天羅万象掛け合い:暴走編 LOG 013

天羅万象掛け合い所:暴走編の1999年01月11日から1999年03月02日までのログです。


99年03月02日:02時12分16秒
浅月忍 / RWAK
「あんまり恐い顔してると可愛い顔が台無しよ、焦ったってしょうがないんだし、それにまだまだ先は長いわよ」
「そう、ですか?」
コップにつがれた酒を飲みながら受け答えする忍。
無意識にしかめ面になっていた顔に手を当てる。
顔が熱い。
「ちょっとひかっかったのは確かですね。
 なんか、純君がどっかへいっちゃいそうで・・・」
思考に霧がかかる。
「変、ですよね?別に恋人とかそう言うわけじゃないのに・・・
 やきもち妬いてるみたいで・・・・」
(あれ?私、なんか変?)
酔いが回った、と言うことにはまだ気がついていない。


#ちょっと酔わせてみました。
#当初の予定通り、「女の子モード」入りました。<忍
99年03月01日:02時59分23秒
Re:酔った若葉は / SYN
 了解です。
 
 いまだ外道推進本部には所属していない私ですが、「眠ってしまう」というのはとても魅力的なプランに思えます。
99年02月28日:00時38分32秒
酔った若葉は / Dr.李
 一応、べらんめぇに拍車がかかるとなってますが、
 変更するかも知れません。
 
 外道作戦司令部としては眠ってしまうというオプションをとれと毒電波が命令してます。
99年02月25日:23時30分10秒
いけない相談/斜六 / SYN
「お酒なんてのんだ事ないに決まってるでしょ!!」
 
 おおっ! 姫様がお怒りじゃ。
 怒鳴ったことでさらに酔いが回ったらしい。
 とりあえず聞きたいことは聞けた……のかな? 
「常識的な発言と非常識な発言を同時にするとは
 なかなか分裂しているね、家達君」
 
 そこに突然背後から誠一郎の声がして、『優しく』肩に手が置かれた。
 
「そお? そんなに分裂してる? オレとしちゃあ“いっぱんてき”な対応してるつもりだけど? まぁ、ちょっとばかし自分の願望が混ざってたよーな気もするけど」
 で、誠一郎からは『警告』が発せられた。
 とはいえ心配ご無用。こっそりと誠一郎に答える。特に純には聞こえないように。
(聞く余裕無いかな?)
 
「あのカメラじゃ神様だって撮れやしないよ」
 
 ニヤリと笑い、続ける。
 
「メモリはここにある。
 ただ単に、白石君の反応が見たかっただけだよ」
 
 ポケットからちらりとメモリカードを見せる。
 
 そこまで言ったところで、誠一郎もひそひそ声になって、こんなことを言いだした。
 
「処で、追い打ちで飲ませた方が面白い物が見られると思わない?」
 
「そーしたいのはヤマヤマなんだけどさぁ、森野がどんくらい飲めるのかわからんのよ。とりあえずモスコを一気してこの位だから、問題は無いとは思うんだけど、ね?」
 
 悪人笑いを浮かべて囁き返す。
 
「さしあたっては、徐々に、ね?」
斜六より誠一郎へ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 若葉へ反応するのは純君の行動の後にしたいと思います。
 で、李さんに質問。
 
Q:若葉ちゃんは酒を飲むとどうなりますか? 酔ったときの行動をお教えください。
 
 ちなみに斜六は“ハイになる”&“ついつい本音が出る”という予定です。
99年02月25日:19時37分43秒
若葉 / Dr.李
「How did you did,Morino?(ど・う・し・た・の・よ、森野♪)」
 いきなり英語で話しかけられる。
 「はうでぃちゅでぃど???」
 「ん〜? 何よォ、グラスがカラじゃない。ほら、あたしのあげるから♪」
 
 ”・・・How did you dead???
 のまなきゃ殺すっていうことなのかにゃ、いやまさか、いくら帰国子女でも平和な日本で鉄砲持って歩くわけないわ”
 混乱してるなか、斜六の声が聞こえる。
 「森野、前に酒を飲んだことはあるのか?」
「何を?」
「どのくらい?」
 「お酒なんてのんだ事ないに決まってるでしょ!!」
  くらぁ。
 すきっぱらにアルコールは響く。
 ましてや、若葉は酒を飲んだことはないとくる。
 意外な速度で彼女はアルコールに犯されつつあった。
 「ふえ、目が回る・・・。」
 
 そんな若葉に声が聞こえてきた。
 「コレで森野のことを撮ってて欲しい。こんな面白いシーンは滅多に見られないからね」
 
 ”こ・・この馬鹿六ぅぅぅ!!!”
 
99年02月25日:00時55分46秒
誠一郎 / ジョーカー
 (カオスが出現してるなぁ)
 
 隠しカメラの処理を行った後、見物を決め込んでいた誠一郎は
 グラスを傾けながら呑気なことを考えていた。
 
 (明は物の見事に失敗したけど、森野さんは勝手にこけて墓穴掘ってるし。
 春香さんは煽ってるし、ええと浅月さんは青春してるし)
 
 自分で作ってきた料理をもぐもぐとやりながら辺りを見回す。
 
 (こまちは早くも酔ってるし、港野さんも以下同文。…大丈夫かなあの子。
 まぁ悪酔いでは無さそうだから良いか。でもって…)
 
 横を見ると美亜の様子も変。
 明らかな酔眼になっている。
 
 (酔っ払い一名追加と。先に女の子達の方が酔ってるなんて変わってるなぁ。
 この調子だとしっかり家まで送っていってやらないと危ないな)
 
 しばし真面目な顔になって考え込む。誰に送らせるか、誰を送っていくかを
 検討しているらしい。だがすぐに元に戻る。
 
 (終わってみないと誰が動けるかなんて分からないから考えるだけ無駄か)
 
 「ね、まことちゃんも、ちゃんと飲んでる?」
 
 其処にこまちが声を掛けてくる。
 
 「ああ、飲んでるよ」
 
 笑ってグラスを掲げてみせる。
 と、そっちに顔を向けたせいで騒動の中心が目に入る。
 勿論、それは若葉なのだが誠一郎が注目したのはその隣。
 
 「コラ。大町小町」
 「の ん あ る こ ぉ る。って言ったんだけど?」
 
 「おひおひ。(中略)についできてくれるのなら、助かるんだけどね」
 
 「白石君、君にはやってもらいたいことがあるんだ」
 「コレで森野のことを撮ってて欲しい。こんな面白いシーンは滅多に見られないからね」
 
 三面六臂の活躍を見せている家達斜六だ。若葉の窓口にようになって
 三人を捌いている。それを見ていた誠一郎の眼鏡がキラリと光った。 
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 「常識的な発言と非常識な発言を同時にするとは
 なかなか分裂しているね、家達君」
 
 犯罪の教唆を行っていた斜六の背後から突如声が響く。
 同時に肩に『優しく』手が置かれる。いつの間に移動したのか
 誠一郎が其処に立っていた。
 
 「花見の珍事は出席者だけの特典だよ。写真に撮るのは良くない。
 …約束でね、不埒な事をする奴は排除する事になっているんだけど」
 
 口調は穏やかだが重圧が斜六の背中を叩く。
 
 「処で、追い打ちで飲ませた方が面白い物が見られると思わない?」
 
 重圧は瞬時に消え、そんなしれっとした囁きが斜六の耳に届いた。
 
 *勿論若葉には聞こえないように(どうやってだ?)喋ってます。(笑)
 多分、話術でも駆使してるんでしょう。
99年02月24日:02時02分58秒
間違いのお知らせ/PLりょ異 / SYN
「大町小町の場合」「加藤瑠璃の場合」の一行目終わりの方『省略した部分の一つ目です』という文は、『省略した部分の一つです』
 申し訳ありませんが、以上のように変換して読んでください。
99年02月24日:01時39分48秒
白石純の場合/斜六 / SYN
(三つ前の書き込みの省略した部分の一つです)
 
「えっ!森野さん、、今飲んだの、、お、、おさけですかぁ!」
 とか言ってあわててかけよってきた純君に声をかける。気のせいか、到着までの時間がめちゃめちゃ速かったような気がした。
「白石君、君にはやってもらいたいことがあるんだ」
 ウエストポーチのような袋から小振りのカメラを出して純に渡した。
「コレで森野のことを撮ってて欲しい。こんな面白いシーンは滅多に見られないからね」
斜六より純へ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 カメラはまだ、ありますよぉ〜(笑)
99年02月24日:01時34分21秒
加藤瑠璃の場合/斜六 / SYN
(二つ前の書き込みの省略した部分の一つ目です)
 
 そして二番目に対処すべきは、倫理的に危険な発言。
「おひおひ。せめてコップについできてくれよ。さすがにそんなモン飲ませたら、オレか加藤さんのどっちかが森野に蹴られるよ。
 コップについできてくれるのなら、助かるんだけどね」
斜六より瑠璃へ

99年02月24日:01時31分49秒
大町こまちの場合/斜六 / SYN
(一つ前の書き込みの省略した部分の一つ目です)
 
 斜六はまず、一番近くに接近していてなおかつ一番危険な存在(さらに言うと“酔っぱらい”)に対処することにした。
「コラ。大町小町」
 彼女が若葉に差し出したコップを横からかっさらい、匂いをかぐ。
「の ん あ る こ ぉ る。って言ったんだけど?」
斜六よりこまちへ

99年02月24日:01時30分12秒
森野若葉の場合/斜六 / SYN
「えっ!森野さん、、今飲んだの、、お、、おさけですかぁ!」
「………冷水ならあるけど…、要る?」
「ん〜? 何よォ、グラスがカラじゃない。ほら、あたしのあげるから♪」
 あわててかけよってくる者。離れたところから冷静に、バケツの水を飲ませることを提案する者。笑いながら接近してきて、さらに酒を飲まそうとする者。色々な反応があった。
 
 だが、全てを語るにはあまりにも時間がない。それゆえ、森野若葉に対して起こったことを記そう。
 
 色々な反応をさばいた後、斜六はあわてふためく若葉に対し、やつぎばやに質問をする。
「森野、前に酒を飲んだことはあるのか?」
「何を?」
「どのくらい?」
 
 といっても、内心は「大したことにはならないだろうけど、さ」だそうである。
斜六より若葉へ

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 なんか墓穴を掘っているような気がするのは私の気のせいでしょうか?
99年02月24日:00時11分54秒
/ 月夢
 ひんやりと冷たい、ものが頬に触れる感触で明がぼんやりと意識を戻す。
「…うっ…ん〜、気持ちいい」
「起きた?」
 薄く目を開けると瑠璃がこちらを覗き込んでいる、タオルか何かを水に浸して当ててくれているようだ。
(あー、なんか気持ちいししばらく寝てよ)
「これは寝言だよ。むにゃむにゃ」
「…ふ〜ん、そういうつもり?」
 どうも今日は明の冗談は不発らしく瑠璃がバケツを持ち上げる。
(う、やば……)
 きまじめな人間をからかっちゃいけないと言ういい例になろうとしたところを後ろから斜六の声がしてかろうじで瑠璃が思いとどまる。
「だれか、森野にノンアルコールの飲みモン持ってきてくれないか?」
「………冷水ならあるけど…、要る?」
(う、うーーみゅ、今日はなんか祟られてるよーな)
99年02月23日:01時29分43秒
春香 / 月夢
(あらあら)
 取り乱している若葉を横目に戻ってくると険しい顔で忍がグラスを空けている。
(意識していることを自覚するのはいいことだけどね)
 やけ酒になったらまずいかもしれない。
(まあ勧めたのは私だからどうこうは言えないけど)
 ついでに言うとからかったのも春香である。
「はい、持ってきたわよ、若葉ちゃんがあの状況だからあんまり警戒することもなかったかもしれないわね」
 たぶんに不可抗力だろうが異常に苦悩している若葉を見て春香が忍のグラスに注ぐ。
「あんまり恐い顔してると可愛い顔が台無しよ、焦ったってしょうがないんだし、それにまだまだ先は長いわよ」
99年02月22日:23時08分14秒
『酔いどれ天使』 / みだれかわ枕
 さて。
 こうして、一通りの人物がアルコールを口にしたのである。
 普段から酒を飲んでいる者、よく飲むけど酒癖のわるい者、初めて飲んだ者。
 さまざまではあるが、見事に、酔った。
 
 
(三人称単数)
 
 
「うふふふふふふふふ」
 笑いが止まらなくなり始めた、大町こまち。
 感情の歯止めがきかなくなるのは、あいかわらずだ。
「How did you did,Morino?(ど・う・し・た・の・よ、森野♪)」
 若葉が持っているグラスに、目をやる。
「ん〜? 何よォ、グラスがカラじゃない。ほら、あたしのあげるから♪」
 差し出したのは、さっきこまちがジュースと間違えて飲んでしまった、ハロルド自慢の『お飲み物』である。
 こまちと若葉、同じ失敗を同時にやるあたり、けっこう似た者同士なのかもしれない。
「ね、まことちゃんも、ちゃんと飲んでる?」
 差し出しながら、横を見やる。
 アルコールのおかげで靄がかかった視界には、誠一郎と美亜が映っていた。
 中心が誠一郎で、すみっこに美亜。意地でも視界の中央に美亜を入れるつもりはない。
 
 こまちから、若葉、誠一郎へ。
99年02月22日:20時09分18秒
若葉注意報・2 / Dr.李
「森野、大人の階段をかけのぼるのはいいけどさ、“一気飲み”は体に悪いぞ。特に女の子は子供を産むんだから倒れてからじゃ、遅いぞ」
 
 げふぅ!!!
 若葉は内心で血をはいた。
 ”あう、お酒?やっぱりこれはお酒なのね???”
 
 「だれか、森野にノンアルコールの飲みモン持ってきてくれないか?」
 遠くで斜六の声が聞こえる。
 「えっ!森野さん、、今飲んだの、、お、、おさけですかぁ!」
 ざくぅぅぅ!!!!
 若葉の心につきささる罪のない声。
 
 ”あう、あう、あうぅぅ〜!”
 すでに思考形態が麻痺している。
 ”どどどどどどどどうしましょー???”
 
 非常にでいんじゃらすな状態であった。
99年02月22日:19時10分23秒
瑠璃 / tomy
………………ことっ。
「ふぅっ」
水の入ったバケツを明君のところまで運ぶと、私は一息ついた。
明君はまだ目覚めていない。

ぺしぺし

一応刺激してみるが、目覚める気配もない。

良く見ると頬のところが少し腫れている。
(…冷やした方がいいかも)
私は汲んできた“氷のように冷たい”井戸水に手ぬぐいを浸すと明君の頬に当てた。

「…うっ」
明君は一瞬ビクッとすると、つぶやく。
「…ん〜、気持ちいい」

「起きた?」
「これは寝言だよ。むにゃむにゃ」
まぶたがピクピクしている。

「…ふ〜ん、そういうつもり?」
私はバケツごと持ちあげて明君に向かって…

「だれか、森野にノンアルコールの飲みモン持ってきてくれないか?」
後ろからそんな声が聞こえる。私は水撒きを一旦止め、振り返って言った。

「………冷水ならあるけど…、要る?」
……バケツだけど、水は綺麗だし(をひ)。
99年02月22日:17時05分24秒
揺れて、花一輪(笑) / RWAK
「あれ?」
忍は鍋(の具)をもらいに行った純の様子がおかしいことに気がついた。
何かに見とれている・・・・・若葉に見とれている。

なぜかむっとした。
(向いている先が違うとなるとなおさらね)
何故だか先の春香の台詞が思い出される。

「えっ!森野さん、、今飲んだの、、お、、おさけですかぁ!」
いっきに純は若葉の元へと駆け寄っていた。
純の長い髪が、春の風に、一瞬ゆれた。

そんな純の姿を見たくなくて、コップのカクテルを一気に空けた。
99年02月22日:16時41分12秒
サクランボの実る頃 / せりざわ
そのとき、純はこの場において一番冷静のようでいて、実際には心が波立っていた。
桜の花の影が落とす、淡い桃色の影がそうさせたのかも知れない。
おりしも春。風が吹いた。
実際、若葉の行動が純には気になってしょうがなかった。
その淡い桜色の影に照らし出された若葉は、輝いていた。そう思えた。
まるで、桜が若葉を祝福するみたいに・・
このまま、このままの森野さんをみていたい、、純の心にそんな欲望がうまれて、
あ、、こんなことをかんがえてしまっては、、自分の心を否定する。
春は、、まだきたばかりだった。
春の風は、やさしく吹くのだった。
斜六と「仲良さげ」にしている若葉の姿が純には眩しかった。
正視できないほど、若葉の姿が眩しかった。
静月が差し出すグラスをてにとって、それをいっきにあおる若葉、、
その姿に見ほれたとして、何の罪があるのだろう。
「だれか、森野にノンアルコールの飲みもん満ってきてくれないか?」
突然の声が純を現実に引き戻す。
「えっ!森野さん、、今飲んだの、、お、、おさけですかぁ!」
いっきに純は若葉の元へと駆け寄っていた。
純の長い髪が、春の風に、一瞬ゆれた。

99年02月22日:01時23分43秒
注意報発令。各自適当に対処せよ/斜六 / SYN
「ふふ、まずいとは言わせないわよ。」
 食堂の娘だけあって腕は確かだった。言う台詞が自信満々なのも納得がいく。ちっとも動揺しないのが少しだけ残念ではあったが。
 素直に褒めることにした。
「ちっ。ばれちまっちゃあしょうがねえ。
 うまいぜ。まじで」
 言ってぱくぱくと椀に入った料理を食べた。
「うん。ホントうまいわ。これ」
 な〜んて言って食べてると、ふらふらと近寄ってくる影一つ。
 静月だ。手にはモスコミュールの入ったグラスを二つ持っている。
「はい、若葉ちゃぁん……それろ……助六先輩、どうぞれすぅ」
 本人、すこぶる酔っているらしい。若葉と斜六はそれを受け取った。
「ああ、ありがと静月ちゃん。気が利くねぇ。うんうん。いいお嫁さんになれるね。
 そりでは、ありがたくいただきますよん。
 ……でもさ、オレの名前、『ななろく』なんだけど?」
 グラスを口に付けたところで、今まで飲酒高校生の粛正を続けていた若葉が、受け取ったモスコミュールを“一気飲み”するのが目に入った。
「森野、大人の階段をかけのぼるのはいいけどさ、“一気飲み”は体に悪いぞ。特に女の子は子供を産むんだから倒れてからじゃ、遅いぞ」
 なんだか若葉、動揺している。
 激しく動揺している。
――やばいな。
「だれか、森野にノンアルコールの飲みモン持ってきてくれないか?」
 特に飲み物を占領している観のある春香のあたりに声をかける。
斜六 to 一応しらふの皆さんへ       

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 ちょいと時系列狂ったかもしれないっすけど、勘弁してね。
99年02月21日:23時49分58秒
若葉注意報 / Dr.李
 「ふふ、まずいとは言わせないわよ。」
 斜六の驚きに自信をもって答える。
 何か酔っぱらっている親友が近づいてきた。
 手にはあわい麦色の液体。
 「なに静月ちゃん?ビールかなにか?」
 いってから疑いすぎだろうと自分を納得させる。
 「あぁ、炭酸飲料ね。どうもありがとう。」
 連続して暴れたせいもあるだろうか、たまたまのどの乾いていた若葉は、そういって一気飲みした。
 「!!!」
 飲んだ後で気づく。
 ”や・・やばいわ若葉、これは炭酸飲料じゃない!!!
 あう、やばい、まじでやばいわ!!
 酒飲んだ時之をぶっとばした手前、私が酒を飲むわけにはいかないのに!!”
 見れば斜六もその液体を飲もうとしている。
 ”はぅぅぅ!!!やばいぃぃぃ!!!これってもしかして絶体絶命って奴???”
 混乱が始まっているようだ。
 ”あぁ、今度は私がみんなからサンドイッチ・・・いやサンドバックよ。
 そして、そのまま河川敷にす巻になって見つかるんだわ。
 明日の朝刊の三面は飲酒美少女暁に死す!・・・ね ”
 絶対違うぞ、若葉。
 
 森野 若葉ピンチ到来である。
99年02月19日:17時11分36秒
春香さんの青春講義(笑) / RWAK
「そうだ。ぶしつけで悪いですけどサンドイッチにあいそうな奴、いくつか作ってきてもらえません?多少強い奴でも大丈夫っすから。」
そう入った忍に対し、春香はちらりと若葉の方を見て答えた。
「いいけど・・・・・ちょっとまだ危ないわねぇ。
 白石君だっけ?ちょーっとだけあの子の気をひいといてくれる?」
いきなり話を振られて純が慌てる。
「えっ!?、、あの、、えっと、、どうやって、、ですか?」
「そうねー可愛い顔してるし色仕掛けでも」
微笑を浮かべながらしれっととんでもない事を言う春香。
「!!!・・・じょ!冗談やめてくださいっ!」
「いい手だと思ったのだけど、あきちゃんならほんとにやるわよ」
またもやしれっと答える。本気なのか冗談なのかまったく分からない。
ここで忍が口を開いた。ただし、偉く抑揚の無い口調で、だ。
「サンドイッチを持っていく。味を聞く。」
どうやら若葉の気をひく方法らしい。
「ん?あら、お気に召さなかったかしら?」
ここまで言って、今度は忍に耳打ちする。
「やっぱり他の娘には見せたくない?」
「ぶほっ!・・・・・どーゆー意味ですかい?」
「べーつーにー」
見事に取り乱して慌てる忍。
純はと言えば、何故忍が慌てているのかまったく分からずに二人をきょろきょろと見ている。
そんな純を見て春香が一言。
「女の子ってのは複雑なものなのよ、ね、浅月さん」
「うう、返す言葉が無い」
「おほほほほほ」
春香の言葉に憮然とした表情で忍が言葉を続け、そこに春香の勝ち誇った笑いが入る。
純は、さらに混乱が深くなったらしい(笑)
「まあ、どーしても聞きたいのならお姉さんが後でゆーっくりおしえてあげてもいいけど」
「それは却下させてもらいます」
純をからかうような春香のセリフに対して、即座に忍が答える。
「あらー、私は白石君に言ったんだけどなぁ」
「純に対して有害そうだと判断したの!」
笑みを浮かべながら言う春香に対して憮然として忍が答える。が、それもさらっと受け流される。
「やーね、そんなに敵意むき出しにしないでもとったりしないから大丈夫よ」
「とったりしなくてもつまんで行きそうです」
「どーかしらねー」
もう完全に春香のペースである。

と、ここで春香がある事に気がついた。
「そう言えば、さっき”純”って呼んでいたわよね?
 ファーストネームで呼べるような仲だったのね、
じゃあ私が教えることなんてもうなにもないのかしらね?
「あの・・僕は浅月先輩、って呼んでるんですけど・・・」
「あ、そーだったわね」
ここでまたしても忍に耳打ち。
「前途多難ね」
「ごふっ!けふっけふっ!」
この一言に忍は思いっきりむせた。原因を囁いた人物はと言えばくすくす笑っている。
「大丈夫ですか?
 あの・・そう言えばなんで、僕のこと名前で呼ぶんですか?」
忍の背をさすりながら純が聞く。
「・・・・・・・いや、なんとなく白石って呼ぶよりしっくり来るから」
ちょっとだけ返答に困ったが、まあ無意識のうちにそう呼んでいたのだから仕方があるまい。

春香はと言えばそんなやり取りをほほえましそうに見ている。
「ひょっとして、俺酒のつまみ?」
今ごろ気がついたか、忍
「あら、そんなことないわよ、お酒は楽しく飲みたいだけよ、私は」
「そういうのを”つまみにしてる”っていいませんかね?」
「気のせいよ、き・の・せ・い」
春香、大人の余裕を見せつける(笑)

さすがに緊迫しつつある春香と忍の会話(もっとも緊迫してるのは忍だけだが)を見かねてか、純がサンドイッチを手に入ってきた。
「あ・・・あの・・これおつまみになるんでしたらどうぞ」
「あら、ありがと、いいお嫁さんになるわよー白石君
 もっとも女の子の気持ちに疎いようじゃまだまだ先かもしれないけど」
この春香の言葉を聞いた忍は一言つぶやいた。
「してる。ぜぇったい酒のつまみにしてるよ」
この言葉が聞こえてるのか聞こえていないのか(きっと聞こえているのだろうが)何事も無いかのように春香はじゅんにある事を頼む。
「ああ、じ・ゅ・ん君、じゃあ、せっかくだしこのサンドイッチと交換に若葉ちゃんのお鍋のご相伴に預かりたいわ、もらっえきてくれる?」
「あ・・・はい・・わかりました・・・」

そのまま若葉の方へと行く純を見て春香が言った。
「大変かもしれないわねー、ああいう子が相手だと。
 純とはよく言ったものだわ・・・・・・しかも本人も気づいていないけど向いている先が違うとなるとなおさらね」
「向いてる先が違う?」
春香の言いたい事でただ一箇所だけわからなかったところを忍が聞く。
「さて、ね、男の子も意外に複雑なのかもね」
「ふぅ、やっぱはぐらかされたか」
「さてと、純君が戻ってくるまでにお酒の用意しちゃうわね」
ここで忍は自分が春香に頼んだ事を思い出した。
「あ、たのんます」
一旦席を立つ春香のつぶやいた言葉は、忍の耳に届いたのだろうか?

「青春しなさいな、お嬢さん」
99年02月19日:11時13分53秒
浅月 忍 / RWAK
「あ、いいっすよ。いつも姉貴と親父の晩酌の相手してますから俺は多少飲めますし。」
笑いながら春香に答える。
どうやら若葉の方も小康状態なのでひと安心したらしい。

「水割りぐらいなら大丈夫っすよ。まあ、こっちのつまみはサンドイッチだし、純がどれぐらい飲めるかは分からないけど。」
サンドイッチとグラスを持ちながら苦笑する。
「そうだ。ぶしつけで悪いですけどサンドイッチにあいそうな奴、いくつか作ってきてもらえません?多少強い奴でも大丈夫っすから。」

忍から春香へ

#一行にあった通り、忍を潰しにかかります(笑)
#忍にはチャンポンの知識は無いと言うことで(爆)
99年02月18日:01時05分08秒
春香 / 月夢
「あきちゃんもしょうがないわねえ」
「助けたげないの?」
「瑠璃ちゃんが何とかしてくれるようだからいいわー、あきちゃんあれくらいで壊れるほどやわじゃないと思うし」
 春香が明を見放して立ち上がる。
「どこいくの?」
「せっかくの花見だもの、みんなで騒がないとつまらないでしょう?悪いけどマスターちょっと何か軽めなのつくってくれる?」
「程々になさいね、春香、あの娘ばれると恐そうよ?」
 何でこんなところまで持ち歩いているのか謎だが商売道具を一セット持ち出すとハリーと春香をうまい具合に影にしてグラスを二つ用意する。
「カクテルグラスに入れるほうが綺麗なんだけど」
 それだとあまりにもばればれなので普通のグラスを用意する。
「ありがと、大丈夫よ、今ならあきちゃんが注意ひいといてくれたし」
 もしかして計算ずくか?さすが明の保護者である。
 
「楽しんでいるかしら?」
 若葉を迂回して忍達のほうに回り込むとにこっと笑って春香が話しかける。
「ごめんなさいね、あきちゃんこういうにぎやかな席大好きな子でね、ほっとくと好き勝手に盛り上がっちゃうのよ」
 周りの悪影響。
「どちらかというと飲み始めると放っておいても騒ぐような知人が多いせいで自分のペースで騒いじゃうのよね、ほんとにごめんなさいね」
 飲む知人が多いというあたり問題があるような気がするが、さらっとそのあたりは流すと何気なくグラスを純と忍に手渡す。
「といってもその性格は結構私の血なんだけどね、私もみんなで飲んで騒ぐの好きな方なの、だから、もうちょっとお姉さんがたと遊んで頂戴ね」
99年02月17日:22時53分56秒
静月 / MARS
 ぐだぐだ名状態から少し回復したのが顔を上げて辺りを見回す。
 すると親友の若葉が落ち込んでいるようだ……
 若葉が中学の時に告白を断られて以来、見たことのないくらいの落ち込みようだ……
 「若葉ちゃぁん」
 心配そうに若葉を見る静月……
 「うにゅうぅ………」
 2つのグラスにジンジャーエールを注ぐ。
 「はい、若葉ちゃぁん……それろ……助六先輩、どうぞれすぅ」
 二人にグラスを渡す……
 ちなみに、そのジンジャーエールを注いだ瓶には……
 モスコミュールとかかれているのだが……
99年02月17日:03時40分49秒
鍋?鍋!鍋。 /斜六 / SYN
「そ……そう……。『乙女心をもてあそんだ発言』ね。……こうなるんだよなぁ」
 もちろん、“地面とKISS!”というヤツである。斜六も前に『乙女心をもてあそんだ発言』をしたとして、ヒドイ目にあっている。明のことも他人事ではない。
――森野禁句辞典を作ったら幾らになるかな……
 なんて思ったのは秘密だ。さらに言うと、最初に売りつけるのは「時之君にしよう」とか考えていたのも秘密。
 
「食べる?
 どうせ昨日からここに潜伏してたんでしょ?
 缶詰しか食べてないんじゃないの?」
 と、こわ〜い女神様からの優しい言葉。それが想像の世界へ行っていた意識を引き戻す。
「さすがは森野。オレの食生活までお見通しだったか(笑)
 ありがたく、頂戴しますよん」
 口調こそおちゃらけてはいるが、きっちりと一礼してから器を受け取った。
 
 具の一つを箸にとり、口に入れる。
 斜六の目が驚愕に見開かれた!
「む?! これはっっっっ!!!!」
以下次号

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 そういえば、瑠璃ちゃん、バケツもって席を立ってるんだよなぁ。
 結構過激だね(笑)
 ……斜六の起こされかたの方がすごいか。
99年02月17日:03時19分42秒
瑠璃 / tomy
「…そう思いません?」

「結構美味しいですよ」
私の言葉に明君が続ける。

「時之君、少しいい? 今飲んだのはなんて言うお酒なの?」
笑顔を引きつらせながら森野さんが明君に問いかける。
…ところで私の方はいいんだろうか?

「これ?はっはっはっ、やだなあ…」
明君が必死でごまかそうとしている。

「実は別にお酒が飲みたかったわけじゃないんだ……。若葉ちゃんがあの……助六先輩でしたっけ? とあんまりにも仲良さそうだったから、つい寂しくなって。なにかやりきれない気持ちになってついついお酒に……良くないとは思ったけどでもお酒でも飲まないと………だって僕は前から……前から若葉ちゃんのことが。……僕は前から若葉ちゃんのことを……」
さすが年上キラー(謎爆)のあきちゃん。森野さんの顔が赤らんでる。
「筋肉のつけすぎでちょっと胸が小さいんじゃないかなあと思ってたんだけど」

……………バカ?


「うぅ・・・! と・・時之のばかぁぁ!!!」
拳が一撃

「人の道を教えてあげるわ!!!」

「わ、若葉ちゃん、落ち着こう、落ち着いて話し合えば…」
必死で森野さんをなだめようとする明君。でも…
「なに勝手言ってるのよ? 乙女心をもてあそんだ報いを受けるが良いわ・・・」

…もう遅いみたい。二撃目の拳が明君を襲う。
「全く、男ってどうししょうもないんだから!」

明君を桜の肥しにした後も、森野さんは怒りが納まらない様子だ。
どうも森野さんは胸にコンプレックスを持ってたみたい。
…そんなにに気にすることないのに。

結果として、お酒の話しはいつもの間にか逸らされていた。もしかしてこれを狙ってたの? …まさかね。それに例えそうだったとしても、話しを逸らすのは賢いやり方じゃない。どうせまた同じ騒ぎが起こるのは目に見えてるのに。

でも、お礼ぐらい言っといた方がいいのかもしれない。例え本人にその気がなかったとしても。
…ま、その前に気絶してるのを何とかしなくちゃね。

私は明君を起こすためバケツに水を汲んでくることにした。
99年02月17日:02時57分10秒
若葉(瞬間発火装置付き) / Dr.李
 「そう・・・、乙女心をもてあそんだ発言をした、ただそれだけよ。」
 そういいつつ、鍋の具を器に盛る。
 「食べる?
 どうせ昨日からここに潜伏してたんでしょ?
 缶詰しか食べてないんじゃないの?」
 そういって器を差し出す。
99年02月16日:01時53分47秒
元気少女の「無表情」 /斜六 / SYN
「聞きたい?」
 どこか寂しげで、沈んだような貌。
 チクリ
 少し、胸が痛んだ。
――けっこうひどいこと言われたのかな?
 同時に悪い予感もある。
『ただ単に、斜六の回復力にあきれているという可能性』
 背中に、冷や汗が流れる。
 それでも斜六は答えた。
「聞きたい……な。で、でも、森野が言いたくないんだったら、いいんだ。うん。時之クンに聞いてみるから。だから、わざわざイヤなことを言う必要は、無いよ。な? 森野」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 若葉の表情に対して、設定を振ります。
 「若葉に対する思いやり:初級」
 共感で。コロコロ……1個。
 ときめき:8→9
 それにしても、どこら辺が“おもいやり”なんだ?
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 李さんへ
  ちょっと様子見します。(単に“挑発”ともいう)
  反応は如何に?
99年02月15日:09時49分57秒
浅月 忍 / RWAK
不意に純と目が合った。
ちらちらと盗み見なんてするもんじゃない。
「あの、何かご用ですか?あ、よかったらこれどうぞ」
「あ、ありがとう。」
ちょっと焦りながら、サンドイッチを貰って食べる。
ぱくり。
「あ、これうまいよ!純が作ったの?」
満面の笑みでそう言った。

・・・・しばらく純とたわいない雑談を繰り返していたが、若葉がついに明を轟沈してしまったのが目に映る。
「・・・・まずいねぇ。そろそろ誰かなだめた方がいいんじゃないか?そのうちこっちにも人が飛んでくるぜ。
こういう席じゃ普通酒を薦めるだけど、あいつはそれで沈んだみたいだしなぁ。
純、おまえこのサンドイッチ持ってなだめてこない?」
新しいコップにジンジャーエールを注ぎ、純に手渡しながら「猫の首に鈴をつける」より難しそうな事を言っている(笑)
99年02月14日:22時17分40秒
小康状態の若葉 / Dr.李
 「森野ーっ。時之明君は何言って、ここに眠ることになったんだ?」
 斜六がいつも通りに声をかけてくる。
 殴ろうが、蹴ろうが、ひじをたたき込もうがこの調子である。
 
 くぅるん。
 若葉が体ごと、斜六に向き直る。
 「聞きたい?」
 なんとなく無表情だ。
 若葉がこの表情をするとどこか寂しげで、沈んでるようにみえる。
99年02月09日:00時13分42秒
復活の斜六 or die / SYN
 藤寺センセが斜六の口に酒を流し込んでから数瞬。
 明が斜六の横に崩れ落ちた。
 で、5秒ほど経過したと思いねぇ。
 斜六がバネ仕掛けのように起きあがった。顔はかなり真っ赤だ。
「ふふふ藤寺せんせぇ……ゲホゲホ」
 なかなかに落ち着かんらしい。アルコールが思ったよりキツかったのか、せき込んでいる。
 苦笑いしている藤寺の差しだした水を一気に飲み干して、ようやく落ち着く。
「なかなか派手な起こし方ですね。親父のことを思い出しますよ」
 と苦笑い。
「ま、あのまま桜の木に吸収されでもしてたら、退屈で死んでいたでしょうからね。助けてくれてありがとうございます。藤寺センセ」
 
 ふととなりに横たわる明の姿に気付く。
「第二段階」
 頬に拳の跡が付いている。
 ちなみに“第三段階”ではそこに「あしあと」が付くことになる。斜六の顔を参照していただきたい。
 さすがの斜六も“第四段階”は一回しか受けたことはない。
「?」
 少し首をかしげ、鍋の方へ戻った若葉に訊ねた。
「森野ーっ。時之明君は何言って、ここに眠ることになったんだ?」
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 予定:若葉が怖い目でこっちを見た上、殲滅作戦をはじめそうな場合
   気合一点消費の“追加行動”で 「いや、いい。明君に聞くから」 といって、若葉をとどめる。
99年02月06日:23時06分47秒
人の道・わかば / Dr.李
 「なに勝手言ってるのよ?」
 懸命な時之明の弁明は、いまの若葉の耳には届かなかったようだ。
 
 ゆっくり近づく(ように時之の目には映った)若葉。
 
 「乙女心をもてあそんだ報いを受けるが良いわ・・・。」
 
 結局だれも止めなかった(賢明な判断だ)末、桜の布団に包まれることになった骸が二つに増えた。
 ご丁寧に、ほぼ同じ場所である。
 
 「全く、男ってどうししょうもないんだから!」
99年02月06日:06時13分38秒
/ 月夢
「うぅ・・・!」
(あれ、やりすぎたか?)
 若葉が目に涙をためている姿を見てぎくっとする。
(うわぁ…もしかして気にしてたのかなあ?」
 気が強かろうがなんだろうが相手は15,6歳の多感な少女、乙女らしいナイーブなところも当然持ち合わせている。 少なくとも有る程度人生抜けきって余裕のできてきている女性達と接するのと同じ感覚はまずかったろう。
「いや、あの若葉ちゃん?」
 こりはさすがに謝らないとまずいかなあと思いおそるおそる声をかけてみる。
「と・・」
「と?」
「時之のばかぁぁ!!!」
「ひぇぇぇぇぇ!」
 油断と罪悪感があったせいもあったろうかわすこともなく綺麗に若葉の拳が(注:平手ではありません)明をとらえる。
 
「クリーンヒットしたわね」
「あの娘いいモノ持ってるわねえ」
「さすがにあきちゃんも今のはやりすぎたと思うし、ちょうどいい機会だからゆっくり女の子の扱いについて再教育してもらったほうが良さそうね」
「あきちゃん同年代の子の扱い知らないものねえ」
 
 などという暖かい励ましの言葉のある中、不幸にも一撃で意識が沈まなかった明がよろっと頭を上げる。
(き、きいたぁ……)
 飛びこそしていないが意識がくらぁとしている。
(つ、次食らったら命に関わる)
 状況の深刻さに気づいた明がなだめるなり逃亡するなりしようとして立ち上がろうとするとひざがかくっと折れる。
(うぞ……)
 どうやら一撃で足に来たようである、明の顔が引きつる。
「人の道を教えてあげるわ!!!」
 ゆっくりと歩み寄ってくる若葉、明が両手をあげて必死に押しとどめる。
「わ、若葉ちゃん、落ち着こう、落ち着いて話し合えば分かり合えないことはないと思うの、だって僕らは人間だもの、ほら世界に平和を人に愛を」
 お前はローマ法王か?
「と、とにかく全面的に反省してます、だから、ね、ね」
 だいぶん懸命な明、若葉の目が決して脅しでもジョークでもないことをはっきり示しているせいだろう。
「いや、ほら、若葉ちゃん、まだ15歳だし、これからがあるぢゃない、将来的に期待がもてるかもしれないし」
 火に油を注ぐだけじゃないか、その話題は。
「え、えーと、ほ、ほら、若葉ちゃん胸が小さくても可愛いってそこの道行く白石君も言ってたし」
 一番安全そうな人間を巻き込む明、ついでにいうなら若葉につける形容詞はよけいだろう。
「だ、だから、落ち着こう若葉ちゃん、ど、どうしても将来お嫁のもらい手なかったら僕がもらったげるから」
 錯乱してるのか、めちゃなことを言う明。
「と、言うことで許して、若葉ちゃん、ね?」
 手を組んで首など傾げてみる、通じるといいな。
 
 
 
 ということでまな板の上の鯉状態です、好きなように料理してください。かわせないんで殴られるときは殴ってとどめ刺す描写までやっちゃっていいです(笑)。
 
99年02月06日:00時16分52秒
乱れ竜の紋章光るとき(笑)・わかば / Dr.李
「僕は前から若葉ちゃんのことを……」
 大きく息を吸い込む時之明。
 ”えっえっえっ!??”
 これから言われるかもしれない言葉を予想しつつ、内心頬を赤らめる。
「筋肉のつけすぎでちょっと胸が小さいんじゃないかなあと思ってたんだけど」
 
 (ところ変わって)
 「あの時之って人の顔に死相が見えるね、実。」
 このみが楽しそうに鍋の具を食べつつ、弟に問いかける。
 「うん、結構気にしてるのにね。げきりんにふれるってああいうことかもしれないね、このみねーちゃん。」
 こっちはジュース片手に完全に傍観の姿勢をとってる弟、実。
 「おねーちゃんにしたら、結構我慢した方だよね。」
 けらけら笑いながら、好き勝手言う。
 
 (場面戻って)
 空気が凍り付く、時之明15歳の頬に冷や汗が伝う。
 「うぅ・・・!」
 顔を真っ赤に、目には涙をためて。
 両の拳を堅く握りしめて。
 若葉はそこに立っていた。
 
 「と・・時之のばかぁぁ!!!」
 
 どごぉぉ!!

 蹴りではなく、右ストレートが不埒者の左頬に突き刺さる。
 「人の道を教えてあげるわ!!!」
 若葉は完全に切れていた。
99年02月04日:17時52分14秒
明(続き) / 月夢
 不自然な間、ゆっくりと時間をかけ明が顔を上げ、そして若葉の顔をひたと見つめる。
「僕は前から若葉ちゃんのことを……」
 大きく息を吸い込み、そして一言。
「筋肉のつけすぎでちょっと胸が小さいんじゃないかなあと思ってたんだけど」
 ………………………………………………おひ。
 沈黙、恐ろしいほどの重さを持った沈黙。明の頬につつと一筋の汗が。
 時之明……享年15歳、桜の木の下に没す。
「いや………あの死んでないんだけど……」
 諦めろ。
99年02月03日:00時06分05秒
藤寺 / 月夢
「仕方ないわね、秋月さん、お酒もらえます?」
「どうするの?」
 適当な瓶を秋月が渡しながら聞く。
「放っておくとほんとに死にそうですし」
 そのうち鳥でもついばみ出しそうな様子の斜六を指さす。
「気付けに使うならもっときついのもあるけど?」
「急性アルコール中毒で永眠されても困りますし、これでいいですわ」
「気付けならお姫様のキスのほうが効き目有りそうだけどね」
 春香がくすっと笑って言う。
「あの手の魔法は愛情がこもってないと駄目なんですよ」
 誰に言って聞かせてるのか知らないが大人な女性達が笑う。
「さて、口移しという気にはなれないから、そのまま飲めるかしら?」
 せめてコップに移してやればいいものをそのまま飲ませる藤寺、結構おおざっぱである。
「ほら、いい加減目を覚まさないと来年の桜の肥料に成っちゃうわよ」
99年02月02日:09時41分47秒
/ 月夢
「ふふふ、時之君。なかなかお茶目さんね」
「てへ、そうかな」
 この状況下でも未だに笑いを忘れない明。
「ねぇ、時之君。聞くことにどれだけ意味があるか分からないけど、未成年者がこういう場所でおおっぴらにお酒を飲むこと についてどう考えてるのかしらぁ?」
 笑顔は絶やさないがこめかみのあたりを引きつらせながら尋ねる若葉に明はふっととおい目を見せ。
「お酒か………もうずいぶん昔になるかな、その日もちょうどこんな桜の咲く日だった」
 さわさわとどこからか風がながれてきて桜を舞い散らせる。
「僕はそのころ孤独な少年でね、世間が桜だ花見だと浮かれる中一人寂しく遠く離れたところで佇んで桜を眺めていたんだ、そんなとき綺麗なお姉さんがそんな僕を見つけたのか近くに寄ってきてにこっと微笑んでくれたんだ」
 なにを見ているのか桜を見上げて明の語りは続く。
「そしてひとりぼっちの僕に向かって彼女はいったんだ『僕一人?お姉さんと遊ばな……』」
 スコーン!
「あきちゃんが言うと洒落にならないからやめなさい」
 投擲した姿勢のままマスターがつっこむ。
「結構みんな興味深そうに聞いていたのにぃ」
「お酒はどうしたのよ、お酒は」
「いや、これで若葉ちゃんも納得してくれ……てないみたいね」
 普通だろ。
「うーーーーむ、では……………(思考中)…………………………………………………(ぽむっ)」
 次のネタが思いついたか明が手を打つ。
「実は別にお酒が飲みたかったわけじゃないんだ……」
 明が視線を逸らす。
「若葉ちゃんがあの……助六先輩でしたっけ?」
 斜六で覚えてやれ。
「とあんまりにも仲良さそうだったから、つい寂しくなって」
 うつむき加減にして表情を隠し小声で呟くようにして言う。
「なにかやりきれない気持ちになってついついお酒に……良くないとは思ったけどでもお酒でも飲まないと………だって僕は前から……前から若葉ちゃんのことが」
 切る、次の一言までの不自然な間。
「…………」
 さわさわと柔らかな風が吹き抜けるなか少年の成長を見守ってきた保護者は優しい笑みを浮かべて思う。
(あきちゃん…………ぼけ考えてるわね)
 笑いのために命をはるか、お前は。
 
 
 一見すると告白でもしそうな雰囲気ですが、ぼけます(笑)、まあ純君とか割り込むならどーぞ(笑)。
99年02月01日:20時07分32秒
ほほえみは剣の輝き(笑)・わかば / Dr.李
 「ふふふ、時之君。なかなかお茶目さんね。」
 そう言いつつ、差し出されたグラス付きの手を丁寧に手の甲で横に払う。
 すでに射程圏内。
 絶体絶命である。
 「ねぇ、時之君。聞くことにどれだけ意味があるか分からないけど、未成年者がこういう場所でおおっぴらにお酒を飲むことについてどう考えてるのかしらぁ?」
 顔はにこやかだが、背中からはオーラが立ち上っている。
99年02月01日:02時49分07秒
残骸/斜六 / SYN
それは、横たわっていた。
それは、舞い散る桜の花びらに包まれながら、横たわっていた。
……右の頬に見事なあしあとをつけて。
……滝のような涙は、桜の花びらを濡らしてゆく。
もちろん、皆様もご推察の通り、家達斜六(通称“助六”)である。

なにかつぶやいているようなのでマイクを向けてあげよう。
「誰か……ぼくにやさしくしてよ……」
そりゃあ無理ってもんさ。

「あ、かあさんがいるよ……」
マイクをすたじおにお返ししま〜す。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
閑話休題。
どなたかへるぷみー(^^;
99年02月01日:01時45分16秒
/ 月夢
「時之君、少しいい?
 今飲んだのはなんて言うお酒なの?」
「これ?はっはっはっ、やだなあ、これがお酒のわけ………おお、これはお酒だったんだ」
 注いだのはお前だ、つくったのもお前だ。
「おにーさんいっぽんとられちゃった、はっはっはっ」
 呼称が時之から時之君になっているあたりですでになにをやっても手遅れな気がしないわけではないがそこはまあ明である。
「でもまあ、ほらこんなに桜も綺麗だし」
 すでに話の展開に脈絡はない。
「若葉ちゃんもそんな顔したらせっかくの美少女が台無しよ、これでも飲んで気を落ち着けてから話し合いましょう」
 すっと後ろに手を出すとマスターがコップを手渡し明がそれを勧める、絶妙なコンビネーションである。
「若葉ちゃんもとはいいんだから、もうちょっと愛想良くするといいと思うよ」
99年01月31日:23時04分14秒
ほほえむわかば / Dr.李
 一人称単数
 
 「…カクテルはやめとく。せっかくのお料理の味が変わっちゃうもの。
…どうせなら日本酒の方がいいかな。お料理に合うから」
 こっちに気づいたらしく、加藤さんが私に言う。
 「…そう思いません?」
 なぜ・・私にふるわけ?
 
 時之がこっちを向く、ひらひらと手を振りながら、グラスを空ける。
 「結構美味しいですよ」
 
 ・・・少し状況を整理してみよう。
 1.どうやら、時之が瑠璃さんに酒を進めたようだ。
 2.だが、瑠璃さんはカクテルがいやで、日本酒が良いらしい。
 3.そんで、時之がカクテルを自分で飲んだと。
 
 なぁんだその程度かぁ。
 ・・・・・・・・・・なにか重要なことを忘れてる気が気がするわ。
 
 私は確認するために、時之の方を見ていった。
 「時之君、少しいい?
 今飲んだのはなんて言うお酒なの?」
 何となくほっぺたの方がひくひく動いてる気がするけど、
 まぁまぁの笑顔だったのではないだろうか?
 
 (少し離れた場所にて、三人称複数)
 「おねーちゃんの笑顔がひきつってるよ、実。」
 「このみねーちゃん、好きだなぁ。」
 鍋の具を勝手に盛りつつ、酔った静月を回収。
 そのまま、自分たちの席に戻り、好き放題いいながら目の前で起こるであろう出来事に興味を向ける。
 「何秒逃げれるかなぁ?」
 どことなく、サバンナの草食動物と大型肉食獣の戦いを想像してるような口振りだった。
99年01月30日:00時41分10秒
/ 月夢
「…そう思いません?」
「ん?」
 瑠璃につられて振り返る明。
「…………………………………………………………………」
 ひらひらと手など振ってからグラスを空けてみる。
「結構美味しいですよ」
 末期の酒にならんといいな。
99年01月30日:00時25分02秒
瑠璃 / tomy
「えーーと、瑠璃さんも飲みません?」
「え…?」
背後からかけてきた明君の声に、私は振り向いた。

「こんな席で真面目に人生考えてもしょうがないと思いますけど、」
(…ふ〜ん、そんな風に見えてるのか)

「酒と桜で日常から離れてしまうのが花見ってもんです。
いらいらすることより楽しいこと探したほうが人生楽でいいですよ、あのひとがたもそうやって生きてるんです、なーんも悩みなさそうに見えるかもしれませんけど。
人の言うことやする事いちいち気にしてると疲れますしねー、自分さえ納得行くようにやってればいいぢゃないですか」
明君はそう言いながら、シェイカーとかいう道具を振ると、中身をグラスに空ける。
「おごりですよ、お客さん、飲んでみません?マスターのオリジナルなんですけど少しは気が晴れるかもしれませんよ」

私は少し考えて答える。
「…カクテルはやめとく。せっかくのお料理の味が変わっちゃうもの。
…どうせなら日本酒の方がいいかな。お料理に合うから」
そこまで言って、こちらを伺う視線に気付く。

「…そう思いません?」
私は同意を求めるように、森野さんの方に向かって言った。

瑠璃から、明、若葉へ

tomy:たまにはいいかなと思い、地雷を踏んでみました(笑)。
ちなみに別に瑠璃がお酒を飲み慣れてるとかいう事はないです(入手機会もないし)。単に聞きかじった知識で通ぶってるだけ(爆)
99年01月27日:23時32分50秒
危険信号 / Karma
 
 なんか変な感じ・・・・・・・・・・
 どうも火照ったような感じがする・・・・・・
 熱があるという事はないはずだし・・・・・・・・
 現に朝は何も無かっんだし・・・・・・・・
 
 
 片手でコップをを傾けながら、美亜は漠然と考える・・・・
 
 (まあ、いいか。なんか気分いいし・・・・・・・)
 
 コップの中身を飲もうとして、空なのに気づき、手近にあった瓶から中身を注ぎいれる。
 瓶を戻す時に、ふと瓶に書いてある文字が目に留まる・・・・・・
 
 
 アルコール度数20%
 
 
 (何だ、そっか・・・・・・お酒だったんだ・・・・じゃあ当たり前だよね・・・・)
 気にもせずにコップの中身を飲む。
 
 
 危険信号
 明らかな危険信号だった。
99年01月26日:21時57分52秒
若葉 / Dr.李
 「・・・静月ちゃん?」
 酒、つまみ食い、いつもならこんなことはないのだろうが・・・。
 花見のせいだろうか。
 風が気持ちいい。
 
 「えーーと、瑠璃さんも飲みません?」
 とおくでそんな声が聞こえてきた。
 「酒か・・・、私も気をつけよ。」
 声が遠いせいもあるだろうが、まさかクラスメートが酒を進めてるとは夢にも思わない森野 若葉。
 
 見れば鍋が程良い具合にできている。
 ぐずる静月をなだめつつ、鍋から器に盛る。
 
 「お鍋できたけど、食べる人はぁ?」
 そこまで言った時ふと見れば、
 
 時之 明 15歳がシェイカー両手に何かやってるではないか。
 
 ”・・・・・落ち着くのよ若葉。そう、蹴り飛ばすのは助六だけで充分だわ。
 あの中身が酒だとは限らないじゃない。
 そう、たまたま持ってきていた商売道具であそんでるとか、家庭の事情とか。
 そうよ、カクテルって言っても、酒を使わないのもあるらしいし・・・・・、
 だったら、シェイカーは使わないか。
 使うのはマドラーのほうよね?
 いや、それでも事実関係ははっきりさせないと。”
 
 観察。
 彼女は状況を見守ることにした。
99年01月25日:02時08分30秒
/ 月夢
(うーーーむ、フォローした方がいいんだろうか?)
 春香の無言のプレッシャーをひしひしと感じながら、むっとした様子の瑠璃を見て明が悩む。
(まあ勧めるだけ勧めてみますか)
「えーーと、瑠璃さんも飲みません?」
 どうでもいいが酒を勧めるか、お前は。
「こんな席で真面目に人生考えてもしょうがないと思いますけど、酒と桜で日常から離れてしまうのが花見ってもんです」
 ずるずるとマスターの荷物をもってきていくつか引っぱり出し。
「いらいらすることより楽しいこと探したほうが人生楽でいいですよ、あのひとがたもそうやって生きてるんです、なーんも悩みなさそうに見えるかもしれませんけど」
 人のこと言えないだろうが。
「人の言うことやする事いちいち気にしてると疲れますしねー、自分さえ納得行くようにやってればいいぢゃないですか」
 シェイカーなど持ち出して慣れた手つきで一杯創るとグラスに注ぎ。
「おごりですよ、お客さん、飲んでみません?マスターのオリジナルなんですけど少しは気が晴れるかもしれませんよ」
 
 
 えーとオリジナルカクテルです、私は飲まない人なんでよーわかりませんが、そういうものです。
 口当たりが良くて飲みやすいものだと思ってください。ちなみにカクテル名は「送り狼」(爆)。
 
99年01月22日:15時29分13秒
瑠璃 / tomy
「…お知り合いですか?」
「そうだって応えると肩身が狭くなるけど知り合いには違いないね。色々な処に出入りしているって言ったでしょ?その中で知り合った写真部兼新聞部の名物男だよ。腕は悪くないんだけど、どうも『副業』に傾倒しすぎているようでね。こないだ制裁加えたんだけど懲りて無かったみたいだ」
なるほど。
「部外秘のこの花見をどうやって嗅ぎ付けたのかは知らないけど、目的は桜を愛でるなんて風流な物じゃないのは首を賭けてもいい。……既に幾つか隠しカメラが仕掛けてあるから気を付けて。見つけた分の無力化はして置くけど他にもあるかも知れないからね。取り敢えず物理的制裁は他の人がやってくれるみたいだからね」

「…そうですね。私も探してみます」
背後からは、「こぉの助六ぅぅ!!」だの、ごすぅっ! だの、「天罰!」だの、「悪はほろびたわ。」だの、物騒な声が聞こえてくるが、とりあえずそれは後回し。

「…え〜と、あそことあそこ、それにあそこにありますね」
カメラは、焦点距離などの理由で、極端に小さいものは作れない。隠されていることさえ知っていれば、私には見つけられないこともなかった。

隠しカメラの捜索が終わらせた頃には、制裁は既に終ってた。後にはうめき声すら上げない骸が転がっている。ムカムカはおさまらないけど、ぶつける相手はいなくなってしまった。
まさか桜に当たっても仕方ないし。
桜を見上げながら思う。

(…つまらない)

それは、自分から行動してないからなのかも知れない。でも、何をすれば楽しくなるのか私にはわからなかった。

tomy:このまま、なし崩し的に、ストーリーが個別化の道を歩んでいくのには反対なんですが、何かイベントは起こせませんかねぇ? まさか王様ゲームをするわけにも行かないと思うけど(苦笑)
99年01月21日:13時40分50秒
さくら / せりざわ
 「あ、あの・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 お花見の状況の雲行きが怪しくなり始めた頃に、やっと純は自分の現状に気づいた。 あんまりさくらがきれいだったからつい見とれてしまって、現状に気づかなかったのである。 見れば、見ず知らずの軍服のような服を着た人が何やらみんなとやりあっている。 ここは、関わり合いにならない方がいい。そう判断した。 そんな事を思っていたら、なんか視線を感じた。視線の先には浅月先輩。 こちらを時々見てるみたい。なんだろう?用事があるのかな? 純は、忍のもとに行ってみた。
「あの、何かご用ですか?あ、よかったらこれどうぞ」 純は、手製のサンドイッチを笑顔で忍に薦めた。
99年01月18日:21時20分24秒
涙目 / MARS
 「……何もだえてるの、静月ちゃん?」
 若葉の問いかけに静月は振り返り潤んだ瞳で見返す。
 ほろりと涙が頬を伝う……
 まるでいにしえの姫君が別れを惜しみ万感の思いで愛しい人を見送るかのような風情である。
 舞い散る桜と抜けるように白い肌をした静月の容姿、そして、かすかに上気した桜色の頬が相まって、その風情を損なうことなく引き立てる。
 「やけどなのぉ………」
 但し、その原因が熱い物を食べて口の中をやけどするという何とも情けない理由ではあるが……
99年01月17日:23時19分50秒
若葉 / Dr.李
 「天罰!」
 遥か彼方に吹っ飛ぶ斜六。
 「悪はほろびたわ。」
 軽く土煙を払いながら、悠然と鍋に戻る。
 まるでなにもなかったかのように。
 
 「・・・なにもだえてるの、静月ちゃん?」
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 ダメージですか?
 まぁ、5点くらいではないでしょうか?
 いくら斜六とはいえ、殺す気で蹴ったりしないでしょうし。
99年01月15日:23時08分14秒
大命中/斜六 / SYN
 ……もぞもぞ。
 ……ごそごそ。
「うまく脱げん……」
 ゲイリースーツが脱げないらしい。
 斜六は、地に降り立ったミノムシのごとく、ゲイリースーツと悪戦苦闘している。
「よし。これで脱げる……ふう」
 ゲイリースーツを脱いだ下にはまたゲイリースーツが……なんてコトはなくて、一応、米軍の払い下げらしい野戦服。
〈そういえば森野のやつ、オレの方に近寄ってなかったっけ?〉
 瑠璃に見つかった当時の情景を思い浮かべながら、鍋の近くを見やった。
「あれ? 森野は……」
 そのとき、背後に人の気配。
 
「こぉの助六ぅぅ!!」
 というやたら威勢のいいかけ声とともに、“風”が吹いた。
 
 不幸だったのは、斜六が振り返って、声の主を認識した瞬間だったということ。
  ごすぅっ!
 
 新学期二回目のすばらしい跳び蹴り。
 斜六は横回転をしながら吹っ飛んだ。
 
 地獄を味わう前に少しだけ天国の気分を満喫したという。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 回避はしません。
 ダメージはいくつです?(笑)>Dr.李さん
 
 ……そっか、斜六は“覗きにハマっている”“助平”なヤツなのか。
99年01月15日:10時09分07秒
明と大人の思惑 / 月夢
ふーん」
 大人面子の酌係と化しながら明が何とはなしに話を聞く。
(しかし妙に不機嫌なような)
 元々あまり愛想のいい方とは思っていなかったが今は更にご機嫌斜めのようである。
(なんかよっぽど犬猿の仲なのかなあ?)
 明は学校内の事情に疎いわけではないが詳しくもない、特に男には興味ない、しかもわざわざ写真を買う ような趣味もないので斜六のことはまるで知らない。
(旧知の知り合いと言うより敵に出もあったような表情してるけど)
 少なくともあまり話しかけたい雰囲気を出してくれてはいない、特に好かれていない自覚のある明がつつ くとやばそうではある。
(しかし……気づいてないはずないと思うんだけど)
 そしてもう一つ明が気にかかっているのは先ほどから瑠璃がちらちらと春香と藤寺に向かって何かを言い たげにしていること。 そのことを異様に勘のいい春香と生徒のカウンセリングをやる藤寺が気づかないはず はないと思うのだが。
(飲み過ぎてぼけた?……まさかなあこの程度の酒量じゃ)
 藤寺はさすがに知らないが春香は酔いもしない。
(黙り決め込んでるな、これは面白そうだとか思ってるんだろうなあ)
 正確には単に状況を静観しているだけである。
 瑠璃がどちらかというと人と距離を置くタイプなのは二人とも熟知している。そしてそれがいいことだと は当然思っていない、今回の花見のような人と接触する場はそれを変えていくきっかけとなるに非常に都合 のいい場なのだ。
(瑠璃ちゃんのプライドを傷つけちゃったのは可哀想だけど、今私がフォローに入ってしまえばそれはそれ で終わっちゃうし)
(良くも悪くも喧嘩というのは感情を表に出して人とぶつかることだし、同じ世代の友達がいる中で大人が 悟った顔して場を納めるのはルール違反よね)
 暗黙のうちに二人は共闘を決め込み気づかない振りをすることに決めたのである。
(大人になるにはちょっと早いもの、もうちょっと同じ年齢の仲間のうちで遊んでから行かないと)
 春香は一通り場を見渡す、なかなか個性的な面子が揃っている、これなら瑠璃を少々谷底に放り込んでも何とかなると思う。
(フレームの中だけに収まるほど世界は狭くないのよ瑠璃ちゃん、多分それに気づかないとあなたのお父さんみたいな写真は撮れないわ)
99年01月15日:01時10分34秒
鋼鉄の面の皮 / ジョーカー
 「…お知り合いですか?」
 
 「そうだって応えると肩身が狭くなるけど知り合いには違いないね」
 
 視界の端で蓑虫が蠢くのを無視しながら人を食った返事をする。
 
 「色々な処に出入りしているって言ったでしょ?その中で知り合った
 写真部兼新聞部の名物男だよ。腕は悪くないんだけど、どうも『副業』に
 傾倒しすぎているようでね。こないだ制裁加えたんだけど懲りて無かったみたいだ」
 
 腕を組み顎に手を当て、何やら思案している様子の誠一郎の目は
 一瞬厳しくなり、すぐにまた元に戻った。注意していても気付くのが
 難しいほどの僅かな変化だったが。
 
 「部外秘のこの花見をどうやって嗅ぎ付けたのかは知らないけど」
 
 と言いつつも誰がリークしたのか十中八九見当は付いていたが。
 
 「目的は桜を愛でるなんて風流な物じゃないのは首を賭けてもいい。
 ……既に幾つか隠しカメラが仕掛けてあるから気を付けて。
 見つけた分の無力化はして置くけど他にもあるかも知れないからね」
 
 台詞の後半は瑠璃の脇を抜けながら小声で囁く。
 
 「取り敢えず物理的制裁は他の人がやってくれるみたいだからね」
 
 そう言って誠一郎はくすくすと笑った。
 
 誠一郎  瑠璃に向かって
99年01月14日:23時08分03秒
若葉”人誅の時間です” / Dr.李
 >「それから、犬を引っ込めてくれ。落ち着いてこいつが脱げん」
 
 もぞもぞとうごめく敵。
 つつっと斜六からは死角になるような位置に軽いフットワークで移動。
 
 ぴっ!ぴっ!ぴっ!ぴーん!
 こんな音がにあいそうなウォーミングアップを、斜六がゲイリースーツに悪戦苦闘してる最中にやる。
 
 ダッシュ!
 陸上部員もかくやと言わんばかりのスピードで動き出す。
 軽やかに踏切り、手近な桜の木を壁に見立てて三角飛び。
 
 着地点には、そろそろ脱げそうな斜六がいた。
 
 「こぉの助六ぅぅ!!」
 全体重と、加速と、ひねりの加わった申し分ない跳び蹴りが炸裂することはすでに確定事項だった・・・・。
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 助六とは、中学時代からの斜六の若葉命名のあだ名です。
 若葉いわく「助平な斜六」を略したというシンプルな出来です。
99年01月14日:19時26分41秒
瑠璃(御機嫌斜め) / tomy
「はっはっはっはっは。まるで今は全然ダメ人間みたいぢゃないか(笑)」

「違うとでも?」

「とりあえず、悪ノリしたことは謝るよ。ごめん」

「…別に」

「煌輝学園2年C組の家達斜六といいます。つい先日、こちらの加藤さんとは顔見知りにはなりましたが特にまだ深い関係ではありません。とある“つて”で花見のことを知り、参りました。どうぞよろしく」

「顔見知り…、成りたかったわけじゃないです」

「しかし、驚いたよ。あんたまでこの花見に参加してるなんてね。氷室誠一郎たちとどんな関係なんだ?」

「初対面です」

さっきから、ちょっとムカムカするので、そっけなく答え続ける。
何故かというと、(ある意味正しいんだけど)カメラが縁で知り合ったなんて、なんだかこの盗撮男と同類扱いされたみたいで、イヤだから。
もちろん藤寺先生や春香さんにはそんな気はないのだろうけど。

「斜六、事の真偽は後ほどゆっくりと議論する事にして、そのゲイリースーツをとっとと脱げ」
「氷室。“ゲイリースーツ”ってことばがすんなり出てくるってのはかなりディープだと思うぜ? とりあえず、暑いから脱ぐけどさ」

「…お知り合いですか?」
盗撮男の扱いに慣れているみたいなので、先ほど誠一郎と名乗った先輩に、そう聞く。結構冷たく言ってしまったかも知れない。…私と同じで、不本意な知人なのかも知れないのに。

瑠璃から斜六、誠一郎へ

tomy:…ブリザードの様に寒い台詞が吹きあれております。
実は原因となる会話をしていた春香さんと藤寺先生に直接文句が言えず、やつあたりをしているだ(苦笑)。その辺を突くと面白いかも(突く人物にもよるけど)。
99年01月14日:03時00分57秒
兆し。静かに?/斜六 / SYN
「斜六、事の真偽は後ほどゆっくりと議論する事にして、そのゲイリースーツをとっとと脱げ」
 犬をけしかけながらの氷室誠一郎の言葉。
「氷室。“ゲイリースーツ”ってことばがすんなり出てくるってのはかなりディープだと思うぜ? とりあえず、暑いから脱ぐけどさ」
 もぞもぞとボロ切れの塊が蠢く。
「それから、犬を引っ込めてくれ。落ち着いてこいつが脱げん」
 
 なんてやりとりの間にも、若葉は近づいている。斜六へと向かって。斜六は気付いていない。
 まだ、気付いていない。
 
 誠一郎にしても、迫ってくる者はいるようだったが。
99年01月14日:02時54分12秒
書き込みの訂正 / SYN
家達斜六のクラスは「2−C」です。
99年01月14日:01時37分42秒
乱入の謝罪。/斜六 / SYN
「…、じゃあ、わざわざ、格好悪く整形して、背も縮めて、戸籍まで変えて来たと、…そういうことにしときましょうか、沢渡修一さん」
〈わざわざ、こんなことを……〉
「はっはっはっはっは。まるで今は全然ダメ人間みたいぢゃないか(笑)」
 頭の後ろに手を当てて笑う。少し“乾いた笑い”なのは気のせいだろうか?
 で、まあ、一応、真面目な顔に戻して瑠璃に向き直り、
「とりあえず、悪ノリしたことは謝るよ。ごめん」
 それから春香たちの方にむいて
「煌輝学園2年B組の家達斜六といいます。つい先日、こちらの加藤さんとは顔見知りにはなりましたが特にまだ深い関係ではありません。とある“つて”で花見のことを知り、参りました。どうぞよろしく」
 
 再び瑠璃に向き直り話しかける。
「しかし、驚いたよ。あんたまでこの花見に参加してるなんてね。氷室誠一郎たちとどんな関係なんだ?」
 
 to 瑠璃。
99年01月13日:01時19分08秒
秋月 / 月夢
「血ね、まあ親には似るときは似るものよ、まあ、真面目に仕事をすることはいいことだしね」
 軽く答えると秋月は立ち上がって歩き出す。
「あ、その辺のもってきてね、もうちょっと見やすい位置にうつるから」
 
 
「字からしてギリシャ産か?バッカスの乙女って言うと薬やら酒やらで
 トランス状態になって素手で獅子すら引き裂いたってぇ話を聞いたことがあるが
 やばいもん入ってないだろうな、これ?」
「やばいものねえ、うちの父親の送ってきたものだから質の悪い酒のはずは絶対にないけど」
 そのあたりは折り紙付きである。
「ギリシャというとどうだったかしら?確か今でも原始宗教の神々をまつる神殿から盗ってきたとか言ってたような気がするから、トランス状態に入れるようなモノが混じっているかもしれないけど、まあ客に出せないようなモノは送ってこないと思うわ」
 十分やばいかもしれない、どうやって税関通したかも謎である。
「まあ味は悪くなかったようだからそれはそれでいいでしょう、どういう酔い方をするかは幸いすぐにわかりそうだし」
 不穏当な空気は徐々に高まる。後は何か一つ弾みがつけば転がりそうである。
「日頃ためてるモノを吐き出せるんなら少々の二日酔いぐらいなら安いでしょ、それに」
 心底楽しそうに、
「誠一郎君の腕の見せ所よねえ」
 
   
 
99年01月13日:00時13分45秒
ハロルド / ジョーカー
 「使うのは俺じゃないよ。弟子が使うんだと」
 
 くいっと顎で誠一郎の方を指す。
 
 「こないだから春夏秋冬に来るようになった…変わった高校生がいてな。
 なんでも誠一郎曰く近藤とか言うらしいが、そいつが結構頻繁に来るもんでな。
 奴曰く『この際常連に仕立て上げましょう。ならば女子高生向けのメニュー充実は
 急務ですね。以前からこの店は常連に華が少ないと思っていたんですよ』と、こうだ」
 
 呆れたように肩を竦める。
 
 「やっぱ、血だなあれは。仲が悪い割にはよく似てる。あいつも商魂逞しい奴だった…」
 
 感慨深げに呟くハリーだった。
 
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 「おいおい、幾らざるだからってこの量は一人じゃ呑めんぞ。お前らも付き合え」
 
 がらがらと音を立てて酒瓶を抱えながらハリーが場所を移してくる。
 
 「一人で呑むんなら酒蔵に忍び込む。花見なら酌み交わさないとな」
 
 どっかりと座り込むがちゃっかりと特等席に割り込む。
 
 「それからあの娘達の片割れが呑んだのはワレキューレじゃないぞ。こっちだ」
 
 既に半ば空となっている酒瓶を引っぱり出す。
 ラベルには『バッカスの乙女』と書いてあった。
 バッカスはギリシャ神話に出てくる酒の神である。
 
 「字からしてギリシャ産か?バッカスの乙女って言うと薬やら酒やらで
 トランス状態になって素手で獅子すら引き裂いたってぇ話を聞いたことがあるが
 やばいもん入ってないだろうな、これ?」
 
 そう言ってみせる顔は是非やばい物であって欲しいと読みとれた。
99年01月12日:10時00分05秒
春香(前文続き) / 月夢
(うちの子たちねえ)
 明が心の中で呟く、意識しているかどうかわからないが春香は複数で呼んでいる。
(あーーやっぱり春香さん何か考えてるよなあ)
 基本的に春香は明を育てたせいもあるのか非常に面倒見がよい、しかも瑠璃をだいぶん気にいっているようであり、それに、
(あのアパートはなあ)
 明も実際に見たが女の子の一人暮らしにはやや物騒。
「な〜に考え込んでるの?」
 春香が明の前にコップを出して尋ねる。
「いえ、別に〜人生について少々」
「柄じゃないこと言ってるわね〜」
 藤寺もコップを差し出す、春香とはすっかりうち解けたようである。
「二人ともいきなりペース早いですね」
「そう?あそこの3人よりはいいと思うわよ」
 3人とは当然こまち、美亜、静月である。
「いいんですか、藤寺先生?」
「今日は教職じゃないから知らないわね、まあ、危なくなったら止めたげるわよ、今は危ないのはどっちかというと彼のほうでしょう」
 彼といって視線で指す先には瑠璃にじと目で睨まれ、そしてまだ一滴もいれてないのに何か目がすわってる若葉に近づかれている斜六がいる。
「派手な花見だ……」
「なーに言ってるのよ、花見は始まったばかりよ、たとえばあそことかね」
 にやっと笑って見る先にはいつの間にか座る位置が動いて誠一郎を挟んで妙な気配を漂わすこまちと美亜。
「…………修羅場な…」
「あの子たちが飲んだお酒これかしら?」
 ひょいと藤寺が瓶をつまみ上げてそのラベルを読む。
「……ワルキューレ?」
「北欧のお酒なの?」
 雑誌編集さすがに雑学には強い春香が尋ねると、
「え〜とたしか先代が北欧のほうから送ってきたものだと思います」
 うろ覚えの知識を引っぱり出して明が答える。
「北欧のお酒よ、謳い文句はヴァルハラの酒宴で出されるお酒で飲むと勇気を奮い立たせ気持ちを高揚させ戦いに勝利できるとか何とか」
「あれマスター?」
「なかなか面白くなりそうだから全体が見渡せる席にね」
 酒の大半をハリーにもたせて秋月も場所を移してくる。
「「ワルキューレとはぴったしでしょ?」
「どっちかというとあっちの娘向けね」
「若葉ちゃんは、確かにワルキューレですねえ」
 斜六がヴァルハラに導かれないことを祈るだけである。
「いいつまみが揃ってるわあ」
「そうねえ」
「まったく」
 すっかりくつろぐ大人の女性。
「………強く生きるんだよ〜みんな〜」
 きっと人ごとじゃすまないだろうなあと思いながらもそう口にする明だった。
99年01月12日:06時13分50秒
春香 / 月夢
「…、じゃあ、わざわざ、格好悪く整形して、背も縮めて、戸籍まで変えて来たと、…そういうことにしときましょうか、沢渡 修一さん」
 開き直ったように瑠璃が言う。わざわざ別の名前を呼んでいるあたりは嫌みが籠もっているかもしれないが真面目な瑠璃にしてみれば珍しい反応かもしれない。
(少しは気がほぐれたかしらね)
 くすりと春香が笑う。
(連れ出してきた甲斐があったかしら、あきちゃんの前例と同じように行けばいいのだけど)
「ふふっ、ご苦労なさってますね」
 春香が瑠璃を見て微笑んでいると目があった藤寺が察したかのように笑って言う。
「子供を育てるのはいつでも苦労するものですよ、うちの子はとくに手が掛かりますけど」
 苦労をかけた子供その1は聞こえない振り。
「でも苦労をかけた分だけ報われますから、それにこれはこれで楽しいですしうちの子たちの成長は見ていて飽きませんからね」
99年01月11日:17時37分09秒
瑠璃 / tomy
「あら、新しいお客様ね瑠璃ちゃんのお知り合い?それともばついちの旦那さん?」

「ちが…」 私が否定しようとすると、その男が間に割り込む。

「はじめまして、春香さん? でしたっけ? 私は家達斜六という者です。実は以前こちらの加藤瑠璃と離婚したことがありまして、(中略)こうして今も遠くから見守ってます。よろしかったら、ご一緒してもかまいませんか?」
「ふーーん、そうなの。まあそういう理由なら仕方ないわねー。そういうことならいいんじゃない?ね、瑠璃ちゃん。瑠璃ちゃんの知り合いと言うことなら他の人もオーケーするでしょ?みんな知り合い誘ってるしね」

…春香さん、楽しんでる。…もう。

「でも加藤さんが家達君と知り合いだとは知らなかったわね、同じ写真好きで知り合ったのかしら?」
「おや、瑠璃さん写真好きでしたっけ?」
「言わなかった?うちの編集部にも写真持ち込んでるのよ瑠璃ちゃん」
「へえ、すごいですねえ」
「でも瑠璃ちゃんの旦那様は私も知らなかったわねえ」
「今度暇があったら旦那様の写真ももっていらっしゃい見てあげるから」

どう言い返そうか考えてる隙に、話しが勝手に進んでいく。これを収拾つけるのは私には至難の技だ。
ふぅ
私はため息をつくと、仕方なく話しに載せられてみることにした。
「…、じゃあ、わざわざ、格好悪く整形して、背も縮めて、戸籍まで変えて来たと、…そういうことにしときましょうか、沢渡修一さん
99年01月11日:06時05分06秒
秋月 / 月夢
「うちの?まあ一般的なものなら見せてあげてもいいけど」
 謎の人物秋桜先代は本当に謎な人間だったらしく秋桜のレシピ集は電話帳並の厚さを誇る。
「でも珍しいわねどういう風の吹き回し?」
 からかうように秋月が尋ねる。
「あなたが真面目に仕事する気になるなんて、貢ぐ女でもできた?それとも悪いことでも始めるのかしら?」
99年01月11日:03時31分57秒
ハロルド / ジョーカー
 混乱の度合いを増してきた会場を面白そうに見物しながら酒を飲んでいたハリーだったが
 不意に何かを思い付いたようだ。グラスを持ったまま芳に話し掛ける。
 
 「あ、そうそう今度でいいんだが秋桜のレシピを見せて貰えないか?
 フルーツパーラーで出すような物の部分でいいんだが」
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