TRPG.NET > 読み物 > TRPG小噺 > 1999年 >
笑える楽しいネタが欲しい、という要望にお応えしまして、TRPG.NETのIRCサーバの #TRPG のお馬鹿なネタを、適宜許可をとってお話じたてにして見ることにしました。もともとは、日刊TRPG総合ニュースメール 語り部日報に掲載されたものです。
コンベンション会場にて、マスター紹介が始まる。今度のマスターはタイヤつきの巨大な旅行鞄を転がしていた。
「ゲームはガンダムRPGです。本日はマスターグレードシリーズを使用してセッションを行ないます」
「おおー(歓声)」
精細なプラモデルをフィギュア代わりに使うことを想像し、みな喜んでいた。
そして卓割り後。
「いやー、こんなネタもあるとはねぇ」
「びっくりしましたよ」
そこにマスターが取り出した箱。
「まずは組みたてから始めましょう(にこにこ)」
「……(顔を見合わせる)」
「……パーフェクトグレードでないだけマシかな(苦笑)」
「まあいいか(そのうち嬉々として組み立てはじめた)」
むろん組立だけで一日が終わるのでありました。