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  • 第1回といぼっくす
    田中イッペイレポート

2/10
 2月10日に東板橋体育館で行われた「といぼっくす」のレポートです。
これがまた非常におもしろかったんですが、田中のいまいちな文章で、雰囲気を伝え切れていないんじゃないかと心配です。
 「といぼっくす」の内容に関しては、主催者である監獄舎のホームページoSakA unD.GD.NEt/大阪地下電脳網河嶋陶一朗さんの日記や、参加者の一人である寅王さん武士道六区TRPGなどに詳細が載っていますので、そちらのほうもご覧になるとおもしろいと思います。他にも書いている人がいたら、その人にはすみません(こんな日本語ってあるかな?)。
 今さらというカンジですが、まあ勘弁してください。

□監獄舎
プロのゲームデザイナー河嶋陶一朗とプロのイラストレーター速水螺旋人を中心としたゲーム創作集団。てか、実際のメンバーはこの2人だけなのかな?いかす2人組です。

□河嶋陶一朗さん
ゲームデザイナー。何度かお会いする機会に恵まれましたので、一応顔見知りです。少なくともぼくの方はそう思ってます。最近お仕事が忙しいようですが、無理せずに頑張ってほしいです。

□寅王さん
ゲームデザイナー。現在「武士道六区」というTRPGシステムを作ってらっしゃいます。すごくおもしろそう。ぜひテストプレイにはお呼びしていただきたいものです。

AM11:00
 東板橋体育館の場所を地図で確認。
 近そうなので、自転車で行くことに決定。
 
AM11:30
 ちょっと後悔する。
 
AM11:50
 激しく後悔する。
 しかし、今さら引き返すわけにもいかないので、がんばってペダルをこぐ。
 会場近くには何もあるまいと推理し、会場に向かう途中にあったマクドナルドに入る。
 すると、なんとフライヤーの故障につき、揚げ物ができないとのこと。
「なにができないんですか?」
「ポテトと、ナゲットです」
「じゃあアップルパイをください」
できません
□できません
視線で人が殺せるものなら、ぼくはこの時死んでいたに違いない。
AM11:55
 会場の東板橋体育館を発見。
 横にはファミリーマート。
 まあ、コンビニくらいはあると思ってたさ、と誰にともなくいいわけをする。
 週刊少年ジャンプが出ていたので、しばらく立ち読み。
□週刊少年ジャンプ
集英社が発行している週刊誌。かつて一時代を築いた。今は「ONE PIECE」や「Hunter×Hunter」「遊戯王」「ヒカルの碁」なんかががんばってるってかんじなのかな、よくわからないけど。
PM0:05
 東板橋体育館に入る。会議室は全部3階にあるらしい。エレベーターに乗って3階へ。
 エレベーターを降りると、目の前の会議室が「といぼっくす」会場だった。
 入っていくと、すでに来場していたみなさんに「こんにちはー」と挨拶される。
 あ、どもども。
 さっそく昼飯を食べ始める。

 

PM0:10
 部屋には6人の人間がいる。
 全員男で、しかもマックの袋の中には揚げ物がない。
 その状況を打開すべく、「あやつり人形」というゲームをやろうということに。
 「あやつり人形」?「あやつり左近」なら知ってるけど……。
 何人かがうしろのほうでゲームカバン(←?)を開けはじめる。
 おっと。
 バラバラと出てきたゲームの山の中に「コズミックエンカウンター」があるのを発見したので、近寄っていって中身を確認。
 今日はこれを遊んで帰ってやろうと決意する。
 「あやつり人形」の簡単な説明。へー、おもしろそうだ。
□あやつり人形
2000年ドイツゲーム大賞最終ノミネート作品。プレイヤーはラウンドごとにキャラクターを選び、キャラクターの特性を生かしながら建物を建てる(わけわかんないかもしれないけど、他に言いようがないんだ)。キャラクターは暗殺者、泥棒、魔法使い、国王、伝道師、商人、建築家、傭兵の8種類。誰かが建物を8つ建てたらゲーム終了で、最も得点の高かったものが勝者となる。……はい、やっぱりわけが分かりませんね。こんな説明を読んでるヒマがあったら、買って遊んだ方がよい。安いし。

□あやつり左近
マガジンの「金田一少年の事件簿」、サンデーの「名探偵コナン」に対抗するために、少し前にジャンプで連載していた推理漫画(あれ、コナンよりも前だっけ?)。ちなみに、このマンガを描いていた小畑健さんは、今ジャンプで「ヒカルの碁」を連載している。
PM0:20
 「あやつり人形」スタート。
しばらくやってみて、実によくできたゲームだなと感心する。
 やればやるほどデザイナーの思惑がよくわかり、おもしろい。
 かっこいいイラストとかに最初は惑わされるけど、やってみると、なんていうかすごくロジカル──っていうのかな?コンストラクトだっけ?いや、アブストラクト?
 ゲームの「しくみ」がおもしろいから、なかなか考え深いものになる。
 こういうゲームは好み。
 ロールプレイが起こりうる、っていうのも好きな部分だけど。
 でもこのゲーム、シチュエーションがよくわからないのだ。
 説明書を読んでないからかしら?
「そうでしょうな」
 ……………
 ……いや、誰?
□ロールプレイ
下品なことはあんまり書きたくないんだけど……えーと、普通のプレイに飽きた人がはまりこむプレイのことで……その、なんて言ったらいいのかな──ま、はっきり言っちゃうと、○○○○○を××に△△△んで、ってやつ(赤面)。こんな恥ずかしいことは普通の人には絶対にできない、ってのがみはえるの主張で、ぼくもまったくその通りだと思う。
PM1:00
 「あやつり人形」まだ終わらない。
 ゲームの途中で、新しい人が2人入ってくる。
 
PM1:15
 河嶋さんたちが到着。
 しばらく「あやつり人形」を続けるが、終わらないので一旦休止。
 (一緒に「あやつり人形」やってた)冒険企画局のナカムラさんという方と、河嶋さん。両氏の挨拶があり、そのあとで今日の方針を決める。
 どうやらボードゲーム中心で行くようだ。
 ゲームのリストの中から、やりたいものを選んでいく。
 うーん。
 とりあえず、やったことないものはぜんぶやりたいので困る。
 結局、この日は上位得票のものを数点遊ぶことになった。
 「ピクショナリー」、「コズミックエンカウンター」、「上海トレーダー」「スコットランドヤード」、「デューン」、「サタスペ」あたりが得票上位。
 でもとりあえずその前に、ということで───
 「あやつり人形」を再開。
□ピクショナリー
あるモノについて、一人が絵を描き、もう一人がその内容を当てる(制限時間1分間)。あたったらサイコロをふって、出た目の数だけスゴロクのマスを進み、早くゴールに着いたチームの勝ち、というゲーム。こんなふうに書くと、なにが面白いのかわからないかも知れないけど、奇天烈な絵とか、はちゃめちゃな回答とかが笑える。それでまた、時間切れになったときの「で、この絵はどういう意味?」ってのがおもしろい。間違いなく盛り上がるパーティーゲームの定番。たぶん。

□上海トレーダー
伝説の踊り子“上海”とアルファ・ケンタウリ最後の皇帝レーダーとの燃えるような恋物語「シャンハイとレーダー」をもとに作られたゲーム(間違ってたらごめんなさい)。

□スコットランドヤード
神出鬼没の怪盗Xをロンドン警視庁(スコットランドヤード)の警官達が追いかけるゲーム。文句無く面白い。ちなみに、田中が怪盗Xになったときには、ブラックチケットで川下り(上り)、ハイドパークとケンジントン公園の長いところを通る(95と122)、ロンドン動物園でゾウを見物(2と20)、のうちどれか1個を必ず達成しようとする。こういうふうにポリシーを持って逃げ回るのも燃えるのでオススメ。

□サタスペ
言わずと知れた、監獄舎の代表作。くわしい内容はoSakA unD.GD.NEt/大阪地下電脳網にあります。個人的には、「カルマ」のルール(“異能”と“代償”)が好きです。ぜひとも遊んでみたいゲーム(なにしろ1回しか遊んだことがないもので^^;)。

PM1:45
 「あやつり人形」終了。
 最後のターン、建物7つの人が何人かいるから、建築家はむしろノーマークだろうと思ったら、あっさり暗殺者に殺されてギャフン。考え方自体は悪くなかったさ、と自分で自分を慰める。
 順位は4位タイ。
 ふと見ると、あまった人たち(←ひどい言いぐさ)が新しくゲームを始めていた。
 「スカイなんちゃら」というビルを登るゲーム。
 このゲームが終わったら、自己紹介でもしようということになり、とりあえず見物。
 河嶋さんとナカムラさんにみはえるがスクウェアに行く、と言っていた話をする。
□スカイなんちゃら
正式には「スカイランナー」と言う。知ってるならはじめからそう書けよ、って話だけど、ちがうんだ、上の文章打ってた時には本当に知らなかったんだよ〜。こういう時って、黙って直しちゃえばいいんだろうか……。でもなー。

□みはえるがスクウェアに〜
後日、みはえるはそんなことは言っていない、デマだ、と河嶋さんに信じ込ませることに成功した。
PM2:00
 自己紹介タイム。
 すごい人ばかりだったので、 ついつい自分にもなにか肩書きがほしいと思い、「クラインエンジンを作っている〜」などというウソを(笑)。
 好きなゲームのところで、「ドラゴンウォーリアーズ」の名をあげたら、ビミョーに受けた。
□クラインエンジン
正式名称「クラインエンジン・ザ・スチームパンク」。略称「クラエン」。3人乗りの蒸気バイクに跨って、紳士と淑女が決闘する。舞台は19世紀の倫敦のような都市、ユグドラシル。ツインズロール、ON/OFFシステム、アドレナリンメーター、スイッチアクション、素敵なマップ、付属の赤サインペンなどなど、従来のRPGにはないモノをふんだんに盛り込んだサークルILLUSION FACTORYの代表作。
この自己紹介の時、「クラエン」を知っている人がどのくらいいたのかはわからないが、あとで参加者のひとりである寅王さん(「武士道六区」っていうゲームを作っている人)に「クラエン、いいですよね」と言われ、うれしかった。
寅王さん、その節はどうも(なんか業界人っぽい)。

□ドラゴンウォーリアーズ
デイブ・モーリスとオリバー・ジョンソンが作ったゲーム。日本語版は「ドラゴンの戦士」「魔法使いへの道」「エルフのクリスタル」の3冊が東京創元社から発行された。現在はたぶん絶版。原作は6巻くらいまである。たしか。(「エルフのクリスタル」が手に入らないので、どなたか譲ってください)
「ブラッド・ソード」(富士見書房)と世界観が一緒(らしい)。理由は不明だが、田中はこの人達の作品が“なんとなく”大好き。心の琴線に触れるものがあるんです。
そういえば、「ブラッド・ソード」も最終刊、未訳だなあ。
PM2:15
 まずは「ピクショナリー」からということになり、チーム分けをする。
 13人を2チームに分けてピクショナリー。
 一方は「いい男チーム」。
 もう一方は「いい男チームではないチーム」。(チーム名、ちょっと長いので、以後略して「いい男チーム」にします)
 田中は「いい男チーム」。
 序盤は「いい男チーム」が優勢だったが、後半「いい男チーム」の猛烈な追い上げにあい、「いい男チーム」は敗れる。

 ……というような展開でございました。
 
PM2:45
 「ピクショナリー」も終了し、いよいよ、「コズミックエンカウンター」
 待ちに待ったというところ。
ジャンケンに勝利し、4つの席のうち、1つを勝ち取る。
勝利者の4人は、胸を膨らませ席についたが──
 だれもルールを知らないことが判明。

 ……まじで?
□コズミックエンカウンター
宇宙人が自分たちの能力を駆使して戦うボードゲーム。MTGにも影響を与えたらしいが、よくわからない。「おこんないでね」で紹介されてたのは見たけど、それより前に何かの記事で見かけたような気がする。なんだったけなあ。戦闘は、攻撃側と防御側がそれぞれ手持ちのチャレンジカードを出し、その数値に攻撃(守備)人員の数を足して高い方が勝つ、という単純なもの。敗北した側は、攻撃(防御)に使用した人員を、ボードの中央にある「暗黒空間(だっけ?)」に放り込む。使用したチャレンジカードは捨てる。カードには数値だけのチャレンジカードの他に、交渉カード、超兵器カードがある。戦闘に明け暮れ、他の星系に基地を5つ作れば勝利、というゲーム。
PM3:10
 いろいろあったが、とうとう「コズミックエンカウンター」が遊べる段階になる。
説明書と首っ引きでゲームスタート。
 最初に自分の種族を選ぶ──と、クローン族になった。
 えーと能力は……「使ったチャレンジカードを手札に戻してよい」
 つっ、強いクローン!(←クローン語)
 しかも手札には「30」(←最強)が。
 ちなみにその他の顔ぶれは、ボイド族、フィラソロフィラソロ(忘れた)族、ミクロン族となっているクローン。
 
PM3:20
 ミクロン族に軽い気持ちで突っかかっていったら、すごく強かった。
□ミクロン族
ミクロン族は通常1チップ=1兵力に対して、1チップ=4兵力であるという特殊能力を持っている。なにそれ。
PM3:30
 ボイド族の恐ろしさを目の当たりにする。
□ボイド族
ボイド族は、敗北しても「暗黒空間(?)」に行くだけで死ぬことのないわれわれ宇宙生物を、完全にこの宇宙から消し去ることができる。なにそれ。
PM3:45
 あっさりとクローン族(つまりぼくです)が勝利する。
 ……なんかむなしい。
 みんなも同じ気持ちらしく、もう1度やろうということになる。
 
PM3:50
 「コズミックエンカウンター」2回目。
 今度の種族は──ヴァルチ族。
 なになに……「誰かが使った超兵器カードを自分のものにできる」?
 こいつはヴァルつよ!(←ヴァルチ語)
 ちなみに今回の顔ぶれは、ヴァルチ族の他に、マインド族、オラクル族、アメーバ族となっております……ヴァルチ。
 
PM4:00
 単細胞生物が猛威を振るう。
□単細胞生物
アメーバ族は瞬間的に際限なく膨張するという特殊能力を持っているため、まともに戦っては勝ち目がないようだ。どうすればいいんだ。
PM4:05
 マインド族絶滅寸前。
自分(ヴァルチ族)の特殊能力はそれほど強力でないことにこの時ようやく気づく。
□マインド族
マインド族は、相手の手持ちのカードをいつでものぞき見ることができる。一見役に立たない能力のようだが、本当に役に立たない。
PM4:15
 オラクル族急成長。
□オラクル族
オラクル族は戦闘時、相手の出したカードを見てから自分のカードを出すことができる。なんてーか、ものすごく強い。どうしろっていうんだ。
PM5:00
 「コズミックエンカウンター」2回目終了。
 結局、勝ったのはオラクル族。
 ……まあ、おもしろかった、かな?
 と、みんなで首をかしげる。
□かな?
いや、ぼくはこのゲーム、好きですけどね。特に、シチュエーション(世界観?モチーフ?)がとってもいいです。変な特殊能力とか。ま、システムに関してはつっこみたいところがいろいろとありますが。
PM5:15
 時間が余ったので、「でじこ人生ゲーム」をやることに。
 みんな、中途半端に「にょ」を連発する(笑)。
 誰が優勢なのか、いまいちわからないままゲームが続く。
 でじこをよく知ってれば、もう少し楽しめたかも。
□でじこ
デ事故、つまりデジタルアクシデントのこと。ネカマ、ネチケット、割れ物などと同じようなコンピュータ関係の造語。アクシデントに見舞われた人たちが「にょー」と悲鳴を上げることから語尾に「にょ」をつけることが流行した(間違ってたらすいません)。

□人生ゲーム
すごろく。
PM6:00
 「といぼっくす」ひとまず終了。
閉会の挨拶。
 次回にどんなゲームを遊びたいか、など。
 すかさず、ずーっと遊んでみたいと思っていた「超人ロック」をあげる。
□超人ロック
同名のSFマンガ「超人ロック」をゲーム化したもの。今アナログゲーム業界で精力的に活動している人のほとんどが一度ははまったゲームであり、でもなぜか現在では入手困難。デザイナーはたしか黒田幸広さん。ぜひ遊んでみたい!!……とびっくりマークを2つつけちゃうくらい遊んでみたいゲーム。
PM8:00
 池袋に出て、「といぼっくす」参加者7人ほどで飲む。
 自転車で来てたけど、おもしろそうなので、ここは迷わず参加。
 食べ放題飲み放題の店に行く。
 いろいろとおもろい会話を聞いて満足。
 いっぱい食べたので満足。
 いい気分で帰宅……あ、自転車で帰らなきゃいけないのか。
□いっぱい食べた
……んだっけ?40日も前のことなんて覚えてねーズラ。HMNNN(フムン〜〜)。
PM10:00
 かえすがえすも、自転車は失敗だったと後悔する。
 
 次回は3月10日。はたして田中が希望した「超人ロック」は遊べるのでしょうか?
 乞うご期待。
□次回
もう終わっちゃいました(^^;)。