| 2001.11.20.00:36 |
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本人の資質や性情、さらには育った環境、今までの経験、現在おかれている状況、はては性別、年齢といった点を考慮してなお、思想や価値観、嗜好や理想がまったく同じ人間が存在する、と断言できるだろうか。できはしない。 ある人が当然と考えていることが、他人にとってはそうでなかったりということは、大なり小なり大抵の人が経験していることだが、結局のところ、すべての人間に対して、それと同じことが言えるのではないか。誰かと自分がまったく同じ価値観を持っているなんてのは幻想だし、誰かが夢想した楽園が自分にとっても楽園であるとは限らないのだ。 しかし、何事にも例外がある、というのもまた、ひとつの真実ではある。真実ではないにしても、限りなくそれに近い。誰もが望む楽園───そこに近づくことはできるはずだからだ。 「それ」は、全世界に住む、何十億人のうちの一人に過ぎない存在であるところのぼくが、ふと思いつきで考え出した楽園の姿。もちろん、万人に共通する、と言いきることはできない。そんなことはありえないのだから。けれども、これは間違いなくぼくにとっての天国であり、あるいは地獄なのだ。 その名も“二度寝”天国(地獄)。 世界は広く、それに比べ、ぼく(とぼくの想像力)はあまりにもちっぽけなのだ! |