Index [Article Count Order], [Thread]


Date:  Sat, 13 Jun 1998 14:11:35 +0900
From:  河嶋陶一朗 <cpsbox@trpg.net>
Subject:  [creator-ml:00060] ビジュアルの細分化
To:  投稿 <creator-ml@trpg.net>
Message-Id:  <199806130511.OAA25668@trpg.net>
Posted:  Sat, 13 Jun 1998 14:11:30 +0900
X-Mail-Count: 00060

 病床に臥っていたおかげで休日出勤をするはめになったゲームデザイナー
 河嶋陶一朗です。

>6-1. 挿し絵的なビジュアル
>6-2. 視覚的情報を伝えるためのビジュアル
>6-3. 説明図 (フローチャートなど)

>ってな感じかな。

>この三つって一緒には語れないものだと思うんですよ、やはり。
>1から3にいくにしたがって、実用度は上がり、「上手さ」の
>要求水準は下がっていくでしょう。

 ということですが。細かい茶々を。
 「上手さ」……これはおそらくビジュアルに要求される「華」の部分や「描写
力」のことだと思うんですけど、ビジュアルにはぢつは「上手さ」だけでなく
「巧さ」というファクターもあるんじゃないでしょうか(いや、これじゃコトバ
遊びみたいだけど)。
 説明図(チャートやリファレンス)とかって、相手に「楽しんでもらう」わけ
ではなくて、「相手の理解」を促すために存在しますよね。
 で、そういうビジュアルというのは「インフォメーション・グラフィックス
(長いからIGと略しますね)」に分類されると思うんですけど、こりは難しいで
すよぉ。
 「華」とか「描写力」っていうのは結構受け取る側の感性によってまちまちで
あることを許容できますけど、IGの場合はそうはいかない。見た人全員に、ルー
ルを誤解しない範囲で、同じイメージを相手に与えないといけないわけですから。
 グラフィックデザインの経験がない人が創ったチャートって、けっこう見にく
いものが多いですし、かといってグラフィックデザイナーさんの大半はTRPGのシ
ステムなんて知りませんし。
 割と理解度が低い人をメインターゲットとして、分かりやすい表現を行ってい
かなければいかない。かといって、字を大きくしたり、グラフィカルにすればす
るほど、ページ数を食ってしまう。そもそもページ数が大量にあるチャートやリ
ファレンスってのは本末転倒だし。
 IGには「巧さ」が必要になってくると思います。

 今、ちょうど使いやすいチャートのページ数、使いやすいチャートのフォント
の大きさとかを試行錯誤してたり、その参考にするためににプロの作品を漁って
たら、意外におざなりにされてるモノが多かったんで、ちょっと。