天羅万象掛け合い:妖編 LOG 008

天羅万象掛け合い所:妖編の1999年07月26日から1999年11月10日までのログです。


1999年11月10日:23時48分18秒
闇は答える / ジョーカー
 「左様……」
 
 声が部屋を抜け、襖を抜け、遼幻の耳まで届く。
 無造作に開かれた音も、この部屋では何故か宙に消えていくようだ。
 そんな、印象を受ける。
 
 入り口から僅かな光が射し込む。だが、それすらも部屋の半ばまでも至らず
 かえって闇を色濃く、際立たせる。
 
 僅かな間。 
 それは換算して溜息一つ分程か。
 
 「子供達が、飛び出した」
 
 闇は、そう答えた。
1999年11月10日:04時19分32秒
/ ジェミナス
 ♯さて、かきこみを始めさせていただきます。へたくそな文章ですが、我慢してつきあってください。
 
 小さな蝋燭以外の明かりを持たない薄暗い廊下。
 そこを無造作に進む男が、一人。無精髭を生やした、一見どこにでもいそうな男である。
 もっとも、多少見る目があるものなら、その男の微かな動作から、ただの素人でないことに気づくだろうが。
 その男は、辺りを支配する静寂を無視するかのように、足音を殺しもせずに歩いていた。
 ふと、鼻孔を刺激する妙な匂いに少し眉をしかめたが、すぐにもとの表情、とぼけた様な、どこかとらえどころのないものに戻る。
 「さて、ようやく……かな?」
 男がそう小さく呟くのとほぼ同時に、足が止まった。先程よりも一段と匂いが強くなっている。
 その匂いの源と思わしい部屋の戸の前に立ち、男は口を開いた。
 「御呼びですかな?」
 
  陰陽サムライ遼幻より 頭領(?)へ
 
 ♯と言うわけで登場。ちなみに入れと言われた瞬間戸を開けて入りますので。 
 ♯どこかで恩を受けたと言うよりむしろ食客みたいですね、遼幻は。 
 ♯さて、どんな役目が来るんだろう?
 ♯ところで、キャラクター紹介はここでやるんですよね?
1999年11月10日:02時33分12秒
闇と香 / ジョーカー
 障子も何も締め切られた薄暗い部屋。
 その部屋を仕切る御簾の向こう
 一筋の光すら射し込まぬ中に、闇が、一つ。
 
 幽かに、何かが燃える音。
 それは嗅覚の刺激を伴う。
 香………だろうか。
 その薄い煙は宙を漂い
 暗い部屋をなお昏くする。
 
 闇が身じろぐ。
 
 「遼幻殿を呼べ…」
 
 年齢を感じさせぬ声。ただ、深みだけがある。
 それに、答える気配が、一つ。
 
 程なく、部屋の前に人の立つ気配が、した。
 
 #ではお願いします。
1999年11月07日:06時00分46秒
RE:相談事 / ジョーカー
 そうですね、ここはあくまでも妖編の掛け合いを行う場ですので
 作成に関する話題でしたら
 http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/trpg/tenra/TENRA_TALK.htmlにいらして下さい。
 そちらの方で相談を承りましょう。遅れましたが、天羅万象掛け合い所にようこそ。
1999年11月07日:05時05分43秒
相談事が・・・ / ジェミナス
 キャラクター作成について、色々他の方々に相談したいのですが、そう言うのはここでやっていいんでしょうか? そういうことについて過去ログで書かれていたような気がするのですがどんな内容で、どこにかかれていたのか覚えていなかったりします(脳が死んでいますね。だって、あの分量は・・・)。ちなみに、キャラ自身はヨロイ(蟲入り四足)とヨロイ乗りをやるつもりです。
1999年11月06日:23時51分45秒
大丈夫ですよ / 月夢
 参加は完全自由ですから。
 入るタイミングなども好きなときに入って大丈夫ですよ
1999年11月06日:20時21分28秒
始めまして / ジェミナス
 はじめまして。ジェミナスと言います。掛け合い妖編に参加したいのですが、よろしいでしょうか? 
 ちなみに一応、修羅刀編、妖編、暴走編の過去ログは読ませていただきました。
 若輩者(インターネット始めて一月足らず)ですが、よろしくお願いします。
1999年11月04日:01時54分41秒
微笑/雷吼 / ジョーカー
 雷吼の怪我はほぼ腕に集中している。二の腕と掌と。末端部だけに比較的容易だ。
 #応急手当初級(11*コロ)…四成功。成功度、一。 
 とは言え傷は深い。血止めは終わったもの、さらしが紅くなるのはすぐだ。
 だが、腕は動く。ならばそれで良しとする。軽く振り調子を確かめる後ろで
 さのえが…妙に慌てている。
 
 「?」
 
 怪訝に思うのは当然。だが疑問の表情も氷解する。
 式の消える音に紛れた呟きを拾って。
 何を言うでなく、目の端が和んだ。それだけだった。
 
 「…さぁみんな、先を急ぐぞ」
 
 僅かに、雷吼の語調は緩んでいた。
1999年10月28日:23時56分58秒
『謝罪』 / みだれかわ枕
「いててて……」
 
 雷吼が傷の手当をしてくれている間、さのえは顔をしかめていた。
 かなり、しみるのである。
 だが、顔は真っ赤だった。
「俺もさっきは些か頭に血が上ったが……お前も少しは頭を冷やせ。さすがにこっちの肝も冷えたぞ。…っと、こんな物で良いか」
「あ、うん。ありがと」
 手早く。だが、丁寧な手当。
(また傷が増えたなぁ)
 ほんの数ヶ月前までは、勲章だと思って、気にもとめなかったのだが。
 いまは、少し憂鬱だった。
「心配したよ」
「えっ!?」
 さりげない雷吼の一言。だが、頭に再び血が上るのには、十分だった。
「い、いや、その、ええと、なんとゆうか、つまり……」
 おろおろし始める。
 そのとき、八連斬甲刀の式の有効時間が過ぎ、鉄鍋を茶碗に押し込むような音がして、元に戻った。
「……ごめんなさい」
 音に隠れるように、さのえはそっと、呟いた。
 
 
「……」
 立ちつくす然無。
 出番を逃したヤツの行く末なんて、こんなモノだ。
 だが、それでも彼なりに得るものはあったらしい。
「ふむ」
 と呟いて、すたすたと雷吼たちの方に戻っていった。
 
 
「ああ、まさか帰ってしまうとはな。
 所詮は、童どものすることと言うことか。
 だが、まあいい。
 アレは無事だったのだ。
 しかも妖の小娘もいる。
 早く欲しいものだ。
 さあ、然無。
 早く、帰ってこい!」
 
 闇に、声がこだまする。
1999年10月09日:14時28分02秒
雷吼 / ジョーカー
 「子供さ」
 
 巨大な気配が遠ざかるのを感じて、ようやく警戒を解く。
 
 「力を与えられて、それを振り回すことに酔っている…子供だ。
 ただ力の桁が違うだけに侮れんのだがな。まぁいい、どうせ、また会うだろう。
 それよりも先程、怪我をした者は……俺とさのえだけか。取り敢えず今の内に手当をしよう」
 
 まず、さのえに歩み寄り傷口を洗い、さらしを、足りなければ
 自らの着物を裂いて手当を行う。
 #応急手当無級から初級へ(気合五点)
 #知覚サムライ化中のため11。コロ*11…成功数5。
 
 「俺もさっきは些か頭に血が上ったが……お前も少しは頭を冷やせ。
 さすがにこっちの肝も冷えたぞ。…っと、こんな物で良いか」
 
 きちんと結んで手当を終える。
 
 「心配したよ」
 
 呟くように言うと自分の手当を始める雷吼だった。
1999年10月04日:23時59分24秒
葉嬢 / 月夢
「・・・・・・・さあ?」
 眼赤と後ろでやり合っていた葉嬢がこっちも何とも言えない顔で答える。
「飽きたんじゃない?」
 何というか、逃げようと言っていたのだから消えてくれて良かったのだが、それにしても………
「…………なんか、いや、こう、ねえ?」
 だれに聞いている。
「いやだからさあ・・ねえ?」
 主語も述語もないまま、何となく適当に手近な相手に振ってみる葉嬢だった。
1999年10月04日:20時45分04秒
/ Dr.李
 鋼鉄の巨人が立ち去る。
 
 紫の目の前には、構えた刀をどこに振り下ろしてやろうか思案してるかのようなさのえ。
 
 少し離れたところに油断なく立つ、雷吼。
 鋼鉄の巨人の前にいた然無。
 
 そして後ろのほうでは眼赤と葉嬢が(おもに葉嬢が)なにか言い合っている。
 
 「・・・終わり?」
 紫は、鳶色の目で誰に訊ねることなく口に出した。
 
 残るのは静寂。
 ただ地面の穴のみがそこにいた確かなモノをさしていた。
 
 「ヒメちゃん・・・、今の何?」
 なんとも言いようのない顔で、紫は葉嬢に尋ねた。
1999年09月20日:18時01分06秒
鋼の巨人の帰還 / せりざわ
 「お兄さま、撤退します。お姉様もああいってらっしゃることですし」
 明鏡空間内に響く菜稚の、声。
 「分かった」
 鋼の巨人が歩む姿をイメージする巳鏡。
 がく、っと揺れて、鋼の巨人が動き出した。
 それにしても、めのまえで闘いが繰り広げられているさまを見るのは忍びない。
 それがましてや自分の知っている者であったなら・・
 闘いは、いまだ終わらない。
1999年09月14日:00時19分14秒
菜稚 / Dr.李
 状況が変わる。
 菜稚はしゃべる猫をみた。
 「なるほど・・・。」
 式ではない、だとすれば・・・。
 ”たしか、獲物が逃げ込んだ先に帰らずの森があるとか?
 逃げ込んだ先がそうであり、そこの住人がともにいると?”
 理由はわからない。
 だが、菜稚は直感でこれ以上の深入りを避けるべきと判断した。
 彼女の知るかぎり、森に災いをなして、無事であった話は聞いたことがない。
 
 「厄介だわ、おねえさまのわがままより。」
 ぼそっとつぶやく。
 そして、奈須華の目で然無を見、ため息をついた。
 
 「おにいさま、撤退します。お姉様もああいってらっしゃることですし。」
 威力偵察にしては少し高くついたかもしれない。
1999年09月09日:03時41分50秒
雷吼 / ジョーカー
 (軽い!?)
 
 全身を引き絞って振り回した鎖。だが人一人を重石にしているには手応えが、無かった。
 
 「自ら飛んだか!」
 
 それは確信。ほぼ同時、鎖が突如捻れ握り締めていた両の掌から血が飛沫く。
 緩んだ隙を突いて閃光は鎖を切り離し、勢いを殺さぬまま飛翔する。
 
 「やるな…」
 
 点々と朱に染まった貌で雷吼は凄絶な笑いを浮かべる。閃光の駈けて行く先は―紫。
 袂にその奇妙な得物を放り込むと雷吼は閃光の後を追う。その動きは疾駆と言っていい。
 だが飛距離を稼がれた分閃光には追い付けない。しかし雷吼に焦りの色は無い。
 
 何故なら紫の前にはさのえが立ちはだかっているから。
 しかも八連斬甲刀に式が顕現してる。これを相手にするのはヨロイと大差ないだろう。
 
 「もう、そっちもいいじゃない!いつまでつきあってんのよ!奥さんやられて
 腹立てようが何しようがあんたの勝手だけど、あんたそういうことしに
 わざわざきたの!?優先順位間違ってないの!?」
 
 そんな葉嬢の叱咤(?)も聞こえてくる。
 
 「言ってくれるな…」
 
 口の端が苦笑に歪む。雷吼にしてみれば怒りも事実。殺意も紛れもない本物だ。
 だが我を忘れている訳ではない。どうせ追ってくるのだ。そして諦めない。
 ならば受けに廻るより攻めに廻って敵の頭数を減らした方が良い。
 特に敵のヨロイ―巨大ヨロイか?―が動き出す前に。だがその様な事を
 敵の面前で喋る訳にも行かない。だから、ただ苦笑を浮かべるのみだ。
 
 【我らは林を突っ切って抜ける。護衛をする気があるならばついてこい】
 
 向かう先が慌ただしいと思えばこれだ。
 
 【殿は任せろ】
 
 雷吼はただそう思い浮かべただけだった。だが刹那腰に差した護り刀が唸り
 “声”が眼赤に送りつけられる。雷吼に自覚は無かっただろうが。
 そんな事はつゆ知らず、雷吼は閃光を追う。
 
 (さのえの剣戟を受ければ背中から斬る、避けようと脇に廻れば其処を斬る。
 飛び越えようとしたら紫すら飛び越えてしまうだろう)
 
 閃光の取りうる行動を推理し、対処を決めていく。さのえの裂帛の気合が響き渡る。
 
 (さぁ、どう出る?)
 
 だがさすがにこれは予想できなかった。横合いからヨロイが動き閃光を掴んで引き戻す。
 
 「なに?」
 
 唖然とするしかない。
 
 「もうアタシ帰る。帰るったら帰るからね!」
 
 年若い声が喚く。やはりヨロイ乗りは子供なのだ。
 
 (子供だな。飽きたか。もう一息で止めが刺せるのだろうがここで
 刺激するのは下策だな。好きにさせるか)
 
 抜き身の刀を鞘に収め様子を窺う雷吼だった。
1999年09月07日:21時01分16秒
火京 / 狂兵
 「・・・つまんな〜〜いっ!!!」
 火京が切れた。
 「閃光の根性なし〜〜〜〜〜!!!!!」
 言うが早いか、火京は自らが制御するヨロイの副腕に持つ武具を、振った。
 蓮華の花を思わせる先端部に、長柄が付いた妙な武器だ。
 と、ギュインというような、金属が擦れあう音と共に、その先端部が射出される。
 その目標は閃光だ。
 
 狙いは外れず、空中に舞い踊った閃光の身体に激突する・・・・かに思えた瞬間に、その花が開いた。
 その花は、そのまま、閃光の姿を覆うと、再び閉じる。
 射出された速度と同じ速さで、今度は蓮華の花が戻っていく。
 これでは、中の者はたまったものでは無い。
 「フンッ。もうあきちゃったわよ」
 そう鼻を鳴らしてから一人ごちる。
 
 「もうアタシ帰る。帰るったら帰るからね!」
 
#勝手に動かしてしまいました。
 一応火京の方針は以上ですが、もしも、今回の行動が了承出来ない場合、
 ただちに書き直し、今回の行動は破棄しますので、よろしくお願いします。
1999年09月06日:18時40分42秒
「我侭」 / みだれかわ枕
「あんたなら旦那に言われてにげんの?」
「そりゃそうだ」
 
 妙なところで納得して、さのえはにまりと笑った。
 その時。
 閃光が紫に飛び掛かった。
「け。飛んで火に入る……てねぇ!」
 三歩。
 三歩踏み込めば、八連斬甲刀の間合いだ。
 さのえが、躊躇するワケなかった。
「どぉりゃああああああああああああああああっ!!」

 絶叫と共に、八連斬甲刀を振り回す。
 
 
 さのえから、閃光へ。
1999年09月06日:13時54分00秒
葉嬢 / 月夢
「こら〜はなせ〜〜、離さないと言いつけるわよ」
 首根っこを捕まれてもがく葉嬢、だが誰に言いつける気だ?
「う〜〜ん、と宵闇姉様・・・はあてにならないし鈴鳴・・・も説教されそうだし、蛍火が何かしてくれそうもないし、神奈備も説教くさそうね」
 なやんどれ。
 葉嬢が思わず悩んでいる間に、場が動く、雷吼と向きあっていた閃光が雷吼を越えて紫へと飛び出す。
「紫!」
 浮いていると状況がよく見えるようで葉嬢が声を上げる、位置としては紫の後ろにいる葉嬢には当然手は出せない。しかも眼赤に捕まれているため手も届かない。
「こら、眼赤離しなさいつってるでしょう!」
1999年09月05日:03時36分22秒
乱空飛燕 / Karma
 
 刃が肉に食い込む手応え
 そのまま刃を手元に引き戻そうとして・・・・・・・・できない
 (やばっ、捕まれたかな?)
 そのまま鎖が斜め上方にひかれ、手首に食い込むような痛みが走る。
 (力比べは・・・・・・やめといたほうがいいか!)
 その力に逆らわないように全身のばねをためて飛び上がる。
 
 そのまま空中で手首の返しを利用して鎖をひねる。
 手元の鎖から末端の刃まで回転が伝わり刃が激しく回転する。
 鎖にかかる相手の力が一瞬軽くなる。
 (いまだ!)
 そのまま手首をひねって固定用の円環を外す。
 かかっていた力が消失し、身が軽くなる。
 そして右腕を背に回し、一振りの刀を宙で抜く。
 鮮やかな緋色金に無数の呪紋が描かれた一振りの珠刀。
 
 着地と同時に、手に持っていた珠刀を逆手に持ち、地をすべるように走り出す。
 
 目指す獲物は唯ひとり・・・・・・・・・紫!
 
 
#ってことで標的変更。
#雷吼とさのえは火京たちに任せます。

#何せ再生能力あるとはいえこっちも結構やばいんで。

#ちなみに行動の要領としては一本釣りです(笑)
#放物線が最高点行くぎりぎりでアンカーを外せば結構遠くまで飛ぶもんでね。

#ちなみに今の獲物は珠式刀です。
#発動する予定は今のところ無し。消費霊力けっこうでかいし。
1999年09月02日:21時24分03秒
眼赤 / 蒼
 >「あたしがひとりでにげたってしょうがないでしょうが!」
 (ま・・いうとは思いましたがね。)
 「ふぐっ・・」
 小さい悲鳴ともに眼赤の体から血が吹き出す。
 「ヒメ、内輪で揉めてるほどときはないようす。このさい全員で逃げましょう。」
 すばやく葉嬢の首ねっこを咥える眼赤。
 ばさっ。眼赤の背に翼が生える。
 「ムラサキ。そこの刀娘を担いできてくれ。おまえさんなら一人ぐらい平気だろ。」
 同時に念を飛ばす。
 【我らは林を突っ切って抜ける。護衛をする気があるならばついてこい。】
1999年08月31日:01時11分34秒
葉嬢 / 月夢
「あたしがひとりでにげたってしょうがないでしょうが!」
 葉嬢は眼中の外のようなので逃げようと思えば可能だろうが。
「ここで逃げてあたしなんのために森から出てきたのよ、宵闇姉様爆笑するわよ」
 誇り、というものを意識したことは葉嬢にはない、それでも生まれついた性格か護るべき一線があることを本能として理解している。
「あんたなら旦那に言われてにげんの?」
1999年08月28日:17時57分13秒
菜稚 / Dr.李
 ”閃光が負けると思ってないわけね・・・。”
 少し思案顔。
 ”でも、手遅れになるかもしれないわね?”
 見ていれば、わかる。
 閃光だって手練れだが、あっちはすでに人じゃない。
 あの強さは、ヨロイにだって匹敵する・・・。
 
 >(だよね?たしか?)
 自信無さ気な姉の思念。
 ”まぁ、家出というより、脱走したというか、逃がされたというか・・・。
 ていうよりなんであの生臭坊主がいるのよ。
 追っ手に志願するタマとは思えないんだけど・・・。
 まずいのは、あいつが何を言いだすかね・・・???”
 
 とりあえず様子を見ることにする。
1999年08月28日:00時05分02秒
火京 / 狂兵
 「なにをしに来たかって.....家出した子を連れ戻しに来たってかんじ?」
 火京が答える。
 「だからさ、さっさと返しなさいっての。お父さんが待ってるんだから」
 「紫?って子がいるんでしょ?その子が帰ってくればそれで良いんだからさ」
  (だよね?たしか?)
 と、菜稚と巳鏡に向かってボソボソと言う。
 
 「あとさ、そこの変な刀のお姉さんさ、怪我してるじゃん。奈須華と戦うんだったらさ、
 ちゃんと怪我を治してからおいで。そのままじゃ勝てないよ。お姉さん」
 
1999年08月27日:21時55分48秒
「謎掛 2」 / みだれかわ枕
「せっぱぁ!!」
 
 と答えたのは、灼戒だった。
「あ〜……お主じゃなくって、そっちのでかい方なんじゃが……」
 珍しく途方に暮れる然無。
 だが、立ち直るのも早かった。
「さあて、そこのヨロイ乗りよ……かなり大きいから、もしすると二、三人乗っておるかもしれんが……お主ら、自分がなにをしに来たか、判っておるのか?」
 おそらく『獲物』――紫のことは、姿形ぐらいしか聞いていないだろう、そう然無は予想した。
 また、彼の能力のことを、わずかなりとでも、あらかじめ聞かされていたのは、自分ぐらいだろうと確信している。
 もし紫が本気で戦うことになったら、大ヨロイでも足りないかも知れないのだ。
 然無としては、それは避けたかった。
 紫に万が一があっては困るし、『万が一の時』には、確実に雷吼やさのえは死んでいるだろう。それも困る。葉嬢はなんとか生きているかも知れないが、『森』の連中が、そのことを知ったらどうするか。想像しただけでも、困る。
 それに、このヨロイ乗りたちが傷つくのも、困る。
 ゆえに、然無としては、うやむやのうちにこのヨロイを撤退させるのが最善。
 一番手っ取り早いのは――ヨロイ乗りたちに『真実』を教えてしまうこと。
 そのために、ヨロイ乗りたちの心は深く傷ついてしまうかも知れないが……全て終わったあとで『真実』を知るよりは、いくらかましな筈。
 
 
「さのえ、大丈夫? いたい? 止まっちゃいそう?」
 戦線離脱したさのえの方へやってきた紫に、さのえはこう答えた。
「むちゃくちゃ痛い。でも死んだりは……止まったりしないよ。雷吼がまだ居るもの」
 そして、ゆっくりと立ち上がる。
 足の傷はあまり浅くはなかったが、それでも立ち上がった。
「それに、そこのデカいの……ありゃあ、あたしの獲物よ」
 ニヤリと笑って、生唾を飲み込む。
「あたしゃ、ヨロイ狩りだ……相手がでかかろうと、関係ない。どうせ中に入ってんのは……ガキよ」
 
 
 然無は耳がいい。
 さのえの呟きが(この状態にも関わらず)聞こえた。
(……まいったのぉ……やる気満々か……)
 
 
 ふと葉嬢の方をむいて、さのえは優しく声をかけた。
「というわけで、チビガキ、あんた猫と一緒にお逃げ。あの狐女と違って、とっくみあいでなんか使える力なんて、ないんだろ?
 ……せっかく紫が――あんたのオトコが逃げろって言ってんだ、逃げておやりな。
 あたしは、やることがある」
 べきっ、と、曲がるような音を立てて、八連斬甲刀が姿を変えた。刃の部分がいくつにも分かれ、炎のような姿を呈する。
 巨大な炎状両手剣(フランベルジュ)。
 これが、斬甲刀に仕込まれた式の姿であった。
「仕切り直しだ。アチコチぶった斬ってやるから、かかっておいで、デカいの」

 
 
 さのえから、大ヨロイの三人へ(あと、雷吼へ♪(笑))
1999年08月26日:12時23分54秒
葉嬢 / 月夢
「何する気?」
 葉嬢が尋ねる、紫の表情を見れば聞くまでもない問い。
「ちょっとまさか、あれとやり合う気なの?」
 体格が即戦闘力というわけではないが比べるだけでも馬鹿らしい。
「あんたね、ちょっと、ええい、もうだいたいやりあう意味ないでしょうが!」
 実に珍しいが正論をはく葉嬢、周りが熱くなっているようで据え置かれているがやり合ったからとさほどいいことはない。眼赤が行ったとおり追われている身としては逃げるという方が理にかなっていると言える。
「あんな訳のわかんないもの引っぱり出してはしゃいでいるガキにつきあう必要ないのよ!」
 がき・・・葉嬢にいわれてこれほど腹たつ台詞もなかなかないだろう。
 ついで雷吼の方もびしっと指し。
「もう、そっちもいいじゃない!いつまでつきあってんのよ!奥さんやられてはらたてようが何しようがあんたの勝手だけど、あんたそういうことしにわざわざきたの!?優先順位間違ってないの!?」
1999年08月23日:23時14分34秒
火京 / 狂兵
「おねー様、近接戦よ。目の前の坊さまに注意を払いつつ,敵サムライをねらって。
 閃光に万が一があると嫌だから」
 そんな意志が伝わってくる。
 
 が、
 
 「必要ない」
 火京はフフンと鼻で嗤いながら言った。
 「も〜う菜稚ったらほんとに心配症なんだから〜」
 
 そして、外部に向かって大声で叫ぶ
 「ちょっと閃光〜あんたがのたのたしてるから菜稚が心配になっちゃってるじゃない。
 そんな雑魚とっとと片づけちゃいなさ〜い!!!」
 一片の迷いもない言葉。『閃光が勝つ』閃光よりも相手の方が強いなどとは微塵も思っていない。
 「いっとくけど閃光、奈須華の力を借りて楽しようなんて考えんじゃないわよ〜絶対、手伝わないからね」
 そして、フフフフフフと不敵に笑った。
 
 #はい、そう言うわけで、『魂』の援護攻撃は完了しました(笑)
 #さっさと倒してください(爆)
1999年08月23日:18時18分52秒
迷走(巳鏡) / せりざわ
 戦・・・
 戦・・・
 戦・・・
 目の前で繰り広げられるいのちの奪い合い。
 明鏡越しとはいうものの、その凄惨さが伝わってくる.
 こころがいたい。
 「何故人の命を奪わねばならぬのだ」そう問われたら、巳鏡の答えは・・
 「姉様と菜稚を守りたいから・・」
 
 「おねー様、近接戦よ。目の前の坊さまに注意を払いつつ,敵サムライをねらって。
 閃光に万が一があると嫌だから」
 菜稚の意識が明鏡を伝わってくる。
 菜稚、なんでそんなに冷静でいられるの?
 姉様にこれ以上人の命を奪わせていいの?
 
 僕は・・・いやだ・・いやだ・・いやだ・・いやだ・・・・
 いやだ!
 
1999年08月22日:23時46分08秒
菜稚 / Dr.李
 「困ったわね・・・。」
 全然、サムライが止まらない。
 菜稚は困惑した。
 姉の意見はともかく、これでは戦わざるを得ない。
 ていうより、目の前にこの大ヨロイが出てきてなお、戦闘を続けるその根性。
 
 「これだから、戦闘バカはいやなのよ・・。」
 少し頭を抱える。だが、それ以上は迷わないし、困らない。
 素早く最良の決断を下すのは自分の役目だからだ。
 「おねーさま、近接戦よ。
 目の前の坊さまに注意を払いつつ、敵サムライを狙って。
 閃光に万一があると、いやだから。」
 
 目標は、戦闘を続けるサムライ。
 でなければ、おちおち話し合いもできない。
1999年08月22日:23時37分53秒
/ Dr.李
「逃げるぞ。」
 眼赤が紫に言う。
 「うん、ヒメちゃんの事はまかしたよ。」
 そう言うと、葉嬢を地面におろす。
 
 葉嬢が例によって駄々をこねているが、紫は静かに言った。
 「ごめんね、ヒメちゃん。
 でもね、おいらが決めたんだ。
 それに、さのえ、足をケガしてるもの。」
 
 
1999年08月22日:08時24分24秒
死召 / ジョーカー
 手応え……は有った!だが無理のある体勢、反撃が来るかと思えば間合いを離す。
 そして
 
 白闇
 
 追撃を掛けようとした矢先視界が煙幕に閉ざされる。ヨロイに動きが無く
 女サムライにこれと言って妙な挙動が見えなかった以上、これは
 仲間が、誰かと言えば……眼赤か?行ったのだろう。
 
 (さて、これは好手か悪手か……)
 
 人の目は見えなくなるがヨロイには眼を使わずとも、物を捉える力がある。
 細かい判別は出来ないのだが。
 
 (少なくともあの女の姿は見えなくなった)
 
 殺気は感じるがそれだけでは漠然としすぎている。
 刹那の逡巡。それを切り裂いて刃が飛んでくる。
 奇妙な、その形。風車の羽の代わりに刃を取り付けたような。
 そしてそれは鎖で投げた者とを繋ぐ。先程見た限りではその鎖は
 あの女の右腕の腕輪と結ばれていた。ならば
 
 「鎖の先に奴がいる…!」
 
 構造からしてそう簡単には切り離せないだろう。そして切り離したとしても
 相手は武器を失う事になる。相手も視界が塞がれた中で投げ付けた刃だ。
 狙いが甘い。その軌跡の前に左腕を出し息吹を溜める。
 
 「おおっ!」
 
 裂音
 
 呼気と腕の裂ける音。それが重なる。刃が腕に食い込む。だがそれは勢いに比すると浅い。
 これが昼でなければ、ぼんやりと光が腕を覆ったのが見えたかも知れない。
 気を腕に集め、勢いを殺したのだ。だがそれでも腕からは派手に血が流れる。
 目的のために、刃を弾いてはいけなかったからだ。そして当たればすぐに引かれるはずの刃は
 ……抜けない。傷口が締まって刃を放さない。張り詰めた鎖にゆっくりと右手がのび、掴む。
 そこでようやく刃が外れる。そして空いた手はやはり鎖にのびる。
 
 「逃、が、さん!」
 
 その宣告と共に雷吼の両腕が膨れ上がる。鎖ごと閃光を振り回し地面に叩き付けんと。
 
 #割り込み行動で
 #傷口絞める(操気術:体力)、鎖を振り回す(白兵:体力)です。
 #負傷ゲージは致命を埋めて後は活力。体力の元が8の戦闘能力4なので現在ダイスは14個。
 #地面の武器修正ってどれくらいだろ。(笑)+2〜4ぐらいかな。
1999年08月21日:23時26分43秒
翔刃 / Karma
 振り下ろされる刃
 神速をもって舞い降りる刀に対して、もはや使い物にならない左手を盾にして、受け流す。
 
 (つっ!!)
 肉が割け骨が砕ける音に交じって赤い血しぶきと珠の爆発による粉塵が舞う。
 (深手ではある。だが殺れないほどではない!)
 一気に腰を落としばねをため、そして飛び上がり、間合いを離す。
 
 深手を負ってもなおその動きを可能とするのはサムライゆえかそれとも・・・・・
 
 瞬間、あたりが白い煙で包まれる。
 (好機!)
 
 手に持っていた刃を大きく振りかぶり、遠方に曲線を描いて投げると同時に懐の隠しに入れていた幾本かの苦無を投げつける。
 そのまま煙に紛れて姿を消す。
 
 一瞬の空白を作るために・・・・・・・・・
 
 
 
#気合3点消費して追加行動3回
#間合いを離す>罪人殺による遠距離攻撃>苦無の投擲>穏身

#もうちょっとまともなことに使えよ、俺(笑)
#ターゲットは罪人殺の方が雷吼
#苦無の方は増えた影ね。
1999年08月18日:00時44分35秒
眼赤 / 蒼
 葉嬢の言葉を受けて眼赤が答える。
 「では、すこしは逃げる努力をしてみましょうか。」
 地面へ降り立つと二股の尾を口元まで伸ばし、噛み千切る。
 「・・・我が尾を筆とし、血を墨、そして地を符となす。」
 地面に文様を描きつけ、呪言を唱える。
 「オン・マリシリエイ・ソワカ」
 その言葉とともにあたりが白い煙で包まれる。
 そして、煙の中を4つの影が走っていった。
1999年08月09日:14時21分37秒
葉嬢 / 月夢
「はひ?ちょっおーーとーー何でこっちくるのよー!!」
 紫いるからだろ。
 じたばたじたばた、陸揚げされたマグロのように葉嬢が暴れるが抱えられているのだから当然避けようもない。まあ元々当てる気もないようだが。
「あっぶないわねー当たったらどーすんのよ」
 当てる気のない奴はヨロイになんぞのらん。
「逃げるぞ」
そんなことを言っている隣で冷静に眼赤が紫に言う。
「にげれんの?」
 葉嬢がつっこむ。
「神奈備と追いかけっこするよーな気分なんだけど・・・・・まあ、それよりましか」
1999年08月09日:12時01分08秒
霧弦 / RWAK
「ず、ずいぶんと離されちゃったわね。」
街道を急ぎ足で行く霧弦。
「こ、こんなことなら町で買い物してくるんじゃ・・・なかった。」
霧弦の腰には徳利が2つ。中身は当然酒である。
何を考えて買ったか知らないが、これでは歩みも遅くなろうというもの。

「わざわざ待っててくれるわけがなし・・・・あれ?」

空に『我為天意也』の文字。
雷吼達の進行方向だ。
追われているはずの雷吼達がわざわざ居場所を知らせるような真似をするわけがない・・・・
だとすれば。
「追っ手?!」

文字の見える場所へと、霧弦は駆け出した。
1999年08月09日:02時43分23秒
眼赤 / 蒼
 分銅を発射したヨロイをみて一瞬赤く目が輝く。
 「おのれ・・・貴様らごときの分際で、ヒメに危害加えようとは・・・」
 しばらく、睨んでいたが、頭を振ると紫に声をかけた。
 「逃げるぞ。」
  
 
1999年08月09日:02時21分50秒
灼戒 / 蒼
 奈須華の後ろからでかいこえが鳴り響いた。
 「せっぱぁ!!」
 隣にいたくせにわざわざ裏にまわってから返すあたりが無意味である。
 

1999年08月08日:23時29分09秒
菜稚の判断 / Dr.李
 「あらあら、賢明な考え方だけど、愚かだわ。」
 雷吼が前に出る、閃光を間にはさんで。
 
 「がら空きよ、おさむらい様。」
 菜稚は迷わず、紫達のいる方向に分銅を撃った。
 まずは威嚇。
 だが次は?
 
 「これでも動くんなら容赦はいらないわよね?」
1999年08月08日:00時31分12秒
火京 / 狂兵
 「仕留めるなら、まず手負いだ」
 閃光に逃れようのない、確実な死が舞い降りようとしたその瞬間。
 「閃光っ!!!」
 火京の怒鳴り声が閃光の耳に届いた。
 「もしもその程度のやつに殺されるようなことがあったら.....」
 
 「晩飯抜きだかんね!!!!!!!!」
 
 ・・・・・・・いや、死んだらどのみちご飯たべられないじゃないの。火京......。
1999年08月06日:22時38分48秒
停と動 / ジョーカー
 
 
 ただ響くのはその一音。人の身を超えた速度と膂力で振り返り様に放たれた一撃。
 肉を斬らせて骨を断つ。その意図を持って繰り出された斬撃は捕らえるべき目標を失っていた。
 雷吼が死を告げた女の姿は無く、代わりに在るのは数多の鉄鎖。女はその向こうにある。
 ただ、その一撃の威力を示すように心胆を冷やす風切り音、そして連鎖する金属音、破砕音を上げる。
 その全てが混ざり一つになり、と唸る。
 
 「外したか」
 
 その言葉が一つの音の終わりを告げ、新たなる音の始まりとなる。
 破砕された鉄鎖の残骸が散らばる音を背に、雷吼は鎖の飛び来た方に顔を向ける。
 
 「…!」
 
 瞠目。ヨロイがいる事は泣砲の音で分かっていた。だからこそ決着を急いだ。
 だがこれ程までに接近が速いとは思わなかった。そしてこれ程までに
 非常識なヨロイだとは思いもしなかった。
 
 「高さにして五丈だと……!?」
 
 並みのヨロイとて並べば子供にしか見えないだろう巨体。
 肩に積んだ二門の巨砲。そして頭部、胸部、腰部にその存在を顕示する三顔。
 
 「明鏡を三枚使っているとでも言うのか……なんて代物だ」
 
 さすがの雷吼も月並みな台詞しか出てこない。しばし動きも止まる。
 最後の鎖片がやけに甲高い音を立てた。それが雷吼の呪縛を解く。
 
 「正気を疑うな」
 
 凍り付いていた表情は不敵と形容する表情に変わる。
 
 瞬
 
 後ろに飛び退いたはずの閃光の眼前に突如として雷吼が出現する。
 そう錯覚する程の速度。それが閃光を襲う。
 
 消
 
 その姿が消える。右肩に袈裟懸けにするように振り上げられていた太刀も
 踏み込まれていた左足も。いや、左足だけは残っている。ただし向きを変えて。
 雷吼は踏み込んだ左足を支点に身体を時計回りに、閃光から見れば右手側に
 旋回させ、さらに手の中で太刀をくるりと回し逆手に持ち替え……背中越しに突き出す。
 死角ながらその切っ先は正確に閃光の脾腹を狙う。そして雷吼の位置は
 ヨロイと自分の間に閃光を絶妙に挟んでいた。
 
 「仕留めるなら、まず手負いだ」
 
 低く抑えた声だけが漏れた。
 
 雷吼
 
 #気合使ったれ。(笑)4点使って敏捷12の白兵上級(コロ*16)……12成功な。
 #当たれば当然珠使ってダメージ+2。
1999年08月05日:03時23分13秒
命拾い? / Karma
 「一つ」
 殺気が具現化されたものが閃光に襲いかかる。これは回避可能。
 
 「二つ」
 回避運動を見こしたかのように、閃光が移動した位置に再び気弾が打ち込まれる。
 「ちぃ!」
 何とかこれも避ける。
 
 避けた直後の閃光の目に映るのは雷吼の背。
 死合の中で相手に背を向けるのは油断かそれとも・・・・・・・
 まぁ、どちらでもいい。手繰り寄せた奇怪な鎖鎌を構え一気に切りつけ・・・・・・なかった。
 
 
 視界の隅に飛来物の反応あり。
 とっさに攻撃を中止して後ろに飛びすざる。
 と、同時に飛来物に目を向ける。降り注いだのは数多の分銅鎖。
 
 (ったく、おそいんだからぁ・・・・・・)
 閃光の顔に少し照れたような苦笑が浮かぶ。
 
 戦はまだ終わらない・・・・・・・・・・
 
 
 
#ってことでこんなものでしょうか?
#二発目の気弾は気合使って避けました(成功数の問題(爆))
#さてと、雷吼は奈須華に任せてチャカチャカ目標の確保に行こうかなぁ?(爆)
1999年08月05日:00時25分30秒
処理の話返答 / Dr.李
おいら的にはそれでいいよん。 Mr.Karma の意見も聴きたいが。
1999年08月04日:23時53分06秒
処理の話 / ジョーカー
 まかり間違って全段喰らわなければ生きているでしょう。喰らったら多分死ぬかな。(笑)
 でなくとも戦闘不能は確実。まぁ気弾が当たるかどうかは五分五分(微妙に閃光有利)なので
 気合もあることだしなんとかなるでしょう。回避持ちだとは知らなかったからなぁ。(苦笑)
 ちなみにもちろん殺す気の行動です。最小限の労力で如何に殺すかの最善手っす。(笑)
 
 じゃ分かりました。うーんと、気弾二発撃った後の閃光の行動に割り込みと言うことで良いですか?
 でないと菜稚が閃光の攻撃止めたことになっちゃうし。
1999年08月04日:23時04分20秒
行動の処理 / Dr.李
すまん、おいら的には
 閃光の書き込み後、
 ”告死”の前
 的なタイミングになる。
 
 というより、あの書き込みだと閃光の死亡確定してないか(笑)
 まだ閃光には利用価値があるから助けるぞ、菜稚は。(なんてドライな)
1999年08月04日:22時27分18秒
行動の処理 / ジョーカー
 ええとこれは……閃光の攻撃に必殺の一撃で対処しようとした雷吼の行動を
 奈須華(操者:菜稚)が気合使って割り込んだって事か?
 そもそも閃光が攻撃してこないと雷吼の一撃は発動しないんだが、ええと…
 雷吼の一撃って事はそれ以前に閃光の一撃喰らった後の話な訳で
 それに菜稚が割り込んだのか。この場合、菜稚の行動は「庇う」だと判断できるから…
 普通そういう場合は庇うのに失敗した場合、庇った者が身体で喰らう訳だが
 これ射撃武器だよなぁ…。つまり雷吼と菜稚(奈須華)と振りあって
 雷吼が勝てば閃光にダメージが行くのか?……それはずるいな。
 先に全段喰らった意味がない。それにこの行動は必殺の一撃を無力化してしまう。
 
 ん?待てよ、雷吼の一撃は切り返しの一種だから行動じゃない。
 実際の行動は閃光が起こしてる訳だ。っつー事はなんだ、菜稚は正確には
 閃光に割り込んだことになるのだろうか?ちとわやになってるけど
 皆さんどう思います?
1999年08月04日:10時57分32秒
葉嬢 / 月夢
「きゃっ」
 紫にいきなり抱えられる葉嬢。
「あによーいきなり抱えないでよー」
 単にびっくりしただけのようである、色気のない。
「おっちゃん、怒ってるけど、あのひと止まっちゃうのかなぁ・・・」
「さあ?あのおにーさん強いみたいだしねえ」
 なにを人ごとのように。
 だがそんな心配など必要のないものだった。雷吼の一撃を阻むかのように横合いから延びてきた複数の分銅が閃光との間に撃ち込まれる。
「なに?あれが紫の言ってたの?……おっきなひとねー」
 ………破軍の不二じゃねーんだからいるか、んな大きな人間が。
 そういう古典的なぼけをしている間に追いついてきた然無が大声を上げ問答を申し込む、さすがは「一応」坊主。
「そもさん!」
「・・・そもって誰?あのでかい奴のこと???」
「さあ?おじさんの知り合いなのかしら?」
「だいたい、どこの言葉だっつうの。そもさんだか、さむそんだか知らないけど、
 アタシ達はそんなへんてこな名前じゃないんだかんね!!」

 ………だが相手が悪かった、周りはぼけばかりだ、頑張れ然無。
「どうやら違うみたいよ、人違いかしら?世の中似たような人間が三人はいるらしいからねえ」
 鈴鳴泣くぞ、お前は。なにを学んでたんだ。
「でもいーや、おじさん人違いでも何でもいいからなんとかして」
1999年08月04日:01時04分59秒
菜稚 / Dr.李
 ”ねぇさまは甘すぎる”
 菜稚は姉の言葉を聞いてこう思った。
 どんな理由をつけても人殺しは人殺しなのだ。
 そして、ヨロイにのる以上、人の命の重さなどいちいちはかっていられない。
 「・・・私は姉様と兄様さえ無事ならそれでいいのよ・・・。」
 つぶやくように独白する。
 
 外では坊主が謎掛けを挑んできた。
 姉はとんちんかんな返事を返しているが、菜稚は姉に任すことにした。
 菜稚は迷わず、最初に行うべき事を始めた。
 
 閃光の援護
 
 奈須華の4本の腕の一本から、数多の分銅鎖が地面にむけて射出される。
 まるで、閃光と雷吼を分けるように。
 同時にいつでも飛行式を射出できるように準備する。
 
 「さて、これであきらめてくれるかな?
 ダメなら、やるしかないけど。」
 とりあえず、雷吼の動向を探る。
1999年08月04日:00時49分16秒
/ Dr.李
「おいらにはよくわかんないけど、こっちから何か来るからだよ。」
 
 指差した先には、大ヨロイ。
 
 そして、葉嬢を軽く抱きかかえると、とてとてとさのえの方に近づいていく。
 
 「さのえ、大丈夫?いたい?止まっちゃいそう?」
 悪態ついてるさのえに、一応心配はするものの、ケガが自動修復する紫は手当ての仕方なんて当然知らない。
 ケガなんてなめてりゃ治ると思ってるのかもしれない。
 
 「おっちゃん、怒ってるけど、あのひと止まっちゃうのかなぁ・・・。」
 
 ちなみに捕捉しておくが紫は字が読めない。
 したがって空の文字も模様としてしか見てなかったりする。
 
 そのとなりで然無が大声をあげる。
 「そもさん!」
 
 「・・・そもって誰?あのでかい奴のこと???」
 大よろいを指差し、真剣な表情で葉嬢に聞いた。
1999年08月03日:22時23分14秒
火京 / 狂兵
 「うわわわわっ.....っと」
 目の前まで走ってきた男があげた怒鳴り声に驚く。
 「なんだよもう!今忙しいんだから後にしてよ!おじさん」
 プリプリと怒った声でヨロイの前の珍客に答える。
 「だいたい、どこの言葉だっつうの。そもさんだか、さむそんだか知らないけど、
 アタシ達はそんなへんてこな名前じゃないんだかんね!!」
 
 
 そうゆう訳で、目の前のおじさんは、用件は簡潔にまとめるように(笑)
1999年08月03日:20時23分13秒
「謎掛 1」 / みだれかわ枕
 
『我為天意也』
 
 その文字が浮かんだとき、然無は、
「やけに馬鹿正直なのだな」
 と呟いていた。
 おそらくは式なのだろう。名乗りを上げてきた。
 陰陽師にしろ、ヨロイにしろ、奇襲の好機を捨ててまで、名乗りを上げるとは。
「いやはや……馬鹿正直な」
 そう言い残して、然無は駆け出した。
 砲弾が打ち上げられた方向へ。
「陰陽師なら、どうにか出来よう……ヨロイなら……逃げた方がいいかのう?」
 とりあえず、正直者に会ってみよう。
 そう考えた。
 
 
「くそっ……バカ正直に行きすぎた!」
 さのえは悪態を吐いていた。
 雷吼に抱きかかえられ、そして、そっと後ろに押しやられた。
 傷は深くはないが、あまりに多すぎる。伸ばしていた髪も、いくらか斬られてしまった。
「ちィとこれは……きつい」
 相手が速すぎる。八連斬甲刀では、相手の獲物をはじくのも、至難の業だ。
「それに……雷吼、怒らせちゃった……」
 雷吼の熱い腕。
 嬉しくもあり、恐ろしくもあった。
 彼はさのえの傷をみて、激怒してしまった。
――雷吼ォ……ごめん……
 雷吼相手だと、こうも素直になってしまうさのえ。
 そのとき。
 
『我為天意也』
 
 上空に文字が浮かび上がった。
 
 
「これはこれは……でかいのォ!」
 駆けてきた割にはまったく呼吸を乱さずに、然無は野次馬のごとく呟いた。
 彼の視界には、通常のものよりも巨大なヨロイが捉えられている。
「大ヨロイ……か……」
 いま雷吼とさのえは、飛び込んできたシノビらしい者と闘っている。
 ここであのヨロイが登場すると、さすがにあの二人でも、つらいだろう。
「よし……馬鹿正直さに、賭けてみるか」
 然無はいつものごとく、誰に聴かせることもない呟きを漏らして、再び駆けた。
 
 駆けて……大ヨロイの前に飛び出した。
 
「近くによると……ますますでかいのォ……」
 また呟く。
 そして。
  「そもさんッ!」
 
 ……怒鳴った。
 
 
 然無から、奈須華乗組員へ(笑)
 
 ★ ★ ★
 
 はたして「せっぱ!」と答えればいいと言うことを、火京は知っているだろうか?(笑)
1999年08月03日:01時40分51秒
告死 / ジョーカー
 「そろそろも、始めようも無い。お前は此処で終わりだ」
 
 それは死を告げる声。相手がサムライであろうがなんであろうが。
 羽ばたきのような音。雷吼は首を大きく捻り、それに伴い長髪が振り回される。
 それが立てた音。視界が刹那黒に染まる。
 
 「一つ」
 
 殺気が実体となって閃光を襲う。不可視の力が黒の中から生まれ出る。
 
 「二つ」
 
 黒が消えると雷吼は閃光に背を向けている。死合いの最中に。
 いや、それもまた戦いの一手。背中の中程から無形の力が
 再び、閃光を襲う。
 
 「三つ、終わりだ!」
 
 そして背を向けた姿勢から振り向き様に太刀を振るう。守りを捨て去った
 その一撃は如何な者をも捕らえ得る。例えそれが疾風迅雷の金剛機といえども。
 
 雷吼
 
 #行動としては初級気弾(+2)>追加行動(気合一点)初級気弾>
 #閃光の攻撃に対し必殺の一撃で対処です。当然珠全弾消費。ま、所詮+2程度だけど。
 #全部決まったら猪鹿蝶かな。(笑)
1999年08月03日:00時59分39秒
咆哮 / Karma
 「女だろうが容赦はせん。お前は俺の大事な相棒を傷付けた…」
 目の前のサムライの持つ殺気が膨れ上がる。
 
 「散れ」
 神速で振り下ろされる太刀。
 (やばつ、かわせな・・・・・・)
 とっさに持っていた得物と左手で襲い掛かってくる力を逃す。
 
 
 肉の斬れる鈍い音がし、血が吹き出す。
 雷吼の次弾に対処しようとする閃光の左手は無残なありさまになった。
 肉が割け、腕に沿うように赤く染まった傷からは所々白いものが見える。
 (やっば・・・・・・・・・どうしよっかなぁ・・・・・)
 一瞬思い悩む。
 
 その瞬間
 
 
 『我為天意也』
 
 
 上空に文字がくっきりと浮かび上がる。
 
 (ったく・・・・・おそいんだから・・・・・)
 苦笑混じりの表情で一瞬その文字を見てから雷吼の方に向き直る。
「さてと、そろそろ本気でいこうか!!」
 
 次の瞬間閃光のからだから大量の気が発せられ、肉体が変容していく。
 体中に呪紋が浮かび上がり、肉体の各所に半ば隠すように埋められていた珠が光り輝く。
 血が吹き出していた傷口でさえ、あらたに実体化する筋肉によって覆い隠されてゆく。
 
 瞬間の後。
 
 雷吼の目の前に経っていたのは、一匹の獣
 殺戮のため、力を誇示するためだけにのみ存在を許されたモノ・・・・・・・
 鬼神と化したひとりのサムライだった。
 
 “それ”が獣のような笑みを浮かべた。
 「さぁ!はじめようか!!」
 
 
 
#って事でサムライ化(笑)
#でも戦力的にはとんとんだと思う(爆)
1999年08月02日:23時30分46秒
火京 / 狂兵
 「..........菜稚。関係ない人を巻き込んじゃいけないよ」
 普段の火京からは感じられない、静かな、そして冷淡な意識。
 少し怒っているのかもしれない。
 「理屈じゃなくて、心で想ってごらん。人の命って、そんなに軽いモノ?
 そんなことないよね?
 アタシは自分の命が大事だし、あんたや、巳鏡の命はもっと大事。
 でも、それはきっとあたし達以外の人も同じなんだよ。
 出来ることなら誰も殺されない事が一番だと思う。
 だけど、どうしても、人の命を奪わなきゃならない事ってあるよね。アタシ達はヨロイ乗りなんだから....」
 そこまで云ってから、火京は少し口調を変えた。優しく、諭すように。
 「だから菜稚。アタシ達が殺して良いのは、敵だけなんだよ。アタシ達以外の人間の命を軽く見ちゃいけない。
 ましてや愚かな大衆なんて事は言っちゃいけないんだ。
 どんなに偉い人の命も、どんなに卑しい人の命も、同じ一つの命なんだから」
 
 火京の脳裏に、あの日のあの言葉が蘇る。
 『お前は人間じゃない。道具なんだよ』
 (命の大切さに上下の区別はない)
 思えば、それは、人間として扱ってもらえなかった幼少時代の反発からはじまって、
 現在にいたるまでに、火京が積み上げてきた経験則の哲学だったのかもしれない。
 「砲撃は無しだ。一気に敵のところまで行くぞ」
1999年08月02日:00時12分43秒
葉嬢 / 月夢
「あんでよ?」
 と言い返している間にさのえ、ついで雷吼までがすでに交戦に入っている。
「ああ、もうなにがなにやら」
 じたばたじたばた、取り残されてるな葉嬢。
「とにかく!」
 とにかく?
「………どうしよう?」
 戦闘に役にたたんやつである、他に役に立ってるかどうかはまあおいといて。
 うーんうーんと葉嬢が唸っている間にも周りはなにやら慌ただしくなる。
「ああ、もうひとがまじめに考えてるってのに」
 戦場のど真ん中でなにを悠長なことを、っていうかその前にさのえの手当でもしてやれ………いや、やらないほうがいいか、危険だ。
「怪我なんてほっといても治るし」
 紫や森の連中と同じ扱いせんほうがいいぞ。
「とにかく、あたしはさっさと前に進みたいの、えーい用事があるならこそこそしてないでさっさと出てきなさいよ!うっとおしい」
1999年07月31日:22時15分56秒
菜稚 / Dr.李
「いやだわ、お姉様。
 もちろんこっちが正しいことをしてるのよ。
 でもね、あちらは一応子供の格好をしているわけだから、
 こっちが奈須華で攻撃しちゃったら、愚かな大衆共はこっちを悪と看做すに決まってるわ。
 だから、とりあえず、目撃者は少なくていいのよ。
 後から正々堂々と公表すればいいんだし。」
 とりあえず、火京レベルでわかりやすい説明(と菜稚自身は思ってる)をする。
 
 しかし、姉は正々堂々名乗りを上げてしまった。
 
 ”まぁ、いいわ。”
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 そうです、別パーティです。
 然無が理由つけて動こうとしてないらしいので(笑)
 ためしに襲いかかってみましょう。
1999年07月31日:21時24分33秒
火京 / 狂兵
「とりあえず、この距離なら、閃光の援護ね。
 飛空式・扇爪射出。
 前言撤回、少し離れたところにいる連中に竜砲による砲撃、目撃者は少ないほうがいいわ。」
 (.....................)
 菜稚の思念を受けてから、しばらくして。
 「ようするに、撃っちゃって良いって事よね」
 と火京がつぶやく。
 
 素晴らしき単純さ。
 
 「だけどさ、菜稚。目撃者は少ない方がいいって〜 なんか悪役っぽいよ?こっちは正義なんだから、
 もっと正々堂々と、沢山人の居る前で戦った方が良くない?」
 火京にとっては、自分達はまさしく正義であった。
 正義たる者に後ろ暗い事など無い。
 「そう言うわけだから、まずは正々堂々と、名乗りあげからね」
 不敵な笑みを浮かべながら、火京が云う。
 『泣き砲用意。宣誓型発射!!』
 
 奈須華の泣き砲から、式で出来た弾丸が天空に向かって射出される。
 『我為天意也』
 上空で弾けた弾丸からあらゆる方位からそう感覚的に認識できる文字が出現する。
 
 注>我為天意也は、適当にそれっぽく書いただけなんで、漢文としてはたぶん間違ってると思う。
 まあ、天羅だから流して下さい(笑)
 それから、竜砲による砲撃をする目標って、後ろのほうにいる別パーティーって事? 
1999年07月31日:20時28分22秒
紫・菜稚 / Dr.李
 数本の苦無と爆雷、そして大地をはう謎の武器。
 だが紫は、そっちは眼中になかった。
 
 あらぬ方向を見つめている。
 そっちが悪意の本体である事を見抜くように。
 葉嬢の声が聞こえる。
「ダメだと思うよ、ヒメちゃん。」
 ちゃちゃっと進もうという葉嬢の言葉に冷静に突っ込みを入れる。
 
 「目標捕捉・閃光と交戦中・・・。」
 菜稚の思念が姉と兄に伝達される。
 「目標の捕獲を目的とするため、遠距離砲撃は不可。
 接近戦による障害物の除去と目的の達成を奨めるわ。」
 ついでに計画を伝達する。
 「とりあえず、この距離なら、閃光の援護ね。
 飛空式・扇爪射出。
 前言撤回、少し離れたところにいる連中に竜砲による砲撃、目撃者は少ないほうがいいわ。」
  
1999年07月31日:07時35分54秒
宣告 / ジョーカー
 「熱くなりすぎだ、さのえ」
 
 よろめいたさのえにぐるりと腕が回される。
 
 「お前は『ヨロイ狩り』だろう。相手がヨロイでもないのに血迷うな」
 
 声は平静に聞こえる。高くも低くもない。だが腕は灼けるように熱い。
 無数の珠と呪紋の浮かび上がった腕が。
 
 「ははっ、もっとも俺も人の事は言えんな。…怒髪天を突きそうだ」
 
 言葉通りに雷吼の長髪がざわりざわりと蠢く。風に逆らうように。
 腕の熱量が増す。呪紋が薄く光り回された腕が異様な音を立てて変形していく。
 
 「後で治してやる。子供達を頼む」
 
 変形を終えると腕が離れていく。その声は不思議と以前の雷吼を思わせたが
 
 「女だろうが容赦はせん。お前は俺の大事な相棒を傷付けた…」
 
 次の台詞は灼熱の怒りと冷え冷えとした殺気が溢れんばかりだった。
 
 「散れ」
 
 踏み込む挙動は見えなかった。刃が空を裂く音も聞こえなかった。
 ただ宣告だけが聞こえ、刃は既に振り抜かれていた。一つの色を化粧として。
 
 雷吼
 
 #気合使いました。なんか戦闘で割り込み以外で使ったの始めてのような気がする。(笑)
1999年07月31日:03時58分57秒
血華 / Karma
 「殺す、殺す、ぜってぇ殺すッ!」
 目の前のヨロイ狩りが逆上するのが手に取るようにわかる。
 (ふぅん、もろいな)
 
 神速で振り下ろされる八連斬甲刀。
 だが、踏み込みの甘い一撃など話にならないのが死合の常。
 
 「それじゃぁ、遅いよ♪」
 軽くからかうように言って体を横にして刃を躱す。
 そして右腕を振りながら一気に踏み込む。
 
 
 瞬間
 
 
 周囲が紅に染まる
 
 「やれやれ・・・・・・・・・・もうおわりかな?」
 少し向こうで右手に奇妙な形の鎖鎌を握って閃光が呟く。
 振り向いた先には・・・・・・・・・・
 
 苦無で全身に傷を受け、閃光の持つ得物によって背中を切り裂かれたさのえの姿があった。
 
 
 
#って事でひとり戦力ダウン(<嘘です(笑))
#命には別状はありません。見た目が派手なだけで。
#全身赤いけどね(笑)

#ちなみに方法としては、
#(踏み込んで切り裂く)→(あらかじめ置いておいた(笑)罪人殺が背中を切り裂く)→(そのまま画面端まで移動)となっております(笑)
1999年07月31日:02時59分09秒
『刹那 2』 / みだれかわ枕
「つぁああっ!?」
 すねの怪我を蹴り飛ばされ、苦痛の叫びが漏れる。
「このっ!」
 だが、悪態を付いている暇などなかった。
 少し離れた間合いから、牽制の苦無。
「つおりゃあああああっ!」
 八連斬甲刀を振り回し、はじき落とす。
 
「殺す、殺す、ぜってぇ殺すッ!」
 
 頭に血が上ったさのえ、もはや眼前の敵にしか意識がいっていなかった。
 複数のことを考えられないという点では、葉嬢と大して変わらない。
 
 怪我のことも省みず、さのえが飛びかかる。
 当然、わずかながらに踏み込みが甘かった。
 
 さのえから閃光へ、もっと愛を込めて(笑)
1999年07月31日:02時40分05秒
瞬転 / Karma
 鎖に感ずる手応え・・・・・・・・・・・・いや、軽い?
 
 「このやろおおおおおおおっ!」
 目の前のヨロイ狩りが背の八連斬甲刀を抜き放ち、振り下ろす。
 「痛いだろうが! 邪魔だああああああっ!」
 
 (そいつは痛いんだから、やなんだって!)
 とっさに腕を振り鎖をたぐりよせ刃を受け止める。
 火花が散り、金属の軋む音が周囲にこだまする。
 
 そのまま力を受け流すように姿勢を低くし、左脚でさのえの傷ついた足を蹴り飛ばす。
 そして蹴った反動で身体を後ろに飛ばし、間合いを離す。
 と、同時に左手を振り、獲物を構え直すと同時に牽制の苦無を放つ。
 
 (火京たちおっそいなぁ・・・・・さっさと来てよね。こっちは忙しいんだからさぁ。)
1999年07月31日:02時17分31秒
『刹那 1』 / みだれかわ枕
 殺気。
「こっちかよ!?」
 さのえは慌てて避けようとするが、一呼吸遅かった。
 すねのあたりを一閃。
「このやろおおおおおおおっ!」
 八連斬甲刀を背中から抜き放つ。
「痛いだろうが! 邪魔だああああああっ!」
 
 ヨロイの気配を感じる。
 だとすれば、あたしの敵はヨロイだ。
 生身の人間なんか、知ったことか!
 
 さのえから閃光へ、愛(八連斬甲刀)を込めて(笑)。
 
 
 然無は雷吼とさのえが前に出たのをみて、後ろに控えていることにした。
――さて。今度は何人差し向けてきたのかのう?
 ……いや。この場合、人数は関係ないか。
 今度は誰を差し向けた?
 この騒動……皆を不幸にするだけで、誰の救いにもなっておらんのでは……
 そのようなことを考えていると。
――おっと、まず一人か!
 飛び出してきた人影がさのえを襲う。
――むこうのほうが速いか。
 おそらくさのえでは歯が立たないだろう。
 だが、あの娘は、雷吼に任せた方がいい。
 そう判断して、然無はその位置を保った。
 
 然無。
1999年07月31日:01時34分32秒
地を這う牙 / KArma
 苦無を投擲すると同時にポイントを移動する。同じ位置にとどまっていると見つかりやすいのは相手が誰だって同じ。
 (さーてと、あまり本気にやっても疲れるだけだから・・・・・・よし、こうしてみよう)
 左手に握られたのは小さい爆雷包がいくつか。
 閃光が軽く左手を振るとともに一行の周囲にそれが舞う。
 
 (韻!)
 発せられた念とともにそれらがいっせいに爆発し、煙と轟音を発する。
 
 と、同時に姿勢を低くした閃光の右手が振られる。
 その動きに従うように、右手につけられた鎖が背嚢から流れ出し、大地を高速で這う。
 鎖の先端には奇怪な形をした鋭い刃がぎらりと鈍く光る。
 
 刃は獣のごとく大地を高速で這い、煙で困惑する一行を襲う。
 
 刃の先にあるのは・・・・・・・・・・・・
 
 
 さのえの足
 
 
 
 
#って事でばしばし攻撃(爆)
#脚を狙うっていう文字どおりの『足止め』もしてみたり(爆)
1999年07月29日:23時57分04秒
葉嬢 / 月夢
「はひ?」
 葉嬢がはて?という顔をして振り返る。
「なに?なにがどーしてどーなったの?」
 とことんまで緊迫感に着いていかない娘である。
 別に特に葉嬢が鈍いわけではない、いやむしろ野生そのものの葉嬢の勘は鋭い、が不幸にも葉嬢の頭は二つのことをいっぺんに考えるようにはできていない(おひ)。
 この場合先に進むことだけを考えていた葉嬢の脳からは警戒心という言葉は当然どこかに消えている………困った娘である。
「だーからーなにごとよー」
 駄々こねてる場合じゃないだろう、眼赤を捕まえて揺するんじゃない。
「ああ、もう、なに、また来たの?暇な連中ねー、ちゃっちゃっとやっちゃって、ちゃっちゃっと進もうよー」
1999年07月28日:23時06分21秒
嵐に立ち向かう者 / ジョーカー
 予想通りの方角から飛んでくる物が幾つか。まずは飛び道具と言うことらしい。
 金属音が連鎖する。悉くが鋼の刃に弾かれた音だ。
 
 「苦無か」
 
 狙いは正確だった。ならば相手はそう遠くない位置にいると言うことだ。
 苦無は投げられるように作ってあるが、所詮そう長い距離は飛ばない。
 弓矢ならまだしも人の力ではそれ程遠い距離は届かないのだ。
 そして数は十に満たない。ならば恐らく敵の数はそれ程多くは無い。
 陽動の可能性、敵が少数だと誤認させ油断を誘っているという可能性も
 無い訳ではないが、留意していればそれは只の戦力の分散になる。
 
 「…」
 
 軽く首を曲げ、苦無の飛来した方向を見る。
 人影は見当たらない。ただ、森の中を移動する気配だけがある。
 数はやはり少ない。三人を越えるという事はない。
 
 (昨夜の輩か?)
 
 昨日の夜襲ってきた連中を想像する。だがやり方に違和感がある。
 
 「まぁいい」
 
 思考に決着を付ける。なんにせよまだ情報が少なすぎる。
 
 「走るぞ」
 
 簡潔に仲間に告げる。進むのなら前へ。
 
 (罠なら踏み破る)
 
 決意が迷いを打ち消す。
 
 (敵なら…殺す)
 
 殺意が頭を冷やしていく。
 
 「二人とも、俺とさのえから離れるなよ」
 
 発動の時を待ち構えるように雷吼の顔に、腕に、身体に呪紋がびっしりと浮かび上がった。
 
 雷吼 一行に
1999年07月26日:23時47分57秒
嵐が吹き始める・・・・・・ / Karma
 (みつかったかな?)
 護衛の二人のあたりに漂う空気が一変する。
 (まぁ、半分ぐらいは見つかるようにしてるんだから、見つからない方がまずいといっちゃぁまずいんだけどね)
 注意深く『敵』を観察する。
 
 (一人はサムライ・・・・・隠しだまが無ければたいした相手じゃない・・・・でも多分あるだろうね・・・・・)
 (もう一人は・・・・・・八連斬甲刀って事はヨロイ狩りかぁ・・・・・・あれは痛いからあまり好きじゃないんだよなぁ・・・・・・)
 
 手持ちの獲物を確かめる・・・・・苦無がいくらか・・・・必要な符は準備してある・・・・あとは・・・・
 ゆっくりと背嚢に手を入れ、確かめる。右の手首にいつのまにかつけられた鉄の腕輪から太い鎖が背嚢へ消えていた。
 (よし・・・・・それじゃ、あしどめ・・・・・・・しますか!)
 
 呼吸を軽く整え、左手に持っていた苦無を数本投げつける!
 と同時に閃光の姿はそこから消え、別の位置に移動を開始した。
 
 攻撃にうつるために・・・・・・・・・・
 
 
 
#戦闘開始、GO!!
1999年07月26日:09時55分48秒
鋼の胎動・巳鏡 / せりざわ
あれはいつのことだったのだろう・・ もう、はっきりと思い出すことすらできなくなってしまった幼い頃の記憶。
「巳鏡、、おまえにはヨロイを駆る才がある。だが、、惜しむらくはその体。 よくも、そんな病弱な身に生まれ出でたものよ・・」 巳鏡は生来体が弱い。だが、武家に生まれた男子の宿命ゆえ、剣を握らされた。 巳鏡は、剣術が嫌いだった。人殺しの術を覚えて一体、何になるんだ、幼心にそう 思ったのだが、そんな気持ちを口に出すことは許されなかった。 そして・・激しく面を叩かれ、意識が遠のいていく・・
「巳鏡、ちょっと巳鏡!なにボーッっとしてるの!」 火京の声が巳鏡に飛ぶ
「お兄様、奈須華が機動始めました。お願いします」 妹の声が巳鏡に飛ぶ 人殺しなんてしないに限る、でも、この姉妹を守るためには・・守るために僕は奈須華を駆る。
「巳鏡、入ります!」 奈須華の巳鏡の席の、明鏡制御のプレートを額にかける一瞬、巳鏡の表情は凛、としていた。
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