TRPG.NET > ニュース > 1999年 > 04月 >
pressnetにてプレスリリースとして流した内容です。
TRPG愛好者のための総合情報サービスプロバイダTRPG.NETは、11日に開設一周年を迎えました。これを記念しまして、懸案であった新規サービスをスタートさせることにいたしました。
TRPGむけのXML応用を研究するTRPG Markup Project、千字で物語や冒険を記述する千字シナリオの募集、TRPG関連ニュースを統一的に提供するTRPG HotNews!! などです。
TRPG.NETとは、sfこと古谷俊一の個人事業である電網工房・匠の提供する、TRPGの普及と活性化のための活動を行うために設立された、有償/無償のネットワークサービスを提供するサービスプロバイダです。
TRPGの発展に寄与するための各種情報とサービスの提供をおこなうために、中立な立場で各社・各サークル・個人の作成した資料・作品などを統合的に提供・リンクし、さらに独自のコンテンツを作成する、公共的ネットワークサービスを運営しています。
TRPGというゲームの一ジャンルに限定して、専門化されたコンテンツとコミュニティとサービス提供を組み合わせた特定趣味の総合情報環境を提供するというビジネスモデルの実験を行なっております。
TRPGとは会話により進行される、架空世界での個人単位の行動を扱ったゲームの一ジャンルです。本来はRPGとはこのゲームをさします。
http://www.trpg.net/WhatisTRPG.htmlに詳しい解説があります。
TRPGとはたいへんに多数のデータと文書を、整合性の取れた状態に維持し、多種多様の用法で扱うことを要求する遊びであります。そのためデータと文書の記法を統一して構造化文書として活用することは、TRPGにおいては極めて有用です。しかし、現状ではTRPGに活用するのにみあった力を持つ処理系や記述フォーマットが存在しません。
そこでXMLを利用してデータ形式をある程度統一して、統一しての機械処理を実現し、データの利用可能性を増大させる企画を開始することを決定しました。データの一貫性管理と印刷時の読みやすさを両立し、ゲーム進行のコンピュータ支援にそのまま活用できるようにすることを目標とします。
取り合えず実務上の行動としては、TRPG Markup Projectメーリングリストを開設して、メーリングリスト上で作業を推進していくことになります。コンピュータによるTRPG支援、複雑なデータを差し込み利用する必要のある文書の作成に関心のあるかたのご参加を期待しております。
TRPGにおいても、ゲームシナリオは非常に重要です。自分たちでシナリオを作りあげられることから来る柔軟性がTRPGの魅力のひとつではありますが、それが難しい、なかなかネタが思い浮かばないという声は常にあります。
そこで、TRPG.NETでシナリオ募集企画を開催します。
TRPG.NET利用者のみなさまから広くシナリオ案を募集・公開することで、シナリオ作成の助けになるようにしたいと考えております。また千文字程度のシナリオの必要項目を分析し、手軽に千字規模のシナリオを作成公開するためのフォーマットを作成する予定です。
これまでも散発的に行なっていましたが、本格的にTRPG関連のニュースを収集・公開することにします。
TRPGに関係した、プレスリリースをお待ちしております。
TRPGはコミュニケーションを基盤とした遊びであり、他のどのゲームにもましてコミュニティの必要性が強くなっています。
コミュニティの構築のために利用できるインターネットサービスのひとつとしてTRPG.NETでは安価にメーリングリストを提供してきましたが、
などを鑑み、サービス内容のの簡素化と値下げを断行しました。