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鉄人レポート「黒船来る」
99年10月に実施された[第4回RPGの鉄人]レポートです。<著者 Y田>
■マスター紹介
最近は『魔獣の絆』を好んでマスターして人で、「マスター半分、プレイヤー半分」をモットーとしている。「片方の立場ばかり続くと視野が狭くなる」のが大義名分。「ネタが続かない」が本音。
マスターとしては、自称「チクタクバンバン」と呼ぶ「行き当たりばったりのマスタリング」を好む。
今回はマルチテーブルイベント『騎士道』で使用したオリジナルシステムでの挑戦である。■当日のテーブル紹介
「使用するシステムは、クイックストライクのオリエンタルヴァージョン。題して、曙(読み:あけぼの)クイックストライク!(ばばーん:効果音)
(…誰も驚かない。まぁ、いいか)
シナリオタイトルは、「黒船来る」です。もうおわかりですね。この黒船は浮いています。
乗ってきたのは「ぺるり」なる人物ですが、とんでもない事を要求してきたのです!!■シナリオ開始時の状況
横須賀に現れた黒船のぺるりは、親書をたづさえ、幕府には開国を要求。
「来年の訪問時には回答を頂く」との言葉を残し去っていた。
翌年の3月、再び来訪したぺるりは、態度を急変。開国の証として「自らの公家としての地位」を要求した。
この屈辱的な要求に対し、幕府は混乱したが、江戸上上空に浮かぶ圧倒的な黒船の姿を前にたたずむばかりだった。これに対峙すべく送り込まれた忍者部隊の破壊工作によって、ぺるりは殺害される。(PC含む)
「この異様な手応えは一体…」一方、その頃中国からの使者(墨者:PC)が影で日本を守護する2人(修験者と侍:PC)と面会していた。
「この国は狙われています。」ぺるりは『アジアの暗黒』と呼ばれる怨念の力に乗っ取られている。
『暗黒』は、アジア人に対する怨念体であり、日本の指導者を乗っ取り、そこから増殖力を得る。
『暗黒』の目的は、鎖国体勢にあった日本が植民地として、屈服する事を目論んでおり、世界各国に日本を野蛮で危険な国と認識させるべく、画策している。
過去に秀吉に乗っ取り、同様の危機が発生したが、危うい処でPCの祖先によって成敗されたのだった。(本当かよ)とまあ、PCはこんな感じに立場が決まってます。
■集まってくれたプレイヤー (あいうえお順)
O島(真)さん 最近は世界を敵に回しているらしく大変だ。うのたんを盾にして脱出するつもりらしいです。
O島(美)さん プレイ後の話ではあるが、シナリオとかも結構気に入ってくれたみたい。嬉しいね。
T田さん 彼のPCの非道な行いはこの後、すぐ!!
M村さん 髭がなくなっている上にほんのり茶髪。これは間違いなく贋者だ。何でも母親と姉貴に騙されたらしい。
■プレイ開始(PC選択)
キャラクターは能力値とかは決まっている(プレロールドキャラ)である。おかしくない程度に勝手にカスタマイズしてもいいって事で、配られる。
予想通り、墨者が一時的にのけ者になる。(イメージの掴みにくいからか、誰も選ばない)
かくにも、順次キャラメイクを完了させた。■PC紹介
朧(おぼろ)良景 [侍]
かつて日本を襲った事もある『暗黒』なる存在に対し、その封印を行う能力を持つ霊剣泗水丸の伝承者である。
幕府の中でもごく一部ではあるが、彼が動くときには必ず力を貸すように伝えられているらしく、社会的地位が高い。黄子満(ワンフーマン)[墨者]
中国から日本に危機を伝え、力を貸す様命令されてやってきた。修験者と面会する。
ボクジャと読む。体に入れ墨をしている事からそう呼ばれました。
最もバランスの取れたクラスである反面、いずれも専門家には及ばない。(墨者とは?)
中国の忍者の様な人です。泰の時代ぐらいまでしかいなかったみたいですが、
現代モノに忍者が登場する娯楽モノがある様に生き残りがいたなんてのはよくある話だ。
・守りの戦にしか力を貸さない。
・爆薬、毒、泳ぎ、扇動などおよそ知略を尽くして戦う事で約100人分の戦力である。(大げさかな)
・報酬に対する考え方が特徴的で、約束された金額に対し、不足していると「もっとがんばれ」と
の解釈を行い継続して働くが、約束より多いともう充分働いてくれたとの解釈をして去っていく。プレイヤーは、語尾に必ず「…あるよ」を付ける。分かりやすいからいいけどね。
卍(まんじ)竹光 [忍者]
忍者で卍…あの人と同門みたいです。(あの人:ナムコの格闘ゲーム[鉄拳]に登場する宇宙忍者なる怪しすぎる人)
幕府の中でも伊賀にも甲賀にも属さない隠密の中でも格別な存在だが、それ故に人に知られていない。
変幻自在の移動力に加え、戦闘に於いても特に防御が得意である。反面、封印する力を持ち合わせていない。沙々女(ささめ) [修験者]
古来日本を守ってきた存在で一子相伝。不可思議な技を使い仙人や天狗と呼ばれる事もある。
強力な封印能力を持っているが、戦闘が不向きである。
修験者って女人禁制だった様な…なにか巫女的な印象がぬぐい去れないものの。一子相伝の技で男子に恵まれなかった
(ん?どっかで聞いた様な…)」という事になった。■ 『クラス別の役割分担』
簡単に得手・不得手が分かる様に表すとこうなる。
能力値は【剛】【知】【術】【技】【位】の5つである訳だ。
. 侍 忍 墨 修 . 正面戦闘 3 2 2 1 【剛】 正体を見抜き暴く 2 2 2 3 【知】 敵を分析する能力 1 1 2 3 【知】 封印 3 0 2 3 【術】 移動orその補助 0 3 2 1 【技】 侵入 0 3 2 0 【技】 搦め手の戦闘 0 3 3 2 【技】 会話 3 2 0 1 【位】 支援の要請 3 0 0 1 【位】 合計 15 15 15 15 . ◆天の章 ゲームの解説
PCの一同が介した処から始まる。
この時点で分かっている情報をまとめると以下の様になる。1.ぺるりは開国の為に日本のやってくるも。再度、日本に来る途中で『アジアの暗黒』に襲われ、その下僕となる。
2.敵の正体は「肉の芽の主」または「アジアの暗黒」と呼ばれる存在で人間の額に樹木の芽の様なものを植え付けてその人間を支配する寄生体である。
3.敵の目的は日本の占領である。
4.その方法は、社会的な地位のある人物(天○家、徳川家、五条家)の精気や鋭気を「食して」栄養源にする。
5.PCの目的はこの敵を倒す(封印する)事である。
そして、専用マップが公開される。(ばばーん)
拡大コピーで作成したA2サイズの地図上には、情報が必要なポイント2箇所を含め、15箇所の移動ポイントが記されている。■地図の概要
江戸
江戸城紀州
松平家(じょなさまの墓)奈良
(お菊の墓)京都
○皇家<○皇 正室 側室>
五条家<近衛家 九条家 二条家 一条家 鷹司家>
比叡山 羅生門 占いおばば:敵の位置を探るのに協力してくれる。■ プロットシステム
カードを裏側にしてマスターが地図上にトランプのカードをプロットする。
(但し、ジョーカーは1枚のみ)・分配上端数となったカードは地位の高い人物の所在地にセットされる。
・占いおばば・じょなさまの墓・お菊の墓には初期状態ではセットしない。
(マスター判断により、逆襲が発生してからいずれかの所在地がセット地点となる。■ カードの意味
・ジョーカーがボス(アジアの暗黒)である。
・クローバーのマークが肉の芽の侵食が発生している事を示す。
・クローバーの絵札は幹部である。
■フェイズ運用
[マスタープロットフェイズ]
・マスターがカードのプロットを行う。
[隠密フェイズ]
・侵入のスキル所持者のみが行う事ができる。(侍、修験者は不可能)
侵入判定に成功するとその場所のカードを上から3枚(high succes時は6枚)オープンにできる。[所在決定フェイズ]
プレイヤーは所在地を決定する。
[逆襲・妨害フェイズ]
所在地で逆襲や妨害がある場合に行う。
[所在イベントフェイズ]
所在地では発覚チェックを行う事ができる。
〔面会調査〕地位判定を1d20を4回行い、成功数を出す。
目標値にはhigh succusの数を求める場合もある。〔侵入判定〕 侵入のスキル所持者のみが行う事ができる。(侍、修験者は不可能)
[戦闘の発生]
・出現した敵は、数値+5の攻撃・数値+3の防御力・数値分のHPを持つ。(絵札のHPは+10)
封印に成功した敵はドロップアウトとなる。[封印判定]
・印術の判定を行う。ペナルティとして相手のHPがペナルティとなる。
[クリーンアップフェイズ]
マスターはカードを回収する。
・オープンされているカードは上から1枚だけ回収する。
・ジョーカーはオープンされていても回収する。
■各種判定
〔侵入判定〕 侵入のスキル所持者のみが行う事ができる。(侍、修験者は不可能)
〔面会調査〕 地位判定を1d20を4回行い、成功数を出す。
目標値にはhigh succusの数を求める場合もある。〔封印判定〕 印術のスキル所持者が行う事ができる。(忍者は行えない。)
基本的に1ラウンドの行動となる。(侍のみダメージ適用後に即判定が発生する。)
判定は術判定を行い、相手のHPがペナルティとなる。◆地の章(リプレイ)
◇悪の巣窟、江戸(でも、実はこの時の巣窟は松平家)の巻
マスター:と言うわけで、5週間後にはぺるりの帰還しなかった事を知っためりけん国が調査と報復にくるでしょう。
あなた達は、それまでに真の悪の存在を明かにする必要がある訳です。要するにボスを倒せって事です。プレイヤー:なるほど。
マスター:で、地図にも書かれている通り、時間制限は5週間です。1ターンが1週間ですからね。
プレイヤー:ふむふむ。
マスター:では、さっそくですが第1ターンの侵入フェイズです。
卍 竹光:ようし。
黄 子満:あ、オレもだ。
マスター:そ。侵入できるのは、忍者と墨者だけだからね。スキルないとチャレンジもできないからね。
卍 竹光:で、どこにしよか?
朧 良影:やばいのは幕府と○皇ではあるんだけど…
沙々女:どっちも面会が難しそうだよ。
悩むプレイヤー。移動箇所は15箇所もある。
時間制限は5週間だけ。だから、ある程度別行動の必要がある訳だが…卍 竹光:じゃ、怪しいから江戸にしとこう。ここだけ移動に時間が掛かるもん。早めに押さえておきたい。
侵入判定…コロコロ成功。オープンされたクラブのカードは10と11!プレイヤー:げげ!!
マスター :(こっちも)げげ!!
朧 良影:江戸は悪の巣窟かい!
卍 竹光:将軍の髷がピクピク動いているぅ、あからさまに怪しいぃ。
一同:わははははは
黄 子満:僕はこれから行きそうな所で、九条家ね。侵入成功!
マスター:カードはクラブの3がいるね。
プレイヤー:を!!手頃な雑魚を発見!
弱い奴には強い!古来プレイヤーとはそういったもの…勇者ともいうかも。
プレイヤー達は九条家・二条家・一条家を廻り、○皇への面会推薦状をゲット。
○皇への面会を果たし、そこに潜んでいた雑魚を退治します。プレイヤー達は、ボスが封印しても復活してしまう事を知る。なにか方法がある筈だ。
プレイヤー:つまりある程度雑魚を倒さないと情報が集まらない訳ね。
マスター:そゆこと。
プレイヤー:でも絵札の奴はPC並だしなぁ
絵札は幹部であるので、準PC級の強さがある。そして、このシステムはデッドリーでもある。
情報を効率よく集めるには絵札を倒さないと苦しいところもある。◇占いおばばの巻
朧 良影:ぐあああ、これは毒を盛りおったな。
マスター:占いおばばは「ひぇ〜ひぇひぇ。掛かったね。」とか言いながら、おばばの額からにゅるにゅると芽が現れる。
そして「うまくいった様だよ」と言うと奥から只ならぬ眼光の渡世人風の男が現れます。黄 子満:僕は日本食が口に合わないので食ったふりしてて良かったぁ。
卍 竹光:助けに行こうか?(スペシャルアクション[影移動]で、「実はそこにいた」事にできる)
黄 子満:いや、今回は[煙玉]を使う。えい!ぼむん。
渡世人:んむぅ(煙に巻かれる)
朧 良影:ううう、すまない。(黄子満に担がれながら)
黄 子満:まさか、既におばばもやられていたとはな。
渡世人:ふん。この次はないと思えよ。
◇ばてらんの逆襲
マスター:竹林を通り過ぎた所です。合羽頭のばてらんが歩いて来るのが見えます。怪しい目つきな上に額がもぞもぞしている様な気もする。それに懐の膨らみ具合からして…
黄 子満:銃かなぁ
マスター:ちなみに洋銃のダメージは2D8です。
黄 子満:うわ!危なぁ。
マスター:では、不意打ち判定をどうぞ。
朧 良影:成功
黄 子満:成功
マスター:では火薬の匂いが竹林の方からしますね。[援護射撃]ですね。
このスペシャルアクションは、あなたも持ってますよね。朧 良影:なるほど、鉄砲隊は社会地位で命中判定か。
どこにいた事になるの?マスター:ご都合主義で[いた事]になります。
朧 良影:ふむふむ
マスター:では、ばてらんが片手をあげて合図をする処ですが…
黄 子満:ここは[爆弾]を使う。う、ダイス目が悪い。
マスター:では、竹林の一部がふっとんで、1集団がやっつけられます。
マスター:ばてらんは驚きつつも、「ばかめ、別の側にも鉄砲隊を潜ませているのだ」って感じに改めて手を…
卍 竹光:では、そこに登場。こっちも[爆弾]!2ヒット。
マスター:どごーん、どごん。(爆発音)
驚くばてらん。「こうなったら、私自らの手で…」戦闘は防御時のダイス目の良く、ばてらんは意外としぶとい。
卍 竹光は、洋銃でダメージを喰らいます。沙々女:治しといてあげよう。
卍 竹光:さんきゅう。
◇愛は宗教を超えるか?の巻
沙々女:情報調査ぁ、High succese〜!
情報も集まってきた。
どうやら、じょなさま(じょなさんが本名だが、こう呼ばれている)なる人物の怨念を源にしてボスは復活する事、じょなさまは鎖国時代に離ればなれになった妻のお菊に遭おうとして志し半ばに死んでしまった異人さんらしい。卍 竹光:このまま、じょなさまの墓に行っても納得してくれないじゃないかなぁ。
先にお菊の墓を廻ろう。沙々女:なるほど
マスター:…(鋭いな)
急ぎ、奈良のお菊の墓へ向かう。
沙々女:幽霊とかって見えるの?
マスター:霊感って事で術で判定してちょうだい。
沙々女:成功
マスター:では見えます。じょなさま、じょなさまとつぶやいてます。
沙々女:じょなさまにもう一度合いたくはないですか?
お菊の幽霊:じょなさまにもう一度会えるなら私は喜んで三途の川を渡りましょう。
朧 良影:もう渡ってるんじゃ…。
黄 子満:いや、渡ってないから幽霊なんだよ。
沙々女:さて、どうしよぅ。
卍 竹光:これだよ、これ。(キャラシートの[ひょうたん]を指さす。そこには「人間か霊を1人をひょうたんの中に封印・解放できる。同時に封印できるのは1人だけ。HPの残っている相手は術抵抗を試みる場合がある。」と書かれている。
沙々女:なる(ほど)。じゃ、マスター、[ひょうたん]使います。
マスター:はい、お菊は抵抗はしませんので、ひょうたんに入りました。
卍 竹光:よし、次だ。じょなさまの墓に向かう。
マスター:トヨタのセリカの宣伝にでてくる様な感じの髭のある、かっちょええ外人の兄ちゃんの幽霊です。
黄 子満:金髪の外人の幽霊って違和感ありまくりだね。
沙々女:ええっと、会話は通じるのかなぁ。
マスター:便宜上、字幕スーパーが出ます。Okiku,I miss you(訳:お菊に遭いたいのう)とか言ってます。
沙々女:もう一度お菊に合ったら成仏してくれる?
じょなさま:I hope it. But,it's impossible. So I hate this country,so much.(訳:そうしたいのはやまやまじゃけど、むりなことはしっとるんじゃ。じゃけー、わしゃー、この国ぉ恨んどるんじゃぁ)とか言ってます。
沙々女:それができるといったら?
じょなさま:Unbelievable!(訳:ほんまなんかぁ)
沙々女:じゃ、お菊をひょうたんから出します。
お菊:ああ、じょなさま
じょなさま:Oh,Okiku〜,Wonderfull!Nhh(訳:うおお、お菊〜!すげーぜ、まったくすげーぜ)
マスター:てな感じにしばらくは、いちゃついてますね。
沙々女:じゃ、ひとしきり落ち着いた処で、二人とも浄化させて頂きます。
黄 子満:ところでこの二人同じ天国に行けるの?キ○スト教と仏教だろ?
じょなさんは雲の上に浮かんだイ○ス様に、お菊は阿弥陀○来に向かって昇天していく様な…一同:ぎゃはははは
お菊:あ〜れ〜、じょなさま〜
じょなさま:Okiku〜,where is your heaven〜!!(意訳:お菊ぅ、宗教がちゃうぞぉぉぉ)
沙々女:いい事したなぁ
朧 良影:そうかなぁ
こんな一幕もありましたが、ボスの復活能力は食い止めました。
あとはボスを探し当てるのみ。でも時間制限はあと1週のみ。◇マスターもびっくり!決戦!比叡山
卍 竹光:とりあえず、いざとなったら[影渡り]でバンバンめくっていくから…
マスター:…(もうやばいと思うけどね)
卍 竹光:では、侵入先は比叡山。うっし、high succeseだ。
マスター:では、オープン。おや?(オープンされたカードは13とジョーカーがいる)
卍 竹光:あ、いた。
マスター:あ!!
卍 竹光:あっけなく見つけちゃった。
マスター:では比叡山では額に6つの印のある、たくましい男が…
プレイヤー:(笑いながら)それ、宗教ちゃうよ
プレイヤー:(笑いながら)それじゃ、中国拳法映画だ
マスター:え?そうなん。ま、いいじゃない(あくまで、実在の比叡山とは全く関係ありません)
マスター:では体格のいい僧侶の1人が「どうやら嗅ぎつけられた様でございます」
僧正らしき男が「ふん、忌ましい奴らめ。だが…、こちらも手を打ってある」
そういうと現れたのは、柳生の男。パラメータを初期公開している強敵NPCである。
その男の額にもにゅるにゅるしたものが生えているね。プレイヤー:(笑いながら)柳生の男も髷はぴくぴくしてる?
マスター:(笑いながら)してるよ
マスター:では所在決定フェイズです。
プレイヤー:勿論、全員ここ(比叡山)だ。
僧侶達(雑魚)との戦闘でぼろぼろになった朧良影(侍)
マスター:さっきの爆弾で雑魚全員とクィーンの女が死にました。ですが、柳生の男が残っています。
黄 子満:さすがに近寄りたくないなぁ。余っているから、爆弾なげまくりじゃ〜。
ダイス目の悪さもあったと思われるが、侍のHPは厳しい状態だ。
一騎打ちの様相を呈するも、忍者、墨者にとってはきれい事なんて通用しない。卍 竹光:苦内でhigh hit!
一騎打ちなんて関係ないね、忍者だもん。黄 子満:だよね。こっちも命中だ。
マスター:痛い、痛い。
卍 竹光:「これを飲め」といって、[治癒の秘薬]を朧に投げる。(助けに入る訳ではない)
朧 良影:うう。助かる。
マスター:柳生の男の攻撃…命中。
朧 良影:防げないし…
ダイス目の悪さもあったと思われるが、侍のHPはかなりやばくなってくる。
マスター:柳生の男の攻撃が外れ…では[実は命中]を使用します。これは次のラウンドの最初にいきなり意外な処が切れて、ダメージがきます。
プレイヤー:うわ、汚ねー
マスター:え?このスペシャルアクションはPC侍も持ってますよ。
朧 良影:ほんとだ。
マスター:相手さんの攻撃はhigh hitだ。ダメージは13点。
朧 良影:このラウンドにやっつけないとマジでやばいな。うりゃあ、コロコロ…20(攻撃失敗)
あうう。プレイヤー:やっばー
マスター:厳しいね。
朧 良影:マスター、この手のスペシャルアクションは今すぐ使えるの?
マスター:OK
朧 良影:なら[実は命中]!
マスター:了解。ダメージは次のラウンドの最初です。それまで「切られている事に気が付いてない」状態でダメージもその時に算出しますんで、よろしく。
朧 良影:んじゃ、そこへ[援護射撃]!
マスター:ええっ、そこで鉄砲隊ですか…?!
プレイヤー:(驚きと笑い声)
朧 良影:うん。やる。
マスター:では、君がさっと手を振ると草むらから、あらかじめ配置していた鉄砲隊が一斉に火を噴きます。
ダメージは合計で16点かぁ。そこで、このラウンドは終了です。
次のラウンド。柳生の男は「おのれ、卑怯なマネを…」とか言ってます。そこで[実は命中]のダメージが来ます。朧 良影:ええっと12点。
マスター:止めになります。
沙々女:こ、これは非道いな。
マスター:[実は命中]はかっこいいアクションなんだが…[援護射撃]のおかげで映えないなぁ…
卍 竹光:刀のダメージってあったっけ?
黄 子満:最後のは一応、刀のダメージではあるな。
マスター:浮かばれない死に方かもね。
さて、暗黒と対峙します。
もうちょっと危ない場面(地位のある人間に取り付いた状態)での登場があるものと想像していた為、ボスである『アジアの暗黒』の強さは(PCにとっては)さほど危険でもないのだった。苦内がざくざくに刺さった状態で封印されましたとさ…。
◆無用の章(時間が余ったのだった)
時計を見ると16時。TGCのプレイ完了時間は18時だったりする。
スピーディーな展開にはしたつもりだったが、この終了時間は予定外…まだまだ遊びたりなさそうなプレイヤーの眼差し…
マスター:では、休憩後、続編をやります。
中国で活動してきた『暗黒』達は中国仙人や墨者の仲間などに破れ、(彼らにとっての新天地である筈の)日本へのやってきたのだった。(ばばーん!!:効果音)
江戸城上空に出現した黒船。どうやら向こうでもめりけん国の奴らに乗っ取ったみたいですね。
しかも、敵さんはすでに将軍を人質に黒船に連れ去っている。
プレイヤー:それを知ったのはいつ?
マスター:近畿地方にいたからね。幕府の早馬かなんかでしょうけど、あなた方がたどり着いてみるとこの状況って訳です。
プレイヤー:ふむふむ、なるほど。
かくして江戸城の真上にいる飛行船に乗り込むべく、先の飛行船の分析現場へ向かった。
マスター:長崎のからくり屋は「エーてルを水車で掻く事で駆動している事は分かるのだが、このぶりゃっくぼっくす内のふりゃぁほゆいるを動かす動力源が分からないのだよ」とか言ってます。
黄 子満:ううむ、この[世界知識]って技能で知力判定出来ませんか?
マスター:OK
黄 子満:よっしゃ、成功。「分かったあるね。[気]が込められてないからあるよ。」
マスター:む、そうだったのか。おお、確かに動き始めた。すごい、すごいぞぉ
卍 竹光:やっぱ、黒船に突撃がいいなぁ。
マスター:(そう)だな
マスター:では、突撃した場面からです。
江戸城上空に浮かぶ黒船の土手っ腹に別の黒船(元はぺるりの黒船)が突き刺さりました。黄 子満:みんな無事か?
あくまでクライマックスな場面なので、時間は余っていても展開は早い。
マスター:甲板上に現れたのは、ボスとその手下に加えて、真田幸村のゾンビです。手下は20名程いる。
ボスは、中国を乗っ取ろうとした奴だ。真田幸村のゾンビは甲冑姿です。[戦慣れ]スキルのおかげで鎧の過重ペナルティが半分になっている。プレイヤー:これは手強いな。
黄 子満:情け無用で爆弾攻撃!
マスター:「こいつ(将軍)の命が惜しければ…」
黄 子満:オレ、あんまり関係ないし…やっぱり爆弾!!
これまで不発(ダメージが低い事)の多かった爆弾もこんな場面では大爆発(目が走る)!
真田幸村のゾンビをまたも[援護射撃](乗ってきた黒船の大砲から発射された大砲)を使い、最後まで「効率よく」倒したりしながら…マスター:ボスは怒りながら呆れているし、将軍の方は怖れおののいてるね。
プレイヤー:ま、一緒に殺されかねないからなぁ。
沙々女:マスター![ひょうたん]使います。
マスター:へ?
沙々女:将軍に入って貰います。
マスター:ええっと、一応抵抗はあるんだけど、将軍の現在の心境はどう考えても「この場から逃げ出したい」だろうから…抵抗が発生しないな。
沙々女:はい。じゃ、キュポン!って入れます。
卍 竹光:そんな音するんか?入りたくないなぁ。
黄 子満:きっと西遊記のアレみたいに暗くて酒が入ってて…
沙々女:銘酒「将軍」の出来上がり
プレイヤー:やっぱ、溶けるのか?怖ぁ〜
かくして人質は無事(?)回収した。
マスター:ボスは「おのれ、怪しげな技を〜」とか言ってます。
プレイヤー:ううむ、否定できんな。
卍 竹光:さあて、この時に為に[影移動]は残していたのだ。
[苦内]を投げる!さらに[影移動]で移動して、[苦内]を投げる!さらに[影移動]で移動して…マスター:何回できるの?
卍 竹光:3回。
マスター:あうう
卍 竹光:できれば八方向から投げたかった。
マスター:では、判定をします。最初の苦内は銃で防ぎましたね。
卍 竹光:む、こしゃくな。では、予定通り[影移動]!
マスター:相手さんの知覚判定は失敗。
卍 竹光:じゃ、背後からです。
マスター:+6の命中判定です。
卍 竹光:う、目が悪い…只の命中
マスター:こっちも、防げなかったりする。
卍 竹光:さらに[影移動]!
マスター:知覚力判定には…成功。「あっちから飛んできて…こっちだったから…今度はこっちだ」とか言い加減な方向にぐるっと顔を向けると君と目が合う訳だ。
卍 竹光:の゛!(驚きの声)…でも苦内を投げる
マスター:(せっかく振り返ったのに)当たるし。
沙々女:えい![封印]をやっちゃえ
マスター:ボスの残りHPはまだ17点もありますよ。この数値が封印のペナルティになりますよ。(結構、成功するかもな)
沙々女:じゃ、やる!
朧 良影:え?絶対に成功しない様な…(沙々女のキャラシートを覗いた後で)げ!術発動が26もある…。
沙々女:えい!ダイス目は、6だから成功!
マスター:ぎゃぁぁああぁあぁぁああぁ
マスター:かくして、日本は守られました。この後、日本はめりけん国さんにそれなりの申し開きをして、結局の処は開国する事になるんでしょうけど、そこはあなた方の仕事ではありませんね。
プレイヤー:将軍がするのかなぁ
マスター:将軍は大政奉還を行いますからね。なんでも「もう、権力はこりごりだぁ」とか言っていたと…
プレイヤー:誰のせいだろなぁ
マスター:知られざる歴史の裏舞台はこうだったのだ!
プレイヤー:強引な展開だな
こうして笑いの連続であったテーブルは無事終わったのだった。
参加してくれたプレイヤーさんもお疲れさまでした。
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