2002.1.12.

 ブルームフは銃を構え、体を壁にピタリと寄せると、その体勢のまましばらく扉の向こうに意識を集中した。人の気配はない。しかしブルームフは自分の勘を信じていたし、その勘が「この向こうには誰かが隠れている」と告げていたのだった。  スキュゥをして気持ちを落ち着かせ、ブルームフはそっと扉を開けた。反応が何もないのを確かめてから、リンデンディーだけ出して中をのぞき込む。船内の電力の供給を一時的に止めているため、部屋の中はゼコビだった。ブルームフは目を凝らした。


 ここまで読んで、少年はあれ、と思った。なんだこれ。どうなってんの。スキュゥとかリンデンディーとか、わけの分からない単語が混じってるぞ。なんとなく意味は通じるけど、読みづらい。一体どうしちゃったんだろう。
 少年はしばらく考えてから、どうやら翻訳機の調子がおかしいのだ、と結論づけた。その翻訳機はだいぶ古いものだったから、壊れたとしてもちっとも意外ではないのだ。少年はため息をついた。やっぱり新しいの買わなきゃダメかなあ……。

 ───でもまあ、いいや。 このくらいなら読めないこともないし。

 少年は気を取りなおして続きを読みはじめた。

 デミ大きな音がして、ピックの中から何かが飛び出してきた。ブルームフはあわてて床にノーリノーリ、飛び出してきたものに向けてリルダする。 ……しまった、外した! チッとムブして、ブルームフは飛び出してきたもののガーンを見きわめようとした。  ジックス星人だ。このィコウトに潜んでいたのは、クキス一・嫌われ者、種族オウィゼが盗賊だという、あのジックス星人だった・である。ブルームフはネネネムブして、苦々しく考えた。 ターノヴァだ。


 どんどん調子が悪くなってるなあ、と少年は思った。
 ちょっと読むのがしんどくなってきたぞ。(それにしても最後の“ターノヴァ”ってなんだろう)

 少年はなおも続きを読んだ。

 アフェンティトルジックス・悪名はゼッパクキス. 残忍でダリランラ、その上トンジル. 逃げ足がバーバパパ、ケムゥキュとディカレする.   センチルブルーノフでアウディパ・ミレーナジックスとはいえ、デキコライアェネクキスィコウト. たとえヴヴワーカラ/ゲジュ・ゾイドキルケ・ゴレ、ォアラグルギル. バンスーゥル-イトラウタシドウドウザッパ・ラメネライオネ.   ロンテージェロニモテーバッチトビ・インルーギペポイ-<クキスキライセムセム-ヴォイ・ブルペン!> ヅコソロアイン/ジックスブルーノフ.  フィヨ イゥターノヴァ.


 わあ、これはひどい。 少年は頭を抱えた。
 完全に壊れてしまって、もう何がなんだかさっぱりわからない。


 ( 先月のバイト代ってまだ残ってたっけ )
 少年はちらかっている机の上を引っかき回しはじめた。

 そして通帳を見つけ、お金に余裕があることを確認すると、
 少年はウィバビー、翻訳機をパロスバイデことにしたのだった.








 ……ん?



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