天羅万象掛け合い:激走編 LOG 004

天羅万象掛け合い:激走編の1998年07月22日から1998年07月29日までのログです。


98年07月29日:02時40分34秒
アンジェリカ / May

エリーシャがピットロードを走行中、エアリエル、スターゲイザー、そして少し離れてカーマイン・レイがホームストレートを駆けていった。
「少しタイミングが悪かったかしら・・・まあ、いいわ。
1周目はウォームアップを兼ねて95秒で行きます。エリーシャ、カウンターを95秒に設定。」

「わかりました。カウンターを95秒に設定。
カウントダウン・・・スタート!」
コントロールラインを越えると同時に、カウンターが作動し始める。
それと同時にアンジェリカはエリーシャを加速させていく。

・・・・・・・・・

最終コーナーを立ち上がった私は、カウンターをちらっと確認する。
−00,10,219−
「BFC、アフターバーナー、オン。」

「BFC起動。アフターバーナー立ち上げます。」
その声とともに、一基のエンジンに直結したかなり大きなブースト・・・アフターバーナー・・・が点火し、一気に加速していく。

「次の周回は全開で行きます。残り時間は?」

「現在7分20秒・・・警告、前方にカーマイン・レイ。距離170m、約1.5秒前方です。」
エリーシャがそう警告する。

(少しまずいわね・・・クリアラップが取れないかも・・・
いや、1.5秒あれば何とかなると信じておきましょう・・・)

「構わないわ、そのまま行きます。」
私はそう言ってブースト状態のままコントロールラインを通過していった。

#CVですか・・・どうなんでしょうかね・・・
98年07月29日:00時59分43秒
才能の片鱗 / ぺぇ

みるみるうちに引き離されていくカ−マイン・レイ

「やっぱり速い!! 4WDモ−ドから6WDモ−ドに移行。リア側ライドハイドを0.5+!!」
『いや、2WDモ−ドを薦める。今君に必要なのは応用ではなく基本だ。』
「しかし・・・」
『荷重移動は基本中の基本だ。大丈夫だ。私を信じろ。』
「・・・わかった。」

カ−マイン・レイの駆動パタ−ンが切り替わり、全トルクが後輪2つにかかる。

『ステアリングをもっと素早く的確に。修正舵は少なく。
コ−ナ−手前で十分減速し、フロントに荷重をかけろ。』

「わかってる!! 言うほど簡単じゃないんだぞ!!」

最初は遅れ気味だったカ−マイン・レイだったが、しばらくすると七御先の2台との差が開かなくなってくる。


『予選終了まで後7分。』

「フレアさん、桂さん。必ず追いついて見せる!!」
98年07月29日:00時19分47秒
ラングレー・RSピット内 / May

現在、エリーシャはタイムアタック前の最終調整及び整備を行なっていた。

「サスペンションジオメトリ変更!フロント+0.5、リア−0.5。」
「アクティブサス、プログラムをAからBへ変更。」
「ABS、TRC、ともに修正データへと書き換えます。」

「どうだね?」
それを少し離れて見ていた私のところへ監督が近づいてくる。

「コース及びこのコースにおけるマシンの特性はほぼ掴めたと思います。
・・・あとは実際にタイムアタックを行なうだけですね。」
私は静かにそう答える。

「それならばいい・・・・・・現状報告!」
監督はそう相づちを打つと、オペレーターの方を向きそう言う。

「現在、予選終了まで11分50秒」
「燃料補給、及びタイヤの交換も終わりました。いつでも行けます。」
オペレーターがそう報告する。

「よし・・・アンジェリカ、いつでも行けるぞ。」
監督がそう声をかけてくる。

「わかりました。」
私はそう短く答えて、エリーシャに乗り込む。
メカニックがハーネスと各種ケーブルの確認を行なう。

「エリーシャ、どう?」

「全システム・・・オールグリーン、問題ありません。いつでも行けます。
現在、予選終了まで9分30秒。」

「わかったわ。・・・じゃあ、行きましょうか・・・」
私はそう言うと、エリーシャをゆっくりとピットロードへ走らせていった。
98年07月28日:15時46分13秒
天羅レーシングピット / tomy
皇帝が与えられた12周を終えピットに戻ってくる。
「本当にお疲れ様、レオン。いい働きだったわ。」
美咲が出迎える。
「確かに骨のおれる仕事だったが、ひよっこどもに負ける訳にはいかんからな。…それよりあの男は?
「ロジャーなら個室で休んでると思うわ。今、剣崎に呼びにいかせたから、すぐに来るでしょう。」
剣崎とは美咲の秘書の男の名前である。

こんこん
「ミスター・マクバード。時間だ。起きてくれ。」
がちゃっ
秘書の剣崎はノックするとロジャーの個室に入る。だがそこには誰もいない。
「おやっ?」
サウナ室(注:大型カーゴです)の方からかすかに物音が聞こえる。剣崎はサウナ室に向かった。
「ミスター・マクバード、いるのか?」
がちゃっ。
「あ、もう時間かよ。」
サウナの中では、ロジャーが汗だくになりながらストレッチをしていた。
「休んでいたのではないのか?」
「ああ、だけどじっとしてられなくてな。1ミリグラムでも体重を落すために、汗を流してたんだ。んじゃあ行くとするか。」
そう言うとロジャーは水を頭から浴び、汗を流し落してサウナから出た。

tomy:予選ラスト10分です!
98年07月28日:12時36分55秒
フレア・ナイトメア / りる
前方のエアリアルがコーナーを曲がる。
スターゲイザーはそれに少し遅れてコーナーに入る。

「相変わらず見事なもんねぇ。あたしとは大違い。」
『分かっているなら見習ったらどうだ?』
「だめだめ。あたしにはあんな走り方は性に合わないよ。」
そう言って不敵に笑う。

「あたしの走り方はやっぱり・・・。」
フレアは桂と同じく高速でコーナーに進入する。
「・・・こうでないとねぇ!!」
カウンターステアでリアのスライドを止め、スロットペダルを蹴りつけ、スターゲイザーは火がついたような加速と減速を繰り返し、コーナーを抜ける。
一見乱暴そうに見えるこの走り方も、リデルが整備したこのマシンの性能を十分に把握し、なおかつ彼女の腕を信頼しているからこそできる芸当である。

「さあて、翔。あんたはどうするね・・・!」


#スターゲイザーはサーキットモードでコーナーを曲がっております。
#エアロだと吹っ飛びかねないんで・・・
98年07月28日:11時26分01秒
六堂 桂 / 御影


「それじゃ、行ってみようか。丁度あの子も出て来るみたいだしね。」
誰のことだろうと一瞬いぶかしんだ桂だったが、すぐにその人物に思い当たった。

(貴方も出てきましたか、凪澤さん。)
桂はデータゴーグルを手早く装着すると、エアリアルに乗り込み、シート横にあるデータプラグをゴーグルに接続し、ヘルメットを被る。。

「エアリアル、システムチェック開始。」
桂の言葉に反応し、エアリアルは即座にチェックを開始する。

「データゴーグル接続確認、起動チェッククリア。各システムオールグリーン。シュミレーションデータ異常なし。システムチェック終了、問題なし。」

「了解。エアリアル、出ます。」
桂はキャノピーを閉め、エンジンを始動させると、ピットロードからコースへとエアリアルを進める。

「エアリアル、データ表示開始。」
コースに入ったエアリアルを加速させながら、桂はそう命じる。
すぐにコース状況、現在コース内を走っているマシン、タイムアタックを済ませたマシンの順位とラップタイム等のデータが表示される。

「スターゲイザー左後方5メートル、速度差17。カーマイン・レイ、コースイン。」
エアリアルが警告を発し、それと同時に視界の片隅に後方の映像が表示される。

「タイムアタックを開始します。コントロールライン通過と同時にエアロモードにチェンジ。」

「了解」
一瞬のうちにコントロールラインを通過したエアリアルは、ライン通過とほぼ同時にエアロモードへと変形する。

「第1コーナー接近。」

「サーキットモードチェンジ、フル・ブレ─キング時、アクティブサスをハード側レベル2へ。」
サーキットモードに変形し、エア・ブレーキを使いながらエアリアルは第1コーナーに突っ込んでいく。
明らかなオーバースピード。しかし、桂は淡々とした口調でエアリアルに指示を出す。

「右フロントにフルダウンフォース。」

「了解」
到底曲がりきれないと思われたスピードでコーナーに突き進んでいったエアリアルは、しかし、何事もなかったかのように綺麗にコーナーを曲がり、加速する。

(・・・少し速すぎますかね? ついてこられると良いのですが・・・)
後方の映像に視線を走らせ、スターゲイザーの更に後ろを走っているカーマイン・レイを確認する。

98年07月28日:00時47分16秒
追加2 / ぺぇ
レイはもちろん小野健一さん。
喋る車をやらせたら世界一だ(^^
98年07月28日:00時36分00秒
追加 / ぺぇ
翔はフレアさんと桂さんの後ろを走っているということでいいんですかね?
ちなみにフレアさんの声優さんですが、三石琴乃さんはどうでしょうか?>りるさん
これも趣味丸出しですね(^^
98年07月28日:00時33分41秒
追加 / ぺぇ
翔はフレアさんと桂さんの後ろを走っているということでいいんですかね?
ちなみにフレアさんの声優さんですが、三石琴乃さんはどうでしょうか?>りるさん
これも趣味丸出しですね(^^
98年07月28日:00時25分29秒
ハヤテグランプリ・タイムアタック2回目 / ぺぇ

「行きます!!」

キャノピ−を閉じ、カ−マインレイはピットロ−ドへと出ていった。

「歩流霧君。」
「はい、監督。」

監督が呼ぶと、先程の超龍寺兄弟に比べると小柄な青年が側にくる

「とりあえず翔君はレイに乗っていれば安全だろう。大勢の目の前で仕掛けてくるとは考えがたい。
君はまゆ君の護衛についてくれ。」

「了解しました。」


「あるいは周囲の人間から詰めてきだしたか・・・?」

監督が呟いた時、

「カ−マイン・レイ、二度目のタイムアタックに入ります!!」

オペレ−タ−宇津木の声と同時に、メインストレ−トをカ−マイン・レイが駆け抜けていく。


『エアリアルとスターゲイザーを確認。』
「桂さんとフレアさんか。フレアさんにはさっきのお返しをしなくちゃな。お陰でだいぶコツがつかめてきた。」
『第1コ−ナ−接近。』
「サ−キットモ−ドチェンジ!! 行くぞっ!!」


#翔のCVですが草尾毅さんを考えていたんですけど、
#使われてしまったので、金丸淳一さんにしますね(まんまやんけ〜)
#凪澤父はまだ未定ですが、山寺宏一さんがいいかな〜とか思ってます。
#大きな声では言えませんが、オペレ−タ−宇津木は半場友恵さんなのは公然の秘密でしょう(^^
#四龍の翼ちゃんは林原めぐみさんですね。
98年07月27日:13時13分42秒
フレア・ナイトメア / りる
「ここにいたんですか、探しましたよ。
 これからアタックにはいるんですが、少し手伝ってくれませんか?」
ピットに戻ってきた桂がそんな事を言う。
「手伝う、って、何を?」
「コースを・・・そうですね、五周ほど。
 明日のためのデータとりも含めて、実戦形式で走りたいのですが。」

「珍しいね。桂ちゃんが私にそーいう事を言って来るのって。」
そう言いながらも、フレアの顔には笑みが浮かんでいる。
いつもの桂を追いかけているときのふざけた笑みではなく、純粋に桂と勝負できるという喜びの笑みのようだ。
ヘルメットを持って、フレアが立ち上がる。

「それじゃ、行ってみようか。丁度あの子も出て来るみたいだしね。」

フレアから六堂 桂へ


#「あの子」はここから3つ前の書き込みにいる人です・・・って言わなくてもわかるか(笑)。
#むう、フレアのCVが未だ決まらん。もう一人の新キャラ(直にレースには関係ないです)の方は決まっているというのに・・・。
98年07月27日:10時44分50秒
六堂 桂 / 御影


「桂君といたね。君はピットに戻れ!君がいないことでフレア君が気づくかもしれん!」
言うやいなや、アルフレッドはピットを飛び出した。
桂もすぐに行動を起こす。
いまは少しでも時間を稼がなければならない。
ピットに向かって走りながら、桂は考えをめぐらせていた。

(・・・どうやって時間を稼ぐかが問題ですね・・・。
 下手なことをしたら、気付かれますし・・・一番の手は、サーキットから遠ざけることですが・・・
 ・・・いや・・・余計なことを考えないような状況に追い込んでしまえば・・・)
桂の頭に一つの考えが浮かんだ。
時計に目をやると丁度1時40分。

(やるしかないか・・・)
桂はピットに戻る前にモーターホームに立ち寄り、ミラーゴーグルとインカムを掛け合わせたようなものを取ってきた。


「親父っさん、エアリアル出せますか?」
多少息を切らせながらピットに戻ると、桂は開口一番にそう言った。

「ああ、さっき終わったところだ。何とか予選終了に間に合ったな。」
ほっとしながら言う親父さん。

「で、どうなんだ?そっちの方は?」
声を潜め、フレアに聞こえないよう注意しながら聞いてくる。

「今、探しています。とりあえず、時間を稼ぎます。
 フレアさんを引き付けますから、何人か手の空いている人を連れて探してください。」
そう言うと、ピットの奥に入っていく。
案の定、フレアは利奈のアップルパイをパクついていた。
一緒にいたリデルが何かを期待するような視線でこちらを見るが、小さく首を振って彼女の予想を否定する。

「ここにいたんですか、探しましたよ。
 これからアタックにはいるんですが、少し手伝ってくれませんか?」
フレアに話しかける。

「コースを・・・そうですね、五周ほど。
 明日のためのデータとりも含めて、実戦形式で走りたいのですが。」


六堂 桂からフレア・ナイトメアへ


#CVですか・・・
#桂は椎名へきるさん、権蔵(親父っさん)は飯塚昭三さん
#亮は菊地正美さん、忍は草尾毅さん・・・かな。
#うっわー、趣味丸出し(爆笑)
98年07月26日:23時48分02秒
???? / RWAK
「社長、飛行機のお時間ですが・・・・・本当に行かれるのですか?」

「ああ、決定事項だ。・・・・心配はいらない。ただの視察だ。特に重要な決議以外は各部署の最高責任者に任せる。緊急の場合の連絡先はわかっているな。」

  それだけ秘書に言い渡すと、男は社長室から出ていった。
98年07月26日:07時41分25秒
ハヤテグランプリ・ピット / ぺぇ

監督、手空きのメンバーで利奈を捜していてください!
私は何とか人員を確保したら、そのまま利奈を捜します!」

「仕方あるまい。炎君、氷雨君、彼に協力してくれ。」
「わかりました、監督!!」

大柄な二人が立ち上がり、それぞれ別方向へと走っていく。

「それから翔君、君はここに残れ。」

まゆの後を追って出て行こうとした翔を監督が引き止める。

「大丈夫だ。あの娘はしっかりしている。心配ない。
それにまだ予選は終わったわけではない。
今、君に必要なのはサ−キットを走る経験値だ。わかるね?」

しぶしぶ肯く翔。

「よし。カ−マイン・レイは翔君の状態がよくなり次第、
もう一度タイムアタックに出る!!」
98年07月26日:03時33分05秒
解説 / May

ここで少し解説。
・RRC
ラムエア・リアクション・コントロールの略。圧縮空気を噴射した際の反動を利用して、マシンを制御するものです。
ラングレーエアロスペースの超高機動機や宇宙機に使用されているGRC(ガス・リアクション・コントロール)の
技術を応用したものという設定です。

・BFC
何の略かは略(笑)。いや、それはともかく、境界層制御を行なうシステムの事。マシン表面と大気との間に、圧縮空気の
層を挟む事により、抵抗を軽減するものです。これを使用する事によって、通常のエアロモードと同じ効果があるという設定です。
やっぱりこれもラングレーエアロスペースの超高機動機に使われている技術という設定。

・おまけ(笑)
これらは、以前のマシンには使われておらず、エリーシャに初めて使われたものです。
なぜ、彼女がこの技術を導入したかというと・・・それについてはまた今度という事で(笑)
98年07月26日:03時16分31秒
アンジェリカ / May

ウォームアップの周回から数えて9周目、
この間にピットへ2回入り、セッティングの調整を行なった。
そして現在、データ収集は大詰めに入っていた。
「この周回で、ラムエア系のチェックを行ないます。ラムエア系デバイス、スタンバイ。」
私は第1コーナーを曲がりながら、エリーシャにそう言う。

「ラムエア系へ動力伝達。制御プログラム始動します。
・・・ソフト、ハード共に異常無し。」

「まず、次のヘアピンでRRCを使用します。プログラムコントロール、お願いね。 ・・・信用しているからね。」

「自分のプログラムを信用して下さい。」
私を安心させるようにエリーシャがそう言う。

「そうね・・・行くわよ!」
私はそう言いながら、通常よりも少し速いペースでヘアピンへと飛び込んでいく。

「噴射3秒前、2、1、0」
オーバースペースによる遠心力でマシンが外側へ振られようとした時、
エリーシャの声とともに、ノーズが小刻みに内側へと向き、ラインを修正する。
「ピッ・・・ピッ・・・ピッ・・・」
その後は電子音とともに、ラインを外れようとするマシンの挙動がその度に修正され、
そのままヘアピンを通常よりも少し速いままの速度で抜けていった。

「エリーシャ、問題ないわね・・・」

「はい、ソフト、ハード共に異常無し。シミュレーション通りです。
・・・続いて、BFCですが、どこでテストを行ないますか?」

「そうね、バックストレートで行ないます。BFCスタンバイ・・・」
この後、BFCのテストも無事終え、
私はタイムアタック前の整備のためにピットへと戻っていった。

#そろそろ、予選も終わりに近くなってきたのだろうか?
#私としては、アンジェがピットインしたのが予選終了20分前ぐらいだと思っているのですが・・・
#どうなんでしょう?
98年07月26日:02時26分59秒
危険な予感 / Karma
 「起きましたか、晶。」
 晶の姿を確認した芦屋博士が声をかける。
 そこには先ほどまで利奈に見せていた柔和な部分はほとんど見えない。
 
 「あまり体に負担をかけないようにしてくださいよ。貴方だけしか今はドライバーがいないんですから。」
 「まあ、もうちょっとすればいくらかは楽になると思いますけどね。」
 笑みを浮かべながら言うその声に暖かみを感じるような余地はほとんど無かった。
 
 
#こっちはこれで予選終了までの行動を書き入れました。
#よって他の動きにはタッチしません(できません)。

#フレアのCVですか?折笠愛さんが良いのでは?>りるさん
#まあ、あくまで趣味丸出しの私見ですが(笑)
98年07月26日:02時16分47秒
夢の終わり / Karma
 晶は夢を見たくない。
 夢が過去を映す鏡ならば、晶にとってそれは苦しみにしかならない。
 
 奇怪な悪夢。
 何かに追われる夢。何に?何のために?
 いつもは追いつかれそうになるところで目が覚める。
 だが今回は少し違った。
 
 追いつかれそうになるところで何かが晶を抱きとめて護ってくれた。
 何かはわからない。ただひどく安らかな気分になったことだけは覚えている。
 
 
 唐突な夢の終わり。
 目を覚ましまわりに人影が無いことに少し不安を感じる。
 ふと、枕元のメモに目が止まる。
 
 −本戦、頑張ってね。利奈より−
 
 大きなハートマークの中に書かれたまるみのある字。
 少し苦笑混じりにそれを手に取る。
 
 (でも実はわたしは・・・・)
 
 そのまま隣の部屋へと歩いていく。
 
 
#CV?晶は緒形恵美さんか伊倉一寿さんかな?
#博士の方は・・・・ウォン(サイキックフォースの)です(爆)
#趣味丸出し(核爆)
98年07月26日:01時56分27秒
アル / RWAK
 アルは唖然としていた。
 
  この二人、フレアに対する認識が甘いのか、それとも手の内を隠しているのか。
  どうにも計りきれないところがある。
 
  アルには、二人の後を追って九津見に行くことしかできなかった。
98年07月26日:01時52分12秒
利奈 / RWAK
「いっけない! すいません、これで失礼します!」
 
  言うが早いか、すでに駆け出している。
 
 
「どうもごちそうさまでした! あ、私ハヤテのピットに居ますんで、なんかあったら連絡ください。それじゃ!」
 
  それだけ言い残して、部屋を出ていく。
 
(まっずーい! フレアお姉ちゃん、ピットの人に八つ当たりしてないかなぁ・・・・・)
 
  事態はすでに、それどころでは、ない。
 
 
#これから利奈は予選終了まで出てきません。
#予選終了時にどうなっているのかは・・・予測不能です。(爆)
98年07月26日:01時22分50秒
エキスパートの証明・3 / Dr.李
 「フレア・ナイトメアについてですか?」
 華月がこたえる。
 「問題児ですね。
 紅蓮の悪夢とか、灼熱の魔王とか、赤きけだものとか
 爆弾娘とか、七御先の突撃隊長とか。コース上だけでこれだけ言われてましたね。」
 にこにこ笑いながらひどい事を言う。
 「私生活においても、よくゴシップの記事にあがる方のようですわね。」
 ここで言葉を切る。
 「あら、じゃぁ、ほっておいたら、暴力沙汰で労せずしてライバルチームのパイロットが減るのね。」
 シビアな事言うのは翠蘭だった。
 
 「それじゃ行きましょうか。」
 二人が九津見の方へ向かう。
98年07月26日:01時19分00秒
芦屋 祐介 / Karma
 ココアをのみながら傍らの時計にふと目をやる。
 
 「そろそろ予選も終わった頃ですね。戻らなくていいんですか?」
 ふと気づいたように利奈に尋ねる。
98年07月26日:01時10分35秒
アル / RWAK
「そうですね。確かに我々にできることはそれぐらいしか。」
 
  翠蘭の提案をあっさり受け入れる。
 
 
「でも、そんな事態になったときに一番心配なのはフレア君なんです。」
 
  真顔で翠蘭に聞く。
 
「フレア君についてどれぐらいご存じですか?」
 
  アルから、翠蘭&華月へ
98年07月26日:01時03分24秒
↓やっちゃった・・・ / May

失礼しました。
間違えて、2回ボタンを押してしまったようです。
98年07月26日:00時59分56秒
アンジェリカ / May

私がわずかに空けたラインをロジャーはブースト全開で抜けていく。
「ありがとよっ、アンジュ。愛してるぜぇ。」

(・・・ん? 何か聞こえたような・・・)

「どうかしましたか?」
エリーシャが尋ねてくる。

「何か聞こえなかった?」

「いえ、センサーには反応していませんが?」

「そう、ならいいわ・・・」

(誰かの声が聞こえたような気がしたのだけれど・・・)

それ以外は何事もなく、ウォームアップを終了し、
2周目からのデータ収集に入る。
「アンジェです。そちらの方はいいですか?データ収集に入ります。」

「センサー、データリンク、すべて異常無し。いいぞ、始めてくれ。」
98年07月26日:00時58分01秒
アンジェリカ / May

私がわずかに空けたラインをロジャーはブースト全開で抜けていく。
「ありがとよっ、アンジュ。愛してるぜぇ。」

(・・・ん? 何か聞こえたような・・・)

「どうかしましたか?」
エリーシャが尋ねてくる。

「何か聞こえなかった?」

「いえ、センサーには反応していませんが?」

「そう、ならいいわ・・・」

(誰かの声が聞こえたような気がしたのだけれど・・・)

それ以外は何事もなく、ウォームアップを終了し、
2周目からのデータ収集に入る。
「アンジェです。そちらの方はいいですか?データ収集に入ります。」

「センサー、データリンク、すべて異常無し。いいぞ、始めてくれ。」
98年07月26日:00時56分17秒
利奈 / RWAK
「あ、いただきます。」
 
  申し出を受ける利奈。
 
(でも、なんか忘れてるような気がするなぁ・・・・)
  少し怪訝そうな表情をする。
98年07月26日:00時55分22秒
エキスパートの証明・2 / Dr.李
 「話は了解した。しかし、証拠のない状況だけで当チームのピットクルーを貸し出すわけにはいかない。」
 「ようは、ピットクルーでなければよろしいのですね?」
 呉 翠蘭が名乗りを上げる。
 「お手伝いしますわ。」
 もう一人は崇 華月。
 「ということだ、この二人をお貸しする。」
 軽く微笑する。
 
 行動は迅速だった。
 華月は迷子の呼び出しを委員会へ。
 翠蘭は警備部へ車の出入り。もしくは誘拐をほのめかして、心当たりがないかを聞いた。
 
 「当面はこれくらいでしょう。それでですね、アルさん。
 仮に誘拐とした場合、どうなされます?」
 翠蘭が聞いてきた。
 ここまでの所要時間わずか10分に満たない。
 「おすすめなのは警察に素直に届け出ることですけど?」
98年07月26日:00時35分07秒
アル / RWAK
 2,3回深呼吸して、呼吸を整える。
「・・・・わかりました。
  私の娘の姿が見えないんです。
  最初は迷子になったのか、とも思いましたがどうも様子がおかしい。
  その・・・娘を最後に見た人物が言うには、九津見のピットに入っていった、と。
  九津見を疑うわけではありませんが、状況が不自然すぎるんです。
  娘は七御先に知り合いが居まして。そこへ遊びに行ったようなんですが、九津見から七御先のピット間の移動で迷子になるなんて考えられない。」
 
  ここまで話すと、アルは一度大きく息をつく。
 
 
「それに・・・・七御先の知り合いが問題なんです。
  フレア=ナイトメア。ご存じでしょう?
  娘は彼女を実の姉のように慕っていますし、フレア君もまた娘を実の妹のように大事にしてくれます。
 
  もし、今度のことがフレア君の耳に入ったら・・・」
 
  再び、大きく息をつく。それは何かを決心してるようにも見える。
 
 
「彼女は、まず間違いなく九津見になぐり込みをかけるでしょう。それだけは避けたいんです。」
 
  土下座でもしかねない勢いで、楊に向かって頭を下げる。
「お願いします!力を貸してください!」
 
  アルから、楊へ
98年07月25日:23時56分51秒
エキスパートの証明(四龍の場合) / Dr.李
 「すいません!アルフレッドですけど、手すきの人間何人か貸してもらえませんか?!」
 
 血相を変えたアルの顔を見て、すぐさま何人かのピットクルーが名乗りを上げようとする。
 「今はレース中だ。」
 その一言でクルーの動きが止まる。
 「そして、我々は四龍だ。諸君らの自覚ある行動を望む。」
 威厳のある声だった。
 楽静心の寄せ集めを束ねる器量の持ち主。知力、胆力申し分ないと評されてる人物がこのギルバート楊、通称”ジャックナイフ”楊であった。
 
 「しかし・・・・。」
 「まずは事情を聞こう。」
 眼光鋭い、細身の人物がアルの前に姿をあらわす。
 
98年07月25日:23時33分19秒
芦屋 祐介 / karma
 「何ならついでに乗ってみますか?」
 冗談とも本気ともつかない様な口調で答える。
 
 「まあ、それはさておき。」
 その答えに呆気に取られている利奈に悪戯っぽく笑う。
 「ココアでもどうです?寝起きには結構いいんで。」
 
98年07月25日:23時13分25秒
アル / RWAK
 利奈が迷子になってしまうのはしょっちゅうの事のため、お気楽な態度で桂の話を聞いていたアル。
  だが、桂の発する言葉は情け容赦なくアルを不幸のどん底へとたたき込んだ。 
 
「リデルさんの話ですと、九津見のピットに利奈さんが入っていったらしいんです。
  でも、そこからの足取りが掴めないらしくて・・・。」
 くらっ。
 
「正直言いますと、私たちはフレアさんの方を心配しているんです。
  彼女が、利奈さんがいなくなったことを知ったら、必死で探すでしょう。
 それだけなら良いのですが、もし、九津見の事が彼女の耳に入ったら、それこそ殴り込みに行きかねません。」
 くらくらっ。
 
  冗談抜きで気絶しそうになってしまう。
  だが、彼を踏みとどまらせたのは父親としての責任感だった。
 
「それは・・・確かに一大事だ。こう言ってはなんだが九津見はいいうわさを聞かないチームだし、ピット間の移動で迷子になるなんてあり得ない。
  それに・・・・フレア君のことは私もよく知っている。このままだと九津見は、人的被害だけでレースから撤退という事態になりかねない。」
 
  最悪の事態を回避するために、しばし熟考に入る。
 
 
「・・・・とりあえず、サーキット内をくまなく調べるしか手がない。
  利奈の姿を見た人間がいるかもしれないし、利奈が見つかれば御の字だ。
  だが、人手が足りないな。ハヤテの面々を総動員したとしても、いかんせんサーキットは広すぎる。・・・・・」
 
  ここまで言って、アルは何かを思いついたらしい。
  いきなりピットの外へ向かって駆け出す。
 
「監督、手空きのメンバーで利奈を捜していてください!
  私は何とか人員を確保したら、そのまま利奈を捜します!
  桂君と言ったね。君はピットに戻れ!君がいないことでフレア君が気づくかもしれん!」
  誰の返事も聞かぬまま、ピットを飛び出す。 
 
  アルの目指す先は、四龍のピット。
 
「すいません!アルフレッドですけど、手すきの人間何人か貸してもらえませんか?!」
 
 
 
  アルから、四龍ピットクルーへ
98年07月25日:22時27分30秒
利奈 / RWAK
「そんなことないですよ。」
  冗談だからだろうか。かなり脳天気に言う。
 
「こんなマシン、一度乗ってみたいな☆」
98年07月25日:16時12分29秒
六堂 桂 / 御影


「あいつはよく迷子になるんだ。今日もすでに一回なってるし。」
またか、といった表情で言うアルフレッド。

「ただの迷子なら、まだいいのですが・・・。
 リデルさんの話ですと、九津見のピットに利奈さんが入っていったらしいんです。
 でも、そこからの足取りが掴めないらしくて・・・。
 いつもなら、フレアさんに会わずにいなくなるなんてことはありませんでしたから・・・。
 もちろん、九津見レ─シングが彼女を誘拐したなんて事を言いたいわけではありません。
 しかし、余りにも不自然なんです。
 九津見のピットから七御先のピットまでの間で迷子になるなんて、考えられません。」
そこまで言って、桂は一度言葉を切り、溜め息を吐いた。

「正直言いますと、私たちはフレアさんの方を心配しているんです。
 彼女が、利奈さんがいなくなったことを知ったら、必死で探すでしょう。
 それだけなら良いのですが、もし、九津見の事が彼女の耳に入ったら、それこそ殴り込みに行きかねません。
 どうしても、それだけは防ぎたいのです。
 大げさとお思いでしょうが、それがフレア・ナイトメアという人なんです。」
桂は真剣な表情で、必死にアルフレッドに説明した。


六堂 桂よりアルフレッドへ
98年07月25日:14時01分00秒
狂犬ロジャー / tomy
アンジェリカのエリーシャがケルベロスに道を譲る。
「ありがとよっ、アンジュ。愛してるぜぇ。」
軽口を叩きつつエリーシャの横を通過する。
「さぁ、第2コーナーの次はメインディッシュのヘアピンだ。気合い入れていくぜ!」
「警告、ヘアピンでのトライジェットターンはスピンの可能性が68%になります。」
「なんとかすらぁ!気にせず突っ込め!」
ケルベロスはヘアピンカーブに突っ込む。

キキキィーー

「良く耐えたぜ。褒めてやらぁ。」
スピンの一歩手前、ぎりぎりのところでケルベロスが立て直す。
「先ほどのスリップによる遅延は0.7秒です。」
「わぁってる。完璧になるまで何度でもやるぜ!」


……………

ケルベロスがコースに出て10分余りが経過した。
「どうでぇ。ちったぁ慣れたかよ?」
「通常のコーナーでのスリップの可能性を20%前後に、ヘアピンカーブでのスリップの可能性を50%前後にそれぞれ削減できました。スリップの際の立て直し遅延も0.1秒以内に押えることが可能です。」
「じゃあそろそろタイムアタックでもすっか。」
「現在タイヤのグリップ力が20%ほど減少しています。タイムアタックの前にピットに帰還し再調整する必要があります。」
「わぁった。ピットに戻るぜ。」
7周が終ったところでケルベロスは天羅レーシングピットに戻ってくる。

「ロジャー、あなたねぇ!」
「小言はパス。終了10分前になったら呼んでくれや。それまでに相棒の調整をよろしく頼む。」
美咲の言葉を遮るとロジャーは体を休めるためピットを出てバスの個室に向かった。

tomy:坂本千夏さんとかはどうですか?<フレアのCV
98年07月25日:13時53分13秒
どうでもいいこと / りる
CV・・・んなもん全然決めてなかったなぁ・・・ 現段階では、リデルは鶴ひろみさんかな?
んで、フレアはまだ決まってないの。
誰か良さげな声優さん、いないでしょうか?

りるより此処に参加しているみなさまへ
98年07月25日:06時43分06秒
皇帝 / tomy
カイゼルシュトルムの前方を走るスターゲイザーがピットに戻る。

「ふむ、フリーになったことだし、そろそろタイムアタックするとしよう。よろしいかな、オーナー?」
「結構よ。」
通信で美咲から許可を取る。
「では行かせてもらおう。ギャラホルン発動!」
大仰な名前のブーストを使用する。

実況「おおっと、カーナンバー1、レオンハルト・アーレンシュタインがタイムアタックに入ります。…、1分31秒18、暫定ですがロバート龍、香月 晶に続いて3位の記録です。」
解説「あいかわらず無駄のない良い走りです。マシンに負担をかけずにこのタイムをたたき出せるのはさすが皇帝といったところでしょうか。本戦も期待できますね。」
実況「では対する四龍、九津見は?」
解説「本戦では、いかに速いスピードを出せるかよりも、いかに速度を維持できるかの方がある意味重要ですからね。メカニックの頑張りとドライバーの精神力が鍵となるでしょう。」
実況「ありがとうございました。」
98年07月25日:03時49分17秒
橘 まゆ / tomy
「少し休めば大丈夫さ。それよりタイムだ。」「ウインドメア、蒼雷に抜かれて12位か・・・」「まだ予選が始まったばかりなのにトップの蒼雷とは4秒差か!!予想以上に速いな・・・もう一度アタックに出るしかない、か。」

「んもぉ、強情だよ、かけるは。…ま、いいけど、そのかわりしっかり休んでよ。それもレーサーの仕事なんだから。」
相手にされなかったように感じたからか、ちょっと頬を膨らませながらかけるに言う。

そんなこんなで10分は過ぎただろうか?宇津木オペレータが
「えっ!? 利奈ちゃんに何かあったんですか!?」

「えっ、利奈ちゃんに!?た、大変…。」
どこで何が起こったとも聞いていないのに慌てて駆け出そうとする まゆ。
そのまま出ていこうとして、ピットの出入口で桂に出くわす。
「あっ、桂さん!?あのっあのっ…。」
利奈の事とか、訪問してきた理由とか聞きたいことは色々あったが、うまく言葉にならない。そのうちに桂は戻ってきたアルと話し出す。

「んと…、わたしやっぱり利奈ちゃんを探してくるっ!
かけるはここで待ってて。わたしが かけるの分まで頑張るから。だから…ね。」
そう言って、どこという当てもなく まゆは利奈を探してピットから出ていった。

tomy:CVは、まゆは…宮村優子さんかな(^^;ロジャーは120%関俊彦さん、レオンはおそらく納谷悟朗さん、天宮美咲はきっと榊原良子さん。
98年07月25日:01時12分09秒
芦屋 祐介 / Karma
 「じゃあ、こんな感じですね。」
 キーボードに指を走らせる。
 
 その瞬間、線画されていたマシンに鮮やかな色がつく。
 そこに顕れたのはかわいらしい、ある意味レースマシンに相応しくない色合いのマシンだった。
 
 「ちょっと奇妙な感じですね。」
 苦笑混じりでつぶやく。
98年07月25日:00時51分02秒
利奈 / RWAK
「ベースはローズピンクがいいなっ☆
 でね、レモンイエローのラインが走ってるの。
 ラプンツェルの髪みたいに。」
  調子に乗って、自分の好きな色を挙げているだけである。(^^;
98年07月25日:00時40分57秒
芦屋 祐介 / Karma
 「ラプンツェルですか・・・・それでいきますか。」
 そのままデータに打ち込んでしまう。
 
 「で、カラーリングはどうします?」
 気にせずに利奈に尋ねる。
98年07月25日:00時34分29秒
利奈 / RWAK
「ラプンツェル、というのはどうです?」
 
  根拠などは何もない、ただの思いつき。
 
「・・・・・あ、ブースター炎がラプンツェルの長い髪みたいになるのかなってだけなんですけど・・・・」
 
  あわてて、とってつけたようなフォローを入れる。
98年07月25日:00時27分05秒
芦屋 祐介 / Karma
 「いいですよ、別に。」
 何気なく恐ろしいことを口走る。
 
 「どうせ私にはいい名前も思い付きませんし。」
 
 「どんな名前です?」
 まじめな顔で尋ねる。
98年07月25日:00時21分13秒
利奈 / RWAK
「じゃあ、利奈が名前を決めていいですか?
 
・・・・・カラーリングも決めちゃうけど。」
  本人は冗談のつもりだ。
98年07月25日:00時10分25秒
芦屋 祐介 / Karma
 「他の人には絶対に内緒にしておいてくださいよ。」
 苦笑しながら利奈が見やすいようにノートパソコンを少しずらす。
 
 ディスプレイに映っているのは一台のマシンを線画したものだ。
 ≪ウィンドメア≫より流線形かつコンパクトに仕上がっている。
 マシンの周囲からブースターノズルが出ており、無茶をすれば全方位に起動が出来そうだ。
 
 「まだ名前も決まってないんですがね。」
 苦笑しながら答える。
98年07月24日:23時59分32秒
利奈 / RWAK
「いいんですか?部外者に見せちゃって?」
  こちらも悪戯っぽく笑って、言う。
 
「ダメだっていっても、遅いですよ。」
  肩越しに、ノートパソコンの画面をのぞき込む。
98年07月24日:23時51分20秒
芦屋 祐介 / Karma
 「ちょっとした設計の手直しをしてるんですよ。」
 穏やかに微笑みながら答える。
 
 「何なら見ますか?」
 悪戯っぽく笑って尋ねる。
 
98年07月24日:23時45分58秒
利奈 / RWAK
「あ、おはようございますぅ。」
 
  芦名博士に挨拶をする利奈。
  ふと、博士の行動が目に留まる。
 
「あれ、何をやっているんですか?」
98年07月24日:23時35分29秒
芦屋 祐介 / Karma
 「はい、判りました。では・・・・」
 電話を切る。
 (困ったものですね、あの方々にも。まあ、利用できる部分は利用させてもらいましょうか。)
 (最悪の場合は何とかできるようにはしていますから。)
 その間もノートパソコンのキーボードを打つ手は止まらない。
 
 隣の部屋から利奈が出てくる。
 
 「おはようございます。良く眠れました?」
 打つ手を止めて微笑む。
 
98年07月24日:23時26分58秒
夢から醒めて / RWAK
「う、うぅん・・・・・」
  寝ぼけ眼をこすりながら、利奈が目を覚ます。
(そっか、寝ちゃったんだ・・・・・)
  時計を見てみると、あれからけっこう時間が経っているのがわかる。
 
(やっばーい!結構時間たっちゃったじゃない!フレアおねえちゃん、もう帰ってきてるよ!)
  名残惜しそうに、ゆっくりと晶の手を離す。
 
(そうだ!)
 利奈はメモ用紙に何かを書き、それを晶の枕元におく。
 
(じゃあね、晶君。)
 
  晶を起こさないように、そっと部屋を出る。
 
  晶の枕元に置かれたメモには、大きなハートマークの中にこう書かれていた。
 
 
−本戦、頑張ってね。利奈より−
98年07月24日:15時22分59秒
アル / RWAK
「行方不明? それはちょっと大袈裟だな。」
 
  やれやれといった調子でいう。
「あいつはよく迷子になるんだ。今日もすでに一回なってるし。」
98年07月24日:15時09分18秒
六堂 桂 / 御影


「桂さん、アルさんならここにはいないけど、みんなアルさんを探してる。何かあったの!?」
翔が聞いてくる。

「ええ、大した事ではないんですが・・・。」
桂は言葉を濁した。
はたして、知らせて良いものだろうかと悩んでいたとき、アルフレッドが戻ってきた。

「すいません、ただいま戻りました!一体何があったんです!?」
走って戻ってきたのだろう、少し息が上がっている。

「あ、アルフレッドさん。実は・・・」
そこまで言って、一度言葉を切る。
アルフレッド以外の人間に、果たして知らせて良いものだろうか。

「すいません、ちょっとこっちへ・・」
そう言って、ピットから少し離れたところにアルフレッドを引っ張っていく。

「実は、利奈さんが行方不明になったようなんです。」


六堂 桂からアルフレッドヘ
98年07月24日:12時48分32秒
リデル / りる
「アルフレッドさんには連絡可能ですが、詳しい内容を教えてもらえませんでしょうか?」
宇津木さんがそう答える。
「ああ、わかった。それがやな、利奈ちゃんが・・・・・・」
「理奈がどうしたって?」
これを「お約束」と言わずして何と言おうか。リデルの背後には、いつのまにかフレアが立っていた。

「おわぁっ!ふ、フレア!おのれはいつ戻って来たんや!」
「いや、ついさっき。んでさあ、利奈がどうしたって?」

まづい。非っ常〜にまづい。まさかフレアがこんなにも早く戻ってくるとは。
と、とにかくここは話をはぐらかしとかんと・・・・・・

「あ、い、いや、その・・・、あ、宇津木さん、そっちに桂がが行ったと思うからそっちから聞いて下さい。じゃっ!」

じ〜〜っ

見てるで、見てるで、おい。

「で?一体何があったの?まさか利奈に何か・・・・・・」
ぎくぅっ!
「い、いやな、あんたに利奈ちゃんからおすそ分けが来てな。」
そう言いつつ、机の上のパイを指差す。
「利奈ちゃんは利奈ちゃんの方でなんか忙しゅうしとってな、とりあえずこれ置いてったんで、そのお礼に今宇津木さんに電話掛けとったとこや。」

「ふーん、そうなんだ。」
よかった・・・・・・何とか納得してくれたみたいやな・・・

「でもさぁ、なんで途中で切っちゃうの?あたしもお礼言いたかったのに・・・・・・」
「いや、十分うちが言うといたし、いまそのお返しを桂が持っていってるとこや。」

・・・なんとかこれでつじつまは合うはず。

「・・・なんか引っかかるけど、ま、いいか。」
ふう、こいつ丸め込むのはほんま疲れる・・・・・・
「リデル。」
「な、なんや!?」
「あんた、なんか隠し事、してない?」
「いんや、別に何も?」
だぁ〜っ!なんで気づくんやこいつは!
まったく、こういう困った時のこいつの勘はなんか人三倍くらい鋭いからなぁ。だから「猛獣」よばわりされるんやで。

「とりあえず、せっかくやから利奈ちゃんのパイをご馳走になろうか。」
今の頭が回らん状態では、これが精いっぱいの口車やった。

頼むで、桂・・・・・・


リデルから六堂 桂へ
98年07月24日:01時17分16秒
アル / RWAK
 ピーッピーッピーッ
  アルの携帯がなる。
「・・・・・はい、わかりました。すぐに戻ります。
 すまない!ピットで何かあったようだ。ここで失礼させてもらうよ!」
 
  そう言って駆け出す。
 
 
「すいません、ただいま戻りました!いったい何があったんです?!」
98年07月24日:00時55分06秒
アル / RWAK
「いや、実は君の様子が気になってね。」
 
  苦笑混じりに言う。
 
 
「蒼雷のあの加速が君に大きな負担をかけているのではと思ってね。それを確かめに来たんだ。
 杞憂で終わってホントによかったよ。」
98年07月24日:00時46分56秒
ハヤテグランプリ監督 / ぺぇ

ピットを訪れた六堂桂のただならぬ様子を察した監督は、即座に腕時計型通信機のスイッチをいれる。
接続先はもちろん、アルフレッドの携帯である。

「アル君か。私だ。緊急事態だ、すぐに帰ってきたまえ!!」


#石井康嗣さんの声で読んでね(^^
98年07月24日:00時16分23秒
補足 / ぺぇ
ちなみにオペレ−タ−宇津木はリデルさんに話し掛けています。
声優さんですが、言っちゃっていいのかな〜って気になっちゃうなぁ(^^

98年07月24日:00時09分46秒
龍君と愉快な仲間達 / Dr.李
 「いえ、もっと気軽にロイでかまいません。」
 にこやかに笑う。
 「ところでどうしたんです?わざわざ陣中見舞いに来たような雰囲気じゃないようですけど。」
 やっぱり尊敬の眼で見られるアルであった。
98年07月24日:00時07分26秒
ハヤテグランプリ・ピット / ぺぇ

「ああ、宇津木さんか。いや、アルの娘の利奈ちゃんのことなんやけど、アルに何とか連絡つかんか?ちいとばかし非常事態なんや。」

「えっ!? 利奈ちゃんに何かあったんですか!?」

思わず声が大きくなるオペレ−タ−宇津木。
監督と翔が同時に反応する。

「愛美さん、利奈ちゃんに何かあったんですか!?」

フラつきながら、翔が宇津木の近くまで来る。

「だめよ翔君、無理しちゃ。」
「宇津木君、一体何事だね!?」
「ちょっと待って下さい。すいません、お待たせしましたリデルさん。
アルフレッドさんには連絡可能ですが、詳しい内容を教えてもらえないでしょうか?」

その時だった。

「失礼します。七御先フォーミュラの六堂ですが、アルフレッドさんはいらっしゃいますか?」

六堂 桂がピットを訪れる。

「桂さん、アルさんならここにはいないけど、みんなアルさんを探してる。何かあったの!?」

翔から桂さんへ
98年07月23日:23時55分45秒
アル / RWAK
 正直、アルは狼狽していた。
  同チームのメカニックからならともかく、他チームの面々に「尊敬している」などと言われるのは初めてだ。
  しかも、それは翼に限ったことだけではないようで、あちこちから熱い視線が飛んでくる。
  こういった雰囲気になれていないため何となく居づらい。
  
 そんな状態に気づいているのかいないのか、翠蘭はアルを送り出そうとしてくれる。
「あらそうですの、まぁ、レース中ですものそちらにも都合がありましょうから・・。」
(ありがとう!今はあなたが女神様に見えます。) 
  冗談ではなく、本当にそう思ってしまう。
 
  だが、そんなささやかな望みも一人の男の登場にうち砕かれた。
「あの、アルフレッド・ローレンシュタインが来てるんだって?」
  出てきたのは、鍛えられた体をレーシングスーツに包んだ一人の男。
「初めまして、蒼雷パイロット・ロバート龍です。」
「あ、ああ。初めまして。ロン君、でいいのかな?」
 
 
#関係ない話なんですけど、みなさんキャラクターのイメージCVって決めてます?
#私はアルが大塚明夫さん、利奈が小森まなみさんのイメージで考えています。(笑)
98年07月23日:21時57分15秒
某所・某病院にて / Dr.李
 「患者の様態は?」
 「少しショックを受けているようでしたが、目立った外傷もありません。
 脳波も正常です。
 あの状況を考えるとかなり運が良かったですね。」
 一人は医者、もう一人はやや、神経質そうな背広の男。
 「で、もう話せるんだな?」
 「えぇ、一応は。」
 「よし。」
 コンコン!
 ドアをノックする。
 「失礼する。」
 個室の中のベットには男が一人。
 「楽静心の王というものだ。君と少し話がしたい。」
 「俺は・・・。」
 「わかってる。君の送りたかった物は系列会社を通じておくっといた。少し借りるよ。」
 リモコンを手に取る。
 「・・・・本日の予選の途中経過です。
 トップは四龍の1:30:26。
 F3000からの移籍後初のTAでこのタイムは前評判通りと言ったところでしょうか。ついで・・・・・・・
 13位にこれも初参戦のドライバー凪澤 翔です
 全く無名と言ってもいい選手ですが、善戦しているといえますね。さて第14位ですが・・・。」
 
 「納得してくれたかね。さて次は私の番だ。君がこういうことになった心当たりを聞きたいんだがね?」
 「かける・・・。」
 ため息をつく王。
 「そうだ、君の弟だ。」
 「王さん・・・。」
 「なんだ。」
 「ありがとう・・。」
 「・・・人として当然のことだ。」
 「もう一つ・・無理を承知でお願いしたい・・。」
 「?」
 「俺をレースに送り出してくれ。」
 眼を細める。
 「君は簡単に言うが、うちは慈善団体ではないぞ?」
 「分かってる。俺はあんた達に助けてもらった。その恩は返す。
 だが、俺はレーサーなんだ。走ることでしか恩を返せない。」
 「技術の情報でもかまわないんだがね。」
 「そこまで、元のところに不義理はできないさ。」
 「セカンドでも文句はないな?」
 「ありがとう、王さん。」
 「かかった経費分は回収させてもらう。これはビジネスだ。礼を言われる筋合いはない。」
 「俺達の敵は、あの中にいる。必ず出てくるはずだ。
 どこかは分からないんだが。」
 「すべてはレースの中でけりをつけるか・・・。私にはわからんな。」
98年07月23日:21時35分38秒
四龍 / Dr.李
 「アルフレッド・ローレンシュタイン!?」
 蒼雷周りのすべてのメカニックがその名前に反応する。
 彼らにとってその名は憧れであり、そして目標でもあるのだ。
 ”人とマシンの関係”・・・このことについて四龍のメカニックはアルの思想を受け継いでいると言っていい。
 石清水 翼のみならず、姉御以下すべてのメカニックがアルを尊敬のまなざしで見ていた。
 
 一方こちらは、マシン以外のトラブルを全般にあつかうひとである。
 「あらそうですの、まぁ、レース中ですものそちらにも都合がありましょうから・・。」
 背中に”引き止めろー引き止めろー”の視線を感じつつも、丁寧に送ろうとする。
 
 「まってよ、翠蘭さん。」
 物陰から若いおとこの声がする。
 「あの、アルフレッド・ローレンシュタインが来てるんだって?」
 レーシングスーツに身を包んだ穏和そうな青年が出てくる。
 影で密かに翼以下数人のメカニックが”ナイスタイミング、龍!”
 と拳握ってるのを主任は見た。
 「初めまして、蒼雷パイロット・ロバート龍です。」
98年07月23日:19時11分34秒
ヴィジフォンルーム(通信室)にて / May

シェーラは一人、席に着くとスクリーンをONにする。するとスクリーンに20代後半の男性が映し出される。
「やあ、シェーラ君か・・・」

「エヴァーラル社長、どうなされたのですか?」
スクリーンに映ったのは、ラングレーエアロスペース社長にして、次期総帥と目されるレイフォード・エヴァーラルであった。

「今、ちょうど会議が終わったところでね。そちらの方が気になったもので、
こうやって、ヴィジフォンをかけたというわけです・・・ところでどうなっています?」
レイフォードは、にこにことした顔でそう言う。

「たった今、アンジェが予選へと出ていったところです。
それに関しては特に心配はありません。・・・それよりも・・・」
シェーラはそう言って、キーボードで何かを打ち込む。

・・・・・・秘話モード、レベルAに移行・・・・・・

「予選の最中に、一瞬ですがジャミング波を捉えました。
その後、何かの細工を行なったらしく、それ以上は掴めませんでしたが・・・」
いつもの優しげな表情を一変させ、冷静にそう言う。

「それは通常の機器でかい?」

「いえ、私の持ち込んだ機器で、です。
おそらく、通常の機器ではジャミングをかけられた相手以外は、妨害の存在すら分からないでしょう。」

レイフォードは、軽く肩を竦めながらもその微笑みを絶やさずに、
「やれやれ、グランプリも物騒になったものです。
これでは、我々の本業とあまり変わらないではありませんか・・・
仕方ありませんね、明日、私がそちらへ出向く時にいくつかモジュールを持ち込みます。」

「こちらへこられるのですか?」

「ええ、何しろ開幕戦ですからね・・・」

「アンジェリカの事が気になるからじゃありませんか?」
シェーラの表情が初めて、いたずらっぽく微笑む。

今まで、にこにことしていたレイフォードが初めて、慌てた表情を見せる。
「・・・え・・・あ、・・・そうそう、アンジェに後でブロック30以降の
全規模開発の了承を取りつけたと伝えて下さい。まあ、そう言うわけで、切りますよ・・・」
自分のその表情を取り繕うように、そう口早に言ってレイフォードは回線を切った。

「・・・了解」
そう言って、スクリーンの電源を落とす。
それと同時に、彼女の表情はいつも通りに戻っていた・・・


#本業というのはラングレーエアロスペースの軍用機部門の事です。
#・・・という事は、うちとエアウルフは商売敵でもあるのか(笑)・・・
98年07月23日:17時43分13秒
六堂 桂 / 御影

リデルから話を聞いた桂は、正直、血の気が引く思いだった。
もし、この事がフレアに知れたら・・・
想像するだに恐ろしい。
本気で怒ったフレアは桂ですら手がつけられなくなる。
そこにきて、あの短絡的な性格である。
何をするか分かったものではない。
最悪の場合、死人が出るかも知れない。
唯一の救いは、今、この場にフレアがいないことであった。

「どないしよ、これから・・・」
リデルが力無くつぶやいた。
すでに、彼女は最悪の事態を想像しているのかもしれない。

「リデルさん、私はこれからハヤテ・グランプリのピットに行ってきます。
運が良ければ途中でアルフレッドさんに会えるかも知れませんし、ピットからなら彼を呼び出すことも可能でしょう。
あなたは此処にいてください。もしかしたら、ヒョッコリ帰って来るかも知れませんから。
それと、フレアさんのことですが、彼女には、絶対に気取られないようにしてください。
下手をすると、死人が出ます。
連絡は、私のリストホンにしてください。
もし、万が一、フレアさんに気付かれたとしても、絶対に九津見の名前は出さないでください。
まだ、あそこが絡んでると決まったわけではありませんから。
絶対ですよ。」
そう念を押すと、桂はハヤテ・グランプリのピットへ向けて駆け出した。


「失礼します。七御先フォーミュラの六堂ですが、アルフレッドさんはいらっしゃいますか?」
ハヤテ・グランプリのピットにつくと、桂は開口一番にそう言った。


六堂 桂からハヤテ・グランプリピットクルーの皆さんへ
98年07月23日:17時42分52秒
六堂 桂 / 御影

リデルから話を聞いた桂は、正直、血の気が引く思いだった。
もし、この事がフレアに知れたら・・・
想像するだに恐ろしい。
本気で怒ったフレアは桂ですら手がつけられなくなる。
そこにきて、あの短絡的な性格である。
何をするか分かったものではない。
最悪の場合、死人が出るかも知れない。
唯一の救いは、今、この場にフレアがいないことであった。

「どないしよ、これから・・・」
リデルが力無くつぶやいた。
すでに、彼女は最悪の事態を想像しているのかもしれない。

「リデルさん、私はこれからハヤテ・グランプリのピットに行ってきます。
運が良ければ途中でアルフレッドさんに会えるかも知れませんし、ピットからなら彼を呼び出すことも可能でしょう。
あなたは此処にいてください。もしかしたら、ヒョッコリ帰って来るかも知れませんから。
それと、フレアさんのことですが、彼女には、絶対に気取られないようにしてください。
下手をすると、死人が出ます。
連絡は、私のリストホンにしてください。
もし、万が一、フレアさんに気付かれたとしても、絶対に九津見の名前は出さないでください。
まだ、あそこが絡んでると決まったわけではありませんから。
絶対ですよ。」
そう念を押すと、桂はハヤテ・グランプリのピットへ向けて駆け出した。


「失礼します。七御先フォーミュラの六堂ですが、アルフレッドさんはいらっしゃいますか?」
ハヤテ・グランプリのピットにつくと、桂は開口一番にそう言った。


六堂 桂からハヤテ・グランプリピットクルーの皆さんへ
98年07月23日:17時10分25秒
フレア・ナイトメア / りる
「何かなぁ〜、面白くないんだよなぁ・・・・・・」
フレアはコックピット内でぼやいた。
「レオンは堅過ぎてつまんないし、翔や桂ちゃんは出てこないし、ロジャーはなんか急がしそうだし・・・・・・」
もう既にスターゲイザーは6周目の後半に差し掛かっている。タイムもそこそこのものが出た。
が、何だろうか、充実感というものが無いのだ。あの皇帝を抜いたときのような充実感が。

「もういいや、スターゲイザー、いったんピットに戻るよ。これ以上ここにいても無駄だ。」
『了解した。』
スターゲイザーはその機首を七御先ピットに向けた。

それともう一つ、口にこそ出さなかったが、彼女は『何か』を感じていた。
(何だろう、この嫌な感じは・・・・・・何も無ければいいけど・・・・・・)

その頃、七御先ピットでは・・・
「どないしよ、これから・・・・・・」
リデルが困っていた。


#さて、どうなる事やら。
98年07月23日:16時41分37秒
ラングレー・RSピット内 / May

「データリンク接続。エリーシャより、チェックコード受信。異常ありません。」
オペレーターの一人が報告する。
 
「2周目からのデータ収集に備えて各員待機。」
監督がそういった時、
「監督、社長からのヴィジフォン(テレビ電話)が入っています。」
通信担当のオペレーターがそう報告する。
 
「私が出ますわ、監督。ひとまず私のやることはありませんので・・・」
シェーラは監督にそう言って、ヴィジフォンルーム(通信室)へと向かった。
98年07月23日:16時41分28秒
リデル / りる
「利奈さんが、どうかしたんですか?」
何時の間にか桂が後ろに立っていた。恐らく焦るあまり周りのことに目が行かなかったのだろう。
現状ではアルはすぐには捕まりそうに無いので、リデルは桂にも話しておくことにした。
とりあえず今は少しでも情報が欲しい。

「それがな、利奈ちゃん・・・・・・フレアのところによく来るから知ってると思うけど、あの子がいま行方不明なんや。
九津見のピットに入ったところまでは分かるんやけど、そっから何処に行ったかが分からへんねん。
あの子がフレアに会わずに帰るなんてまず有り得んから、何かあったんかもしれん。」
リデルは一息つくと、
「んで、万が一ハヤテの方に戻っとるかも知れんっちゅう事も考えて、こうして利奈ちゃんの親父に電話掛けとるんやが・・・・・・」
そう言って電話を指差す。
「全っ然捕まらへんねん。全く何処ほっつきあるいとるんや!」

リデルは焦っていた。この事態、杞憂で有ってくれれば自分の勘違いで済むのだが・・・・・・

問題はフレアがこの事態を知ったときである。

彼女の事、知ったとたんに九津見に殴り込みに行くのは想像に難くない。
実力が伴わなければたいした事はないのだが、実際フレアはとんでもなく強いのでなお質が悪い。
状況が状況なら今乗っているスターゲイザーごと九津見のピットに乱入しかねない位だ。
リデルは何としてもそのような事態だけは避けたかった。

「どないしよ、これから・・・・・・。」
リデルは誰に言うでもなく、そう呟いた。


リデルから六堂 桂へ

#いつから陰謀ものになってしまったんでしょうか、これ?(苦笑)
98年07月23日:13時40分57秒
六堂 桂 / 御影

とりあえず、何もすることがなかった桂はモニターで各マシンの走りを見ながら暇をつぶしていた。
予選終了まで約40分。エアリアルのセッティングはまだ完全ではない。
と、ピットにリデルが戻ってきた。
何かあったのだろうか、顔が強張っている。
彼女は入ってくるなりどこかに電話をかけ始めた。
何処にかけたのかは定かではなかったが、話し相手とのやり取りを聞くと、どうやらハヤテ・グランプリらしかった。
ハヤテグランプリに何の用事があるのだろうといぶかしみながら、モニターに向き直ったとき、リデルの一言が桂の耳に入ってきた。

「アルの娘の利奈ちゃんのことなんやけど、アルに何とか連絡つかんか? ちいっとばかし非常事態なんや。」
桂はその言葉の意味を理解するとすぐに椅子から立ち上がり、リデルの方に歩いていく。

「利奈さんが、どうかしたんですか?」


六堂 桂からリデルへ
98年07月23日:13時10分18秒
リデル / りる
「ええと・・・すみません、アルフレッドさんは今、ピット外に出ているみたいなんですが・・・何か・・・?」
女性の声が応対する。この声は・・・確か宇津木さん・・・だったかな?

「ああ、宇津木さんか。いや、アルの娘の利奈ちゃんのことなんやけど、アルに何とか連絡つかんか?ちいとばかし非常事態なんや。」


リデルから宇津木オペレーターへ


#リデルは結構顔広いのかな?ハヤテの関係者とか、他にも結構交友関係広そうだし。
98年07月23日:12時53分40秒
補足説明など / RWAK
>四龍の方々へ
  アルが早々に立ち去ろうとしたは、気恥ずかしさからです。
  自分のことを「殺人者」といった直後に「尊敬してる」なんていわれたら、やっぱり居づらいでしょう。
 
>リるさんへ
 フレアが暴走?
  まだまだ。(笑)
この先フレアがブチ切れそうになる事件は山ほど用意してますぜ。(邪笑)

>SHIN1さんへ
 ようこそ激走編へ!
  私もまだ掛け合いを始めたばかりの初心者ですが、お互いがんばりましょう。
98年07月23日:12時17分00秒
新キャラクター登録 / SHIN1
名前:日下祐介(くさか・ゆうすけ)
年齢:23歳
性別:男
身長:168cm

○因縁
禁忌:レース中のリタイヤ(初級)
恋愛:走ることへの愛情(上級)
目的:皇帝に勝つ(中級)

○背景
神薙フォーミュラ所属のドライバー。
二年前、フォーミュラニッポンのチャンプとして鳴り物入りの参戦を果たす。
安定性のある走りにより初年度は総合三位。昨年度はポイントで皇帝に迫るも最終戦で参戦以来初のクラッシュ。
結局前年と同じ総合三位に終わる。
最終戦リタイヤ後、つい三ヶ月前までリハビリに励んでいた。
今年で引退する皇帝に何としても勝つことを誓っている。
白を基調としたカラーリングの「ヴァニシング・イーグル」を駆る。

98年07月23日:04時13分37秒
補足 / ぺぇ
ハヤテグランプリの監督が言う、”委員会”とは公団の理事委員会を指します。
別に怪しげな組織でもなんでもないので、深読みしないでね(^^
98年07月23日:03時47分08秒
アル / RWAK
「自分を目指してメカニックになってもらえるとは、こちらこそ光栄だよ。ツバサ君。」
 
  ここで一度翠蘭の方へ向き直る。
 
「どうやら、調査のことをお話しする雰囲気ではなくなってしまったようですね。・・・また、予選後お伺いします。それでは。・・・ツバサ君、そう言うわけだ。それじゃあ。」
  そう言って立ち去ろうとする。
98年07月23日:03時27分23秒
石清水 翼 / ぺぇ

「だが、名メカニックは買いかぶりすぎだな。」

「いえ、そんなことないです!! ボクは、貴方にあこがれてメカニックになったんですから!!」

先程までの怒りはどこへやら。

「お会いできて光栄です。アルさん。」
98年07月23日:03時17分46秒
アル / RWAK
「アルでいいよ。ツバサ君。」
 
  そう言ってから苦笑する。
 
「だが、名メカニックは買いかぶりすぎだな。」
 
 
  アルから、翼へ
98年07月23日:03時10分48秒
石清水 翼 / ぺぇ

「でも、誤解だと言ったと思うが?・・・・ええと・・・
名前を聞いておこうか。私はアルフレッド=ローレンシュタイン。君は?」

「ボクは石清水翼。誤解とはいえ、ボクの蒼雷がそんな風に思われていたなんて許せな−−−−−−」

と、噴火しかけた時だった。

「・・・・アルフレッド?」

ピタリと収まる。

「アルフレッド=ローレンシュタインって、あの名メカニックの!?」

翼からアルさんへ
98年07月23日:01時53分51秒
???? / RWAK
 高層ビルの一室。社長室らしき部屋に一人の男がいる。
  年の頃は20代後半から、30代前半といったところか。
  眼光鋭く、かなりのやり手と思われる。

「社長。」
  秘書らしき女性が入ってくる。
 
 
「芦屋博士より報告が入りました。」
 男は秘書の出したレポートに目を通す。
 
「・・・・ふむ、おもしろいが実戦向きではないな。これは12班に回しておけ。
  芦屋にヴァルキュリアの完成を急ぐよう伝えろ。人員、及び資金の増強を必要ならやっておけ。」

  そこで男は立ち上がり、窓の外を見る。

「やつらの追跡はどうなっている?」 
「・・・完全に行方をくらませてしまい、発見はおろか手がかりさえ・・・・」
「まあいい。出てこなければ燻り出すだけだ。」
 
(それまでの間せいぜい踊っているがいい、芦屋。
 所詮おまえは道化に過ぎん。)

ブラインドの隙間から、町を見下ろす。
  その目には、暗い炎。

(親父は、「金」で「地位」を手に入れた。
 俺は・・・「恐怖」で「世界」を手に入れる。
 ・・・・・そのための「ヴァルキュリア」であり、「レイ」だ。)
 
 
#黒幕参上です。
#これで私も悪人。(苦笑)
98年07月23日:01時29分16秒
ハヤテグランプリ・ピット / ぺぇ

「今年の技術力の高さは目をみはるものがあるな。」

ビースト=ケルベロス、エリーシャの走りを見ながら監督が呟く。

「まさかここまでマルチブ−ストを搭載しているとは・・・シャ−シの完成を急がねばならんか・・・
これでは委員会のご老人達も黙ってはいまい。」

その時電話が鳴り、オペレ−タ−宇津木が出る。

「はい、ハヤテグランプリ・ピットですけど・・・」

「もしもし、七御先のリデルっちゅうもんやが、アルは・・・じゃない、アルフレッドはそこにおるか?できれば代わって欲しいんやけど。
ああ、リデルから、言うたら分かると思うから。」

「ええと・・・すみません、アルフレッドさんは今、ピット外に出ているみたいなんですが・・・
何か・・・?」

オペレ−タ−宇津木よりリデルさんへ


#もうちょっとしたらオペレ−タ−宇津木の設定を公開できそうです。
#凪澤兄をやる予定のドク次第ってとこですか(意味深)
#そうそう、書き込むのが遅くなりましたが、
#りるさん、フレアさんと凪澤兄の面識の件ですが、僕はOKなので詳しい打ち合わせはドクとしてくださいね(^^
#凪澤父&兄へのリンクはフリ−です
98年07月23日:01時07分34秒
アル / RWAK
「それはすまなかった。謝るよ。」
  翠蘭の話を聞いて安心したため、素直にあやまることができる。
 
「でも、誤解だと言ったと思うが?・・・・ええと・・・
 名前を聞いておこうか。私はアルフレッド=ローレンシュタイン。君は?」
 
 
  アルから、翼へ。
98年07月23日:00時52分24秒
石清水 翼 / ぺぇ
「翼、あんたの意見をきいとくよ、明日のレーススタートの燃料の量、どうする?」

「あい〜???(怒)」

マシンの影から、”怒”マ−クを頭上にたくさんつけた翼が立ち上がる。
蒼雷にまつわる一連の会話を耳にして、非常に機嫌が悪そうである。

「やだなぁ姉御ぉ。部外者がいるのにホイホイ言えるわけないじゃないですかぁ(怒)」

無理してニコニコ笑っているところが、よけいに凄みを増している。

「だいたいキミは何かな? ボクが精魂込めて整備したマシンにケチつけるのかな?
少なくともボクは、あそことは違うぞ」

と言って、九津見の方向を指差す。

翼よりアルさんへ。
98年07月22日:23時00分53秒
ガレージにて / 狂兵
 「届いたぜ」
 ガレージに着くとすぐに、野太い声がそう言った。
 整備主任のギルバートだ。
 「こいつがそうだ」
 その節くれ立った指の先には、白銀色に輝く、真新しい外装があった。
 「これ?」
 拍子の抜けた表情で、同じように指さすジョニー。
 「そうだ」
 と、同じく、指さした姿勢のままでギルバートが告げる。
 「・・・・・・帰らせてもらいます・・・・・・」
 ジョニーがやつれた表情で言葉を吐き出す。ジョニーにしてみれば、
 (あれだけ苦労して、結局外装を変えるだけかよ)という思いがある。
 「まあ、待てジョニー」
 本当に帰りかけたジョニーを止めたのは、ロイだった。
 「これは、うちの会社が開発した新機構を搭載した外装だよ」
 腕組みをしながら、ロイが満足そうに言葉を続ける。
 「エアウルフが本来、航空機、特に戦闘機の開発製造を行っているのは知っているな?
 ホワイトファングに塗られた特殊塗料も、その技術の流用だ。が、特殊塗料は、空気抵抗の削減のみが目的のモノではないんだよ。実際にはな・・・・」
 「そう、実際には、もう一つの機能の為の布石だったのさ」
 ギルバートがロイの言葉を受けて、話を続ける。
 「『外燃ジェネレーター』現在の内燃式のジェネレーターではなく、機体の外部でエネルギーを発生させる為の 装置。
 それを行う為の、いわば燃料なのさ。特殊塗料はな」
 眼が輝いている。純粋に技術屋の一人として心躍るものがあるのだろう。
 「もっとも、理論だけが先行して、実際に形になったのはつい最近の事だがな」
 「それで、この外装フレームには、その機能が付加されているって事か!?」
 ジョニーが驚きの声をあげた。その話が本当ならば、ジェネレーターを二つ積んだのと同じではないか。しかも、重量的には大差無くだ。
 「もっとも、こいつは、プロトタイプで、完全に制御出来ない。また、制御するだけの技術もなりたっていない。」
 ロイが注意点をあげる。
 「だから、外燃ジェネレーターの出力は、その本来の20%ほどに限られてくる。順次出力調整は上昇させるつもりだが、
 どれが、出力の最も良いバランスなのかは、今後のテスト走行と平行して行わなければなるまい」
 「なにが起こるかも判らない。もちろん、ある程度の事はシュミレートしてあるが、
 なにが起こっても不思議じゃないのが、このTGPXだ・・・・だから、これをマシンに積むか、積まないかは、実際に操縦するお前の意志に委ねたいと思う」
 作業で慌ただしかったガレージ内が、シーンと静まり返る。誰もが目にした事の無い。
 そして、安全かどうかの保証も無いマシンだ。ジョニーにしてみれば、テスト走行と、レースを一緒にやるようなものだ。
 知らず知らずのうちに、周囲の視線が、ジョニーの口許に集まっていた。
 「・・・・・積んでくれよ」
 一瞬の間を置いて、ジョニーが静かに、しかしハッキリと言った。
 「全く危険の無いレースなんか存在しない。それに、オレには危険を回避するよりもっと重要な事がある」
 
 「トップになることだ」
  
 周囲のクルーが、一斉にワッと歓声をあげた。新生ホワイトファングが生まれようとしていた。 
 
 
98年07月22日:22時23分17秒
ありゃりゃ / 狂兵
 「おいおい。なんだ?あいつは?」
 ジョニーが、サーキット上のマシンの一つを指さして呟く。彼はいま、TAを終え、自分のピットに戻ってきた。
 現在自分の取れる最速の手段を取り、もはやこれ以上のタイムは出せないと判断した為だ。
 『最速の手段』つまりは先程やってみせたブースト連続使用走行である。が、それは現状のパワーがダウンしているから可能な行動であって、
 本来の出力バランスが整った状態では、まず行わないような、危険な行為だ。
 が、今現在、それをあえて行っているマシンがあった。
 「狂犬ロジャー」
 ぽつりと、傍らに立ったスーツ姿の男が言った。チームリーダーのロイだ。
 「まさか、あんな馬鹿な事をやるやつがいるとはな」
 そして、しげしげと、ジョニーの横顔を見ながら、
 「お前以外に」
 と続けた。
 
 「うるせい」
 ジョニーがタレ気味の碧眼を流して、ロイに向かって言う。
 「それよりも、新型パーツは届いたのかよ?」
 その質問に対してロイは、ニヤリと微笑し、
 「ガレージまで来てみろ」
 とだけ言うと、ガレージへ向かって歩きはじめた。
98年07月22日:20時07分57秒
四龍 / Dr.李
 「でやがった。」
 龍がモニターを見てつぶやく。
 「天羅のケルベロスかい。」
 主任が横で龍のつぶやきに答える。
 「あぁ、俺達の獲物だ。」
 にやりと笑う。
 「天羅か・・・。奴らは地上最速の看板を掲げてここまでやってきた・・・。」
 主任が遠い眼をして言う。
 「だが、それもここまでさ。今期は僕たちがいる。」
 
 「「四龍がね。」」
 ふたりしてはもる。
 
 「気色悪いことしてんじゃないよ。」
 後ろで作業していた姉御が突っ込む。
 「翼、あんたの意見をきいとくよ、明日のレーススタートの燃料の量、どうする?」
98年07月22日:19時49分30秒
呉 翠蘭 / Dr.李
 「別にかまいませんことよ。」
 こともなげに言う。
 「他チームとのトラブル解決が私の役目ですから。
 そちらの誤解であれ、どうであれ。
 当チームに問題がなければいいわけですし。」
 そういってあっさり不問に付す。
 「そちらが考えてるのが他のチームであるなら、あまり私が申し上げることではありませんが・・・。」
 そう前置きする。
 「あまりに過度にドライバーに負担をかけてる可能性がある場合、
 正式に委員会の方に意見書を提出し、第三者を交えての調査を行うことは可能でしてよ。」
 そこまで言っていたずらっぽく笑う。
 「素の身素のまま単身怒鳴り込むより、よっぽど効果がありますわ。」
 
 呉翠蘭より アルへ
98年07月22日:19時13分05秒
アンジェリカ / May

ピピピッ
「後方よりビースト=ケルベロス、高速接近。ブースト稼働中」
私が第1コーナーを抜け、第2コーナーへと差し掛かろうとした時、
警告音とともに、エリーシャからの報告が入る。

「エリーシャ、モニターに映してちょうだい。」

「2番モニターに映します。」
透過型液晶モニターに映し出されたのは、3機のブースターを3方向に噴射して、
第1コーナーを無理矢理回って立ち上がってきた、ケルベロスだった。

(ケルベロスという事はロジャーね。・・・まったく無理をする人ですね。
マシンの挙動がぶれているじゃありませんか・・・)

と思いつつ、ウォームアップ中の私は、彼の邪魔をしない様に脇へと寄った。
「こちらはウォームアップ中ですからね・・・
エリーシャ、一応警戒だけはしておいてね。」
98年07月22日:18時11分09秒
りる / リデル
「あ、あの子ですか?主任に晶を預けた後、外に出て行きましたよ。」
そう久津見のクルーは言う。
その目を見る限り、嘘はついてはいない、リデルはそう判断した。


・・・だとすれば、一体利奈はどこへ行ったのだろうか。
彼女がフレアのところに来て、彼女に会わずに帰ったことなど一度も無い。
フレアがいなかった時などは、むしろ彼女に用件を伝えるまで待ち続けて帰ろうとしないくらいだ。

何か、いやな予感がする。
リデルは久津見のクルーに軽く礼を言うと、すぐさま自分のテントに戻り電話を取った。
かける先は・・・・・・ハヤテ・グランプリ。

「もしもし、七御先のリデルっちゅうもんやが、アルは・・・じゃない、アルフレッドはそこにおるか?できれば代わって欲しいんやけど。
ああ、リデルから、言うたら分かると思うから。」


リデルからハヤテの人間(アルフレッドも可)へ


#い、いかん。このまま行くと本気でフレアが暴走してしまう・・・・・・(利奈のことで)
98年07月22日:17時37分46秒
狂犬ロジャー / tomy
「そろそろ20分過ぎたろう?行かせてもらうぜ。」
「そうね。レオンのおかげでコースも綺麗になった事ですし、許可します。」
戻ってきたロジャーの言葉に美咲が答える。ロジャーは美咲からキーを受け取るとケルベロスに乗り込む。

「さあ、いくぜ相棒。」
「パイロット、ロジャー・マクバードと確認。ビースト=ケルベロス、始動します。」

13時21分、ケルベロスがコースに出る。

「さて、とりあえず肩慣らしでもするか。相棒、トライジェットだ。」
「まもなく第1コーナーです。この位置でのブースター走行は危険です。」
「だからこそよ。イン側のジェットを逆噴射に、アウト側を目一杯、トップはダウンフォースを強めるのに利用しろ。せっかく3機もジェットブースターを搭載してるんだ。有効利用しなくちゃな。」
「スリップの可能性が71パーセント、スピンの可能性が32パーセント、コースアウトの可能性が11パーセント存在します。また、タイヤ・マシン・ドライバーに過度の負荷が予想されます。」
「おめーは学習型だろう、何度もやればそんな可能性は下がっていくさ。それとダメージの事なら優秀なクルーがそろってんだから心配すんな。」
「了解しました。トライジェット発動。」

コーナーに差し掛かるとともに機体の内部に搭載されていた3機のジェットブースターがせり出し勢い良く噴射する。左右のジェットによって回転力が与えられ、ケルベロスはブースと走行のままコーナーを通過する。

「スリップ発生。立て直しに0.3秒の遅延と走行ラインの変更を必要としました。」
「まだまだぁっっっ!できるまでやっから、ちゃんとタイミング覚えろよ!いいな!!」
「了解しました。」
「いっけぇぇぇぇーーーーーーっ!!!!!」
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