
『ロード・オブ・ザ・リング ミニチュアバトルゲーム(以下、LOTRと略)』は、ゲームズワークショップから発売されている、ミニチュアを使ったファンタジーウォーゲームです。『ウォーハンマー・ファンタジーバトル』や『ウォーハンマー・40000』に見た目が似ていますが、ルールにはかなり違いがあり、非常に洗練されています。
基本的に映画『ロード・オブ・ザ・リング』の世界に登場する陣営がモデル化されており、主人公格にあたる各フィギュアは、それぞれを演じた俳優がOKを出すまでリリースされなかったというだけあり、非常に素晴らしい造型です。ゲームは“善なる勢力”と“邪悪なる勢力”が、一定の勝利条件を争うシナリオで対決します。“参戦者”をシナリオ記述通りに配置すれば映画のシーンを再現でき、ポイントによる選択で配置すればバランスのよいゲームが楽しめます。
平成18年4月現在では、『旅の仲間』シリーズと『二つの塔』シリーズまでが日本語版になっています。『王の帰還』以降の日本語化は絶望視されていたのですが、『モリアの鉱山(THE MINES OF MORIA)』が日本語化されることになりました。『モリアの鉱山』は平成18年5月25日発売です。
善なる勢力は、旅の仲間たちやその援助者である裂け谷やロスロリアンのエルフたち、ゴンドールやローハンの人間たち、はなれ山のドワーフたちなどです。対する邪悪なる勢力は、サルマンやウルク=ハイ、サウロン率いるモルドールのオークたち、そしてサウロンと同盟を組んだハラドや東夷といった人間たちです。
基本的なルールは『二つの塔』のルールブックとほぼ同じなのですが、勇気テストや手投げ武器のルールが簡略化され、非常に遊びやすくなりました。例えば、視界内に味方がいないときに行わなければならなかった勇気テストが廃止になったり、退却移動がなくなったりしています。