3−3:アリスルール
アリスに関する説明は、『第5章ワールドガイド』の『アリス』を参照して下さい。ここでは、アリスが関与するゲームルールに関して記述しています。
シナリオ中にアリスを出す場合は、GMは事前に登場するアリスのカードを山札から抜いて隠しておいて下さい。
アリスが登場した場合は、隠しておいた手札を出し、それをアリスのGMCとして扱います。癒しの誓約をPCと結んでいないアリスの演出は、GMが行います。
3−3−1:アリスの能力
アリスは、どの格においても以下の能力を持っています。
3−3−2:癒しの誓約
『アリス』の現在の世界では、人々の多くは、『イヴァンの子』であり、『イヴァンの子の神々』が人々を導いています。PCも『イヴァンの子』として生活をしています。『イヴァンの子』にとって、『アリス(妖精)』は、共に共存していこうと考え、手をさし伸ばさなければならない存在です。アリスは、自分と共存をしてくれると行動をした『イヴァンの子』の一人と『癒しの誓約』を結びます。癒しの誓約を結ぶ事で、『イヴァンの子』である人間は、アリスを守護する義務が生じ、アリスは、その人間に援助を行います。『アリス』の世界では、癒しの誓約を結んだ人間は、一種の敬いの対象となります。
アリスと出会ったイヴァンの子同士での『癒しの誓約』を申し出る優先度は、成人している人間の中で最も年若いイヴァンの子です。これは、より長くアリスとイヴァンの子が過ごせるようにという事からで、成人に満たない場合は、アリスを守り、共に過ごす事が難しいとされているからです。成人している人間が居ない場合は、最も年齢の高い人間となります。
癒しの誓約を結ぶ為には、PCが『アリスと共存し、共に世界を癒す事』に心から同意しなければいけません。(偽りは必ず見破られます)それに同意できれば、アリスは、そのイヴァンの子と誓約を結びます。
癒しの誓約を結んだアリスは、癒しの誓約を結んだPCのプレイヤーの時計回りに隣のプレイヤーが以後は演出します。
3−3−2a:癒しの誓約を結んだ時に起こる事
癒しの誓約を結んだアリスは、モンスター表記1レベルのGMCとしていつでもPCの手助けをしようとします。それとは別に、以下の三つの能力を行う事ができます。
●手札が、この能力を使う妖精の人数分だけ増えます。この力を使っている間、アリスは、他に行動ができません。
●アリスを表すスートの能力値を使って判定をした場合、判定の達成値をアリスの格の分だけ上昇できる。1シナリオに3回まで。この能力を使う毎にアリスのカードに1段階毎のダメージを与える事。セッション終了と共に、このダメージは回復する。(それ以外の方法では回復しない)
●癒しの誓約を結んだPCの受けたダメージを『1段階』判定不要で回復できる。1シナリオに3回まで。この能力を使う毎にアリスのカードに1段階毎のダメージを与える事。セッション終了と共に、このダメージは回復する。(それ以外の方法では回復しない)
3−3−3:アリスの取り込み
オーガンの血が目覚めし人間は、アリスを食らい、その力を己の血肉とし続けようとします。妖精を取り込んでしまうと、取り込んだ人間を殺すまで、妖精は取り込んだ人間の肉体と同化してしまいます。基本ルールでは、PCはこの行動をとる事はできません。(イヴァンの子の魂が、その行動を拒絶します)
妖精を取り込む方法は以下の通りです。
根源の存在とは、アリスを形作っている『世界そのものの力』の事です。オーガンの子達は人界の大崩壊以前、アリスの力を効率よく利用する為に、アリスを根源の存在に無理矢理変質させる方法を編み出したのです。また、アリスは、食らわれる事よりも自ら根源の存在に変わる事を選ぶ事が良くあります。(実質の自殺です)
また、オーガンの多くもアリスを直接食らうよりは、根源の存在に変質させて取り込む事を選びます。それは私達が生きたまま牛を食らうのを避けるのと同じような感覚で避けるのです。アリスを根源の存在に変質させる為には、1日程度、邪魔されない儀式の時間が必要です。
イヴァンの子として成人まで生活を送ったオーガンの子が、アリスを肉を喰らうのは殆ど不可能です。アリスを得ようとしても多くのオーガンの子は、『根源の存在』にアリスを変質させてから吸収しようとします。
3−3−3a:アリスを取り込んだ時に起こる事
オーガンの子は、アリスを取り込み、同化する事によって強大な力を得ます。それは、イヴァンの子の人間達には理解する事のできない忌むべき行動です。彼らは、そんな忌むべき行動を行う事によって以下の有利な特徴から一つを得ます。(アリスを取り込む時にいずれかにするか選択)
▲アリスのスートに値する能力値が、永遠にアリスの格の数だけ上昇する。
▲判定の際に、この能力の為に取り込んだアリスの総数+1の数の札を手札から出す事ができる。(ダメージ判定であっても出す事ができる)
▲アリスを根源の存在に変質させてから物質化する事によって、『2段階ダメージ』を与える武器に変える事ができる。この武器は、アーティファクトと呼ばれる。アリスを二匹を融合させて『3段階ダメージ』を与える武器に変える事もができる。
▲人間の持つ『交感判定』によって、自分の感情を知られる事を完全に防ぐ事ができる。(相手が交感反応に成功しても、当り障りの無い反応を相手に伝えます)
アリスを取り込んだ者は、さらに不利な特徴として以下の特徴を得るようになります。(アリスを取り込めば以下の特徴の全ては重複します)
△取り込んだアリスの力が関与する行動を行う場合、禍禍しい赤い光がオーガンの子を包みます。この現象は、[罪人の烙印]と呼ばれます。
△『オーガンの子』は、体の流れる『オーガンの血』の誘惑に耐えられず、赴くままにアリスを取り込んで力を得ようとする存在となる。前にアリスを殺して、[拒絶の代償]を得ているテリエラの子も『オーガンの子』となる。
△テリエラの子、イヴァンの子も、アリスを取り込む事によっていつでもオーガンの子になり得る。しかし、一度、オーガンの子になれば、テリエラの子、イヴァンの子に戻る事はできない。
3−3−4:アリスの殺害
テリエラの子は、人間達の中に眠る力を呼び起こし、アリスを殺害し、拒絶する事によってテリエラの神々からの力を得ます。その生き方は、イヴァンの子の人間達には理解する事のできない忌むべき行動です。基本ルールでは、PCはこの行動をとる事はできません。(イヴァン子の魂が、その行動を拒絶します)彼らは、そんな忌むべき行動を行う事によって以下の力を得ます。
3−3−4a:アリスを殺した時に起こる事
アリスを一人殺す事によって、テリエラの神々から以下の力の中から有利な特徴として一つを得ます。(アリスを殺した時にどれにするか選択)
▼好きな能力値を+5する。
▼永久に手札が1枚増える。
▼人間の持つ『交感判定』が強化され、自分の感情を知られる事を完全に防ぐ事ができるようになる。(相手が交感反応に成功しても、当り障りの無い反応を相手に伝えます)
▼人間が過去に持っていた魔力が蘇り、何らかの魔法が使えるようになる。
アリスを殺した者は、さらに不利な特徴として以下の特徴を得るようになります。(アリスを殺せば以下の特徴の全ては重複します)
▽体の一部に、蒼く輝く拳大の紋章が現われる。(場所は、様々)この紋章は精緻でテリエラの神々を表すものであり、イヴァンの子はこれを[拒絶の代償]と呼んでいる。
▽『テリエラの子』は、体の流れる『テリエラの血』の誘惑に耐えられず、赴くままにアリスを殺そうとする存在となる。前にアリスを取り込んで、[罪人の烙印]を得ているオーガンの子は、『テリエラの子』とならない。