2001.6.28.22:11
ある人の悩み。「マイナスというものが理解できない」

ゼロよりも少ないってのはどういうこと?例えば「−3個のみかん」というのは?みかんが3個あって、そこから3個持っていくというのは理解できる。その場合の「マイナス」はよくわかる。5から4を引いたり、156から32を引いたり。
問題は概念としての「マイナス」で、たとえば「5−8=−3」なんだけど。

その解、「−3」ってーのはなんなのさ?という具合。


幸いぼくはとある本で、もともとマイナスというものは「ある基準値に対する相対的な量」を表すために作られたものなんだ、という記述に感心した覚えがあったので、そういう風にその人に説明してあげました。つまり、「みかんが50個入ってるハズの箱の中に47個しか入っていない時などには、“みかんが(50個という基準に対して)マイナス3個”といってもいいんじゃないか」と説明したわけです。

するとまあ、なるほどと納得してくれました。よかった。

あとは借金なんかの話もしました。例えば、「友人から5千円借りていたら、自分の金が0円の上に、5千円の借金があるわけだから、−5千円といってもいいんじゃないか」というようにいったわけです。

するとまあ、なるほどと納得してくれました。よかった。





でも、

「ほら、みかんが3個しか入ってないのに、6個食べちゃった時とかにさあ、みかんの入ってたカゴに新しくみかんを入れても3個までは消えちゃうじゃん。あれが“みかんマイナス3個”なわけ」

とかいう世界だったらおもしろいかもなと思った。

マイナスの説明も簡単だし。



──あ、でもそんな世界だったら「マイナスわかんない」なんてヤツいないか。




数学は難しい。


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