■Cypher to the World リプレイ第1弾


◆第2章 裏付け調査

◆盗賊Aさん

ヴァイス:で、結局二人がどこで行方不明になったかよくわからないんだよねえ。
ガリヤ:うん。街中で行方不明になってる…
ヴァイス:いや、外で。外でオークにさらわれたとかって話っしょ。
ミア:それは女の方でしょ。
ヴァイス:両方じゃないっすか。
セレーナ:それはともかくとして、街の外のどこのポイントで、っていうのはわかります?
ヴァイス:もう1回聞きに行けばわかるんじゃないすか。
セレーナ:目撃者がいるって言ってましたからね。
ヴァイス:目撃者は盗賊Aの方です。
ミア:じゃ、盗賊Aをとっ捕まえて。
ヴァイス:じゃあ盗賊Aに面談を申し込もうか。
GM:はい。じゃあ渡りと情報料込みで100stくらいにしとこうか。
ヴァイス:ハハハ、はした金よ、って。
ミア:高いなあ。
ガリヤ:高いなあ。
ヴァイス:高いんだけどね(笑)
GM:いや、ちょっと安いかなあと思うけどね。
ヴァイス:じゃあ盗賊Aさんお願いします。

GM:では、盗賊A。「オークにさらわれた女の話?そういえば誰かといっしょだったような気がするなあ。」
ヴァイス:誰かとはどういう奴だ?
盗賊A:「わからん。暗がりだったしな。」
ガリヤ:どの辺なのかも聞かんと。
ヴァイス:街のどのあたりで?
盗賊A:「門から出てしばらく歩いた辺り。」
ヴァイス:街道沿い?
GM:ぐらいだね。
ヴァイス:そこって普通夜中に出歩くようなとこなの?
GM:出歩かない。
ミア:2人一緒に…(小声で)駆け落ちだぁ
ヴァイス:オークはどのくらい出てきたんですか。
盗賊A:「いっぱい。オークがいっぱい出てきた。でもそういえば、女の方はさらっていったみてぇなんだが、もう1人はどこに行ったか覚えがねぇんだよなあ。」
ヴァイス:そのもう一人の人って言うのは人間だったのか?
盗賊A:「じゃないかなぁ。少なくとも、オークじゃあなかった。」
ヴァイス:もう少し記憶は確かにならないのかなぁ。
盗賊A:いやぁ、そう言われても…
ヴァイス:う〜ん、50くらい出す。
盗賊A:「悪ぃ、すまねえ、本当にもうわからねぇんだ。」って50は受け取るけど(一同爆笑)「すまねぇな、あまり力になれなくて。」
ヴァイス:で、街の外にオークの巣とかってあるの?
GM:あるかもしれん。
ヴァイス:この辺りってよくわからんけど、平原の真ん中なの?
GM:って、トランティア南部ってどうなってんの?何にも書いてないけど?
セレーナ:まあ、そうですねー。
ヴァイス:平原の真ん中みたい?
セレーナ:まぁ、山地ではないですよ。
盗賊A:「でも、あの女も立ちんぼだってんだからなあ。客にしては、街の外に行くってぇのはおかしいよなあ。」
ミア:野外プレイ…いや街外プレイ(笑)
ヴァイス:そんな、危険な所にいかなくても。
盗賊A:「ま、その辺は同じ仕事してる奴らの方が詳しいんじゃねぇか。」
ヴァイス:そやなぁ。なんかあったらまた連絡するよ。







ヴァイス:というわけで、さらわれた人の他にもう1人いたって事です。
セレーナ:うん。女の方の目撃者しかいないんですよねぇ。
ヴァイス:女の方しかいないの?男の方はいないの?
セレーナ:エイブの方の目撃者はいないんですよね。
GM:エイブさんがオークに襲われたっていう目撃者はいない。少なくとも誘拐現場を目撃した人は。
セレーナ:さらわれた日にちとかって一緒?
GM:まあ一緒です。
セレーナ:いなくなった日にちは一緒なんですね。
ヴァイス:2週間前。
GM:あと、正確なことを言うんだったら、2人がさらわれた日にちと、まぁ、別件になるんだけど幽霊が現れて…
ヴァイス:ずびゃぁって。
GM:うん、ずびゃぁって騎士が殺された事件とは若干ずれてる。
ヴァイス:どっちの方が早いの?
GM:誘拐事件(一同笑)
セレーナ:非常に嫌なんですけど。ものすごい嫌なんですけど。
ミア:やなタイムラグやね(笑)
ヴァイス:まあ予想通りというか。
ミア:まぁ10レベル…なんだよねぇ(笑)

「ゴーストリィマーダー」の呪文は10レベルの呪文です。そのため、ミアのプレイヤーはこのシナリオのボスが10レベルの魔術師であると読んだようです。『Cypher』ではプラス4理論(敵ボスのレベルはPCのレベル+4前後が妥当)が半ば常識と化しているため、十分に可能性のある話でもあります。ちなみに、このプラス4理論は極端なレベルでは通用しませんので、間違っても1レベルパーティに5レベルのボスを出したりしないでください。

ガリヤ:でも、夜になると門が閉じるとかってないの?出てけれなくなるとか。
GM:まあ一応閉じるは閉じるんですけど、門番に渡りをつけるなり十分な用事があると認めさせれば町の外に出ることはできます。
ミア:門番いるんだ。
GM:まぁいるでしょ、普通は。
ミア:いやいやいや、門番いるって立派やで。
ヴァイス:でもここ、城下町っすよ。
ミア:ほんとに普通の城下町だったん。
GM:うん。ただ、城が街にあるわけじゃあないけどね。
GM:あと、盗賊なら知ってるかも知れんけど、一応地域知識で。
ヴァイス:あんま詳しくねぇんだよねえ。コロコロ、18。
GM:うんとね、裏口みたいのがあって、門番に見つからずに出る事ができる所があるのを君は知っます。大人数では無理ですけど、1人2人なら門番に見つからずに出れる抜け道です。
ヴァイス:そうか。そういうことなんで、あまりよくわからんねぇ。とりあえずオークにさらわれたのは確かだけど。さらわれた現場に、第三者なのか、よくわからん人間が1人いたと。
ガリヤ:とりあえずオークとかを見かけるって話だけど、門番はそのことを認識してるわけ?というか、街中でそういう話を聞くわけ?
GM:街に襲ってくるっていう噂もないし、旅人が襲われたという話も聞かないから、オークが目撃されることがあったとしても、そんなに気にとめてはいないでしょう。
ヴァイス:でも大量だよね?珍しいんじゃない?
GM:といっても、軍隊レベルじゃない以上そう対応する必要はないでしょう。
セレーナ:まぁそうでしょうね。
GM:公権力というのは何か事件が起きてから動くものですから(笑)
ミア:フラーナと一緒や。
セレーナ:何言っってるんです。
GM:フラーナは自分達で事件を起こすんでしょ(笑)
ミア:で、自分で解決する。
ヴァイス:で、誠意を見せろと(一同笑)
セレーナ:ひどいですね(笑)
ミア:さすが悪の宗教団体(笑)

セレーナ:(話を戻して)そうですね…ほんとに、街角の女の方にでも話を聞くしかないですかね。
ヴァイス:そこら辺の女に聞くしかないって事っすよね。
セレーナ:それで話を聞くのはあなたの仕事です。
ヴァイス:はははっ。
ガリヤ:うわっ。
セレーナ:だって夜のストリートに女性が出歩いても仕方ないでしょ。
ガリヤ:人に仕事を頼むときは誠意を見せるのが…(一同爆笑)
ヴァイス:ちょっと今までに渡りをつけすぎちゃって…
ガリヤ:あなたの良心はその程度(笑)
セレーナ:わかりました、あなたにはもう頼みません。
ヴァイス:じゃあ誰と?
セレーナ:ということで、とりあえず1人で行ってきます。
一同:おぉ〜!
GM:で、どこに?
セレーナ:とりあえず、いかがわしい所に。
ガリヤ:いかがわしい(笑)
GM:いっぱいありますが。
セレーナ:よく知らないから適当に。よく知らないって一応「地域知識」はあるけど。
GM:聞いてたストリート辺り?それとも別のとこ?
セレーナ:とりあえず、彼女、ベッキィさんが立っていたと言う辺り。
GM:じゃあ、時間は?
セレーナ:時間は…そうだね、夜の9時くらいから。

◆フラーナいかがわしい所へ

GM:じゃあ、その辺だとそこら中に小汚い男や着飾った女性たちが立ってたり歩いてたりしてます。で、あなたも歩いてると、「ようよう姉ちゃん、いくらだい」とかって声を…
ヴァイス:ホーリーシンボルを見たら…
GM:「うわ、す、すまねぇ!俺は何も悪さはしてねぇぞ」(一同笑)
ミア:「まだ何もしてねぇだ」(笑)
ヴァイス:「すいませんでした」(笑)
GM:「誠意見せるから助けてくれ」(笑)
セレーナ:という奴は無視して…
ミア:その姿を見た周りの人も「げ、フラーナだ、フラーナが来たぞ、今日の仕事もここまでか」ばたばたばた(笑)
ヴァイス:みんな去っていきました(笑)
ミア:というわけで誰もいなくなったよ(笑)
セレーナ:はい?勝手な話を進めないでください(笑)とりあえず女性には話を聞けないだろうから、そこいらの小汚い男性に声かけてみるけど。「ねえ、お兄さん、ちょっと聞きたいことがあるんだけど」
GM:ん、なんだい?金なら持ってるぜ(笑)
セレーナ:そうなの?
ミア:ホーリーシンボルをちらりと。
GM:うぉっ!
セレーナ:なんだそりゃ(笑)
ミア:今隠してるでしょ。
ヴァイス:ホーリーシンボルとか、サリットとか…
セレーナ:ううん。
ヴァイス:え、付けたまま(笑)
セレーナ:別にホーリーシンボル隠す理由はないもん。
ミア:うおぉ。
ヴァイス:ガーダーもサリットもフル装備すか。
セレーナ:さすがにガーダーを常に持ちながらじゃないだろうけど。で、ちょっと、お話を聞きたいんだけど。
小汚い男性:「何だい?」
セレーナ:この辺りで、ベッキィという女性知らない?
小汚い男性:「知らねぇ。」
セレーナ:そう。じゃあ、懐から銀貨5枚くらい出して…
ミア:(小声で)安いな。
ヴァイス:(小声で)安いですね。
小汚い男性:「って言われてもなぁ。大体立ってる女の名前なんて、何で覚えてなきゃいけねぇんだよ?」
セレーナ:ふーん、そう。だったら、最近、この辺りで見かけなくなった女性っていない?
小汚い男性:「知らねぇなぁ。俺もたまにしか来ねぇからなあ。」
セレーナ:じゃあこの辺りでよく見かける女っていない?
小汚い男性:「さぁ。そこらに立ってる女全部じゃねぇの。」
セレーナ:ふ〜ん、そうなの。じゃあとりあえず、そいつには5だけ払って立ち去る。あ、ベッキィさんの容姿とかってわかる?
GM:まぁ、それなりにはわかるんじゃない?といっても、失踪当時と似たような化粧をした女性はいっぱい立ってますけど。
セレーナ:そんな気はしますねぇ。こういう所って組織だって立ってるって事ないんだよね?
GM:う〜ん、多少はあるんじゃない?縄張りとか。
セレーナ:あるのかな?
GM:詳しい話は(ヴァイスの方を指して)こちらの人が詳しいでしょう。
ヴァイス:もう1回誠意を見せに行かなきゃならないっすか(笑)
GM:まあ、一応どこのシマに属しているとかはわかるんじゃないかなぁ。
ヴァイス:元締めみたいな人も…
GM:いるやろねぇ。

◆ヴァイス再びギルドへ

セレーナ:じゃあ一旦悔しそうな顔して帰ってきて「悪いけどあなたの力が必要よ」
ヴァイス:いやぁ。じゃあ、またギルドへ行って誠意を見せに(笑)
GM:それくらいなら10くらいでええやろ。
ヴァイス:ベッキィという女の元締めを教えてくれないか。
GM:あ、元締めが知りたいの?それは高くなるよ。
セレーナ:元締めじゃなくてもいいんじゃないです?
ヴァイス:うん、じゃあシマを。
セレーナ:シマがわかれば同僚は割りだせるやろ。
GM:じゃあこの辺、と教えてくれる。もっとも、最近は別の人が立ってるけどな。
ヴァイス:あとなんだっけ。エイブって言うチンケな野郎は知らねぇか。
GM:エイブ?ああ、何でもベッキィと同じくらいの日に失踪したらしいな。
ヴァイス:あいつがよくどこかにたむろってたとかって話は?
GM:う〜ん。どこそこの酒場にはよく出入りしてたと。
ヴァイス:わかったよ。じゃあ…
GM:全部で10じゃないよ。
ヴァイス:1つずつ10?
GM:くらいやね。

ヴァイス:じゃあ、まず聞いたストリートへ行こう。ベッキィが立ってた所に今いる女性に聞いてみようか。
ベッキィが立ってた所に今いる女性:「何だい?」
ヴァイス:いくらくらい払えばいいんだろう?5くらいかな?
セレーナ:というかそんなもんでしょう。こんなとこで100とか払ってたらおかしいでしょ。
女性:じゃ、5を受け取って、「これじゃああたしは買えないよ」
ヴァイス:ちょっと聞きたいことがあるんだが。
女性:「何だい?」
ヴァイス:ベッキィって女がいたろう。
女性:「あぁ、最近見ないねぇ。」
ヴァイス:よく男とつるんでたって話は聞かないかい?
女性:「ん〜、特定の客はいないと思ったけど。」
ヴァイス:ベッキィってのは結構売れてたの?
女性:「ほどほどじゃないかねぇ。」
セレーナ:特定の客いなかったんですよねー
ヴァイス:じゃあありがとうって…
女性:「あ、そういえば…いなくなる前の夜、えらいかっこいいお客さん引っ掛けてたね。あんな人がお客さんならあたしとしても仕事が楽しくなるんだけどねぇ。」
ヴァイス:それは、どういう身なりだった?
女性:「マントとフード姿でよくは見えなかったんだけど、ちらりと見えたその顔がえらくかっこよかったわ。」
ヴァイス:このストリートにふさわしくない?
女性:「小汚いというか…そういう意味ではここにあってたわ。きちんとした身なりではなかったけど、とにかく顔はかっこよかった。」
ヴァイス:それ以降は見てないの?
女性:「見てないねぇ。」
ヴァイス:それはいつくらいだったんですか。
女性:「いなくなった頃…いなくなる前…それ以降見てないかな?いや、それ以降来たかな?覚えてないねぇ、さすがに。」
ヴァイス:じゃあ、もう5払おうか。
GM:いや、覚えてない(笑)
ヴァイス:ほんとに覚えてないんかい(笑)5無駄にした。
セレーナ:とりあえずエイブさんとの容姿の違いとか聞いておかないと。
ヴァイス:エイブってどんな感じの奴だった?
GM:んと、そんなにかっこいいって評判は聞いてません。
ヴァイス:チンケな野郎か。じゃ、そのかっこよかったって奴とは違うんだな。
ミア:そのかっこよかった人って「シャイニングビューティ」でもかけたのかもしれんね。
◇シャイニングビューティー
 自分の姿を非常に美しく見せる魔法です。どう、美しく見せるかによって、サン、ムーン等の系統に分かれています。
セレーナ:そんな高度な話されても困ってしまいます。(笑)情報撹乱されても。

◆ヴァイス今度は酒場へ

ヴァイス:じゃ、まぁ、ベッキィの話はこれくらいにしておいて、そのエイブが言っていたという酒場の方でも行こうか。
GM:では、酒場です。
ヴァイス:カウンターにつこう。
酒場の親父:「何だい?」
ヴァイス:5くらい払って、「ちょっと聞きたいことがあるんだが」ってマスターに。
酒場の親父:「何だい、うちじゃぁ客じゃねぇ奴に出す情報はねぇなあ。」
ヴァイス:じゃあ酒でも頼もう。
GM:1でいいよ。
ヴァイス:エイブって野郎を知らねぇか。
酒場の親父:「ああ、よく来てたよ。最近はどうも来ないようだが。」
ヴァイス:あいつってのは、結構来てたのか?
酒場の親父:「まあなあ。」
ヴァイス:1人で来てたのか?
酒場の親父:「たいがいは。ここでは結構話の合う奴が多いみたいでな。」
ヴァイス:金回りとかは?
酒場の親父:「ほどほどじゃないかなぁ。ま、あそこは親父さんか厳しいらしくて、ここで鬱憤を晴らしてたみたいだぜ。」
セレーナ:失踪前に特別な人間と会ってたとかは?
ヴァイス:そうだね。なんか、失踪前に変わった事とかはなかったか?
酒場の親父:「ああ、そういえば、なんかえらいベッピンなねーちゃんに逆ナンされてたな。あれだったら俺もついてくんじゃないかなぁ。」
ヴァイス:どんな奴?そのベッピンっていうのは?
酒場の親父:「う〜ん、何とも言えないんだが、ふらっと酒場に立ち寄って、男でも物色してたんじゃないかと思うんだが。」
ヴァイス:それは失踪の日だったの?
酒場の親父:「ああ、それ以来見てないな。」
ヴァイス:それはもうこの辺りの立ちんぼとは全然違うレベルって奴?
GM:「まあそうだね。」ちなみに、立ちんぼの立ってるストリートとは違う場所だから、この酒場は。
セレーナ:う〜ん、大筋は読めましたけど、それをどうやって探す?足取りがつかめませんが(笑)
ヴァイス:この店って閉まるのは何時くらい?
GM:日が変わるくらいまでやってんじゃないかな。
ヴァイス:で、エイブっていうのは、いつもどれくらいまで店にいるんだい?
酒場の親父:「閉店までいる時もあるし、さっさと帰る日もあるし。」
ヴァイス:失踪前はどうだった?
酒場の親父:「その時は、そのねーちゃんと連れ立ってどっか行っちゃったからな。」
ヴァイス:ありがとよ、と言って店を出よう。

◆違う意味で困るプレイヤー

ミア:じゃあ、帰ってきた所に「無駄な金使ってるわねぇ」って一言つぶやこう。
ヴァイス:じゃ、仕入れてきた情報を話します。

セレーナ:…厳しいですね。完全にランダムに選ばれた感じで。
ヴァイス:とりあえずって感じだね。
セレーナ:そう。というのか、なんか目的があって選んだわけじゃないでしょ、これ。
ヴァイス:ずびゃぁ!のためだけに選ばれた感じがするし(一同笑)
GM:何で?目的があって、的確に標的を選んでるじゃん(笑)
ヴァイス:確かに。ずびゃぁの生贄のために選ばれただけやね。
セレーナ:どうやってその足取りを追うんです。
ヴァイス:2週間後にって事は、もう物色中って事やね。
セレーナ:でもそれを、ただ歩いて出会うのは不可能に近い。
ミア:てか正直この街でなくてもいいし。
セレーナ:うん。でもこの街が一番近いでしょ。
ヴァイス:近くで物色できるから…
ミア:距離は関係ないでしょ。
ヴァイス:持続時間とかなかった?
GM:持続時間は相手を殺すまでじゃなかった?
セレーナ:殺すまでですよ。それは関係ないですけど…でも、さすがにこの近くに拠点構えてるでしょ、間違いなく。
ヴァイス:どういう脅迫なのか聞いといた方がよかったかも。
ミア:脅迫の内容しだいだね。
ヴァイス:でも…それをまた聞きに行くの?
GM:でももう金は払ってるじゃん。
ヴァイス:でもまだ全然日が経ってないからわかんないよ。
ミア:というか、これは私たちが首突っ込んでいい話題じゃないでしょうが。
ヴァイス:うん、でも儲からない話も結局一緒ですよね。
ミア:だから、何事もなかったかのように過ごす(笑)
ヴァイス:でも無為に2週間ねぇ。
セレーナ:というか私達がゴーストリィマーダーの知識を知っていいのかどうかが非常に疑問なんですが。
GM:マジック・デス持ってる人はいる?
ミア:おらん!
セレーナ:いない、いない、いない。
GM:じゃぁ…
ヴァイス:すごい悪魔だ、とか(笑)
GM:じゃあ、なんかすごい死神がやって来て、ずびゃあって。
セレーナ:だからそういう推理は成り立たないんです。だからまだ私達の中では単なる失踪事件なんですよ(笑)
ヴァイス:永遠にわかんねぇじゃん。
セレーナ:2件に関連があるかも知れなけど、その関連性は直接わからない。
ヴァイス:とりあえず謎の美女と謎の男を探せとしか今の俺には言えんね。でもそういう奴らが門を通ったんなら、門番とかも知ってるよね。とりあえず聞きに行こうか。
セレーナ:そうですね、門を通ったかもしれないし。
ミア:でもさ、ゴブリンじゃなくて、オークに襲われたって話は何だったんやろね。
ヴァイス:オークを使って…
セレーナ:うん、手先なんじゃないの。
ヴァイス:プレイヤーが言うのもなんだけど、手先でしょう。
ミア:手先なの?
ヴァイス:コントロールされてなきゃ襲わんでしょう。殺っちゃうでしょう。
ミア:別にオークなんて使わなくてもいいじゃん。
ヴァイス:外に誘い出すのが重要じゃないの。てことは本拠地は外…ってわかんねぇよな、それも。裏口があるみたいだから、自由に出入りできるみたいだしねぇ。
セレーナ:でもまぁやっぱり、さらうんなら外でさらった方が楽だよねー。その後何するかわからんけど。…何でわからないんだろう、悔しい(笑)
ヴァイス:とりあえず、門番に聞くしかないねぇ。
セレーナ:うーん、そうですね、聞いてみましょうか。

◆門番

GM:そうだね、じゃあ、門番の人。「確かに当日そんな感じの、フードかぶった2人組を目撃したけど、多分普通の旅人だろう」と言っている。
ヴァイス:出てった形跡は?
GM:知らない。というか、その人が1日中立ってるわけじゃないからねぇ。
ミア:”ずばり”、門番の人を探し当てる。
ヴァイス:難しいねぇ。どっか泊まってったんかなぁ。宿屋に話聞いて…って宿屋も結構あるんだよねぇ。どのくらいあるの?
GM:それなりにあるんじゃない。
セレーナ:泊まる意味ないでしょ。入ってきて、誘って、そのまま連れていけばいいだけの話だから。
ヴァイス:入ったのは昼間とかそのくらいなん?
GM:夕方くらいかねぇ。
セレーナ:でも門番のいろんな人に聞くしかないよねー。他の人にも話聞きたいって事説明して話を聞いてみましょう。
ヴァイス:他の門番に話聞いてみたいんですけど。
GM:まあ、他の門番に話を聞いても大体そんな感じやね。

◆プレイヤーとキャラクター間での苦闘

ヴァイス:どうしようもないなぁ(笑)
ミア:まあ正直、本筋じゃないからね。
ヴァイス:てか、相手が人間かどうかもわかんないし。
ミア:それよりも敵の方が不安だよね。
ヴァイス:敵はヤバいってのはプレイヤー的にはわかってるんですが。
ミア:ていうか勝つ見込みなしなんやけど(苦笑)
ヴァイス:ただの10レベル○○ならいいんだけど…
ミア:今のうちに「カウンターマジック」を準備しといた方がいいかなー、なんて…
セレーナ:プレイヤー的に言えば、召喚される前なら勝ます。
ヴァイス:奴がいなけりゃ…
セレーナ:召喚されたら終り、勝てません。絶対勝ません。手も足も出ません。
ヴァイス:奴がいなくて、しもべどもだけだったら…
セレーナ:勝てます。邪推すればたかだか10レベルネクロマンサー。
(註:ネクロマンサーは、サプリメント『ウォルタンの書 第3巻』にて追加されたNPC用追加クラスです)。
ヴァイス:問題はよー、我々キャラクターはそのことについて何にも知らないことなんだよな。
セレーナ:全くわかんない(笑)。つながりすらわからん。
ガリヤ:じゃあ、その死神を知ってそうな人ってこの街にいるの?
GM:魔術師ギルドは、この街にはないかな。
ミア:私の知識だけが勝負ですか。
GM:そういえば、最初の「地域知識」で結構高い目出したんだよなぁ。
ミア:うん。

 この場面のように、以前判定した結果を別の機会に再び適用するのはルール的に正しくありません。本来なら、ここでもう一度「地域知識」判定をさせるべきなのです。しかし、特に重要なシーンでないため、以前の判定を再度適用して情報を与えることにしました。
 『Cypher』では、非戦闘時における厳密なルールは存在しません。そのため、ルール解釈よりもノリや整合性を重視した方がよいと私(GM)は思っています(『Cypher』に限ったことじゃありませんが)。
 余談ですが、より高レベルでプレイを行う場合、調査・情報収集のシーンに呪文・奥義が乱れ飛ぶため、厳密なルーリングが要求されることがしばしばあります。…まあ、これも『Cypher』に限ったことじゃありませんが。

GM:じゃあねぇ、知ってそうな人としてデルグリム男爵付の魔術師がいるっていうのをしっています。もちろん、おいそれと会える人ではありません。
ミア:宮廷は行きたくないんだよねー。
ヴァイス:なんでだよ。
ミア:あの雰囲気が嫌いなのよ(笑)
ヴァイス:我々が力を示さないとこの話題についてわからんっちゅう事やね。
ミア:じゃあレベルアップしに行くか(一同笑)
ヴァイス:オーク狩ってもレベルは上がらんっすよ。
ミア:ミッション1つクリア〜、ちゃらららっちゃっちゃら〜って。モンスター経験点で上げましょか。
ヴァイス:このゲームモンスター経験点ないっすよ。
GM:あるよ。
セレーナ:あるよ。私が作ったわけじゃないですけど(笑)
ヴァイス:いつの間に。
GM:あれねぇ、1レベルとかでやると平気で3レベルまで上がっちゃう可能性があるんやて(笑)
ガリヤ:とりあえず街の外をうろついてみるとか。
セレーナ:そんなぁ。ワンダリングがあるわけじゃないんですから。
ミア:ワンダリングでドラゴンに会えるかもしれんよ。
セレーナ:でも時間的にはかなり一致するんですよね。2週間前…
ミア:そこを邪推したいよね、正直。
セレーナ:邪推したいんですけど、無駄な知識が入っちゃってるもんで、それを取り除いても邪推できるのかどうかが。でもある程度の関連性は有り得りますけど。
ヴァイス:関連っていうか…”2週間前”で引っかかるねぇってくらいでしょ。
ガリヤ:ほんとに凄腕の騎士さんって死んじゃったの?
セレーナ:それは死んだんですよね。
GM:死んだといわれています。
セレーナ:うーん、まぁ、そりゃそうでしょうね。
ガリヤ:だれが死亡確認したの?
セレーナ:そんなのわかるわけないでしょ。
ヴァイス:でも、ゴーストリィマーダーに襲われたんでしょ。生きてる方が変でしょ。
ガリヤ:たくさんの人が見てたことなんでしょ。
GM:城の中で起きた事だから、城の中で揉み消されています。
ガリヤ:魔術師は当然知ってるんだよねえ、こういう奴がやってきて…って話は。
GM:知ってるかもしれません。
セレーナ:一旦城行って協力を申し出ましょうか。
ミア:繋がってないんだけどさ、今の段階では。
セレーナ:うーん、完全には繋がらないんですけど、こういう情報もあるから、って…
ヴァイス:でも我々の得た情報って2週間前の出来事でしょ?知ってそうな気がせんでもないんすけどね。
ガリヤ:とりあえず、腕試しをしてみればいいんじゃないの?
ミア:腕試しって、ゴーストリィマーダーに勝てるって事見せないかんのでしょ?そりゃ勝てんて。ゴーストリィマーダーには勝てません。
セレーナ:誘拐事件について知らない可能性はありますよね。
ヴァイス:我々の持ってる情報が有益であるということで、協力を申し出るということも。

セレーナ:というよりもですね、2週間後に襲ってくるってことは、それよりも前に元を絶てば問題は解決すると言うことです。
ヴァイス:不自然な日にちだしねぇ。その1月ってぇのもよくわかんないよねぇ。
ミア:準備に時間のかかるものなんじゃないの?
ヴァイス:マーダー?
ミア:ちゃうちゃう、相手側の要求したものが、だよ。脅迫内容がわかんないから何とも言えないけど、その脅迫内容が、準備に1週間とか、2週間とか、もっとかかるものかもしんないし。
ヴァイス:で、ギルドの方の情報収集は今やってもらっているけど、いつまでかかるかなぁ。
GM:まあ、しばらくかかるでしょう。早ければ1日、2日。
ミア:とりあえず今日はここまでじゃないの。
ヴァイス:とりあえず今日は寝よう。
GM:もう大分時間がたってるからねぇ。ってか、2〜3日経っててもおかしくないんじゃないの?大分情報収集してるし。
セレーナ:のような気はしますね。
ミア:おぉ、それは!私はその間酒場でずっと酒を飲んでただけですか(笑)

◆盗賊ギルドからの新ネタ

ヴァイス:まだ連絡ないの、ギルドから?
GM:じゃあ数日経って、ギルドから連絡があったことにしよう。
ヴァイス:じゃあ聞きに行こう。
ギルドの人:「お城のほうのことだけどなぁ、一応、情報は仕入れたんだが。」
ヴァイス:どういう?
ギルドの人:「どうやら、大分大事になってるらしいぞ。」
ヴァイス:聞かせてくれ。
ミア:ここでずばりゴーストリィマーダーという存在を我々に教えてほしい気分だよ(笑)
ギルドの人:「まず、騎士が殺されたのは完全な見せしめのようだ。」
ヴァイス:見せしめ?
ギルドの人:「ようは、それだけの力があるということだ。で、その脅迫の内容なんだが、どうも城を明け渡せ、というものらしい。」
ヴァイス:すごいダイナミックな。
ミア:それは時間がかかるわ、確かに。
ギルドの人:「といっても、その1ヶ月というのは考える猶予で、1ヶ月後には娘を殺すと。で、もう1ヶ月後に息子を殺すと。」
ヴァイス:1人ずつ殺すのか。
ギルドの人:「そこまでが猶予だといっている。」
セレーナ:猶予じゃない、それは(一同笑)洒落になってないー。
ミア:猶予は猶予でしょう(笑)
GM:相手にとっては猶予です。
セレーナ:それ全部断り続けたら皆殺しにするとか?
GM:まあ、そうなる可能性はあるだろうなぁ。で、「その要求の理由なんだが…話は変わるが、この街の近辺に遺跡が多いのは知ってるか?」
ヴァイス:知ってるんじゃないかなぁ。
GM:まあ知ってるだろうねぇ。古代にこの近辺に巨大な魔法王国かなんかがあったらしいってのは、お前たち冒険者ならみんな知っているだろう。
ヴァイス:今知ったような気がするなあ(一同笑)
ガリヤ:え?デザイナーも今知ったんじゃないの?
GM:あれ?あったやろ、確か。
セレーナ:魔法王国っていうか…強大な王国はあったことになってます。
GM:その王国のことだね。例えば、首都レムリアだってその古代遺跡の上に建ってるっていうのは…
ヴァイス:まぁ、有名な話やね。(笑)
ギルドの人:「で、実はデルグリム卿の城なんだが、そこの地下にも何らかの遺跡が眠っているらしい。で、そこに何があるのかはわからん…というか、我々では知りようもないんだが、その脅迫してきた人物は何らかの強大な力が眠っていると思っているようだ。おそらく、その人物は何らかの根拠があってそう結論付けたんだろうがな。」
ヴァイス:この話は、この男爵家以外に上の方にもいってるの?
GM:いってる可能性はあるだろうなぁ。
ヴァイス:これは国家としても重大な事件じゃないの?
GM:いや、実際に強大な力があるというのが本当かどうかわからないからな。もしかしたら脅迫者が勝手にそう思い込んでいるだけかも知れん。

ヴァイス:もしかして犯人の推定はある程度進んでるとか?
GM:まあそういうのに興味を示すのは魔術師くらいだろうなぁ、という話だ。
ヴァイス:犯人の特定はできてないの?その死神みたいのとか。
ミア:ゴーストリィマーダーってさー、消えるんだよね、殺したときには。
GM:うん。
ヴァイス:それじゃわかんねぇか。でもその情報は宮廷魔術師は…分析班はある程度は分析してるんじゃない。
GM:まあ、宮廷魔術師は分析してるだろうね。
セレーナ:とりあえず、城に行かざるを得ないと言うところでしょうか。行って協力を申し出ますか。
ギルドの人:「あ、あともう1つ、面白い情報を仕入れたんだが。」
ヴァイス:いくらだ?
GM:200でいいや。
ミア:また無駄な金を(笑)
ヴァイス:無駄かどうかはまだわからんよ。この事件が解決したら城から誠意をもらわんと。フラーナ様の力で(笑)
ギルドの人:あんたら、誘拐事件も調べていたよな、たしか。それについてなんだが、実行犯と思しきオークの居場所に関する情報が手に入ったんだ。
ヴァイス:どういうもんだい?
GM:地図を見せて「この辺にオークの住処があるらしい」と言う。
ヴァイス:よくわかったな、そんなこと。
GM:まあ、この情報ならあんたらに売りつけれると思ってな、調べたんだよ。
セレーナ:確かに(一同笑)
GM:売れる情報は仕入れる。それが我々のモットーだ(笑)
ヴァイス:新ネタだ、新鮮すぎるよ(笑)
ガリヤ:釣るのが上手いね(笑)
セレーナ:と言うか、こっちの方が優先事項じゃないです?
ヴァイス:そうかなあ。
ガリヤ:さしあたってはオークの方が先じゃないのかなぁ
セレーナ:現状ではストレートにこの2件に繋がりがあるとは考えれないんで。
ヴァイス:とりあえずは誘拐事件を解決してすっきりしたいよねっ(笑)
ガリヤ:てか2週間前に誘拐されたんでしょ?早い方がいいんじゃないの?
セレーナ:そうですね。
ヴァイス:お城のほうは一大事だけど、とりあえず我々に手の追える問題じゃないし(笑)
ガリヤ:じゃあ、オークの方から行きましょう。
ヴァイス:そうやね。ありがとう、引き続き、なんかあったら連絡してくれぃ。
ギルトの人:あい。

セレーナ:ということで、ミアさんはどうします。
ミア:まあ、酒も飲み飽きたし、ちょっと暴れたいから(笑)行きましょうか。オーク狩りに。不思議と酒代は減ってないけど(笑)
GM:まあ、生活費は計算してないんだから、酒代も払わなくていいんじゃないの?(笑)
ヴァイス:とりあえずはまあ、オークでも退治して、100くらいせしめないと。
ミア:じゃあオークでも倒して、レアアイテムが出ることを期待しますか。
GM:出るんかて。
ミア:では、しゅっぱーつ。


第3章へ続く


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