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大海のゆりかご

≪設定≫

PCは荒事に対応する能力のあるキャラクターです.仲間同士でも,一時的に協力する関係でも構いません.

≪導入≫

PCたちは大型客船による船旅の途上にあります.

そこへ,見知らぬ少年がPCたちの元に逃げて来ます.

少年は口を利かず,何かに怯えているようですが,保護してあげればPCたちには心を開くでしょう.

≪展開≫

調べると分かりますが,この船には少年を狙う複数の集団や組織が同乗しているらしく,それぞれの集団同士も対立し合っています.

PCたちの元に少年がいることが知られてしまうと,彼らは金を積んで交渉を持ちかけたり,武装を用いての強硬な手段など,各々の方法で少年を奪おうとします.

ただし船には一般の乗客もいるため,彼らも事を大っぴらにすることは好みません.

PCたちは情報を得つつ少年を守らなければなりません.

各組織同士の関係を利用して,上手く立ち回ることが要求されます.

≪真相≫

少年は竜の子です.

ある組織によって親竜の元から攫われ,この船を用いて輸送される途中に逃げ出しました.

その際に特殊な薬を打たれていて,自分では元の姿に戻れなくなっています.

また情報を入手した他の組織も,それぞれの目的(不老不死の研究のための実験動物,生体兵器への転用,好事家に高値で売り飛ばすなど)のために少年を手に入れようと,この船に構成員を送ったのです.

情報量にも差があるため,中には的外れな理由で少年を追っている集団もいるかもしれません.

正当な理由で少年を捜している集団もいるかもしれませんが,見分けるのは難しいでしょう.

≪結末≫

船の上空の天候が急激に悪化したかと思うと,雲の合間から巨大な竜が現れ,「子供を返せ」と要求してきます.

少年を親竜に引き渡すことが出来なければ,間違いなく船は怒り狂った竜に沈められてしまうでしょう.

親竜の出現により,死んでまで目的を達成したくはないような集団は,手を引くかPCたちに対して協力的になるかもしれません.

逆に命より任務の遂行を優先する集団は,PCたちが少年を引き渡そうとすると,なり振り構わなくなって全力で妨害してきます.

また少年を奪われていたとしても,この混乱を機に取り返せるかもしれません.

その場合は少年を奪った集団も,用意していた手段で船から脱出しようと必死になります.

少年を親竜に引き渡すことができればクリアとなります.

少年は元の姿に戻り,PCたちに感謝しつつ親竜とともに飛び去ってゆきます.

その際に親竜の力により,今回の事件の記憶はPC以外の乗員乗客からは全て失われます.

 

GMをされる方へのコメント:各集団の目的,行動指針ははっきり決めておきましょう.持っている情報にも違いを持たせた方が面白いと思います.

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