表現した。
「さあて、これからどうすっかな?」
「ケルベロス加速。」
スターゲイザーがそう告げる。
「あんのやろー、このあたしを差し置いてタイムアタックに行くつもりだなぁ!?」
負けじとフレアもマシンを加速する。
そして後ろを振り向いて、フレアはつぶやく。
「あたしの走りを暴いたところで、何かできると思ったら大間違いだよ、龍。」
「・・・・・・」
前回の教訓からか、最早スターゲイザーは口出ししない。
「あたしの走りには決まった形なんか無いんだからね。」
#さて、おっちゃんと龍と、どっちが仕掛けて来るかな?
#ロジャーだったりして(笑)
98年08月01日:02時25分11秒
凪澤翔 / ぺぇ
「!!」
6→2速へシフトダウン。
シケインをパスして、再び加速。
エアリアルのすぐ後ろを走るカ−マイン・レイ
「桂さんの走りはフレアさんとは違うな。」
『パワ−ロスを極力抑えた走りだ。参考になる。』
「まさか僕に教えるために・・・?」
『翔、残り時間が少ない。』
「わかった。覚えられる限り覚えてやる!!」
”桂さん、恩にきます!!”
最大85度のバンクをもつコ−ナ−を抜け、ストレ−トに入る。
「レイ、エアロモ−ド!!」
『了解、エアロモ−ド。』
「ブ−スト、オン!!」
『ブ−ストポッド作動。エンジン臨界点までカウントスタ−ト!!』
リアタイヤ上部にある2機のブ−ストポッドが跳ね上がり、カ−マイン・レイは弾かれたように急加速して
エアリアルのスリップストリ−ムに入る。
翔から桂さんへ。
98年07月31日:21時35分22秒
利奈&アル / RWAK
「まずい、まずい、血の海ができる前に帰らないと。」
ずいぶん物騒なことを口走りながら、玄関へと向かう利奈。
がちゃ
ピンポーン
「あれっ?」
「ああっ!」
「お父さん?」
「利奈!?」
「何でここに?」
「ここで何をしてたんだ!?」
混乱の幕開けである(^^;
98年07月31日:19時06分06秒
四龍エキスパート / Dr.李
「ここね。」
メモを手に、建物の前に立つ。
「予選がもうすぐ終わるわ。そうなったら絶好の逃走の機会よ。」
「華月さん、だからまだ誘拐と決まったわけではないんですって。」
そういいつつ、ベルに指をかける。
ピンポーン。
98年07月31日:19時00分57秒
ライトニングドラゴン / Dr.李
「なるほど・・・。」
ONIと呼ばれる機体のコーナリングを見る。
「前世紀の遺物ってものではないようだな。
姿勢制御は今のカーマイン並だ。」
そうつぶやく。
「あれで、ポールをとれねえのは不幸なのか、詰めが甘いのか?見極めに行こうかな。」
ゆっくりと間合いを取る。
離されているようで近く、追いついてるようで遠く。
「さて、狂犬に、爆弾娘、皇帝の影か。ろくでもないな。」
巻き込まれないのが一番だ。
そう思い、特等席に距離を置く。
「暴いてやるよ、このロバート龍が。
あんたらの走りをな。」
無理のない走りで的確にコーナーを回る。
決して速い走りではなく、離されない走りだ。
「無理はしないさ、明日があるからな。」
ピットの心配をよそに龍は冷静だった。
98年07月31日:18時45分52秒
狂犬ロジャー / tomy
「おうおう、ちょうどいいや。おやっさんに相手でもしてもらえや。」
ONIがスターゲイザーに接近するのに気付き軽口を叩くロジャー。
「さぁって、俺とお前がどこまで耐えれるか、やってみようじゃねぇか、相棒。」
ニカッと笑いそのままトライジェットを使用する。
「トライジェットハウリングだ。このままタイムアタック行くぜ!」
ロジャー・マクバード
tomy:全員の文章を読む限り、前後関係は、ケルベロス、スターゲイザー、蒼雷、エリーシャ、エアリアル、カーマイン・レイ、の順だと思います。
98年07月31日:17時08分58秒
フレア・ナイトメア / りる
『後方、ONI接近。』
「あのねぇおっちゃん、あたしは今からタイムアタックなんだってば。あんましかまってる暇無いんだけどなぁ。」
そんなフレアの言葉など聞こえるはずも無く、ONIはなおも接近してくる。
「・・・そんっなにあたしと遊びたい訳?おっちゃん。」
『どうする?このままではタイムアタックをしようにも妨害される可能性が高いが。』
「しゃあない、相手してやろ。その代わりそう簡単にはあたしは抜けないよ。覚悟して来な、おっちゃん!」
スターゲイザーはONIと同じくブースターを掛ける。
だが、真紅の機体の向こうには、“地獄の番犬”が待ち受けていた。
#今、全員の位置関係って、どんな感じなんですかね?
#すでに誰がどこにいるのかわかんなくなってきた・・・
#とりあえずフレアの後ろにフェイト、前にロジャーってな感じでしょうか、彼女の周りは。
98年07月31日:15時36分50秒
"ONI" フェイト・ジャスティス / 夜光
「前には魔獣が二人。後ろはドラゴンか....さて、まずは」
ONIの心臓に息吹を送る。ONIはそれに答えて大きな雄叫びをあげる。
「後ろをとらせてもらおうかね」
力強いエンジン音と共にカーブに入る。だが、速度は落ちない。通常ならばこの速度を維持すれば
コースアウトは間違いない。だがここは天羅だ、今までのレースの常識だけでは生き残れない。
前輪をロック。エアスラスターを操作して姿勢を制御。後輪が静止すると同時に前輪のロックを解
除。そして、アクセルを踏み込み再加速。その動作に一瞬の遅滞も存在しない。それを数度繰り返す
こまめなシフトチェンジと正確なタイミングの見極めなしにこの作業は存在しない。
そして、このような姿勢制御を可能とするのはFEIRSのマシンしかない。ある程度自在に空気抵抗
を変化することができるリアクティブシャーシと、エアキャノンと呼ばれる強力なスラスターはFEIRS
特有のものだ。
「さて、まず挨拶代わりだ.....相棒。ブースターON」
「了解。相棒。例のポイントで再点火だな。」
「分かってるね〜」
カーブを抜けきった瞬間。ブースーターの出力も加わりさらなる加速が加わる。
「さて、まずはフレア嬢ちゃん.....俺を前にだすなよ」
その顔ににっと楽しげな笑みが浮かぶ。
98年07月31日:12時07分33秒
フレア・ナイトメア / りる
「鬼さんこちら…、ってか。」
そんなロジャーの声がフレアにははっきりと聞こえていた。
「・・・・・・殺す。」
『どうした?また何かあったのか?』
聞き返すスターゲイザー。
「やかまし。あんたもいい加減あたしの特技くらい覚えなさいよね。」
『「ZEROの領域」と呼ばれるものか。私にはいまだに理解不能な能力だ。』
「理解しなくてもいいから、そのいちいち何かあるごとに聞いてくるのをやめろ、っていってんのよ、あたしは。」
『・・・善処しよう。』
『ところで・・・』
ヘアピンを抜けた後、不意にスターゲイザーが聞いてくる。
「あん?なによ?」
『今回はカーマイン・レイのサポートはしないのだな。』
「まあね、今レイにはテクニックの面であたしより教え方のうまい桂がついてるからね。あたしの出る幕じゃないよ。」
『珍しく謙虚だな。』
「うっさいね。ま、基本は桂に教わった方がいいだろ。あたしはその後さ。」
そう言ってフレアはにやりと笑う。
と、その時、
『蒼雷、ギガント、コースイン。』
「フェイトのおっちゃんと龍か・・・また賑やかになったもんだね、ここも。」
『どうする?』
「うーん、そうだなあ・・・」
もはやロジャーへの怒りは半分くらい収まっていた。とりあえず今は、新しく入ってきた獲物・・・もとい、相手をどうするか・・・。
「ま、今はいいや。スターゲイザー、こっからだけど、タイムアタック行くよ。さっきのブーストで大分稼いだはずだから行けるだろ。」
『了解。』
「んじゃ、いこうか!スターゲイザー、エアロモード!」
真紅のマシンは、高速でバンクに突入していった・・・
98年07月31日:11時24分04秒
六堂 桂 / 御影
「二周目のタイムは1分31秒179。暫定三位です。」
エアリアルが告げてくる。
良いタイムだ。
3番グリッドを確保できたのなら、残りの周回は時間潰しに使っても良いだろう。
そう思っていた矢先のことだった。
「エリーシャ、コントロールライン通過。タイムは1分31秒176。」
これでまた、四位に落ちてしまった。
「ケルベロス、ONI、コースイン。
スターゲイザー、ブースト起動。ケルベロスに仕掛けるもようです。」
(さっきは皇帝で、次はロジャーですか・・・。元気ですねぇ。)
判っていることとはいえ、あのスタミナが何処から湧いてくるのかと思う。
(まあ、こっちとしては好都合ですけどね。)
「エリーシャ、スピードダウン。」
(この周は流すつもりですか・・・。)
「エアリアル、カーマイン・レイの現在位置は?」
「現在後方300メートルの位置です。」
(とりあえず、順位はこのままでもかまいませんか。)
桂はアクセルを緩め、スピードを落とすとコースの端により、エリーシャを先に行かせる。
後方の映像に映ったカーマイン・レイが、その中で段々と大きくなってきた。
「さて、レッスン開始といきましょうか。」
桂はスロットペダルを踏み込み、カーマイン・レイの前に出ると立体交差を越え、バンクへと突入していく。
左向きにかかるGに耐え、さらにペダルを踏み込みつつバンク内で加速し、シケインに迫る。
シケインの直前で急速にスピードを殺し、流れるようにシケインを通過すると、次の大型コーナーに向けて加速していく。
(タイミング、上手くつかんでくださいね・・・凪澤さん。)
六堂 桂より凪澤 翔へ
98年07月31日:03時01分47秒
タイムアタック / May
ヘアピンでカーマイン・レイがわずかに脇へと寄る。
(本当は、こういう低速コーナーはエリーシャの得意とするところではないのですが・・・)
私はそう思いながらも、エリーシャをその隙間へと飛び込ませる。
が、その無理な機動に機体が滑りかける。
(しまっ・・・HMモードに入る?・・・いや、これで・・・)
「右サブブースト、オン。」
私は咄嗟に右側のサブブーストを立ち上げ、その回転モーメントを打ち消す。
一瞬、グリップを失いかけたタイヤが、再びグリップを取り戻したのを、感覚とHMDに表示されたデータで確認する。
2番HUDにはエリーシャの後ろに張り付いたカーマイン・レイが映っている。
(このままついてくる気かしら・・・面白いわ・・・ついてこれるかしら?)
「フルブースト。それからエアブレーキ展開用意。」
私は、HMモードこそ使わないがほぼ全開でタイムアタックを続ける・・・
カーマイン・レイを抜いてからは障害物もなく、ほぼ理想的な状態でコースを回り、ホームストレートへと立ち上がる。
「BFC、フルブースト。これで最後よ・・・」
私は体に大きなGを感じながらホームストレートを駆けていった。
「コントロールライン通過。1分31秒176。現在3位です。」
エリーシャがそう報告する。
(さて、次の周は流すとして、凪澤君はついてこれたかしら?)
#エリーシャは低速域での機動性が低いという欠点があります・・・<だからスタートは結構苦手だったりする。
#その代わり、高速域での機動性、特に旋回性能は目を見張るものがあります。
#そうそう、うちのエリーシャの大型ブースター:アフターバーナーは機体中央のアイポイントの高さにあるので、
#使用時は真後ろにいると結構恐かったりします(笑)。<特に初めてだと・・・
98年07月31日:01時30分57秒
九津見ピットクルー / karma
「仕方ないですねぇ。あまり他に言わないでくださいよ。」
困ったように答える。
「こっちに書いておきますんで。」
そういってメモ用紙に軽く書き留める。
「どうぞ。」
そのまま紙片を翠蘭に渡す。
#下っ端では翠蘭の尋問に抵抗できませんでした(笑)
98年07月31日:01時16分45秒
四龍エキスパート / Dr.李
「はい?」
翠蘭が聞き返す。
「私が聞いたのは、居場所であって、電話で話したいとは一言も言ってはおりませんよ。」
にこにこしながら言う。
「先ほどまでおられたのでしょう?でしたら、こちらから尋ねるしかございませんでしょう?
ましてや、礼に関わる行為なればこそ、本人にお会いできなければ意味がありません。
伝言をお伝えしていただけるお気持ちはありがたいのですけども、誠意を伝えるにはやはり直接お会いしませんと。」
98年07月31日:01時12分57秒
狂犬ロジャー / tomy
AI《ビースト》「スターゲイザー接近。」
「ったく、この忙しい時に来やがったか。」
そうつぶやくロジャーの口元にはかすかに笑みが浮かんでいる。
「トライジェット発動。あいつのヒステリーは怖いから…、逃げるぜ。」
3機のジェットブースターが唸りを上げる。伝説の魔獣の咆哮さながらに。
「トライジェットハウリング!」
徐々にスターゲイザーを引き離すケルベロス。トライジェットを同時使用したケルベロスは加速だけなら蒼雷すら上回ることができる(ジェットによって発生する乱流の影響で最高速では及ばず、また燃費は非常に悪いが)。
「鬼さんこちら…、ってか。」
不敵に微笑むロジャーの目前には第1コーナーが接近していた。
ロジャー・マクバード
tomy:
>Forestaさん
いいコースですね。僕も作ってみたんですが、実際に書くと『第1コーナー→第2コーナー→ヘアピン』というのが非常に難しくって、変な形にしかならず断念しました。
ただコースの全長はもうちょっと長くていいと思います。一周4.357kmを1分30秒前後だと平均時速175km/h程度になりますけど、天羅フォーミュラだと200km/hを超えてそうですから、一周5〜6kmぐらいしてもいいんではないでしょうか?
他には問題ないと思います。かっこいいデザインありがとうございます。
またお願いします(爆)
98年07月31日:01時09分35秒
九津見ピットクルー / karma
「それはちょっと・・・・・」
困ったような顔で返す。
「主任の番号は緊急連絡用に聞いていますが、それを教えるわけにはいかないものなんで・・・」
実質今、芦屋博士の携帯にはつながらないのだ。
「伝言なら承っておきますが・・・」
98年07月31日:00時59分40秒
四龍エキスパート / Dr.李
「あら、そうですの?」
そう言ってほほえむ。
「でしたら、すいませんけども主任さんか晶さんにおあいできないでしょうか。なにか聞いてるかもしれませんので。
それにお礼も言わなければいけませんし。」
98年07月31日:00時54分58秒
九津見ピットクルー / Karma
「ああ、でもその子なら主任に晶を預けた後、外に出て行きましたよ。」
クルーが答える。
「でもさっきもおんなじことを尋ねに来た人がいましたねぇ。」
少し奇妙そうな感じで話す。
98年07月31日:00時51分33秒
四龍エキスパート / Dr.李
「いえいえ、大したことではないのですけども。」
そういってアルから聞いた風貌の少女のことを尋ねる。
「もし、こちらにおじゃましていたら迷惑だろとこちらの方が心配されておられますので。」
アルを指さす。
98年07月31日:00時50分47秒
凪澤翔 / ぺぇ
ヘアピンに差し掛かった時だった。
エリ−シャが猛烈な勢いでアタックをかけてくる。
「!?」
一瞬、エリ−シャの姿が脳裏に浮かぶ。
そしてレイが警告を出すより早く、行動に移っていた。
「エアロエフェクトファン始動、フルダウンフォ−ス!!」
エアロエフェクトファンにより、路面に張り付くかのような強力なダウンフォ−スを得て、
カ−マイン・レイはヘアピンをクリア−しつつコ−ス脇へと寄っていく。
そして、すれすれのところをエリ−シャが駆け抜けていき、即座に背後に張り付く。
『よく反応できた。』
「ああ、なんとなく、ね。
予選でブロックするわけにもいかないから、コ−スを譲るしかなかったのが残念だけど。」
『君のレベルではそれが最適だろう。』
「一言多いぞ、お前。」
翔は今、他のドライバ−の後についていくことで、急激に上達していた。
と、いうわけで勝手にヘアピンで抜いていったことにしてしまいました。>Mayさん。
コ−スはForestaさんのを使わせて頂きました。
大変助かりますです。
98年07月31日:00時50分29秒
四龍エキスパート / Dr.李
「いえいえ、大したことではないのですけども。」
そういってアルから聞いた風貌の少女のことを尋ねる。
「もし、こちらにおじゃましていたら迷惑だろとこちらの方が心配されておられますので。」
アルを指さす。
98年07月31日:00時47分33秒
四龍エキスパート / Dr.李
「いえいえ、大したことではないのですけども。」
そういってアルから聞いた風貌の少女のことを尋ねる。
「もし、こちらにおじゃましていたら迷惑だろとこちらの方が心配されておられますので。」
アルを指さす。
98年07月31日:00時41分10秒
九津見ピットクルー / Karma
マシンのチェックもだいぶ済みつつある。
もうアタックはないので、マシンを本選用に調整している途中のようだ。
「すいません、こちらに少々聞きたいことがあるのですが?」
ドアの向こうから声が聞こえる。
「何です?」
クルーの一人がドアを開ける。
98年07月30日:21時35分30秒
ライトニング・ドラゴン / Dr.李
「前方にFEIRS、ONIです。」
シーサンメイが報告する。
「おっけぇ、シーサンメイ。タイヤ削るだけだからな。無理はしないようにしよう!」
そう言いつつ、ぴったりと後ろにつく。
「さぁって、ベテランの味ってのをみせてもらおうかな。」
「全然、こりてないな・・・あいつ。」
主任がつぶやく。
「皇帝は皇帝、フェイトはフェイト。わりきりゃいいってもんじゃないんだけどね。」
姉御が答える。
「はぁ!」
ふたりしてため息をつく。
98年07月30日:21時27分41秒
四龍エキスパート / Dr.李
「ここが一番の容疑者、九津見ね。」
華月が言う。
「華月さん、まだ決まったわけではありませんよ。」
翠蘭が華月をたしなめながら、軽くドアをノックする。
「すいません、こちらに少々聞きたいことがあるのですが?」
にっこり笑ってドアの向こうに問いかける。
98年07月30日:21時22分37秒
四龍・出撃前 / Dr.李
「さて、タイヤを削りにいきますか。」
眼を細めてグローブをはめる。
”嘘つけ”
主任がモニターを見ながら心でつぶやく。
”なんのかんの言って、レーサーだからな。血が騒ぐんだろう、全く。”
「ケルベロス、エリーシャ、カーマインレイ、スターゲイザー、エアリアル・・・。」
姉御がつぶやく。
「ロイがじっとしてれるわけないねぇ。」
キャップを深くかぶる。
「はぁ〜!」
二人同時にため息を吐く。
「翠蘭君達はどうした?」
部長が聞く
「九津見に向かったようです。」
電話番の青年が答える。
「そうか。」
”気をつけろよ、華月君、翠蘭君。”
楊の眼が細まるが、はたっと手を打つ。
「あの二人に限ってそんなことないか・・・。」
「さぁって、タイヤ削ってくるぜ!」
やる気満々でゆっくりとピットから出る。
「絶対、やる気だ・・・。」
メカニックの一人がつぶやく。
98年07月30日:21時12分48秒
コースレイアウト / Foresta
ちょこちょこっとコース図を書いてみました。落書きですけど、こんなものでどうでしょうか?
場所はhttp://ha2.seikyou.ne.jp/home/Takayuki.Hino/graphic/korea.gifです。
距離、周回数はF1のイメージで決めているのでつじつまが合わないかも……
バックストレートからホームストレートまではぶっ飛ばしですね。(笑)
でもインフィールド・セクションの後半、立体交差から先はきついはず。
フレアがリフティング・ターンしたのはヘアピンなんでしょうね、多分。
98年07月30日:20時54分04秒
マルチブ−ストについて提案 / tomy
『タイヤの接地していない状態での(噴射型)フースト起動などによる空力推進』は反則にしませんか?(推進でないエアロ・エフェクト・ファンなどは可)
理由は簡単で、そうでないとホヴァー機能を使ったマシンなど既に車両とは呼べないマシンが有利になるので、既にレースとしては違うと思うからです。いかがでしょうか?
そういうわけでマルチブーストのマシンの人は空中加速などをしないよう気をつけて。
98年07月30日:16時27分19秒
続き / May
「コントロールライン通過。タイム1分32秒325。現在予選8位です。」
私はエリーシャの報告を聞きながら、頭の中では第1コーナーへの飛び込みをシミュレーションしていた・・・
#べぇさんかまいませんよね<凪澤のライン取りの事
98年07月30日:16時24分39秒
タイムアタック / May
バックストレートに入った時点で、カーマイン・レイとの差はほとんどなかった。
・・・が、その後アンジェリカはカーマイン・レイを抜けないでいた。
(・・・抜けませんね。やはり、こういったものには慣れが必要なのかしら。
・・・・・・それにしても、凪澤君のライン取りは上手ね。私の慣れという問題以上に抜けない理由はそこにあるわね。
もっとも、技術的にはまだまだだけど・・・)
「ホームストレート」
結局最後まで抜けずにホームストレートへと立ち上がる。
「BFCオン、フルブースト!」
「BFC起動。アフターバーナー、サブブースト同時に立ち上げます。」
エリーシャの声と同時に、
機体中央の大型ブースター:アフターバーナーと左右の小型ブースター:サブブーストが立ち上がる。
「ここで無理にでもカーマイン・レイを抜きます。」
エリーシャは先ほど以上の加速を見せ、カーマイン・レイを抜きにかかる。
98年07月30日:15時54分28秒
キャラ紹介。 / 夜光
フェイト・ジャスティス
天羅フォーミュラ連続参加記録更新中の名物レーサー。
元F1のトップレーサーだったが、どういうわけかこっちの世界に転がり込む実力と
それに伴ったプライドからマスコミ関係者からは無冠の帝王。皇帝の影とも呼ばれ
ている。
もっとも皇帝の影というのはポールポジションをとらない彼を半分揶揄してつけら
れたものだが。
冷静で緻密なドライビングテクニックはまさに円熟の極み。コーナーで彼の後ろから抜け出すのは至難の業だろう。愛機は
初期型の機体。目を見張るような突出したスペックはみられないが総合的には良い機体である。使い込まれたマシンには
道具以上の何かが感じられる。
FEIRS(極東工業レーシングセクション)の一応メインレーサーである。
因みに。彼の相棒は比較的新しい型のギガント&レディ(SSAI)と体の一部とまで馴染んだONI&セイ(SSAI)
因縁(設定?)
感情:プロ意識(上級)
目的:完走(中級)
不幸:ポールをとらない
と、いうキャラですが今後ともよろしくお願いいたします
98年07月30日:15時38分59秒
九重幽稀 / 夜光
「内の旦那様また、悪い癖が出たわね」
ここは極東工業レーシングセクション、通称FEIRSのピット。
言葉を発したのは妙齢の女性。
「どうします?オーナー。開戦を開いて止めてみますか?」
そういうクルーの声には『どうせ無駄でしょうけれども』という意思表示がありありと
見て取れた。
「そのまま走らせておきましょう。あの人だって自分の限界くらいはきちんとしっているはずだわ」
その声には信頼とほんの少しいたずらっぽい何かが紛れ込んでいた。
「そうっすね。親父さんも自分のペースは解ってるでしょうし」
そういったのはラップタイムを計測しているクルー。ピット全体に奇妙な安息感と、自分たちの仕事に
対する誇りのようなものが充満している。
「旦那様の今のタイムは?」
妙齢の女性がそのクルーに問い掛ける。
「上々ですよ、このままいけばまず間違いなく六番目までには入れるでしょうね」
手元の計測機器を指し示す。
「いい値ね。十分だわ」
そういって満足そうに笑みを浮かべる。
「ポールは要らないけど。上位に食い込まなければ宣伝効果は認められないものね」
その声音はどこか硬質の企業人のそれ。
「もっとも、これ自体あの人の趣味だもの。ね」
いたずらっぽい笑みをクルーたちに見せる。
その笑みに大半のクルーが大きく肯く。そして、
「でも、おれたちは親父さんが好きでここにいるんですから。俺達はとことんつきあいますよ」
その言葉に女性は本当に嬉しそうに肯いた。奇妙な連帯感と同族意識を交えて。
FEIRS ピットより
98年07月30日:15時30分35秒
凪澤翔 / ぺぇ
『後方よりエリ−シャ接近。ペ−スを上げろ。』
「無茶をいうなよ!! これで限界だ!!」
またもやスタ−ゲイザ−に先導される形で、カ−マイン・レイはコントロ−ルラインを通過する。
タイムは1分33秒825
予選17位まで落ちていたところ、11位に上がる。
「カ−マイン・レイ、予選順位を上げました。現在11位。」
「驚いたな・・・我々が思っている以上に才能があるのかもしれんぞ。」
ピットのモニタ−を見ながら、監督。
「残り時間あと5分。引き続きアタックに入るみたいです。それと・・・」
「わかっているさ。委員会から緊急連絡だな。」
「はい。」
「あのマシンについてだな。少し席を外す。あとは頼むよ、宇津木君。」
「了解しました。」
『ケルベロス、コ−スイン。スタ−ゲイザ−加速。』
「これ以上は・・・もう!!」
再びスタ−ゲイザ−との差が開いていく。
98年07月30日:15時24分47秒
フェイト・ジャスティス / 夜光
「今。サーキットは魔獣の群れが横行しているようだな」
長年連れ添った愛機のエンジンが心地よい音楽を奏でる。
「親父さん。ここは無理しなくてもこのペースでいけば十分に予選は通過できると思われます」
楽しそうな笑みを浮かべて今にもアクセルを踏み込もうとするフェイトを諌めるのはSSAIのレディ。
前回のグランプリから搭載されている少し新型のSSAIだ。だが、まだ新型だけあってフェイトの性格を
熟知しているわけではない。
「レディ。おまえさんやっぱち〜っと堅いぞ。アイツならそんなことはいわねぇ」
少し不機嫌そうに。しかし、その楽しそうに輝く瞳はそのままに。マシンの相棒に声をかける。
「私には親父さんの生命の安全を守る義務がありますから」
SSAIは少し心配そうな声音で、レーサーに声をかける。
「か〜、奥さんとと同じことを〜。」
いいながらハンドル裁きには微塵の迷いも停滞もない。すでに指が腕が脚が体が覚え込んでいる。
「親父さん」
無言の圧力をかけるかのごとく沈黙をかける。
「解ったよ。今日のところは手品だけにしておくよ」
アクセルを目いっぱい踏み込む。急加速のGに目の前が一瞬フラッシュアウトする。だが、脳とは関
係なく反射行動の域まで高められたドライビングテクニックは精密機械さながらに機体を動かしていく。
「さぁて。フレア。ロジャー。それから坊主......」
そしてにっと笑みを浮かべる。
「ショータイムだ。」
ハンドル裏側のスイッチを入れ替える。SSAIのメインプログラムを切り替える。レディから相棒に。
「まだ予選だ私は地味目が好きだぞ」
答えるSSAIの声にフェイトの笑みはますます深いものに変わる。
「ああ、いくぜ。相棒。年寄りの粘り強さをみせてやろうじゃないか」
そして、マシンは迫る。前方の若者たちに。
98年07月30日:00時09分40秒
Re:ちょっとした提案 / RWAK
さほど重要とは思われないレースはとばすとかはどうでしょう。
ただし、この方法ではとばしたレースの入賞者をどうするかという問題が生じますが。
やはり、どのような形であれ、16戦やりたいですよねぇ。
>無理だったら何とかして中断作業に入りますかねぇ?ボスぅ・・・(邪笑)
私はそこまで人非人ではないよ、芦屋君。(邪笑)
98年07月29日:23時42分38秒
ちょっとした提案 / Karma
ところで今さっき気づいた恐ろしい事実。
このレース16戦もあるんです(笑)
何をいまさらって?
でも、皆さん、このペース(テンション)のままで後15.5戦も書けますか?
おいらはちょっと自信無いです。
そこで提案。
レース数を10戦に短縮しませんか?
それぐらいなら何とかなると思うんですけど・・・・・
無理だったら何とかして中断作業に入りますかねぇ?ボスぅ・・・(邪笑)
98年07月29日:23時18分47秒
訂正 / ぺぇ
コ−スアウト、ではなくコ−スレイアウトの間違いです(^^
それから予選順位をみなさん決めておいてはどうでしょう?
スタ−ト直後の1コ−ナ−勝負が楽しくなります(^^
98年07月29日:21時46分19秒
マルチブ−ストについて。 / ぺぇ
マルチブ−ストとインタ−セプトブ−ストは基本的に同じ物です。
ただ、登録商標みたいに呼び名が違うだけです。
なぜ違うのかというと、エリ−シャやスターゲイザーとは使い方が違うからです。
マルチブ−スト理論は、前にも書いた通りかなり昔に考案されたものです。
ただ、当時はそれを制御できるAIが存在しなかったんですね。
だからハイテク全盛期である今期、他のチ−ムも搭載してくるのは自然だと考えます。
が、ここまで登場するとは思っても見なかった。
そこでコ−スアウトと共に、タイヤと燃料についてのル−ルも必要かと思うんですけど。
僕がマルチブ−スト(以下MB)を使おうと思ったとき、
MBは異次元的な走りが可能となるのと引き換えにタイヤに極端な負担をかけるのと、
燃料をバカ食いするというデメリットを考えていました。
もちろん、車重が重くなってブレ−キにもシャ−シにも負担がかかりますが、
ここまで細かくやる必要はないかな、と。
天羅フォ−ミュラ−は細かい所はF1基準でいっているので、
当然タイヤはレギュレ−ションで決まっていると思っています。
だから、速さの代償はタイヤ(とドライバ−)にしわ寄せがくるということです。
こうすることによりピットインの回数が増えて、MB未搭載マシンとのバランスが保てるし、
セッティングやピットイン作業によるレ−スの駆け引きもできるかな、と。
ハイテクに対する足枷がないと、マシンの性能差を埋める要素がないなぁ、と思うんですけど。
この辺のル−ルがなかったのと、マシンチェンジは後半という定石に乗っ取って
GPX01はすぐに出さずにおいたんですね(^^
レ−スとしてのバランスが崩れる可能性があったもので。
どんなもんでしょう?
ちなみにZEROの領域については、翔も最終的には飛び込む予定です(^^
ずいぶん先ですけど。
98年07月29日:18時14分16秒
タイムアタック / May
コントロールラインをアフターバーナー稼動状態で通過するエリーシャ。
「エリーシャ、カーマイン・レイとの相対関係を表示して。」
「1番HUDに表示します。」
コックピット中央のHUD(ヘッドアップディスプレイ)状に配置された透過型液晶モニターに
カーマイン・レイとの相対距離、相対速度、相対加速度などのデータが表示される。
「第1コーナー接近。」
「アフターバーナー、BFCカットと同時にRRCを起動。以降、RRCのプログラムコントロールお願いね。」
「了解・・・3,2,1,0」
エリーシャの声とともにブレーキをかけ、第1コーナーへ飛び込む。
ヘルメットに内蔵されたHMD(ヘッドマウントディスプレイ)には機体にかかる力や加速度がベクトルの矢で表示されている。
そこに、RRCによって発生した横方向の加速度の矢が断続的に表示される。
RRCにより、小刻みにノーズの向きを修正したエリーシャは通常より速い速度でコーナーを曲がりきる。
−カーマイン・レイ : 134m 1.30秒 ・・・・・・−
(大丈夫かしら・・・まあ、その時はその時ね・・・)
「続いて第2コーナーに接近します。」
こうしてタイムアタックは続く・・・
#ふと思ったのですが、コースレイアウトを決めた方がいいのではありませんか?
98年07月29日:15時11分56秒
フレア・ナイトメア / りる
「ケルベロス、コースイン。」
そんなスターゲイザーの声が聞こえる。が、フレアの意識は別のことに向いていた。
「きぃたぁなぁぁぁ、ロジャーぁぁ!!」
「・・・何かあったのか?」
最早聞こえてはいないようである。
「くっくっくっ、覚悟しなさいよぉ!スターゲイザー、全ブースト起動!」
「・・・了解。」
スターゲイザーのインターセプト・ブースターが全て後方を向き、唸りをあげる。
「誰が猛獣だぁぁぁぁぁっ!!」
#まだ恨んでます、さっきのセリフ(笑)。<フレアは猛獣
98年07月29日:14時43分30秒
狂犬ロジャー / tomy
「何してたのっ!?あと残り6分しかないわよ。」
レーシングスーツに着替え、ピットに戻ってきたロジャーに美咲の叱責があびせられる。
「そんだけありゃ十分だ。任せな!」
ロジャーは説明を剣崎に任せて、ケルベロスに乗り込む。
「んじゃぁ、行ってくるぜ。」
ケルベロスがピットを出てゆく。
「うっし相棒、この周回はスピードならし、次の周回でタイムアタックだ。1分30秒を切るぜ!」
「了解」
ロジャーの指示にSSAI《ビースト》が答えた。
tomy:いいんでないでしょうか。どうせ皇帝も引退したらどこかの監督に就任するだろうし(そこまで続くのか?(爆))<蔵摩くんの設定
98年07月29日:11時07分25秒
六堂 桂 / 御影
「エリーシャ、コースイン。」
エアリアルが警告を発し、コースを走っているマシンを表す光点が一つ増える。
予選残り時間の表示を見ると、あと7分35秒。
(あまり遊んでいる時間はありませんか・・・)
ヘアピンを、S字コーナーを、正確にレコードラインをなぞり、そしてクリアしていく。
まるで舞いを舞っているように優雅で、それでいて寸分の狂いもない、正確なドライビングだ。
「カーマイン・レイ、右後方30メートル、速度差04。
スターゲイザー、左後方8メートル、速度差15。」
その報告を聞いた桂は満足げな笑みを浮かべた。
(その調子ですよ、凪澤さん。)
「警告、エリーシャ、ブースター起動。急速接近。」
後方の映像を確認すると、大型のブースターを起動したエリーシャが、凄まじいスピードで迫ってきた。
映像の中のエリーシャの姿が、どんどん大きくなっていく。
(幸い、前には誰もいませんね。)
「エアロモードチェンジ、ソニック・ウィング」
「了解。」
エアリアルは瞬時にしてエアロモードへの変形を終え、車体後部に設置された四基のブーストポッドが跳ね上がる。
エンジンが熱限界に達するカウントダウンが始まると同時に、加速Gが桂の体に襲い掛かる。
そして、高速でコントロールラインを通過すると、すぐに二回目のタイムアタックにはいる。
「タイムは1分31秒248、4位です。」
「判りました。引き続き二度目のアタックに入ります。」
「了解」
(皆さん、早く利奈さんを見つけてください・・・)
祈るような気持で、桂は第1コーナーに飛び込んでいった。
1分31秒248。
観客席でそのタイムを見た忍は満足していた。
今現在のエアリアルで各チームの新型のマシンに追い付いていくのは、そう優しいことではない。
自分の妹ながら頭の下がる思いだ。
「桂もフレアも頑張っているようだな。」
不意に後ろから声を掛けられ、振り返ってみると、そこには見知った人物が立っていた。
「来ていたんですか、蔵摩(くらま)さん。それとも、ここではオーナーと呼んだ方が良いですか?」
「オーナーなんてやめてくれ。いきなり親父が引退したから、しょうがなくなっただけだ。」
苦虫を噛み潰したような顔で言う。
「なかなか頑張っているな、あの二人は。」
いきなり会話の方向を転じると、大型スクリーンに映し出された二台のマシンを見ながらつぶやく。
「ええ、早く楽にしてあげたいですよ。」
「そうだな・・・」
# 遂に七御先のオーナー登場!
#
#tomyさん
#蔵摩くんは皇帝と同期のレーサーで、
#皇帝とは仲が良かったという設定にしたいのですが
#どうでしょう?
#「強敵」と書いて「とも」と読む、みたいな感じで・・・
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