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◆ゲイシャ・ガール・ウィズ・カタナ◆

 ゲイシャ・ガール・ウィズ・カタナ(以下GGWK)は、ホビージャパン社のムック「RPG福袋'96」に掲載された、「神秘の国日本を誤解し、怪しげな日本人のキャラを使ってTRPGをする外国人をロールプレイするゲーム」です。が、これは難しいので、まずは「神秘の国日本を舞台としたTRPG」というスタンスから入った方が分かりやすいと思います。
 Japanese Play Styleを重んじるため、ダイスを振る時は全て丼の中に投入します(つまりチンチロリンですな)。もし力を入れすぎて振ったダイスが丼から飛び出ると、その時点でファンブル(ゲーム内の用語でチョムバ)です。一度ご飯茶碗でやってみた所、あまりにチョムバが出過ぎたので、ラーメンの丼など大きめの丼でやることをお勧めします。
 気になるキャラクターのアーキタイプは、ニンジャボーイ・サムライマン・ローニンファイター・スモーレスラー・ゲイシャガール・オイランレディ・クノイチギャル。ちなみに、「オイランレディ」は「OL」と呼ばれます。切腹である「ハリカリ」を全アーキテクチャで行うことができ、これにより他のPCに「ヤマトダマシイ」を分け与えることができます。「ヤマトダマシイ」によってダイスの振り直しを行うことができます。
 また、神秘の国日本では何が起こってもおかしくないため、マスターは「オリエンタル・ファンタスティック!!」と叫ぶことにより、それが如何に不条理な事であっても無理矢理あったことにしてしまえます。これにより、マスターのシナリオ作りも実に楽なものとなり、不条理な国・日本を体験することもたやすくできるようになっています。
 この他にも戦闘時のドゲザルール・多人数戦での決まりごとなど笑わせてくれるところが多数あり、ルールを読んでいるだけでもかなり笑えるゲームです。プレイ中も笑い声が途絶えることは無いでしょう。
 近年は演技重視のTRPGが流行りで、このGGWKのように全編お笑いギャグな痛快ゲームは大変に皆無となってしまいました。実に憂慮すべき事態です。ここをお読みの皆さんも、たまにはこのようなゲームで腹の底から笑ってみませんか?

タイトル: RPG福袋'96(絶版・取り寄せ不可)
制作: 山北篤 他
発行: ホビージャパン
ページ数: 127ページ
定価: 1748円
出版年: 1996年
ISBNコード: 4-89425-113-2

注:RPG福袋'96は現在入手困難なため、著者の山北篤氏がWebページにて公開して下さっています(太っ腹!)。
このごろ堂GGWK