☆五竜亭RPGリプレイ「ガルフネットの一番長い日」☆

第五話 迷宮探検記


☆前回までのあらすじ☆

 莫大な借金(約金貨1億9千万枚)を返すべく、『古代アウグス王国』の地下迷宮に乗り込んだガルフ、フンバルト、ケドの三人。
 護衛のセトモノ兵士を蹴散らし、『ダンスの間』を踊りで突破し、ついに迷宮奥の部屋で純金の錠前の下りた扉を発見した。
 果たして扉の向こうには何が……?


フンバルト 「…みたか、こんな錠前など一刀両断であるぞっ! うははははは(戦闘が少ないので、かなりタマっているらしい)」
ガルフネット 「あ〜あ、もったいない…」


 などと言いつつも、ガルフは「取り立て君」(しばらく忘れられてました、ガルフに付きまとう借金取り立てマシーン)に金塊を納めます…
 まあ大した額にはなりませんでしたが…。


ケド 「さあ、それじゃあいよいよ扉を開けてみましょう!」
フンバルト 「よし、では我輩が…」
GM ゴゴゴゴゴ…………扉が開くと、なかからまばゆい光があふれた!。
一同

おおっ……!(ワクワクしている)
GM 部屋の中は立派な大理石の装飾がなされているね。
そして突き当たりの壁には巨大な黄金のプレートが輝きを放っている!




さあ、一同喜んだ!


ガルフネット 「……や、やった……!!」
フンバルト 「そ、それでプレートには一体何と書かれておるのだ?」
ケド 「え、えーと…(ダイス振って判定に成功!)何々……『おお、この地を訪れしアウグスの末裔よ、先人の過ちに学び……』
ガルフネット 「…ちょっとケド、ケド。そんなまだるっこしい所はパスして、もっとかいつまんで読んでえな(笑)」
ケド 「…あ、はいはい……これにはアウグス王国が滅亡したいきさつについて書かれていますね…
 …どうやらアウグスは豊かな生活に溺れたために、国力が衰えた所を蛮族の襲撃に遭って滅亡したようです……
 …それから、いずれここを訪れるアウグスの末裔に、『ここに残された富で国を再建せよ』とも書かれています」
ガルフネット 「はいはい、内容が分かればこんなプレート、用済みや。おい取り立て君」
GM 「何デショウカ?」
ガルフネット 「持ち主のアウグス王家が絶えた今、このプレートは発見者のウチのモンや」
GM 「ハイハイ、…財産価値サンシュツ…完了…金貨10万枚デ、サシオサエ〜!!」
ガルフネット 「な?! 何やて、たった10万枚やて? もっと勉強せんかい!(笑)」
ケド 「そんな事よりガルフさん、せっかくの考古学的遺品になんて事を………!」
ガルフネット 「やかましいわい! おまえは金貨2億枚っちゅう莫大な借金抱えたウチの気持ちなんか分からへんのや。
 ウチからカネを奪のは、魚から水を奪うに等しい事なんや!」


◇ ◆ ◇ ◆ ◇


ケド 「はあはあ……ガルフさん、もう無意味なケンカはやめて、もう少しこの部屋を捜索してみませんか?」
ガルフネット 「ぜーぜー……そ、そうやなケド。隠し扉でもあるかも知れんしな……。」


 三人で部屋を捜索してみると、プレートの外れた壁に文字が刻んであるのが見つかります。


GM はい、今度はガルフが解読に成功、と。
ガルフネット えーっと…

『この富の山を訪れし者よ、汝がアウグスの者にあらざれば、天の涙の裁きあるべし』

…げっ、なんやこれ?!
ケド 「な、なんだかめちゃくちゃ危なそうな文句じゃないですか!」
ガルフネット 「それにさっきのプレートにも書いてあったこっちゃけど、『富の山』とか言うても、それらしい宝なんか無かったで」
ケド 「ガルフさん、それよりも後の『天の涙の裁き』の方が大事でしょう!」
ガルフネット 「それもそうやな。…確かあの水晶玉にもそんな事が書いてあったような…」
フンバルト 「はて、『天の涙』と言うと…雨の事であろうか……?
GM (ひっひっひ、考えてるな…)


……考えることしばし……


ガルフネット 「あ!」
フンバルト 「どうした、ガルフ?!」
ガルフネット 「確か、ウチらがこの山に登ったとき、山のてっぺんがどでかいスリバチみたいに凹んどったっけなあ…
 …その底からずう〜っと降りて、少し上がって………」
フンバルト 「うぐっ?! するともし、『天の涙の裁き』が雨のことだったとすれば……」
ケド 「雨水が全て階段から流れ込んで…迷宮が…水没………?!」
ガルフネット 「え、えらいこっちゃ、ウチらがここに入ってから、戦ったり踊ったり、かなりの時間が経ってるでぇ〜!!(慌てふためく)」
GM ………(会心の笑み)


 ついに全貌を現したGMの陰謀、もといダンジョン最大のトラップ!
 実はこの山には、アウグスに関わりない者が入山すると、雲を集め、一帯に大雨を降らせる呪いがかけられていたのでした
 (ふもとの村人はそうとは知らず、ここを雨乞いの山と思っていたのです)。
 一行はあわてて来た道を引き返しますが…。


ケド 「ああ、やっぱりだ。僕らが登って来た階段が水没してますよ〜(オロオロ)」
フンバルト 「こりゃいかん、すごい勢いで水かさが増して来るぞ……どうするガルフ?」
ガルフネット 「どうするって…まあ、泳いでも出られへんやろうし(ちなみに階段の下に転がっていた死体は、それをやろうとした人間のものです)
 …それにウチのもってる魔法は『ファイアーボール』やら『飾り木』やらしか無いがな…
 しもた〜、『テレポート』か『えら』の呪文でも持って来るんやった……!」
ケド 「いったん奥に逃げるしか無いですね……」


 一行はストーンゴーレムの部屋まで戻ります…
 …が、そんなことで増水から逃れられるわけはありません。
 水かさはどんどん増して、ついに迷宮最深部までを浸し始めます……!!


ガルフネット 「あーどないしょー、もう腰ン所まで水が来たがな〜!(悲鳴)」
フンバルト 「仕方ない、あの天井の穴に逃げ込もう…逃げたからどうなる訳でもないが……」
ガルフネット 「うん………よっしゃ。ほなまずウチが『浮遊』の呪文で上がって、ロープを垂らすで……
 …(呪文を唱える)………ほれ、ケド来い!」
ケド 「はいッ!」





 GMはガルフに引き上げの判定をさせます。


ガルフネット 「よっしゃ、成功!」
ケド 「ハアハア…これで少し寿命が延びた…」
GM ところで、下じゃフンバルトが水没しかかってるけど?(笑)
フンバルト 「?!…おい二人とも! 早くせぬかっ! もう水がここまで…ぶくぶく……」
ケド 「うわーフンバルトさん! 早くコレにつかまって!(ロープを投げるしぐさ)」


 フンバルトはロープにつかまりますが、装備のあまりの重さにケド&ガルフの力では持ち上がりません(お約束ですね)。
 …結局すったもんだのあげく、ガルフの『ウチはか弱い乙女やで!』のセリフ技能が炸裂!えフンバルトは一命を取りとめます(笑)。
 が、三人が周りを見回してみると……


一同

い、行き止まり………?!


 絶望の三人。
 必死に辺りを探りますが、周りは頑強極まりない岩盤………どうにもなりません。
 そうこうするうちに……


ガルフネット 「ああ、もうあかん! とうとうここまで水が来てしもたがな〜」
ケド 「わー助けて助けて〜! ドンドンドン(岸壁を叩くしぐさ)死にたくないよ〜! ドンドンドン(引き続き叩く)」
ガルフネット 「あ〜もうどないすんねんな〜……こらフンバルト! あんたも少しは頭働かしたらどないなんや!」
フンバルト 「そ…そんなことを申しても………
 ……え、ええい、こうなったらヤケだ! この岩石めっ! 我が愛剣スターホーンの露にしてくれるわぁぁぁっ!!!!」


 ついにヤケを起こしたフンバルト(ちなみに『ヤケを起こす』はあらかじめ与えられたアクションです)。
 しかし、いかにフンバルト自慢のスターホーンとはいえ、岩盤を斬り破る事など不可能でした…が………


フンバルト 「やはり駄目か、無念………ん?!」
ガルフネット 「…どないした、フンバルト?………お?……ああっ?!」
ケド 「え、何ですか?……こっ、これは?!」


 ついに完全水没への秒読み段階に入った古代アウグス王朝の迷宮。絶体絶命のピンチに陥った三人が、最後の最後に発見した物とは一体何だったのか……?
 果たして奇跡の大脱出劇は起こるのか…?
 そして、ガルフの借金の行方は…?


 ついに次回、堂々の最終話!!

《つづく…》


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