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◆メイドRPG◆

 最近メイド喫茶などが一部の地域で出来たりしています。コミックの分野でも『エマ』や『シャーリー』などが大人気です。こうしたことから、メイド系コンテンツはちょっとしたブームであるといっても過言ではないかもしれません。
 さて、今回紹介させて頂くシステムは『メイドRPG』というものです。このシステムまさに、メイドをメインテーマに据えています。まさに今に出るべくしてできたシステムであると言えるでしょう。
 PC達の立場は「ご主人様(GM)」に仕えるメイド達です。メイド達は「ご主人様」の寵愛を得ようと日々争っています。しかし、互いに足を引っ張り合っても、「ご主人様」の寵愛を得たり、メイドとしての任務を成功に導くことは難しいでしょう。そこで、いざと言うときには協力し合ったりします。このような状況をロールプレイすることが当ゲームの主要な遊び方となっております。

 メイドをメインに据えるだけあって、キャラクターメイキングの方法も特徴的です。メイド属性やメイドカラー(制服の色)など多様なチャートが用意されており、それを六面体ダイスを振ることでキャラクターが完成するのです。もちろんロールオアチョイスの形式になっています。気に入らないメイドが出来上がってしまった場合であっても、自分の納得のいくまでキャラクター作成に専念することが出来ます。

 『メイドRPG』はいわゆるノリとスタイルを重視するタイプのRPGでありますので、日常生活や戦闘における判定も簡略なものとなっております。具体的には1D6×任意の能力値を算出し、一般判定の場合は難易度と、戦闘判定の場合は敵対する相手達と参照して、値の大きい者が勝つというものです。
 このシステムをブレイクスルーする要素としては、「寵愛度」といういわゆるヒーローポイントが存在します。これは「ご主人様」から寵愛される度合いを表すものであり、「寵愛度」がゼロになったメイドは解雇されNPC化してしまうので、むやみに消費するわけにはいきません。しかしいざと言うときにこれを用いると、超人的なメイド能力を発揮することが出来ます。

 当該システムは、遊ぶ人を選ぶシステムです。最近のユーザーに迎合したシステムとは一線を画しております。存在そのものがロッケンロールであるといえるでしょう。でも、そういうゲームでたまに遊んでみることも、自分の違った一面を垣間見ることが出来たりして有意義かもしれませんよ。

タイトル: メイドRPG
制作: 神谷涼
発行: Sunset Games
ページ数: 32ページ
定価: 1680円
出版年: 2004年
ISBNコード: 4-902918-03-x
公式サイト: http://www.sunsetgames.co.jp/rpg/maidrpg/maidrpg.htm