| 2001.5.31.21:56 |
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大きいということには人の心を動かす何かがある。 『アラビアンナイト』にはロック(またはルフ)と呼ばれる巨鳥が登場する。 シンドバッドが出会った、鷲のでっかい奴だ。 その卵は家ほどもあり、インド洋のとある島々に生息しているという。 ロックがどのくらい大きいのかというと、 ゾウをひと呑みにする蛇(これだってめちゃくちゃでかい)、 こいつを食べてしまうらしい。 ───大きすぎる。 まだ航海術が発達していなかったほどのむかし、 ヨーロッパ人は海の広大さを恐れた。 そしてその未知なる領域にはとてつもない怪物がいるに違いない、と考えた。 その怪物の名はクラーケン。 ノルウェー語で、「極地」あるいは「果ての地」という意味を持つ、海に住む正体不明の巨大な怪物である。 普段は深海にいて、たまに獲物(つまり船)を襲うために海面にあらわれる。 船を魚か何かと勘違いして、ということらしい。 ───大きいなんてもんじゃない。 ギリシャ神話にはさまざまな巨人が登場する。なかでも、 巨神ヤペトスの息子アトラス。 彼のエピソード。 乱暴の限りを尽くす巨神の王クロノスを倒すために息子ゼウスが立ち上がり、激しい戦いとなった。 アトラスはクロノスとともにゼウスひきいる神々と戦った。 クロノスは敗れ、アトラスは罰として、天が落ちないようにささえることになった。 ───おいおい。 でもぼくが今日見かけた外国人は、 アトラスくらい大きかった。 マジで。 世界は広い。 |