Creation
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バカね、
そんなこと聞いたってしょうがないじゃない。
だってアンタは明日の夜明けを見れないのよ 。
──“虎娘”バーバラ
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ここではSCARRED のキャラクター作成についてのルールを順に追っていきます。作成方法から経歴の決め方まで載っています。そのあとにSCARREDの核とも言えるポジションが56載っています。ここは何度も参照することになるでしょう
キャラクターシートはこちらです
(画像、わりと重いです)
表面
裏面
Topics!
ここで作成するのはポジションを三つ持つ、スリーポジションズのキャラクターです。
彼らはポジションを一つしか持たない者やポジションを二つ持つ者に比べるとより魂が洗練された者たちで、ルール的にも幅のあるキャラクターになります。
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1.ポジションの決定
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「過去」「現在」「未来」のポジションを設定をからめて決めます。
どういう経歴を経てそういったポジションになったのかをテラーに簡単に説明してください。テラーはそれを吟味し、自分が思うSCARREDらしい雰囲気が出ているかどうか判断します。合わないと判断したら、テラーはそれを却下しても構いません。
「過去」は広い意味での過去のことを指します。普通に過去の姿のことでもよいし前世のものとしてもよいでしょう。「未来」は近い将来の姿と考えてください。あくまでも現在の姿の延長ですから“今はまだ違う”ではなく、“そう成りかけている”姿として「未来」を設定してください。
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2.特殊能力の獲得
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まず、それぞれのポジションの特殊能力(※現在はデータベースのみ掲載)を見て、獲得したいものを全部で10コ選びます。1つのポジションから10コ選んでも、もちろんかまいません。
※< >で囲まれた能力は技能扱いとなり、獲得した時点でキャパシティー1の技能になります。技能欄の空いた欄に名称を書き込んだ上、キャパシティーを1つ分塗りつぶしておいてください。
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3.特典の獲得
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ポジションの特典の欄を参照して保持したい特典を記入します。
▲は必ず保持しなければならないもの。
▽は保持しなくてもよいもの、を表しています。
Awaking Chracter 01
それでは実際に1人のキャラクターを造ってみましょう。せっかくですから主役系のムーンハンターで、復讐に燃える男としてポジションを決めます。死から蘇ってきたというフレーズに惹かれて「現在」をリビングデッド にし、「未来」をムーンハンター にします。「過去」はチャッカーアウト を選びます。
ではこのリビングデッド君の特殊能力を全部で10コ選びます。チャッカーアウトからは「相討ち」「守護神」 を、リビングデッドからは「再生」「潜在力」「技能増加」「執念の力」 を、ムーンハンターからは「血臭感知」「背後取り」「魔力攻撃」「月抵抗」 を獲得することにします。
特典も順に見て決めます。リビングデッドで、▲の項目に「生き返ってきた理由」 というのがあります。これは必ず決めなくてはならないので「恋人が殺されたのでその復讐のため」 ということにします。
三回死から蘇れる能力やは特典欄に記入しておきましょう。 ムーンハンターでは、月の眷族を追う理由を決めなければなりませんが、これはすんなり「復讐の相手を探すため」 となり、世界の摂理に操られ……うんぬんは書く必要はないでしょう
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4.ボーナス技能のキャパシティーのチェック
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ポジションごとに決まっているボーナス技能をチェックし、プロファイルシートの該当する技能の四角いマス(キャパシティーといいます)を1つずつ黒く塗っておきましょう。
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5.その他の技能の獲得
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その他任意の技能のキャパシティーを3つ塗りつぶします。
これはすでにポジションのボーナスを得ている技能にも割り振ることができますが、一つの技能の最大のキャパシティーは3コが上限となっています。
ただし、特殊能力からくる追加キャパシティーはその上限とは関係なく追加されます。
※技能枠の目安*
■:少しかじった程度 ■■:普通 ■■■:玄人 ■■■■:超人
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6.フリーポイントの割り振り
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2点の作成ポイント(フェイトル・ポイント)をフリーポイントとして使います。この作成ポイントでできることは以下の通りです。
1点= 活力図の壁1つの強度を1点強化する、 キャパシティーを1コ増やす
2点= 特殊能力を1コ増やす
Awaking Chracter 02
まず「過去」 から順に見ていきましょう。
チャッカーアウトでもらえるボーナス技能は<抵抗力><戦闘><防御> ……などです。
ボーナス技能をチェックしましょう。チャッカーアウトからは<戦闘> など7つの技能のキャパシティーを1コずつ塗りつぶします。
同様にリビングデッドから8つ(特殊能力「技能増加」で増えている)、ムーンハンターから7つの□を黒く塗りつぶします。
次はそのほかの技能キャパシティーを獲得します。が、その前に現時点での技能を確認しましょう。
リビングデッドの特殊能力「潜在力」 はキャパシティーに関係するので今設定しておきます。というわけで、CHA系技能を-1コにしてDEX系技能を+1コに設定 します。
これで彼の<戦闘>や<防御>のキャパシティーはこの時点で3コ になるので、もう追加のキャパシティーを割り振る必要はないでしょう。
他の技能をフォローすることにしましょう。<怪力>に1コ、<孤独>に2コにしておきます。
フリーポイントは素直に特殊能力を1コ増やすことにします。それでチャッカーアウトの「武踏」 を取りましょう。(完全に戦闘系のキャラクターの出来あがりですね)
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7.“運命”のカードの決定
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そのキャラクターにとって効果の高いカードである“運命”のカードを大アルカナな中から1枚だけ選びます。そのキャラクターの疵に沿ったものや、キャラクターの人生を象徴するようなカードを選ぶのが望ましいでしょう。
The Magician 魔術師 創造・独創性
High Priestess 女教皇 知恵・理知性
The Empress 女帝 豊穣・女性
The Emperor 皇帝 支配・男性
Hierophant 法皇 援助・慈悲
The Lovers 恋人 結合・岐路
The Chariot 戦車 勝利・冒険
Strength 力 意志力・克服
The Hermit 隠者 探求・過去
Wheel of Fortune 運命の輪 運命・完全性
Justice 正義 公正・名誉
The Handed Man 吊られた男 犠牲・忍耐
Death 死神 停止・虚無
Temperance 節制 調和・浄化
The Devil 悪魔 束縛・誘惑
The Tower 塔 破壊・戒め
The Star 星 希望・自由
The Moon 月 不安定・苦悩
The Sun 太陽 生命・活動性
Judgement 最後の審判 復活・奇跡
The World 世界 完成・達成
The Fool 愚者 流浪・衝動性
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8.DIMの決定
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それぞれのポジションに載っているデータを参照して決定します。それぞれのDIMを単純に足しあわせて合計を出してください。
※ただしこのDIMはあくまで目安なので、任意の数値に変更しても構いません。その際は-6から+3くらいまでが望ましいです。
最終的なDIMによりカテゴリーが決まります。書き込んで下さい。また、そのカテゴリーにより、選べる身体状態が異なります。
■DIMのカテゴリー■
+10〜+7 =太陽の現 (ヴィクトリア女王や大貴族など)
+0 6〜+4 =太陽の帝 (大企業の社長、下院議員、芸能人など)
+0 3〜+1 =太陽の僕 (労働者、一般市民)
0 =彷徨い人 (両眷族の特徴をあわせもつ)
-1〜0 -3 =月の僕 (ちょっとした超常能力者)
-4〜0 -6 =月の帝 (平均的な人狼や幽霊、怪物)
-7〜-10 =月の現 (強力な吸血鬼、覇魂者、来訪者、マーリン)
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9.身体の状態の決定
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容貌は好きなように書き込むとよいでしょう。ただ右の身体の状態の6項目に関してはそのキャラクターのDIMによって変わってきますので注意してください。
DIMの条件が合うなら、その項目の状態があてはまるかどうか自由に決定できます
が、DIMの条件が合わないのならここにある項目に当てはまるような身体の状態になることはありません(例えば太陽の眷族は年をとらないということはありません)
■身体状態表■
DIMが0〜-10
□普通の人間としての地位をもたない
□食物を摂らずとも生存可能
DIMが-4〜-10
□鏡や水面・写真機に映らない
□肉体的に老いることがない
DIMが-7〜-10
□呼吸をしない
□血や体液が流れていない
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10.経歴の決定
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そのキャラクターの設定を詳しく決めておくところです。キャラクターシートに詳しく書き込む必要はありませんが、書いておけばロールプレイに役立つでしょう。
@からJの項目に関してはタロットカードを使って占いのように決めることもできます。
項目は以下の通りです。
@性格●キャラクターの基本的な性格や主義主張
A生活●通常生活のスタイル。世をしのぐ仮の姿
B趣味●趣味にしていることや娯楽に感じていること
C知名度●キャラクターの知名度(★が多いほど高い)
「表社会」中産から上流階級の人々の一般的な社会
「裏社会」下層階級や犯罪者の社会
「月社会」月の眷族の社会
D欲求●キャラクターが根本的に何を欲しているか
E障害●キャラクターをいろいろな意味で妨害するもの
F疵●心のしこり、過去の罪……などいろいろ)
Gコネクション●関係する人物たち
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11.コネクションの獲得
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コネクションとは、キャラクターと関係の深い人物や集団のことで、近親者や友人、敵対者も含まれます。
コネクションは、各ポジションごとに設定してあるコネクション人数を単純に足しあわせただけの人数を持つことができます。これは特典でもらえるコネクションとは別枠になるので注意してください。
それから、特典でもらえるコネクションの中で集団を指しているものについては、そのまま集団として1つのコネクションと設定するようにしてください。
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12.疎外状態のチェック
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疎外の状態を把握します。〇をキャラクターのDIMのマイナス分だけ残してあとを塗りつぶしてしまって下さい。その下に恒常的に疎外ポイントを稼ぐことのできる事柄を書き込みます。
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13.名前や性別、年齢などの決定
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最後に名前や性別、年齢を決めましょう。性別も年齢も自由ですが、身体の状態の年を取らないという項にチェックがはいっているなら、好きな年齢も可能です。
Awaking Chracter 03
運命のカードは、その執念の強さを表すということで「力」(ストレングス)にしておきます。
DIMを計算してみると、チャッカーアウトが1、リビングデッドが-3、ムーンハンターが1……なので、足し合わせると-1になります。しかし身体状態を見ると年をとらないようにするには-4以下にしないとならないので、DIMは-4に設定します。カテゴリーは「月の帝」になります。
そうした上で身体状態を決めましょう。ちょうど特典に色素が抜けて銀髪と赤い瞳になるというのがあるのでそれを適用します。彼のDIMは-4なので、▽人間として……と▽普通の食物を食べない、▽鏡や機械に映らない、▽年をとらない……の4項目にチェックを入れてます。彼は息もするし、血や体液も流れています。(むろん腐ってはいますが)
設定では、自由に空欄を埋めていくことにしました。
コネクションは各ポジションが1人ずつなのであわせて三人。紳士録などを見て、サイフィールド(友人)、エリーゼ(仕事)、アンドリュー=ピットマン(敵)を選びます。
それから疎外状態を決めます。彼のDIMは-4なので、毎回のシナリオで疎外ポイントを4点稼がねばなりません。しかしヴァンパイアでもない彼は疎外ポイントをてっとり早く稼ぐ手段を持ちません。仕方がありませんから、幽霊屋敷に住むことで2点、くされ縁のサイフィールドに気に入られていることから1点、アンドリュー=ピットマンの父親を殺したため彼から憎まれて1点の疎外ポイントを得ることにします。これで疎外を防ぐことができます。
さて、では最後に名前ですね。
2度目の人生を歩むことになった者として「アウェイク」にします。男で27才、死後3年経っています。恋人で女優だったルーシアを謎のヴァンパイアに殺され、その時に自分も殺されてしまい、復讐のためにこの世にまた帰ってきた男です。しかし彼は3年経っても恋人の仇を討つことができず、復讐の無意味さに気づきつつあるのですが、彼女に申し訳ない気持ちから復讐をやめることもできずに悩んでいます。……それが彼の疵になります。
SCARRED
by Kanae Fuyushiro Copyright (C) 1995