天羅万象掛け合い:激走編 LOG 002

天羅万象掛け合い:激走編の1998年07月06日から1998年07月15日までのログです。


98年07月15日:01時34分25秒
皇帝の魔法 / tomy
カイゼルシュトルムはピットから出ると、ウイングメアと蒼雷の前方に出る。

…しばらくして、奇妙なことが起こる。
ウイングメア&蒼雷とスターゲイザー&カーマイン・レイの距離がいつの間にか縮んでいるのだ。
ターゲイザーとカーマイン・レイがさほど速くなっているわけではない。するとウイングメア&蒼雷が遅らされている…?

コースを妨害しているわけでも、激しいチェイスに突入しているわけでもない。だが、カイゼルシュトルムの間合いは完璧で、何かをしようとする時いつのまにか最悪の位置にいる。しかもその動きは自然で、後続の2台はいつの間にかペースを狂わせてしまっている。

「残念ながら、私がいる間は自由には走れんよ。」
皇帝の魔法、それは経験によってのみ培うことのできる究極の間合い取りだった。
98年07月15日:01時07分43秒
凪澤翔 / ぺぇ

『前方でスターゲイザー減速、急接近。注意せよ。』
「げ、減速? どういうことだ?」

立て続けに襲いかかるGに耐えながら、必死にマシンをコントロ−ルする翔。
みるみるうちにスタ−ゲイザ−との距離が縮まってゆく。
しかし、ある一定の距離を置いて、距離は縮まらなくなる。

『スタ−ゲイザ−再加速。』
「どういうつもりなんだ?」
『我々を誘っていると推測する。導いている。』
「導く? なぜ?」
『不明だ。』

しかし、カ−マイン・レイを待っていたことは事実だ。

『ついて行けるか? カケル。』

「僕にだって意地はある! 行くぞ!!」

アクセルを踏み込む。
車体下部から火花を散らしながら、カ−マイン・レイがスタ−ゲイザ−の背後につく!!
98年07月14日:23時59分25秒
香月 晶 / Karma
 「≪かいぜるしゅとるむ≫ガこーすいんシマシタ。」
 「了解した。」
 マシンを微妙に調整する。
 
 (現在コースインしているマシンは5台。そろそろピット内に連絡を入れるか。)
 「AI、ピットに単方向暗号通信、内容は『データ採取を再開せよ。』以上。」
 「了解、通信ヲオクリマス。」
 
 「ぴっとヨリ単方向暗号通信がハイリマシタ。」
 「晶、聞こえますね。あまり派手に動かないでください。予選は通過するだけで良いんですから。」
 「以上デス。」
 「なるほど。AI、現在の状況は?」
 「現在たいむナラ充分予選通過可能デス。」
 「了解した。」
 マシンのペースはほとんど変わらない。
 機械のように正確に動いていく。
 
 
#と、言う訳でこっちは極めて”正常に”レースをやります。
#誰かがちょっかい出さない限りそのまま行きます。
98年07月14日:23時56分16秒
アンジェリカ / May

「いえいえ、お気になさらないでください。
弟・・・そうですか、貴方はルーク・シェフィールドの・・・」

「ええ、ルークは私の弟でした。」
今度は落ち着いて言う事ができた。

「あの、六堂さん、・・・」
私が彼女にそう話し掛けようとした時、

「おやぁ?美人が二人して、なんでこんなところで油売ってやがるんだ?」

(今度はだれ? この声は確か・・・ロジャー・マクバードだったかしら)
そう考えながら、声の方へ振り向くと・・・やはり予想通り、ロジャー・マクバードがそこに立っていた。

「いえ、少し風に当たろうと思いまして。」
その時たまたま風が強く吹いたので、
髪が乱れないように片手で銀色の長い髪を押さえながら、私はそう答えた。
 
アンジェリカよりロジャー・マクバードと六堂 桂へ
98年07月14日:22時17分35秒
ライトニング・ドラゴン / Dr.李
 「天羅レーシング”カイゼルシュトルム”です。」
 「おやおや、いきなり親玉かぁ。」
 シーサンメイが報告する。
 「そんじゃみせてもらおうかな、皇帝のマジックを。」
 再び第一コーナーに侵入する。
 
98年07月14日:21時59分13秒
天羅レーシング / tomy
「おっ、面白そうじゃねえか、俺も出るぜ。」
コースを面白そうに見ていたロジャーのその言葉に、
「ダメよ。」
にべもなく却下する美咲。

「そんな熱くなったまま出ても良いタイムは出せないし、クラッシュのもとよ。本当の勝負は明日なんですからね。あなたの出番は20分後よ。それまでキーは預っておきます。」
「オーナーの言葉が正論だな。頭を冷やしてくるがいい。」
美咲の言葉に同意を示す皇帝。
チッと舌打ちしてロジャーは出てゆく。

「さて、私の出番かな?」
「そうね、レオン。ロジャーが出るまでに“掃除”をしておいてくれないかしら。」
「了解。」
皇帝がカイゼルシュトルムに乗り込む。

「さて、クチバシの青いひょっこどもに皇帝の魔法を見せてやるとしよう。」

一方ロジャーは…、
「おやぁ?美人が二人して、なんでこんなところで油売ってやがるんだ?」

ロジャー・マクバードから六堂 桂とアンジェリカ・シェフィールドへ
98年07月14日:21時33分34秒
利奈 / RWAK
 翔の、そしてフレアの行動でもっとも生きた心地のしなかったのはハヤテグランプリのピットクルーだろう。
 
「スターゲイザー減速します!」
 
  宇都木オペレーターの悲鳴のような声が再びピット内に響く。
 
 
「ばかな!今仕掛けられたら、カケル君の腕じゃ!」
 
  アルの叫びはピットクルーの心の代弁である。
 
 
  だが、そんな中で一人だけ落ち着いている人間がいた。
 
  利奈=ローレンシュタイン。
 
  ピットからスターゲイザーを確認することは出来ないが、彼女にははっきり見えた。
  まるでいたずらっ子のように笑うフレアの姿が。
 
 
「ありがとう、お姉ちゃん。」
 
  そう、感謝の言葉をつぶやく。
 
  だが、ピットの喧噪に、そのつぶやきはかき消されて。
98年07月14日:18時50分21秒
フレア・ナイトメア / りる
「あらら、本当に予選通過できるんだろうなぁ、あいつ?」
カーマイン・レイ(以下、レイ)の走りを見たフレアの、第一声がこれ。
レイは多少ふらつきながら第1コーナーを抜けたところ。自分との距離はまだまだかなりある。

『カーマイン・レイには気を付けるんやで』
リデルの言葉が思い出される。
(気を付けるも何も、これじゃあ相手もなりゃしないじゃんか。)

「スターゲイザー、コーナーに入る5秒前に教えてくれ。」
『何をする気だ?』
スターゲイザーの問いかけはとりあえず無視して、すっ、とフレアは目を閉じる。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ふふん、なるほど、そういうことか・・・)

『フレア、後5秒で第2コーナーに入るぞ。』
スターゲイザーが告げるその声でフレアは目を開けた。
「よっしゃ、スターゲイザー、ドリフトをかけるよ!」
『了解!』

『ところで、先程は何故目をつぶっていたのだ?』
第2コーナーを曲がりきったとき、スターゲイザーは先程のフレアの行動を聞いてみた。
「ふふふ、それは秘密。」
そう答えるフレアの口元には微笑が浮かんでいる。

(まさか、『皇帝』の走りを真似しようとしてるたぁ思わなかったねぇ。だけど・・・)

走行中にもかかわらず、フレアは後ろを向く。相変わらずレイは落ち着きの無い走りを見せている。

「あれじゃ、無理だわ。」
『何がだ?フレア。』
いきなりひとり言を言い出したフレアに問うスターゲイザー。
「いんや、何でもねーよ。」
再び前に向き直り、フレアは思案する。

(このまま行くと、『カーマイン・レイ』は、いや、カケル・ナギサワは予選落ち・・・か。)

「スターゲイザー、『カーマイン・レイ』のサポートに入る。あんたは他のドライバーがおいたをしない様に見張ってな!」
『どういう事だ、フレア。わざわざ敵チームのサポートをするなぞ、正気の沙汰とも思えないが。』
「つべこべ言わず、さっさとやる!」
『・・・知らんぞ、リデルや大将(親父っさん)から文句来ても・・・』
そう言いつつも、スターゲイザーは素直に言うことに従う。伊達に4年間彼女と走ってきたわけではない様だ。
フレアはスターゲイザーを減速させ、レイとの距離を徐々に縮めていった。

「カケル・ナギサワ・・・このあたしがわざわざリードしてやるんだから、予選落ちなんてつまらん真似はするなよ・・・!」



#さあて、翔君がどう出るか。ぺぇさん、勝手な事してすみません。
#ロジャー、早よ来て。その方が面白くなりそうだから。
98年07月14日:16時48分48秒
六堂 桂 / 御影


「夢を継ぐために・・・逝ってしまったあの子の、弟の目指した道を進むために・・・」
答える彼女の声は、震えていた。
遥か遠くの空を見つめる彼女。その表情は、サングラスによって隠されている。
彼女の瞳には、何が映っているのだろう。

「あ、ごめんなさい。初対面の人にこんな事を言ってしまって・・・」
我に返ったように、慌てて言う彼女。

「いえいえ、お気になさらないでください。
弟・・・そうですか、貴方はルーク・シェフィールドの・・・」


六堂 桂からアンジェリカ・シェフィールドへ
98年07月14日:01時36分37秒
凪澤翔 / ぺぇ

「レイに、教えられる・・・」

カ−マイン・レイのコックピットにその身を沈めながら、小さな声で呟いた。

少しでも走りやすいように、限界ギリギリまで努力してくれたチ−ムのみんなに、少しでも応えたい思いで頭が一杯の翔。
しかし、レ−ス経験未熟な今の自分の実力では、予選突破も難しいことはよくわかっていた。

「言っとくがまともなレースをしてもらうぞ。こっちのレースにも支障が出てくるんでな。」

なぜか九津見レ−シングのレ−サ−の言葉が頭をよぎる。

”一か八か・・・やってみるか!!”

「行きます!!」

キャノピ−を閉め、ピットロ−ドを経てコ−スへゆっくりと出ていくカ−マイン・レイ。

「レイ、僕が予選を通過できる確率は!?」
『1割にも満たない。』
「そうか・・・」

予想された答えだ。

「このコ−スでの”皇帝”の走りは記録しているか?」
『もちろんだ。私にはドライバ−のサポ−トをするべく、ありとあらゆる情報が蓄積されている。
ライバル達の走行デ−タもまた、その一つだ。』
「それならそのデ−タをもとに、アクセル、ブレ−キ等の指示を出してくれ。」
『どういうことだ?』
「”皇帝”の走りをコピ−する。今の僕が予選を通過するには、それしかない!!」
『賛成できない。そもそも・・・』
「しかし、今のままでも予選突破が難しいことにはかわりないんだろう?」

レイの反論を遮る翔。

「チャレンジもせずに終わるなんて、そんなのは嫌だ。たのむ、力を貸してくれ、レイ!!」

しばらく沈黙するレイ。

『ドライバ−の能力を引き出すのも私の務めだ。』
「???」
『わかった。指示は私が出す。あとは、君次第だ。』
「ありがとう、レイ。」
『蒼雷との衝突を避けたあの時の、君の反射神経と勇気に期待する。』

最終コ−ナ−を立ち上がり、一気に加速するカ−マイン・レイ。


「カ−マイン・レイ、間もなくコントロ−ルラインを通過。タイムアタックに入ります。」

と、ピット内で宇都木オペレ−タ−。

「!? カ−マイン・レイのスピ−ドが300を超えました。今の翔君の実力では、第1コ−ナ−を曲がり切れません!!」

悲鳴に似た声を上げる宇都木。


『第1コ−ナ−接近。五秒後に200へ減速。』
「了解!!」

若干ふらつきながらも、第1コ−ナ−を抜けるカ−マイン・レイ

『皇帝のタイムより0.1秒遅れた。引き続き第二コ−ナ−。』
「第1コ−ナ−だけで0.1秒もか!?」

98年07月13日:23時39分17秒
アンジェリカの想い / May

「そういえば、アンジェリカさんは、どうしてTGPXに?」
彼女がそう聞いてきた時、私は思わずある過去の情景を思い起こしていた。

(そう、あの子は死の間際に、自分の夢を私に託したの・・・
だから私はここにいる。ルークの夢を継ぐために・・・)
 
私は彼女から視線を外し、晴れ渡った空の遥か高みを見つめつつ、震える声で答えた。
「夢を継ぐために・・・逝ってしまったあの子の、弟の目指した道を進むために・・・」
 
私はそこまで言って、はっと我に返った。
「あ、ごめんなさい。初対面の人にこんな事を言ってしまって・・・」
98年07月13日:21時07分57秒
ライトニング・ドラゴン / Dr.李
 「了解!」
 ぱんっとハンドルを叩く。
 
 「さってと、タイヤも暖まったところだし、天才君の実力を見せてもらおうかな?」
 
 フェイクからのドリフトでS字をクリアする。
 「ふふん、ついてきてるな。いい腕だ。
 だが本番はここからだ、やぁってやるぜ!」
 
 ざざっ!
 
 「ハヤテレーシング”カーマイン・レイ”です。
 七御先レーシング”スターゲイザー”です。」
 シーサンメイの声が入る。
 「Let's Dance!」
 最終コーナーを全速で駆け抜ける。
 「ついでででてこいよ、ケルベロス!」
 天羅フォーミュラーの前で一際高くエキゾースト音を響かせる。
 「ぶっちぎってやるよ。」
 不敵な笑みを浮かべる。
98年07月13日:16時46分39秒
六堂 桂 / 御影


「私ですか? どうも、少し気が立っているみたいで・・・レース前だからでしょうかね。
風にでも当っていれば、少しは落ち着くかと思いまして。」
そう言って、微苦笑する。

「フフ・・・何でしょうね、この気持ちは。
・・・落ち着かないんです。
感情が制御できないと言うか、自分でない自分がいると言うか・・・」
苦笑が、段々と自嘲的な笑みへと変わっていく。

「あ、すいません。・・・つまらないこと言ってしまいましたね。気にしないでください。」
一瞬、自嘲的な笑みを浮かべたかと思うと、それに気づいたかのように、すぐにいつもの晴れやかな笑顔に戻る。

「そういえば、アンジェリカさんは、どうしてTGPXに?」


六堂 桂からアンジェリカ・シェフィールドへ
98年07月13日:16時22分29秒
アンジェリカ / May

「予選の方はよろしいのですか? 他のチームは走り始めていますけど・・・」
 
「ええ、それが・・・いろいろとトラブルの解決に時間がかかって、まだ機体の準備ができていないんです.
それで、少し風にあたろうと思いまして、ピットから出てきたというわけです。」
 
本当の理由は話せないので、私はそう−嘘ではないが全てでもない−答えていた。
 
「私の方はそういうわけですが、六堂さんは?」
私はそう聞き返した。
 
アンジェリカより六堂 桂へ
98年07月13日:15時48分39秒
フレア・ナイトメア / りる
「ねえ、リデルちゃん、いつこいつにマジックハンドなんか付けたの?」
縛めから解かれたばかりでまだ幾分痺れの残る腕をぐりぐり回しながら、フレアは黙々と整備を続けるリデルに問う。
「ついこの間。」
整備の手を休めること無くリデルは答える。
「他には付けてないでしょうねぇ、変なもの・・・」
フレアはジト目でリデルを見る。ただ、当の本人のリデルはと言うと、
「さあ、なあ。」
と知らん顔。彼女は腕はよいのだが、たまに妙なものをマシンにくっつけるのでクルーの間では有名である。
桂の「エアリアル」よりマシン重量が僅かながら重いのは、絶対何か変なものがくっついている、とフレアは思っている。

「よっしゃ、終了。」
リデルはそう言って、フレアにヘルメットを投げてよこす。
満足のできる仕事ができたからだろう、リデルは晴れ晴れとした顔をしている。
「バリバリにチューンしといたから、多分桂のエアリアルよりブーストの加速力は上のはずや。あとはあんたの腕次第やな。」
「わかった。ありがとね。」
そう言って、マシンに乗り込むフレア。

「フレア、『カーマイン・レイ』には気をつけるんやで。」
システムのチェックをしているフレアに、リデルは横から口を挟んだ。
「『カーマイン・レイ』って言うと・・・ハヤテの新型のこと?」
「そや。今は乗っとるドライバーが駆け出しやからどうにかなっとるが、あれが経験つんだらあんたでも止められるかわからへんで。」
しばし沈黙。そして、
「大丈夫。あたしにとって一番の強敵はロジャーだけ。あたしの手の内を知ってる奴はあいつしかいないもの。」
ふっ、と思い出したように笑うフレア。
彼の手の内はフレアは知っている。だが、逆もまた然り。おそらく桂や「皇帝」、そして「カーマイン・レイ」よりも、彼はフレアにとって一番苦手な相手になるだろう。

「ま、なるようになるやろ。あんたには『あれ』もある、そう簡単に負けやせんて。」
『あれ』という言葉を聞いたとき、フレアはびくっと反応した。が、何事も無かった様にリデルに笑顔を向ける。
「それじゃ、行ってくるよ。」
フレアはマシンをサーキットに向けた。きっ、と顔つきが一変する。

「いくぜ、スターゲイザー!!」
「あいよ!」
今まで押し黙っていたサポートAIが歓喜の声を上げる。フレアがアクセルを踏み、彼女のマシン『スターゲイザー』はサーキットに躍り出た。

「さあて、楽しいショーの始まりだ!気合入れていくよ!!」



#「あれ」というのはまだ秘密。ひょっとしたら出ないかも・・・
#性格一変させたつもりだったんだけど、基本的に余り変わってないのは気のせいか?
98年07月13日:12時28分42秒
六堂 桂 / 御影
「わたくし、アンジェリカ・シェフィールドと言います。
今季、ラングレーのハンドルを握ることになりました。・・・よろしく」
そう言って、彼女、アンジェリカ・シェフィールドは微笑みながら手を差し出してきた。

「私も今季から参加したようなものです。お互い頑張りましょう。」
微笑みつつ、握手に応じる。

「予選の方はよろしいのですか? 他のチームは走り始めていますけど・・・」


六堂 桂からアンジェリカ・シェフィールドへ
98年07月13日:00時16分35秒
アルフレッド=ローレンシュタイン / RWAK
 ミーティングが終わり、にわかにあわただしくなるハヤテグランプリ・ピット。
  今までのデータから、特にトラクションコントロールを中心にセッティングを進める。
 
 
「ノイズクリアー! 誤差プラスマイナス0.2以下!
  OKです!」
 
「よし! 起動準備だ! 本戦に向けてのデータ取りも忘れるなよ!」
 
  移動準備に入ったカーマイン・レイに近づき、レイに話しかけるアル。
 
 
「・・・・会話のログを聞かせてもらった。カケル君は君の30%の能力しか引き出せないそうだが、果たして君はカケル君の能力の何%の能力を引き出せるのかな?」
 
「それは・・・・」
  突然の問いにとまどうレイ。
 
「答えは急がなくてもいい。よく考えてくれ。そうすれば自ずと道は見えてくる。」
 
「・・・・・」
 
  そして、この会話を聞いていたであろうカケルに一言。
 
「まあ、気にするな。こいつもまだ経験が浅いんだ。君と同じようにな。だから、君がこいつに教えるってこともいくつかあるはずだ。こいつに教えられるってことも当然、ある。・・・・認めあって、成長しあって、本当の意味でのパートナーになれ。それが、勝利の鍵だ。」
  アルは、それだけ言うと自らも起動準備にはいる。
 
 
 
「了解!! アルフレッドさん、マシンの準備は!?」
 
「いつでもいける!」 
98年07月12日:23時30分25秒
ハヤテグランプリ・ピット / ぺぇ

「・・・以上でミ−ティングを終わる。
我々の置かれた状況は決して楽観できる物ではない。
シャ−シ−完成の大幅な遅れなど、不利な条件が山積みであることは事実だ。
だがしかし、我々には不安材料だけではないことを忘れないで欲しい。
もうみんな知っていると思うが、アルフレッド=ローレンシュタイン君が
新たに我々の仲間として加わってくれた。
彼はきっと、すばらしい働きをしてくれるだろう。<
だから、私は最後にもう一言だけ言わせてもらう。

足りない部分はガッツで補え!!

以上だ。」

こうしてハヤテグランプリにミ−ティングは終わった。

・・・・・

そして、予選が開始された。

「監督、現在コ−ス上には九津見レーシングのウインドメア及び
四龍の蒼雷しかいません。クリアラップのチャンスです!!」

と、オペレ−タ−宇都木。

「ようし、カ−マイン・レイ発進準備!!」

「了解!! アルフレッドさん、マシンの準備は!?」
98年07月12日:06時55分10秒
アンジェリカ / May

「こんにちは…ええと、確か六堂さんでしたね?七御先の」

「はい、はじめまして。六堂 桂です。えーと…失礼ですが、貴方のお名前は?」

「あ、そう言えば自己紹介がまだでしたね。」

私は彼女の微笑みに自然と緊張の糸がほぐれるのを感じていた。

「わたくし、アンジェリカ・シェフィールドと言います。
今季、ラングレーのハンドルを握る事になりました。・・・よろしく」

私は彼女の微笑みにつられるようにかすかに微笑みながら、
そう言って、手を差し出した。


ということで、アンジェリカより六堂 桂へ
98年07月12日:00時10分16秒
四龍 / Dr.李
 「「九津見レーシングの者です。先ほど≪ウィンドメア≫のデータ転送装置が誤作動を起こしてしまったようでし
 て、そちらに何か不具合がおこったかもしれませんが大丈夫でしたか?」
 
 ”はて・・・?”
 部長の頭に疑問が浮かぶ。
 「どうなさいます?」
 華月がたずねる。
 
 「こちら四龍。特に何のトラブルもありませんでしたわ。」
 呉 翠蘭が代わりに応える。
 
 ”どういうことだ、どこであろうがジャミングなんてモノをすれば抗議には行くはずだろう?
 なぜうちだけ先手を打ってきた?”
 すっと目を細める。
 「フォーラ、通信傍受される可能性は?」
 「傍受も何もやろうと思えばどこでも出来ますよ。」
 あっさり言う。
 「普通やりませんけどね。チーム毎の作戦もありますから。」
 「じゃ、やったら?」
 「黙認か、厳重注意でさぁね。」
 けらけら笑う。
 
 「なさいますか?」
 こちらは華月。
 「そこまでのことじゃない。見逃しとけ。俺達はレーシングチームであっても、諜報機関じゃないからな。」
 「この時点であまり他者を攻撃するのも得策ではないでしょう。
 妥当な判断だと思います。」
 こちらは翠蘭である。
 
 「龍、レース続行だ。」
 「了解!」
 
98年07月11日:23時31分32秒
さてさて・・・・こっちはどう動こうかね / Karma
 「『サキュバス・ドリーム』の起動を確認。」
 クルーの声がぴっと内に響く。
 「ふうむ、困りましたね。普通のチームならともかく四龍相手ですから、たぶん何らかの抗議は来るでしょう。」
 
 「≪ウィンドメア≫に通信は可能ですか?」
 「はい、通常と暗号どっちも可能です。」
 「では、暗号通信、単方向で送信準備を。」
 「了解。・・・・・送信準備できました!」
 
 「晶、聞こえてますね。データ取りぐらいはさせてあげなさい。無理して機密を護ることはないんですから。」
 
 「『サキュバス・ドリーム』の停止を確認。」
 「ふう・・・あの子の秘密主義ももう少し柔らかければいいのですけど。」
 芦屋チーフがすこし苦笑混じりにつぶやく。
 
 「さてと、四龍のピットに通信をおくれますか?先に一言おわびを入れておかないといけないようなので。」
 「了解しました。」
 
 「九津見レーシングの者です。先ほど≪ウィンドメア≫のデータ転送装置が誤作動を起こしてしまったようでし
 て、そちらに何か不具合がおこったかもしれませんが大丈夫でしたか?」
98年07月11日:21時35分30秒
龍と愉快な仲間達 / Dr.李
 「データ転送開始。」
 「エラーです。」
 「・・・・なに?」
 コクピット上で龍が間抜けな問いを返す。
 「もう一度だ、シーサンメイ。」
 「了解・・・エラーです。」
 
 通信を入れる。
 「主任、シーサンメイからデータが転送できません。」
 「そんな馬鹿な。そこはちゃんとチェック済みだ。姉御、」
 「馬鹿をお言いでないよ、通信が出来てデータが遅れないんだったら、データ通信回路に対する割り込みだろ?
 部長、どうなさいます。」
 
 「原因の究明及び委員会にその原因に対して処罰を要求する、これだな。翠蘭君。」
 「はい。」
 「どの規律に反するかね?」
 「直接的ではありませんが、マシントラブルが起きた場合、その状態をモニターできない不利益及びドライバーへの安全性へということでねじ込めるかと・・・。」
 眼鏡をかけたショートカットの美人が応える。
 呉 翠蘭。
 四龍の顔である。
 天羅フォーミュラから他チームまで、全ての交渉を任されている才媛。
 
 「やってくれるか?」
 「承りました。」
 にっこりと微笑む。
 「おいたをするお嬢ちゃんには、おしおきが必要ですからね。」
98年07月11日:21時34分43秒
龍と愉快な仲間達 / Dr.李
 「データ転送開始。」
 「エラーです。」
 「・・・・なに?」
 コクピット上で龍が間抜けな問いを返す。
 「もう一度だ、シーサンメイ。」
 「了解・・・エラーです。」
 
 通信を入れる。
 「主任、シーサンメイからデータが転送できません。」
 「そんな馬鹿な。そこはちゃんとチェック済みだ。姉御、」
 「馬鹿をお言いでないよ、通信が出来てデータが遅れないんだったら、データ通信回路に対する割り込みだろ?
 部長、どうなさいます。」
 
 「原因の究明及び委員会にその原因に対して処罰を要求する、これだな。翠蘭君。」
 「はい。」
 「どの規律に反するかね?」
 「直接的ではありませんが、マシントラブルが起きた場合、その状態をモニターできない不利益及びドライバーへの安全性へということでねじ込めるかと・・・。」
 眼鏡をかけたショートカットの美人が応える。
 呉 翠蘭。
 四龍の顔である。
 天羅フォーミュラから他チームまで、全ての交渉を任されている才媛。
 
 「やってくれるか?」
 「承りました。」
 にっこりと微笑む。
 「おいたをするお嬢ちゃんには゛おしおきが必要ですからね。」
98年07月11日:11時54分46秒
ジョニー / 狂兵
 「まだこないのか?あの薄ら馬鹿は?」
 「そうだな。薄ら馬鹿かどうかは別として、ジョニーはまだ戻ってこねえな」
 ロイとギルバートの二人が、いつものように、いつもの話題を口にしている。
 最初に話しかけた、モデルのように、均整の取れた背の高い背広姿の男は、チームのリーダーであるロイ。
 そして、その言葉に反応したのが、200kgはあろうかという、
 太った男で、サングラスに革ジャンに革ズボンという、
 およそ、ピットクルーとしては似つかわしくない姿の
 ギルバートだ。
 「相変わらず、一カ所にとどまれない男だな」
 「しょうがねえな。元バイカーなんてのはそんなもんさ」
 不機嫌そうにギルバートがつぶやく。
 「そうゆう君はどうなんだ?ギルバート主任」 「そりゃあすぐにでも飛び出したいさ。元バイカーとしてはな」
 ロイを見上げながらこう付け加える。
 「その気はあるんだが、この体が重すぎてよ〜」
 その瞬間、不機嫌極まりないギルバートの顔が、爆ぜた風船のように、ガハハと豪快な笑いを吹き出した。
 「主任、戻ってきましたよ」
 ピットクルーの一人がギルバートに報告したと同時に、呑気な声が響いた。
 「はいよ〜ただいま〜」
 その瞬間、
 「この馬鹿やろう!どこほっつき歩いてやがった!」
 「この薄ら馬鹿!」
 「一昨日きやがれこんちくしょう!」
 「この○○○野郎!!」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・etc
 という罵詈雑言が飛び交った。
 「・・・・で?どこに行ってたんだ?」
 最後に、ロイが静かに聞いた。
 「ああ、焼き肉喰ってきた。いやーやっぱ本場もんはうめ〜な〜」
 今までの悪口雑言をどこ吹く風と受け流して、涼しい顔でジョニーが答える。
 「・・・・・・・・っっっこの馬鹿者がぁ!!!!!」
 ロイがキレた。
 「で?どこの店だ?」
 今度はギルバートが尋ねた。
 「南大門だったかな?」
 「そうか・・・・おい、みんな聞いてくれ!今日ポールを取れなかったら、
 こいつのおごりで焼き肉食い放題だ!!」
 おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!
 歓声をあげるクルー達。
 「・・・・おいおい・・・・・」
 ふうっと、ため息をつきながら、ジョニーはやれやれというジェスチャーをした。
 (うちのチームは気が荒いね〜)
 呑気に考えながら、ジョニーはマシンへ近づいた。
 「で?どうなの?マシンは?練習走行じゃ、ブースターの出力がいまいちだったけど?
 このまんまじゃポールなんて無理だろう?」
 対して、ギルバートが答える。
 「まあ、そんなもんだろ。新型パーツを組み込む為に、出力を落としてあるからな」
 「・・・で?新型パーツは?」
 「まだ届いてねえよ」
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 サーキットに一陣の風が吹き抜けた・・・・・・・・・・
 「それでどうやってポールなんて取るんだ!このデブハゲ!!!」
 「うるせー!!てめえも男なら、なんとかしやがれ!!」
 「なんとかしろって言う前に、お前のその性格をなんとかしろー!!」
 「なんだとぉ!この若造がーーーー!!!!」
 
 「ふう・・・そろそろ止めろ。奴らが怪我をするのはかまわんが、マシンが傷ついたらまずいからな」
 冷静に周囲のクルーに指示を出しながら、ロイはつぶやいた。
 「全く、この面子で昨年は7位だからな・・・今回も奇跡が起こるのを祈るとしようか」
 
 チームエアウルフ・・・「サーキットのはきだめ」の通称はやはり、まぎれもない事実であった。
 
98年07月11日:11時22分54秒
六堂 桂 / 御影

「こんにちは…ええと、確か六堂さんでしたね?七御先の」

いきなり声をかけられ、少し驚いているようだ。
彼女の緊張をほぐすように、桂はゆっくりと微笑んだ。

「はい、はじめまして。六堂 桂です。えーと…失礼ですが、貴方のお名前は?」<br>


六堂 桂からアンジェリカ・シェフィールドへ
98年07月11日:02時20分06秒
あにゃぁ・・・・・ / Karma
 らいとにんぐ・どらごん→蒼雷
 に下の書き込みの部分を訂正するです。
 
 間違えちゃったよ、ごめんね師伯。
98年07月11日:01時19分37秒
香月 晶 / Karma
 「≪らいとにんぐ・どらごん≫カラ四龍ぴっとニ通信ガ送ラレテイマス。傍受シマスカ?」
 「傍受開始。」
 「リョウカイシマシタ。」
 
 「ウィンドメアのデータ取りお願いします。先ほどのウィンドメアの走行データをシーサンメイに比較させてください。」
 「OK!」
 
 (データ取りをしにきているか・・・・まだデータを渡すわけにはいかないな・・・)
 マシンを軽く減速させる。
 「AI,同時にジャミング開始。ピットへのわずかなデータも送らせるな。」
 「了解シマシタ。『さきゅばす・どりーむ』ヲ起動シマス。」
 
 マシンから奇妙なマシンがでてきて動き出す。
 
 
#とりあえず機密兵器1起動(笑)
#でも外からはばれないようにするぐらいの細工はしてます(苦笑)
98年07月10日:23時54分14秒
アンジェリカ・シェフィールド / May

「やあ、こんにちは。」
 
それは、自分の表情を見られまいとして、私が足早にピットを出て歩き始めた時のことだった。
 
(え・・・誰?聞き覚えのない声だけど)
私は多少混乱しつつも、表情を隠すように反射的にサングラスをかけ、
声の方へと振り向いた。
(この人は、確か・・・七御先の六堂さんだったかしら)
 
「こんにちは・・・ええと、確か六堂さんでしたね?七御先の」
98年07月10日:20時19分52秒
ライトニング・ドラゴン / Dr.李
 ピットからまるでボウガンの矢の様な加速で第一コーナーに突っ込んでいく。
 「ふん!」
 続く第二コーナーを軽く後ろを滑らしながらクリアする。
 
 「後続・ナンバー”44” 九津見レーシング。
 ウィンドメア確認。」
 「あぁ、あの子か。」
 先ほどの光景を思い出す。
 「正確なライン取りだが、何か違う。
 七御先の桂嬢と似て非なるタイプだな。」
 
 ”試してみるか・・・・?”
 少しロスを大きくする。
 「ウィンドメア接近します。」
 「シーサンメイ、動きをしっかり見張れ。
 主任、姉御聞こえます?」
 
 「なんだい?」
 主任が応答する
 「ウィンドメアのデータ取りお願いします。
 先ほどのウィンドメアの走行データをシーサンメイに比較させてください。」
 「OK!」
 
 「さて、どうでるこの一手?」
 興味津々に後ろを見る。
 
 
 
98年07月10日:18時43分27秒
六堂 桂 / 御影


(いけませんね。どうも少し、神経質になっているみたいですね・・・。)
縄をほどかれマシンから這い出しているフレアを見ながら、桂はそんなことを考えていた。

(まあ、予選だってまだ始まったばかりですし、時間はありますか・・・)

「親父っさん、少し風にあたってきます。」
そう言って、桂はピットを出る。


(ふう・・・良い風・・・。)
不意に吹いてきた風に、桂はその長い髪をなびかせる。
心にわだかまっていた黒い靄が、この風によって晴れていくような気がした。

(今のままでは勝てない・・・か。・・・判っていますよ。
 でもね、だからっといって、マシンを降りるわけにはいかないんですよ。プロのドライバーとして、ね。)

不意に人の足音が聞こえた。
見ると、一人のレーシング・スーツを着た女性が足早にピットから出てきた。

(あそこは、ラングレー・RSのピット・・・? 変ですね。あそこのドライバーは、確か男性だったはずですが・・・)
そんな事を考えつつも、桂は無意識のうちに彼女に話しかけていた。
今は誰とでも良い、話をしたかった。

「やあ、こんにちは。」


六堂 桂からアンジェリカ・シェフィールドへ


#心配ご無用<Mayさん
#とにかく何かしらの行動を起こせば、返事は来ますから(笑)。
#と、いうわけで、これからよろしく。
98年07月10日:17時16分15秒
そういえば・・・ / May

そういえば、もうすぐ予選が始まるから、外を歩いている人はいないかもしれない・・・
まあ、いいか(笑)
98年07月10日:17時13分22秒
ラングレー・RSのピットにて / May

もうすぐ予選が始まる時間なのだが、マシンのボディーが外されているところを見ると何か大掛かりな作業を行っているようである。
チーフメカニックの指揮の下、メカニックたちが作業をしている。
そこから少し離れて、監督らしき人物とレーシングスーツを身につけた銀髪の女性が話をしていた。

「すまない、ラムエア系の換装にもう少し時間がかかりそうだ。」
「仕方ありませんね・・・ラムエア系はこの機体の要ですから。」
「それで機体のセッティングだが、データ取れなかった以上、まずはシミュレーション通りにセッティングして、
走りながら逐次変更する事にするが、大丈夫か?少し時間がきついかもしれない・・・」
「いえ、時間なら何とかなるでしょう。こう見えても私はテストドライバーなんですから。
短時間で物事をこなすのには慣れています。」

私はそう答えながら、去年の事を考えていた。
去年は監督の位置に私がいて、私が今いるところにルークがいた。
でも、ルークはもう・・・

「アンジェリカ?」
「え・・・いや、何でもありません。少し風にあたってきます。換装が終わったら呼んでください。」
私はそう言って自分の表情を悟られないよう、足早にピットを出ていった。
98年07月10日:17時06分29秒
六堂 桂 / 御影


「桂ちゃぁーん、助けてぇーーー(泣)」
ピットを出て最初に耳に飛込んできたのは、そんなフレアの助けを求める声だった。
そちらに目をやると、マシンに拘束されたフレアが半泣きになってこちらを見つめていた。
そして、そんな彼女の目の前には首を伸ばしても届かないギリギリの位置に、マジックハンドに吊り下げられた弁当のおかずがぶら下がっている。

「・・・新しい遊びですか? あまり怪しいことをしていると、ほかのチームからうわさされますよ。」
無表情でそんなことを言いながら、フレアの方に向かう。

「もうすぐ予選が始まります。続きは予選が終わってからにしてください。」
表情だけでなく、声にまで感情がなくなっている。
何時もそうなのだが、桂はレースの直前になると声や顔に表情がなくなる。
何かに集中し始めると、本当に機械のようになるのだ。「サーキットの精密機械」と呼ばれる由縁の一端がこれである。
そして、その時の彼女のドライビングテクニックはまさに精密機械の名に恥じないものとなる。

「予選開始まであと十分。急いで用意してください。」
そう言いながら、フレアをシートに拘束している縄を手早く解きはじめる。

そして約一分後、フレアは解放された。

98年07月10日:16時46分12秒
新キャラクター紹介 / May

名前:アンジェリカ・シェフィールド
年齢:23歳
性別:女
身長:166cm

○因縁
感情:弟への想い(中級)←上級かも?
目的:弟の目指した道を進む(中級)

ラングレー・RS(Racing Sports)のドライバー。
元々はラングレー・RSの開発スタッフ兼テストドライバーだった。
そして今季は、彼女がチーフとなって開発したニューマシンに弟のルークが乗って参加するはずであった。
が、開幕直前のテストで弟は事故を起こし、死亡してしまう。
弟の突然の死に落ち込む彼女だったが、弟の最後の言葉を聞き、グランプリへと参加することを決意する。

幼い頃に両親を亡くし、弟と二人で生きてきた。
理知的で落ち着いた印象を与えるが、弟の事になると感情的になることもある。

機体は、メタリックブルーにカラーリングされた「エリーシャ」
なお、”ラングレー・RS”は北欧に本拠地を置く”ラングレーグループ”内の
”ラングレーエアロスペース”が運営するチームである。

・・・というわけで、こういった事は初めてですが、
皆さんよろしくお願いします。
98年07月10日:16時32分00秒
だれか助けて・・・(泣) / りる
彼女は縛られていた。その理由は皆様の方がよくご存じであろう。

「だれか助けてぇ・・・。」
もはや叫ぶ気力もないようだ。彼女の目の前には、マジックハンドに吊り下げられた弁当のおかずがぶら下がっている。
だれの仕業かは容易に想像できる。そう、彼女を無視して黙々とマシンの整備をしているリデル嬢である。
「ねえ、リデルちゃん、いい加減これほどいてよぉ・・・(泣)」
何か幼児退行しているのは気のせい、と言うことにしておいて、とりあえずリデルは無視を続けた。
その口元に意地の悪い笑みを浮かべているところを見ると、ただ単に面白がっているだけ、というのは一目瞭然である。

「ねぇ・・・。」
無視。
「リデルちゃんってばぁ・・・」
さらに無視。
「私が悪かったからさぁ・・・ね?いい加減ほどいて・・・縄。」
とにかく無視。
彼女がもはや「人生って、何だろう。」と悟りの境地に入りかけた時、ピットの中から救いの女神は現れた。
いや、彼女にはそう見えた、と言うべきか。とりあえず六堂 桂がこちらに歩いてくるのを確認したフレアは、弱々しい声で助けを求めた。

「桂ちゃぁーん、助けてぇーーー(泣)」
98年07月10日:11時20分13秒
書き込む場所を間違えました / tomy
ごめんなさい。書き込む場所を間違えました。
98年07月10日:11時15分44秒
いらっしゃいませ>Mayさん / tomy
下の方に色々と注意事項がかいてありますので、参考にして下さい。できれば激走編過去ログも見ておいて下さい
また、予選が終了するまでの方が登場しやすいと思います。
98年07月10日:10時58分27秒
天羅レーシングピットにて / tomy
「ではこれより予選前最後の作戦会議を行ないます。まずは現状の確認から。」
天羅レーシングオーナー天宮美咲のこの言葉で会議は始まった。

まず、天宮の秘書と思われる男性が報告する。
「現時点での情報による、他チームの評価は以下のようになっています。

四龍
技術力 A、資金力 A+
ドライバー:ロバート・龍 A−
総合評価 A

九津見レーシング
技術評価 A+、資金力 A
ドライバー:香月 晶 A
総合評価 A

エアウルフ
技術力 B+、資金力 A−
ドライバー:ジョニー・マクスウェル A−
総合評価 A−

七御先フォーミュラ
技術力 A−、資金力 B
ドライバー:六堂 桂 A/フレア・ナイトメア B+
総合評価 A−/B+

ハヤテ・グランプリ
技術力 A+、資金力 C
ドライバー:凪澤翔 C
総合評価 B−

おそらく現状で最も警戒すべきは新期参入の四龍と九津見レーシングだと考えられます。」

次にメカニックが報告する。
「カイゼルシュトルム、ケルベロス、どちらの調整もすでに完了しています。いつでもいけますよ。」

「では、今回の方針を説明します。今回の目的は本戦での1、2フィニッシュ。そのため、レオンにはロジャーのフォローにまわってもらいます。」
現状の確認が終ったところで天宮美咲が宣言する。
ピットに多少のざわめきが起こる。

「サーキットの難度、天候、コースの状態などを考慮した結果、マクバード君がポールを獲得する可能性は高いと判断します。また、アーレンシュタイン氏に後続を押えていただくことで、マクバード君のリタイアの可能性を押えることができると考えます。」
監督が美咲の発言をそう補足する。

「私にはその男をフォローすることが可能だが、その男には私のフォローはできない。そういうことだな。」
皇帝のその言葉に美咲が答える。
「そう考えてもらって、結構よ。」

「いいだろう。だが、その男がポールシッターになった時の話しだ。」
皇帝が応じる。

それ以後話しは予選での細かい指示に移っていった。

そして、最後に美咲のこの言葉で会議は締めくくられた。
「天羅レーシングは勝つことを義務づけられたチームです。そのことを忘れずに誇りを持って仕事をして下さい。よろしいですね?」
98年07月10日:02時00分45秒
凪澤翔 / ぺぇ
「アルフレッドさん・・・」

アルフレッドの背中を見ながら、ちょっと戸惑いを感じる翔。


「心配してるのよ、あなたの事。」

クスリと笑う宇都木愛美。


「さあ、私たちも行きましょう。」

そして、ミ−ティングが始まった。
98年07月10日:01時42分53秒
君の後ろには / RWAK
「アルフレッド=ローレンシュタインだ。よろしく、カケル君。

 そう言えば、君はこれが初レースだったな。
 
 ・・・・覚えておいてくれ。レースはレーサー一人でやるものじゃない。君にはレイもいれば私たちピットクルーもいる。
  だから・・・というのは少し変だが、そんなに気負いしないことだ。
  つらくなったら、いつでも私たちを頼ってくれ。
  君の後ろには私たちがついている。」
 
  それだけ言うとアルフレッドは、照れくさそうにミーティングルームへと急ぐ。
 
「早くしないと監督が怒るぞ。」
 
  照れ隠しに一言残して。
98年07月10日:01時35分49秒
ウィンドメア、起動 / Karma
 「予選まであと10分切りました!!」
 「マシンの各部のセッティングはどうなっていますか?」
 「問題ありません!ガスの補給さえあれば一ヶ月だってぶっ続けで走れますよ!」
 予選が近づいてピットの中がにわかに活気づく。
 
 「晶、そちらの準備は?」
 芦屋チーフが晶に声をかける。
 「問題無い。エネルギーの補給は完了している。」
 左の腕から点滴の針を抜き、止血をしつつ答える。
 「それは良かった。マシンの方も全て順調です。十分勝てますから無理はしないでください。」
 「了解した。」
 感情をなくしたような声で答える。
 
 ヘルメットをかぶりマシンに乗り込む。
 「AI、各シュミレーとデータ及び『ハピュルイア』の状況は?」
 「でーたこんばーと終了。アラユル状況ニ対シテ97%デ対応デキマス。『はぴゅるいあ』全ぱたーん問題無シ。」
 「了解した。」
 
 「ガスチャージOK!!」
 クルーの声がかかる。
 「了解、≪ウィンドメア≫起動。」
 
 機械のようにマシンをコースに入れる。
 カーナンバー”44”<ウィンドメア>と後に『機械人形』とあだ名される香月 晶のデビュー戦が今始まろうとしている。
98年07月10日:01時22分52秒
凪澤翔 / ぺぇ

「ん? どうしたんだ?」


「ああ、翔君。彼が利奈ちゃんのお父さんのアルフレッド=ロ−レンシュタインさんよ。」

宇都木愛美が紹介する。


「はじめまして。凪澤翔です。よろしくお願いします。」

ペコリと頭を下げる。
98年07月09日:20時03分57秒
ライトニング・ドラゴン / Dr.李
 「誰が、ヘボドライバーだ、誰が。」
 頬ずりする石清水 翼の横を突っ込みながら通り過ぎる。
 そして、ピットのすみで、騎馬式と呼ばれる型を取る。
 
 「すぅ・・・・・・・・・・・ふぅ」
 規則正しく呼吸音が続く。
 
 「データコンバート終了。」
 コンピューター担当”主任”こと、トーマス・ブライアン。
 「蒼雷、セッティング変更完了。」
 マシン担当代表”姉御”こと、フォーラ・モンサワン。
 
 「予選開始まで何分だ?」
 四龍監督”部長”こと、ギルバート”ジャックナイフ”楊。
 「5分後です、部長」
 ギルバート秘書の崇 華月。
 
 龍はこのチームが好きだった。
 F3000では味わえなかった充実感を与えてくれる。
 だから、彼らの彼女らの夢を叶えるために走ろうと思った。
 喧噪を聞きながら、意識を集中させていく。
 
 「予選始まります。」
 華月の声が聞こえる。
 「よぉぉっし! 蒼雷起動!」
 部長の声が響く。
 
 ゆっくりと目を開く。
 気負いはない。
 焦りもない。
 ドライバーグローブをはめ、服装を確認する。
 「行きます!」
 穏和と評される龍ではあるが、レース前のこのときばかりは闘気を隠さない。
 
 「ロイ、大丈夫か?」
 主任が声をかける。
 親指を立てて無言で通り過ぎる。
 
 「このコース、現時点の蒼雷の癖。
 全て覚えた。」
 にやりと不敵に笑う。
 「マシンが及ばないところは俺がカバーすればいい・・・部長。」
 「なんだ。」
 「感謝してるぜ。」
 既に口調が変わっている。
 
 龍、部長ともににやりと笑う。
 「蒼雷、出ます!」
 
 予選一番のりをしたのは”ライトニング・ドラゴン”とあだ名されることになるカーナンバー32”蒼雷”とロバート龍であった。
 
98年07月09日:18時10分59秒
六堂 桂 / 御影


「・・・また何かしたな、あいつ。」
権蔵は苦々しそうな顔をする。

「どうしたんですか、親父っさん?」

「ああ、いや、たいしたことじゃない。」
桂に呼ばれ、権蔵はすぐにピットの奥へと戻っていく。

「よし、亮。始めてくれ。」

「判りました。」
そう言って七御先フォーミュラのオペレーター、高杉 亮(たかすぎ りょう)は午前中のフリー走行で集めたデータを呼び出す。

「やはり、一番の強敵は”皇帝”でしょうね。フリー走行の走りを見る限りマシンのスペックも上がっているようですし、
 目を患っているとはいえ、テクニックはいまだ健在です。
 それから、新規参入の九津見レーシング。
 ここもやっかいですね。ブースターを使っていないのにとんでもない加速をしますから。
 あの状態からブーストができるとしたら、トップスピードでは天羅のケルベロスを上回るでしょうね。
 次に四龍の蒼雷。いいマシンですね。直線にめっぽう強いタイプです。コーナリングで少しロスが出ますが、それを補ってあまりある加速力を持っています。
 あと、エアウルフのホワイト・ファング。ここには去年も手を焼かされましたからね。今年も苦戦させられそうですよ。
 天羅のケルベロスとハヤテ・グランプリのカーマイン・レイについてはデータ不足ですね。
 ケルベロスの方は、またロジャーの気まぐれでしょう。あの人は、気分が乗らないとマシンに触ろうともしませんから。
 問題は、カーマイン・レイですね。
 マシンスペックはかなり高いと思いますよ。ただ、惜しむらくはドライバーがマシンの性能を引き出していないというところですか。
 僕の考えではこんなところですが、どうでしょうね?」
神妙に聞いていた権蔵が顔をあげる。

「今のままでは勝てんということか?」

「勝てないとは言いませんが、難しいところですね。Dシステムを積んだとしても、エアリアルはすでに限界が来ています。
 なにせ、一昨年の終盤から使っていますからね。」
冷静に分析を続ける亮。権蔵も渋い顔をしている。
桂にとってみても、薄々は感じていた。
技術の進歩は早い。
エアリアルはすでに時代遅れの旧形マシンとなりつつある。

「何とかして見せますよ。」
今まで黙り込んでいた桂が、突然口を開いた。

「まだ、今の状態ならエアリアルでもいけます。後は私がカバーしますよ。」

「しかし・・・」
亮が反論しようとするが桂はそれを遮る。

「レースはマシンがすべてじゃありません。私だってドライバーのはしくれです。マシンで足りない部分はドライバーが補っていけばいいんです。」
そう言って椅子から立ち上がる。

「エアリアルのセッティング、お願いします。」
桂はそのまま、ピットの外に出ていく。
少し、散歩でもしたい気分だ。
98年07月09日:16時39分13秒
ロジャーについて / tomy
皆さん賛成のようなので、ロジャーは七御先にいたということにしましょう。しかし七御先の監督さん、昨年まではロジャーとフレアを扱うのに地獄だったんでしょうね(超核爆)

RWAKさんへ
>うーん。てことは、アルとは移籍早々大喧嘩をやらかしたと言うこと?
大丈夫。ロジャーはマシンより命より速く走ることを優先する奴なので、アルとは共存できないタイプですから。

御影さんへ
>・・・でも、ロジャーの場合、辞めさせられる前に
>自分から辞めるような気もするんですけど・・・。
>「何い! この俺をクビにするだと!
> 上等だ、こんなチームこっちから辞めてやらぁ!」
ありそうですね。ただ言い出すのはやはりチームの方でしょう。ロジャーを走らせる為には豊富な資金と、メカニックの超過労働が必要なので(爆)

りるさんへ
>#多分フレアとロジャーは性格的に見て結構気が合うと思うのですが
>・・・よくマシン壊すし(笑)
僕もあの二人は同類だと思いますね。空気のような関係だと想像します。

>#やっぱりフレアはロジャーにも手を出していたんでしょうかねぇ、
>両刀使いだから(笑)。
むしろ2人で一緒にナンパしているシーンが頭に浮かぶのですが(爆)
98年07月09日:15時43分50秒
閑話休題 / りる
「おう、リデル、えらい早いじゃないか。もう食わせ終わったのか?」
余りにリデルがピットに戻ってくるのが早かったため、親父っさんはそうリデルに聞いた。

「え?え、ええまあ・・・。」
そう言ってリデルは軽く目をそらすと、
「あ、そ、そうや、マシンの整備に行かんと・・・」
そそくさとまた出ていった。

「・・・また何かしたな、あいつ。」


#やっぱりフレアはロジャーにも手を出していたんでしょうかねぇ、両刀使いだから(笑)。

>じゃあ、やっぱりロジャーもフレアに振り回されていたクチですか(笑)?
#多分フレアとロジャーは性格的に見て結構気が合うと思うのですが・・・よくマシン壊すし(笑)。どうでしょ?>tomyさん、御影さん
98年07月09日:12時51分25秒
利奈の年齢 / RWAK(会社より)
私は、それよりもまゆと利奈が同い年だということにショックを受けています。>翔が16歳
 
まあ、外見上からは絶対にそうは見えないでしょうけど。(苦笑)
 
利奈の年齢を知った時の皆の反応が楽しみだなあ・・・・・・
98年07月09日:12時50分49秒
あっちゃー!? / 御影
すいません、名前と題名逆に書いちゃいました。
特に意味はありませんので、みなさん、気にしないでくださいね。(笑)
98年07月09日:12時46分40秒
御影 / RE:ロジャーのこと


>いっそ七御先に居た事にしていいですか?
そうですね。そっちの方がおもしろそうですね。そうしましょう。
じゃあ、やっぱりロジャーもフレアに振り回されていたクチですか(笑)?
そうすると、ロジャーの代わりとして桂がドライバーになったという事ですか。
ををっ、なんか綺麗につじつまがあっていてうれしい(笑)。

・・・でも、ロジャーの場合、辞めさせられる前に自分から辞めるような気もするんですけど・・・。

「何い! この俺をクビにするだと! 上等だ、こんなチームこっちから辞めてやらぁ!」

・・・みたいな(笑)
どうでしょう、tomyさん?

98年07月09日:11時41分23秒
翔とまゆの年齢 / tomy
が〜ん、翔は実は16歳だったのか〜!先入観のせいか、気付きませんでしたm(__)m
すると、まゆも『もうするぐ17歳』にするべきか?
でも16歳だとすると晶より年上になるから、翔は最年少ドラバーじゃないんですね。
いっそ間をとって15歳にしませんか?>ぺぇさん
98年07月09日:02時39分54秒
利奈&アル / RWAK
「まったく、す〜ぐお姉さんぶるんだもんなぁ・・・」
「くすくす、でもまゆさん、いい人ですよぉ。」
 二人の様子を見て、ほほえむ利奈。

「あら? まゆちゃんはお姉ちゃんって言わないのね?」
 宇都木オペレーターの素朴な疑問。
「えへへ、利奈にはもうお姉ちゃんがいるんです。」
 どことなく嬉しそうな、利奈の答え。
「?」
 不思議な利奈の答えに、二人は顔を見合わせる。
  二人がどういう事か聞こうとしたときだった。
「みんな〜、ミーティングの準備できたよ〜」
「はーい。」
 パタパタパタ・・・・・
  利奈はさっさといってしまう。
 
「どういうことかしら?アルフレッドさんには子供は一人しかいないって聞いたけど?」
 
  噂をすれば影が差す。
  そこへちょうどアルフレッドが現れた。
「ん? どうしたんだ?」
 
  アルから、翔へ
 
 
#皆さんもうおわかりですね。
#利奈の「お姉ちゃん」とはあのひとです。(笑)
98年07月09日:01時34分01秒
橘 まゆ / tomy
「え〜と、監督がコーヒーで愛美さんがレモンティだったよね。あの子はホットミルクでいいかな?」
各人の好みにあわせてドリンク、軽食などをセッティングする まゆ。

「みんな〜、ミーティングの準備できたよ〜」
準備が終わるとともにチームの皆を呼び寄せる。

橘まゆからハヤテグランプリのみんなへ
98年07月09日:00時46分28秒
夢を継ぐもの / RWAK
 監督が出ていった後も、アルは動くことが出来なかった。
 
 
歩んだ道こそ違え、自分と同じ夢を持った男達。
  長い時を経てなお、失せることのないその夢の輝き。
  その輝きがアルを魅了していた。
 
 
  両の手をそっと広げてみる。
 
  手の中に、ずしりとした重さを感じる。
 
  それは、男達の夢の重さ。
 
  そして、自分の背負うべき夢の重さ。
 
 
(ナギサワ博士、やってみせます。私は、カーマイン・レイを貴方の息子さんの最高のパートナーにして見せます。)
 
 
  きびすを返して歩き出す。
 
 
(コージ、今度おまえに会うときは、胸を張って会えそうだ。)
 
  そう、亡き友に語りながら。
98年07月09日:00時36分06秒
芦屋 祐介 / Karma
 「さてと、そろそろ戻りますかね。予選も始まる時間になりつつありますし。」
 煙草をそばの灰皿で揉み消してつぶやく。
 
 (今回のデータからはまだ≪カーマイン・レイ≫は問題になるマシンではない。)
 (彼の理論だとドライバーがある程度成長しないとすべての性能を使えないはずですからね・・・)
 (さて、あそこのドライバーがどれほどのものかは今からわかるでしょうね・・・)
 ピットの方に歩いて行く。
98年07月09日:00時32分29秒
凪澤翔 / ぺぇ
「はい。それじゃ、わたし準備を手伝ってきます。じゃ、かける『お兄ちゃん』、利奈ちゃんのこと頼んだよ。」

「また僕を子供扱いしたな、まゆ!!」

口を尖らせるが、まゆは知らぬ顔。

「まったく、す〜ぐお姉さんぶるんだもんなぁ・・・」


#実は翔君は16歳なんですね。
#で、まゆちゃんは14歳。
#リアリティを持たす為に年齢上げたのが裏目に出たかな?
#年齢下げましょうか? tomyさん。
98年07月09日:00時07分17秒
熱き勇者達の挽歌 / ぺぇ
「・・・・・その方法を、教えていただけませんか?」

アルのその問いに、監督は目を閉じて、静かに語り始めた。

「昔、まだ天羅フォ−ミュラ−が開催されて間無しの頃、 世界最速のマシンを夢見た若者が3人いた。
全てにおいて秀でていたリ−ダ−と、シャ−シ−のエキスパ−トとSSAIのエキスパ−ト。
彼らは寝てもさめても、ただ、ただ速く走るマシンの開発にその情熱を燃やした。
彼らの所属していたチ−ムは、今の我々より経済的に苦しく、マシンの開発も非常に困難だった。

だが彼らの夢が現実となる日が近づいた時、その3人の意見に食い違いが生じた。
そのマシンは速かった。
他のどのマシンより、いや、現在のマシンとも対等に張り合えるくらいに、な。

だがそのマシンに乗ったドライバ−はみんな、重傷を負った。
そのマシンのありあまる機動力のツケが全てドライバ−に跳ね返り、再起不能となる者まで出た。

その速さは、ドライバ−の生命を代償として得られたものだったのだ。

リ−ダ−と、残りの2人は対立した。
2人は基本思想の練り直しを訴えたが、リ−ダ−は受け入れなかった。
マシンはただ速くあればよい。
いついかなる時でも最高速で走り、そして走れるようにAIが必要最低限管理する。
ドライバ−はマシンにチェッカ−をうけさせる為だけに存在すればよい。
それがリ−ダ−の思想であった。

そして、弱小チ−ムでは巨額の開発費をかけたそのマシンの導入を今更取りやめる訳にもいかず、
結果そのマシンはグランプリを走った。

チ−ムの期待を裏切ることなく、そのマシンは勝った。
開幕から4戦連続ポ−ル・トゥ・ウィンという輝かしい成果を挙げた。
だが前人未踏の5連続優勝を果たしかけたその時、悲劇は起こった。
二位とのタイム差40秒で優勝は目前、ファイナルラップ、最終コ−ナ−で、突如マシンは止まった。

エンジンにも、タイヤにも、マシンのどこにも異常は無かった。
パイロットがステアリングを握ったまま、息を引き取っていたのだ。

その事件の直後、2人はチ−ムを去り、自分たちの夢のマシンの開発に取り組んだ。
しかし、それにはどうしてもAIの能力が足らなかった。

その若者達が目指した理想のマシンは、当時にしては先進的なマルチブ−ストを搭載し、
瞬間最大時速650Km/hを可能としたものだった。
そしてドライバ−の負担を最小限にするために、考え得る限りのハイテクを搭載した。

だが理想とするAIが完成しなかった。
その当時の最新技術をもってしても、マシンを完全に制御できはしたが、
ただそれだけで、先のマシンとなんら変わるところはなかった。

彼らの夢の実現には、ドライバ−と共に自らもレ−スを考え、ドライバ−と共に歩んで行ける。
そして時と場合によってはブレ−キを踏ませることも出来る、本当の人間のパ−トナ−としてのAIが必要だったのだ。

2人はそれぞれの道を究めるべく、別れた。
数年後、自分たちが理想とするAIと、マシンを完成させて再会することを約束して。

そして生まれたのが、レイだ。

アレは通常のAIとはまるで別物なのだ。
AIと呼ぶことにさえ疑問を感じるくらいにな。

レイは13基のブ−ストと搭載された様々なハイテク機器を完全に制御でき、
マシン、ドライバ−に対する適切なアドバイス、ケア、フォロ−を行うことが可能だ。
すべてはレイがいなければ実現不可能な夢物語なのだよ。
凪澤護・・・レイの生みの親であり、我が親友であり、偉大な科学者だよ・・・」

その時、監督の腕時計から電子音が発せられる。
腕時計の横のスイッチを押すと、アンテナが伸びる。

「私だ。」
『監督、宇都木です。そろそろお時間です。翔君も帰ってきました。』
「わかった、すぐ行く。」

再びスイッチを押すと、アンテナが縮む。

「つまらない話を長々としてしまってすまない。
例の装置の話は、レ−スが終わった後にゆっくりとしよう。」


#御影さん忍さんの件はもちろんOKです。
#父親については、こんなカンジです。
#もう少し後で書くつもりでしたが、ちょうどいい機会だったので。
#ハイテクについてはだいたい決めてますが、早い内からバラしても面白くないかな〜とか思ったりして(^^
98年07月08日:23時45分40秒
訂正 / ぺぇ
マシン名が蒼龍ではなく、蒼雷でした。
すいません。
ドラゴンってとこからの単純な思いこみミスです。
98年07月08日:23時38分09秒
キャラ紹介 / ぺぇ
名前:石清水 翼
年齢:19歳
性別:女
身長:165cm

○因縁
恋愛:マシンへの愛情(中級)
感情:女だからって、甘く見ないでよ!!(中級)
目的:自分の整備したマシンを優勝させる(中級)

○背景
あまり自分の事は喋らないので、詳しいことは誰も知らない。
だが、女ながらにメカニックとしての腕は一流。
性格は明るく勝ち気で、思ったことがすぐに口に出るタイプ。
機械が大好きで、異常なまでの愛情を注ぐ。

98年07月08日:23時18分54秒
四龍ピット / ぺぇ

「いいか、ここまで来たら俺達は勝たなきゃご飯が食べられないんだ。」

「あ〜、やだなぁ・・・これだからサラリ−マンは・・・」

そうぼやきながら、マシンの影から1人の女性が顔を覗かせた。

彼女の名前は「石清水 翼」
ライトニングドラゴンのメカニックの1人だ。

少し大きめの純白のつなぎに、右手には大きなスパナを持っている。
髪は漆黒でショ−トカット。
真っ赤な帽子を後ろ向きにかぶっており、活発そうな印象を受ける。

「ま、ボクはマシンをいじれれば、それでいいけどねぇ〜☆」

そう言って、蒼龍に頬ずりする翼。
溢れんばかりの愛情の現れらしい。

「ああ蒼龍、キミは美しい。ヘボなドライバ−にケガなんかさせられるんじゃないよ☆」

98年07月08日:22時29分48秒
re:re:ふと思ったこと / RWAK
>ロジャーは今期から天羅レーシングに引き抜かれました。
  ありゃりゃ。そうだったんですか。・・・・確認すると確かにそうですね・・・
  うーん。てことは、アルとは移籍早々大喧嘩をやらかしたと言うこと?
  参ったな、こりゃ。・・・・ん?
 
 
>いっそ七御先に居た事にしていいですか?
  私はこれに賛成です。これならフレアとのからみで利奈がロジャーに会う機会もあっただろうし。
98年07月08日:18時57分28秒
re:ふと思ったこと / tomy
僕もすぐ忘れちゃうんだけど(自爆)、ロジャーは今期から天羅レーシングに引き抜かれました。だから、利奈ちゃんと仲良くなれる時間があったかは微妙なとこです。
しかし、ロジャーは去年まではどこに所属してたんだろう?いっそ七御先に居た事にしていいですか?(爆)あんまりマシンを壊すので、最終戦を前にクビになったとか(核爆)>御影さん、りるさん
98年07月08日:18時06分38秒
ぺぇさんに質問です。 / 御影

桂のお兄さんの忍のことなんですが、翔君のお父さんと昔知り合いだったという設定にしてもよろしいでしょうか?
昔は彼のお父さんのしたでスタッフとして働いていて、
2年ほど前に七御先に引っこ抜かれたという設定にしようかなぁ・・・なんて考えているんですけど。
いかがなものでしょうか?
98年07月08日:16時48分19秒
リデル・フェリア・ローランド(ああ長い) / りる
「・・・おい、リデル。こいつ腐らせるのは勿体無いからフレアに食わしとけ。」
そう言って、親父っさんは弁当をリデルの方に放り投げる。
「ほいな。」
リデルはそう言って弁当を受け取った。
「それじゃ、行くか、桂。」

親父っさんがピットに入ってしまうのを確認すると、リデルはフレアに向き直りニヤリと怪しい笑みを浮かべた・・・
98年07月08日:16時25分47秒
六堂 桂 / 御影


「で、どないしたんや、えらい機嫌ええやんか。なんぞええことでもあったんかい?」
珍しそうな顔をして、リデルが桂に問いかける。

「ええ、先程、忍兄さまがいらっしゃっていたんです。」
二人とも何かと忙しく、桂が忍と会うのはかれこれ三ヶ月ぶりのことだった。

「おう、桂。戻ったか。」
奥から親父っさんがでてくる。

「はい、遅くなりました。」

「予選までまだ時間はあるんだ。もう少しゆっくりしてくりゃよかったのに。」

「そうしたいのはやまやまですけど、まあ、また会えますから。」
そう言って少し、寂しそうに笑う。
大人びた言動をとっていても、桂はまだ十九才。
特にお兄ちゃんっ子の桂にとって、また長い間忍に会えなくなるというのは、やはり少し寂しいのだろう。

「まあ、戻ってきたのなら、それはそれで丁度いい。ちょっと来てくれ。」
そう言って権蔵は、ピットの奥にあるコンピュータのところに向かう。
と、その目が机の上にある一つの仕出し弁当に止まる。

「・・・おい、リデル。こいつ腐らせるのは勿体無いからフレアに食わしとけ。」
そう言って、弁当をリデルの方に放り投げる。


親父っさん から リデルへ
98年07月08日:15時40分31秒
どつき漫才(?)その1 / りる
「只今戻りました。いきなり何ですか?真っ昼間から星に八つ当たりなんかして。」

ふと気づくと、リデルの背後ににこにこ顔の桂が立っている。
何か良いことでもあったのだろうか。
彼女がフレアに話しかける事自体滅多にないというのに、今は彼女は笑顔でフレアと向き合っている。

「聞いてよぉ、リデルがね、あたしにお昼ご飯食べさせてくれないんだよぉ。」
嘘泣きなのか、それとも本当に泣いているのかは判らないが、とにかくフレアは涙目で桂に訴えた。
とりあえず今は彼女が上機嫌な理由はどーでもいいらしい。

「あんたのせいやろーが。勝手に人のせいにすな!」

すぱーん!!

リデルは、何処からともなく取り出した書類の束でフレアの頭ををひっぱたいた。
「リデルちゃん痛い・・・」
「やかまし。」
一言でフレアの文句を切って捨てると、リデルは桂の方を振り返った。

「で、どないしたんや、えらい機嫌ええやんか。なんぞええことでもあったんかい?」


リデルから六堂 桂へ
98年07月08日:14時03分33秒
RWAKさんへの返答 / りる
他人からは、「破壊神」とか、「トラブルメーカー」とか、「頭のネジをどっかに置き忘れてきた危ない奴」とか言われて 多少(?)距離を置かれるフレアちゃんですが、
(今現在)親友のリデルと利奈ちゃんにだけは(多少ふざけが入ったりするものの)とても普段の彼女からは想像もできないくらい真面目に話します。

ただ単に利奈ちゃんがフレアの守備範囲に入っていないだけなのか、それとも他の理由からか(意味深)、
フレアは利奈ちゃんの前では優しい(あと面白い)「お姉ちゃん」に なるのです。

RWAKさん、できればそのように進めて下さい。利奈ちゃんにだけは(多分)手ぇ出すつもりはありませんから(笑)。
98年07月08日:10時30分21秒
橘 まゆ / tomy
「いったーい・・・・」
「ご、ごめんよ・・・ケガはないかい?」

「大丈夫? もう、かけるってば、ドジなんだから」
台詞の前半は少女に、後半は翔に向けた言葉だ。

「だ、大丈夫です。ゴメンなさい、利奈、ボーっとしちゃって・・・・」

「気にしなくっていいのよ。悪いのは周りを見ずに走ってるかけるの方なんだから。」
自分に責任の一端が有ることには気付いていない まゆ。

「あの、ハヤテ・グランプリのピットってどこですか? 利奈のお父さんがそこにいるんですけど、利奈、迷子になちゃって・・・・」
「え? ハヤテグランプリは僕たちのチ−ムだけど・・・。君は・・・?」

「うん、うちのチームだよ。」
翔の言葉に頷いて同意する。

「はじめまして! カケル=ナギサワさん。利奈=ローレンシュタインって言います!あの・・・・カケルおにいちゃんって、呼んでいいですか?」

「「お、お兄ちゃん!?」」
思わずハモッてしまう翔とまゆ。

「あ〜、え〜と、その、利奈ちゃんだっけ? いいよ、そう呼んでくれて。よろしく、利奈ちゃん。」
「うん! よろしくね、カケルお兄ちゃん!」

(甘えんぼさんの かけるがお兄ちゃんねぇ…。ま、かけるの成長には、いい起爆剤かもね。)

「ね、お兄ちゃんたちのピットに案内して! はやくはやくぅ!」
そう言えばまだ自分が自己紹介してないことに気付く。
「ううっ、わたしまだ名乗ってないのに、それはないよ〜。」
ちょっとオーバーに拗ねた振りをする。
「わたし、橘 まゆっていうの。よろしくね、利奈ちゃん。」
すぐに元の調子に戻って、走りながら利奈に自己紹介する。

「たっだいまぁ〜」
「愛美さん、遅くなってすいません。」
「ああ、翔君にまゆちゃん。待っていたのよ。もうすぐミ−ティングの時間よ。」

「はい。それじゃ、わたし準備を手伝ってきます。じゃ、かける『お兄ちゃん』、利奈ちゃんのこと頼んだよ。」
そう言うと、まゆは二人を残してミーティングの準備(コーヒーを注いだり、軽食を運んだり)を手伝いに行った。
98年07月08日:07時00分40秒
ふと思ったこと / RWAK
 利奈は設定上、幼いときからピットに出入りすることが多かったと思っています。
  ですから、他のドライバーと面識が多少はあるのではと思ったんですが・・・・
 
  面識があるのは天羅と九津見位ですね。後は新規参入だから。
 
  ロジャーとは、父親と違って仲が良かったと思います。で、父親と仲が良くても「皇帝」には怖くて近づけなかった。
  九津見の方は・・・・桂とは仲が良かったと思います。
  問題はフレアのほう。「やさしい」お姉ちゃんと思っていたのか、「怖い」(笑)お姉ちゃんと思っていたのか、どっちなんでしょ?
 
  りるさん、どっちがいいですか。お好きな方にしますんで。
98年07月07日:23時58分28秒
宇都木オペレ−タ− / ぺぇ

「まゆちゃん、遅いわねぇ・・・」

カ−マイン・レイのシ−ト上で、ハヤテグランプリのオペレ−タ−宇都木愛美は溜息をついた。
レイの教育をしているところである。

『あと10分でミ−ティング開始の時間だ。カケルはまだ戻らないのか?
おっと、その答えは”さわらぬ神に祟り無し”だな。』
「正解。しかし、どこ行ったのかしら・・・」

「愛美さん、遅くなってすいません。」

そう言って、翔がピットへと入ってくる。

「ああ、翔君にまゆちゃん。待っていたのよ。もうすぐミ−ティングの時間よ。」

そう言って、シ−トから立ち上がる。
そしてもう1人、見知らぬ少女に気がつく。

「あら、その娘は?」
「え? 愛美さんの子じゃないんですか?」
「ばかね、そんな訳ないじゃない。」
微笑みながら、コツンと翔の額を小突く。

「可愛い子じゃない。翔君の彼女?」

と、小声で翔に囁く。

「な・・・違いますよ、からかわないで下さい!!」

思わず大声になる翔。
耳の先まで真っ赤になっている。

「彼女は利奈=ローレンシュタイン。ハヤテにお父さんがいるらしくて・・・」
「ロ−レンシュタイン? ああ、アルフレッドさんの娘さんね?
お父さんは今、監督と重要な話をしてるわ。だからもう少し待ってね。」


#どんどん表舞台に出てしまう〜
#名前はさんざん悩んだんですけど・・・・(T_T
98年07月07日:16時55分51秒
六堂 桂 / 御影


「お、お星さまなんか、大っ嫌いだーーーっ!!」

ピットに戻った桂を出迎えたのは、そんなフレアの叫びだった。

(おや、気が付いたんですね。)
普段ならピットに入るのをためらうところだが、久しぶりに忍との食事を楽しんだ桂は上機嫌でピットに入った。

「只今戻りました。いきなり何ですか? 真っ昼間から星に八つ当たりなんかして。」


六堂 桂からフレア、リデルへ

98年07月07日:16時16分10秒
放せ〜 / りる
「ちょっとー!放しなさいよー!なんであたしが縛られないといけないのよー!!」
目を覚ますなり、じたばたもがき出すフレア。しかし、リデルが結んだ縄はフレアが暴れてもびくともしない。
「おや、起きよったか。」
振り向くと、リデルが木箱に腰掛けて弁当を食べている。

「リデル〜!あんただね、あたしをこんな目に合わせたのは!」
「しゃあないやん、親父っさんの命令なんやし。だいたい縛られるような理由作ったのはあんたやろ?」
「知らないわよ、そんなの。なんで桂ちゃん追っかけた位でこの仕打ちなわけ!?」
「その桂を追っかける時に起こる騒ぎが問題なんや。」
リデルはジト目で続ける。
「まだ今回はそこまで騒ぎが大きゅうならんかったから良かったわ。前回なんか他のチームのドライバーと喧嘩になってもうたし・・・あん時喧嘩の仲裁に入ってえらい目に会うたのはいったい誰のせいやったかなぁ。なあ、フ、レ、ア!?」
「い、いいじゃない、そんな過去のことをいつまでも・・・あ、そ、それよりさ、あたしのお昼ご飯は?」
旗色が悪くなったフレアは話題を逸らすことを試みた。
このままこの話題を続けても無意味と思ったリデルは、その問いに対して即答した。

「ない。」
「へ?」
「だから、あんたの分の昼飯は、ない。」

ひょぉぉぉぉ・・・(風の音)

「な、なんでよぉ!なんであたしの分のお昼ご飯がないわけ!?」
たっぷり30秒は硬直したフレアは、気がつくなりそうまくしたてた。
「親父っさんの命令や。今度から騒ぎを起こすたびに飯抜きなんやて。」
あくまで冷静にリデルは答える。

「そ、そんなぁ・・・」
涙目になったフレアは、空に向かって絶叫した。

「お、お星様なんか、大っ嫌いだぁ〜〜〜〜っ!!」


「星は出とらんで。」
冷静に突っ込むリデル。その手もとの弁当は、既に食べ終えていた。


「・・・ごっそうさん。」
98年07月07日:03時16分26秒
利奈 / RWAK
「あ〜、え〜と、その、利奈ちゃんだっけ? いいよ、そう呼んでくれて。
よろしく、利奈ちゃん。」
 
  翔の答えに、再び満面の笑顔を浮かべる利奈。
 
「うん! よろしくね、カケルお兄ちゃん!」
 そう言うやいなや、翔の手を取る利奈。
 
「ね、お兄ちゃんたちのピットに案内して! はやくはやくぅ!」

  利奈から、翔、まゆへ
98年07月07日:03時05分06秒
驚愕のアル / RWAK
「あるんだよ・・・ドライバ−に多大な負担をかけなくてすむ方法が。」
 アルの不安を見抜いたかのような監督の言葉。
 
  しかし、アルが驚いたのは自分の心を見抜かれた事に対してではなかった。
 
  インターセプト・ブースト使用時にレーサーにかかるG。
  それからレーサーを守るすべがあるというのだ。
 
  自分が興奮しているのがわかる。
  自分の追い求めていたものが、今、手の届くところにある。
  だが、今はそれが真実かどうかを見極めなければならない。
 
  アルは、出来るだけ平静を装って声を絞り出す。
  それでも、声が震えているのがわかる。
 
「・・・・・その方法を、教えていただけませんか?」
98年07月06日:22時06分41秒
なんてこったぁ!! / ぺぇ
送信者と題名が逆でごじゃる〜
みんな、気にしないでねん(^^

98年07月06日:22時00分42秒
ぺぇ / ハヤテグランプリ・モ−タ−ホ−ム

「やります。いえ、やらせてください!」

「そうか、やってくれるか!!
アレを第9戦から導入しようと計画していたのだが、いかんせん人材不足でね。助かるよ。」

本日2度目の握手をガッシリとかわす二人。

「そこで、ここからが本当の重要な話になるんだ。
すまない、君がOKしてくれると信じてはいたが、やはり最重要機密なのでね。

おそらく君はドライバ−への負担を懸念しているのだろう?

確かに、ブ−ストの数を増やせばマシンは速くなる。
今年のグランプリでもマルチ・ブ−ストを導入したチ−ムも少なくない。
だが現行のSSAIでは、せいぜい9基のブ−ストのコントロ−ルが限界だ。
外的要因をリアルタイムで演算し、パワ−マネ−ジメントを行うことは
SSAIに多大な負荷をかけることと同義だからな。

そしてドライバ−への負担。
それは時として死を招くことすらある。

あるんだよ・・・ドライバ−に多大な負担をかけなくてすむ方法が。」

そう言って、ニヤリとする監督。

98年07月06日:21時54分06秒
凪澤翔 / ぺぇ

「お、お兄ちゃん!?」

すっとんきょうな声をあげる翔。

見知らぬ少女に突然そう言われれば、困惑するのも無理はない。
そして、常に弟というポジションにいた自分。
兄と呼ばれることに少なからず違和感を覚えたことも手伝っているのだろう。

”ど・・・どうしよう・・・”

まゆに救いを求めるべく視線を移すが、心なしか怒ってるようにも見える。
恐らくは翔の思いこみなのだろうが。

「あ〜、え〜と、その、利奈ちゃんだっけ? いいよ、そう呼んでくれて。
よろしく、利奈ちゃん。」
98年07月06日:19時01分16秒
六堂 桂 / 御影


「あの・・・親父っさん。何も縛り付けなくても・・・」
マシンの陰に隠れていた桂はそう言いながら、リデルによってマシンのシートに拘束されつつあるフレアを眺めていた。
なかなか手慣れたものだ。
まあ、サーキットで騒ぎを起こすたびに縛り付けていれば嫌でもなれてしまうだろうが・・・。

「ほっといてまた騒ぎを起こされるよりましだ。」
権蔵はぶっきらぼうに、しかしきっぱりと言い放つ。

「まあ・・・そりゃ、そうですけど・・・」

「そう言やぁお前、さっき何処行ってたんだ? モーターホームに電話してもいなかったが・・・」

「ああ、ホームの近くで凪澤さんと話してたんですよ。」
と、近くにあったパイプ椅子に腰掛ける。

「凪澤? 誰だ、そりゃ?」
眉を潜めながら聞いてくる。

「凪澤? ハヤテ・グランプリの凪澤 翔かい?」
不意に後ろから声がかかる。
振り向くとそこには、一人の男が立っていた。
歳は20代中頃だろうか。どことなく桂に似ている。

「忍兄さま。どうしてこんな所に?」
桂は顔をほころばせながら立ち上がり、兄と呼んだ男、六堂 忍(りくどう しのぶ)の所へと小走りにかけていく。

「出張ついでに応援に来たんだよ。さっき言ってた凪澤っていうのはハヤテ・グランプリのドライバーだろ?」
同じことをもう一度繰り返す。

「そうですけど、どうしてご存じなんですか?」

「彼ではなくて、彼のお兄さんとお父さんを少し知っているんだよ。」
そう言いながら、猫を撫でるように桂の頭を撫でる。

「そういやぁ忍君、エアリアルのDシステムの方はどうなんだ?」
親父さんが聞いてくる。
「問題ありません。開発は順調に進んでいますよ。次のレースには使えるようにするつもりです。」

「そうか。なるべく早く仕上げてくれ。桂もあれになれておく必要があるからな。」

「判っていますよ。」
そう言って、軽く微笑む。

「さて、桂。昼はもうすませたのかな? まだなら一緒に何か食べようか。」

「はい! 親父さん、行ってきます!」
桂は嬉しそうに答えると忍と一緒にドライバーズホームへと向かう。



#新キャラとして桂のお兄さんをだしてみました。
#実は、桂ちゃんはお兄ちゃんっ子なんですねぇ(笑)

98年07月06日:19時01分16秒
六堂 桂 / 御影


「あの・・・親父っさん。何も縛り付けなくても・・・」
マシンの陰に隠れていた桂はそう言いながら、リデルによってマシンのシートに拘束されつつあるフレアを眺めていた。
なかなか手慣れたものだ。
まあ、サーキットで騒ぎを起こすたびに縛り付けていれば嫌でもなれてしまうだろうが・・・。

「ほっといてまた騒ぎを起こされるよりましだ。」
権蔵はぶっきらぼうに、しかしきっぱりと言い放つ。

「まあ・・・そりゃ、そうですけど・・・」

「そう言やぁお前、さっき何処行ってたんだ? モーターホームに電話してもいなかったが・・・」

「ああ、ホームの近くで凪澤さんと話してたんですよ。」
と、近くにあったパイプ椅子に腰掛ける。

「凪澤? 誰だ、そりゃ?」
眉を潜めながら聞いてくる。

「凪澤? ハヤテ・グランプリの凪澤 翔かい?」
不意に後ろから声がかかる。
振り向くとそこには、一人の男が立っていた。
歳は20代中頃だろうか。どことなく桂に似ている。

「忍兄さま。どうしてこんな所に?」
桂は顔をほころばせながら立ち上がり、兄と呼んだ男、六堂 忍(りくどう しのぶ)の所へと小走りにかけていく。

「出張ついでに応援に来たんだよ。さっき言ってた凪澤っていうのはハヤテ・グランプリのドライバーだろ?」
同じことをもう一度繰り返す。

「そうですけど、どうしてご存じなんですか?」

「彼ではなくて、彼のお兄さんとお父さんを少し知っているんだよ。」
そう言いながら、猫を撫でるように桂の頭を撫でる。

「そういやぁ忍君、エアリアルのDシステムの方はどうなんだ?」
親父さんが聞いてくる。
「問題ありません。開発は順調に進んでいますよ。次のレースには使えるようにするつもりです。」

「そうか。なるべく早く仕上げてくれ。桂もあれになれておく必要があるからな。」

「判っていますよ。」
そう言って、軽く微笑む。

「さて、桂。昼はもうすませたのかな? まだなら一緒に何か食べようか。」

「はい! 親父さん、行ってきます!」
桂は嬉しそうに答えると忍と一緒にドライバーズホームへと向かう。



#新キャラとして桂のお兄さんをだしてみました。
#実は、桂ちゃんはお兄ちゃんっ子なんですねぇ(笑)

98年07月06日:16時35分07秒
今更新キャラ(その2) / りる
名前:リデル・フェリア・ローランド
年齢:20歳
性別:女
身長:170cm

○因縁
恋愛:マシンへの愛情(上級)
感情:新しい物好き(中級)
感情:常にマイペース(初級)

○背景
七御先フォーミュラのピットクルー。主にフレアの乗機を整備する。
怪しい関西弁と牛乳瓶底メガネが特徴。ちなみにメガネを外すと美人というのはお約束(笑)。
他のチームが開発した新しいパーツをみると、触ってみたくなるという癖を持つ。
密かにフレアよりナイスバディである。
98年07月06日:16時15分06秒
フレア・ナイトメア / りる
「たっだいまー、桂ちゃんいるー?」
ピットに返ったフレアの第一声がこれ。そして、それを出迎えたのは・・・

「この、馬っ鹿者がぁーっ!!」

額に青筋浮かべた親父さんの怒りの鉄拳だった。
完っ全に頭の中のメモリーからデリートされていた人物からの不意打ちであったので、その一撃はフレアの後頭部を確実に捉えていた。

「きゅう」
その場に音もなく崩れ落ちるフレア。

「だいたいお前は・・・ん?おいこら、聞いてるのか、フレア!?」

聞いてません。

「むう、気絶してしまったか・・・ふむ、かえって好都合かもしれん。」
そう言うと、丁度入ってきたピットクルーに指示を出す。

「おい、リデル、こいつをマシンのシートに縛り付けておけ。このまま放っておくと何をしでかすか分からんからな。」
「はいなー。」
リデルと呼ばれたクルーは苦もなくひょいとフレアを担ぐと彼女のマシンの方に向かって行った。

「やれやれ、あいつにも困ったものだ・・・もう出ていいぞ、桂。」


フレアから六堂 桂へ
98年07月06日:12時58分11秒
ホワイト・ファングを抜いたことについて / 御影

7月4日のジョニーさんの書き込みを見てはじめて気が付いたのですが、エアリアルがブースとをかけたホワイト・ファングを追い抜いたとか・・・。
これは、私の書き方が悪かったせいです。
結論から先に申し上げます。
私は、エアリアルがホワイト・ファングを追い抜いたとき、ホワイト・ファングはブーストをすでに切っていると思っていました。
ホワイト・ファングがブースターを使ったのは第一コーナーを抜けた後。
エアリアルはコースを約1周した後の最後のストレートでブースターを起動したつもりでしたので、ホワイト・ファングのブースターはすでに切れているものと思っていました。

私の書き方が悪かったせいで皆さんには間違った情報を与えてしまい、特に狂兵さんには不愉快な思いをさせてしまいました。
大変、申し訳ありませんでした。
天羅万象掛け合い:激走編ログ / TRPG.NETホームページ / Web管理者連絡先