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Judgement-07
その他の判定

 

1.<退却>技能を使った離脱のルール

 SCARREDでは戦闘や交渉の際にいつでもその場から離脱することができます。<退却>技能を使用して判定します。初回の難易度は6で、1度やるたびに任意の外壁1つに精神ダメージを受けます。さらに初回は例外的に大アルカナで反転させることができません。

 ただし同じシナリオ中に何度も行う場合は、難易度が+5ずつ加算されていき、二度目から大アルカナでの反転もアリになります。

 このルールは「敵役の顔見せ」、「無駄な戦闘シーンの回避」、「ピンチからの脱出」を演出するために用意されています。

 SCARREDのようなシナリオとスタイル重視のTRPGには欠かせないルールです。難易度が高くなりがちなマスタリングの助けにもなります。ここぞというときに使うとよいでしょう

 



2.コネクションを呼ぶ

 自分に関連のある人物に連絡を取ったり会ったりするには、カードを1枚捨てなれればなりません。会いにくいと判断される人物ならテラーは捨てさせるカードを2枚や3枚に増やしても構いません。
 これは手札の調節と、ロールプレイをやりやすくするためのルールです。

 



─Exsample─

 


 ひっそりと暮らしているヴァンパイアのコニー=スタンレーは月社会のいざこざに巻き込まれてしまいました。自分の平凡で幸せな生活を守るためには、どうしても戦わなければなりません。
 
  しかしその時の彼の手札は悲惨なもので、全てが宮廷カードでした。彼は仲間と落ち合う場所に行く前にコネクションの判定をして妻と息子に会っていくことにします。カードを2枚捨てると、なんと8と10のカードを手に入れることができました。

「あなた、どうしたの? なんだか暗い顔して」「いや、何でもないんだ」「パパ、今度の日曜日スケートに行こうって約束覚えてる?」「ああ、覚えてるよ」「絶対に忘れちゃやだよ」「もちろんさ……」

 彼は家族を思い、そして戦いの場へと赴いていくのでした。
 


 

 


 

3.その場で必要な物を持ち出す

 SCARREDは持ち物について厳格な制限を持たないゲームですが、キャラクターの所持品として無理があるものをパペッターが欲しがることがよく起こります。
 
 この場合テラーはきっぱりと要求を跳ねのけるか、前記のコネクションの判定のように処理し、最低2枚のカードを捨てさせてください。
 
 あまり大層なものでしたらきっぱり要求を却下する方が良いでしょう。それから、これを戦闘中に行う場合は1行動使います。

 



4.段階式の判定

 段階式の判定とは、一つの技能を使って長時間かかる行動や、単純に難易度の高そうな行動について行う判定のことで、複数回の判定にわけて行われます。

この判定で行われる行動には「怪我の治療」「オカルト儀式」<司書>などがあります。

 手順は、まず指定された技能での判定を行い難易度以上を出します。そしてその判定に使ったカードを参照して、指定されたスートのカードを1枚ずつ自分の前に並べていきます。その枚数が規定の数になったとき行動が成功になります。
 つまり指定されたスートのカードが判定の中にない場合は、カードを置くことができません。

 また、判定において一段階以上の難易度を上回るごとにカードをもう1枚余分に置くことができます。

 段階式判定でテラーがあらかじめ決めておくことは四つあります。並べていくカードのスート、カードを何枚並べればよいか。それから手順1つずつの難易度。1つの手順にかかる基準時間です。



 

●怪我の治療をする場合の段階式判定●

 <技師/医師>技能などの医学系技能で行います。
  核を壊されている者に対しては難易度15、内壁や外壁を壊されている者に対しては難易度9で判定します。スートはダイヤ。必要な枚数は壊されている壁の枚数分です。


─Exsample─

 


 ギャングスターのジャスティ=グレイヴは部下を使い自分をコケにしたゴーストを探させます。
 テラーはそのゴーストが足早に彼の縄張りから逃走していたので、この行為をやや難しいと判断し、並べるカードをハート5枚。手順ごとの難易度を<情報力/ギャングスター>で15。基準時間を1時間と設定します。

 グレイヴは同技能で判定をして、1回目は達成値15でハートを1枚並べます。
 2回目は22を出し難易度9を一段階上回りましたが判定の中には1枚しかハートがなかったので、また1枚ハートを並べました。
 しかし、この2時間経った時点で別の場所にそのゴーストが出現したので、グレイヴは判定を打ち切ります。
 まあ人を探すのには時間が無駄にかかるものなのです。
 


 

 


 

   

SCARRED
by Kanae Fuyushiro Copyright (C) 1995