■Cypher to the World リプレイ第1弾


◆第1章 二つの依頼

GM:君たちは、今パーミントンという都市にいます。トランティアの真ん中の南の方。
セレーナ:レムリアの下の方ですね。
GM:うん、下の方。このあたりの領地はデルグリム男爵という貴族が治めています。で、彼の住まう城砦がこの近くにありまして、まぁその城下町みたいな都市です。ただ、城は城で独立して…1〜2q離れた所に建ってます。そういったところです。・・・というわけで一応自己紹介をしていきましょうか。
ガリヤ:クルセイダーのガリヤです。…うん、そんだけです(一同笑)
GM:クラス解説とかって入れた方がいいのかなあ。
ミア:入れてください。
GM:はい。クルセイダーっていうのは十字軍のことで(笑)
ガリヤ:ガリヤって名前だからドイツの方から来たんじゃないの(笑)
GM:初めのうちは聖地奪還のために戦っていたけど後の方はだんだん海賊まがいのことをしていたので有名です(笑)
セレーナ:そんなウンチク長々入れられても…(笑)

 もちろん『Cypher』におけるクルセイダーは、実在した十字軍やキリスト教とは一切関係ありませんし、ドイツなんて国も存在しません。『Cypher』におけるクルセイダーは、他者を守る術に長けた聖騎士です(カ○トやアダ○スのようなクラスです^^;)。防御に関してはかなり優秀ですが、前衛としての戦闘能力に欠けるのが最大の欠点です。
 クルセイダーはジャスティスのカードに対応し、男性だけが就くことができます。

セレーナ:では。私はセレーナ=レイチェルです。もちろん名前のとおり、フラーナ様にあこがれてる19歳の女性です。(一同笑)
GM:ちなみにレイチェルは本名?自称?
セレーナ:自称、偽名(一同爆笑)
ミア:やっぱフラーナはこんなんばっかりや(笑)
ヴァイス:やっぱだめだ、偽名を語るような人たちなんだ。
ガリヤ:やだやだ。
GM:しかも堂々とレイチェルなどと(笑)
ミア:いいねぇ、フラーナらしくていいねぇ(笑)
ヴァイス:“レイチェル”っていうのはホーリーネームみたいなものじゃないっすか(笑)
セレーナ:ホーリーネーム・・・いやな話し(笑)

 フラーナとは、『Cypher』独自のクラスです。フラーナとは、フラーナ教の聖職者であり、また神官戦士でもあります。フラーナ教は自身も聖職者であり、また優れた格闘家でもあった聖女フラーナ=レイチェルを崇拝する英雄信仰の宗教で、なぜかトランティア王国の国教にもなっています。フラーナは、フラーナ=レイチェルの編み出した独自の格闘技“フラーナフィスト”を修得し、その力を民衆のために振るうとされています。もともとが英雄信仰であるため(?)、セレーナのようなミーハーな聖職者や信者も多くいるものと思われます。
 なんかフラーナなんちゃらが多く出てきてわかりにくいのでまとめましょう。
クラス名が「フラーナ」。
宗教名が「フラーナ教」。
格闘流派(奥義名)が「フラーナフィスト」。
その創始者が「フラーナ=レイチェル」。
そして、格闘技に使う特殊な篭手が「フラーナガーター」。
対応カードはフォーチューン。女性だけがフラーナとなることができます。

ヴァイス:じゃあ俺ですね。あまり誰も使わないクラス、サイファーのヴァイスです。
GM:サイファーっていうのは薄くて速い・・・って、サイファー消えたんだっけ、フォースになってから。
ミア:あ〜、そのサイファーね。今マイザーだから(笑)しまった、本の名前変えとけばよかったかな、「Cypher」から「myther」へ(笑)タイトル見ると『マイザートゥザワールド』になってるとか(笑)

 サイファーというのは・・・まあ盗賊です。システムのタイトルになってるくらいだから強いだろう、と考えるのは大甘。いかにも盗賊!と言わんばかりの非力さです。一応、二刀流で攻撃できますが、短刀しか持てないので戦闘で活躍するのは難しいでしょう。もっとも、RPGは戦闘ばかりじゃありませんから、盗賊の活躍する場面も多いでしょう。そういった場面で見せ場をもらっておけばサイファーとしては十分です。
 サイファーはフールのカードに対応しています。

ミア:ウォーロックのミア・シルヴァーナです。
GM:(キャラクターメモを見て)これ、書いとかんと“シア”に見えるなぁ(笑)
セレーナ:私も、いつも思う(笑)
ガリヤ:うん、シアに見えるなぁ。
GM:シルヴァーナはちゃんと読めるんだけどさぁ。
ミア:不思議やなぁ。
GM:“ミア”が“シア”に見えるんやて(と、メモに“みあ”と記入)。

 ウォーロックは・・・その名の通りウォーロックです。主に戦闘系の魔法を修得した、最も単純戦闘能力の高い魔術師です。その反面、最も打たれ弱いクラスでもあるため、注意が必要なクラスでもあります。
 対応カードはマジシャン。ウォーロックといえば通常男性魔術師のことを指しますが、『Cypher』では女性でもなることができます。

ヴァイス:ところで、リーダー誰っすかねえ、このパーティ。
ミア:リーダー…ガリヤじゃないの。
ガリヤ:えっ。なんで?
ミア:戦士だし、男だし。
ヴァイス:一応騎士風の男だし。
ガリヤ:よくわかんないけどいいんじゃないの?
GM:頼りないリーダーやなあ。
ミア:いざという時に真価を発揮してくれるんじゃない。

GM:で、まあ君たちはお決まりのように酒場にでもいるんでしょうね。
セレーナ:とりあえず神殿でお勤め。
ミア:6レベルって事はそこそこの冒険者だよねー。
GM:うん。それなりに功績も立てて名前が上がってるってとこでしょうか。
ミア:6レベルって実際はすごいレベルなんだよねー。
セレーナ:すごいレベルですよ。
ガリヤ:自分の家が持てるぐらい。
ヴァイス:そんな設定あったんだ(笑)
ミア:初めて聞いたよ。ウルティマオンラインじゃあるまいし(笑)
ガリヤ:僕は自分の家が建てれるんだ。
ミア:(呪文の書を指して)それはこっちのこと(笑)
ガリヤ:そうだよ。自分で建てれるんだよ。
ミア:ハーミットって持ってるんだ。
ガリヤ:ジャスティス。「マジカルキャビン」を。
ミア:木の家の方じゃないんだね。(「ビルドプラント」の事)
ガリヤ:木の家なんてそんな野蛮な。都会に住む人だったらやっぱり。
GM:6レベル以上って(全人口の)0.4%しかないんやねぇ。
セレーナ:うん。6レベル以上って本来極端に少ないんですよ。
GM:でも6レベル以上は6レベル以上と引かれ合う、って。
ガリヤ:で、普通は酒場にいるようなもんなの?6レベルって。
セレーナ:個人の質じゃないですか?とりあえず私はいませんよ。
ヴァイス:仕事にあぶれてるんなら。
ガリヤ:毎日呪文でどりゃ〜って、家建てるのもやるのも馬鹿らしいしなあ。
ミア:馬鹿らしくはないんじゃないの。
GM:今日の家はここに建てよう、って。
ミア:「マジカルキャビン」って(持続が)1日だよね、確か。
ガリヤ:うん。
ミア:拡大すればいいじゃん。これで1週間ここに建ってるぞって。
ヴァイス:不法占拠じゃん。
ミア:この時代そんな法律あるのか?
セレーナ:無理ですね。「マジカルキャビン」は7レベル呪文です(笑)
ガリヤ:あ、7レベルか(笑)もう1レベル足りない。まだまだ家を持てれる身分じゃないんだ(笑)じゃあ、酒場にいよう。
ヴァイス:酒場でぶらぶら〜って。
ミア:時間は?
GM:う〜ん、まあ昼くらいかねぇ。前の仕事が一段落ついて、儲けも大分使っちまったってとこでしょうか。
ヴァイス:全然使ってないから…
ミア:所持金は余ってるけど。
GM:誰かさんが大分使っとるじゃん。
セレーナ:(笑)
ガリヤ:誰かさんしか使ってないんじゃない?
セレーナ:前の冒険で稼いだお金は全部使いました(笑)
ヴァイス:昼間っから安酒飲んでます。6レベル祝い、かんぱ〜い(笑)
ミア:6レベルになったばっかりなのかな、ということは。とうとう6レベル以上になったぞ〜、って乾杯(笑)
ガリヤ:ということは、一見さん以外の依頼はお断りということで(一同笑)
GM:一見さん以外お断りかい(笑)
ガリヤ:あ、一見さんがお断りか(笑)
セレーナ:贅沢な。

GM:じゃあそういったところで酒場の親父が声をかけますけど。
ガリヤ:何でしょうか。
酒場の親父:おう、お前ら、最近どうだ、景気は?
ヴァイス:かなり…
ガリヤ:かなりいいでしょう。懐も暖まってるし(笑)
酒場の親父:いや、暇そうなら多少仕事がないわけじゃないんだが。
ガリヤ:うん、う〜ん…(しばらく考えて)で、どんな仕事なの?
酒場の親父まあ、儲かる話と儲からん話があるんだが。
ガリヤ:じゃあ一応儲かる方の話を聞いとこっかな。
酒場の親父じゃあ、儲かる方の話なんだが、実は…
ガリヤ:うん。
酒場の親父この街、というかこの近辺の領主であるデルグリム卿になにやら最近困ったことがおこったらしい。詳しい話は聞いていないのだが…
ガリヤ:ほう。
酒場の親父それで、それなりに腕の立つ者を要求している、と、そういう話なんだ。
ミア:ちなみにデルグリム卿に関する噂って何か聞いたことある?
GM:じゃあ「地域知識」で。
ヴァイス:あるよ。
セレーナ:持ってるけど今は振れない。そんな話聞いてもいない。
ミア:1個振りで勝負するか。

 ここで技能判定について説明します。
 技能判定は、技能レベル+能力値ボーナス+ダイス(+各種修正)を達成値とする上方ロールで、目標値以上が出れば成功です。このとき、ダイスロールは“2D10H(にーでぃーてんはい)”と呼ばれる特殊なロールを用います。
 ロールには10面ダイスを2個用います。2個のダイスを同時に振り、(合計するのではなく)どちらかより高い方のダイス目だけを採用するのです。例えば、一方の目が0(10と読みます)、もう一方が4であれば、その時のダイス目は10であったとして扱います。
このとき、両者とも0であった場合はさらに2D10Hを振り足すことができます。この振り足しは、0のゾロ目を出し続ける限り無限に行えます。逆に、初めのロールで1のゾロ目を出してしまった場合、その判定は自動的に失敗してしまいます。
 このロール方法はダイス目が高めに安定する(期待値7以上)ため、実力差のある相手にはまず勝利することができません。特に、目標値との差が11以上あるとその成功はほぼ見込めません。
 そういったとき、一か八かで行える判定が乱数判定(通称1個振り)です。これは、2D10Hのかわりに1D10で判定を行えます。そして、0の目が出たら振り足し、1の目でファンブルと、通常の判定以上に乱数要素の高い判定です。通常の判定に比べ期待値が低く、また絶対失敗の可能性が高いため、主に一か八かの判定に使用されます。…が、実際には今回のようにどうでもいい判定にこそ最もよく使われています(笑)

ヴァイス:えっと、14。
ミア:1個振り、回れ回れ回れ、(ころころ)なんと10!
セレーナ:おぉ〜!
ミア:(ころころ)9!合計19!
セレーナ:うそ、INTボーナスも足せますよ。
ミア:わ、INTボーナスも足せる?やった、21!
ヴァイス:奇跡だ。
GM:じゃあそうですね、デルグリム卿という人について。達成値14でわかる情報としては、まあ、普通の領主ですね。この近辺を治めてて、税金なんかも普通の額です。そんなに悪いうわさは聞きません。
ヴァイス:普通の人らしい。
GM:で、21だと、どれくらいわかるかなぁ。そうだね、クランダール家の派閥に属してます。トランティアの三公爵家の1つ、クランダール家の派閥です。
ガリヤ:で、21ともなると最近困っていることがなんなのかがわかるとか(笑)
GM:う〜ん、最近困っていることねぇ、最近どうも城の方が騒がしいというのがわかる。
ガリヤ:騒がしい。何かがあるのか。
ミア:(ルールブックを見て)すごいねー、派閥まで書いてある。
セレーナ:派閥が書いてあるわけじゃないですよ(笑)
ミア:公爵家が存在するって書いてあるね。
セレーナ:うん。
GM:ただ、一領主なので、派閥に属しているからってそんなに見返りがあるわけでもなく、まぁそこと仲がいいっていうレベルでしょう。
ヴァイス:で、儲かる話ってなんか城の事か。
セレーナ:まあ行ってみないとわからないでしょうね。
ガリヤ:じゃあ、城に出入りしている人とかじゃあ、わからないんかなぁ。
酒場の親父まあ、私でさえ詳しい話は聞いてないんだからな。よほど秘密にしたい仕事なんだろう。
ガリヤ:えっ、酒場の親父が知るくらいの話って…
GM:だから、腕の立つ人がほしい。でも仕事の内容は話せない、そういう仕事です。
ガリヤ:う〜ん。
GM:ただ、あの領主の仕事なら金払いは十分にいいと思われる。
ガリヤ:そういう人なん。

ミア:下らん質問していい?フラーナって毎月の献金ってあるの?
ヴァイス:献金(笑)
セレーナ:毎月の献金はないです、特に。そこはもう良心に従って。
GM:払わないって事か(一同爆笑)
ガリヤ:え、出すときに私の良心はこれくらいですって出すんじゃないの?
GM:だからサリットの値段がぼったくりなんだな(笑)
ヴァイス:良心で買ってるから(笑)
GM:いや、誰も良心で払ってくれないから(笑)せめてぼらなきゃ儲かんねぇよ(笑)
セレーナ:信者の喜捨はありますから。
ヴァイス:どれくらいの喜捨かわからんけど。良心すか、やっぱり。
GM:おらおら、良心払わんか!(笑)
セレーナ:なんです、それは(笑)
ミア:そうか、それで他の人には良心を請求するわけだね(笑)ほらほら、良心出せや、おらぁ(笑)
GM:誠意ってもんを見せてみろや(笑)
ミア:これがフラーナのやり方か!
ヴァイス:やっぱり、暗黒組織やね。

ヴァイス:(話を戻して)…でリーダー、どうすんだ?
ガリヤ:まあ、とりあえず、お城に行こっか。
ヴァイス:お城は行っていいの?
GM:いいよ、別に。
ガリヤ:じゃあ顔パスで(笑)
GM:顔パスじゃあ駄目。一応紹介状をくれるよ、親父さんが。
ミア:私はお城は苦手なので行かない。
ガリヤ:なんで?
ミア:え、なんとなく(笑)今日はこういうキャラクター。
ガリヤ:なんかむかつく。
ヴァイス:じゃあ、盗賊身分だけど行きます。
ガリヤ:じゃあ、盗賊と戦士が一緒に行こうか。
GM:2人で行くとですねぇ、まあ紹介状を見て応接室のような所に通されます。
ガリヤ:じゃあそこで待ってましょう。
GM:じゃあ待ってると、それなりに身分の高そうな人が部下を数人引き連れてやってきます。「おお、君たちが仕事を受けに来たのかね。」
ヴァイス:はい、そうです。
ガリヤ:とりあえず「礼儀作法」持ってるんで礼儀正しく振舞いますんで。
ミア:ヴァイスは「礼儀作法/ストリート」や(笑)(註:それはシャドウランです)
ヴァイス:ストリート(笑)ないでーす。
GM:失礼だが、君たち、お名前は?
ガリヤ:ガリヤといいます。
ヴァイス:ヴァイスといいます。
GM:で、部下といくらか話をしてですね、「残念だが君達のうわさは聞いたことがない」
ヴァイスガリヤ:がーん。
GM:真に残念なのだが、我々も腕の立つ人物を欲していてな。
ガリヤ:じゃあ、どういったことをすれば、あなたの御眼鏡にかなうんでしょうか。
GM:うん、じゃあそれを聞くと、その人は近くの人から剣を借りて…強そうなのはどっちかな?(一同爆笑)
セレーナ:微妙な話だ(笑)
ミア:こっちは騎士風でしょ。
セレーナ:まあ見た目はそっちですかねー。
GM:じゃあ、そっちの方に斬りかかってきます。
ガリヤ:なんてこった(笑)
GM:回避してください。ただし盾は使えません。
ガリヤ:はい。
GM:(ころころ)あ、低い。17。
ガリヤ:18。
GM:うお、よけたか。「ほう、多少はやるようだな。ではそちらの腕を見せてもらおうか」
ガリヤ:へ?いや、武器持ってってないでしょ。それに、攻撃しちゃまずいでしょ。
ヴァイス:反撃しろ、とかって言ってますぜ。
GM:とりあえずやってみろって言うよ。








ガリヤ:え〜、スピア持ってくの?城の中に?
GM:だったら近くの人が槍くらい貸すよ。ただしダメージはないと思って。
ミア:当て身ルールだぁー。(註:そんなルールはありません)
ガリヤ:う、う、シールド持ってないんだよねえ、1個振りした方がいいのかなあ。
ミア:2個振りしときなさい。
ガリヤ:じゃあ、攻撃しよう。(ころころ)8の、17。
GM:うん、よけた。
ガリヤ:凄腕だと思ってくれるといいなあ。
GM:どっちかが当たるまでやるか?
ガリヤ:えぇ〜!
GM:ここで止めてもいいけどさぁ。
ガリヤ:ここで止めようよ。これ以上攻撃はできないから。
GM:ふん、多少はやるようだな。だがその程度の腕では駄目だ。
ガリヤ:がーん。
GM:なにしろ、相手はこの私でさえ太刀打ちできなかった奴だからな。
ヴァイス:なにぃ!
ガリヤ:なんと!しかしこの私だったら勝てなくても負けはしないかと(一同爆笑)
GM:勝てなければ意味がない。
ヴァイス:だが我々にはまだ後2人の仲間がいます。
GM:だから、私と同等の腕が集まっても無駄なんだ。それ以上の力を持っていないと。
ミア:安心してください、我々には取って置きのヒロイズムという技が(笑)
ヴァイス:このおっさんもするんじゃないすか(笑)
GM:まぁ君たちがどうしてもというのであれば…
ミア:(小声で)ここで終わりにしといたら。
GM:まあまだ時間はある。それまでに君たちが今以上に強くなってくれればあるいは…
ガリヤ:なんと(笑)そんな気長なことでよろしいので。
GM:とりあえずタイムリミットはあと2週間ある。
セレーナ:2週間(笑)
ミア:ドラゴンボールじゃあるまいし(笑)
ガリヤ:2週間でどうやって強くなって帰ってくるんだ(笑)
GM:それまでに君たちがこの私を驚かせるくらい強くなっていたのなら、改めてこちらの方からお願いしよう。
ガリヤ:わかりましたと言って帰っていこう。
ヴァイス:そうだな。帰るしかないな。
ガリヤ:帰るしかないわ!
ヴァイス:じゃあ、2週間後にビックリさせてやろう。
ガリヤ:回避だったら自信があるんだけどねぇ(笑)ちょっと攻撃は…このメンバーに攻撃求めるのは無理なんじゃない?
セレーナ:当てるだけなら。通るかどうかは別にして(笑)
ミア:じゃあ、問答無用で。死ね、「ファイヤーボール」どっか〜んって(笑)
ヴァイス:腕じゃねぇって。
ミア:抵抗できるもんならしてみろ、って(笑)
ガリヤ:だめだ、奴は抵抗してくるに違いない。
GM:あ、そうだ、城の様子は、何か物々しい雰囲気でしたね。
ガリヤ:何かが来るのか…
ミア:2週間ってタイムリミットがいやらしい。
ヴァイス:儲からない話を聞くか、このままやるか…

ミア:じゃあ私は酒場で儲からない話でも聞いとこっかな。
GM:儲からない話ねぇ…実は、この街の近辺でしばらく前に失踪事件が起こってな。
ミア:誰が失踪したの?
GM:若い男と若い女だ。最初は駆け落ちでもしたんじゃないかって話もあったんだが、後でその2人には接点がないということがわかったんだ。
ミア:ほうほう。
GM:で、その一方の家族から調査の依頼がきてな。ただ、それがあまり裕福な家庭じゃなくて。
ミア:じゃあ、もう1個の方からは依頼は出てないの?
GM:依頼は来ていない。男の方なんだけど、まあ夜逃げでもしたか、悪い女につかまったか、それとも冒険者になるために、でかい街にでも出て行ったか、その程度に考えてるんじゃないかな。
ミア:ゴーストリィマーダーを作るための犠牲になったとか(一同笑)

 ゴーストリィマーダーは、「ゴーストリィ・マーダー」の呪文によって生み出される死神のような姿をした強力なモンスターです。この呪文自体はPCでも使用できますが、触媒として若い女性の新鮮な血液と男性の頭蓋骨が必要な邪悪な術法であるため、ほぼNPC専用であるといえます。
ゴーストリィマーダーは13レベルと高レベルであるため、今のパーティではとても太刀打ちできません。

セレーナ:冗談じゃないですよ、そんな奴(笑)
ガリヤ:え〜っ。
ヴァイス:今ゴーストリィマーダーに会ったら、我々けちょんけちょんでっせ。
ミア:ビックリして逃げるだけやて(笑)
ヴァイス:いや、止まっちゃうっす。
ミア:止まる?あいつ「心ノ一法」使えたっけ?
セレーナ:使えます。
ミア:おぉ〜、止まっちゃう。ぴか〜んって。
ヴァイス:ずびゃぁで終わりっす(笑)
ミア:いつ位からいなくなったの?
GM:う〜んとね、2週間ほど前ですかね?
ミア:2週間。ずいぶん経つんだね、じゃあ。
GM:うん。
ミア:ふーん。そりゃまたお気の毒に。
GM:ちなみに、報酬は銀貨100枚とか、そんなレベルだ。
ミア:あてもないところから探し始めなあかんのだよね。まあ聞くだけ聞いたということで。
ガリヤ:え、こういうことをフラーナに流せばきっと助けてくれるんじゃないのかなぁ。
ミア:(小声で)なに、フラーナは金がなきゃ動かないっつーの。
セレーナ:何を言ってるんです(笑)
GM:そういうのは小声じゃなくちゃんとMDに入るように言わないと(一同笑)
ガリヤ:いや、ここはやるかどうか試してみればいいんじゃないの?
セレーナ:どう試すと言うんです(笑)
ガリヤ:いあ、こういう話があるんだけどと振ってみれば。
ミア:いや、フラーナが来たときに「そういえばさあ、行方不明になったかわいそうな人たちがいるらしいよ」って。「なんか報酬は50らしいんだけど(笑)。その親御さんがかなり心配しているらしくて」って振るか。

ヴァイス:「聖なる誓い」ってそういえばなんなんすか?
ミア:俺より強い奴に会いに行く?(一同爆笑)
ヴァイス:よくある奴っすね。
ガリヤ:じゃあ僕は“弱者を守る”にしよっかな。

「聖なる誓い」は、聖職者系クラスが持つ特殊な技能で、神に神聖な誓いを立てることでその分他の者より多くの力を得られるというものです(具体的には、ガー○スのマイナス特徴のようなものです)。本来この技能を持ったクラスについた時点で誓いの内容を決めなければいけないのですが、ガリヤの様にプレイ中に決めたり、決めないままで済ましてしまうことも珍しくありません。GMも、アーキクラスを用いている限り誓いについてあまり気にしていない事が多いようです。

ミア:ガリヤもあるんだったっけ?クルセイダーも?
GM:あるやろ。
セレーナ:あ、ありますね。
ガリヤ:まあ、“仲間を助ける”にしとこっかな。
ミア:ヘボい「聖なる誓い」やねー。もっと尊大な誓いにしとかんと。
ヴァイス:仲間の解釈範囲が1人だったり3人の予定とかだったり(笑)
ガリヤ:仲間は自分だけ、とか(一同笑)
ミア:どんな解釈や(笑)
セレーナ:「聖なる誓い」は“邪なる者に虐げられし者を救う”かな。
ミア:またそんなナメた誓いを。
GM:それはフラーナ信者を解放するって事か(笑)
セレーナ:なんで、そうなるんです(笑)
ガリヤ:あれでしょ、信者を増やすって事でしょ。
セレーナ:信者を増やす(笑)違います、そんな誓いじゃないです(笑)
ガリヤ:じゃないの?
ミア:いやだよなー、デーモンとかが出ていたら「いや、彼は邪じゃない」とか言い出して(笑)
セレーナ:それはさすがに(笑)
GM:縦縞のデーモン出せばいいんだ。邪じゃなく縦縞だから(一同笑)
ヴァイス:タイガース!
GM:タイガースデーモン。彼らは邪ではありません(笑)
ミア:おまけに弱そう(笑)
ヴァイス:パワーアップしたはず。竜と合成したから。
GM:パワーアップだといいんだけどねえ(笑)
ミア:またそういうギャグモンスター作る?たてしまデーモン。よこしまデーモン。

ちなみに収録は2002年のペナントレース前。パワーアップしてるんでしょうか(笑)

セレーナ:じゃあまあ、鍛錬も終わったことだし、酒場に顔だけでも出しに行きましょうか。
ミア:じゃあさっきの話を振ってみようかな。
セレーナ:どうしました?
ミア:さっきねぇ、ちょっと嫌な話を聞いたのよ。
ガリヤ:嫌な話ですか(笑)かわいそうな話のまちがいでは。
ミア:かわいそうか。じゃあお気の毒な話にしておこう。「何でも2人ほど行方不明者が出たらしいのよ」
セレーナ:そうなんですか、それは聞き捨てなりませんね。
ミア:どうしたの?いつもと反応が違うじゃない?(一同爆笑)
セレーナ:ちょっと、何を言ってるんですか?いつも私はこういう性格です(笑)
ミア:だ、だって(笑)
セレーナ:だって、じゃないです(笑)
ミア:お金が100しか入らないんよ。
セレーナ:(笑)お金など関係ありません。
ヴァイス:えっ!
ミア:もしかして、恩を売るだけ売って後でずるずると金を奪おうって魂胆ね(笑)
セレーナ:富める者からは十分に奪う(きっぱり)。
GM:十分に奪うんかい(一同爆笑)
ミア:奪う(笑)
ガリヤ:危険だなあ。
ミア:そっか、奪うんだ。で、貧しき者からも吸えるだけ吸うと(笑)
セレーナ:そんなことはフラーナ様は仰っていません。
ヴァイス:でも奪うとは仰ってるんだ(笑)過激だなあ、やっぱ。
ミア:で、おとこ型とおんな型が一人ずつ。
セレーナ:おとこ型とおんな型って(笑)
ミア:男と女が1人ずつ行方不明になったらしいのよ。女のほうからは一応100ほど報酬が出るらしいんだけど。
セレーナ:それはぜひとも。
ミア:私としては、ほっといてもいいんじゃないかなあと思ってるんだけど(笑)
セレーナ:何故です、困った者を見捨てるのはよくありません。
ミア:いやいやいやいや。分相応という言葉もありますから。
セレーナ:100もあれば十分じゃありませんか。
ミア:『Cypher』の生活費って1日どれくらいだったっけ?
ガリヤ:10。
ミア:10日分しかない。
セレーナ:4人で割ったら?
ミア:2日。
セレーナ:質素な生活をすれば、1週間は食いつなげます(笑)
ガリヤ:神殿に住んでるからって、いいかげんなことを(笑)
ヴァイス:我々は住所不定の根無しなんだ。
ミア:我々はまだ家が作れない身分なんだ(笑)ま、この話はなかったということで。
ガリヤ:冷たいね。
ミア:今日はドライ&クールですから。
ガリヤ:そうなの?
ミア:そう。
セレーナ:先ほどの冒険で十分儲けたじゃないですか。
ミア:えぇ〜、セレーナが無駄遣いしただけじゃないの(笑)

ヴァイス:とりあえずギルド行こう。両方の話について一応裏を取りたいんで。
GM:へい、らっしゃい。
ガリヤ:らっしゃ(笑)
ヴァイス:いらっしゃい、って(笑)ネタは…
GM:新鮮なネタ用意してあるよ(笑)
ヴァイス:じゃあ、公爵様の悩み事ってネタはあるかい?
GM:あ、それは…ちと高いねぇ。お値段時価、じゃなくて(一同笑)200くらいですね。
ヴァイス:あ、じゃあ。へいよぉ、って。
GM:うん、実はな、あのお城の騎士が一人殺されたんだ。
ヴァイス:ほお、あの城の騎士といってもどのくらいのレベルかもわかんないけど。
GM:んっとね、ランディスという名の騎士なんだが、あの、オード将軍と並び賞されるほどの剣の腕前で、ゆくゆくはこの城の近衛隊長になるだろうと噂されていた若い騎士だ。
ヴァイス:殺されたって言うと…?
GM:で、彼は領主様の妾の子という噂があってな。彼が殺されて、領主様がふさぎこんでいるところを見ると、どうやら噂は本当だったようだ。
ヴァイス:殺されたといっても、どういう殺され方を?
GM:それなんだが、何でも目撃者の言うところによると黒い死神のような奴が現れて(一同爆笑)一刀の下に(笑)
セレーナ:ちょっと待った。それって、ゴートリィマーダーじゃ(笑)
ミア:やっぱそうやん(笑)予想通り。
セレーナ:これこそ分不相応(笑)これはちょっと(笑)
ヴァイス:ほんとにぴきーん、ずびゃっす(笑)
ミア:受けちゃいけない、受けちゃいけない。
ヴァイス:危なかった。受からなかったもんねぇ。
GM:で、それもあって腕の立つ者を集めているらしいんだが、さすがにそうそう集まらんらしくてな(一同笑)で、だ…詳しい内容はわからんのだが、脅迫状のようなものがついでに送られてきたらしい。
ヴァイス:そりゃ、大変だ。
GM:で、次に1ヵ月後…今から数えれば2週間後に再び現れると予告したらしい。
ヴァイス:なるほど。
GM:それまでに返答しなければ…次は領主の実の娘か息子、どっちかだろうなあ。
ヴァイス:それは大変だ。一大事ですな。
ガリヤ:で、何を要求してるの?
GM:そこまではちょっと、まだわからない。
ミア:時期もばっちりじゃん。
GM:要求内容を調べられないこともないが、さすがに調査費用は前金でいただこうか。
ヴァイス:どれくらいでしょう?
ミア:黙っといたら。私らが首突っ込んでいい話題じゃないって(笑)
GM:とりあえず200ほど。
ヴァイス:とりあえず聞いとくだけ。2週間後会うかもしれないじゃないですか。
ミア:あったら逃げるだけやて(笑)まさかドラゴンボールじゃないし、2週間で私らのレベルが8レベルとかになってれば・・・う〜んって考えるけど(笑)
ヴァイス:精神と時の部屋に入れば(笑)
ミア:おぉ〜。
セレーナ:ちょっとねー、レベルが倍以上差があると(笑)
ヴァイス:200、じゃあ。
ヴァイス:他に。こないだなんか失踪事件というのがあったらしいんだが。
GM:あ、あれか。それは、50くらいでいいかな。
ヴァイス:どさっと。
GM:それなんだが、お前達にはちょろい問題かもしんねぇんだが、そいつらが失踪、というか誘拐されたのを目撃していた奴がいるんだ、我々の仲間で。
ヴァイス:なにぃ。
GM:で、そいつに聞いた話だと、どうもオークが絡んでいるらしい。
ヴァイス:オーク?
GM:まあ小悪党のやることだからほっといても害はないだろうと思って我々もどうこうする気はないんだが。

オークはオークです(笑)。オークは、『Cypher』世界でもゴブリン・コボルドと並んで3大雑魚モンスターとしての地位を築いています。英雄的な力を持ったスペシャルなオークが現われでもしない限り、6レベルのキャラクターが負けることはまずないでしょう。

ヴァイス:そういえばランディスって奴がやられたのは2週間前なの?
GM:うん。
ミア:ゴーストリィマーダーって1個命令果たしたら消えちゃうんだっけ?
セレーナ:普通の奴はね。
ミア:新築しなければいけないんだよね。
セレーナ:呪文で呼び出すゴーストリィマーダーはね。
ヴァイス:オークがさらってったのを見たんだよね。
GM:うん。2週間ほど前に。
ヴァイス:それは街の外?
GM:外だけど。
ヴァイス:ここらにはオークの巣でもあるの?
GM:あるかもしんねぇなあ。その辺は詳しく掴んでいねぇが。さすがに街の外の情報は我々も大して掴んでいないのでね。
ヴァイス:なるほどねぇ。じゃあ、ありがと。何かあったらまた来るよ。
GM:おう。また来いよ。
ヴァイス:新ネタ用意しとけよ。…で、戻って今の内容を話しよう。

セレーナ:で、それにどんだけお金使ったの?
ヴァイス:困ってるフラーナ様には教えられないくらい(笑)はした金だ、って言っとこう(笑)
セレーナ:まあいいんだけどね、私の金じゃないし(笑)
ガリヤ:え、盗賊ギルドって良心を払うと情報をくれるんじゃないの?(一同笑)
ヴァイス:時価だから(笑)
ガリヤ:あ、誠意を見せると向こうも情報をちゃんとくれるんだ。
ミア:そうそう。

セレーナ:じゃとりあえず酒場の親父さんに、そのさらわれた、じゃなかった行方不明になったお2人のお名前を聞きましょう。
GM:え〜っとね、何にしよう(笑)じゃあエイブさんとベッキィさんにしよう。
セレーナ:エイブさんとベッキィさんですか(笑)
GM:で依頼があったのはベッキィさんの方やね。
ヴァイス:オークだってよ。大した事ないんじゃない。
セレーナ:でも困っているには違いありません。
ヴァイス:新技の練習台って事で(笑)
セレーナ:新技(笑)
ガリヤ:え?サリットを使ってみたいんじゃないのかなぁ(一同笑)
セレーナ:そんなことは決してありません。私のサリットは血になど餓えていません。
ヴァイス:でも脚は餓えてるから(笑)
セレーナ:というわけでベッキィさんとこにお話を聞きに行きます。
ミア:行ってらしゃーい(笑)

GM:では、ベッキーさん宅。「はい、何でしょうか。」
セレーナ:私、これこれこういう酒場からベッキィさんのお話を聞きにお伺いした者ですが。
GM:ああ、そうですか。実は…お話は伺ってるかもしれませんが、娘のベッキィが行方不明になってもう2週間も経つんです。
ミア:そこでフラーナの聖印に気が付いて「あ、あなたはもしかしてフラーナ関係者!」(笑)
GM:あまり誠意は見せられませんが(一同爆笑)
ヴァイス:ホーリーシンボル見た時点でみんなビビっますぜ。
ミア:見た時点で、うっ!とかって引いたりして(笑)恐ろしいね、フラーナ。
セレーナ:何が恐ろしいんです。
ガリヤ:聖印を掲げるとこう、生きてる人が後ずさったり後ろ向いて逃げたりするわけやね。
ミア:「我に加護を(ワレニカゴー)!」で生きてる人がびびるわけか。

セレーナ:というわけで、我々フラーナとしては困ってる者を見捨てるわけには行きません。詳しい状況をお聞かせ願いませんでしょうか。
GM:と申しましても、夜中に…仕事柄夜遅くなることも多かったんですが、その日帰ってこなかったのでおかしいなとは思ったんです。それが次の日になっても、その次の日になっても帰ってこない。どうやら誘拐されたんじゃないかという悪い噂も流れてきまして。
セレーナ:そうですか、失礼ですけど…娘さんでいいのかな?
GM:うん。
セレーナ:しゃべっとる人が誰なのかもよくわかってないけど。お父さんか。
GM:母親です。
セレーナ:母親ですか。娘さんはどのようなご職業に?
GM:まぁ…あまり大きな声で言えないような職業ですが。まあ夜街に立ってるような職業です。
セレーナ:そうですか。他にご同業の方とかはいらっしゃいますか?
GM:いるでしょうねぇ。
セレーナ:そういった方に会えるような”つて”はございませんでしょうか。
ミア:さすがフラーナ。そういうのもお構いなし。聖職者とは思えない。
GM:夜、どこそこの通りに行けば会えるんではないでしょうか。
セレーナ:ありがとうございました。あと何か、この事件ついて気になる点はござませんでしょうか。
GM:さあねえ。…あの子の稼ぎがなくちゃ、あたしも大分辛いんですが。
セレーナ:そうですか。できるだけ早く、つきとめてみます。じゃ、頭を下げて出て行こう。
ミア:そのときには、できる限りの誠意を、って(笑)
ヴァイス:慈善活動やるわけないっすからね。

ミア:女ってベッキィさんの方だよね。
GM:うん。
ガリヤ:じゃあエイブさんの方調べに行こっかな。
ミア:行くの?
ガリヤ:何で?
ミア:依頼すら来てないんだよ。
ヴァイス:心優しい人なんだよ、リーダーは(笑)
ガリヤ:いやいやいや。
ミア:あー。今日のリーダーは心優しいんだね。
ガリヤ:とりあえず家を見てきて判断しようじゃないか。じゃあエイブさんの家を見に行きます。
GM:え〜と、普通の家です。
ガリヤ:普通というと、どれくらいの家かな。
GM:まあ一般平民でしょうねぇ。
ミア:では、この話はなかったということで。
ガリヤ:一応話だけ聞いてもタダだし。
ヴァイス:まあいいんじゃない?リーダーのやりたい事なんだし。
ミア:リーダーの趣味ですか。
ガリヤ:ていうか今仕事ないやん。
ミア:いやいやいや。今は、昔の稼ぎで食いつなげてるでしょ。昔の稼ぎを食いつぶして何も残ってないフラーナは、がんばって金を稼ごうとしてるんやて。
ヴァイス:まあいいんじゃん。リーダーには聞きたいことがあるようだし、ひょっとしたら事件の真相で大儲けできるチャンスかもしれんし。

ガリヤ:じゃあ聞きにいこうか。
GM:じゃあ、「おう、なんだぁ」と親父さんが顔を出そう。
ガリヤ:エイブさんがいなくなったって話を聞いたんですけど。
GM:あぁ?どっか逃げたんじゃねぇのか?…職人の家のようです、どうやら。
ガリヤ:じゃあ、逃げた日っていうか、いなくなった日は何かあったんですか?
GM:さぁなあ。結構遊んでたからな、奴も。酒場にでも行ってて悪いダチと意気投合し、そのままでかい街にでも行ったんじゃないの?
ガリヤ:ああ、そうですか。なんか、依頼はゼロっぽいような気がするねえ。この雰囲気。
ヴァイス:心配してないっちゅう感じで。
ガリヤ:じゃあ、いなくなった事に関して何か心配されてるってことは?
GM:心配、ねぇ…ま、あいつが生きてりゃ、心配することなんて何もねぇよ。
ガリヤ:そうですか。
GM:ま、その内ひょっこり帰ってくるだろ。
ミア:帰ってきて受け入れてくれるようなとこなの(笑)
GM:もちろんぶん殴るだろうね(笑)
ヴァイス:おお、職人の家だ。
ガリヤ:お礼はくれそうも…
ヴァイス:わからんっすよ、何職人かは問い詰めないと。
GM:う〜んと、頑固そうな職人なら何でも。何にしよう?何でもええんやけど。
ガリヤ:頑固職人(一同笑)
GM:頑固を創ってる(笑)
ミア:岩の塊と書いて「ガンコ」と読むんじゃないの?
ガリヤ:頑固を売り物にしてるんだね(笑)
ヴァイス:職人芸の頑固(笑)
ミア:そんな職人いやや。

ガリヤ:じゃあ、その近くの家の人に聞いてみようかな。エイブさんについて。
ヴァイス:長屋かな。
GM:じゃあ、長屋の人「親父さんあんなだけどねえ、結構心配してるみたいだぜ。」
ガリヤ:あ、そうなんですか、やっぱり。
GM:やっぱり1人息子だからなあ。いなくなると寂しいもんだろ。
ミア:息子だったんだ。修行に来てる弟子とかそういうんじゃなくて。
GM:うん。
ガリヤ:よく一緒につるんでる知り合いの人とかはどこに行けば会えるんですかねぇ。
GM:あんまり聞かねぇなあ。1人で飲み歩くのが好きだったみたいだからなあ。
ガリヤ:じゃあどこの店によく顔を出していました?
GM:そうだね、街のはずれ辺りにある酒場。あんまりガラのいいところじゃないね。
ガリヤ:じゃあその店の名前だけ聞いておこう。
GM:はい。聞きました。
ガリヤ:じゃあ一応戻ってそういう話をしよう。
セレーナ:なるほど。
ガリヤ:というわけで、あの親父さんも心配しているみたいですねぇ、という話を振っておしまいにしよう。
ヴァイス:どうやろ、放蕩息子だと思ってるんじゃない。
ガリヤ:うん。
ミア:心配しかしてないみたいだね(笑)
ガリヤ:戻ってきたらお礼ぐらいすると思うんだけどなあ。
ヴァイス:ありがとう、の一声くらい(笑)
ミア:ありがとう、お礼に夕食くらい招待するよ(笑)わーい、今日の飯代はタダだぁ、って。
ガリヤ:まあいいんじゃないの。


第2章へ続く(準備中)


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