概要説明

はじめに

 2002年2月8日、エンターブレイン社からTRPGシステム『ブルーローズ』(朱鷺田祐介著)がようやく出版されました。

 BR表紙左が表紙。イラストは金田榮路さんによるもの。ちなみに金田さんは本作のカードやアーキタイプ、口絵等も担当してます。
 ……古代遺跡とおぼしき場所に立つ3人のエージェント。良く見るとタイトルロゴのバックに妙な光が立ち昇ってて……なんだか妙にしっくりくるイラストですねー。

 さてさて、そろそろ本題に入りましょうか。
 この小文は『ブルーローズ』がどんな本で、どういうTRPGシステムかをちょびっと説明するためのものです。
 ……この文をきっかけにして「ブルーローズ」を(ボクと)遊んでくれる人が増えると嬉しいなぁ。

(C)2002 YusukeTokita/SuzakuGames,Inc. (C)ENTERBRAIN,INC.
カバーイラスト:金田榮路 カバーデザイン:(株)アークライト

書籍について

公開情報

 詳細はbk1の頁に譲って、ここでは実際に入手した感想を述べときますね。
 まず第一印象は「分厚くて重い」の一言です。さっそく厚さを測ってみたら2.5cmはありました(カードの分も入れるともう少し厚いかな?)。でもまぁ、512頁+カード32枚(!)だし仕方ないのかも……。

BR頁構成 次に本を開いてみると……ほとんどの見開きが左記("BR頁構成")のような二段組みになってます。ひとつのブロックが1300文字ほどなので、頁あたり2500文字はある。頁数のことを考えると……とにかくスゴイ情報量なわけです。これだけのボリュームで4800円は非常にお得感のある値段かと。

 とはいえ、TRPGシステムは単なる「読みもの」ではなく、ユーザが「使うもの」。そこで次に本書の「使い勝手」について見ていきましょー。

制限情報

 …というわけで「使い勝手」についてでーす。

 まず最初に言っておきますが、この本には「索引」が付いていません。そのため検索性という面で、若干の問題を抱えてます。さらに目次(p17)が貧弱なため、この問題は少し(ルールに関してはかなり)深刻なものになってます。

 ですが、いくつかの工夫は見られます。まず全体が3つのパートに分かれ、さらにそれが48章に細分化されてます。これに上図("BR頁構成")のような「章数」「表題」タグが加わり、検索性に若干の向上が図られてます。

 以上から「使い勝手には若干の難アリ」というのが正直な感想です。

 なので、この点についても工夫を凝らしていければ、と思ってます。

秘匿情報

 以下のリンク先に、ルールブックの「使い勝手」を向上させる情報を用意しました。

システムについて

公開情報

 まずは基本的なところから。
 「ブルーローズ」は現代社会を舞台にした宝探しがテーマの冒険活劇RPGです。

 プレイヤーは学者やトレジャーハンターといったその道のプロから、敵対組織からの脱退者、ワーウルフ等で遊ぶことができます。PCたちは学術財団と契約した「特別調査員」となって世界各地を飛び回りながら、古代文明の秘密とそれを狙う陰謀組織に立ち向かいます。

 次に遊ぶために用意するもの。
 遊ぶにはだいたい以下のものが必要です(地図帳やデータブックはなくても遊べるけど、あった方が楽しいし、便利)。

 最後に判定システムについて。
 基本は「[能力値+技能レベル+2D6]で大きい方がエライ」という、いたってシンプルなもの。これに「ゾロ目振り足し」「大成功」、「大失敗」といったルールが加わり、手に汗にぎりサイコロを転がせるものに仕上がってます。

 さらに、いくつかの要素が重なってより面白くなるんですが……これは次の「制限情報」に譲ることにしましょう。

制限情報

 「ブルーローズ」には冒険活劇を再現するためのシステムが用意されています。
ですが、ここでいきなりその全部を紹介しても混乱しちゃうだけなので、代表的な「《夢と希望》」「星座カード」「ゾディアック・メンバー」の3つをとりあげまーす。

 まずは「《夢と希望》」。プレイヤーはこのポイントを消費し、判定でのダイス追加、ダメージの軽減/回復などの効果(全8種類)を得ることができます。セッションの中でちょっとずつ回復していきます。

 次は「星座カード」です。これはプレイヤーに配られるカードで、使うことで判定でのダイス追加やカードごとの特殊効果を得ることができます。こちらはセッション中、頻繁に回復します。

 そして最後は「ゾディアック・メンバー」です。これもプレイヤーに配られるカードで、ブルーローズに協力するパワフルなNPCへのコネを示しています。プレイヤーはこのカードを使うことで、彼らの得意分野での強力な支援を受けることができます。ゲーム的に非常に強力なため、セッション中の回復はありません。

このように「ブルーローズ」はベーシックな判定システムの上に複数の活劇支援システムが折り重なるカタチをとっています。そのため最初は少々てこずる面があるかもですが、慣れるととても軽快で魅力的なシステムかと思います。

秘匿情報

 秘匿ですから...(制作中です...)


文責:アキト(akito@trpg.net)
『ブルーローズ』は(株)エンターブレインより出版された、朱鷺田祐介/スザク・ゲームズの著作物です。