[イスタンブール(Istanbul)](黄色のあたり)トルコの北西部、ヨーロッパと小アジアを隔てるボスフォラス海峡にまたがる大都市。古来から交易の要衝として栄え、3つの帝国の首都となった経歴を持つ。数多くの歴史的建造物が存在し、1985年に世界遺産登録(No.356)。12月の平均気温は10度以下。 市内にはローズ考古学財団の支部が存在する(p384)。 | ||||
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……というわけで、シュープリームの追撃を振り切ったみなさんはトルコの経済的中心地、イスタンブールに到着します。 |
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イスタンブールってのは、ギリシア時代にはビザンチウム、ローマ時代にはコンスタンチノープルと呼ばれた歴史ある都市で…… |
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そんなことより、ここにはたしかブルーローズの支部があったはずです。情報や装備、出国などで協力してもらいましょう。 |
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支部に連絡すると、ヨーロッパに入るまで財団による出入国の支援は難しいと告げられます。ちなみに脱出経路には飛行機,国際列車,長距離バス,自動車などがあるそうなんで、頑張ってくださーい。 |
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(資料を見て)うーん飛行機は税関が厳しいみたい。でも、視界の端に黒服サングラスが見えるし、あんまり迷ってる暇もなさそうですよー。 |
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んじゃ、国際列車と長距離バスの両方に席を確保しておいて、うちらは列車で行こう。こうすれば追手を分散できるかもしれんし。 |
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国際列車にはギリシア方面とルーマニア方面があって、後者なら本日の夜行に間に合います。荷物検査の方は、どちらも国境付近で車掌がパスポートチェックをするぐらいです。さて、どちらにします? |
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少しでも時間がおしいですから、ルーマニア方面で行きましょう。これなら明日の明け方にはソフィア(ブルガリア首都)に到着できるようですし。 |
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それもそうだな。んじゃ、このケース(Enc5)は俺が運ぶことにしよう。(ん、ルーマニアって何かなかったけか……はて?) |
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なんとか調達に成功したみなさんは、シルケジ駅(図中■)にて、国際列車ブカレス・エクスプレスの座席を確保しました。発車は22時頃なので、それまでに何かしたければGMに申請し… |
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(声を揃えて) ありませーんっ♪ |
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……えーと、ここで舞台が列車内に変わります。 シーンチェンジしても良かったんですが、ここまでの展開で《夢と希望》やカードがほとんど減ってなかったので(だってだって、コイツら情報収集しないんだもん...)そのまま続けてます。 ──GM主導で頻繁にシーンチェンジすると、プレイヤーがゾディアック・メンバーを使えることの意味が薄れちゃいますからね。 |
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みなさんは国際列車ブカレス・エクスプレスに乗り込みました。ソフィア到着が午前4時、ブカレスト到着が午後3時頃になります。車内でなにか行動するなら、GMに申請して下さーい。 |
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じゃ、車内に怪しい奴がいないか、それとなくチェックしてこよう。あ、ケースは部屋に置いてくから、よろしく頼む。 |
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では、その間にMOディスクの中身を閲覧しておきましょう。それとケースの中身もこっそり見たいと思います。 |
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暗号化されたデータを解読すると、膨大な日誌の中から「太陽の円盤」というファイルが見つかります。およその内容は以下の通りです。 |
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[太陽の円盤](右上)「……トルコ南西部、紀元前1300〜1200年頃のものと推定される建造物より出土。青銅製で、片面が金メッキ、反面は黒く塗られている。 その形状などから北欧にて出土される『太陽馬車』(左下)の、太陽を象徴するパーツではないかとも考えられるが、詳細は不明……」 | ||||
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ちなみに地中海で紀元前1300年というとミケーネ文明となります。また、当時の北欧と地中海は琥珀や金の貿易で交流があったことが判ってます。 |
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じゃ、これは北欧の太陽馬車と古代ギリシア文明とを繋ぐ糸ってことですか。きゃー、ロマンチック♪ |
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(ケースを開けて)ふむ、たしかに金メッキがされた青銅製の円盤ですね。しかし"奴ら"の動きからして、ただの遺物のはずがないのですが……さて? |
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一方、車内を見回る京士郎ですが。鋭い眼光をした東欧系の男性と、熱心に雑誌を読む日本人の若者が目に付きます……あ、キミは日本人なのでその雑誌が「ムー」だとわかります。 |
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(…席に戻ってきて)車内にいた怪しい奴は東欧系の男と妙に人懐こい日本人の若僧の二人だな。なんか「みんな有明で人手が足りない」とか言ってたぞ。 |
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あぁ……"アレ"ね。ところで顔色悪いけど、あなた大丈夫? あ、そうそう。あたし体力ないからそろそろ寝まーす |
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ではみな都以外が交代で警戒にあたるということで。レイモンドの番に列車は国境にさしかかり、車掌によるチェックが入ります。当然ながら、ここで不信がられると問題が発生します。 |
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フフフ、色々使って大成功です。車掌さんとすっかり打ち解けて、励ましの言葉までいただいちゃいましたよ。当然、荷物の方は怪しまれずに済みました。 |
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んじゃ、ソフィアで降りるぞーっ。こっから財団の飛行機に乗り換えて、一気にロンドンだ! |
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このシーンでは「トルコからの脱出」という課題を出す一方で、「NPCの顔見せ」と「シナリオ情報の供与」を狙ってました(そこそこ成功かと)。 ──ブルーローズは、プレイヤーの行動次第で展開が変わっちゃうので、誰が主要NPCになるか決めにくいんですよね。「終盤から登場して大活躍」はヒンシュクですから、布石は早めに打たなきゃなのです。 ──あと、乗り換えそびれてルーマニアまで行ったら、吸血鬼サマのドメイン(p213)を炸裂させる予定だったんですけどね。とーってもざんねんです(鬼)。 |
文責:アキト(akito@trpg.net) イラスト:カズヨシ,アキト
協力:プレイヤーのみなさん(ずずずさん,佐藤宇育さん,Leftさん,カズヨシさん)
『ブルーローズ』は(株)エンターブレインより出版された、朱鷺田祐介/スザク・ゲームズの著作物です。