麦蒔きの月、五日(10月5日)
今日は彼女の誕生日
お祝いの日です
ケーキの日です
プレゼントの日です
そう、今日は年に一度のおめでたい日
…だったはずなんですが……
| GM | さて、今日は麦蒔きの月五日…そう、ガルフネットの誕生日です。 | |
| A君 (女魔術師 ガルフネット) |
「おお、それはめでたい。さーみんな、今日はウチの誕生日や、プレゼントちょうだい(笑)」 | |
| Bさん (騎士フンバルト) |
「むむむ…我輩、そんなことはすっかり忘れておった(笑)」 | |
| Cさん (魔法学院生 ケド) |
「ああ、そういえば今日はガルフさんの二百何回目かのお誕生日でしたね(笑)」 | |
| ガルフネット | 「アホ、まだ22回目や! 来年も、再来年もウチの誕生日はずうっと22回目なんや、よう覚えとくんやで、ケド!!」 | |
![]() 今回はフンバルト、ガルフネット、ケドの三人でゲームが展開します。 本当はD君と いうプレイヤーも参加するはずでしたが、今日は欠席(おかげで予定が狂ったぞ)。 まあ、ゲームの方はうまく盛り上がってくれたようです。 |
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| GM | さて、プレゼントのことで散々モメていると、五竜亭の扉が開きます。 「ちわぁ、トライアル運送で〜す。ガルフネットさん、いらっしゃいますか?」 |
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| ケド | 「あ、運送屋さんだ」 | |
| ガルフネット | 「一体何の用や?」 | |
| GM | この兄ちゃんはエドガー。五竜亭によく来る運送屋さんで、皆さんとも顔見知りです。 「あっ、ガルフネットさん、おとうと弟子のラディール様より、お誕生日のプレゼントが届いております………よっこらしょっと」 と、エドガーは一抱えもあるようなプレゼントボックスをテーブルに置きます。 |
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| ガルフネット | 「おお、あいつからか。えーと、受取のサインはここでええんやな?」 | |
| フンバルト | 「こりゃまた大きな箱だな」 | |
| GM | それからエドガーは小さな箱をその横に置いて、「こっちは私から…」 このエドガー、礼儀にはきちんとした男ですよ。 |
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| フンバルト | 「むむむ、礼儀と言われてはこの我輩、黙ってはおれまい(笑)」 | |
| ガルフネット | 「あんたの礼儀はややこしいから、いらんわ(笑)。…それより、すまんなエドガー、あんた出世するでぇ」 | |
| GM | 「いえいえ」 | |
| ケド | 「ところでガルフさん、この差出人のラディールさんって、どんな方なんですか?」 | |
| ガルフネット | 「うん、あいつはな……」ってプレイヤーはそんな奴知らんで(笑)。 | |
このラディールと言う人、200年あまり前にガルフネットと同門になった男で、いまはセルフィスの町外れに住んでいます。 魔術だけでなく兵術にも長けた人物ですが、ガルフのように不老不死の体では無いので、当然、ものすごい年寄りです(でも、むちゃくちゃ元気)。 |
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| ガルフネット | 「…とまあ、そんな奴や」 | |
| GM | なお、この人は元々はケドの様に真面目な性格だったけど、ガルフのせいで策略の達人に生まれ変わったとかなんとか…(笑)。 | |
| フンバルト | 「………」(あきれている) | |
| ケド | 「変わりませんね、ガルフさん…」 | |
| ガルフネット | 「えええ、黙れ!奴にはちょいと世間の厳しさを教えてやっただけや! そんなことより、箱を開けて見ようやないか」 | |
| GM | で、どっちから? | |
| ガルフネット | 「そらもう、デカい方に決まっとるがな(笑)…どれどれ……」 | |
| ケド | 「わー、一体何なんだろう?」 | |
| GM | …ガルフが箱を開けると、突然辺りに閃光がほとばしった! | |
| フンバルト & ケド |
「?!?!」 | |
| ガルフネット | 「わあ、何や何やぁ?!」 | |
| GM | 閃光の中から現れたのは、銀色の金属球に一つ目と翼と尻尾をつけた、奇妙な物体だ。 「ハジメマシテ、がるふねっと様。ワタクシ、らでぃーる様ヨリ派遣サレマシタ借金取リ立テましーん、『取リ立テ君』ト申シマス…」 |
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| ケド | 「なんだこれ?!」 | |
| ガルフネット | 「え…何のこっちゃあ?」 | |
| GM | 「らでぃーる様ヨリノ借金ノ返済期限ガ参リマシタノデ、ワタクシ参上シマシタ…」 |
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| ガルフネット | 「フンバルト、モンスターや!やってしまえ!!(笑)」 | |
| フンバルト | 「…いや、こんな礼儀正しい言葉遣いの奴を斬るわけにはいかぬ(笑)」 | |
![]() 「取り立て君」は周りを全く無視して、背中から明細書をプリントアウトします。 それによると、借用額は金貨1枚、利子率は年1割、なのですが… |
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| ケド | 「あれ、ちょっと待ってください。金貨1枚が年1割の複利で200年経つと…」 | |
| GM | 「借用ヨリ200年ガ経過、従ッテ請求額ハ金貨一億八千九百九十万五千二百七十六枚、オヨビ銀貨5枚トナッテオリマス。 …ナオ、契約ニヨリ、がるふねっと様ガ鼻カラそーす焼キソバヲ召シ上ガラレタ場合、借金ハ帳消シトナリマス。 イカガナサイマスカ?」 |
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| ガルフネット | 「?!…そんなカネ、あるわけないやん。仮にあっても払うかいな(笑)」 | |
| フンバルト | 「ほう、200年も経つとそんなになるのか、数字は恐ろしいのう(笑)」 | |
| ケド | 「………ねえ、ガルフネットさん、本当にそんな借金したんですか?」 | |
| ガルフネット | 「し、知らん知らん! ウチは知らんでぇ!!」 | |
必死に否定しようとしたガルフネットでしたが、「取り立て君」のレーザー攻撃によって、「昔のことを思い出す」のアクション (GMがあらかじめ各キャラに与えた行動で、その行動は自動的に成功する)を使う気になります。 |
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| ガルフネット | 「…思い出した…確かに200年前、ラディールに金貨1枚借りた… あとシャレで『返せなんだら鼻でソース焼きそば食うたる』って言うた、確かに言うた…」 |
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| ケド | 「しかし、何で200年も放っといたんですか、ガルフさん……!」 | |
| ガルフネット | 「いやな、一年してあいつが取り立てに来たとき『必ず返すとは言うたが、いつ返すとは言うてない。 100年、いや200年もしたら返したる』言うてやり込めたんや。 …あん時はウチ、あいつがあと200年も生きられるとは思わんかったさかいなあ……」 |
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| フンバルト | 「ガルフよ、そこへなおれっ! スターホーンのしずくにしてくれる!!(笑)」 | |
| ケド | 「ひどいひどい、酷すぎますよガルフさん!!…(中略)…僕も気を付けようっと(笑)」 | |
| ガルフネット | 「…ぐぐぐ、ケドに言われっぱなしなんは悔しいが、今回ばかりは返す言葉があらへんわ(笑)」 | |
| GM | ちなみにガルフ。このピンチを切り抜けるのに役立つアクションがキャラシートに書いてあるはずだけど? | |
| ガルフネット | 「分かっとる。『鼻でソース焼きそばを食べる』のアクションやろ?」 | |
| フンバルト | 「そうか、それなら話は早い。ガルフが焼きそばを食えば良いのだ(笑)」 | |
| ケド | 「そうだ、そうだ!(笑)」 | |
| ガルフネット | 「あほんだら! この世界最強の美人大魔術師サマがそんな、のび太みたいな真似できるかい!!(笑)」 | |
| 一同 | (失笑) | |
| GM | 「ソウデスカ…ソレデハ仕方ガアリマセン。所持品ヲ差シ押サエマス」 | |
| ガルフネット | 「……うそ?」 | |
| GM | 「カチャカチャ…財産価値、算出完了…サシオサエ〜!!」 するとガルフが身につけていたアクセサリーに財布、魔法のアイテムなどが根こそぎ消えうせるんですな。 |
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| ガルフネット | 「ああっ、ウチの大切な財産がぁ〜!!」 | |
さらに「取り立て君」は二階に隠してあったガルフネットのヘソクリまで発見し、無情にも差し押さえ、貸主であるラディールの元へ転送してしまいます… が、全部で金貨1万枚程にしかなりませんでした。 あやうしガルフネット! ゼニが命の彼女にとって、無一文とは即ち、死んだも同然!! このピンチを切り抜けるために、彼女はプライドを投げ捨てて、鼻でソース焼きそばを食うのだろうか?……乞う、ご期待。 |
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