■Cypher to the World リプレイの注釈


◇ビリニングブック

 ビギニングブックが正式名称。Cypherを知ってもらうために制作された本で、低レベルのCypherをプレイすることが可能。
 中表紙の本のタイトルが誤植でビリニングブックになっていたことから、そう言われるようになった本である。
 何をどう打ち間違えれば、ビギニングが、ビリニングになるのだろう?

◇キャラクター作成の方法

1・タロットカードをランダムに3枚引きます。必要であれば、もう1枚引きます(プラスワン)。
2・カードによって決まっている能力値を合計します。その際、能力値が22以上になった場合はすべて“1”としてあつかいます(俗にバーストと呼ばれています)。各カードには、各能力値に1〜7の数字が割り振られています。そのため、22以上の能力値はプラスワンを行わない限り絶対に出ません。
3・クラスを決定します。中には性別限定クラスが存在するため、名前、性別等パーソナリティはクラスを決定した後で考えた方が良いでしょう。
4・クラスごとに決められたスキルセットの中身をキャラクターシートに書き写します。その際、技能名と共に判定する能力値、成長率共に記入します。
5・キャラクターレベルと成長率を掛け算し、各技能の技能レベルを計算します。その他、各種数値(HP、MP、抵抗値、技能判定値等)を計算します。
6・スキルポイント(SP)をもらいます。必要であれば、SPを消費して技能を修得することもできます。
7・所持金を計算し、買い物を行います。

 一見煩雑に見えますが、プレイヤーが考える部分は少ないので、慣れれば5〜10分でキャラメイクが可能です。また、どのレベルのキャラクターでも同じ手順で作成できるため、単発プレイであっても高レベルの冒険を行うことが可能です。
また、プラスワンを行ったキャラクターは(バーストしない限り)能力値が高くなる分有利になりますが、その代わり初期SP、所持金が低くなるというデメリットもあります。

 Cypherの能力値決定の際、フールのカードを引くと能力値を1〜7の範囲で自由に割り振ることが出います。自分のなりたい職業の能力値に調整することが出来るため、能力値決定の際フールのカードを引くのはかなり”おいしい”事になります。

◇ヒロイズム

 ヒロイズムとは、SP(スキルポイント:ヒーローポイントのようなもの)を消費することで一時的にキャラクターレベルを2レベル増加させる奇跡です。HP、MPは変化しませんが、各技能レベルが増加するため達成値が上昇し、かつ高レベルの呪文、奥義が使用可能になります。『Cypher』のキャラクターメイキングでは、ヒロイズムを見越した選択(現在レベル+2レベルで何ができるか)をすることが多いです。逆にGMも、ヒロイズム前提で敵の強さを設定することが多いようです。

◇秘剣使い

 秘剣使いはプレイヤーが勝手にデザインした非公認クラスです。わかり易い元ネタと強力なオリジナル奥義を持つ、とってもアブナい存在のため公認される可能性は極めて低いでしょう。
 秘剣使いの他にも、アイヌの奥義使い、メイドさん、遊び人、コスプレイヤーなどが存在します。これらは、折を見て順次、紹介されていくはずです。

◇鎧回避

 ここで"鎧回避"という聞きなれない言葉について説明します。
『Cypher』では、物理攻撃のダメージを常に鎧で減少できるとは限りません。その攻撃が鎧に当たったのか、鎧の隙間をうまく突けたのかをチェックする必要があります。その時に必要な数値が"鎧回避値"という数字なのです。
 相手の攻撃が命中した(命中値が回避値を上回った)とき、「その時の回避値+鎧回避値」が命中値以上であったなら、その攻撃は鎧に命中したことになりダメージを防御点で減少できます。
 しかし、命中値が「回避値+鎧回避値」より高かった場合、上手く鎧の隙間を突いたことになりダメージは防御点で減少させることができません。
 別の言い方をするなら、「命中値と回避値の差分値」が鎧回避値以下なら鎧が有効、差分値が鎧回避値を上回っていたなら鎧は無効、ということになります(詳しい実例は本リプレイの戦闘シーンを参照してください)。
 件のフルプレートの場合、鎧回避値が+8、防御力が9あります。『Cypher』のシステム上、達成値の差が9以上になることは稀なので、フルプレートの隙間を突くことは非常に困難です。逆に、9点の防御力を上回ることは容易なため、鎧を抜くことより急所狙いによる2倍ダメージを鎧の上から叩き込む方がはるかに大きなダメージを与えることができるのです。

◇魔法消費減少

 今、つづく君は準備魔法の計算を行っています。『Cypher』では、魔法の使用方法が2種類存在します。1つは、普通にMPを消費して呪文を使う方法。コンピュータゲームなどでおなじみのよくある方法です。
 そして、もう1つが呪文を準備してから使う方法です。某迷宮と竜などに近い方法です。呪文の準備には、本来消費するはずのMPの半分をあらかじめ消費しておきます。こうして準備された呪文はいつでも、MPの消費なしで唱えることが可能になります。準備の段階ですでにMPを半分支払っているため、実質半分の消費MPで呪文を使えることになるのです。ただし、1度唱えると準備状態は解除されるので、同じ呪文を複数回使用したい場合には複数個準備する必要があります。また全MPを準備にまわすと、準備していない呪文が一切使えなくなるという欠点もあります。
 予測不可能な事態やヒロイズム後のことを考えて、ある程度MPを残しつつ呪文を準備するのが賢いやり方といえるでしょう。
 なお、この呪文準備は基本的に魔術師系のクラスしか行うことはできません。魔術師以外は呪文を使うことはできても、完全に使いこなすことはできないのです。

◇サリット

 蹴り攻撃を強化するための特殊な靴。フラーナ専用
 レベルが上昇するほどより強力な武具を購入し使用することが認められるのです。

◇フラーナガーター

 受けることを目的に作られた特殊な小手。当然フラーナ専用。

◇急所狙い

 攻撃時に命中−4することで与えるダメージを2倍にすることが出来る攻撃。当然、なかなか当たりません。

◇マジカル・キャビン

 即席の住まいを作る魔法です。かなり強力な魔法で、低レベルの者は入ることすらできなくなります。住み心地は良いらしく?使える冒険者はよく寝泊まりします。
 詳しくはこちらを。

◇ビルト・プラント

 木の家を造る魔法。ほったて小屋からお城まで造れる便利な魔法です。↑の魔法と同じくよく使われます。街の郊外に仮設基地を作るときなどにも使われます。
 詳しくはこちらを。

◇技能判定に関する説明

 技能判定は、技能レベル+能力値ボーナス+ダイス(+各種修正)を達成値とする上方ロールで、目標値以上が出れば成功です。このとき、ダイスロールは“2D10H(にーでぃーてんはい)”と呼ばれる特殊なロールを用います。
 ロールには10面ダイスを2個用います。2個のダイスを同時に振り、(合計するのではなく)どちらかより高い方のダイス目だけを採用するのです。例えば、一方の目が0(10と読みます)、もう一方が4であれば、その時のダイス目は10であったとして扱います。
 このとき、両者とも0であった場合はさらに2D10Hを振り足すことができます。この振り足しは、0のゾロ目を出し続ける限り無限に行えます。逆に、初めのロールで1のゾロ目を出してしまった場合、その判定は自動的に失敗してしまいます。
 このロール方法はダイス目が高めに安定する(期待値7以上)ため、実力差のある相手にはまず勝利することができません。特に、目標値との差が11以上あるとその成功はほぼ見込めません。
 そういったとき、一か八かで行える判定が乱数判定(通称1個振り)です。これは、2D10Hのかわりに1D10で判定を行えます。そして、0の目が出たら振り足し、1の目でファンブルと、通常の判定以上に乱数要素の高い判定です。通常の判定に比べ期待値が低く、また絶対失敗の可能性が高いため、主に一か八かの判定に使用されます。…が、実際には今回のようにどうでもいい判定にこそ最もよく使われています(笑)

ゴーストリィマーダー

 ゴーストリィマーダーは、「ゴーストリィ・マーダー」の呪文によって生み出される死神のような姿をした強力なモンスターです。この呪文自体はPCでも使用できますが、触媒として若い女性の新鮮な血液と男性の頭蓋骨が必要な邪悪な術法であるため、ほぼNPC専用であるといえます。
 ゴーストリィマーダーは13レベルと高レベルであるため、今のパーティではとても太刀打ちできません。
 詳しくはこちらを。

◇心の一法

 「剣術」の奥義。視界内にいる目標を金縛りにする事が出来る強力な奥義です。
 この奥義のおかげで、高レベルの剣術使いは低レベルの冒険者が束になって掛かってきても対応することが出来ます。
 詳しくはこちらを参照。

◇聖なる誓い

 「聖なる誓い」は、聖職者系クラスが持つ特殊な技能で、神に神聖な誓いを立てることでその分他の者より多くの力を得られるというものです(具体的には、ガー○スのマイナス特徴のようなものです)。本来この技能を持ったクラスについた時点で誓いの内容を決めなければいけないのですが、ガリヤの様にプレイ中に決めたり、決めないままで済ましてしまうことも珍しくありません。GMも、アーキクラスを用いている限り誓いについてあまり気にしていない事が多いようです。

◇オーク

 オークはオークです(笑)。オークは、『Cypher』世界でもゴブリン・コボルドと並んで3大雑魚モンスターとしての地位を築いています。英雄的な力を持ったスペシャルなオークが現われでもしない限り、6レベルのキャラクターが負けることはまずないでしょう

◇シャイニングビューティー

 自分の姿を非常に美しく見せる魔法です。どう、美しく見せるかによって、サン、ムーン等の系統に分かれています。
 詳しくはこちらを参照

◇スリープ

 そのまんまです。昔はかなり強力でしたが、(1st Editionの頃)あまりに便利すぎたため、普通に使う分には6レベル以上のキャラには効かなくなりました。
 詳しくはこちらを参照

◇運試し

 運試しとは、そのものずばり運のみが結果を左右する事象について判定する方法です。この場合、オークの歩哨や、その他のワンダリングモンスターと出くわさないか、という判定に運試しを用いることにしました(『ウォルタンの書 第1巻』にはより詳細な遭遇ルールがありますがここでは使用していません)。
運試しは、指定された枚数分タロットカードを引き、キャラクターの3カード(能力値決定のときに引いた3枚のカード)と同じカードが1枚でも出れば成功、出なければ失敗と簡単なものです。基本的にすべてのキャラクターが等しい成功率を持つため、レベルや能力値に関係なく運のみが成否を決定します。
 しかし、キャラクターメイク時にプラスワンを行っていた場合、プラスワンのカードはファンブルカードとなり、他にどんなカードを引いていても運試しには大失敗してしまいます。

◇ミサイルプロテクション

 名前の通り弓矢とか魔法の矢とかを防ぐ魔法です。まぁ、よくある魔法なので・・・
 詳しくはこちらを参照

ファイヤーボール マジックミサイル ソニックブラスト アイスストーム

 これも名前の通りです。
 詳しくはこちらを参照(ファイヤーボール)
 詳しくはこちらを参照(マジックミサイル)
 詳しくはこちらを参照(ソニックブラスト)
 詳しくはこちらを参照(アイスストーム)

ダブルストレングス シザーハンド

 ダブルストレングスは名前の通り対象の筋力を2倍にする魔法です。
 上級魔法にマイティストレングスがあり、これは対象の筋力を4倍にすることが出来ます。

 シザーハンドは対象の腕をカニ挟み状にし、命中、攻撃力を増加させる魔法です。
 拡大すると両腕ともカニ挟みになりバルタン星人のようににあります。ゆえによく、カニパンの名称で呼ばれます。
 詳しくはこちらを参照(ダブルストレングス)
 詳しくはこちらを参照(シザーハンド)

タートルディフェンス

 回避と抵抗に+4のボーナスがつくとっても便利な奥義。これのおかげでフラーナは鉄壁の防御力を誇るといっても過言でない。
 詳しくはこちらを参照。

瞬間行動

 瞬間行動は、文字どおり一瞬で行える行動です。いくつかの呪文、奥義は、瞬間行動タイミングで発動することができます。奥義使いの多くは瞬間行動によって武器攻撃力を高めることができますし、強力な魔法使いであれば瞬間行動で相手の攻撃を防ぐことができるようにもなります。特に防御系の呪文、奥義であれば他人の行動を見てから割り込んで使えるため、瞬間行動の使用が生死を分けることも珍しくありません。

 瞬間行動を用いる呪文・奥義は非常に強力かつ重要な存在ですが、「1ラウンドに1回しか使えない」という制限があるため、いつ使うのか、という見極めが必要になってきます。瞬間行動の駆け引きができるようになれば、一人前の『Cypher』プレイヤーといえるでしょう。

リーンフォースレッグ

 命中とイニシアティブにボーナスがもらえる奥義。Cypherにはイニシアティブにボーナスを得ることが出来る奥義が幾つか有り、それらの大半はイニシアティブ判定と同時に使用されます。
 詳しくはこちらを参照。

タンブリンサイズ

 命中した相手を転倒させることが出来る回し蹴りです。イニシアティブに勝ち続けて、相手をずっと転倒させ続ければ相手の行動をかなり制限することができます。
 詳しくはこちらを参照。

熱血戦闘と死亡回避

 死亡回避とは文字通りキャラクターが死亡した事をなかったことにするルールです。「Cypher」では、キャラクターが死んだときに、スキルポイントを1点消費することで(スキルポイントはレベルアップするときにもらえるます。また、スキルポイントは技能の成長などにも使用します。)キャラクターは死亡したことにならずに気絶状態にする事が出来ます。また、死亡回避と同じようなルールで気絶回避と言うのもあります。これも文字通り気絶したことをなかったことにするルールです。
 通常時は死亡回避をした後に、気絶回避を行うことは出来ませんが、「熱血戦闘」とマスターが宣言した戦闘時には死亡回避した後に、続けて、気絶回避も行うことが出来ます。さらに、熱血戦闘時はスキルポイントを1点消費することでHPかMPのどちらかを最大値まで回復することができます。
 つまり、熱血戦闘時には死亡したキャラクターもスキルポイントを3点消費し、死亡回避、気絶回避、HP全開を行うことで奇跡的大復活をすることが出来るのです。

気絶

 『Cypher』では、HPが0点以下になっても即座に死亡するわけではありません。マイナス肉体抵抗判定値(キャラクターレベル+VIT修正)までであれば、気絶はしますがまだ死亡したわけではありません。しかし、気絶状態のキャラクターのHPを回復させても、気絶から復活するわけではありません(一部の行為の呪文などを使えば話は別ですが)。一度気絶したキャラクターは、戦線を離脱したものと考えた方がよいでしょう。

キュアシリアスウーンズ

 「キュアシリアスウーンズ」は、上級の回復魔法で、HPの回復と同時に気絶状態のキャラクターを復活させることもできます。しかし、スキルポイントによって死亡を回避したキャラクターは、特殊な気絶状態となっています。この状態では通常の呪文・奥義では目覚めさせることができなくなる代わりに、「ファイヤーボール」などの範囲魔法に巻き込まれて傷つくこともなくなります。完全な戦線離脱状態です。この特殊な気絶状態は、戦闘終了時まで継続します。
 詳しくはこちらを参照

スピークウィズデッド

 昔は非常に便利な魔法でした。5レベル呪文だったし、3つの質問が出来、5レベルで3日前まで死体に質問することが出来ました。今は、9レベルの呪文になり、3回使用すると魂が消滅してしまい、2度と質問できなくなってしまいました。
 そのかわりに、低レベルでも、魂を消滅させることが出来る呪文としての地位を獲得したのですが(笑)
 詳しくはこちらを参照

ディテクトライ

 名前の通り、嘘を関知する魔法です。
 魔法が便利に出来ている「Cypher」では珍しく、使いにくい魔法です。呪文レベルが11もあるのが不思議でしょうがありません。
 詳しくはこちらを参照。

デーモン

 マジックデビルの魔法によって召還されるモンスターです。弱い順にマイナーデーモン、レッサーデーモン、デーモン、グレーターデーモンになります。
 セレーナが行っているブラスターデーモンはサプリメント「ウォルタンの書」で追加されたデーモンです。「ウォルタンの書」で追加されたデーモンは一部能力に特化されたデーモンになり、ブラスターデーモンは逆位置魔法の使用に特化されてます。このほかにも剣技に特化されたソードデーモン、弓技に特化されたシューティングデーモン等がいます。
 詳しくはこちらを参照。

ファイアレジストバリア レジストファイア

 それぞれ名前の通り、火炎属性のダメージを半分にすることが出来る魔法です。
 ファイアレジストバリアはマジックジャスティス8レベル呪文で味方10人が効果の対象です。
 レジストファイアはマジックマジシャンの6レベル魔法で対象は術者のみになります。
 詳しくはこちらを参照(ファイアレジストバリア)
 詳しくはこちらを参照(レジストファイア)

ダイアモンドフィスト

 追加打撃(筋力によるダメージボーナス)の技能の成長率を1段階上げることが出来ます。は術者のみになります。セレーナは追加打撃が2/3の成長率であるため、この奥義を使うことで追加打撃の成長率が1になります。これにより現レベルでのダメージは2点増えます。
 詳しくはこちらを参照

ハードフォーム

 全員防御力が5点つき、魔法の矢が無効になる防御呪文です。瞬間行動で使用でき、他人にも使用できるため、重宝されます。
 詳しくはこちらを参照

フレイムランスアイシクルランス

 炎もしくは、氷の槍を飛ばす攻撃魔法。アイスストームの次に強力な魔法ですが。ダメージのソースがMSからレベル×6Dになるため、その威力は桁違い。
 詳しくはこちらを参照

アルタレーションマジック

 範囲魔法の効果範囲から特定の個人を範囲から外すことの出来る魔法。
 この魔法があれば、乱戦中でも味方だけを範囲から除きファイアーボールを打つことが出来ます。
 詳しくはこちらを参照

ハイパープロテクション

 回避、全身防御力、肉体、精神抵抗力が1点ずつ増える、法です。
 詳しくはこちらを参照

チェインディフェンス

 回避判定に失敗した際にこの奥義を使用すれば、再び回避判定を試みることができます。
 詳しくはこちらを参照

インビジブルシールド

 「インビジブルシールド」は特殊な防御呪文です。この呪文は1/6の確率で、あらゆるダメージを完全に防ぐ事が可能です。
 詳しくはこちらを参照

プロローグライト

 いわゆるリードパンチのような攻撃です。この奥義を使用して命中した場合、次の攻撃に命中に+5ボーナスを得ることが出来ます。
 詳しくはこちらを参照



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