「桜夜万華」(さくらやばんか)・・・山田 銀太郎
「『価値観』の話」
う〜む、一応T・RPG系の会誌なんで、それっぽいことから書き始めようか。
T・RPGやってて最近思いさらされるのは「人と自分の考え方がどれほどに違
うのか」ということだねぇ。価値観の違いってやつ。
私は「シナリオ、ストーリーが楽しめればそれが一番良く、その他の『要素』
はシナリオ・ストーリーを補助する為に存在する」と思っているので、GMとし
てもそれを反映したゲーム造りになってしまう。
でもそれでプレイヤーに楽しんでもらえるゲーム造りになっているのかというと
、そういうものでもない。彼等には彼等の『価値観』があり、私がおもしろいと
思っている事が、彼等にもおもしろいというものでもないのである。
こう言うのってコンピュータRPGなんか見ても、いかに個人個人が違うのかっ
て思う。
私は前述した通りの男なので、コンピュータRPGもシナリオをできるだけ楽
しめるように、攻略本片手にゲームをやったりしないし(わからん時は別)必要
以上にアイテムに固執したりもしない。でも現在は攻略本が発売日当日に売り出
され、大量に買われていくようだから、そういう人達のほうが主流になってきて
いるのだろう。
「ストーリー分かってたら、楽しみも半減するだろうになぁ…」と思うの
は、私の『価値観』。
個人の『趣味』による一般の『価値観』なんか、私から見ればすごく偏見に満ち
ているように見えるし……。
ゲームや漫画等の趣味は、どちらかというと世間一般では「レベルの低い、単純
、悪い」というイメージで見られがちである。
逆にクルマやバイク、音楽器等だと「ランクの高い、難解で、良い」だと見られ
る。なんでやねん。
これはモロに大人の『価値観』が反映している。ゲームや漫画は子供のする事で
あるから低俗で価値が低いと思われている。クルマやバイクは大人がやる事なの
で高尚で価値が高いと思い込んでいるのだろう。愚かだねぇ……。
『大人』趣味をしている者達の中に(それだけとは限らないけど)自分達は世
間から認められた趣味の持ち主とばかりに)『子供』趣味の事を軽んじる発言を
する輩もいるが、彼等は人の価値観を認めないという事が、自分達の価値観自体
をも否定しているという事に気付いているのだろうか? だって『存在』するこ
との『価値』を否定しているんだもの…まあ、『子供』趣味の者の中に、否
定したくなる思想の持ち主達がいる事も事実だけど…なんか違うな。これ
を書く為に『価値観』の話をしてるんじゃなかった。まあ趣味なんてものは本人
が心地よく楽しむ行為なんだから、犯罪につながる趣味以外は他人がとやかく言
っちゃあだめよ。それも『価値観』の違いってやつよ…さあ、話を戻そ
う。
趣味の世界、我々T・RPGで遊ぶ集団は、T・RPGの『価値』を知ってい
るから友達になったりしたんだわさ。別の言い方をすれば『価値観』が近いから
お互いを理解することができたんだっちゃ。
「類は友を呼ぶ」というのは、現在では「同じような人間は自然と引き合う」
という意味にとられているが、本当のところは「人間は一人では生きていけない
から、自分と『価値観』の近い人間に接近し、理解を求め、互いに存在を成立し
あう」為に集まろうとしているんだから、別に不思議でもなんでもないんだな、
これが。
そんな『価値観』が近い者同士『友達』でも、当然全部の『価値観』が同じ訳じ
ゃあない。部分的にまったく違っていたり、同じ様な『価値観』でも微妙に違っ
ていたりする。
私の創造するゲーム世界とプレイヤーの創造するゲーム世界が
違うように…そんな時どうしたら良いのか。
『協調』し『妥協』するしかないんだろうなぁ。
もっとも『協調』している間はうまく『価値観』が作用しているから、友達付き
合いもスムーズにいくんだろうけど、『協調』よりも『妥協』の方が優先するよ
うになったら、もう終わりなんだろうね。
GMから見れば、妥協しプレイヤーの望むシナリオばっかしやってたらつまん
ないだろうし、プレイヤーも妥協して、GMの趣味のシナリオばっかやらされた
らたまらんだろう。どちらか一方が相手を必要としなくなったら関係はそれまで
、お互いの『価値観』は違っていたのだとあきらめるしかない。
そうならない為にも普段からお互いを『協調』できるような環境を自分達で造り
、ゲームを楽しくできるように努力しなければならないねぇ。
この話、おもしろい? …何が言いたいかわかんない? …やっぱり。
自分で書いてて訳が分からなくなってったくらいだから…申し訳ない。
偉そうな事書いてるけど、本人が一番分かってないのよ…(トホホ)
終わりです。
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