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◆GURPS・リングドリーム◆
出たぁーーあ!ソニックのシューティングスタープレス!!
熊野これでダウンかーーぁぁ!? 

 RPGの中でも異質中の異質。そう言っても誰も否定しないであろうこの作品。なんとこのゲームは『女子プロレス専用RPG』なのです。プレイヤーは選手を作り、それを戦わせる。もともと戦闘以外を行う必要はない舞台設定ですから、日常の描写もそこそこに試合だけを楽しもう、と言う割り切った作品です。

 さすがに専用としているだけに再現度はなかなかのもの。特に上級ルールまで使えばリアルな試合が楽しめます。分厚いルールブックのほとんどは技のデータで埋め尽くされているところも、専用だからこその割り切りと言えるでしょう。

 さてこのゲーム。プレイするには4人以上はいたほうがよいでしょう。タッグマッチ?いえいえ、違います。選手と、『観客』なのです。このゲーム、観客がいなければ成り立ちません。観客は『観客ポイント』を持ち、選手に声援を送り、また罵倒することで選手に力を与えることができます。どんなに強くとも観客の声援なくしては勝つことはできません。より『熱い』戦いをしなければならないのです。

 『敵の攻撃はよけない、食らって耐えるものだ』とか。『同じ技を繰り返さない』とか。『相手がダウンしたら挑発して起き上がるのを待つ』とか。盛り上がる戦闘をして、観客との一体感を得たときに始めて勝利が見えてきます。

 個人的意見ですが、試合を行うときは解説役として観客にひとり、『古舘(フルタチ)』を用意しておくこと。盛り上がりが違います。さぁ試合、開始!

タイトル: GURPS・リングドリーム
制作: 佐脇洋平・泥士郎と実験室
発行: 角川スニーカー
ページ数: 486ページ
定価: 800円
出版年: 1994年
ISBNコード: 4-04−488401−3