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Judgement-06
大アルカナの使い方

 

1. 大アルカナと“運命”カード

 大アルカナは場に置く場札として使用し、運を導き出すカードとして特殊な使い方をします。まず、各パペッターが自分のキャラクターに似合った大アルカナとして1枚だけ選んでおいたものが“運命”カードとなります。その1枚がキャラクター個人だけの強運を引き出すカードとなります。

 テラーは各パペッターの運命カードを把握し、そのパペッターにオープニングに渡しておきます。それ以外のカードは自分の手元に10枚程度残るように調節してパペッターに配ってしまって下さい。

 パペッター3人 = 運命カードを含む4枚ずつ
 パペッター4人 = 運命カードを含む3枚ずつ
 パペッター5人 = 運命カードを含む2枚ずつ
 



2. 大アルカナの使用方法

 
 大アルカナの具体的な使用方法は「増力」「反転」「速行」の三種類あります。下の表を参照してください。

 運命カードを使った判定は同じ運命カードなら同じように、反転させたりすることができます。こういった場合は後に運命カードを使った者の方が有利になります。
 大アルカナは限りある資産なので気をつけて使っていきましょう。
 



 

●増力●判定に使うカードを1枚増やす

宣言タイミング:自分の判定の直後

 判定に使用するカードを1枚増やすことができます。そのカードは手札からでも山札からでも構いません。

運命カードでは……
 判定に使用するカードを1枚増やすことができ、さらに反転を防ぐことができます。


 

●反転●判定を失敗/成功させる

宣言タイミング:相手の判定の直後

 判定のカードを全て裏返しにし判定を失敗させることができます。
 これと同様に自分の判定が失敗させられたときに、それを再度反転させて成功に戻すことができます。
 これは大アルカナが続くかぎりいつまでも続け合うことができます。
 反転させて失敗した判定の達成値は0として扱います。

運命カードでは……
 反転させた方向を固定することができます。同じように運命カードをし使用しないとこの固定を解くことはできません。

※判定に使ったカードが、全て宮廷カードを使っている場合は、もともと数値が0であるため反転をかけることができません!!


 

●速行●行動回数を1回増やす

宣言タイミング:戦闘や交渉のときならいつでも

 戦闘や交渉の際に1度しかない行動回数を1回増やすことができます。

運命カードでは……
 行動回数を1回増やすことができます。(※運命カードでも効果は同じ)


─Exsample─


 オカルティストのチャールズ=サイフィールドは、自分の診療所を尋ねてきた一人の婦人の話を聞いています。どうやら彼女は自分の夫に殺されかけているという妄想に捕らわれているようです。

 イニシアティヴをとったサイフィールドは<論破>を試みます。彼の<論破>キャパシティーは■■■なので、彼は2、5、9のカードを出します。テーマカードを1枚含むので達成値は19です。本来なら彼と婦人は眷族が違うので判定に使われたカードを1枚減らさなくてはならないのですが、サイフィールドは[○安堵の囁き]を持っているので、もう1枚3のカードを足して、最終的な達成値は22になります。

 「……そうですか、でもひょっとすると貴女はご主人を誤解なさっているのかもしれない。僕に任せて戴ければ、ご主人を調べて差し上げますよ。……よろしければお名前をお聞かせ願えますか? ……言いにくいのでしたら、どうぞこちらにお書きになって下さい。」

 婦人は対抗技能での判定を行うか対抗値をそのまま使うか、選択に迫られます。婦人の<論破>のキャパシティーは■、対抗値は6しかありません。対抗技能で判定をしないと活力図の外壁を確実に壊されてしまいますが、自分の行動を確保しておくために、敢えてこの<論破>を受けることにします。

 サイフィールドの<論破>が成功します。サイフィールドの達成値と婦人の対抗値を比較すると22-6で差額16になります。活力図の外壁は最大でも12ですから、サイフィールドはとりあえず婦人の《棒の外壁》を指定します。ここは婦人の弱点でしたが、交渉の判定なので壊れる壁は常に1つだけになります。
 そして婦人は自分の手番の行動として<魅了>を使い達成値18を出します。

「いえ……ちょっと……それは」

 これをサイフィールドの<孤独>対抗値15と比べます。上回っているのは3点しかありません。サイフィールドはすでに行動しているので大アルカナを使わねば対抗の判定を行うことができませんが、3点ではどこの壁にダメージが入らないため、何もしません。婦人の<魅了>は悪魔には全く効きませんでした。

 ここで改めてイニシアティヴとなります。とったのはまたサイフィールドです。
彼は続けて<論破>達成値は25を出します。さらに大アルカナの[悪魔]をそれに添え、カードをさらに1枚増やし達成値を31にします。

「簡単なことですよ。貴女はイエスとおっしゃるだけでいいんです。あとは……経費としてそれなりの報酬を少しだけいただければ、ね」

 このままだと内壁まで壊され説得されてしまうので、婦人はサイフィールドのカードを大アルカナの[力]を使って反転させ失敗させようとします。

「本当に信用できますの?」

しかし、サイフィールドは、それを見越していました。彼は自分の運命のカードである[愚者]のカードでさらにそれを反転させ、それを固定してしまいます。

「もちろんです。これは“契約”ですからね」

差額25は変わりません。婦人はまた他の大アルカナを使って自分の達成値を上げることもできますが、やめておきます。到底届かない数値だからです。
婦人はそっとペンを握り紙面になにやら書き付けて、紙をサイフィールドの方に押しやります。サイフィールドは兎のように誠実そうな笑みを浮かべてみせます。
「よかった……これで、もう安心ですよ」
 


 

   

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