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◆スターレジェンド◆
 宇宙のどこかには、地球って言う名の星があって、僕らはみんなそこで生まれたんだ。
誰も信じてくれないけれど、僕だけは信じてる。

 遥か未来。かつてあった大歪曲という事件によって、星々をつなぐゲートが破壊されてしまいました。それから700年、ゲートを復旧させる技術が広まりました。そして、そんな折、宇宙のどこかには地球という名の星がある。そんな伝説が広まります。それを目指す者たち、それがリテイナーこと、PC達です。
 以上のように、このゲームでは『地球』をゴールとする逆転の発想に立ったSFです。キャラクターは全員一隻づつ戦艦を保有し、人間による事件の調査、アクション、そして宇宙船によるシューティングと実に広い範囲をカバーしています。
 キャラクターもガンマン・AI・フォース剣士から、金持ちお嬢様までとある種のSFによく見られるものをカバー。艦隊戦に強いものも、人間戦に強いものもあります。作品イメージとしてはカウボーイ・ビバップなどに近く、大規模艦隊戦などはサポートしていません。つまりSFといっても銀英伝などは少々つらくなっています。どちらかというとスペース・ヒーロー物なのです。
 SFの面白さは、なんといっても世界に自由度があることです。宇宙は広い。だから、さまざまな星を考えても宇宙のどこかにはこんな星があるんだ、ということができるのです。この世界ではゲートをくぐって新たな星へ向かいますが、そのゲートの向こうにどんな世界が広がっているのか、調べることはほぼ無理になっています。つまり、行って見なきゃわからない。そんな新たな星にたどり着く喜びと、地球を求める果てしない探究心こそがこのゲームの真髄でしょう。
 ルールは良くも悪くもブレイド・オブ・アルカナに酷似。知っている人にはわかりやすいかもしれませんが、この世界だからこそのルールを考え出してみてほしかった、という感も否めません。ここは残念な所です。
 宇宙巨大怪獣と宇宙船との空中戦、フォース剣士達の殺陣。行き着いてしまった科学は魔法と変わらないとはいいますが、さすがにあんまりだと思えるものすら、この作品はむしろ積極的に取り込んでいる面が見られます。科学考証は忘れましょう。SFという題材は、無限に夢を広げるためにあるのではないでしょうか。そんな子供の心があるのなら、きっと楽しめるはずです。

タイトル: スターレジェンド
制作: 銅大:FEAR
発行: エンターブレイン
ページ数: 240ページ
定価: 3800円
出版年: 2004年
ISBNコード: 4-7577-1892-6