天羅万象掛け合い:激走編 LOG 003
天羅万象掛け合い:激走編の1998年07月15日から1998年07月22日までのログです。
98年07月22日:03時39分03秒
アンジェリカ / May
私は、エリーシャをピットレーンからコースへと滑り出させ、
まだ冷えているタイヤをいたわるように、ゆっくりと加速させていく。
「エリーシャ、
1周目はウォームアップのみを行ない、
2周目からコース及びマシンセッティングのデータ収集を始めます。
全センサー稼動、データリンク接続、そちらのサポートはお願いね。」
「わかりました。」
”エリーシャ”−機体と同名のSSAI−はそう答えた。
私はその声を聞くと、エリーシャを慎重に第1コーナーへと飛び込ませていった・・・
#今のところ予選が始まってどのくらい経っているんでしょうか(残り時間とか)?
#それによって、こちらの急ぎ方も変わってくるので・・・
98年07月22日:01時07分55秒
アル / RWAK
「正確には、少し違う。
ある一人の男にかつての自分を見、それに飲み込まれた。
・・・・・だから、真実がゆがんで見えた。そんなところです。」
落胆とか言ったものではなく、冷静に自分を見つめて、そう言った。
「・・・・いいわけにしか聞こえないでしょうが、これが偽らざるところです。」
アルから、翠蘭へ
98年07月22日:00時49分12秒
呉 翠蘭 / Dr.李
「・・・・私は、一人のドライバーを『殺して』いるんですよ。」
意外な告白なような気もするし、何となく理解できる事のようでもある。
これが翠蘭の感想だった。
レースをやっている以上、その危険から完全に逃れることはできない。
しかし、0に近づけることはできる。
それが四龍のエンジニア達の思想の一つだった。
「・・・つまり過去のあなたと、現在の我々がかさなって見えたと。
そういうことですね?」
確かめるように聞く。
98年07月21日:23時39分11秒
懺悔 / RWAK
「・・・・・・まったくなんというか、怖い人だ。あなたは。
これでは、こちらも話さなければいけませんね。」
少し自嘲気味に笑う。
「ただドライバーのことを心配して、では納得してはくれませんね。」
そこで一息つく。
「・・・・私は、一人のドライバーを『殺して』いるんですよ。」
アルから、翠蘭へ
98年07月21日:23時27分25秒
九津見ピットクルー / Karma
「あ、あの子ですか?主任に晶を預けた後、外に出て行きましたよ。」
ちかくにいたクルーが整備をしながら答える。
リデルへ
#嘘は何も言ってませんよ(笑)
#
#
#狂兄いへ
#F1で調べると確か24台だね。
#そんぐらいでいいんじゃないの?
98年07月21日:23時14分47秒
質問 / 狂兵
ここって何台ぐらいが本戦にでてくるの?
98年07月21日:22時27分54秒
呉 翠蘭 / Dr.李
「納得していただいたようで幸いですわ。」
そう言ってハンディパソコンをしまう。
「ところで、そろそろ真意をお教え願いたいのですけど?
わざわざ、レース中に他のチームにやってきてドライバーの様子を教えろと言うくらいですもの。
一歩間違えれば、協定違反で逆提訴されてもおかしくありませんのにね。」
にっこり笑う。
「四龍はおいても、個人的にでも是非理由をお聞かせ願いたいですわ。」
98年07月21日:21時44分05秒
アル / RWAK
「これ以上は私ではお答えかねるのですが・・・。」
(これ以上、と言われてもな・・・・)
心の中で苦笑する。
別に医学の専門知識があるわけではないのだ。これ以上を見せられても、理解できるか怪しいところだろう。
(このフォーマットに沿っていれば、ドライバーの身体的異常はすぐにわかるな。
ここまで厳密にチェックを行っているチームがドライバーの限界がわからないはずはない。ならば・・・)
答えは一つ。
あの加速はドライバーの限界を超えたものではないということだ。
(だが、逆に提訴は難しくなった、か。)
もし九津見のドライバーに異常が見られたとしても、原因は加速時のオーバーテイク、つまりドライバーの責任と言うことになりチームの責任となる可能性はきわめて少ない。
(奴の言うとおり、結果を出すしかないのか?)
だが、それでは遅すぎるのだ。
98年07月21日:18時28分36秒
呉 翠蘭 / Dr.李
「健康診断の内容ですか?それでしたら・・・。」
再び操作して画面を切り替える。
「一応このようなフォーマットで行われてます。」
血液検査、身体測定、尿検査、レントゲン、CTスキャン・・・。
「これ以上は私ではお答えかねるのですが・・・。」
少しも態度が変わらない。
98年07月21日:15時19分24秒
エリーシャ起動・・・ / May
私がピットへ戻ると、ボディカウルは装着され準備は最終段階に差し掛かっていた。
「どうです、準備は?」
「ああ、現在最終チェックに入っている。そろそろマシンに乗ってくれ。」
「わかりました・・・」
私はそう答えて、シェーラに手伝ってもらいながら、レーシングスーツのチェックをする。
監督はその側でマシンの状況を説明する。
「セッティングはひとまずシミュレーション通り、
予選残り時間の前半でデータを集め、セッティングを固める。
現在リミッターは、AB75%、駆動系、ラムエア系、サブブーストは90%に設定。
FBLのウェイトは2.0、ノーマル通りだ。」
「そうですね、セッティングが固まらない事には、明日の決勝にも関わりますからね。」
私はスーツのチェックが終わると、ヘルメットをかぶり、マシンに乗り込む。
ピットクルーの一人が、ハーネスと各ケーブルの接続を確認すると、戦闘機にも似たバブルキャノピーを閉じる。
キャノピーを閉じると一瞬、静寂に包まれたように感じられる。
私は目を閉じ、
(ルーク・・・見ててね・・・・・・)
私はそう呟く。
「最終チェック終了。システムオールグリーン!」
チーフメカニックがそう報告する。
「よし、エンジン起動!」
監督のその声とともに、ピット内にエンジン音が響き渡る。
ウォォォォォォー
しかし、その音はレシプロエンジンの断続音ではなく、ジェット機のエンジン音に近い連続音である。
それはこのマシンがガスタービンエンジンを搭載している事の証だった。
「タービン回転数安定、異常無し。」
コンディションモニターを監視していたメカニックがそう報告する。
「外部電源カット、全ケーブル切断、マシンを降ろせ!
・・・よし、アンジェリカ、いいぞ!」
「・・・行くよ、エリーシャ」
私は目を開け、そう呟くとマシンをゆっくりと滑り出させた・・・
98年07月21日:12時21分07秒
リデル / りる
「さてと、どうしようか・・・」
リデルは悩んでいた。
利奈を追って外に出て、彼女を見つけたまではよかった。が、利奈はその後九津見のピットに誰かを担いで行ってしまった。
これでも自分は七御先のクルーである。そう簡単に他チームのピットに入る訳にはいかないのだ。
「そやけど、なぁ・・・」
九津見の噂はリデルもいくらか聞いたことがある。そのどれも余り良い噂ではなかったが。
利奈をあそこに放っておくと何をされるか判ったもんじゃない、結局リデルの意見はそこに落ち着いた。
「やれやれ、後で親父っさんにはあやまっとかんとなぁ・・・」
そう独り言を言いながら、リデルは九津見のピットへ歩いていった。
「すんません、さっきこっちにうちの妹が来たと思うんやけど、そっちに迷惑かけとりませんか?」
リデルから九津見ピットクルーへ
#やっぱりリデルは眼鏡外してます。眼鏡は普段は外さないから、九津見のクルーはすぐにはリデルだと判らないかも。印象全然違うし。
#利奈を「妹」と呼んでいるのは便宜上です。気にしないでね。
98年07月21日:01時57分41秒
アル / RWAK
「ええ、大方は。」
でも、何処かしっくりこない。
「すいませんが、健康診断の内容を教えていただけませんか?」
アルから、翠蘭へ
98年07月21日:01時46分39秒
呉 翠蘭 / Dr.李
「少々お待ちを。」
そういって手持ちのハンディパソコンからデータを引き出す。
「こちらです。」
規定の中身は、ごくありふれたものともいえる。
だが、一流企業のそれに近いものを感じさせるものだった。
この通り行われてるとするならば、ドライバーに問題は起きないはずというのは分かる。
「納得していただけますか?」
相変わらず、にこやかな対応をかかさない。
98年07月21日:01時39分12秒
アル / RWAK
「そうさせていただけますか。」
うまくはぐらかされた感じもあるが、規定を見せてもらうことにする。
健康診断の内容によっては問題ないことがわかるかもしれない。
(悪魔はあいつ一人で十分だ。)
これがアルの偽らざる気持ちである。
アルから、翠蘭へ。
98年07月21日:01時29分20秒
呉 翠蘭 / Dr.李
「・・・」
少し考える。
「当チームといたしましては、レースに出場することによってドライバーが傷つくことは本意ではありません。
当チームの規定により、レース前後の健康診断が義務づけられております。
健康診断の結果などにおいては、個人のプライバシーの侵害にあたりますので、
お見せすることはできませんが、
規定の一部についてなら公開は禁止されておりません。
必要なら、規定をお見せいたしますが?」
にこやかにそして流暢にはなす。
98年07月21日:01時16分50秒
アル / RWAK
「お待たせいたしました、チーム四龍総務、呉 翠蘭です。
責任者はただいま会議中ですので、よろしければ私がお話を伺いますが?」
アルの対応をする女性に、芦屋のような不快感はない。
怒気も多少和らぐ。
「 あなた方のチームのマシン『蒼雷』について少し。
・・・・構造などのことではありません。あのような加速をして、中のドライバーは大丈夫なのですか?」
98年07月21日:01時05分21秒
四龍 / Dr.李
「暫定ポールだ。これ以上は無理をすることもないだろう。」
部長がかたわらの主任に話しかける。
「とりあえずの結果は出ましたからね。まぁ、初戦でこれならまぁまぁの滑り出しだしだと思いますよ。」
主任がにこやかに言う。
「ならとりあえず、タイヤは温存ですね。その分本戦に回せれば楽になります。あの加速を支える命綱ですからね。」
こちらは、姉御だ。
「レギュレーションで、規定のタイヤ8本・・・。蒼雷の馬鹿力には、きついですか?」
翠蘭が苦笑する。
「でもさすがに抗議するわけには行きませんからね。」
「てわけだ、ロイ。タイムアタックはタイヤのあたりだしに当てろ。これでもう十分だ。」
「了解。後は本番でと言うわけですね。」
「そういうことだ。」
そのとき、扉をノックする音が聞こえた。
「すいません。四龍の責任者にお会いしたいのですが。」
「・・・・、翠蘭君?」
「はい。」
そう返事をすると、さっさと扉に向かう。
「お待たせいたしました、チーム四龍総務、呉 翠蘭です。
責任者はただいま会議中ですので、よろしければ私がお話を伺いますが?」
全くよどみなくすらすらと、そして事務的なものを感じさせずににこやかに応対する。
98年07月21日:00時56分45秒
凪澤翔 / ぺぇ
「ちょっと、かける!?わたしにまで強がらないでよね!そんな顔して大丈夫な訳無いじゃない!」
「少し休めば大丈夫さ。それよりタイムだ。」
近くの椅子に腰掛けて、ピット内のモニタ−に注目する。
「ウインドメア、蒼雷に抜かれて12位か・・・」
もう一台走り抜けて、13位へ落ちる。
「まだ予選が始まったばかりなのにトップの蒼雷とは4秒差か!!
予想以上に速いな・・・
もう一度アタックに出るしかない、か。」
そういって立ち上がるが、ふらついてまゆに寄りかかる。
#翔君はGによる軽い貧血状態になってるんですね。
98年07月21日:00時49分14秒
アル / RWAK
「またかよ!」
九津見のピットを出たアルが腹ただしげに言う。
その目には、蒼雷が写っていた。
「どうして、ドライバーを殺したがる奴ばかりなんだ!」
それが誤解だとは知らないまま、アルは四龍のピットへ向かう。
「すいません。四龍の責任者にお会いしたいのですが。」
心の奥底に怒気を秘めたまま、静かに言う。
98年07月21日:00時43分37秒
芦屋 祐介 / Karma
(むじゃきなものですね。)
利奈に毛布をかけながら考える。
(しかし、晶が心を開くとは面白い事もあったものです。)
(案外この娘、素質があるかもしれませんね。)
その顔に冷たい笑みが生まれる。
(テクニックの方はどうにでもなりますしね。)
(いちよう『ホーム』の方に準備をしておくようにいいますか。)
その笑みはあまりにも冷たい。
#悪役突っ走ってます(笑)
#もう止まらない(爆)
98年07月21日:00時31分48秒
利奈 / RWAK
「ありゃ、どうしよう。」
そう言いながら、握られた自分の手を見つめる利奈。
言葉とは裏腹に、うれしそうだ。
「しょうがないな、もう。」
ベットの横で、うれしそうに晶の寝顔を見つめながらつぶやく利奈。
しばらくすると利奈も安らかな寝息を立てていた・・・・
98年07月21日:00時03分30秒
芦屋 祐介 / Karma
「いいですよ。」
その状況にすこし微笑みながら答える。
そのまま(さすがに今回は抱き上げはしない)晶をベッドまで運んでいった。
で、寝かせて利奈とその場を立ち去ろうとしてふと気づく。
「どうします?」
苦笑しながら利奈に尋ねる。
眠ったまましっかりと利奈の手を握って離そうとしない晶の姿を見ながら・・・・
98年07月20日:23時52分47秒
利奈 / RWAK
「あらら、寝ちゃった。・・・・しょうがないなぁ、もう。」
そう言って、晶をベットに運ぼうとする。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
「・・・・・すいません。手伝ってください。」
無理だったようだ。(^^;
利奈から、芦屋博士へ。
98年07月20日:23時37分49秒
香月 晶 / Karma
「な、ならいい・・・・・」
声はもうそばにいる利奈にしか聞こえないほど小さなものになっている。
かくっ
体の力が抜けて利奈に完全にもたれかかるような体勢になる。
そのまま寝息を立てはじめる。
安らかな寝息を・・・・・・・
98年07月20日:23時26分14秒
利奈 / RWAK
「あぶないっ!」
何が危ないのかよくわからないが、倒れそうになる晶を支えることに成功する。
「もう、ちゃんと寝てなきゃだめだよ。
・・・・・君のことで根ほり葉ほり聞かないから、さ。」
利奈から、晶へ
98年07月20日:17時30分37秒
六堂 桂 / 御影
アンジェリカのポケットに入っていた通信機が電子音を発する。
彼女は通信機を取り出し、2,3応答をした後、通信機をしまいながらすまなそうに言う。
「ごめんなさい、六堂さん。機体の準備が出来たようです。
少しお聞きしたいこともあったのですが…またの機会という事で…」
「そうですか、それは残念ですね。では、またお会いしましょう。」
もう少し話をしていたかったが、仕方がない。
ピットの方に向けて歩いていく彼女の後ろ姿を見ながら自分もピットに戻ろうとした時、アンジェリカが声をかけてきた。
「ああ、そうそう次から私のことはアンジェと呼んで下さいね」
「はい、私も桂で結構ですよ。」
こちらも彼女に答え、軽く手を振るとピットに戻る。
「あの馬鹿ったれが! いったい何考えていやがる! 予選でマシン壊す気か!」
帰ってきた桂を出迎えたのは、そんな権蔵の怒鳴り声だった。
(ピットに戻る度に怒鳴り声が出迎えてくれますね。)
大して気に留めた様子もなくピットの中に入ると、権蔵の怒鳴り声の原因となっているのであろう、モニターに目を移す。
そこには、カイゼルシュトルムを抜いたスターゲイザーが、果敢に皇帝を押さえている様が映っていた。
(抜きましたか…流石ですね。でも、あの人のテクニックで、皇帝は押さえ切れないでしょうね。)
桂はもう少し、この二人の走りを傍観する事の決めるた。
98年07月20日:16時25分52秒
皇帝
/ tomy
リフティング・ターン。
スターゲイザーが宙を舞い、カイゼルシュトルムのわずか前方に着地する。
だが…、
「素晴らしい勇気と発想、そして運だ。だがそれを予選で行なったのは間違いだったな。せっかくの努力も結果には結び付かない。そして私には二度と同じ手は通じん」
カイゼルシュトルムをオーバーテイクした後もスターゲイザーは思ったようにスピードを上げることができない。カイゼルシュトルムが後方からアタックをかけているのだ。
先ほどのブロックと同様、いやそれ以上に皇帝の攻めはうまい。さらにカイゼルシュトルムのポテンシャルは高く、引き離すどころか抜かれない事も難しい。
結果スターゲイザーはカイゼルシュトルムの攻めを受け流すために労力を費やさざるを得なくなり、どうしてもスピードを上げることができなくなる。
前後が代われど、皇帝がフレア達を押え込んでいる構図に変わりはなかった。
「皇帝の前を走る苦しさを存分に味わうがいい。」
その周回、蒼雷がコースを抜けピットに戻る。
だがその直後、ウィンドメアが今まで隠していた力を見せる。
「なにっ、、!?」
かなり大廻りで塵によって荒れた通常使われぬライン、そんな無理なラインを使ってカイゼルシュトルムとスターゲイザーを一気にオーバーテイクしたのだ。いかに皇帝と言えど、自分のラインから5、6メートルも外側を走るマシンを止められようはずもない。ましてやスターゲイザーと争っている最中に。
「馬鹿な…、あれは…」
「…、マルチブーストね。」
オーナー天宮美咲からの通信だ。
「…、レオン、今のところは放っておきなさい。あれは1レースに何度も使える代物ではないわ。特に予選ならともかく本戦ではね。それにあなたの努力は無駄ではないわ。マルチブーストをベストラインでなくあのラインで使わせたのは、あなたの功績よ。それより目の前の仕事に集中なさい。」
「………、了解。」
皇帝は巌のように深く静かに答えた。
98年07月20日:15時12分01秒
リデル / りる
「リデルさん、すいません!ちょっと失礼します!」
そう言うが早いか、利奈はピットに・・・正確にはピットに蛇行して入ってきたマシンの所に走っていった。
「あらら、行ってしもうた・・・・・・」
一人取り残されたリデルはどうしようかと一瞬考えたが、暇なので利奈の行った方に歩いて行った。
「あ、いかん。利奈ちゃんのパイがそのままやった。」
リデルはふと思い出して、利奈のアップルパイにきちんとラップをかけ、それからテントを出た。
自分の眼鏡をテントに置き忘れたまま・・・・・・
#RWAKさんへ、フレアとリデルは利奈が今はハヤテの関係者であることは知って(正しくは利奈から事前に聞いて)います。
#まあ、2人にとって利奈は敵のチームだとかそんな事は関係ないのでしょう。特にフレアは。
#夏休み中に限らず、私は土、日に書き込めないことが多いです。>夏休みの〜
#tomyさん、フレアは皇帝をちゃんと抜いたんでしょうか?
98年07月20日:12時00分44秒
橘 まゆ / tomy
「大丈夫、ちょっと疲れただけだ。すぐ治るよ。」
そう言う翔の顔色は優れない。
「ちょっと、かける!?わたしにまで強がらないでよね!そんな顔して大丈夫な訳無いじゃない!」
まゆは本気で怒ってる。まゆにとって、翔に気遣いされる事は隠し事をされている様なものなのだ。
まゆからかけるへ
98年07月20日:05時11分11秒
知られたくはない過去 / Karma
「残念ながら・・・・・・あまりありません。」
寂しそうに利奈の問いに答える。
「でも珍しいですね、晶が他人にそんな事を話すなんて。」
「晶は孤児だったんですよ。九津見レーシングのスポンサーである九津見グループは慈善事業の一環としていくつかの孤児院を経営しています。」
「晶はそこの出身だったんです。だから晶は必要以上に他人に対して心を開かなかった・・・・チームのメカニックに対しても事務的な態度しか取りませんでしたし。」
苦笑混じりに話す。
「だから晶はあの時・・・・・・」
ガタンッ
別室の扉が開く。
「それ以上話す必要はない。そいつはいちよう部外者なんだからな。」
扉から晶が姿を見せる。
「博士も他人ののプライバシ・・・・・・・」
急に声が小さくなって晶はその場に崩れ落ちそうになる。
98年07月20日:04時54分54秒
利奈 / RWAK
「そうなんですか・・・・・」
晶、くん。みんなの期待を一身に背負って・・・・
「あの・・・・・私に何かできることは、ないですか?
彼の、役に立ちたいんです。」
利奈から、芦屋博士へ
98年07月20日:04時51分24秒
芦屋 祐介 / Karma
「晶の任務ですか?もちろんレースで優勝する事ですよ。」
「彼は現在のところ、この九津見レーシングの唯一のドライバーですから。」
「少し気負っていた部分も有ったんでしょう。」
芦屋博士から利奈へ
98年07月20日:04時47分00秒
利奈 / RWAK
「えっと、彼の名前とか、その・・・・・」
少しためらってから、思い切って話す。
「彼の任務って何なんですか?彼が少しだけ、言っていたんです・・・・」
利奈から、芦屋博士へ
98年07月20日:04時42分36秒
芦屋 祐介 / Karma
「大丈夫ですよ。ちょっとまだ成長期なんで体力的に無理をしてしまったんでしょう。一晩休めば何とかなりますから。」
微笑みながら利奈の問いに答える。
取り止めも無い話をしながら九津見の宿舎の方に歩いてゆく。
宿舎に到着した。
とりあえず別室の方に晶を寝かせてから戻って来て利奈にお茶を入れる。
「すみませんね。本来ならドライバーの健康管理というのはチームでやらなくてはならないのですが助けていただいて。」
苦笑混じりに利奈に話す。
98年07月20日:04時32分11秒
利奈 / RWAK
「はい!わかりました。」
芦屋博士の問いに元気よく答える利奈。
晶の役に立てることが、少しだけうれしい。
でも、不安になって聞く。
「あの、彼・・・大丈夫ですか?」
利奈から芦屋博士へ。
98年07月20日:04時27分24秒
芦屋 祐介 / Karma
「すいませーん、ドライバーの方が倒れちゃったんですけど!」
ピットロードの方から声がする。
少女と・・・その肩にもたれるようにして立っている晶。
「すみません、ちょっと席を外します。何かあったら連絡は携帯の方に。」
ミーティング中の他のクルーにそういって利奈の方に近づく。
晶を見ると、明らかに疲労の色が強い。
(困りましたね・・・・)
よっ、と晶を抱きかかえる。
「すみませんが宿舎の方まで戻るんで少し付き合ってもらえますか?」
芦屋博士から利奈へ
98年07月20日:04時17分16秒
利奈 / RWAK
「どう見ても一人で歩けないわよ! 肩を貸してあげるから。ほら!」
晶に肩を貸して歩き出す利奈。
目指すは、晶の来た・・・・九津見のピット。
「すいませーん、ドライバーの方が倒れちゃったんですけど!」
98年07月20日:04時09分48秒
香月 晶 / Karma
「問題無い、独りで戻る事はできる・・・・・」
立ち上がろうとするが力がうまく入らない。
(くっ・・・・・・)
結果として利奈にもたれかかるような体勢になってしまう。
98年07月20日:04時05分24秒
利奈 / RWAK
「えっ?」
抱き留めて、晶を支える。
そして、晶の体重が予想以上に軽いことに気づく。
それは、晶が予想以上に無理をしている証だろう。
「・・・・こんなに無茶してたの?
ピットはあそこでしょ?つれていってあげる!」
利奈から、晶へ
98年07月20日:03時51分36秒
香月 晶 / Karma
「無いな。」
にべもなく答える。
「強いて言うなら邪魔をしないで欲しい。」
そっけなく言って九津見のピットの方に戻ろうと体の向きを変える。
その瞬間
ぐらっ
晶のからだが後ろ向きに利奈の方に倒れ込んできた。
98年07月20日:03時42分32秒
利奈 / RWAK
「気にしないでって、そんな・・・・」
(そんな体で、無理よ。)
その言葉を、胸の奥にしまい込んで涙を拭う。
これ以上彼を心配させてもしょうがない。
「ね、私にできることって、なんかないかな?」
精一杯の笑顔を浮かべて。
利奈から、晶へ
98年07月20日:03時30分04秒
香月 晶 / Karma
「普通ならそう思うだろうな。」
利奈の態度にふと苦笑する。
「だがそれは半分当たりで半分はずれだ。」
「わからなければ別に気にしなくていい。」
晶から利奈へ
98年07月20日:03時18分15秒
利奈 / RWAK
「他に歩く道が無ければどんなにその道が険しくても歩かなくてはならない、違うか?」
あまりにも、冷たい晶の答え。
それはさらに利奈の激情に火をつける。
「わからない!わかりたくもない!そんな、任務だからって、自分の命を投げ出すような・・・・・任務?」
晶の、そして自分の言葉に含まれた違和感に気づく。
「任務って、何?・・・・あなたは自分で望んでここにいるんじゃ、ないの?」
利奈から、晶へ
98年07月20日:03時06分12秒
香月 晶 / Karma
「それが任務だからだ。」
その声は利奈のとは対照的で余りに静かだ。
「他に歩く道が無ければどんなにその道が険しくても歩かなくてはならない、違うか?」
静かに問い返す。
晶から利奈へ
98年07月20日:02時59分13秒
利奈 / RWAK
「それとも諜報活動か何かのつもりか?」
少年の問いに、利奈が答える。
「私のね、本当のお父さんもレーサーだったの。」
翔にも話さなかった、利奈の過去。
「でもね、7年前にレース中の事故で死んじゃった。
なんで、みんな速く走りたがるの? 死んじゃってもいいの?」
最後は、涙声になる。
「あなたは、どうなの?!」
ほとんど絶叫のような、利奈の問い。
利奈から、晶へ
98年07月20日:02時42分55秒
香月 晶 / Karma
「何でそれを知る必要がある?貴様には関係無い事ではないのか?」
奇妙な表情で問い返す。
「それとも諜報活動か何かのつもりか?」
晶から利奈へ
98年07月20日:02時37分14秒
利奈 / RWAK
「何か用か?」
利奈を見つけた少年が声をかけてきた。
「えーと、あなたに聞きたいことがあるの。
・・・・どうしてそんなになってまで速く走ることにこだわるの?」
利奈から、晶へ
98年07月20日:02時36分50秒
芦屋 祐介 / Karma
「クックックックックッ」
その言葉を聞いて面白そうに笑う。
「そう言われた時の返答を預かっていましてね。『結果で示さない限りは何を言ったって負け犬の遠吠えにしかすぎない』との事です。」
「まあ、提訴なんて考えずにあなたも結果で示してみたらどうなんですか?」
「できるものならね。」
その声はあまりに冷たく鋭い。
98年07月20日:02時22分08秒
香月 晶 / Karma
ピットロードをゆっくりと歩く。
ながれる風と耳に聞こえるエキゾースト音が心地よい。
(ここだけだ・・・わたしがわたしでいれる場所は・・・)
寂しげな顔になる。
(ん?)
こっちに向かって走ってくる少女が一人。
年は同じぐらいだろうか。
「何か用か?」
晶から利奈へ
#考えてみたら初めてだよ、一人称使ったの(笑)
98年07月20日:02時16分21秒
アル / RWAK
「わかりました。では、こちらも協会に提訴いたします。」
それだけ言うと、きびすを返して歩き出す。
「あ、そうそう。芦屋という人物に伝えておいてください。あなたが臆病者の卑怯者である限り、凪澤博士は超えられない。そして、それがわからぬ限りあなたは科学者として2流だ、とね。」
98年07月20日:02時07分01秒
利奈 / RWAK
あのマシンから降りたドライバーを見て、利奈は驚愕する。
自分と年の違わない少年。
彼はふらふらになりながらピットロードを歩いている。
(どうして・・・・)
利奈の脳裏に7年前の出来事が浮かぶ。
目の前で炎上するマシン。
帰らぬ人となった「本当の」父。
どうして、こんな目にあってまでスピードを求めるのか。
その答えを彼に求め、利奈は走り出した。
98年07月20日:01時47分36秒
香月 晶 / Karma
(つっ・・・・・)
苦痛にすこし顔を歪める。
ピットの入り口付近で争うような声が聞こえる。
(何かむこうが騒がしいな・・・)
「少し風を浴びてくる。なにかあったら呼んでくれ。」
近くのメカニックに声をかけてピットロードの方に足を運ぶ。
少し頼りなげな足取りでピットロードの方に歩いていく・・・・
98年07月20日:01時42分26秒
芦屋 博士 / Karma
「それはできませんね。」
冷たく言い放つ。
「まがりなりにもあなたは敵チームの一員です。
そのような人にこちらのドライバーの状態をチェックさせる事は問うチームの機密情報を公開する事になります。
何らかの問題があった場合はともかくなくても虚偽あるいは誇張の報告をされる危険性がありますから。」
その言葉は余りにも冷たい。
98年07月20日:01時34分56秒
アル / RWAK
「では、現在のドライバーの状態についてこちらでチェックさせていただきたい。」
ほんの少しの間だが、頭を冷やすには十分だったらしい。
「実際にドライバーに会わせていただいてのチェックです。・・・・ドライバーに異常が認められた場合、もしくはこれが受け入れられない場合はドライバーに対する安全性という点で協会に対する提訴を行います。」
#「ドライバーに対する安全性」はF1でも問題になったことがあります。
#たしかセナの事故死直後だったと思いますが。
98年07月20日:01時22分49秒
芦屋 祐介 / Karma
「もってますよ?何回もテストはしていますから。」
アルの抗議を軽くいなしつつピットに入る。
「マシン及びドライバーの状態は?」
「両方とも問題はありません。」
博士の問いに他のメカニック達が答える。
「で、他にはなにか?」
98年07月20日:01時17分12秒
アル / RWAK
「何のようですか?」
思いもかけない方向から声がかかる。
どうやら責任者はピットにいなかったらしい。
「そんな問題ではない!これは人命に関わる問題だ!
あんなマシンではドライバーがもたんぞ!」
98年07月20日:01時07分28秒
芦屋祐介 / Karma
「責任者を出していただきたい。ウィンドメアについて、2、3聞きたいことがある。」
「何のようですか?」
アルの後ろから声がかかる。
休憩から芦屋博士が戻ってきたようだ。
「そちらのチームに害になるような事はしていないはずですが?」
静かに尋ねる。
98年07月20日:00時57分31秒
アル / RWAK
ウィンドメアがピットに入ったことを確認したアルは、立ち上がってピットを出ていく。
「アルさん、どこへ?」
「・・・・頭を冷やしてくる。
あんなものを見せられた後だ。冷静ではいられんよ。」
そういったアルの行き先は九津見のピットだった。
「責任者を出していただきたい。
ウィンドメアについて、2、3聞きたいことがある。」
アルから芦屋博士へ。
98年07月20日:00時44分13秒
利奈 / RWAK
「今日はアップルパイを焼いてきたんです。ちゃんとリデルさんの分もありますよ。」
そこまで行った利奈は、テントの外でおかしな動きをするマシンを見かける。
少し蛇行しているのだ。
「あれ、動きが変?」
そのとき、あることに思い当たる。
あの動きは、ドライバーになにかあったに違いない。蛇行するということは、マシンの制御がままならないということだ。
「リデルさん、すいません!ちょっと失礼します!」
そう言うが早いか、ピットへ駆け出していく。
利奈がピットで見たものは、ふらふらになりながらマシンから降りる晶の姿だった。
運命の輪は、このときから回り始める。
狂々、狂々と・・・・・
98年07月20日:00時28分27秒
傷だらけの帰還 / Karma
≪ウィンドメア≫が奇怪な動きをする。
それはもはや乗っているドライバーの事を考えない動き。
そのまま『皇帝』を抜き去り、ピットに帰還していく。
「博士、晶が戻りました!最終タイムは31秒を切りました。現在トップです。」
メカニックの一人が芦屋博士にそばの携帯で連絡をとる。
≪ウィンドメア≫が停止し、中からパイロットが降りてくる。
「マシンのチェックを頼む。次のアタックの予定が入り次第教えてくれ。」
ヘルメットを脱ぎつつ周りのメカニックに声をかける。
(さてと、晶も戻ってきたようですし、そろそろ私もピットに戻りますかね。)
外で休憩していた芦屋博士もピットの方に向かって歩いていく。
#この後で蒼雷のアタックがはいるという事で。
#別にポールなんてうちのチームはいりませんから(笑)
#ちなみに最終タイムは1:30:79
98年07月19日:11時32分25秒
四龍 / Dr.李
「すばらしいな。」
部長がつぶやく。
「不謹慎ですわ、部長」
崇 華月がそれを聞きとがめる。
「はは、いやすまない。ただ、勝利のためだけにあそこまでできる姿勢はすばらしいと思ってね。」
「部長。」
「分かっている、ああいうマシンは四龍の目指すところじゃない。だが、蒼雷は一歩間違えればああいいものになることは肝に銘じておかないとな。」
「むちゃくちゃだな。」
主任ことトーマス・ブライアンの顔から笑みが消える。
「何を考えてるんだ、あそこは?」
ぎりぎりと歯を食いしばる。
「落ち着きなよ、トーマス。」
「フォーラか。」
「あそこには負けないさ。今は勝てなくてもね。」
「もちろんだ、そのためのシーサンメイだ。」
「も〜、なんだよあのマシン!! あんなのに乗ったらケガなんかじゃすまないよ!!
ちょ〜あったま来た!! 後で抗議に行ってやろうかな」
レンチをくるくる回しながら怒る石清水。
「やめとけ、抗議は翠蘭さんの仕事だ。」
再び、グローブをはめながら、龍が言う。
「君は、メカニックだ。いつも通り最良に仕上げてくれればいい。」
眼のそこで何かを燃やしながら龍が言葉を続ける。
「俺はレーサーだからな、コース上でけりをつけるのさ、なんでもな。」
そう言って、片手を軽くあげて蒼雷に向かう。
「みてな、ポール取ってきてやるよ。」
「二回目、でます。」
「ロイ、落ち着いていけ。」
今度はゆっくりとピットを出る。シュミレーションするようにゆっくりをコーナーを回る。
最終コーナーを回り、メインストレートに入った瞬間。
ウインドメアと同様の加速を見せた。
「ロイなら耐え切れるだろうが、あそこのドライバーで耐えきれるのか?」
部長がつぶやく。
「うさんくさいな・・・。」
「タイムは?」
戻ってくるなり、ロイが言う。
「1分30秒26、暫定ポールです。」
「よぉぉし、ロイ、少し休め。様子を見るぞ。」
「体の方は大丈夫か?」
主任が声をかける。
「問題ないです。」
龍が笑う。
「そんな柔な鍛え方はしてませんよ。」
98年07月19日:02時21分06秒
芦屋 祐介 / Karma
「現在の順位はいくつです?」
「現在のところ3位!ただ各チームの次のアタックとかがありますから実質は5位ぐらいになるんではないかと。」
「じゃあ、問題ありませんね。私は少し休憩してきます。なにかトラブるが有るか晶が帰ってきたら呼びに来てください。」
「了解しました!!」
メカニック達の声を後ろに聞いて外に出る。
(しかし、ほんとにサブドライバーをどうしますかねぇ。困った物です。)
プルプルプル・・・・・プルプルプル・・・・・
ポケットに入れていた携帯電話が鳴る。
「私です、どうかしましたか?」
「・・・・なるほど、わかりました。死体は処分しておいてください。」
電話を切る。
(やはり『ホーム』の方でも駄目でしたか・・・・本当に困りましたねぇ。)
#かなり不穏当な発言してるね、これは(笑)
#悪人街道まっしぐら(爆)
98年07月19日:01時06分44秒
利奈 / RWAK
「おじゃましまーす。」
誘われるままリデルのテントに入る利奈。
「今日はアップルパイを焼いてきたんです。ちゃんとリデルさんの分もありますよ。」
いつものほほえみを浮かべてリデルに話しかける。
利奈から、リデルへ
#りるさんへ。夏の間アクセスできなくなる期間等合ったら教えてください。
#それに合わせてこちらも書き込みのスケジュールを考えますので・・・・
#あと、リデルとフレアは利奈がハヤテ関係者だと知っているんでしょうか?
98年07月18日:12時05分06秒
アンジェリカ / May
「・・・さて、俺はそろそろ戻るぜ。じゃあな。」
ロジャーはそう言って、ピットの方に戻っていった。
「貪欲・・・か。そうですね。あなたはいつも飢えていますね、ロジャー。」
独り言のように、六堂さんはポツリとつぶやく。
その表情は、どことなく寂しげに感じられた。
「そういえば、彼が来る前に何か言いかけたことがありませんでしたか?」
彼女がそう聞いてくる。
「ええ、そう・・・一つ聞きたいことがあったんです。」
私がそう言って彼女に話しかけたとき、今度はポケットに入れた通信機が電子音を発した。
「あ、ちょっとごめんなさい・・・」
私は六堂さんにそう言ってから、通信機をオンにした。
「シェーラです。もうすぐ機体の準備が終わります。ピットの方へと戻ってください。」
シェーラからの連絡が入る。
「わかりました。」
私はそう答えて、通信機を切る。
「ごめんなさい、六堂さん。機体の準備が出来たようです。
少しお聞きしたいこともあったのですが・・・またの機会ということで・・・」
私はそう言ってピットの方へと戻っていった。
「ああ、そうそう、次から私のことはアンジェと呼んでくださいね。」
アンジェリカより六堂 桂へ
98年07月18日:11時33分58秒
リデル / りる
「すいませーん、利奈ですけど、フレアさんいますかー?」
かわいらしい声がピットに響く。が、生憎その目的の人物は不在であった。そのかわりに、
「ん?誰か来たんかー?」
奥の方で“新しい”&“怪しい”パーツを作っていたリデルが気が付き、利奈の所へやってきた。
「おや、利奈ちゃん、こんにちは。フレアになんか用かい?」
かけてあった牛乳瓶底メガネをはずし、極上の笑みで出迎えるリデル。
過去にこの笑みに魅了された者が何人かいた様であるが、それは余談である。
「ま、そんな所につっ立っとくのもなんやからこっちへおいで。そのうち奴さんも帰ってくるやろうからな。」
リデルは利奈を連れて、ピット脇の自分専用テントに連れていった。
リデルから利奈へ
#RWAKさんすいません。掛け合いしたいんですけど、所用があるので今日はもう抜けます。
#うーん、Mayさんに先に名前を出されてしまった・・・・・・>シェーラ
#ま、こっちは「シェイラ」だからいいか。
98年07月18日:10時55分52秒
あ・・・・・ / RWAK
そー言えば、フレアはまだコースでしたね。(^^;
戻ってくるまでリデルさん、利奈の相手をしてやってください。(笑)
98年07月18日:03時58分05秒
ラングレー・RSピット内 / May
「現在の状況は?」
監督のその言葉に対して、
「ラムエア系の換装・・・終了。現在動作チェック中」
「セッティング、シミュレーション通りに設定しました。」
「JP燃料、補給完了」
メカニック達から次々と作業状況の報告が上がってくる。
「よし、ラムエア系の動作チェックが終了次第、最終チェックに入る。」
そこまで監督は言ってから、傍らの女性に向かって
「シェーラ、アンジェリカは?」
「まだ、戻ってきていないようです。・・・そろそろ呼び戻しましょうか?」
シェーラと呼ばれた女性はそう答えた。
「ああ、そうしてくれ」
#ラムエア系だのJP燃料だの結構怪しい言葉がでていますが、
#もうしばらくのお楽しみと言うことで・・・(笑) 本当はFBLとかもあるのだけれども・・・
#何と言っても母体が航空・宇宙機関係の会社ですから、一風変わった機体を登場させるつもりです・・・
98年07月18日:03時21分23秒
利奈 / RWAK
「でーきたっと!」
利奈の目の前にはおいしそうなアップルパイ。
利奈のもっとも得意とする料理のひとつである。
「えっと、カケルお兄ちゃん達の分はこれだけで・・・」
どうやらカケルの奮闘を祝っての物らしい。
「うーん、ちょっと大きすぎたかな?そうだ!」
アップルパイを少し切り、バスケットに詰める。
「お姉ちゃんにも持っていこーっと!」
そう言って、キッチンを飛び出す利奈。
七御先のピットについた利奈は、大きな声でフレアを呼ぶ。
「すいませーん、利奈ですけど、フレアさんいますかー?」
#利奈から、フレアへ
98年07月18日:02時42分42秒
芦屋 祐介 / Karma
(さてと・・・・《ケライノー》を起動した以上そろそろ気づきますかね、あそこは。)
(まあ、《ヴァルキュリア》が完成すれば今のデータなんていくら取られても問題無いですからね。)
「マシンの状況はどうなってます?」
「現在のところ各パーツコンディション問題無し。ドライバーの方の負担も予測範囲内です。」
「わかりました。モニターを続けてください。」
(しかし問題はサブドライバーがいないことですね。今のところ候補者になりそうな人物はいませんし。)
(凪澤博士の息子さんぐらいでしょうか・・・まあ、彼が協力してくれるとは思いませんがね。)
(《ヴァルキュリア》は《ハピュルイア》以上に乗る者を選びますからねぇ・・・困った物です。)
98年07月18日:02時24分23秒
ハヤテグランプリ・ピット / ぺぇ
「監督、あのマシンの設計者は、まさか・・・・」
「そうだ!! ヤツだ!!」
そして、宇都木オペレ−タ−にむかって、
「宇都木君、あのマシンのデ−タ−を出来る限りとっておいてくれ!! それと、ピットでは監督と呼ぶように。」
「りょ、了解しました。」
「アル、よく覚えておくのだ。あれこそ、悪魔の思想が生み出したものなのだ。」
”悪魔のマシン・・・我々は勝たねばならないのだ、何があっても!!”
監督の瞳の億には、怒りの炎が囂々と燃えていた。
98年07月18日:02時05分01秒
石清水 翼 / ぺぇ
九津見レ−シング、ウインドメアの走りを見て、憤慨するメカニックがここにもいた。
四龍メカニック、石清水翼。
「も〜、なんだよあのマシン!! あんなのに乗ったらケガなんかじゃすまないよ!!」
手に持ったレンチを拳銃の様に人差し指でクルクルと回す。
「ちょ〜あったま来た!! 後で抗議に行ってやろうかな」
98年07月18日:02時04分42秒
アル / RWAK
「芦屋ッ!!」
アルは、監督の叫びを聞き逃さなかった。
「監督、あのマシンの設計者は、まさか・・・・」
監督は、無言で頷いた。
98年07月18日:01時33分04秒
凪澤翔 / ぺぇ
コックピットから降りた翔をまゆが出迎える。
「デビュー戦にしては、なかなか良かったと思うよ。ま、お兄さんほどじゃなかったけどね。」
「そうだね・・・兄さんのようにはいかないか・・・」
ヘルメットを脱ぎながら言った瞬間、翔は前のめりに倒れそうになり、片膝をついた。
「大丈夫、ちょっと疲れただけだ。すぐ治るよ。」
しかし、その表情は冴えない。
98年07月18日:01時18分14秒
ハヤテグランプリ・ピット / ぺぇ
「馬鹿な・・・・ドライバーを殺す気か?」
「長官!! あのマシンは!!」
アルフレッドと同時に、オペレ−タ−宇都木も叫んでいた。
「芦屋ッ!!」
堅く握り拳を作る監督。
”芦屋、お前は間違っている! 間違っているのだ!!”
98年07月18日:00時55分56秒
アル / RWAK
「アルさん、これからピットに戻ります。」
「よし、渋滞を起こす前に帰ってこい。おまえには言いたい事が山ほどあるからな。」
言いたいことを言っておいてから、カケルを待ちかまえる。
「お帰り、かける」
取りあえず、翔のお出迎えはまゆに任せる。利奈は・・・・今ここにはいない。翔が戻ってくる直前にキッチンの方へすっ飛んでいってしまった。今頃はお得意のアップルパイを作っている頃だろう。
実際のところ、アルはお説教をする気はない。今日のところは監督に任せようと思う。まあ、あの監督が自分なりに頑張った翔にお説教をするとは思えないが・・・・
ふと、モニターに目をやる。
モニターには一台のマシンが映っていた。
マシンの名は、ウインドメア。
その左右には、マルチブースターが展開している。
「なっ!」
信じられない加速を、ウインドメアが見せた。
「馬鹿な・・・・ドライバーを殺す気か?」
98年07月18日:00時19分19秒
香月 晶 / Karma
「ぴっとヨリ双方向通常通信ガハイッテイマス。受信シマスカ?」
「了解。回線をつないでくれ。」
「晶、聞こえますね。ラップタイムの確認はしました。このままで充分予選は通過できます。」
「なるほど、それでもう,アタックは中止か?」
「いいえ。次にメインストレートに入った時に仕掛けてください。《ハピュルイア》の使用は許可されました。われわれの力を見せてあげましょう。」
「了解した。通信終わり。」
「AI、現在のラップタイムは?」
「1:32:769デス。予選通過可能ト判断シマス。」
「なるほど。」
「マモナクめいんすとれーとニハイリマス。」
「了解、入り次第仕掛ける。」
「了解シマシタ。しすてむ《はぴゅるいあ》準備・・・・・終了、イツデモ使用デキマス。」
「3・・・2・・・1・・・めいんすとれーとニハイリマシタ。」
「了解、《ハピュルイアシステム・ケライノー》始動開始。」
≪ウィンドメア≫の左右の胴から何機かのブースターが飛び出す。
「システム、起動。」
その瞬間左右のブースターが勢い良く火を吹いた。
≪ウィンドメア≫が驚異的な動きで『皇帝』を抜きにかかる。
その動きは非常に速く、無理なラインからのロスさえ打ち消してしまうような動きだ。
しかしそれはもはやドライバーの安全というものからはかけ離れた動きでもあった。
98年07月17日:21時10分05秒
四龍 / Dr.李
「一度ピットに帰らせろ。」
部長が言う。
「あれじゃタイムアタックにならん。」
「了解。」
主任が言う。
「ロイ、戻ってこい。仕切直しだ。」
「!・・・わかりました。」
「いかがなさいます?」
華月が尋ねる。
「一応、ラップタイムはでている。妨害とはいいきれんだろう。
ここが、皇帝のうまいところだ。」
苦々しく部長が言う。
「せっかくのエンジンもこのコースじゃ、宝の持ち腐れだねぇ。」
姉御がため息をつく。
「蒼雷はいります。」
「5分後に再アタックだ。」
「ロイ、おつかれさん。」
マシンからでるロバート龍。
「やられた・・・。」
悔しそうな顔を浮かべる。
”皇帝の後ろで何もできなかった、俺は勝たなきゃならないのに!”
98年07月17日:17時39分12秒
六堂 桂 / 御影
「・・・さて、俺はそろそろ戻るぜ。じゃあな。」
そう言って、ロジャーはピットの方に戻っていく。
「貪欲・・・か。そうですね。あなたはいつも飢えていますね、ロジャー。」
独り言のように、桂はポツリとつぶやく。
その表情は、どことなく寂しげだった。
「そういえば、彼が来る前に何か言いかけたことがありませんでしたか?」
六堂 桂からアンジェリカ・シェフィールドへ
98年07月17日:17時26分00秒
リフティング・ターン! / りる
「やっぱりアウトに寄ってきたか・・・!」
そういうフレアの顔はやたら楽しそうである。恐らくこういう「燃える展開」が好きなのだろう。
とりあえず、このままだと間違いなくコースの外に弾き出されてしまうだろう。が、当然フレアはこのままで終わるつもりはなかった。
「さあて、いくよ・・・・・・!」
目がだんだん座ってきているのは気のせいか。
コーナー入り口に差し掛かった時、フレアは攻勢に転じた。
コーナー内側の縁石に車輪を掛けて飛び上がる!
「まだだ・・・もうちょい・・・・・・・ここっ!!」
地面に激突する寸前にスターゲイザーのエアロ・エフェクト・ファンを起動させ、車体のバランスを元に戻す。
だが、その先に待っているのはもう一つのヘアピンカーブ、このままだと曲がりきれない。
「スターゲイザー、左のマルチ・ブースター起動!このまま横滑りのドリフトでコーナーを抜けきる!」
指示通り、スターゲイザーはブースターを起動させるが、横滑りのGに車体が悲鳴をあげる。
「こなくそぉぉぉぉっ!!」
それでも、フレアは何とかカーブを曲がり切り、通常コースに復帰する。
「つ、疲れた・・・。」
通常走行に戻ったフレアの第一声がこれだった。だが、その顔には笑みが浮かんでいる。
(リデル、あんたの改造も大したもんだよ。)
フレアはそんなことを思いながら、サーキットを駆け抜けた・・・
#使わないと言いつつ使ってしまったリフティング・ターン。果たしてこれで皇帝は抜けるのか!?なんてね。
#tomyさん、あのセリフは「使ってもいいサイン」と見ましたよ。
>本気でおっさんを抜くんならアウトじゃねえ・・・、インだ。:byロジャー
#Mayさん、ぺぇさん、フレアはいろんな風に呼ばれていますが、本当はこんな程度ではありません。もっとひどい言い方でも構いませんよ(笑)。
#でも手加減してくださいね。(口加減か?)
98年07月17日:16時48分37秒
ロジャー・マクバード / tomy
「ずいぶん含むような言い方をするじゃねぇか。もっとはっきり言ったらどうだ?あいつよりたくさんマシンを壊して追い出されたロジャー・マクバードとかいうレーサーがいた、とかな。」
桂を軽く睨みつけるロジャー。
「確かに俺とあいつはレースにかけちゃ同類さ。違うのは…、俺には貪欲さがあり、奴にはそれほどない…、それぐらいか。」
ロジャーは軽く頭を降ると立ち上がろ。
「…さて、俺はそろそろ戻るぜ。じゃあな。」
そう言うと片手を上げピットの方へ戻ってゆく。
ロジャー・マクバードから六堂 桂とアンジェリカ・シェフィールドへ
98年07月17日:16時08分56秒
六堂 桂 / 御影
「フフフ・・・あー、おかしい。
・・・ふう、久しぶりですよ、こんなに笑ったのは。」
ようやく落ち着いたのか、桂は顔を上げた。
「・・・はあ。気をつけるようにしましょう。
でも・・・何に気をつけるんですか?」
少々戸惑い気味に、アンジェリカが言う。
サングラスで表情が隠れているとはいえ、混乱しているのが良く判る。
「まあ、日常生活の部分に関しては、同じチームにいない限り問題ないでしょう。
サーキットでは時々、面倒事を起こしますね。
もし巻き込まれたとしたら、その時は運が悪かったか、犬に手を噛まれたと思って諦めてください。
レース中には、よく他人を巻き込んでクラッシュします。
確か、デビュー戦ではスタート後三秒で、後続のマシン五台を巻き込んでのクラッシュを引き起こしましたね。
去年の最終戦でも、あれは何処のチームでしたかねぇ、したたかにクラッシュしましてね。
彼女はマシン、ドライバーともに無事でしたが、相手のマシンは大破、ドライバーは病院送りですよ。
もうそろそろ退院してサーキットに戻ってくると思いますけど・・・。
いやはや、彼女と走るのは別の意味で命懸けですよ。」
とんでもない事を、よくある、何でもない事のように語る桂。
彼女にとってみれば、本当に日常茶飯事なのだ。
「そう言えば・・・」
悪戯っぽい笑みを浮かべながら、ロジャーを上目使いに見上げる。
余談だが、こういう表情をしたときの桂は、同姓が見てもドキッとするほど可愛らしくなる。
フレアが桂にまとわりつくのも、この辺に原因があるようだ。
「確かもう一人、彼女に匹敵するクラッシャーがいましたよねぇ、ロジャー?」
六堂 桂からロジャー、アンジェリカへ
#ブースターですか・・・
#あんまり深く考えていませんでしたね。
#でもジェット噴射にしたら、後ろのマシンが黒焦げになっちゃいそうですね(^^;)。
98年07月17日:15時10分36秒
ロジャー・マクバード / tomy
「・・・はあ。気をつけるようにしましょう。
でも・・・何に気をつけるんですか?」
「まぁ、フレアのやる事なす事全てに気を付けりゃ大丈夫なんじゃねえの?なあ、桂」
同意を求めようとして、ふと黙り込むロジャー。
「ん…、あの地獄耳聞いてやがったか。」
フレアの殺気を感じたか、そうつぶやくロジャー。
そのままスターゲイザーの動きを見つめる。
「ハズレだな。本気でおっさんを抜く気ならアウトじゃねえ…、インだ。」
ロジャーかつぶやく。だがカイゼルシュトルムのインにはマシンどころか人が入り込むスペースすらない。あるいはロジャーにしか見えない道があるのかも知れないが。
皇帝のマシンがわずかにスピードを上げる。その分カイゼルシュトルムの通過するラインは外側に膨らんでゆく。…、スターゲイザーをコースの外に追い出すかのように。
「それにしてもあっちでも面白ぇことをやってるな。」
ロジャーはブースター連続使用走行を続けるホワイトファングの方に目を向ける。
「ったく、先を越されちまったぜ。このお礼はきっちり返さねえとな。」
にやにや笑うロジャー。なにか良からぬ事を考えてるに違いない。
tomy:文字を大きくしたいなら大きくしたい文字の両側に<font size=+1> </font>をつけるといいのですが…。それとも別の事ですか?<4倍角文字
98年07月17日:14時23分11秒
やるしかないでしょう・・・・・・! / りる
カイゼルシュトルムが僅かにインに寄ることによって、スターゲイザーの前に僅かながら道が生まれる。
当然それは皇帝の誘いである。が、敢えてフレアはその誘いに乗った。
「ふふふ、あたしにここを抜いて見ろ、って事か。」
見ると、カイゼルシュトルムの先にはS字のヘアピンカーブが待ちかまえている。
皇帝を抜いてもその先でスターゲイザーはカーブを曲がりきれずコースアウト、それが皇帝の罠である。
当然、これはフレアがこれに乗って来るであろう事を予測した上での罠。そしてフレアは予測通りその罠にはまったのである。
『フレア、このまま行くと間違いなくコースアウトは避けられない。どうする?』
スターゲイザーの問いかけに、フレアは2秒考え込む。そして・・・・・・
「スターゲイザー、『あれ』行くよ!」
『無茶だ。今の私のボディではGに耐えきれない可能性がある。それに、この状況下では成功確率は10%にも満たんぞ。』
「0%じゃないんでしょう?だったらいいじゃない。
大体皇帝を抜こうかと思ったら、コーナリングで勝負するしか無いんだよ。直線じゃ皇帝を抜くのは至難の技だからね。」
『しかし・・・・』
「それと、今の予選のうちにあいつに教えておかないと。やり方次第によっては皇帝だろうが誰だろうが抜けないことはない、ってことをね・・・・・・。」
そう言ったフレアの顔には、まるで自分の弟に勉強のやり方を教えている姉のような、そんな柔らかい笑みが浮かんでいた。
『あいつ・・・・・・カケル・ナギサワの事か。どうしてそこまで彼に入れ込む?』
「あいつの兄貴にはいろいろと世話になったからね、その恩返し・・・って事にしといて。」
フレアはそう言い終わると、元のレーサーとしての顔つきに戻った。
「さてと、それじゃあ罠にはまりに行くとしますか。」
『なぜ罠と分かっていて、敢えてはまりに行こうとするのだ?』
スターゲイザーがもっともなことを言う。それに対して、フレアは不敵な笑みを浮かべると、
「スターゲイザー、あんたはあたしのモットーを忘れてるよ。」
『?』
「あたしのモットーはね」
ハンドルを握る手に力が籠もる。
「罠ははまって・・・・・・」
アクセルを踏む足に更に力が加わる。
「踏みつぶす!!!」
そして、スターゲイザーは弾かれたようにカイゼルシュトルムに向かって加速した。
#『あれ』とは「リフティング・ターン」の事ではありません。いや、やっていいんでしたらしたいんですけど(笑)。
#ぺぇさん、フレアは翔の兄とは面識在ることにしといてくれませんか?4年間も一緒に走ってきた訳ですし・・・・・・どうでしょうか?>ぺぇさんへ
#ここでの4倍角文字の打ち方が分かんない。誰か教えて。(切実)
98年07月17日:11時45分28秒
橘 まゆ / tomy
「お帰り、かける」
ピットに戻ってきた凪澤翔を、まゆはタオルと水筒を持って出迎える。
「デビュー戦にしては、なかなか良かったと思うよ。ま、お兄さんほどじゃなかったけどね。」
にっこり笑って言う。
まゆからかけるへ
tomy:ではかけるもまゆも15歳ということで。
98年07月17日:01時45分02秒
凪澤翔 / ぺぇ
「皇帝の走り・・・・なんだか変だ・・」
コ−スに出ているマシンの間隔が妙に詰まってきている事態に、翔は直感的な何かを感じていた。
『どうやら君には、レ−サ−としての才能はあるみたいだな。』
「どういう意味だよ。なんか引っかかる言い方だなぁ・・・
まあいいや、とりあえず予選は通過できたみたいだし、一旦ピットに戻ろう。」
『賛成だ。コ−スも混雑してきた。』
「ありがとう、レイ。君のおかげで予選を通過することができたよ」
”そして、ありがとうフレアさん。”
「アルさん、これからピットに戻ります。」
翔からアルフレッドへ
98年07月17日:01時22分59秒
実況&解説 / ぺぇ
実況「さあ、タイムアタックに入っていたカ−マイン・レイが最終コ−ナ−を立ち上がってくる!!
今年デビュ−、若干15歳のドライバ−凪澤翔。
そして今、コントロ−ルラインを通過!!
タイムは!?
1分34秒325!!
カ−マイン・レイ、初のタイムアタックは1分34秒台を出してきました!!」
解説「まあまあのタイムですね。
フリ−走行の時はヒヤっとする場面もありましたが、今回は割と安定した走行を見せてくれました。」
実況「そうですね。これで暫定ながら予選10位に入りました。」
解説「後はどこまで順位を落とさずにすむか、ですね。
まだベテラン勢はタイムアタックしてませんから。」
実況「おおっと!? そのベテラン勢に妙な動きがありますね。これは・・・?」
解説「見たところ、スターゲイザーがカイゼルシュトルムにバトルを仕掛けているようですが・・・?」
実況「これは大変なことになってきた!!
サ−キットのじゃじゃ馬、煉獄の悪夢ことフレア・ナイトメアが皇帝レオンハルト・アーレンシュタインに勝負を挑んだ!!
予選でバトル開始という前代未聞のハプニングに、観客は総立ちだ!!」
#勝手に「サ−キットのじゃじゃ馬」なんて呼んですいません、りるさん。
#書き込み忘れていたのですが、年齢を1つ下げて15にしました。これで統一しましょう、tomyさん(^^
#ブ−ストは、どうなんでしょうね(笑)
#一部の人の予想通り、ハヤテのスポンサ−はとある公団なので、全然別の何かがついてるのかもしれません(核爆)
#すいません、あまり詳しくは考えてないもので
98年07月16日:23時40分18秒
アンジェリカ / May
「猛獣ですか?」
私がそう言うのと同時に、ロジャーのセリフに反応して六堂さんは爆笑してしまった。
しかし、それでも私のセリフは聞いていたらしく、こう−爆笑しつつだが−言った。
「クククッ・・・ああ、可笑しい。
あ、失礼。えーと、彼女が何故猛獣か、ですか?
そうですね、クククッ・・・走りから普段の生活まで全部と言えますよ・・・クフフッ
アハハッ・・・ロ、ロジャー・・・タッチ・・・せ、説明して上げてください」
(・・・え、なに? どういうこと・・・いきなり爆笑して・・・
それに、生活ってなに・・・? 走りならまだ分かるけど・・・)
私は六堂さんの様子に呆然としながら−サングラスに隠れて、その表情はあまり分からないが−
ロジャーの方を向いた。
「説明ぇ?めんどくせぇ。実際に会わせりゃ、一発だろ?」
彼はそう言ってから、からかうかの様に付け加えた。
「ま、せいぜい喰われねぇ様に気をつけな。」
が、私は、というと
(・・・喰われる?・・・はぁ?・・・一体、何のこと? 二人は分かっているみたいだけど・・・)
「・・・はあ。気をつけるようにしましょう。
でも・・・何に気をつけるんですか?」
混乱した頭では、そう−冷静に考えると結構間抜けだが−答えるのが精一杯だった。
アンジェリカより六堂 桂とロジャー・マクバードへ
でも、フレアって・・・結構すごい言われ方していますね(笑)
98年07月16日:22時57分11秒
天才の走り / 狂兵
「キッド!ブーストするぞ!」
「馬鹿な!コースアウトするぞ!!」
AI『キッド』が即座に反応する。通常ならば、カーブの手前で減速こそすれ、
加速する者はいない。ましてや、ブースターを利用する者などいない。常識的な者ならば。
「いや、代わりにメインエンジンの動力バイパスをカットする」
淡々とジョニーが答える。
「あと2秒後に今言った通りにするんだ」
「・・・・解ったぜ!!」
ホワイトファングのリアが大きくウィングを開く。と、同時にブースターが火を吹いた。
と、同時に、カーブへと突入する。
「うぉぉぉぉぉぉ曲がれぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」
路面にタイヤの跡と、白い水蒸気を刻み込みながら、ホワイトファングが美しい弧を描いていく。
普段のホワイトファングならば、そして、メインエンジンの動力をそのままバイパスしていたならば、
あっという間に吹き飛んでいたはずだ。しかし、そうはならなかった。
通常よりも、パワーダウンした状態であり、さらに、メインエンジンの動力を繋げていなかった為に、可能な動きであった。
「なんとか曲がりきれたようだな」
キッドがホッとした声を出す。
「このまま、今回はブースターを出しっぱなしで行くぞ」
「なんだと!」
ホッとしたのもつかの間、ジョニーがまた、とんでもない事を言い出した。
「わかっているのか?ブースターのエネルギー消費はとんでもなくかかる。出しっぱなしでは一周するのがやっとだ」
「一周出来れば十分だ」
それに対するジョニーの声は冷静だった。
「今のオレ達は、パワーダウンしている。当然、このままでは予選通過もままならない」
ちらりと、横目で皇帝の一団を見る。
「やつらのマシンの通常速度にすら満たない状態で、どうやって、時間を稼ぐ?答えは一つ」
「・・・・・・・・」
「ブースター全開でコースをまわる。そして、カーブ時にはメインエンジンのバイパスをカットし、速度ぎりぎりでコースアウトを防ぐ」
「・・・・ようするに、メインエンジンの代わりに、ブースターを使うという事か・・・」
「そうだ。まあ、それでも、連中のマシンよりも数秒遅いラップになるだろうがな」
ジョニーの口許が苦笑の為につりあがる。
「お前ならそれぐらいの制御は出来るだろ?キッド」
「当たり前だ。それより、お前こそブースターをカーブで用いて制御できるのか?」
「まあ、まかせな・・・・それよりも、ブースターの負荷を考えて、この一周に全てを賭けるぞ。
気合いれてけ!!」
「おう!!」
こうして、天羅グランプリ初の、ブースター連続使用による走行が開始されたのである。
「やっぱりあいつは天才だな・・・」
ロイが傍らの相棒に向かって言った。
「ああ、普段の姿からは想像できないがな。こと、走りに関しては、
常人にははかりしれない閃きを持っていやがる」
ギルバートは、2年前、チームがドライバーの採用試験を行った事を思い出していた。
その時集まった中で、ジョニーだけが、浮いた存在だった。他の連中は、一流とまではいかなくても、F1では名の通ったレーサーだったが、
ジョニーはただのバイカーであり、レースに参加した事すらなかった。言うなれば、素人同然だったのである。
当然の事ながら、レースに関する技術、知識、共に、他のテスト生に勝るものはなかった。
が、最終の採用試験。実際のレース形式で模擬戦を行った時、そのトップを飾ったのはジョニーだったのである。 「どうしてお前が勝てたんだ?」
しばらく後に、ジョニーにロイが尋ねた事がある。純粋に好奇心からだ。
ジョニーはこう答えた。
「オレは、コンマ何秒を縮める技術は持ってないし、知識も無い。あん時はな、
なんつうか、・・・・カン・・・かな?こうすりゃ勝てるって方法をパッと思いついたんだ。
ただそれだけだな」
「ジョニーを、普段の通りの薄ら馬鹿としてしか、認識出来ないのは、所詮二流ドライバーだ
やつの野生のカンとでもいうべきモノに気づかない限り、ジョニーには勝てん」
「てえ事は、あの連中は一流どころだな」
ギルバートの視線の先には皇帝に率いられた集団の姿がある。
「とはいえ、あのカケル=ナギサワってドライバーはまだまだ、ひよっこか・・・・ん?」
ギルバートがおもわず、サングラスを外した。
「まさか、仕掛ける気か?あのライン取りから!!」
見ているのは、フレアが駆るスターゲイザーだ。
「このままじゃ皇帝を抜けたとしても、コースアウトになるぞ!!」
98年07月16日:17時51分29秒
皇帝 / tomy
蒼雷、ウインドメアを追い越しスターゲイザーがカイゼルシュトルムの間合いに踏み込んで来る。
「このままいけば予選を通過できるというのに、あえて火中の栗を拾うか。やれやれ、あいかわらず非常識な女だ。
まあ、こんな奴をもう一人相手にすることに比べれば、ましなのかも知れんな。あの男が天羅に移籍してきたことは。」
嘆息すると続ける。
「仕方あるまい。相手をしてやるとしよう。」
故意か偶然か、カイゼルシュトルムがかすかにインに寄り、スターゲイザーの前に道ができる、…だがその先にはヘアピンカーブが迫っていた。
98年07月16日:17時04分20秒
ロジャー・マクバード / tomy
「猛獣ですか?」
「クククッ・・・ああ、可笑しい。
あ、失礼。えーと、彼女が何故猛獣か、ですか?
そうですね、クククッ・・・走りから普段の生活まで全部と言えますよ・・・クフフッアハハッ・・・ロ、ロジャー・・・タッチ・・・せ、説明して上げてください」
「説明ぇ?めんどくせぇ。実際に会わせりゃ、一発だろ?」
からかう様にアンジェリカに向けて付け足す。
「ま、せいぜい喰われねぇ様に気をつけな。」
ロジャー・マクバードから六堂 桂とアンジェリカ・シェフィールドへ
tomy:ブーストは…、『逆噴射用』のブ−ストがあるということは…、やっぱりジェット噴射なんですか?(笑)>ぺぇさん
まあ、ハイパーブースターにも色々あるということで、各チーム独自のものがある…、ということにしておきましょう(爆)。原理を思いつくならどんなのでも可です。>Mayさん
98年07月16日:17時00分38秒
煉獄の悪夢 / りる
「ロジャー、あとで覚えてなさいよ・・・・!」
『どうした?何かあったか?』
「いいや、何でもない」
そう言いながら、皇帝を追撃するフレア。
「何でもない」と言いつつも、彼女の額に青筋が浮かんでいるのをスターゲイザーは見逃さなかった。
(猛獣ねぇ、言ってくれるじゃないの・・・!)
無言の殺気をロジャーに飛ばす。
「桂ちゃんひどいや・・・。」
『何だ、今度は何があった?』
「何でもないって言ってるでしょぉが!」
彼女の耳には、ロジャーの一言で爆笑している桂の声が「聞こえ」ていた。
『蒼雷がコース右に寄った。どうやら我らを先に行かせるつもりのようだ。』
と、スターゲイザーの声で我に返る。
「そっか、どうやら私らを値踏みしてる様ね、あいつは。」
『どうする?』
「どうするもこうするもないでしょう、突撃あるのみ!!」
スターゲイザーは蒼雷を抜き、カイゼルシュトルムを射程に捕らえた。今のところ、後ろのウインドメアは何もするつもりは無いようだ。
「伊達にあんたと4年間も走ってきた訳じゃ無いんだよ!」
真紅の機体は皇帝の間合いに無造作に、いともあっさりと踏み込んだ。
「おらぁぁぁっ!いくよ!!」
フレアからレオンハルトへ
98年07月16日:12時47分35秒
六堂 桂 / 御影
「あの馬鹿には通じねえさ。あの”魔法”は理性のある奴にしか効かねえんだからよ。」
「猛獣には通用しねえさ。」
ロジャーの何気ないその一言。
しかし、その一言は桂を爆笑させた。
「ククク・・・アハハハハッ! も・・・猛獣ね・・・ハハハ・・・
ケ・・・ケダモノか・・・野獣の間違いじゃないんですか? クックック・・・
アハッ・・・だ・・・駄目だ・・・アハハハッ!・・・と・・・止まんないアハハハッ・・・!」
桂は体をくの字に折り曲げ、必死に笑いをこらえようとする。
が、どうにも耐えられないといったふうにケラケラと笑い続ける。
普段の桂からすれば、たいへん珍しい。
アンジェリカが何か言ったようだが、それを遮ってしまう。
「クククッ・・・ああ、可笑しい。
あ、失礼。えーと、彼女が何故猛獣か、ですか?
そうですね、クククッ・・・走りから普段の生活まで全部と言えますよ・・・クフフッ
アハハッ・・・ロ、ロジャー・・・タッチ・・・せ、説明して上げてください」
そこまで言うのが限界だったように、またもや大笑いを始める桂。
すでに目に涙まで浮かべている。
六堂 桂よりロジャー、アンジェリカヘ
#あら、「天羅レーシング」でしたか。
#すいません。ごっちゃにしてしまいました。
98年07月15日:23時45分31秒
ジョニー / 狂兵
「なんだかなあ。いつからここは遠足の目的地になっちまったんだ?」
ホワイトファングに乗り込みながら、ジョニーがつぶやいた。
「引率の先生に連れられてゾロゾロ歩いてやがる」
その視線の先にあるのは、皇帝と、その後ろを等間隔で疾走するマシンの一団である。
「おい、ジョニー。本当に今のセッティングのままでいいんだな?」
ギルバートが珍しく確認を取る。
『今のセッティング』とは、言うまでもない。新型パーツを付ける前の、
低いパワーバランスの設定の事だ。
「しょうがねえだろう?今になって設定変更したって、とんでもねえバランスの
マシンになっちまうだけなんだからよ」
「むう・・・」
「そんでもまあ、なんとかならあな。なんたって、オレが乗ってんだぜ」
「はぁ・・・まあいいや、初戦だしな。これで落としても次があらあな」
最後にガハハと笑ってから、ギルバートがマシンから離れる。
「そんじゃあちょっくらいってくるぜ〜」
そう呟くと、ピットクルー達に向かって、軽く手を振る。
(さ〜て、出るからにはそれなりのショーにしなけりゃギャラリーが納得してくれねえからな〜)
そうこうするうちに、第一コーナーが近づきはじめる。
(・・・・お!良いこと思いついたぜ!)
次の瞬間、ジョニーはこう叫んだ。
「キッド!ブーストするぞ!!」
98年07月15日:23時11分24秒
アンジェリカ / May
私はロジャーと六堂さんが話し始めたのを機に、モニターの方へと視線を移した。
すると、そこにはフレアの乗るスターゲイザーがカケルの乗るカーマイン・レイを先導するかのように走る姿が映っていた。
(スターゲイザーがカーマイン・レイを先導しているの? どういうつもりかしら・・・)
私は二人の会話を聞きながらも、意識はモニターの方へと集中していた。
モニターにはその後、皇帝の乗るカイゼルシュトルムが蒼電とウィンドメアを巧みにブロックする姿が映し出された。
(さすがは皇帝。それにカイゼルシュトルムも。昨年型とそう変わっていないようにも見えるけど、
確実に改良がなされていますね。堅実ながらも、確実に速くなっているわ。
それから、今季新投入の蒼電とウィンドメアも気になりますね。まだ、どちらも全力を出していないようですし。
もっとも、私のエリーシャも負けてはいませんけど・・・)
私がそう考えているうちに、画面はさらに切り替わって、スターゲイザーが急加速し、カイゼルシュトルムに接近していくのが映し出された。
その時、ロジャーの声が耳に入ってきた。
「あの馬鹿には通じねえさ。あの“魔法”は理性のある奴にしか効かねぇんだからよ。」
「猛獣には通用しねえさ。」
その言葉に思わず私はこう言っていた。
「猛獣ですか?」
アンジェリカより六堂 桂とロジャー・マクバードへ
それからふと疑問に思ったのですが、”ブースト”って、どういう原理でスピードを上げるのでしょうか?
いや、ふと疑問に思ったもので・・・
98年07月15日:20時00分36秒
ライトニングドラゴン / Dr.李
「これが・・・皇帝か!」
絶妙な間合いとり。
タイミング、距離ともに申し分ない。
「”スターゲイザー”接近。」
「そこまで遅らせられたか。」
迫る深紅の機体。
「灼熱の悪魔・・・か。俺としては音速爆弾淑女って方がしっくりくるんだがな。」
にやりと笑う。
「さて、お手並み拝見。」
コースの右によって道を譲る。
98年07月15日:18時01分18秒
ロジャー・マクバード / tomy
「あの馬鹿には通じねえさ。あの“魔法”は理性のある奴にしか効かねぇんだからよ。」
「猛獣には通用しねえさ。」
今度は本当に楽しげにつぶやく。
ロジャー・マクバードから六堂 桂へ
P.S.ルークのことです。
P.S.2 ところでロジャーのチームは天羅『レーシング』です。天羅『フォーミュラ』はグランプリの名前です。
98年07月15日:17時50分16秒
六堂 桂 / 御影
「それよか、フレアのやつが面白ぇことやってやがるぜ親父っさんの胃に穴が空きそうなぐらいな。」
ロジャーにそう言われモニターを見ると、フレアの「スターゲイザー」が「カーマイン・レイ」を先導するかのように走っていた。
「・・・なるほど。カーマイン・レイを先導するつもりですか・・・。
どういう風の吹き回しでしょうかね。いつもの気まぐれか、それとも、よっぽど彼が気に入ったのか・・・。
まあ、どのみち皇帝の「魔法」に簡単に捕らわれてしまうようでは、まだまだ話になりませんが・・・。」
モニターを見つめながら、桂はそんなことをつぶやく。
同じチームの人間の走りに対するコメントとしては、大変に冷たいものだ。
モニターの中で、真紅の「スターゲイザー」が「カイゼルシュトルム」に仕掛ける。
「・・・さて、どうなりますかね。」
桂の顔には冷たい微笑みが浮かんでいた。
#tomyさん、
#「ロジャーは知らないんじゃないよ。言わないだけだよ。」
#って、何のことですか?
#いまいちよく判らなくて・・・(苦笑)
98年07月15日:16時54分09秒
フレア・ナイトメア / りる
「ふふふ、ちゃんとついてきているようだね。あのぼうやは。」
そう言いながら、フレアはじわじわと速度を上げていく。
「スターゲイザー、エアロモードにチェンジ。なるべく大げさに、ゆっくりとね。」
『何故だ?確かにここでエアロモードに入るのは良いタイミングだが、ゆっくり変形したのでは余り意味がないぞ。』
「いいのさ。そうでもしないと、後ろのぼうやが一体いつが変形やブーストのタイミングなのか判りづらいからね。」
「スターゲイザー、エアロモード!」
『了解!』
それまで白い車体に赤いラインのカラーリングだったスターゲイザーは、二瞬後に真紅の機体へと変化する。フレアの異名が「煉獄の悪夢」と呼ばれる所以である。
「さあ、ついておいでカケル!スターゲイザー、ブースト起動!ただし多少手加減しろよ。リデルが目一杯チューンしてるからな!」
『相変わらず無茶な注文をするが・・・承知した!』
コーナーの手前でフレアはブーストをカットする。このままのペースを維持できれば予選通過くらいならば十分できる、という時、スターゲイザーが警告を発する。
『蒼雷とウイングメア、ペースダウン。距離、縮まります。』
見ると、丁度彼らの先頭に「カイゼルシュトルム」がいた。
「おやおや、なんか変だと思ってたらやっぱり皇帝の仕業かい。」
そう言うフレアの口元には微笑が浮かんでいる。
「今のあいつらじゃ、まだまだ皇帝の相手にはなれない、か。」
そう、確かに皇帝の走りは完璧だった。彼は最小限の動きで蒼雷とウイングメアのオーバーテイクを完全にブロックしている。
現状が続けば、彼らが皇帝を抜くのはほぼ無理であろう。まあ、一部抜く気のない者もいるようだが・・・。
(確かに奴の走りは完璧に近いさ。だからカケル、あんたが奴の走りを真似したいというのも分かるよ。
だけどそれじゃあいつまで経っても皇帝には追い付けない。あんたはあんたなりの走り方って奴を見つけないと駄目なんだよ!)
『フレア、どうやら予選通過タイムはマークしたようだ。「カーマイン・レイ」もこのままいけばおそらく予選は突破できるだろう。』
スターゲイザーは言う。
「そうかい、だったら・・・・・・」
フレアはハンドルを握り締め、急加速をかける。
「皇帝の間合い、あたしが崩してやるよ!!」
#なんかシリアスになってしまった・・・
#フレアはニュータイプだったのか!?・・・何て事はありません。別のものです。(やっぱり何かある。でもすぐばれるわな、これは(笑))
98年07月15日:15時19分19秒
ロジャー・マクバード / tomy
「いえ、少し風に当たろうと思いまして。」
「ほぉ、まあ頭を冷やすにゃいい場所だからな。」
そう言うと近くの壁に持たれかかる。
「相変わらずうまいことを言いますね、ロジャー。
天羅フォーミュラのチームはどうですか? 移籍早々クルーと大喧嘩なんてやらかしていないでしょうね?」
「そりゃ皮肉かよ?俺がクルーともめないことなんて、そっちの方が珍しいぜ。ただ、まさか出ていくたぁ思わなかったけどな。
俺好みのセッティングを指定したら、『私はドライバーを殺すためにメカニックをしてるんじゃない。』とか言ってきやがってな。そのまま口論からしまいにゃ喧嘩になっちまった。
追い出しちまったみてぇで、ちっと後味がわりぃけどよ。」
そこまで不機嫌そうに言うと、ロジャーは話題を変える。
「それよか、フレアのやつが面白ぇことやってやがるぜ、親っさんの胃に穴が空きそうなぐらいな。」
本気で面白そうに、でもどことなく空虚に笑いながら言う。
ロジャー・マクバードから六堂 桂とアンジェリカ・シェフィールドへ
tomy:ロジャーは知らないんじゃないよ。言わないだけだよ。
98年07月15日:08時56分04秒
六堂 桂 / 御影
「あの、六堂さん、・・・」
アンジェリカがそう言いかけたとき、その男はやってきた。
「おやぁ? 美人が二人して、何でこんなところで油売ってやがるんだ?」
ロジャーだ。
今期、天羅フォーミュラに移籍したドライバー。
彼の命知らずな走りは、サーキットでも有名だ。
「相変わらずうまいことを言いますね、ロジャー。
天羅フォーミュラのチームはどうですか? 移籍早々クルーと大喧嘩なんてやらかしていないでしょうね?」
桂は懐かしそうに目を細めながらロジャーに軽口を返す。
六堂 桂からロジャー・マクバードへ
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