あとがき
どうも。本書のまとめ役、というか編集役を務めさせていただいた、菅野=のび=和民です。
ただ単に小説の作者の皆さんから原稿を集め、それをワープロで打ちなおしてまとめあげるだけの役割な
のですが、何分ユニットを組んでから初めての活動ということもあって、いろいろと問題があったりして、
思った以上に時間がかかってしまいました。
ですが、なんとかこれが仕上げの原稿となりそうです。
もっとも、本来あとがきはなしにするつもりでした。ですが、印刷の都合とかなんとかあってページが少
々あまりました(とは言え、もう一本お話を載せるほどのこってない)ので、せっかくだからということ
で、僭越ながら、ぼくが紙面いただくことになりました。
まず、『ユニットRPG』について少しばかり説明をしたいと思います。
「はじめに」で、宮楽坂風貴が2つのサークルのユニットをつくったと、ご紹介しています。もともと
『DRAGON NADE!』と『STUDIOすなどけい』は別々のサークルなのですが、ふとしたき
っかけから合同誌を出そうという運びになりました。そういう流れで結成したのが、この『RPGユニッ
ト』です。RPGという名を冠しているところからもお分りかと思いますが、母体の2サークルとも、本
来はテーブルトークRPG関係のサークルです。ですから、『RPGユニット』の活動も、基本的にテー
ブルトークRPGに関連したものをつづけていくつもりです。
そんなわけで、まずはファンタジー世界を舞台にした短篇小説集を出版しようということになり、その
題材としてファンタジーのシンボルの一つである『剣』をえらびました。 筆者である五人ともが、テー
ブルトークRPGの雰囲気たっぷりに面白く描いてくれました。
こんなところからも、RPGの魅力を少しでも感じていただければ、とてもうれしく思います。
ところで。
五つの個性が、『剣』という題材のもとに集ったこの本。
いかがだったでしょうか。
『剣』から連想されるのは何でしょうか?
力、権力、名誉、勇気、残虐…それこそ、剣を手にする人の数だけ、いえ、それ以上にいろいろとあるこ
とでしょう。それはあこがれの対象であるかもしれないし、心のよりどころであるかもしれません。また、
人によっては嫌悪感を抱いたり、陳腐なものだと思うかもしれません。
でも、ファンタジーのファースト・アイテムはやっぱり『剣』です。
槍でも、斧でも、弓でもなく…。
ただの武器ではない『何か』が、そこにはあるようです。
そんな『何か』を、五人の個性あふれる人たちが小説にしてくれました。五本の作品たちの中には、さま
ざまな想いがこめられていることでしょう。
この本を読んでくれたあなたに、そこから何かをくみとってもらえたら、きっと素晴らしいと思います。
あなたは、剣にどんな想いをかけますか…?
最後に…
この本に関わってくれた人たちに、
そして、この本を手にとって読んでくれた人に、
ありったけの感謝をこめて…
一九九五年 六月 六日
菅野 和民
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