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◆深淵◆

 「深淵」はホビージャパンより発売されたシステムです。しかしもろもろの事情により(笑)、サポートは製作元であるスザクゲームズにより行われています。
 この世界は中世ヨーロッパをモデルにした、西洋風ファンタジーです。
 「深淵」は、シナリオを映画のように演出することを目的として作られました。キャラクターたちは作成時から自らを待ち受けるであろう運命を持ち、セッション中にそれに打ち勝ち(あるいは敗れ)、受け入れ(あるいは拒絶し)ていくことで、ひとつの叙事詩を作り上げます。しかし世界観や多くのマスターの趣味から、シナリオの大半が悲劇であることが珠に傷です……。西洋ファンタジー小説に名高い「指輪物語」「エターナルチャンピオン」などをもとにした世界観だけあって、かなりダークな雰囲気が漂っています。
 システムとしては付属カードの使い方さえ覚えてしまえば後は簡単なルールです。わからないところは索引を引いて調べれば……検索性の悪さに絶望するでしょう……。どこになんのルールがあるか、まったくわかりません。しかも追加サプリメントで典型的な城の構造、さまざまな魔族信仰などが紹介されていますが、この値段が高い高い。コアなゲームほど需要が少なく、したがって値段が釣りあがっていくわけです。日本中の深淵ファン(意外と多い。意外と、だけど)はサプリメントや小説が出るたびに、泣く泣く投資しています。面白いし、これから先なくなると困るから……がんばれ、スザクゲームズ!
 とまあ欠点も多いゲームです。しかしマンガ「ベルセルク」の絶望的世界が良いとか、「原作デビルマン」いかす、などというイってる人は、機会があったら参加してはどうでしょうか?