天羅万象掛け合い:暴走編 LOG 008

天羅万象掛け合い所:暴走編の1998年02月28日から1998年04月15日までのログです。


98年04月15日:19時11分36秒
健司 / ハリ=ハラ
「あ、あの、、僕、陸上部じゃないんですけど、、」
 
「ありゃ?
 なんだそうだったのか・・・」
 
 拍子抜けしたのか、自分の早とちりを笑っているのか・・・
 
「いや、陸上部の奴が言ってたもんで、ついてっきりな。
 早とちりしちまって、悪かったね。」
 
 苦笑しつつそんな事を言う。
 
「ところで、“あのこと”って何だ?」
98年04月14日:12時58分47秒
薮をつついて蛇を出す / 月夢
(おお、動揺してる、動揺してる)
 こぎみよい話し方をするこまちが珍しく間をつくるのを明が内心でほくそえむ。
「そんな言い方で、あたしが動揺すると思ってるの? すかさずそう言えるようになったあたりは、氷室の影響みたいだけど、まだまだね」
(う・・・・)
 氷室の影響の一言でちょびっと傷つく明。
(そ、そこまでひどくないやい)
 誠一郎のことをどう思っているのやら。
「と、ともかく、二人とも関係ないの。あ、関係あるっていえば、関係、あるか。今度、みんなでお花見とやらに、行くんだって。ほら、うちに来てた連中、全員で」
「花見ですか?」
 直樹のことはともかく明は誠一郎のことはなにも言ってない、なのになぜかこまちが「二人」という表現をしているあたりおもいっきり動揺している証拠だろう。
(おもしろいけど、これ以上はやばいよねえ)
 相手はこまちだ、これ以上追いつめるとなにをするかわからない、明はさっさと話題を転換しようとする。
「ところで、ずいぶん嬉しそうな声、出してたわね。電話に出られたことが、そんなにうれしかった?」
(くっ・・・遅かった)
 こまちのストライクバック。
(伊達や酔狂で誠一郎先輩の幼なじみしてないなあ)
 別に幼なじみというのは考えてやるもんでもないが。
「叔母さん……春香さんだっけ? その人と何かあったの?」
「ん?春香さん?いえ僕と春香さんは年中仲良しですよ」
 明がとぼける、まあ実際春香とはなにかあったわけではない。
(しかし、僕になにかあると春香さんがらみだと思われてるんだろうか?)
 あながち間違った発想ではない。
「僕そんなに嬉しそうな声出してましたか?きっとこまち先輩からお電話もらったからですねえ」
 しらをきりまくる明、ここはうやむやにして煙に巻くのが一番。
「男ってきれいな女性から電話もらうと嬉しいものなんですよ」
 明のバイトはこういうところでも役に立つ、こういうせりふをぬけぬけと言わせたら天下一品、お姉さまがたにからかわれ続けてるためにいい加減耐性ができている。
「ま、こまち先輩は僕なんて眼中ないでしょうけどねえ」
 わざとらしくすすり泣くような声で明が続ける、まだ薮から蛇をつつき足りないようである。
「でもいいんです、僕、陰から見守ってるだけで満足なんです、じゃ、お幸せに」
98年04月14日:03時58分35秒
「深呼吸と受話器の甘い関係」 / みだれかわ枕
(一人称単数)
 
「あと高城先輩へのことへの抗議は受け付けませんが」
 
 な、何でそこで高城くんの名前が出るのっ!?
 思わずそう叫びそうになって、受話器を押さえる。
 ここで叫んだら、動揺してるのバレバレじゃない。
 軽く深呼吸して、心臓のドキドキが止まるのを待ってから、話しかえす。
 
「そんな言い方で、あたしが動揺すると思ってるの? すかさずそう言えるようになったあたりは、氷室の影響みたいだけど、まだまだね」
 
 と、ここまで言って、また受話器を押さえる。
 ここで氷室の名前出してどうすんのよ!
 ああ、まずい! また心臓ドキドキしてきた!
 もう一度、深呼吸深呼吸……
 
「と、ともかく、二人とも関係ないの。あ、関係あるっていえば、関係、あるか。今度、みんなでお花見とやらに、行くんだって。ほら、うちに来てた連中、全員で」
 
 用件は言ったわ。
 あとは、逆襲するだけね。
 
「ところで、ずいぶん嬉しそうな声、出してたわね。電話に出られたことが、そんなにうれしかった?」
 
 あたしからの電話っていう、意外性に驚いた分を差っぴいても、普段と声の調子が違ってたもの。絶対、その場から逃げ出したくなるような話題が、繰り広げられてたんだわ。だから、あたしの電話で、あんなに嬉しそうだったんだ。
 
「叔母さん……春香さんだっけ? その人と何かあったの?」
 
 
 逆襲のこまちから、明へ。
98年04月13日:22時19分40秒
/ せりざわ
「あ、あの、、僕、陸上部じゃないんですけど、、」
 それだけを言うと、黙って、うつむいてしまった純。
 「あのこと、、もうそんなに広がっているんですね、、」
 先日、純はバイクで逃走する引ったくり犯を捕まえるという、
 前代未聞なことをやってのけている。だが、そんなことが
 たまらなくいやなのだ。目立つのは好きじゃない。 「陸上部の方から、お誘いは受けたんですけど、、自信がないんです、、」
98年04月11日:22時54分10秒
千早 / 狂兵
 「道場破りだぁ?!」
 
 すっとんきょうな声を、部員の一人があげた。彼が身につけているのは、剣道の防具。
 つまりは剣道部員だ。
 
 「おい。村山・・・どうしたんだ?」
 
 その声を聞きつけて、オールバックの、同じく剣道部員がやってくる。
 
 「いや、橋本・・・・こいつが、うちに道場破りにきたらしくて・・・」
 
 村山と呼ばれた、少年が、振り向きざまに、アゴで、相手を指した。
 
 「いや・・・・私は・・・・剣道部の部員とお手合わせ願いたいと・・・言っただけなのですが・・・・」
 
 涼やかな声の少年は、少し困ったような表情で、やんわりと、言葉を訂正した。
  
 「そりゃあ・・・・ようするに・・・道場破りじゃないの?」
 
 橋本が、頭を掻きながら言った。
 
 「・・・・・・・・・・」
 
 (・・・・・・・・そうなるのか?)
 小首をかしげて黙り込む少年。
 その姿に、一瞬、二人の剣道部員はドキリとした。我知らず、胸の鼓動が早くなるのを感じる。
 
 (おいおい・・・・相手は男だろ・・・・)
 (・・・・・オレにその気は無いっての・・・・・)
 
 その後、二人が思った事は、奇しくも同じだった。
 
 (でも、美人だよなあ・・・・・)
 
 そんな二人の夢想を破ったのは、少年の問いかけだった。
 
 「それで・・・お相手願えるのですか?」
 
 「お、おう・・・」
 「ま、まあいいんじゃないの」
 
 同時に、裏返った声で返事をする二人。
 
 「そ、それで、君の名前は?」
 
 動揺を悟られまいと、橋本が少年に訪ねた。
 
 にこりと微笑みながら、少年が言った。
 
 
 「私は・・・戦道・・・戦道 千早と申します。お手合わせ出来て光栄ですよ・・・」
 
98年04月11日:13時18分24秒
お電話 / 月夢
「ん?こまち先輩ですか?珍しいですね」
 いいタイミングの電話への喜びと、本当に珍しい人間からの電話の驚きとの混ざった不思議な声で返事を返す。
(うーーーん、こまち先輩が僕に?)
 学校でならよく話すが電話をかけにくるのは珍しい。
「おもしろい話ですか?お金を取られないならお聞きしたいですけど」
 軽くまず予防線を張ってから明が聞き返し、それからふと思いついてつけ加える。
「あと高城先輩へのことへの抗議は受け付けませんが」
98年04月11日:00時34分56秒
「鳴りまくる、電話」 / みだれかわ枕
(三人称単数)
 
 眼鏡の代金のことで、ひとしきり騒いだ後、こまちは自分の部屋に戻っていた。
 アルコールはすっかり抜けていたが、逆に、気だるさが全身をおおっている。別に不快なものではない。むしろ、心地好いようにも、思える。
「今度、あの連中と花見、かぁ……」
 みつあみを解き、眼鏡を外してから、ベッドの上に仰向けに、倒れこむ。やや固めのスプリングは、ぶわん、と揺れて、彼女を受け止めた。
「ま、悪くは、ないか」
 これまでこまちは、花見に行ったことがなかった。十年ほど日本で暮らしているが、どうも桜を愛でる、というのは性に合わなかったのだ。
「ちょっと楽しみ、かもね」
 参加者も、相当の人数になりそうだ。
「阪井、氷室、高城くんに、港野さん、森野さん、白石くん、か……」
 『氷室、高城くん』というあたりで、少し顔が赤くなる。
「人数、これくらいかな……」
 と思ったとき、二人ほど顔が浮かんだ人間がいる。
「一応、声だけかけてやろうかな」
 声を掛けなかったら、いろんな意味でうるさそうな後輩と、ある男に恋心を抱いていて、それでも全然チャンスに恵まれていなさそうな委員長。電話番号ぐらい、すぐ分かる。
「委員長の方は、阪井に声掛けさせようかな。その方が委員長も喜ぶだろうし」
 Service過剰よね、とも思いつつ、委員長の方は後回しにして、やかましい後輩を優先することにした。
「さて、電話番号は……と」
 ぽんぽんぽんと、ダイヤルして、少し待つと、呼び出し音が鳴り始めた。
「ふふん。もしかして、いま取り込み中かな……家の人、叔母さんだっけ、その人と食事に行ってるとか……うーん、出ないわねぇ。切っちゃおうかな」
 と言ったとたん、つながった。
「はい、時之ですが」
「あ、時之ぉ? あたし。大町だけどさ、ちょっと面白い話があるんだけど、聞く気、ない?」
 
 
 こまちから、明へ
98年04月10日:12時35分02秒
電話 / 月夢
「ん?電話?」
 コール音が家に響く、
(誰か知らないけどいいタイミング、ないす)
 明は内心喜びつつキッチンからでて電話をとる。
「はい、時之ですが」
 
 
 
 無言のプレッシャーその3、さあ、電話頂戴(笑)。
98年04月09日:22時10分54秒
瑠璃 / tomy
「薮蛇だったねえ、春香さん酔っているように見えて酔ってないんだよ。ま、ここは、お互い・・」
「瑠璃ちゃん?」

いつの間にか明君と春香さんの視線が私に集中している。そんなに真剣に考え込んでたんだろうか?

「ほら、春香さんが変なこと言うからなやんじゃったじゃないですか、いぢめっこですねえ」
「なによお、私が悪いみたいじゃない」
「あれ、自覚なかったんですねえ」

「あ、そんなんじゃないの。」
慌てて作り笑いをして、否定する。

「ただ、どんな話しをしたら面白いかなぁって思って。」
心にもない台詞をいいながらニコッと微笑む。うまく笑えただろうか?

「瑠璃ちゃん…」
春香さんがじっと私を見つめる。私はその続きを聞くのが怖くて、一気にまくしたてた。
「でもちょっと今は思いつかないから、今度アルバムを持って遊びに来ていいですか?その時にでも…。」
「わかったわ、瑠璃ちゃん。またいつでも遊びにいらっしゃい。面白い話、待ってるからね。」
春香さんが私に向かって、そう笑いかけてくれた。
「はい。」

そううなずくとともに、ドッと精神的な疲れが押し寄せる。
何かすごい約束をしてしまった様な気がするけど、仕方ないよね。
そう無理矢理納得した時、台所の方からジリリとベルの音が聞こえてきた。

tomy:というわけで電話下さい(爆)
98年04月08日:18時34分16秒
健司 / ハリ=ハラ
「俺は大丈夫だよ。」
 
 若葉の言葉に笑って答える。
 
「黙って二三日家あけたって平気だからね。
 まあ、大らかと言えば聞こえは良いけどさ。」
 
 川を渡ってくる風が心地良い。
 芽吹いた草の香りや、かすかな土の香りがはなをくすぐる。
 春の風だ。
 
(う〜〜ん、良い風だなぁ・・・
 こういう中を思いっきり走るのも気持ち良いだろうなぁ・・・)
 
 思い立ったらすぐ行動。
 決断力が在ると言うより、あまり考えない健司である。
 
「そういえば、白石君って陸上部だったよねぇ?」
 
 勝手に決めるな。
 まだ迷ってる最中だ。
 
「どうだい?
 ちょっと競争してみないか?」
 
 初めに目に付いたのが不幸と思ってもらおう。
 
「腹ごなしにもなると思うし。
 あの橋のたもとまで・・・どうかな?」
98年04月08日:15時07分35秒
お願い / 月夢
 花見のお電話ください(笑)。
98年04月08日:06時31分20秒
「宴のあとでの、」 / みだれかわ枕
(一人称単数)
 
 嵐のようだったわ。
 なんかやけに人数増えてるし、氷室はあたしをからかうし、高城くんはあたしの手を握るし。
 なんでこうも大騒ぎされなきゃなんないのよ。眼鏡買いに来てただけのはずなのに。
「楽しかったわねぇ、こまちちゃん?」
 Kitchenで洗い物をしている母さん、無責任にも、そう言う。
「なに言ってんのよ。母さんがお茶やらご飯やら出すから、とんでもない大騒ぎになっちゃったじゃないの」
 あたしも、一応手伝いしてるのよ。洗い物。
 というか、手伝おうとして、最善の努力も空しく割っちゃったお皿を、片づけてるんだけど……
 いいのよ。別に家事が出来なくても、housekeeper雇えばいいんだもの。
 さもなきゃ、家事の出来る人と一緒に住んでればいいんだし。
 氷室は家事万能だし、高城くんも上手そうだし……って、なに考えてんのよ、あたし。
「でも、こまちちゃんも、楽しそうだったじゃない?」
「そ、それは……否定はしないけども」
 否定はしないけど、肯定も、したくないわね。あんな恥ずかしい思いを、何度もしなきゃなんないワケ?
「だって、こまちちゃん、お友達を家に連れてくることなんて、なかったじゃない。まこと君を連れてくることも、最近少ないし」
「氷室は、勝手について来てんの。第一、どうして友達、家に連れてこなきゃなんないのよ。学校でいやでも顔合わせるんだし」
「こまちちゃん……まだ、気にしているの?」
「うるさいなぁ。止めてよ、その話」
 母さんが心配してくれるのは、ありがたいんだけど。やっぱり、あたし、駄目だわ。
”……ごめんなさいね。あなたが気にしているのは、よく分かっているのだけど”
 母さん、突然日本語から英語に言葉を変えた。これって、真剣に話したいときの、signalなのよ。で、あたしもそれにあわせる。
”あたしこそ、ごめん。あやまる”
”ふう。友達にも、そうやって、もう少し素直になればいいのに”
”嫌よ。弱み握られるのは、勘弁して欲しいわ”
”人が自分の中に持っているのは、弱いところ、嫌なところだけじゃないと思うのだけど?”
”それでも、いや”
”たまには、友達にも甘えなさい。大丈夫。今日来てた子達は、みんないい子だわ”
”そうかしら。あたしには、信じきれない”
”だから、信じなさい。信じれば、応えてくれるわよ”
 そう言って、母さんは微笑んだ。昔おじいちゃんに連れられた、教会の聖母画のように。
 洗礼を受けるつもりはなかったけど、あの絵の微笑みを見ることが出来るのなら、日曜日のミサにも行きたいと思った。そんな、素敵な笑顔。
 あたしには、こんな笑い方、他の人に向けて、出来るんだろうか。
 いつか。
 彼らに向かって。
 彼に向かって。
 
 がちゃん
 
 ちょっと考え事をした、その時。
「こまちちゃん、また落とした〜」
 うう。おばあちゃんお気に入りの絵皿。何でこれにもハンバーグがのってたワケ? 完全に真っ二つにしてしまった。
 歌舞伎を見入ってるおばあちゃんが帰ってきたとき、何といえば良いのかしら。
 
 がちゃん
 
 今度はおじいちゃんのティ・カップ……
 駄目だ。言い訳のしようがない。
「か、母さん……どうしよう、これ……」
「そぉねぇ。素直に謝るか、こっそり捨てちゃうか、どっちかかしらねぇ」
 あたしに謝るつもりがなくても、母さんは黙っていてくれるってことかしら。だとしたら当然……
「でも、おじいちゃんはシャーロック・ホームズ並の推理力だからぁ……ばれちゃうかも♪」
 そんな恐ろしいこと、可愛らしく言わないでよ。
 
 
 数秒後、おじいちゃんとおばあちゃんが帰ってきて、隠す間もなく、ばれてしまった。
 うう……今月のおじいちゃんからのお小遣い、全額cut……
 
 
 部屋に戻って、お小遣いcutの悲しみに暮れていたあたし、ふと、大切なことを思い出した。とても重要なこと。
 それを確認するために、慌ててsitting room(イギリス英語で、リビングのこと)に駆け込んで、煙草――なんと『わかば』。いつか、肺ガンになるんじゃないかしら――をふかしていた父さんに問いただす。
「父さん! 港野さんから、眼鏡の代金もらったの!?」

「え? ……おお、そう言えば、忘れてたなぁ」
 
「なにやってんのよ! 何のためにあたしがあの連中連れてきたと思ってんのよぉお!」

 
「まあ、別にいいじゃないか〜」
「あら、別にいいじゃないのぉ」
 
 ふ、夫婦して、何でこうも、商売をしているっていう意識が薄いの!?
 
 
 こまち。
98年04月08日:02時50分30秒
去り際の誠一郎 / ジョーカー
 「うう……みんな、また来てね〜。必ずよぉ〜。お願いだから、おばさんとこに遊びに来てぇ〜」
 
 懐かしの目の幅涙を流している聖。だがいつもの事と言えばいつもの事だ。
 
 「はいはい、また何かあったらお邪魔しますよ」
 
 誠一郎の応対も慣れた物だ。聖の傍らではこまちがまだぶつぶつ言ってる。
 曰く
 
 「何が『おまえが一番面白い』よ……そーゆー目で、人を見ないで欲しいわ」
 
 だそうだ。復活してからずっとこれだ。ついでに言えば、こまちの全身から
 「帰れ」という念波が放射されている。付け加えれば「とっとと」というのも付く。
 恐らく狂態を見せてしまったのが恥ずかしいのだろう、と誠一郎は判断した。
  
 「それじゃ、今日は本当にお邪魔しました。今度会うのは花見の席ですね。
 では失礼します」
 
 笑いながら砕けた敬礼をすると、誠一郎は背中を見せて歩いていった。
 さすがにこれ以上留まっていると起こり得る突発的な事態の発生を恐れたらしい。
 既にその時に他の連中はいない。応対している内に行ってしまったのだ。
 
 「じゃ、また明日学校でな〜」
 
 ひらひらと肩越しに手を振りながら健司達の後を追う誠一郎だった。
98年04月07日:14時04分41秒
/ 月夢
「お嫁のもらい手あるかなあ?」
 瑠璃のからかい口調を明が軽くかわす、ただ、
(ちょっと拗ねさせちゃったかな?)
 心中ではそんなことを思い苦笑をしながら。
 その後はしばらく普通に食事が続く、春香はどちらに特別気を使う様子もなく、ごく普通に、それでいながらうまく場の空気を和ましている、春香の人徳ともいえる。
「ね、ね、春香さん、面白い話しとかない?例えば、『あきちゃん』の恥ずかしい話しとか」
 この場になれてきたのか瑠璃が軽い口調で春香にそういう、明が思わずむせる。
「瑠璃さーん」
「いいわよぉ」
 明の抗議になど耳も貸さずに春香が請け合う。
(あうう・・・・)
 春香とは明が生まれたときからのつきあいである、失敗談など一晩中でも語れるだろう。
「そのかわりに瑠璃ちゃんの面白ぉい話しを聞かせてくれるんならねぇ」
 頭を抱える明はほっておいて春香がそうつなげる。
「えっ、わっ、私!?」
(春香さん、ナイス!)
 思わず心の中でぐっと拳を握りしめる明。
「そぉよぉ。世の中ギブアンドテイク。人の恥ずかしい話しを聞きたいなら自分も恥ずかしい思いをしないとねっ☆」
 春香が瑠璃にウィンクする、瑠璃が困った顔をしている。
「薮蛇だったねえ、春香さん酔っているように見えて酔ってないんだよ」 明は知っている、春香はお酒を飲むと多少顔にこそ出るが早々酔わないことを。
(これで下心持って近づいてきた男どもを逆に酔いつぶして酒代持たせてるって立花さんいってたからなあ)
 春香の大学時代からの古い友人の言葉を思い出しつつ明は苦笑する。
「ま、ここは、お互い・・」
 ひきましょうと言おうとして瑠璃がまじめな顔をして悩んでいるのをみて明が言葉を切る。
「瑠璃ちゃん?」
 春香が悩んでしまった瑠璃に声をかける。
(どうしたんだろう?)
 明はざっと今までの会話を思い出す。
(・・・・言いたくないとは誰にだってあるか)
 明にだってある、明は瑠璃に見えないように一つため息をつくと殻になったビールの缶を手に取る。
「ほら、春香さんが変なこと言うからなやんじゃったじゃないですか、いぢめっこですねえ」
「なによお、私が悪いみたいじゃない」
 明が軽く言うと春香も軽く返す。
(春香さんは知ってるのかな?)
 瑠璃がなぜ悩んだか春香なら知っているような気もするが言うはずないことは明もよく知っている。
(まあどんな理由があっても春香さんは同情も哀れみもしないだろうけどね)
 春香は他人を軽んじない、他人の人生に対してそんな感情を抱くことがどれだけ思い上がったことかも知っている。
(だからこそ人に好かれるんだよね)
 春香の凛とした強さは自分と他人両方に対する厳しさからくる、一人の人間、一個の人格への対等な立場。
「あれ、自覚なかったんですねえ」
 明はそんなことを考えながら極力軽く言うと殻になった缶を手に持ってキッチンへ逃げる。
「ひとを甘やかさない癖に、ひとが本当に誰かの手を必要としている瞬間も気づくんだからなあ、春香さん、だから余計な面倒背負い込むんだよねえ、僕とか・・」
 明が二人から見えない位置で小さく呟き、そして、瑠璃の方をみる。
「そっか・・似てるんだ・・・春香さん見る目とか・・・」
 明は唐突に気づく、瑠璃の言動や明を見る目になにかしらの不安感を感じた理由を。
「・・・・昔の僕だよ・・・・」
 
98年04月06日:21時38分58秒
瑠璃 / tomy
「いいですよ、お客様に働かすと悪いですしね」
「じゃ、つくるんで、しばらく待っててくださいね」
「あ・・・と、お酒飲まないかな?」

あきちゃん、いえ、明君が(これ以上続けると、本当に使ってしまいそうだ)グラスとお酒を持ってきた。
「別に…、飲めなくはないけど…」
人前、特に初対面の人の前で飲むなんて…。自分をさらけだしてしまいそうで怖い。


「ははは、いつもの癖で、ね」
「高校生が高校生にお酒勧めるんじゃないの」

明君が烏竜茶を持ってくるのを見てほっとする。

「はい、瑠璃ちゃんのお手製よ」
「ありがたくいただきます」
「あ、美味しい・・・うーん、お酒が飲みたくなるなあ」
「高校生の発言じゃないわねえ」
「警察にはちくらないでくださいね・・あ、春香さんレシピきいといてくださいね、これいいですよ」
「りょーーかい、じゃ、あきちゃん後はお願いね」
「はーーーい」


「その、レシピって言われても、ありあわせのもので作ったんだし…。」
冷蔵庫の中の余りものから10分程度で作ったものもレシピを聞かれても困る。料理を褒められるのにも説明するのにも慣れてなかった私は、それから明君の料理ができるまでの間、しどろもどろで春香さんの質問に答えていた。


「はい、お待ちどうさま」
「ごくろうさま」

明君が料理を運んでくる。ごく普通の家庭料理のようだ。まあ、私は家庭料理なんかずいぶん食べてないから、どんなのが普通なのか良くわからないけど。


「お客様がきても気取らないわねえ、さすが、あきちゃん」
「僕は料理が趣味じゃないですからねえ、いきなり言われてもおもてなしのために、というのは無理ですよ」
「まあ、あきちゃんらしくていいわよ、さ、瑠璃ちゃんどうぞ、一級店の料理ほどじゃないけど、ちゃんと食べれるから」
「僕に料理教え込んだの春香さんなんですけどねえ」
「料理は私じゃなくて母さんの担当よ」
「そういう逃げを言いますか」

2人の間に入り込めない。そんな阻害感から私は黙りこんた。
それが顔にも出ていたのだろうか?明君が私に私に話しを振った。


「あ、瑠璃さん、どうぞ、料理は、まあ、必要に迫られて覚えたんで特別美味しい訳じゃないけど、一般家庭の主婦並にはできてると思うんで」
「そ、どうぞ、口に合わなかったら今度は私が作りなおしたげるから」
「じゃ、いただきましょうか」


「いただきます。」
うちでは一人ぼっちだということを実感するだけだから使わないその言葉を使ってから、食べ始める。

「美味しい。これならいつお嫁に出しても恥ずかしくないですね、春香さん。」
冗談混じりにそう言う。どうも明君に対しては素直に褒めることができずに、意地悪くなってしまう。ちょっと嫉妬しているのかも知れない。こんな家族の愛情のこもった料理、私には作れないから…。


「ね、ね、春香さん、面白い話しとかない?例えば、『あきちゃん』の恥ずかしい話しとか。」
春香さんの頬が赤らんできた頃を見計らって、そう切り出す。ちょっと明君を苛めてやりたい気分だった。ダメって言われたら、冗談として誤魔化すつもりだった。

「いいわよぉ。そのかわりに瑠璃ちゃんの面白ぉい話しを聞かせてくれるんならねぇ。」
「えっ、わっ、私!?」
「そぉよぉ。世の中ギブアンドテイク。人の恥ずかしい話しを聞きたいなら自分も恥ずかしい思いをしないとねっ☆」
やたらニコニコと強調する春香さん。どうやらヤブ蛇だったらしい。
「えっと、私は、そのぉ…。」
今さら、それならいいですともいえないし、困ってしまった。かといって、面白い話しなんて、思い当たらない。
私の身の上話なんてしても引くだけだし、どうしよう。


(続く)


予想以上に長文になってしまいました(^^;
一旦ここで切りますね。続きはまた今度。
98年04月06日:21時18分15秒
帰宅組・若葉 / Dr.李
 「いろいろあったけど、良かったね、静月ちゃん。
 眼鏡も元に戻ったし。」
 
 屈託のない顔で話しかける。
 
 そうこう話してるうちに大きな河に出た。
 この街を南北で分ける大きな河・・・。
 
 「すっかり暗くなっちゃいましたね。
 お家のほうは大丈夫なんです?
 私のうちは結構おおらかなんですけど。」
 
98年04月06日:13時15分10秒
/ 月夢
「いいですよ、お客様に働かすと悪いですしね」
 屈託なく笑うと明はエプロンをつけてキッチンへはいる。
(さ、てと・・)
 明は材料と冷蔵庫の中身を確認して再度なにをつくるか考える。
(ま・・・いいか)
 一応考えはしたが結局最初の予定からずらさないことに決める、だいたいずらすとなるとまた買い物にいかなくてはならないので手間なのである。
「じゃ、つくるんで、しばらく待っててくださいね」
 そう言って場をつなぐためにグラスとお酒を春香たちのところへ持っていく。
「あ・・・と、お酒飲まないかな?」
 仕事のない時は春香の晩酌に、仕事のあるときでさえもお客のつきあいでお酒を飲むことのある明、しかも家に遊びに来る人間が二十歳をこえる人間がほとんどで、こえない人間も誠一郎やらで酒を飲んだりする。
「ははは、いつもの癖で、ね」
 笑ってごまかしつつ、明は烏竜茶を持ってくる。
「高校生が高校生にお酒勧めるんじゃないの」
 春香がくすくす笑いながら、明の前に皿を差し出す。
「はい、瑠璃ちゃんのお手製よ」
「ありがたくいただきます」
 拝むようにして明が軽く手を合わせると一つ口に運ぶ。
「あ、美味しい・・・うーん、お酒が飲みたくなるなあ」
「高校生の発言じゃないわねえ」
「警察にはちくらないでくださいね・・あ、春香さんレシピきいといてくださいね、これいいですよ」
「りょーーかい、じゃ、あきちゃん後はお願いね」
「はーーーい」
 すっかりくつろいで飲む姿勢をとった春香の声援を受けて明はキッチンに戻る。
「じゃ、ちゃっちゃっとやっちゃいますか」
 明は慣れた手つきで材料と道具を取り出して料理にとりかかる。
「はい、お待ちどうさま」
「ごくろうさま」
 しばらくするとテーブルに3人分の料理を並べて明がエプロンをとる、料理は至ってシンプル、特に見栄えのする物は全くなく、あからさまにごく普通の家庭の家庭的な素朴な料理が並んでいる。
「お客様がきても気取らないわねえ、さすが、あきちゃん」
 ほめてるのかどうか微妙なことを春香が言う。
「僕は料理が趣味じゃないですからねえ、いきなり言われてもおもてなしのために、というのは無理ですよ」
 明が苦笑する。
「まあ、あきちゃんらしくていいわよ、さ、瑠璃ちゃんどうぞ、一級店の料理ほどじゃないけど、ちゃんと食べれるから」
「僕に料理教え込んだの春香さんなんですけどねえ」
「料理は私じゃなくて母さんの担当よ」
「そういう逃げを言いますか」
 いつも通りの気楽な会話をしていると、ふと瑠璃が寂しそうな顔をしているのに気づく。
(あちゃ、みすった・・・)
 自分が春香と話し始めれば瑠璃がひいてしまうのは考えればすぐわかる。
「あ、瑠璃さん、どうぞ、料理は、まあ、必要に迫られて覚えたんで特別美味しい訳じゃないけど、一般家庭の主婦並にはできてると思うんで」
「そ、どうぞ、口に合わなかったら今度は私が作りなおしたげるから」
 春香が瑠璃にウィンクする。明は苦笑するだけで口を挟まない。
「じゃ、いただきましょうか」
 
 明の料理の腕は並です、料理的には春香の母、明の祖母からおそわってるんで、昔ながらの味という感じですね。
 ちなみに明と春香はいつもこんな感じです(笑)。
98年04月05日:11時50分15秒
瑠璃 / tomy
「わ、とと、あ、春香さん先かえってたんだ・・・・お客様?」

「そ、私のお友達、加藤 瑠璃ちゃん、あきちゃんに紹介しようと思ってつれてきたの」

「あ、どうも春香さんの被保護者の明です」
少年、いえ、『あきちゃん』は私のほうに向かって軽く頭を下げた。私はその姿を見つめながら考える。

(抱きつかれても恋人と言われても全然動揺してないみたい。いつもこうなのかな?それともまさか本当に…)

(そんなわけないでしょ!)
私はそんな考えをあわてて打ち消すと、とってつけたように自己紹介する。

「加藤瑠璃です。春香さんには写真のこととかでいつもお世話になってます。」
端目には緊張してるように見えたかも知れない。

「さ、玄関で話しててもしょうがないから中へはいろ」

「あ、はい」

「そうですね。」
春香さんの言葉に私と『あきちゃん』が答える。そういえば、よく見ると彼の制服はうちの学校のだ。身長から、てっきり中学生だと思ってたけど、どうやら高校生らしい。

「春香さん、買い物してきちゃいました?」

「ううん、瑠璃ちゃんを待たすのも悪いかと思って、行ってないわよ。お酒は別だけどね。あ、そうそう、瑠璃ちゃんがおつまみを作ってくれたのよ。あきちゃんも食べてみる?」
そう。春香さんが口寂しそうだったので、台所を使ってもいいか聞いて、冷蔵庫の残り物からちょっとしたものを作ったの。私は美味しいものを作るよりも、こんな風に材料費を抑えてそれなりのものを作るのが得意だし。

「ね、あきちゃん。私達は待ってるから、お夕飯、お願いできるかな?瑠璃ちゃんにもあきちゃんの手料理を食べさせてあげたいのよ。あ、それとも今日は私が作ろうか?」
私より『あきちゃん』の方が料理がうまいからっていう風にもとれる。春香さんがそんなつもりじゃないのはよくわかるけど、ちょっと心に痛い。

「あの、私も手伝いましょうか?」

「いいのいいの。瑠璃ちゃんは待ってて。たまには、人に作ってもらったお料理を食べるのもいいものよ。」
春香さんに微笑みながらそう言われると、断り様がない。私は複雑な表情で曖昧にうなずいた。


枕さんが長文が多い理由がよくわかった(爆)。一人称は相手が既に描写したところへの反応も書かなくちゃ行けないから2度手間なんですね。
98年04月02日:16時58分47秒
ファーストコンタクト / 月夢
 春香の性格おっけーです(笑)。
 時間がないのでちょっと短めに。
 
「ただいまーー」
「おかえんなさい、紹介するわね。彼が私の大切な恋人、時之明君」
 玄関を開けるといつも通りの春香の明るい声と本人が迎えてくれる。
「わ、とと、あ、春香さん先かえってたんだ・・・・お客様?」
 抱きつかれた姿勢のままで明が春香に尋ねると、明をはなして春香が今度は瑠璃の肩を抱いて紹介する。
「そ、私のお友達、加藤 瑠璃ちゃん、あきちゃんに紹介しようと思ってつれてきたの」
 春香が明にウィンクする、それで明も納得する。
「あ、どうも春香さんの被保護者の明です」
 軽く一礼する、と一瞬ぞくっとする。
(ん?何か睨まれなかったか?)
 顔を上げるととくにどうということはない。
(気のせいかな?)
「さ、玄関で話しててもしょうがないから中へはいろ」
「あ、はい」
 明はあえて気のせいだと思い、頭を振ってくだらないかんがえを振り払い、靴を脱いで家へ上がる。
 「春香さん、買い物してきちゃいました?」
 いつも通りの日常だと思いながら。
98年04月02日:06時48分48秒
「覆水さん、お盆に帰郷する」 / みだれかわ枕
(三人称単数)
 
「何が『おまえが一番面白い』よ……そーゆー目で、人を見ないで欲しいわ」
 
 こまちは目が覚めてから、ずっとぶつぶつ言っていた。
 来客を見送る段になっても、まだぶつぶつ言っている。
「こまちちゃぁん。せっかく皆さんをお見送りするんだからぁ、もっと明る〜い顔、しましょぉよぉ」
 先ほどまでの泥酔状態が嘘のようにけろっとした顔で、聖は『バイバ〜イ♪』と言い出しかねない勢いで手を振っていた。家系からか、どれだけ酔っ払っても、すぐ正気に返るのである。
 ただ、聖の場合は『果たして、いつ、どんなときが正気なのか』という基本的な問題が残るのだが。
 そして、その『血』はしっかり一人娘にも受け継がれていたのである。
 つまり。
 
 こまちは、先ほどの自らの乱行を、全て、しっかりと、覚えていた。
 
(一人称単数)
 
 ……不覚だわ。
 今日はあまりにも不覚なことが、多すぎる。
 とくに『ただしぃ! 氷室と高城くんが来るなら、よぉ。でなきゃ、絶対、行かないぃ♪』……
 あれはまずかった……明日辺り、氷室にこのこと追及されたら、あたしはどんな顔すればいいのよ。
 ううん、氷室でなくてもいい。普段あれだけ言いくるめやすい阪井にだって、答えることなんて、出来ない。
 ましてや、高城くんに問いただされた日には……
 ああ、駄目だわ。絶望的すぎる。It is no use crying over spilt milk.(覆水盆に返らず)
 でも、その事をぶつぶつ言ってたら、この場にいる人間全てに、どう思われることか。
 出来ない。何がどうなっても、そんなこと、出来ない。
 これまで築いてきた権威が、ただでさえ崩れかけているのに。
 これ以上そんなこと、絶対出来ない。
 
 だから、直前の氷室の言葉のことだけを、ぶつぶつ言っているの。
「何が『おまえが一番面白い』よ……そーゆー目で、人を見ないで欲しいわ」
 ああ、早くこの『針のむしろ状態』から抜け出したい。日本だと、こういう時ほうきを逆さまにして壁に立てかけるんだっけ?
 
(三人称単数)
 
「じゃ、行こうか。いつまでも玄関先で話し込む訳にも行かないし」
 誠一郎がそう言った時、こまちは泣かんばかりに喜んだ。実際、少し目が潤んだぐらいである。
「あら、こまちちゃん。みんなが帰るのが、そんなに寂しいのぉ?」
「んな訳ないでしょ!」
 実際は、少し寂しかった。
 だが、本当に寂しかったのは、聖の方かもしれない。
「うう……みんな、また来てね〜。必ずよぉ〜。お願いだから、おばさんとこに遊びに来てぇ〜」
 涙が滝のように流れている。そこまで寂しいのか?
 
 
 こまち。
98年04月01日:22時45分14秒
誠一郎 / ジョーカー
 「御馳走様でした」
 
 此方は普通の声だ。まぁ、無理に声を張り上げる必要もない。
 
 「さて、それじゃあ帰るとしようか。
 家の方向にもよるけど・・・
 出来るだけかたまって帰ったほうが良いね。」
 
 花見の件に続いて健司が音頭を取る。
 
 「異議無し」
 
 誠一郎も賛成する。そもそも反対する理由も無いのだが。
 
 「じゃ、行こうか。いつまでも玄関先で話し込む訳にも行かないし」
98年04月01日:21時03分03秒
同行決定? / ハリ=ハラ
 森野さんと河野さんは、とりあえず一緒に行くようだ。
 家の方向はちょっと違うけれど、河野さんが心細そうだから、森野さんがついていってあげるらしい。
 うんうん、友達同士仲が良くて良いね。
 
 さて、それじゃあどうしようかな。
 俺はどうせ最後の一人まで付き合うつもりだから・・・
 
「それじゃあ、みんな似たような方向だね。
 なら、どうせだから一緒にかたまって帰る事にしようよ。」
 
98年04月01日:21時02分17秒
瑠璃登場 / tomy
「う〜ん。」
そううなったまま春香さんは私の撮影した写真をじっと見つめる。ここは春香さんの勤める編集部。私は雑誌に使う写真の投稿に来てる。

「…………。」
その姿をじっと見つめる私。手に汗がにじむ。
それにしても写真を見つめる春香さんの気迫はすごい。やっぱり仕事中の春香さんはかっこいい。私もいつかこんな風になれたら、いや、いつかきっと…。

「…ダメね。」
ため息をついて春香さんがそう結論づける。

「…ダメ、ですか。」
この写真には思い入れも自信もあった。そうでなければ投稿なんかしない。自分でも好きになれない写真がいい写真であるはずがない。私はそう思ってる。

「技術はあるんだけどね、、。ね、瑠璃ちゃん、しばらく写真から遠ざかってみたら?」

「そっ、そんな、私には才能なんかないってことですか!」
私がそう言うと、慌てて春香さんがこう続けた。

「ちょっ、ちょっと落ち着いて。そういうことじゃないのよ。つまり、えっと、どう言ったらいいかな?つまり、ね、私が言いたいのは、写真ばっかりとっていてもいい写真はとれないんじゃないかって事。」
どういう事だろう?そう不思議そうに考え込む私に春香さんは続ける。

「つまり、ね。ファインダーごしに見てたんじゃぁ、狭い世界しか見れないでしょ。私達が必要としてるのは、そんな狭い世界の写真じゃなくてファインダーの外側の広い世界の一部としての写真なの。」

「要するに、私は視野が狭いってことなんですね。」
私がそう決論づけると、春香さんもこう答えた。

「残念だけど、こと写真に関してはね。」
ふぅ
ため息を一つつくと、春香さんに挨拶して帰ることにした。

「ありがとうございました。…、それじゃ。」
そう手を振って別れを告げようとすると、春香さんが私を引き留めた。

「あ、待って。」

「何か?」

「ね、今日ちょっと私の家に遊びに来ない?ご飯ぐらい御馳走して上げるわよ」

「えっ。」

「視野を広める第一歩よ。瑠璃ちゃんに紹介したいコもいるしね。さぁ。」

「……、はい!」


「あら、まだ帰ってきてないみたいね。」
部屋に灯りがついてないのを見て春香さんがそう言う。

「ま、いいわ。先に始めちゃいましょう。さ、上がって、上がって。」

「おじゃましまぁ〜す。」
春香さんはとっとと上がると、冷蔵庫を空けて一缶空ける。グビッと飲み干すと私に聞いてくる。

「瑠璃ちゃんも喉乾いてない?」

「ええ、まあ。」

そんなこんなで2、30分ほどたった頃、ピンコーンというベルとともにただいまという声が聞こえてきた。

「あ、帰ってきたわ。」
言葉とともに春香さんが玄関の方に向かう。私も慌てて後に続く。
がちゃっと扉が開く。そして、、、


「紹介するわね。彼が私の大切な恋人、時之明君。」
といって、春香さんはその少年に抱きついた。
見たところ私より背の低いかわいい系の少年だ。
ちくっ
心のどこかにかすかな痛みを憶えた。

《明への反感(初級)獲得》
瑠璃、明を前にして

ああ、しんどかった。
ところで春香さんってこんな感じで良かったんでしょうか?(^^;>月夢さん
98年04月01日:18時54分56秒
キャラクター紹介 / tomy
加藤 瑠璃(かとう るり)

クラス:1−D クラブ:無所属
性別:女性   年齢:15歳
血液型:AB型 身長/体重:156/46
イメージCV:桑島法子(ユリカではなくドーラ)

体力:4 活力:8
敏速:6 霊力:34
知覚:9 軽傷/重傷/致命傷:4/2/1
知力:8 ときめきポイント:24
心力:9 失恋ゲージ:103/108
共感:2 設定リミット:70/90

[技能]
運動:中級
観察:中級
意志力:中級
耐性:初級
理系:上級
文系:上級
芸術:中級
写真撮影:上級
家事:中級

[設定]
春香へのあこがれ:中級
カメラ(ライカ)への愛着:中級
裏切られることへの恐怖:中級
他人に弱みを見せない:中級
孤独感:初級
家族の死:初級

[背景]
春香さんに憧れる女流カメラマンを目指している少女。
家族を亡くした後、だまされたことがあって、
他人を信じきることができなくなっている。
新聞配達と奨学金で自活している。


98年03月31日:20時47分09秒
静月 / MARS
 『何で若葉ちゃんは素直に笑えるんだろう・・・何の気負いもなく・・・あんなにすてきに笑えるんだろう・・・私・・・若葉ちゃんが羨ましい・・・』
 静月は小さくうなずくことしかできなかった・・・
98年03月31日:13時41分27秒
/ 月夢
「これでよしと」
 明は一通りの報告を終えて受話器を置くと電話ボックスをでる。
「あとは・・・・まかせるか」
 これ以上できることもないので明はそれぞれにあとを任すと買い物をして帰路につく。
「えーーーーと、こんなところかな?」
 直樹には家でご飯が待っているといったが実際はこれからである。
 なじみのお店などで買った材料を確認しながらぶらぶら歩いて家へともどってくる。
「バイトが今日は9時だから、まだゆっくりできるかな?・・・・春香さんの晩酌のおつきあいする時間ぐらいあるといいなあ」
 といってもさすがに仕事前なので自分は飲まないが。
「晩酌か・・・・まさか飲んではいないよね?」
 ちらっと後ろを振り返り、そんなこと思いながら明は家へとつく。
「春香さん帰ってるかな?」
98年03月31日:13時12分52秒
ああ、間違い / 月夢
下の間違いです、1と5がごっちゃになった
98年03月31日:13時07分20秒
場面転換 / 月夢
 琴音は玄屋の葬式に場所移しますね。
98年03月31日:00時30分42秒
若葉 / Dr.李
 「なぁにいってのよ、みずくさいなぁ、静月ちゃん。」
 にっこり笑う。
 「私たち友達じゃない。迷惑とかそんなこと全然ないって。」
 
98年03月30日:22時09分01秒
静月 / MARS
 『なんか今日はみんなに迷惑かけたみたい・・・私・・・やっぱりダメな子のかな・・・』
 今日一日の出来事を思い出し少し切なくなってしまっている。
 『どうすればみんなに受け入れてもらえるんだろう・・・どうすればみんなを受け入れられるんだろう・・・分からないよ・・・私・・・』
 「・・・・送ろうか静月ちゃん?」
 「え?」
 若葉に呼びかけられ靴を履くために下げていた頭を上げる。
 「あ・・・・あ・・・うん・・・ありがと・・・・でも迷惑・・・じゃない?・・・」
98年03月30日:20時08分31秒
若葉 / Dr.李
 「私、北町のほうなんですけど、ここからだと静月ちゃんの方が遠いかな?」
 傍らの親友を見やる。
 「せっかくだから、送ろうか静月ちゃん?」
 彼女にとっては至極当然な質問だった。
98年03月30日:01時28分22秒
大町家玄関にて・・・ / ハリ=ハラ
 
 「御馳走様でした。」
 
 健司が、ちょっと大きすぎな感もある声と共に頭を下げる。
 
「今日は大勢で押しかけてしまって申し訳在りませんでした。
 それから、花見の日程は詳しいことが決まり次第お知らせします。
 ぜひ御家族でお越しください。」
 
 そう言うと、もう一度軽く頭を下げてみんなのほうへ向く。
 
「さて、それじゃあ帰るとしようか。
 家の方向にもよるけど・・・
 出来るだけかたまって帰ったほうが良いね。」
98年03月27日:23時20分42秒
外伝「温泉基本編」 / みだれかわ枕
 修羅刀編のすがの姐さん、妖編のさのえ、建国編&戦乱編の夕林、暴走編の大町聖・こまち親娘……掛け合い所でみだれかわ枕の担当している女性キャラを、一度にまとめて温泉に行かせたらどうなるか、試しに書いてみました。
 
 
 かぽーん。
 
 
「……なんで、石川県金沢市の湯涌温泉なのかしら?」
 そう呟いたのは、こまちであった。
「う〜ん……納得いかねぇな。なんでみだれかわ枕の住んでるところに一番近い温泉なんだ?」
 さのえもぶつぶつ言っている。その割には、すでに二人とも素っ裸にタオルを巻いただけの姿なのだが。
 そこに、こちらもタオル姿の夕林が、ひょいっと顔を出す。何やら手紙を持っているようだ。
「えーとですねぇ、枕さんから手紙が届いてますよぉ。
『予算が少ないので、近場で辛抱するように』
 だそうですぅ」
「あらぁ〜、結構けちなのねぇ」
 聖さん、この中では最年長のはずなのだが、とっても若く見えるというのはどうしたことだろう?
「なんだい、今のナレーションは。まるであたしが大年増みたいな、言い方じゃないかい」
 すでに湯船に浸かって酒を飲んでいたすがの、いきなり目付きが悪くなる。
「へぇ、おばさん、narrationなんて言葉、知ってたんだ?」
 この中で最年少であるこまち、平然と喧嘩を売る。
「……この眼鏡ブス!」
「何よ、露出狂!」
「あらあら、喧嘩は駄目よぉ、こまちちゃん♪」
「そぉですよぉ。ほらぁ、すがのさんも、落ち着いてぇ」
 聖と夕林が必死に止める。
 いきなり波乱の予感。企画倒れのような気がしてきた……
「ぜってー企画倒れだよ。間違いない」
 駄目押しするさのえ。勘弁してくれ。
 
★ ★ ★
 
「Go to the spa in spring」(大町こまちの一人称単数)
 
 大体、日本のお風呂って、衛生的にどうかと思うのよね。熱いお湯に入れば汗も出るだろうし、その汗は、湯船に入ったまんまで。あたしは、シャワーでいいんだけどなぁ。
「なに言ってんだよ。ゆっくり浸かったあと、よーく冷やした瓶入り牛乳を一気に飲むのが気持ちいいんじゃねぇか。その、しゃわーとやらじゃ、そうはいかんぜ?」
 髪を洗いながら、さのえさん。この人、体中傷だらけね。violenceな人生みたいだわ。
 ところで、天羅にはシャワーはなくても、『瓶入り牛乳』って言葉はあるわけ? どうも天羅の世界って、納得行かないわ。
 さのえさん、ざばーっと頭からお湯をかぶってシャンプーを流し、そのままお風呂に飛び込んだ。トリートメントはしないんだろうか。
「くううっ! やあっぱ天羅人は風呂だよなぁああ!」
「あたし、天羅人じゃないもん。日本人とイギリス人のquarterだもん」
「く、くおーた?」
「quarter! 4分の1ってこと!」
「あ、そうなのか……で、いぎりすって?」
「そういう国があるの!」
「へぇ。じゃあ、にほんってのも、国の名前なのか?」
 勘弁して欲しい。どうしていちいちそんな常識を説明しなきゃいけないのよ!
 
 
「湯泳」(さのえ、一人称)
 
 それにしても、なんで女性キャラだけご招待なのかねぇ。然無のおっさん、泣いてたぞ。どうせなら、全キャラご招待にすりゃいいのに。
 そしたら……雷吼とかも来るよなぁ。
 で、一緒に混浴の風呂に入っちゃったりして……
 うひゃぁあああ!
 きゃあああああ!
 わぁあああああ!
「どうしたんですぅ、さのえさぁん?」
「ゆ、夕林! あんた、いたのか!?」
 びっくりさせんじゃねぇ!
「えぇ、いましたよぉ。さっきまで、掛け湯してたんですぅ」
 か、掛け湯? って、いままで、ひたすら手桶でお湯汲んで、体に掛けてたってことか? あたしが体洗って髪洗って、じっくり湯に浸かってた間、ただひたすらに?
「なかなかうまくお湯が汲めなくてぇ。あの『ケロリン』って書いてある桶ってぇ、ツルツルするもので出来てるんですねぇ。わたしは、木で出来た桶の方が好きですぅ」
 だからって、どうして掛け湯にそんなに時間がかかる? もしかしないでも、この尼さんって、すごく要領が悪いのか?
「それにしても、広いお風呂ですよねぇ。やっぱり、泳げますかねぇ?」
「え? ああ、そうだな……確かに、泳げるんじゃないか?」
 あたしもそう思ってたんで、肯く。すると。
「じゃ、泳いでみましょうかぁ?」
 そう言って、夕林は泳ぎ出した。その……バタ足で。
「ば、ばかやろーっ! 飛沫が飛ぶだろうが! よそでやれ、よそで! わ、ぶわっ!」
 こーいうとき、普通は平泳ぎで泳がんか? このボケボケ娘がぁ!
 
 
「大平原の小さな娘」(夕林、大いに語る)
 
「夕林ちゃん、きれいなお肌してるわねぇ」
「えぇ〜、そんなことないですぅ。聖さんの方がぁ、きれいですよぉ」
 こまちさんのおかあさん、聖さんに背中を流してもらってたんです。ほんとにきれいな人で、こんなおかあさんのいるこまちさんが、とっても羨ましいですぅ。
「やっぱりちゃんと運動してる人の肌って、違うわよぉ。うちのこまちちゃんも、もう少し運動してたらねぇ」
 う〜ん。不動明王拳は運動とは少し違うような気もするんです。でも、そうなのかも知れないし。
「でも、胸がなきゃ、駄目だよなぁ?」
 と言いながら、どかっと、すがのさんが私の隣に座りました。そのとき、胸が『ゆさっ』て揺れてました。
 確かに私の胸は平べったいですけど……
「すがのさんみたいに牛か山羊のようなおっぱいだとぉ、邪魔なような気もしますぅ」
「夕林ちゃん、声に出てるわよ、声に〜」
 え? あれ?
「ほほう……あんたはあたしのことを、牛か山羊だと、そう言いたいわけかい?」
「えーと、そんなことないですぅ。とってもうらやましいですぅ」
 本当に、なんでこんなにおっぱい大きくなるんでしょう? 何か食べ物、違うんでしょうか?
「そーだろそーだろ。いや〜、お盆のようなあんたの胸に、少しおすそ分けしたいくらいだねぇ」
 そう言ってすがのさんは自分の胸を私の方に突き出しました。ゆさゆさと揺れています。確かに私のおっぱいじゃ、こういう事は出来ないです。
 でも。
 なんか悔しいです。
 なんでかは判らないけど、とっても悔しいです。
 
 
「湯船の女」(すがのの話)
 
 はあああああ……
 いい湯だねぇ……
 酒も美味いし……
 これできれいな男の子でもいたら、最高だねぇ……
 そしたら湯船の中であんなこととかこんなこととかして……
 でもってああなったらあそこをこうして(検閲により削除)なことをして……
 ……
 あたし、最近欲求不満なのかねぇ?
 なんで虚しくこんなこと考えなきゃなんないんだい?
「あらぁ。お酒、頂けます〜?」
 えーと、こいつは……ああ、眼鏡ブス(こまちのこと)の母親か。確か、聖とか言ったねぇ。
 別にけちけちする必要もないんで、予備のお猪口に次いでやる。
 しかし、この聖ってのは、若く見えるねぇ。娘産んで十何年たってるとは、思えないよ。
「ああ、おいし〜。お互い年を取ると、やっぱり温泉が恋しくなりますよね〜」
 う゛!
 こ、このアマ、あたしより若く見えて、そのくせあたしより一回り年上のくせに、そーゆーこと言うかぁ!? 『お互い』なんて言うかぁ!?
 許さん! 親子共々、ぜってー殺ス!
 
 ★ ★ ★
 
 なんとなく波乱の火種をお互いに作りつつ、温泉宿の日は暮れていく。次回に刮目せよっ!
#……何にどういう風に刮目するのかは、あまり考えないでおこう(笑)
 
 ★ ★ ★
 
「拙僧も、みだれかわ枕のキャラのはずなんだがのぉ」
 かなりいじけモード入っている、然無であった。
「それでも、さのえさんがちらりと思い出してくれただけ、まだいいですよ。僕なんか、奥さんにも娘にも思い出してもらえないんですから……」
 聡さんも、世をはかなんでいた。
98年03月27日:13時44分30秒
誠一郎 / ジョーカー
 「起きられたじゃないか」
 
 という言わずもがなの突っ込みはしない。
 
 「すまん、前言撤回。お前が一番面白い」
 
 頬杖付いて笑う誠一郎だった。
 
 ‐‐‐―――――――――――――――――――――――――――――――‐‐‐
 
 そんなこんなで波乱づくめの夕食も終わり、食後の一服も終わり…そろそろ帰る時間となった。
 
 ではそろそろ締めることにしましょう。痺れを切らしている人達もいるようですし。(笑)
 勿論、帰る前の出来事を書くのは自由ですけど本筋は帰宅に移ると言う事で。
98年03月27日:04時27分15秒
「アルコールの国のこまち」 / みだれかわ枕
 揺れている。
 
 クロスカウンターをきめ損ねたこまち、一転して船の上にいた。
 風が強いわけでもないのに、やたらと揺れている。
 あまりに揺れるもので、立っていられない。近くの手すりにしがみつく。
「何よこれ。ずいぶんと揺れるわね」
 ところが、必死に掴まっているこまちを横目に、直樹と誠一郎は何やら見物しているようだ。何か面白いものがあるらしい。時折こまちの方を向いて、手招きしている。こっちに来いということだろう。
「こら、あんた達! なに楽しそうに見てんのよ!」
 だが、こまちは歩くどころか、立つのもやっと。
「EEEEK!(きゃっ)」
 こけた。盛大に。甲板の上をごろごろ転がるこまち。
「おい、起きろこまち。面白い物が見られるぞ」
 ところが誠一郎はのんきに声を掛けるだけ。
「どーやって起きろっていうのよ! こんなに揺れてるのに!」
「寝てる場合じゃ無いぞ」
 どんどんゆれは激しくなる。
 
 「揺れてるから起きられるわけないじゃないの、まことちゃんの馬鹿ぁ!」
 
 がばっ
 
 目を覚ましたこまちは、また周囲の注目を浴びることになる。
 
 
 こまちから、誠一郎と直樹へ
98年03月26日:00時49分21秒
誠一郎 / ジョーカー
 ゆさゆさ
 
 「おい、起きろこまち。面白い物が見られるぞ」
 
 隣で寝てる酔っ払い一号―いい加減しつこいのでこの辺にしよう―もといこまちを揺さぶる誠一郎。
 
 ゆさゆさゆさ
 
 「寝てる場合じゃ無いぞ」
 
 段々、揺さぶり方が強くなっている。最終的にどうなるのか?
 それは考えないのが無難という物だろう。が、何はともあれ楽しそうな誠一郎であった。
98年03月25日:13時39分27秒
ハンバーグな、あまりにハンバーグな / せりざわ
 「きれいに食べたね。やっぱり男の子はそうじゃなくっちゃ」
 若葉にそう聞かされて、純は始めて自分のしたことに気がついた。
 「え!ぼ、僕、ハンバーグ、、食べたの?」純は更のほうへ目をむけた。
 そこにはすでにハンバーグはなかった。
 「本当に、僕、お肉駄目だったんですけど、、初めて食べられました。
 ありがとうございます!森野さん!」
 周りのことなどお構いなく、若葉の手を握り締める純。当惑する若葉。
 「そんじゃそろそろかたしちゃおうか」「は、はいっ!」
98年03月25日:01時27分45秒
「酒の国のこまち」 / みだれかわ枕
(三人称単数)
 
 こまちはすっかり寝ていた。
 アルコールに弱いわけではないのだが、ハイな時に酒を飲むと、先ほどのように笑うだけ笑って、寝てしまうことがある。
 両親はそんなこまちには慣れていたので、いまさら慌てたりはしていなかった。
 
 こまちは寝ている時に夢を見たということが、少ない。
 もちろん見てはいるのだろうが、片っ端から忘れてしまう、そんな印象の薄い夢だった。忘れるような夢だったら、たいしたもんじゃないんだろう。それより現実世界の情報を集めなくては。こまちはそう思って、あまり夢のことを気にしていなかった。
 そんな彼女が、この時に見た夢は、よく覚えていた。
 
 酒を飲んでいる。洋の東西を問わず、さまざまな酒だ。
 右隣に誠一郎、左隣に直樹。
 誠一郎はつまみを作っており――どうやら串カツを作っているらしく、豚肉を竹串に刺している。
 直樹はこまちに話し掛けていた。実に他愛ない話だ。テレビドラマがどうした、コンビニの肉まんがどうした。
 やがて、三人の殴り合いになる。だが、なぜか三人とも笑っていた。笑いながら、殴り合っているのだ。
 誠一郎がこまちを、直樹もこまちを、ぶん殴り、こまちが二人を殴ろうとして空振りしたところで、夢は終わった。
 
「しまった、クロスカウンターを狙ったのに」
 
 
 こまち。
 
 
 ……こ、こんなわけの判らん夢見て、笑ってたのか?
 直樹くん、こまちに幻想抱いちゃ、駄目かも知れんぞ(笑)
98年03月24日:22時43分28秒
見参 / 狂兵
 涼やかな声で、その少年は言った。
 
 「戦道 千早です。よろしくお願いします」
 
 戦道と名乗る少年が、そう挨拶した途端、クラスの半分から、黄色い声があがった。
 クラスの女子の殆どである。
 転校生がもてはやされるのは、いつもの事だが、これは、いつもの状態をはるかに上回った事だ。
 それも無理はない。千早は、まさに、「美少年」であったからだ。
 今も昔も、美形は騒がれるものだ。
 
 (これで、何度目の転校だろうか?)
 
 お祭り騒ぎの中で、千早は冷静にそんな事を考えていた。
 
 (今度こそ、私の目的が達成出来ればよいのだが・・・・)
 
 春のうららかな一日。千早の転校初日は、平凡に過ぎ去ろうとしていた。
98年03月24日:22時30分59秒
キャラ設定 / 狂兵
 戦道 千早(せんどう ちはや)
 
 体5 敏7 知7 知力5 心7 共6
 
 技能
  
 芸事:中級 作法:中級 帝王学:中級
 家事:中級 白兵戦闘:上級 射撃戦闘:中級
 
 因縁
 
 目的:武者修行(中級)
 目的:婿捜し(中級)
 感情:一般的女子高生の生活が苦手(上級)
 
 背景
 
 文部大臣、戦道 鋼一郎(せんどう こういちろう)の娘。16歳になってから、
 戦道家の「戦道家の娘は、自分よりも強い者のみを、生涯の伴侶とする事」
 というしきたりに従い、婿捜し、兼武者修行の旅を始める。
 (実際には、全国各地の高校を、一ヶ月単位で転校している。)
 
 趣味
 
 家事全般、剣術
98年03月24日:12時31分59秒
寝顔と片付け / 少年が1番!!


(終わりに近づく一人称)

「ごちそうさまでした」
そう言ってから、僕は立ち上がった。自分のくらいは片づけないと。
・・・あ。
僕は突っ伏したままの大町さんに目を留めた。
これは起きそうにないなあ・・・。
大町さんを起こさないように、僕は彼女の食器を取り寄せた。

「……」

? 何だろ? 大町さんが小さく呟いた気がした。
でも、今の大町さんの寝顔、子供みたいだ……。
僕は思わず微笑んでいた。


98年03月23日:21時55分02秒
お手伝い / ハリ=ハラ
「んじゃ、俺も手伝おう。」
 かちゃかちゃと皿を重ねて運ぶ。
 でも、油物なのに重ねていいのか?
 
「おっ、そうだ。」
 途中で思い出したのか、振り返って純に声をかける。
「ほら、白石君。皿洗い手伝うんだろ?
 ボーとしてると、洗う皿が無くなるぞ。」
98年03月23日:21時36分50秒
突き進む勘違い / Dr.李
 「やだなぁ、氷室先輩。
 おいしい物は後から食べたいって奴じゃないですか。」
 こと若葉にいたっては、好き嫌いは存在しない。
 静月もそれほど多くない。
 
 結果、若葉は純に極端な好き嫌いはないと判断した。
 「きれいに食べたね、やっぱり男の子はそうでなくちゃね。」
 さっきまでの不機嫌(お酒を呑んでることに対する怒り)はどこへやら、すでに忘却の彼方に飛んでいってようだった。
 
 「そんじゃそろそろかたしちゃおうか?」
 大方、からになった食器類をダイニングに運び始める。
98年03月21日:19時53分42秒
誠一郎 / ジョーカー
 「構わないよ。収容人数の心配は無いし。なんならえーっと家族の方、確かお姉さんがいるんだっけ?
 その人とかも連れてくればいい。お花見ってのは人数が多い方が楽しいからね」
 
 にこやかに答えた誠一郎だったが、そこでふと純の手元に目を向ける。
 
 「それにしてもさっきまでハンバーグに全然手を付けなかったのに
 急に食べ始めたね。なんか心境の変化でも?」
 
 と、悪戯っぽく笑いながら尋ねる誠一郎だった。
98年03月16日:12時44分11秒
直樹 / 少年が1番!!
(いきなり名指しの一人称)

「なあ、高城。お前は誰か呼びたい人はいるか?」
不意に阪井くんが話を振ってきた。
でも、これは……僕が花見に行くという前提がもうできてる。
強引だけれど、阪井くんのそういうところに僕は憧れてもいた。

「どうせみんなで騒ぐんだ。ちょっとやそっと増えても大丈夫
だから、遠慮せずに呼んでいいぞ」
呼びたい人、か……。
僕は安らかな寝息を立てている大町さんを、ちらっと見た。

「……みんながいれば、十分だと思うな」

直樹から、健司へ


98年03月14日:02時16分42秒
静月 / MARS
 「え?・・・あ・・・うん・・・大丈夫・・・だとおもう・・・」
 静月は気圧されるように同意する・・・
 しかし、この二人はいつもこんな調子である。
 若葉が断言しなければ静月はいつまでも返事ができないのである。
98年03月14日:02時11分27秒
若葉 / Dr.李
 「っへ?・・・」
 「いや、へっ?じゃなくて、お花見。
 くるよね。」
 断定口調だ。
 全くこれないとかそう言う事情を考えてない。
98年03月14日:02時04分52秒
メガネ / MARS
 食事も自分で食べれる分しかよそわなかった性でかなり早く終わった静月はなおして貰ったメガネをかける・・・
 『あ・・・健司先輩ってこんな顔なんだ・・・優しい目をしてるなぁ・・・』
 ぼーっと健司を眺めていた静月に突然話が振られる・・・・
 「静月ちゃんも来るよね!」
 「っへ?・・・」
 状況が理解できずに間抜けな返事をしてしまう静月・・・
98年03月13日:19時56分15秒
純、計画発動! / せりざわ
 「あ、、、あの、、あのあのあの、、、あの、、、」
 思いっきり声が上ずりあがりきっている純。
 「あ、、あの、、、あの、あの、、、」
 もう、うろたえるぐらいしか純には手段が残っていない。
 「白石君もくるんだよねぇ。」
 若葉がこちらを振り向く。
 「いや、別にいやなら無理強いはしないけど、だけどやっぱり来てくれたほうがにぎやかでいいなとは思うの。」
 「あ、あの、、あの、、」
 無性に落ち着かない、、こういう時には信じられない行動を人間は起こすもの、、
 純の目の前に、ハンバーグ。
 純は肉はだめなのだ、、それを、、ハンバーグん追った皿を手にとって、、
 ぱくり!
 ぱくり!
 純を古くから知っているものなら、その光景を見て驚きの声を上げたに違いない。
 何しろ、純は産まれてこのかた、肉がだめで、食べたことはないのだから。
 大体、この行動自体、純は理解していないのだが、、
 「あ、、あの、、僕も御花見、つれてって、、い、、いただきませんか、、」
 
 
98年03月13日:19時28分59秒
若葉 / Dr.李
 「あは、あはは、そうそう、おはなみですよお花見。」
 声がうわずりまくっている。
 「白石君は来るんだよねぇ。」
 生煮えのご飯を食べながら聞く。
 「いや、別にいやなら無理強いはしないけど、だけどやっぱり来てくれた方がにぎやかでいいなとは思うの。」
 
 妙な雰囲気を吹き飛ばそうとする若葉のささやかな抵抗であった。
 
 「静月ちゃんもくるよね!」
 こちらも来ないことを全然疑わない口調で聞いた。
98年03月12日:00時33分30秒
健司 / ハリ=ハラ
 ぐるっと場を眺める。
 あと、誰か聞き漏らした人は・・・・
 
(誠一郎辺りは聞くまでもないな。
 あと、この場で聞いていないのは、港野さんと高城だけか・・・)
 
「なあ、高城。お前は誰か呼びたい人は居るか?」
 
 来る事を微塵も疑っていないらしく、当然のように尋ねる。
 まずは、来るかどうかを聞くのが普通なんだがなぁ・・・
 
「どうせみんなで騒ぐんだ。
 ちょっとやそっと増えても大丈夫だから、遠慮せずに呼んでいいぞ。」
98年03月12日:00時19分07秒
誠一郎 / ジョーカー
 「馬に蹴られる趣味は無いんだけどね。そこのお二人さん」
 
 何やら見つめ合っている若葉と純に声が飛ぶ。
 
 「青春するのは大変結構だけど、今は食事中。ご飯は前を向いて食べようね」
 
 常識的な発言ではあるのだけど。ひたすらに残念そうな誠一郎であった。
98年03月11日:12時58分58秒
琴線 / せりざわ
 「その、ごめんなさい。」
 頬を僅かに朱に染めた若葉が上目使いにこちらを見ていた
 そんな瞳で見つめられたら、、、、
 純の頬が更に紅潮する、、心臓が早鐘のように鳴る。
 マンガでもあったなら、蒸気が吹き出しているであろう。
 「あ、、あの、、ご、、ごめんなさい!」
 純は若葉よりも華奢で、小さい。いつもなら純のほうが若葉を
 見上げる形になるのだが、、今は違った。
 琴線が鳴った。
 
98年03月11日:12時28分48秒
とりあえず傍観者 / 少年が1番!!
(一安心の一人称)

「ふう……」
思わず安堵のため息が洩れてしまう。氷室くんの追及もやんで、
何となくほっとしていた。
会話の方は……どうも花見へ行くか行かないかで盛り上がってる
みたいだ。

――僕には関係ないかな。
そう思いつつ、止まっていた箸を動かすことにした。

98年03月10日:20時25分06秒
純君(純情)お花見大作戦 / Dr.李
 誠一郎の声にふと気がつく。
 
 パッ!
 と言う音が似合う速度で、離れる。
 「あ・・あの、えへへ、えーっと」
 心なしか、頬が朱に染まる。
 「その、ごめんなさい。」
 少し上目使いに純の方をむき、謝った。
98年03月08日:21時42分19秒
訂正 / ジョーカー
勘違いを致しておりました。誠一郎の科白、港野を森野に読み替えてお読み下さい。申し訳有りませんでした。
98年03月08日:02時10分49秒
誠一郎 / ジョーカー
 「港野さん、港野さん」
 
 席に戻った誠一郎が苦笑しながら呼び掛ける。
 
 「熱が有ろうと無かろうと、そんな状態になったら健全な男子高校生たる者
 顔を赤くしない訳が無いよ。ちょっと自覚が足りないね」
 
 人を見て笑うのは趣味が悪いと注意された誠一郎だったが…それでも堪えるのは大変な様だ。
 いや、それは何ともはや大した見物だったのだから。
98年03月05日:21時49分22秒
純君お花見(外道)作戦 / Dr.李
 「いやなことあったってのもわかるけどさ、せっかくだから一緒にいこ?
 きっと楽しいよ。」
 純の瞳をまっすぐ見つめる。
 
 「・・・白石君、もしかして熱でもあるの?」
 そっと、額に手をかざす。
 「ちょっと、顔が赤いね?」 
98年03月05日:21時42分18秒
暴走は止まらない / せりざわ
 若葉にいきなりほっぺたをつかまれた純。
 何がなんだか、さっぱりわからない。状況が理解できない。
 そんなパニック状態にもにたなかで、純の瞳に若葉が写る。
 
 たちまち、顔が真っ赤になる。
 頬をつねられたからではない、、
 純の白い顔はたちまち、朱に染まる。
 もう一つの理由で、、、
98年03月05日:21時33分39秒
暴走、純君お花見作戦! / Dr.李
 むにゅう
 いきなり純のほっぺたを両手でつまむ。
 驚く純の目に若葉の顔が写る。
 
 「白石君、とりあえず背中のばして、笑おうよ。」
 にっこり微笑む。
 「だめだよ、人生ポジティブに行かなくちゃ。
 ダメダメって思ってるとほんとに駄目になっちゃうよ。
 だからさ、どんなときにも笑おうって努力しなくちゃ。」
98年03月03日:23時01分45秒
健司 / ハリ=ハラ
「それなら、久しぶりって事でどうだい?」
 
 渋っている感のある純に対し、そう話し掛ける。
 
「酔っ払って絡みそうな人は呼ばなければ良いし・・・
 そもそも、皆がそれぞれ知り合いを呼ぶんだから、酔っ払いなんて出ないと思うよ。」
 
 そこに現に酔っ払いが存在するのだが、まああれは別としよう。
 
「気が進まないんだったら無理にとは言わないけどさ。
 よかったら、家族の人とか呼んで来てみたら?
 大勢でわいわいやるのも、楽しくていいと思うけどな。」
98年03月03日:18時09分17秒
誠一郎 / ジョーカー
 何もわざわざ自分から窮地に陥らんでも(苦笑)この辺にしておきましょうか。誠一郎もからかっているだけなんだし。(ひでぇ)
 
 「……まぁ、良いでしょう」
 
 プレッシャーが緩和される。元より本気では無いのだ。
 
 「食事中だからね。その話題はまた後で」
 
 不安を掻き立てる様なことを言って席に戻る誠一郎だった。
98年03月03日:14時41分48秒
暴露一歩手前? / 少年が1番!!
(脅迫されつつ一人称)

「ぼ、僕は別に……ほ、ほら、大町さん、酔ってるから……」
何とか誤魔化そうとする僕。
だけど、氷室くんは笑みを浮かべたまま何も言わない。
何も……。

「た、確かに、お昼に……大町さんと屋上で会ったけど……」
無言の重圧に耐え切れなくて、つい言ってしまった。
これくらいなら、言っても構わないはず。

……でも、僕は甘かったのかもしれない。
相手は氷室くんなのに。

「――会っただけ、じゃないだろう? 何か話したんじゃない
のかい?」
ううっ。
ますます窮地に追い込まれていく僕だった。

直樹から誠一郎へ


98年03月03日:13時45分38秒
恋に桜の灯が灯る / せりざわ
 Dr・李さんへ。
 大変失礼しました。調子に乗りすぎました。お気に触られたのなら謝ります。
 申し訳ありませんでした。
 すっかり蚊帳のそとの人になってしまった純。
 話についていけなくなって、ひとり、そこにいた。
 いつのまにか、若葉を見つめていた、、
 そして、わかったこと、、”森野さんは阪井さんのことが好き、、”
 二人を祝福しようとする気持ちとともに、、素直に祝福できない自分がいることが、
 まだ、純にはわからなかった。
 「白石君も呼びたい人とかいる?遠慮せずに呼んでね。」
 若葉の明るい声と、明るい笑顔が純を現実に引き戻す。
 若葉の笑顔は健司に向けられたものと違う、、と、おもった。
 何が、と聞かれて答えられないのだが、とにかく、そう思ったのだ。
 「お花見、、ですか、、。いいですね、、、。でも、、ぼく、、」
 それだけを言うと、赤くなってうつむいてしまう。
 「、、僕、、こんな顔でしょ?、、お花見にいくと、酔った人に絡まれちゃって、、
 そんなせいで、もう、何年もお花見、、行ってないんです、、、。」
 
98年03月02日:19時24分35秒
桜吹雪に恋が舞う / Dr.李
せりざわさんへ
 ありがとう、最高のほめ言葉です。
 
 「そうですね。
 呼べる人みんな呼んじゃいましょう。」
 
 純に目線を移す。
 「白石君も呼びたい人とかいる?
 遠慮せずに呼んでね。」
 そういって笑いかける。
98年03月02日:14時14分47秒
恋に、もう少し。 / せりざわ
Dr・李さんへ。
 これからお花見とかに誘って、健司君と若葉ちゃんの仲のいいところ
 見せ付けてくれるわけですな(笑)。
 やっぱり、外道です。あなたは(笑) 「先輩って結構友達思いなんですね、見直しました」
 そう言って、クスリと微笑んだ若葉の笑顔。まぶしすぎるほどに、眩しかった。
 その笑顔が答えだった。確信が持てた。
 (「森野さん、、、阪井さんの事が、、すきなんだ、、、ふふふふふ、、、、
 なるほど、、僕が森野さんの事が気になったのって、、そういうことか、、
 ふふふふふ、、、)」
 何が、そういうことなんだ、純?
 (「阪井さんも、森野さんの事、意識しちゃって、、ふふふふふ、、、
 なるほどね、、僕が阪井さんに抱いた気持ちって、、、ふふふふふ、、、
 そういうことか、、、ふふふふふ、、、」)
 だから、なんなんだってば、純?  (「二人、、うまくいけばいいな、、、」)
 純はそんなことを考えていた。
 (お花見か、、でも、、今二人にこえかけたくないし、、きになるけど、、) こちらに気づくまで、声をかけない事にした。  PS,もちろん、若葉ちゃんの事、あきらめたわけじゃないですからね(笑)
 
98年03月02日:13時18分14秒
KO寸前!? / 少年が1番!!
(食事は一時中断の一人称)

「んふふふふ〜♪」
大町さんは、楽しそうだった。

「どぉしたのよ、高城くぅん。鳩が豆食らったような顔してぇ?」
ん?

「鳩が豆鉄砲を食らったような」じゃなかったっけ?
僕が心の中で訂正を加えていると、大町さんが不意に真顔で僕を見る。

「あ。もしかして、あたしと行くのが、嫌なのぉ? ひどいわぁ!
あたしのことぉ、弄んだのねぇ?」
え?
えええええええええっ!?
僕は「違う!」と言おうとして、けれどそのまま硬直した。
大町さんが僕を見ている。
見ている。
見ている。
見ている。

――どくんっ――
お酒を飲んだ大町さんは、酔っていたわけで、そのせいか
ひどく、目つきが……何というか、色っぽかった。
何も言えなくなってしまう。
すると。

「なぁんてね。きゃはははははっ!」
大町さんはまた笑い出し、テーブルをバンバン叩く。

「今一瞬、ドキッとした? ドキッと? あはははは!」
お、大町さんってば……。
でも、元気なのはそこまでだった。

「む〜……眠い。寝る」
そう言って、テーブルに突っ伏してしまったのだ。
何となくほっとして、ため息をついた時。

「なかなか面白いことを聞いたよ。さぁ、高城君。素直に白状しなさい。
今の内なら悪いようにはしないよ」

「ひ、氷室くん……」
今度は氷室くんだ。もっとも、彼は酔っていないけれど。
彼はにっこり笑って、僕の肩に手を置いた。
ひょっとして、この笑顔が写真部部長の言っていた「氷室の微笑」
なんだろうか?
僕は自分が窮地に立たされたことを知った。

「今の内なら地獄のフルコースをオードブルで済ませてあげよう」
追い打ちをかける氷室くん。
ど、どうしよう……。

直樹から誠一郎&小町へ


98年03月01日:21時27分09秒
健司 / ハリ=ハラ
「あ・・いや、友達思いって言うか・・・」
 
 照れているのか他の理由があるのか、ちょっと赤くなりながら健司が言う。
 
「俺さ、結構友達付き合いが苦手なんだ。
 何となく、恐い印象があるみたいだし、おせっかいな所があるもんで鬱陶しがられちゃって・・・。」
 
 ちょっと自嘲気味に苦笑しながら頭をかく。
 
「その点、誠一郎なんかは古くからの付き合いだし、大概の事は察してくれる。
 以心伝心なんてかっこいいことじゃないけどね。
 ただ、自分の言っている言葉がちゃんと相手に届いているって言う安心感があるんだ・・・。」
 
 ここまで言って、急に照れくさくなったのか顔の赤味が増す。
 
「あ、いや・・なんか似合わない事言っちゃったな。」
 
 ちょっと逃げるように、別の話題を持ち出そうとする。
 もっとも、そう出せる話題はないのだが。
 
「えーーーと・・・そうだね・・。
 花見の事だけど、やっぱり人数の多い方が楽しいだろ?
 それでさ、それぞれ呼びたい人が居るんだったら、どんどん誘っちゃったら良いんじゃないかと思うけど・・・。」
 
 話を戻す形で、話題を花見に振る。
 まあ、他には無いのだけどね。
 
「どうかなぁ?」
98年03月01日:15時43分40秒
あ、そうそう / Karma
 書き忘れてましたがCVは笠原弘子さんです
 
 何かだめ人間はいってんな俺(笑)
 なんでキャラクターシートにCVの欄があるんだろう?(笑)
98年03月01日:15時40分55秒
とりあえず・・・ / Karma
 みゃあちゃん(神楽坂美亜のこと)のキャラデータ第1稿ができました。
 
 
 神楽坂 美亜(かぐらざか みあ)
 性別:女性 年齢:15
 血液型:AB(Rh−) 身長/体重:162cm/46kg
 クラス及びクラブ:不明(そもそも煌輝学園には所属していないらしい)
 
 体力:3 活力:6
 敏捷:5 霊力:22
 知覚:5 軽傷/重傷/致命傷:3/2/1
 知性:6 ときめきポイント:9
 心力:5 失恋ゲージ:55/108
 共感:5 設定リミット:35/50
 
 技能
 回避:初級 運動:中級 穏身:初級
 意志力:上級 作法:上級 観察:初級
 話術:初級
 理系:中級 文系:中級 芸術:中級
 
 
 設定
 設定:いいとこのお嬢様(中級)
 感情:家族(両親と姉)への反発(中級)
 設定:誠一郎の婚約者(初級)
 
 
 こんな感じですか?何か質問&不満etcが有りましたらご一報ください
 
 メールの設定をしていないためにメールが受け取れないKarma
 
98年03月01日:06時42分10秒
追記 / ジョーカー
 新キャラの詳しい背景を知りたい人は天羅一行掲示板の3/1の0時から朝までの書き込みを見ること。(笑)
 以上でーす。
98年03月01日:06時38分23秒
引継? / Karma
 月夢さんより『神楽坂 美亜』ちゃんの引継をしてもらいました。
 
 うまくやんないと途中で交代させられるかもしれないので新人の私としてはちょっとどきどきです。
 
 
 とりあえず皆様よろしくお願いします(ペコリ)
98年03月01日:05時02分42秒
長らく中断してた彼女たちの話 / マモル
 「明日にでも、謝らないとね。じゃないとどんどん謝りにくくなっちゃうわよ」
 
 そういうと藤寺先生は、静かに泣いている皐月の頭をやさしくなでた。
 皐月はうつむきながらも、コクンとうなずく。しばらくそうして、保健室にはゆるやかに時が流れた。
 唐突に皐月は何かを吹っ切るかのように涙をぬぐうと、ことさら明るい笑みを浮かべて言った。
 
 「藤寺先生って“お姉さん”みたいですよね。私には妹しかいないけど、姉がいたらこんなカンジなのかな…」
 
 その言葉に藤寺先生はにっこりと笑い返して、何かをいおうとしたときだった。
 
 プルルルル…
 
 いいタイミングで鳴り始める机の上の電話。ちょっと残念そうな表情で、電話をとりにもどる藤寺先生。
 取り次いでもらった外線電話の相手は…。
 
 「あら、明くん。どうしたの?」
 
 漏れ聞こえたその言葉に、皐月はぴくっと反応した。
 
  ******
 
 というわけで、LOG007には登場もしなかった彼女たちの話の続きです。
 長らく雲隠れしてて、申し訳ありませんでした。
 とりあえず、皐月&藤寺先生の話は次回あたりに強引に決着をつけて、彼女の長い一日を終わりにします。
98年03月01日:04時46分48秒
新キャラ / 月夢
「神楽坂 美亜」
 生まれも育ちもいいところのお嬢様だが頭の堅い両親に出来の良い姉と比較されて育ったために素直になれない性格を持つ。
 今後の登場予定はひ・み・つ(笑)
98年03月01日:03時27分00秒
/ 内線放送(過去)
 無い物ねだりをいつも繰り返したぼく♪
 誰かがそっとそばで支えてきた♪
 貰ってばかりの愛が胸のポーケットで♪
 窮屈だと今日も泣いているよ♪
 
 被害者のつもりの僕ら加害者だったかもしれない♪
 気付きかけてるんだ♪
 ああ、だから愛を上げたい♪
 愛を上げたい♪
 抱きしめていたいよ僕の翼を閉じて♪
  
 
  
 by川村かおり
98年03月01日:00時08分53秒
若葉 / Dr.李
 今だ、チャンスだ、若葉よときめけ。
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 健司の言葉を聞いて、じーっと健司を見る。
 ”へぇ・・・友達思いなんだ・・・。”
 ・・・・とくん・・・・
胸のどこかでさざ波のように、形にならない感情がおきた。

 「まぁ、納得はしませんけど、分かりました。」
 意外と頑固だ。
 「・・・先輩って結構友達思いなんですね、見直しました。」
 そういってクスリと笑う。  
98年02月28日:23時28分28秒
健司 / ハリ=ハラ
「森野さん、まあ、勘弁してやってくれないかな・・・」
 
 憮然そうな若葉の様子に、健司が声を掛ける。
 
「確かに、森野さんの言う通り飲酒は法律で禁じられてる。
 ビールを買ってこさせた誠一郎もよくないと思う。
 でもね・・・・」
 
 向こうで大騒ぎをしている誠一郎達に目をむける。
 視線を戻し、ちょっと苦笑気味に笑いながら続ける。
 
「あれも、誠一郎なりに食事が楽しくなるように考えたんじゃないかなぁ・・・。
 たしかに、ちょっとまずい方法だったけどね。」
 
 おかげで、食卓は大惨事である。
 
「ほら、みんなほとんど初対面だろ?
 誠一郎も、出来るだけ場を盛り上げて打ち解け易いようにしたかったんじゃないかな。
 たぶん、誠一郎も結構気にしていると思うし・・・
 納得いかないかもしれないけれど、今日の所は勘弁してやってくれないか?」
 
 少し頭を下げて、若葉に頼む。
 
 
 友人を善意に解釈し過ぎだと思うぞ、健司(笑)
98年02月28日:22時24分03秒
若葉 / Dr.李
 「だからって・・・」
 なにか言いかけて、腰を下ろす。
 だいぶ憮然とした表情だ。
 「迷惑かけてないからとかそんなことでルール破ってたんじゃ、
 社会が成り立たないような気がするんだけどなぁ。」
 珍しく不満を言う。
 目線は、小町の狂態と、誠一郎の芝居がかった仕草に向けられている。
 
98年02月28日:19時15分02秒
誠一郎 / ジョーカー
 「まぁ、聞いて聞いて」
 
 と両手を上げて、若葉を押し止める。擬音を付けるとすればどうどうであろう。
 
 「社会の秩序を守るために法は存在する。まぁ確かにそうとも言える。
 じゃ、社会ってなんだろう?それを構成する物は?人だよね。それは
 一人一人の人なんだ。つまり人と人が上手くやっていくために、互いに
 迷惑を掛けないようにやってはいけないことを定めたのが法律って物なんだ。
 さて、ここで問題です。僕はここでお酒を飲んでいました。それは杓子定規に
 照らし合わせれば確かに法律違反だ。でもそれで迷惑を掛けたかな?」
 
 と、ここまで誠一郎流の考え方を述べていたところ、横で再び騒ぎが持ち上がった。
 
 「あ。もしかして、あたしと行くのが、嫌なのぉ? ひどいわぁ! あたしのことぉ、弄んだのねぇ?」
 
 酔っ払い一号、いや二号だったか?それはまぁどうでもいいとして彼女はそう宣った。
 
 「なにぃ?」
 
 誠一郎の首が九十度近く向きを変える。
 
 「ちょっと食事中失礼するよ」
 
 と首が元に戻り、面々に断る。言い終えると誠一郎は席を立った。
 
 「なかなか面白いことを聞いたよ。さぁ高城君、素直に白状しなさい。
 今の内なら悪いようにはしないよ」
 
 にっこりと笑う誠一郎。とてつもなく怖い。更にぽんと肩に手を置いたりもする。
 委員会や誠一郎を良く知る者の間では有名な「氷室の微笑」という奴である。
 余計な事を聞こうとしたり言った相手に向かって炸裂するこの表情は未だ無敗を誇っていた。
 その割に下級生には人気があるのだから世の中分からない。まぁこれは
 こまちが酔っぱらっていることを承知した上でからかっているのだからそこまでの威力はないのだが。
 
 「今の内なら地獄のフルコースをオードブルで済ませて上げよう」
 
 適当なこと言ってる誠一郎であった。
98年02月28日:14時36分10秒
明(過去) / 月夢
「別に迷惑かける気はないですよ、放り出され立ってかまいませんしね」
 ちょっと明がむっとしながら言い返す。
「あきちゃんあんたねえ、まだそう言うことを」
 呆れたように立花が溜息をつくと、
「元々春香さんにそんな義務はないでしょう、僕をしょい込む必要はないんですよ」
「じゃあ何で春香の元を出ていかないのよ?」
「それは・・・」
 明が視線を伏せる。脳裏を横切る光景は一つ、暗がりの中でさしのべられた手、それが明をつなぎ止める。
「ごめん、悪いこといっちゃったね・・」
 明と春香のことを詳しく知っている立花がばつが悪そうに謝る、明は無言で首を振る。
「別にいいですよ・・・でも必要とあれば出ていきますよ」
「あきちゃん、だからね・・」
「・・そういえば本名を教えたことなかったなあ、ははは」
 場の空気が分かってやっているのかいないのか、そんな脳天気な笑い声が響く。
「ぐっ、あ、あのねえ、人がシリアスしてるのにい」
 思わず抗議をあげる立花を見てくすりと明は笑うと、隙を見て手を抜く。
「ちょ、ちょっとあきちゃん」
「大丈夫、まっすぐ帰りますよ、それでは皆さんお騒がせしましたね、これで失礼します」
 扉の前に立って軽く一礼。
「今晩のことはお忘れするようにお勧めします、思い出しても不愉快なだけですからね」
98年02月28日:00時35分54秒
「酒は飲んだし、飲まれたし」 / みだれかわ枕
 大町こまちは酔っていた。しかも、やたらとハイである。
 その理由のいくばくかを、彼女の左右にいる男達が担っているのは、まちがいない。
 だが、まだその事に気がついているものは、ここにはいなかった。
 
(三人称単数……とてもじゃないが、酔っ払いの一人称は、書けない(笑))
 
「んふふふふ〜♪」
 こまちは、楽しそうだった。
「どぉしたのよ、高城くぅん。鳩が豆食らったような顔してぇ?」
 正しくは、鳩が豆鉄砲食らったような顔、である。似ているようで、違う。
「あ。もしかして、あたしと行くのが、嫌なのぉ? ひどいわぁ! あたしのことぉ、弄んだのねぇ?」
 昼休みのときのことを、言っているのだろうか?
 真顔で直樹を見る。
 見る。
 見る。
 見る。
「なぁんてね。きゃはははははっ!」
 机をバンバンと叩く。
「今一瞬、ドキッとした? ドキッと? あはははは!」
 傍若無人な、大活躍。
 だが、それもそこまでだった。
 突然。
「む〜……眠い。寝る」
 寝てしまった。テーブルに突っ伏すように。
 
「あらぁ、寝ちゃったのぉ? 相変わらず、お酒弱いわねぇ」
 聖は、どんどん飲んでいた。
 
 
 こまちから、直樹へ。
 
 どうしろというのだろう?(笑)
#直樹か誠一郎か、どちらかに体を預けるように……は、しないでおきましょう。
#なあに、お楽しみはこれからです(笑)
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