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◆ブルーローズ◆

 ムー大陸は実在する。イエティは今も生きている。超古代文明の遺産は、現在の科学力を遥かに超えており、それらはいまも見つけられる日を待っている。ローズ財団特務部隊『ブルーローズ』は、このような遺産を発見、確保し、安全に保管することを目的とする。
 以上がブルーローズの世界観です。PCは『ブルーローズ』の一員となり、世界中を駆け巡り、遺産を我が物としようとするさまざまな組織との陰謀戦を繰り広げるのです。007のようなスパイアクションものにインディジョーンズのような遺跡ロマンを加えた感じ、とでもいいましょうか。
 ブルーローズが遺産を確保するのは私欲のためではありません。むしろ、私欲のために使用しようとするもの達の手から守るため、ということになります。こんな奇麗事がいえるのも、バックに世界的大企業『ローズ財団』がついており、しかもその当主は16歳のお嬢様、というところから来るものでしょうか。
 敵組織は4つ。アメリカの軍事企業『シュープリーム』、ヨーロッパ魔術結社『銀の暁』、中華マフィア『龍三合』、ニューエイジカルト教団『セレスティアルゲート』。軍隊を動員してくるものから、中華拳法マフィア、果ては某美少女戦士のコスプレをしたムーの転生戦士まで、さまざまです。これらが世界中でオーパーツ争奪戦を繰り広げます。
 判定は単純明快は2D6方式。窮地には『ゾディアック』と呼ばれるブルーローズ幹部メンバーの力を借りることもできます。これらはより白熱した展開を作り出してくれます。
 特筆すべきはそのルールブック。190ページほどでルールは終了し、残り300ページをすべて世界の伝承・伝説・遺産の説明に費やしています。資料的価値は非常に高く、本来のこのゲームの参考のために作られたものでしょうが、これだけを読み物として楽しむことができるほどです。
 地球はこんなに神秘に満ちていたのか。世界を駆け巡る興奮がここにあります。

タイトル: ブルーローズ
制作: 朱鷺田祐介 /スザクゲームズ
発行: エンターブレイン
ページ数: 489ページ
定価: 4800円
出版年: 2002年
ISBNコード: 4-7577-0778-9