先の特集「RPG入門」で,sfさんより「『問題解決として何をしてよいのかわからなくなる』という問題が初心者には起きやすい」という指摘がありました。そして「問題解決」の例としては,情報収集・交渉が挙げられています。というわけで,このシリーズでは初心者プレイヤー向けの基礎的なテクニックを集めたいと思います。5回前後のシリーズで,「情報収集」「交渉」「戦闘」「キャラクタープレイ」を一応予定しております。何か思い付いたり,「これについて特集して欲しい」という要望が来ましたら,付け足していきます。
狙いは,「右も左もよくわからないような初心者に,基礎的なマニュアルを提供する」です。ですから,網羅的である必要は全くありません。ある程度要領が分かったら,後は自分で工夫してやっていけばいいわけですから。今回の特集では,このうち「キャラクタープレイ」の基礎について考えてみたいと思います。
今回のテーマは,今までと少し性質が違っていまして,今までのこのシリーズでは,初心者に向けた「定石」の様なものを扱っていました。それを知らないとプレイとして形にならないような知識です。しかし,今回のテーマ(キャラクタープレイ)は,ほとんどのRPGでは別にできなくても遊ぶ事ができるものといえましょう。そこで,入門者にとってキャラクタープレイとはどうあるべきか,もしやる場合にはどういった事に注意しなければならないのか,といったことを考えていきたいと思います。
大雑把に分けると,キャラクタープレイに対して取るべき態度というのは以下のように分けられるでしょう。
- キャラクタープレイは有害であって,とにかくやるべきではない。
- キャラクタープレイは時として有害になるので,RPGに十分慣れるまでは手を出すべきではない。
- キャラクタープレイは別に問題はないが(極一部に問題を起こす者もそりゃあいる),初心者にとってはもっと別にやるべき事があるので,先にそっちを覚えるべきである。キャラクタープレイは,より難易度の高いものとして,将来挑戦すべきものである。
- キャラクタープレイに問題はない。初心者がやるのにも,問題はない。
- キャラクタープレイに問題はない。初心者も,積極的にやるべきである。
- キャラクタープレイに問題はない。初心者は,細かいルールを覚えるのなんて後で良いので,まずキャラクタープレイを覚えるべきである。それでもう,RPGを楽しむ事ができるんだから。
記事を書いたり掲示板に書き込みをする場合に気を付けて頂きたいのは,「キャラクタープレイ」といったときに,人によって定義が大きく異なっている可能性が高い,という点です。ですから,まず,自分の使う「キャラクタープレイ」の範囲を明確に書くようにお願いします。
ざっと思い付くところでは,
- キャラクターの性格・内面を行動決定に反映させる
- キャラクターに「なりきる」ことを主眼においてプレイする
- キャラクターの口調などを真似る
なお,今回のテーマについて書くにあたっては,
「馬場秀和のマスターリング講座」
を読んでからにする事を強くお勧めします。というのも,キャラクタープレイに関する問題が取り上げられたのも,そもそもキャラクタープレイという言葉が少なくともネットワーク上では通用するようになったのも,この講座が発表されてからの事だからです。
内容自体,現在読む事のできるRPG論の中では抜群の出来栄えなので,もし未読の方が居ましたら,この機会にお読みになることをお勧めします。
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