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トーキョーN◎VAの舞台は道徳的に荒廃した弱肉強食の未来です。この時代、金も力もない奴に生きる資格はありません。そんな時代でも自分の誇りや生き様を貫き通す存在「キャスト」を演じてカッコつけるRPG、それが『トーキョーN◎VA』です。その最新作であるこの『トーキョーN◎VA
the Revolution』は最近のRPGのなかでも最も売れているゲームの一つでしょう。
このゲームの特徴は色々ありますが、そのほとんどが長所であると同時に短所になっています。ですから遊ぶ際にはプレイヤーもルーラー(このゲームではGMのことをこう呼びます)も色々と考えながら遊ぶ必要があります。
まずは「良くも悪くも偶然性が低い」という点です。回数に制限はあるが必ず成功する《神業》という行為などが典型的でしょう。これはプレイヤーの知恵を存分に発揮したりするにはいいのですが、運を天に任せて判定を行うスリルは味わえません。また、慣れてないプレイヤーは何をしていいかわからなくなる事も往々にしてあります。
次に、偶然性が低い事とも関係がありますが「映画的演出を行いやすい」という点があります。このためキャラクターを思い通りに表現してカッコつけることか容易になっています。しかし、少し気を抜くだけでゲームが単なるごっこ遊びに陥ったりプレイヤーが自己陶酔しだしたりする危険も同時に発生させています。
また、プレイヤーが扱う「キャスト」は非常に強力です。その上このゲームはキャラクターの生き様をより明確に表現するためかアイテムや技能のデータが豊富にあり、ゲームに慣れた人間ならそれを悪用して幾らでも強力なキャストを作れてしまいます。
以上よりわかるように、このゲームは自己陶酔や不毛な数値追求が発生しやすいゲームです。遊ぶ際には慎重にメンバーを選び、キャラクターの能力に依存したゲームはあまりしない方が無難です。始めのうちはともかく、慣れてきたらできるだけプレイヤー自身が知恵を使うシナリオで遊びましょう。そしてそういう知恵比べ的なゲームをしたい方にお勧めのゲームです。
| 制作: |
FEAR/鈴吹太郎 |
| 発行: |
アスペクト |
| ページ数: |
303ページ |
| 定価: |
3990円 |
| 出版年: |
1998年 |
| ISBNコード: |
4-907792-35-2 |
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