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ニレ地方には、2つの国家があります。双方とも不思議な理想を持った国です。これは、人類の生き残り方に関する考え方の現われです。
まず、この地方初めての国家、アーク神聖王国。
この国は、
・人間一人一人は弱い。しかし人間はまとまると強い。だから人間は結束しなければならない
・結束の為には多少の不自由や犠牲は我慢しなければならない
・権利や楽しみは、人間の弱い部分を表面化させないための方便に過ぎない
・人間には様々な能力を持つものがいる。ゆえに職能に合った人間を据えなければならない。よって平民はより上位の能力を持つ王族、貴族、悪魔狩人など力を持った人間に従わなくてはならない
・全ての人間は神の下同じ価値を持つ。魂に貴賎は無い
という考え方を持っています。一方のルーインは
・人間は弱い。しかし強くなる事ができる。だから人間が生き残る為には、皆自分を鍛えなければならない
・鍛え上げる為にはそれぞれ競うことが最も近道である。よって人間は互いに切磋琢磨しなければならない
・弱さは害悪である。それは悪魔に付け入られる隙となる
・強い事・能力がある事は正しい事である。故に人間はより強い・能力がある人間を敬い、それに従わねばならない。また強く・能力が有る人間は、弱い人間たちを指導するために常に自己鍛錬しなければならない。
という考え方をもっています。双方とも現代人の我々から見るといささか極端な考え方を持っていますが、これは生き残っていくに培われた考え方なのです。そして、この理想主義的な考えが実践できているのは、皮肉な事に悪魔の存在によるものなのです。